JPH0160429B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0160429B2 JPH0160429B2 JP12609281A JP12609281A JPH0160429B2 JP H0160429 B2 JPH0160429 B2 JP H0160429B2 JP 12609281 A JP12609281 A JP 12609281A JP 12609281 A JP12609281 A JP 12609281A JP H0160429 B2 JPH0160429 B2 JP H0160429B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic fluid
- magnetic
- magnet
- slit
- magnetic flux
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims description 123
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 33
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 241001422033 Thestylus Species 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 230000001846 repelling effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
- B41J2/065—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field involving the preliminary making of ink protuberances
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁性マルチスタイラス上に磁力によつ
て磁性流動体を隆起せしめ、隆起せしめた磁性流
動体にクーロン力を働かせて飛翔させ、記録面上
に印字を得る磁性流動体記録装置に関するもの
で、印字前の初期に、前記磁性マルチスタイラス
上に円滑に、しかも確実に磁性流動体を供給し、
印字の乱れやかすれのない画像を得ることができ
る磁性流動体記録装置を提供しようとするもので
ある。
て磁性流動体を隆起せしめ、隆起せしめた磁性流
動体にクーロン力を働かせて飛翔させ、記録面上
に印字を得る磁性流動体記録装置に関するもの
で、印字前の初期に、前記磁性マルチスタイラス
上に円滑に、しかも確実に磁性流動体を供給し、
印字の乱れやかすれのない画像を得ることができ
る磁性流動体記録装置を提供しようとするもので
ある。
第1図および第2図は従来の磁性流動体記録装
置の概略構成を示すものである。基板5上にはマ
ルチスタイラス1が取付けられており、マルチス
タイラス1上にはマルチスタイラス1を磁化する
ための隆起用磁石2が接着されている。隆起用磁
石2に対向して、スリツト磁石3が取付られてお
り、スリツト状の磁性流動体保持部Aを形成して
いる。隆起用磁石2およびスリツト磁石3の下方
には磁性流動体保持容器4が取付けられており、
磁性流動体保持部Aおよびドレイン10以外の部
分は密封されている。保持容器4はドレイン10
と連結したパイプ11によつてポンプ12を介し
て磁性流動体タンク13と連結されている。ポン
プ12によつて磁性流動体を押し上げて保持容器
4を満たし、さらには隆起用磁石2に磁性流動体
6を付着させた所でポンプを停止する。隆起用磁
石2とスリツト磁石3は同極を対向させて配置さ
れ、さらには対向面に磁性金属より成るシールド
板2′,3′をそれぞれ取付けてあるため、磁性流
動体保持部A近傍には磁力線が集中しており、磁
性流動体が強力に付着し磁性流動体保持部Aを密
封している。従つてポンプを停止しても、保持容
器4内に空気が流入することなくこの状態が維持
され、マルチスタイラス1の先端から磁性流動体
タンク13内の磁性流動体液面までの落差Hに応
