JPH0337510B2 - - Google Patents
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- JPH0337510B2 JPH0337510B2 JP9711181A JP9711181A JPH0337510B2 JP H0337510 B2 JPH0337510 B2 JP H0337510B2 JP 9711181 A JP9711181 A JP 9711181A JP 9711181 A JP9711181 A JP 9711181A JP H0337510 B2 JPH0337510 B2 JP H0337510B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
- B41J2/065—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field involving the preliminary making of ink protuberances
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、磁性マルチスタイラス上に磁力によ
つて磁性流動体を隆起せしめ、前記隆起せしめた
磁性流動体にクーロン力を働かせて飛翔させ、記
録面上に印字を得る磁性流動体記録装置に関する
もので、常に印字品質の安定した記録画像が得ら
れる磁性流動体記録装置を提供しようとするもの
である。
つて磁性流動体を隆起せしめ、前記隆起せしめた
磁性流動体にクーロン力を働かせて飛翔させ、記
録面上に印字を得る磁性流動体記録装置に関する
もので、常に印字品質の安定した記録画像が得ら
れる磁性流動体記録装置を提供しようとするもの
である。
従来の磁性流動体記録装置は第1図に示すよう
に構成されていた。すなわち、基板5上にはマル
チスタイラス1が取付けられており、マルチスタ
イラス1上には、マルチスタイラス1を磁化する
ために隆起用磁石2が接着して取付けられてい
る。隆起用磁石2には供給用磁石4が取り付けら
れており、磁性流動体タンク10から磁性流動体
3が吸い上げられ、隆起用磁石2及びマルチスタ
イラス1上に磁性流動体3が供給され、マルチス
タイラス1上には第2図に示されるような形状の
磁性流動体3の隆起6が形成される。マルチスタ
イラス1と制御電極8との間に電圧印加手段9に
よつて電圧を印加すると、隆起6の先端にクーロ
ン力が働き、磁性流動体3は記録体7に向かつて
飛翔し、記録体7上に印字が得られるわけであ
る。ところが磁性流動体3には、第3図に示すよ
うに、磁石上に長時間付着していると、磁性粒子
が磁力の働きによつて磁石の方に吸引、濃縮さ
れ、磁石の表面近傍部に磁性粒子の高濃度層Mが
形成されるという性質がある。この磁性粒子の高
濃度層Mは、言うまでもなく、正常な磁性流動体
3に比べて高磁化率、高粘度である。第1図に示
したように、供給用磁石4を磁性流動体タンク1
0内に垂直方向に立て、磁力と動力のバランスに
よつて磁性流動体3を吸い上げて隆起用磁石2及
びマルチスタイラス1上に供給した場合にも、長
時間の間に供給用磁石4及び隆起用磁石2上に、
第4図aに示されるごとく、磁性粒子の高濃度層
Mが形成される。この高濃度層Mは前述したごと
く磁化率が高く、従つて磁力を受ける割合も大き
いため、正常な磁性流動体3に比べて、重力に抗
してより上へ上昇して付着しようとし、矢印Aの
方向へ向かつて徐々に上昇する。一方、磁性粒子
の高濃度層Mの外側の磁性流動体3は正常な磁性
流動体3に比べて、高濃度層Mを形成した分だけ
磁性粒子濃度が低く、従つて磁化率も低いため、
磁力を受ける割合も小さく、重力に抗しきれずに
徐々に矢印Bの方向に向かつて下降する。このよ
うな変化は供給用磁石4の全長にわたつて際限な
く生じ、ついには、第5図に示されるごとくマル
チスタイラス1上、隆起用磁石2上及び供給用磁
石4上はすべて高濃度層Mでおおわれるようにな
つてしまう。このような状態になると、マルチス