じた隆起7を形成することができる。マルチスタ
イラス1と制御電極8との間に電圧印加手段14
によつて電圧を印加すると、隆起7の先端近傍に
クーロン力が働き、磁性流動体6は記録体9に向
かつて飛翔し、記録体9上に印字が得られるわけ
である。ところが、このような構成では印字前の
初期にポンプ12によつて磁性流動体を押し上げ
て隆起用磁石2に磁性流動体を付着させる時に、
スリツト状の磁性流動体保持部Aの下側の保持容
器4の内部の隆起用磁石2とスリツト磁石3とに
はさまれる箇所に気泡をはらんでしまい、ドレイ
ン10から、磁性流動体保持部Aまでの磁性流動
体の供給が阻害されてしまうという欠点があつ
た。
置の概略構成を示すものである。基板5上にはマ
ルチスタイラス1が取付けられており、マルチス
タイラス1上にはマルチスタイラス1を磁化する
ための隆起用磁石2が接着されている。隆起用磁
石2に対向して、スリツト磁石3が取付られてお
り、スリツト状の磁性流動体保持部Aを形成して
いる。隆起用磁石2およびスリツト磁石3の下方
には磁性流動体保持容器4が取付けられており、
磁性流動体保持部Aおよびドレイン10以外の部
分は密封されている。保持容器4はドレイン10
と連結したパイプ11によつてポンプ12を介し
て磁性流動体タンク13と連結されている。ポン
プ12によつて磁性流動体を押し上げて保持容器
4を満たし、さらには隆起用磁石2に磁性流動体
6を付着させた所でポンプを停止する。隆起用磁
石2とスリツト磁石3は同極を対向させて配置さ
れ、さらには対向面に磁性金属より成るシールド
板2′,3′をそれぞれ取付けてあるため、磁性流
動体保持部A近傍には磁力線が集中しており、磁
性流動体が強力に付着し磁性流動体保持部Aを密
封している。従つてポンプを停止しても、保持容
器4内に空気が流入することなくこの状態が維持
され、マルチスタイラス1の先端から磁性流動体
タンク13内の磁性流動体液面までの落差Hに応
じた隆起7を形成することができる。マルチスタ
イラス1と制御電極8との間に電圧印加手段14
によつて電圧を印加すると、隆起7の先端近傍に
クーロン力が働き、磁性流動体6は記録体9に向
かつて飛翔し、記録体9上に印字が得られるわけ
である。ところが、このような構成では印字前の
初期にポンプ12によつて磁性流動体を押し上げ
て隆起用磁石2に磁性流動体を付着させる時に、
スリツト状の磁性流動体保持部Aの下側の保持容
器4の内部の隆起用磁石2とスリツト磁石3とに
はさまれる箇所に気泡をはらんでしまい、ドレイ
ン10から、磁性流動体保持部Aまでの磁性流動
体の供給が阻害されてしまうという欠点があつ
た。
この欠点について、以下に図面を用いて説明す
る。ポンプ12によつて磁性流動体タンク内の磁
性流動体を押し上げると、磁性流動体はパイプ1
1を通り、第3図aに示されるごとく先ず最初に
磁性流動体保持容器4の底部より磁性流動体が満
たされてくる。第3図bに示されるように保持容
器4内の磁性流動体の液位がある程度まで上昇す
ると、隆起用磁石2やスリツト磁石3の磁力によ
つて磁性流動体が吸い上げられる。前述したごと
く、磁性流動体保持部Aの近傍は非常に磁力が強
いため、隆起用磁石2およびスリツト磁石3の磁
力によつて吸い上げられた磁性流動体は即座に磁
性流動体保持部Aに付着し、磁性流動体保持部A
を密封してしまうようになり、保持容器4内に図
に示されるような気泡Bがたまる。保持容器4内
の磁性流動体の液位がさらに上昇すると、最初の
うちは磁性流動体保持部Aの磁性流動体付着量も
少なく、密封力も弱いため、気泡Bが磁性流動体
保持部Aより少しづつぬけながら磁性流動体が保
持容器4内に満たされて行くが、ある程度保持容
器4内に磁性流動体が満たされてしまうと、第3
図cに示されるように磁性流動体保持部Aの磁性
流動体付着量が増大し、密封力も強くなり、ポン
プによつて圧力を加え、保持容器4内に強制的に
磁性流動体を供給しても、気泡Bは全く抜けなく
なつてしまう。
る。ポンプ12によつて磁性流動体タンク内の磁
性流動体を押し上げると、磁性流動体はパイプ1
1を通り、第3図aに示されるごとく先ず最初に
磁性流動体保持容器4の底部より磁性流動体が満
たされてくる。第3図bに示されるように保持容
器4内の磁性流動体の液位がある程度まで上昇す
ると、隆起用磁石2やスリツト磁石3の磁力によ
つて磁性流動体が吸い上げられる。前述したごと
く、磁性流動体保持部Aの近傍は非常に磁力が強
いため、隆起用磁石2およびスリツト磁石3の磁
力によつて吸い上げられた磁性流動体は即座に磁
性流動体保持部Aに付着し、磁性流動体保持部A
を密封してしまうようになり、保持容器4内に図
に示されるような気泡Bがたまる。保持容器4内
の磁性流動体の液位がさらに上昇すると、最初の
うちは磁性流動体保持部Aの磁性流動体付着量も
少なく、密封力も弱いため、気泡Bが磁性流動体
保持部Aより少しづつぬけながら磁性流動体が保
持容器4内に満たされて行くが、ある程度保持容
器4内に磁性流動体が満たされてしまうと、第3
図cに示されるように磁性流動体保持部Aの磁性
流動体付着量が増大し、密封力も強くなり、ポン
プによつて圧力を加え、保持容器4内に強制的に
磁性流動体を供給しても、気泡Bは全く抜けなく
なつてしまう。
さらに磁性流動体を強制的に供給すると、磁性
流動体は、隆起用磁石2と、スリツト磁石3の壁
面を伝わつて流れ、さらには、隆起用磁石2を伝
わつて、マルチスタイラス1上に磁性流動体が供
給され、第3図dに示されるように気泡Bを完全
に抜くことはできない。この様に、磁性流動体保
持部Aの内側の隆起用磁石2とスリツト磁石3に
はさまれた部分に気泡がたまつた状態で、ポンプ
12を停止し、高さHに応じた所定の隆起7を形
成し印字を行なうと、磁性流動体保持部Aの内側
では気泡の分だけ磁性流動体の流路が狭いため、
隆起7の先端からの磁性流動体の消費に対して、
ドレイン10から磁性流動体保持部Aまでの磁性
流動体の供給が追いつかなくなり、印字の乱れや
かすれを生じてしまう。
流動体は、隆起用磁石2と、スリツト磁石3の壁
面を伝わつて流れ、さらには、隆起用磁石2を伝
わつて、マルチスタイラス1上に磁性流動体が供
給され、第3図dに示されるように気泡Bを完全
に抜くことはできない。この様に、磁性流動体保
持部Aの内側の隆起用磁石2とスリツト磁石3に
はさまれた部分に気泡がたまつた状態で、ポンプ
12を停止し、高さHに応じた所定の隆起7を形
成し印字を行なうと、磁性流動体保持部Aの内側
では気泡の分だけ磁性流動体の流路が狭いため、
隆起7の先端からの磁性流動体の消費に対して、
ドレイン10から磁性流動体保持部Aまでの磁性
流動体の供給が追いつかなくなり、印字の乱れや
かすれを生じてしまう。
以上説明してきたごとく、従来の構成では磁性
流動体保持部Aの内側に気泡がたまりやすく、ま
たこの気泡を完全に抜くことができず、この気泡
によつて磁性流動体のドレイン10から磁性流動
体保持部Aまでの供給、さらには隆起用磁石2か
らマルチスタイラス1上への円滑な供給が行なえ
ず、印字の乱れやかすれを生じてしまうという大
きな欠点があつた。
流動体保持部Aの内側に気泡がたまりやすく、ま
たこの気泡を完全に抜くことができず、この気泡
によつて磁性流動体のドレイン10から磁性流動
体保持部Aまでの供給、さらには隆起用磁石2か
らマルチスタイラス1上への円滑な供給が行なえ
ず、印字の乱れやかすれを生じてしまうという大
きな欠点があつた。
一般に磁性流動体は、磁束密度の大きい場所お
よび磁束密度の変化率の大きい所へ、より多量に
付着しようとする。第4図aは磁束密度の距離に
対する変化率を一定にした場合の磁性流動体付着
量と磁束密度Hの関係を示したものである。また
第4図bは磁束密度を一定にした場合の磁性流動
体付着量と磁束密度の距離に対する変化率dH/
Dxの関係を示したグラフである。第4図に示さ
れるごとく、磁性流動体は磁束密度の大きい所
と、磁束密度の距離に対する変化率の大きい所に
より多量に付着するわけである。第5図は一般的
な磁力の磁力線分布と磁性流動体の付着の仕方を
示したものである。第5図aとbは、1個の磁石
20の磁力線分布と磁性流動体の付着状態を、第
5図cとdは1個の磁石20にもう1つの他の磁
石21を反撥する方向に同磁性どうしを対向させ
て密着させた場合の磁力線の分布状態と、磁性流
動体の付着状態を示したものである。第5図a,
bに示されるように、1個の磁石20だけの場合
には、磁石1のエツジ部E,F,G,Hに磁力線