タイラス1上に形成された隆起6の形状が所定の
形状から大きく変化してしまい、印字状態が非常
に不安定になる。また、このような磁性粒子の高
濃度層Mは、前述したごとく高粘度であり、従つ
て記録時に非常に飛翔しにくく、又、磁性流動体
3の供給用磁石4から隆起用磁石2及びマルチス
タイラス1上までの流動性が悪く、マルチスタイ
ラス1上までの磁性流動体3の円滑な供給ができ
なくなつてしまつていた。
に構成されていた。すなわち、基板5上にはマル
チスタイラス1が取付けられており、マルチスタ
イラス1上には、マルチスタイラス1を磁化する
ために隆起用磁石2が接着して取付けられてい
る。隆起用磁石2には供給用磁石4が取り付けら
れており、磁性流動体タンク10から磁性流動体
3が吸い上げられ、隆起用磁石2及びマルチスタ
イラス1上に磁性流動体3が供給され、マルチス
タイラス1上には第2図に示されるような形状の
磁性流動体3の隆起6が形成される。マルチスタ
イラス1と制御電極8との間に電圧印加手段9に
よつて電圧を印加すると、隆起6の先端にクーロ
ン力が働き、磁性流動体3は記録体7に向かつて
飛翔し、記録体7上に印字が得られるわけであ
る。ところが磁性流動体3には、第3図に示すよ
うに、磁石上に長時間付着していると、磁性粒子
が磁力の働きによつて磁石の方に吸引、濃縮さ
れ、磁石の表面近傍部に磁性粒子の高濃度層Mが
形成されるという性質がある。この磁性粒子の高
濃度層Mは、言うまでもなく、正常な磁性流動体
3に比べて高磁化率、高粘度である。第1図に示
したように、供給用磁石4を磁性流動体タンク1
0内に垂直方向に立て、磁力と動力のバランスに
よつて磁性流動体3を吸い上げて隆起用磁石2及
びマルチスタイラス1上に供給した場合にも、長
時間の間に供給用磁石4及び隆起用磁石2上に、
第4図aに示されるごとく、磁性粒子の高濃度層
Mが形成される。この高濃度層Mは前述したごと
く磁化率が高く、従つて磁力を受ける割合も大き
いため、正常な磁性流動体3に比べて、重力に抗
してより上へ上昇して付着しようとし、矢印Aの
方向へ向かつて徐々に上昇する。一方、磁性粒子
の高濃度層Mの外側の磁性流動体3は正常な磁性
流動体3に比べて、高濃度層Mを形成した分だけ
磁性粒子濃度が低く、従つて磁化率も低いため、
磁力を受ける割合も小さく、重力に抗しきれずに
徐々に矢印Bの方向に向かつて下降する。このよ
うな変化は供給用磁石4の全長にわたつて際限な
く生じ、ついには、第5図に示されるごとくマル
チスタイラス1上、隆起用磁石2上及び供給用磁
石4上はすべて高濃度層Mでおおわれるようにな
つてしまう。このような状態になると、マルチス
タイラス1上に形成された隆起6の形状が所定の
形状から大きく変化してしまい、印字状態が非常
に不安定になる。また、このような磁性粒子の高
濃度層Mは、前述したごとく高粘度であり、従つ
て記録時に非常に飛翔しにくく、又、磁性流動体
3の供給用磁石4から隆起用磁石2及びマルチス
タイラス1上までの流動性が悪く、マルチスタイ
ラス1上までの磁性流動体3の円滑な供給ができ
なくなつてしまつていた。
このような欠点を解決する手段として、第4図
bに示されるように、隆起用磁石2の近傍に電極
pを配置し、マルチスタイラス1と電極pとの間
に電圧を印加し、高濃度層Mを電気的に拡散させ
る方法がある。ところが、前述したごとく、高濃
度層Mは、隆起用磁石2の近傍から供給用磁石4
の全長に渡つて発生し、第4図bに示されるよう
に、マルチスタイラス1と電極pとの間に電圧を
印加しても、高濃度層Mが拡散されるのは電極p
の近傍のごく一部であり、隆起用磁石2から供給
用磁石4の全長に渡つて高濃度層Mを拡散させる
ことは事実上不可能であつた。
bに示されるように、隆起用磁石2の近傍に電極
pを配置し、マルチスタイラス1と電極pとの間
に電圧を印加し、高濃度層Mを電気的に拡散させ
る方法がある。ところが、前述したごとく、高濃
度層Mは、隆起用磁石2の近傍から供給用磁石4
の全長に渡つて発生し、第4図bに示されるよう
に、マルチスタイラス1と電極pとの間に電圧を