が集中しているため、エツジ部E,F,G,Hに
は、磁性流動体が多量に付着する。ところが、第
5図c,dに示されるように磁石20に磁石21
を反撥する方向に同磁極どうしを密着させた場
合、密着させた側のエツジ部F,Hにはより磁力
線が集中し、磁束密度及び磁束密度の距離に対す
る変化率がより大きくなり、磁性流動体も磁石2
0単独の場合に比べより多量に付着するが、磁石
21を密着させた側と反対側のエツジ部E,Gで
は、磁力線の集中が少なくなり、磁束密度及び磁
束密度の距離に対する変化率がより小さくなり、
磁石20単独の場合に比べて、磁性流動体はほと
んど付着しなくなつてしまう。
よび磁束密度の変化率の大きい所へ、より多量に
付着しようとする。第4図aは磁束密度の距離に
対する変化率を一定にした場合の磁性流動体付着
量と磁束密度Hの関係を示したものである。また
第4図bは磁束密度を一定にした場合の磁性流動
体付着量と磁束密度の距離に対する変化率dH/
Dxの関係を示したグラフである。第4図に示さ
れるごとく、磁性流動体は磁束密度の大きい所
と、磁束密度の距離に対する変化率の大きい所に
より多量に付着するわけである。第5図は一般的
な磁力の磁力線分布と磁性流動体の付着の仕方を
示したものである。第5図aとbは、1個の磁石
20の磁力線分布と磁性流動体の付着状態を、第
5図cとdは1個の磁石20にもう1つの他の磁
石21を反撥する方向に同磁性どうしを対向させ
て密着させた場合の磁力線の分布状態と、磁性流
動体の付着状態を示したものである。第5図a,
bに示されるように、1個の磁石20だけの場合
には、磁石1のエツジ部E,F,G,Hに磁力線
が集中しているため、エツジ部E,F,G,Hに
は、磁性流動体が多量に付着する。ところが、第
5図c,dに示されるように磁石20に磁石21
を反撥する方向に同磁極どうしを密着させた場
合、密着させた側のエツジ部F,Hにはより磁力
線が集中し、磁束密度及び磁束密度の距離に対す
る変化率がより大きくなり、磁性流動体も磁石2
0単独の場合に比べより多量に付着するが、磁石
21を密着させた側と反対側のエツジ部E,Gで
は、磁力線の集中が少なくなり、磁束密度及び磁
束密度の距離に対する変化率がより小さくなり、
磁石20単独の場合に比べて、磁性流動体はほと
んど付着しなくなつてしまう。
本発明はこの点に着目してなされたもので、以
下その一実施例を説明する。
下その一実施例を説明する。
第6図は本発明の第一の実施例の概略構成を、
第7図a,bは本発明の第一の実施例の動作原理
をそれぞれ示す。
第7図a,bは本発明の第一の実施例の動作原理
をそれぞれ示す。
図において、基台5上にはマルチスタイラス1
が取付けられており、マルチスタイラス1上には
マルチスタイラス1を磁化するための隆起用磁石
2が接着されている。隆起用磁石2の下方には磁
性流動体保持容器4が取付けられており、一方隆
起用磁石2と対向するようにスリツト磁石3が取
付けられており、スリツト状の磁性流動体保持部
Aを形成している。隆起用磁石2とスリツト磁石
3は同磁極どうしが対向するようになつており、
それぞれの対向面には従来と同様に磁性金属から
成るシールド板が取付けられている。磁性流動体
保持部Aおよびドレイン10以外の部分は密封さ
れており、保持容器4はドレイン10と連結した
パイプ11によつてポンプ13を介して磁性流動
体タンク13に連結されている。隆起用磁石近傍
には磁性流動体検出センサ15が取付けられてお
り、スリツト磁石3には、ガイド板16が取付け
られている。ガイド板16に沿つて外部磁石19
がスリツト磁石3に対向して離接自在に設けられ
ており、ガイド板19の後方に取付けられたプラ
ンジヤー17のシヤフト17′と連結されている。
また外部磁石19はスリツト磁石3に対して同磁
極(この場合にはN極)が対向するように配置さ
れている。磁性流動体検出センサ15の検出信号
に応じてプランジヤー駆動回路18が作動し、プ
ランジヤー17が駆動するように構成されてい
る。
が取付けられており、マルチスタイラス1上には
マルチスタイラス1を磁化するための隆起用磁石
2が接着されている。隆起用磁石2の下方には磁
性流動体保持容器4が取付けられており、一方隆