印加しても、高濃度層Mが拡散されるのは電極p
の近傍のごく一部であり、隆起用磁石2から供給
用磁石4の全長に渡つて高濃度層Mを拡散させる
ことは事実上不可能であつた。
本発明はかかる欠点を除去するものであり、磁
性流動体に含まれる磁性粉が磁力の働きによつ
て、沈降及び濃縮することがあつても、常に印字
品質の安定した記録画像が得られる磁性流動体記
録装置を提供しようとするものである。
性流動体に含まれる磁性粉が磁力の働きによつ
て、沈降及び濃縮することがあつても、常に印字
品質の安定した記録画像が得られる磁性流動体記
録装置を提供しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を第6図、第7図を用
いて説明する。
いて説明する。
第6図は本発明の一実施例である。磁性流動体
記録装置の概略構成図、第7図は同装置のヘツド
部Cの拡大図である。基板5上にはマルチスタイ
ラス1が取り付けられており、マルチスタイラス
1上には、マルチスタイラス1を磁化するための
隆起用磁石2が接着されている。隆起用磁石2に
対向してスリツト磁石13が取り付けられてお
り、スリツト状の磁性流動体保持部14を形成し
ている。隆起用磁石2及びスリツト磁石13の下
方には磁性流動体を保持する保持容器15が取り
付けられており、磁性流動体保持部14及びドレ
ーン16以外の部分は密封されている。保持容器
15はドレーン16と連結したパイプ11によつ
て、ポンプ12を介して磁性流動体タンク10と
つながつている。ポンプ12によつて磁性流動体
3を押し上げて保持容器15を満たし、さらには
隆起用磁石2に磁性流動体3を付着させた所でポ
ンプ12を停止する。隆起用磁石2とスリツト磁
石13は同極を対向させて配置し、さらには隆起
用磁石2及びスリツト磁石13の対向面に磁性金
属より成るシールド板2′,13′をそれぞれ取り
付けてあるため、磁性流動体保持部14の近傍に
は磁力線が集中しており、磁性流動体が強力に付
着している。従つて、ポンプ12を停止しても、
保持容器15内に空気が流入することなく、この
状態が維持され、マルチスタイラス1の先端から
磁性流動体タンク10内の磁性流動体3の液面ま
での落差Hに応じた隆起6を形成することができ
る。このような状態で長時間放置すると、第7図
に示されるように特に磁力の集中した磁性流動体
保持部14には磁性粒子の高濃度層Mが形成され
るが、磁性流動体液面から隆起用磁石2までの磁
性流動体3の供給に磁力を全く使用していないた
め、高濃度層Mが形成されるのは、磁性流動体保
持部14のみであり、従来のように、隆起用磁石
2及びマルチスタイラス1上に際限なく高濃度層
Mが増加していくようなことはない。磁性粒子の
高濃度層Mは、その外側の磁性流動体3に比べ、
電気抵抗がはるかに低く、従つて、第7図に示さ
れるようにマルチスタイラス1とスリツト磁石1
3のシールド板13′との間に電圧を印加すると、
電気抵抗が低い磁性粒子の高濃度層M内では容易
に電荷の移動が起こるが、電気抵抗の高い磁性流
動体3では電荷の移動がおこりにくく、従つて、
磁性粒子の高濃度層Mには電荷(第7図の場合に
は電荷)が注入される。電荷が注入された高濃
度層Mはクーロン力によつてマルチスタイラス1
に向かつて移動を始め、ついには高濃度層Mの外
側にある磁性流動体3中に均一に拡散してしま
い、最終的には、隆起用磁石2及びマルチスタイ
ラス1及び、磁性流動体保持部14の近傍の磁性
粒子濃度は均一になつてしまうわけである。マル
チスタイラス1と、シールド板13′との間の電
圧印加は必要に応じて行えば良く、また隆起用磁
石2、及びマルチスタイラス1上の磁性流動体の
磁性粒子濃度を常にほぼ均一な一定濃度にするこ
とができ、また、磁性流動体液面から隆起用磁石
2までの供給経路においても磁性流動体3の濃縮
はなく、円滑な磁性流動体3の供給が行なえ、従
つて品質の高い印字を安定して得ることができ
る。なお、第6図及び第7図においては、スリツ
ト磁石13に取り付けてある磁性金属のシールド
板13′とマルチスタイラス1との間に電圧を印
加する構成のものを説明してきたが、第8図に示
すように、隆起用磁石2に取り付けた磁性金属の
シールド板2′とマルチスタイラス1との間に電
圧を印加しても同様に効果を得ることができる。
次に、本発明の他の実施例を第9図を用いて説明
する。第9図は、スリツト磁石の代わりに磁性金
属板17を用いて、スリツト状の磁性流動体保持
部14を形成した磁性流動体記録装置のヘツド部
の概略構成図を示すものであり、第9図aに示す
ように、磁性金属板14の先端部Dには磁力線が
非常に集中し、第9図bに示すごとく、これまで
の説明と同様に磁性流動体保持部14に磁性流動
体3を強力に付着させることができ、従つて、マ
ルチスタイラス1の先端から磁性流動体3の液面
までの落差に応じた隆起6を形成することができ
る。この場合には、マルチスタイラス1と磁性金
属板17との間に電圧を印加すれば良いわけであ
る。
記録装置の概略構成図、第7図は同装置のヘツド
部Cの拡大図である。基板5上にはマルチスタイ
ラス1が取り付けられており、マルチスタイラス
1上には、マルチスタイラス1を磁化するための
隆起用磁石2が接着されている。隆起用磁石2に
対向してスリツト磁石13が取り付けられてお
り、スリツト状の磁性流動体保持部14を形成し
ている。隆起用磁石2及びスリツト磁石13の下
方には磁性流動体を保持する保持容器15が取り
付けられており、磁性流動体保持部14及びドレ
ーン16以外の部分は密封されている。保持容器
15はドレーン16と連結したパイプ11によつ
て、ポンプ12を介して磁性流動体タンク10と
つながつている。ポンプ12によつて磁性流動体
3を押し上げて保持容器15を満たし、さらには
隆起用磁石2に磁性流動体3を付着させた所でポ
ンプ12を停止する。隆起用磁石2とスリツト磁
石13は同極を対向させて配置し、さらには隆起
用磁石2及びスリツト磁石13の対向面に磁性金
属より成るシールド板2′,13′をそれぞれ取り
付けてあるため、磁性流動体保持部14の近傍に
は磁力線が集中しており、磁性流動体が強力に付
着している。従つて、ポンプ12を停止しても、
保持容器15内に空気が流入することなく、この
状態が維持され、マルチスタイラス1の先端から
磁性流動体タンク10内の磁性流動体3の液面ま
での落差Hに応じた隆起6を形成することができ
る。このような状態で長時間放置すると、第7図
に示されるように特に磁力の集中した磁性流動体
保持部14には磁性粒子の高濃度層Mが形成され
るが、磁性流動体液面から隆起用磁石2までの磁
性流動体3の供給に磁力を全く使用していないた
め、高濃度層Mが形成されるのは、磁性流動体保
持部14のみであり、従来のように、隆起用磁石
2及びマルチスタイラス1上に際限なく高濃度層
Mが増加していくようなことはない。磁性粒子の
高濃度層Mは、その外側の磁性流動体3に比べ、
電気抵抗がはるかに低く、従つて、第7図に示さ
れるようにマルチスタイラス1とスリツト磁石1
3のシールド板13′との間に電圧を印加すると、
電気抵抗が低い磁性粒子の高濃度層M内では容易
に電荷の移動が起こるが、電気抵抗の高い磁性流
動体3では電荷の移動がおこりにくく、従つて、
磁性粒子の高濃度層Mには電荷(第7図の場合に
は電荷)が注入される。電荷が注入された高濃
度層Mはクーロン力によつてマルチスタイラス1
に向かつて移動を始め、ついには高濃度層Mの外
側にある磁性流動体3中に均一に拡散してしま
い、最終的には、隆起用磁石2及びマルチスタイ
ラス1及び、磁性流動体保持部14の近傍の磁性
粒子濃度は均一になつてしまうわけである。マル
チスタイラス1と、シールド板13′との間の電
圧印加は必要に応じて行えば良く、また隆起用磁
石2、及びマルチスタイラス1上の磁性流動体の
磁性粒子濃度を常にほぼ均一な一定濃度にするこ
とができ、また、磁性流動体液面から隆起用磁石
2までの供給経路においても磁性流動体3の濃縮
はなく、円滑な磁性流動体3の供給が行なえ、従
つて品質の高い印字を安定して得ることができ
る。なお、第6図及び第7図においては、スリツ
ト磁石13に取り付けてある磁性金属のシールド