起用磁石2と対向するようにスリツト磁石3が取
付けられており、スリツト状の磁性流動体保持部
Aを形成している。隆起用磁石2とスリツト磁石
3は同磁極どうしが対向するようになつており、
それぞれの対向面には従来と同様に磁性金属から
成るシールド板が取付けられている。磁性流動体
保持部Aおよびドレイン10以外の部分は密封さ
れており、保持容器4はドレイン10と連結した
パイプ11によつてポンプ13を介して磁性流動
体タンク13に連結されている。隆起用磁石近傍
には磁性流動体検出センサ15が取付けられてお
り、スリツト磁石3には、ガイド板16が取付け
られている。ガイド板16に沿つて外部磁石19
がスリツト磁石3に対向して離接自在に設けられ
ており、ガイド板19の後方に取付けられたプラ
ンジヤー17のシヤフト17′と連結されている。
また外部磁石19はスリツト磁石3に対して同磁
極(この場合にはN極)が対向するように配置さ
れている。磁性流動体検出センサ15の検出信号
に応じてプランジヤー駆動回路18が作動し、プ
ランジヤー17が駆動するように構成されてい
る。
以下この装置の動作について説明する。
当初、隆起用磁石2に磁性流動体を付着させ、
マルチスタイラス1上に所定の隆起7を形成する
前には、第7図aに示されるようにスリツト磁石
3に外部磁石が同磁極どうしが反撥する方向に密
着しており、第5図において説明したごとく、ス
リツト磁石3のエツジ部Bの磁束密度及び磁束密
度の距離に対する変化率が非常に小さくなつてい
る。従つて、磁性流動体保持部Aにおいても、磁
束密度及び磁束密度の距離に対する変化率が非常
に小さくなつてしまつている。磁性流動体タンク
13内の磁性流をポンプ12によつて押し上げる
と、パイプ11を通り、保持容器4の底部より磁
性流動体が満たされてくる。第7図bに示される
ように保持容器4内の磁性流動体の液位がある程
度上昇し、磁起用磁石2やスリツト磁石3の磁力
によつてある程度磁性流動体が吸上げられるよう
になつても、前述したように、磁性流動体保持部
Aの磁束密度及び磁束密度の距離に対する変化率
は非常に小さく、従つて第5図においても説明し
たごとく、磁性流動体保持部Aには磁性流動体は
ほとんど付着せず、磁性流動体保持部Aは密封さ
れない。従つて保持容器4内の磁性流動体の液位
をさらに上昇させても隆起用磁石2とスリツト磁
石3の間に気泡をはらむことなく、第7図cに示
されるように磁性流動体保持部Aが完全に磁性流
動体で満たされる。磁性流動体センサ15によつ
て磁性流動体が磁性流動体保持部Aに充分付着し
ていることが検知されるとプランジヤー駆動回路
18によつてプランジヤー17が駆動されプラン
ジヤー17のシヤフト17′は矢印Cの方向に移
動し、外部磁石19はスリツト磁石3から離れス
リツト磁石19のエツジ部Bには磁力線が集中す
るようになり、従つて磁性流動体保持部Aにも磁
力線が集中するようになり磁束密度および磁束密
度の距離に対する変化率が大きくなる。このよう
な状態になると磁性流動体保持部Aには強力に磁
性流動体が付着するようになりポンプ12を停止
しても磁性流動体保持部Aは密封されており、保
持容器4内に空気が流入することなくこの状態が
継持され、第6図に示されるごとくマルチスタイ
ラス1の先端から磁性流動体タンク13内の磁性
流動体液面までの落差Hに応じた隆起7を形成す
ることができる。第8図は本発明の第2の実施例
を示すものである。この実施例では外部磁石19
の代りに電磁石19′がスリツト磁石に密着して
取付けられており、磁性流動体センサ15によつ
て磁性流動体が検出されていない時には電磁石駆
動回路18′によつて電磁石19′がスリツト磁石
と反撥する方向にスリツト磁石に密着している側
がスリツト磁石の密着面の磁極と同磁極になるよ
うに磁化されるようになつている。磁性流動体セ
ンサによつて磁性流動体が検出されると電磁石駆
動回路18′は停止し電磁石19′は磁力を失なう
ようになるため、第1の実施例と全く同様の動作
をし、全く同様の効果を得ることができる。
マルチスタイラス1上に所定の隆起7を形成する
前には、第7図aに示されるようにスリツト磁石
3に外部磁石が同磁極どうしが反撥する方向に密
着しており、第5図において説明したごとく、ス
リツト磁石3のエツジ部Bの磁束密度及び磁束密
度の距離に対する変化率が非常に小さくなつてい
る。従つて、磁性流動体保持部Aにおいても、磁
束密度及び磁束密度の距離に対する変化率が非常
に小さくなつてしまつている。磁性流動体タンク
13内の磁性流をポンプ12によつて押し上げる
と、パイプ11を通り、保持容器4の底部より磁
性流動体が満たされてくる。第7図bに示される
ように保持容器4内の磁性流動体の液位がある程
度上昇し、磁起用磁石2やスリツト磁石3の磁力
によつてある程度磁性流動体が吸上げられるよう
になつても、前述したように、磁性流動体保持部
Aの磁束密度及び磁束密度の距離に対する変化率
は非常に小さく、従つて第5図においても説明し
たごとく、磁性流動体保持部Aには磁性流動体は
ほとんど付着せず、磁性流動体保持部Aは密封さ
れない。従つて保持容器4内の磁性流動体の液位
をさらに上昇させても隆起用磁石2とスリツト磁
石3の間に気泡をはらむことなく、第7図cに示
されるように磁性流動体保持部Aが完全に磁性流
動体で満たされる。磁性流動体センサ15によつ
て磁性流動体が磁性流動体保持部Aに充分付着し
ていることが検知されるとプランジヤー駆動回路
18によつてプランジヤー17が駆動されプラン
ジヤー17のシヤフト17′は矢印Cの方向に移
動し、外部磁石19はスリツト磁石3から離れス
リツト磁石19のエツジ部Bには磁力線が集中す
るようになり、従つて磁性流動体保持部Aにも磁
力線が集中するようになり磁束密度および磁束密
度の距離に対する変化率が大きくなる。このよう
な状態になると磁性流動体保持部Aには強力に磁
性流動体が付着するようになりポンプ12を停止
しても磁性流動体保持部Aは密封されており、保
持容器4内に空気が流入することなくこの状態が
継持され、第6図に示されるごとくマルチスタイ
ラス1の先端から磁性流動体タンク13内の磁性
流動体液面までの落差Hに応じた隆起7を形成す
ることができる。第8図は本発明の第2の実施例
を示すものである。この実施例では外部磁石19
の代りに電磁石19′がスリツト磁石に密着して
取付けられており、磁性流動体センサ15によつ
て磁性流動体が検出されていない時には電磁石駆
動回路18′によつて電磁石19′がスリツト磁石
と反撥する方向にスリツト磁石に密着している側
がスリツト磁石の密着面の磁極と同磁極になるよ
うに磁化されるようになつている。磁性流動体セ
ンサによつて磁性流動体が検出されると電磁石駆
動回路18′は停止し電磁石19′は磁力を失なう
ようになるため、第1の実施例と全く同様の動作
をし、全く同様の効果を得ることができる。
なお磁性流動体検出センサとしては、たとえば
第9図に示されるような、電流検出型のセンサを
用いることができる。以下に、その具体的な実施
例を示す。2本の電極22は所定の間隔をおいて
対向させており、2本の電極22間には抵抗Rを
介して電源23によつて電圧が印加されている。
第6図aに示されるように磁性流動体が電極18
に付着していない時には、電極22間の抵抗は無
限大であり、抵抗R両端の電圧Vsは0Vである。
ところが第9図bに示されるように磁性流動体6
が電極22の先端に付着し、電極22間を橋絡す
るようになると、磁性流動体は106〜1010Ωcm程度
の導電性を有するため、抵抗Rの両端には電源2
3の電圧と、電極22間に付着した磁性流動体の
抵抗及び抵抗Rに応じた電圧Vsが生じるように
なる。この抵抗Rの両端の電圧Vsを磁性流動体
の検出信号として用いることができるわけであ
る。
第9図に示されるような、電流検出型のセンサを
用いることができる。以下に、その具体的な実施
例を示す。2本の電極22は所定の間隔をおいて
対向させており、2本の電極22間には抵抗Rを
介して電源23によつて電圧が印加されている。
第6図aに示されるように磁性流動体が電極18
に付着していない時には、電極22間の抵抗は無
限大であり、抵抗R両端の電圧Vsは0Vである。
ところが第9図bに示されるように磁性流動体6
が電極22の先端に付着し、電極22間を橋絡す
るようになると、磁性流動体は106〜1010Ωcm程度
の導電性を有するため、抵抗Rの両端には電源2
3の電圧と、電極22間に付着した磁性流動体の
抵抗及び抵抗Rに応じた電圧Vsが生じるように
なる。この抵抗Rの両端の電圧Vsを磁性流動体
の検出信号として用いることができるわけであ
る。
以上説明してきたごとく本発明によれば磁性流
動体保持容器内に気泡をはらむことなく磁性流動
体保持部に磁性流動体を付着させることができ、
従つてポンプを停止してマルチスタイラス先端か
ら磁性流動体タンク内の磁性流動体液面までの落
差に応じた隆起を形成し印字を行なつた場合、ド
レインから磁性流動体保持部までの供給が阻害さ
れることがなく、品質の高い印字を安定して得る
ことができる。
動体保持容器内に気泡をはらむことなく磁性流動
体保持部に磁性流動体を付着させることができ、
従つてポンプを停止してマルチスタイラス先端か
ら磁性流動体タンク内の磁性流動体液面までの落
差に応じた隆起を形成し印字を行なつた場合、ド
レインから磁性流動体保持部までの供給が阻害さ
れることがなく、品質の高い印字を安定して得る
ことができる。
第1図は従来の磁性流動体記録装置を示す側面
図、第2図は同要部正面図、第3図a〜dは同動
作説明図、第4図a,bはそれぞれ磁性流動体付
着量と磁束密度および磁束密度変化率の関係を示
す図、第5図a,b,c,dは本発明の原理説明
図、第6図は本発明の一実施例における磁性流動
体記録装置の側面図、第7図a〜dは同動作説明
図、第8図は本発明の他の実施例の側面図、第9
図a,bは磁性流動体センサの動作説明図であ
る。 1……マルチスタイラス、2……隆起用磁石、
2′……隆起用磁石シールド板、3……スリツト
磁石、3′……スリツト磁石シールド板、4……
磁性流動体保持容器、5……基台、6……磁性流
動体、7……隆起、8……制御電極、9……記録
体、10……ドレイン、11……パイプ、12…
…ポンプ、13……磁性流動体タンク、14……
電圧印加手段、15……磁性流動体センサ、16
……ガイド板、17……プランジヤー、18……
プランジヤー駆動回路、18′……電磁石駆動回
路、19……外部磁石、19′……電磁石、20,
21……磁石。
図、第2図は同要部正面図、第3図a〜dは同動
作説明図、第4図a,bはそれぞれ磁性流動体付
着量と磁束密度および磁束密度変化率の関係を示
す図、第5図a,b,c,dは本発明の原理説明
図、第6図は本発明の一実施例における磁性流動
体記録装置の側面図、第7図a〜dは同動作説明
図、第8図は本発明の他の実施例の側面図、第9
図a,bは磁性流動体センサの動作説明図であ
る。 1……マルチスタイラス、2……隆起用磁石、
2′……隆起用磁石シールド板、3……スリツト
磁石、3′……スリツト磁石シールド板、4……
磁性流動体保持容器、5……基台、6……磁性流
動体、7……隆起、8……制御電極、9……記録
体、10……ドレイン、11……パイプ、12…
…ポンプ、13……磁性流動体タンク、14……
電圧印加手段、15……磁性流動体センサ、16
……ガイド板、17……プランジヤー、18……
プランジヤー駆動回路、18′……電磁石駆動回
路、19……外部磁石、19′……電磁石、20,
21……磁石。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録面に対向して設けた磁性マルチスタイラ
ス記録電極と、前記記録電極上の先端先傍に当接
させて設けられ、前記記録電極上に磁性流動体を
隆起させる隆起用磁石と、前記隆起用磁石との間
にスリツト状の磁性流動体保持部を形成するよう
に、前記隆起用磁石に対向させて設けた磁性体よ
り成るスリツト構成部材を有するヘツド部を備え
るとともに、前記ヘツド部の下方に設けた磁性流
動体貯蔵部と、前記スリツト状の磁性流動体保持
部と前記磁性流動体貯蔵部とを連結する管路と、
前記磁性流動体貯蔵部内の磁性流動体を前記管路
を通して前記スリツト状の磁性流動体保持部まで
供給する供給手段とを有し、前記ヘツド部の近傍
に前記スリツト状の磁性流動体保持部の磁束密度
又は磁束密度の距離に対する変化率の少くともい
ずれかを減少させる磁束分布変化手段を設け、少
なくとも前記スリツト状の磁性流動体保持部に磁
性流動体が付着していない場合に前記磁束分布変
化手段を駆動して、前記スリツト状の磁性流動体
保持部の磁束密度又は磁束密度の距離に対する変
化率の少くともいずれかを減少させるように構成
したことを特徴とした磁性流動体記録装置。 2 特許請求の範囲第1項において、ヘツド部の
近傍に設けた磁束分布変化手段を、前記ヘツド部
に離接自在に設けた外部磁石と前記外部磁石を前
記ヘツド部から離接する外部磁石離接手段とによ
つて構成したことを特徴とする磁性流動体記録装
置。 3 特許請求の範囲第1項において、ヘツド部の
近傍に設けた磁束分布変化手段が電磁石であるこ
とを特徴とする磁性流動体記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12609281A JPS5828384A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 磁性流動体記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12609281A JPS5828384A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 磁性流動体記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5828384A JPS5828384A (ja) | 1983-02-19 |
JPH0160429B2 true JPH0160429B2 (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=14926401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12609281A Granted JPS5828384A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 磁性流動体記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828384A (ja) |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP12609281A patent/JPS5828384A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5828384A (ja) | 1983-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63246255A (ja) | インク飛翔型プリンタ | |
JPH0160429B2 (ja) | ||
JPH0160430B2 (ja) | ||
JPS6033676B2 (ja) | 磁性流体記録装置 | |
JPS6334931Y2 (ja) | ||
JPS6321621B2 (ja) | ||
JPS6337710B2 (ja) | ||
JPS58208071A (ja) | 磁性インク記録装置 | |
JPS6331391B2 (ja) | ||
JPS6216824B2 (ja) | ||
JPH0337510B2 (ja) | ||
JPS6358703B2 (ja) | ||
JPS6217544B2 (ja) | ||
JPS58187377A (ja) | 磁性インク記録装置 | |
JPS6054875B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPS5898258A (ja) | 磁性インク記録装置のインク供給装置 | |
JPS6249877B2 (ja) | ||
JPH0126342B2 (ja) | ||
JPS59209153A (ja) | 磁性流動体記録装置 | |
JPS6056120B2 (ja) | 磁性流動体記録装置 | |
JPS6033675B2 (ja) | 磁性流動体記録装置 | |
JPS59159355A (ja) | 磁性インク記録装置 | |
JPS6249876B2 (ja) | ||
JPS6315151B2 (ja) | ||
JPS59159352A (ja) | 磁性インク記録装置 |