板13′とマルチスタイラス1との間に電圧を印
加する構成のものを説明してきたが、第8図に示
すように、隆起用磁石2に取り付けた磁性金属の
シールド板2′とマルチスタイラス1との間に電
圧を印加しても同様に効果を得ることができる。
次に、本発明の他の実施例を第9図を用いて説明
する。第9図は、スリツト磁石の代わりに磁性金
属板17を用いて、スリツト状の磁性流動体保持
部14を形成した磁性流動体記録装置のヘツド部
の概略構成図を示すものであり、第9図aに示す
ように、磁性金属板14の先端部Dには磁力線が
非常に集中し、第9図bに示すごとく、これまで
の説明と同様に磁性流動体保持部14に磁性流動
体3を強力に付着させることができ、従つて、マ
ルチスタイラス1の先端から磁性流動体3の液面
までの落差に応じた隆起6を形成することができ
る。この場合には、マルチスタイラス1と磁性金
属板17との間に電圧を印加すれば良いわけであ
る。
次に本発明の他の実施例を第10図を用いて説
明する。第10図は本発明の他の実施例を示すも
のである。スリツト状の磁性流動体保持部14を
中央にして、マルチスタイラス1とは反対側の磁
性流動体を保持する保持容器15内に、第2の電
極18が配置されている。その他の構成は、第6
図に示す上記実施例と全く同様である。マルチス
タイラス1と、第2の電極18との間に電圧を印
加すると、第10図に示されるように、磁性流動
体保持部14からマルチスタイラス1までの距離
に比べ、磁性流動体保持部14から第2の電極1
8までの距離が長い場合、磁性流動体保持部14
に生じた磁性粒子の高濃度層Mには電荷がチヤ
ージされる。電荷がチヤージされた高濃度層M
は、保持容器15内の第2の電極18に向かつ
て、クーロン力によつて移動を始め、ついには保
持容器15内の磁性流動体3中に均一に拡散して
しまう。本実施例の場合、前記実施例とは違い、
高濃度層Mを保持容器15内の磁性流動体3中に
拡散できることが特徴である。
明する。第10図は本発明の他の実施例を示すも
のである。スリツト状の磁性流動体保持部14を
中央にして、マルチスタイラス1とは反対側の磁
性流動体を保持する保持容器15内に、第2の電
極18が配置されている。その他の構成は、第6
図に示す上記実施例と全く同様である。マルチス
タイラス1と、第2の電極18との間に電圧を印
加すると、第10図に示されるように、磁性流動
体保持部14からマルチスタイラス1までの距離
に比べ、磁性流動体保持部14から第2の電極1
8までの距離が長い場合、磁性流動体保持部14
に生じた磁性粒子の高濃度層Mには電荷がチヤ
ージされる。電荷がチヤージされた高濃度層M
は、保持容器15内の第2の電極18に向かつ
て、クーロン力によつて移動を始め、ついには保
持容器15内の磁性流動体3中に均一に拡散して
しまう。本実施例の場合、前記実施例とは違い、
高濃度層Mを保持容器15内の磁性流動体3中に
拡散できることが特徴である。
なお、これまでの説明においては、マルチスタ
イラス1とシールド板2′又は13′、磁性金属板
17、あるいは第2の電極18との間に印加する
電圧は、すべてマルチスタイラス1側を負極とし
て説明してきたが、マルチスタイラス1側を正極
として電圧を印加しても同様の効果を得ることが
できる。
イラス1とシールド板2′又は13′、磁性金属板
17、あるいは第2の電極18との間に印加する
電圧は、すべてマルチスタイラス1側を負極とし
て説明してきたが、マルチスタイラス1側を正極
として電圧を印加しても同様の効果を得ることが
できる。
また、磁性流動体3を保持容器15内に満たす
場合、第6図においては、ポンプ12を使つて磁
性流動体3を押し上げるようにした装置を説明し
たが、磁性流動体3の液面に圧力を加えたり、
又、磁性流動体3の液位を上昇させたりすること
によつても同様に保持容器15内に磁性流動体3
を満たすことができる。
場合、第6図においては、ポンプ12を使つて磁
性流動体3を押し上げるようにした装置を説明し
たが、磁性流動体3の液面に圧力を加えたり、
又、磁性流動体3の液位を上昇させたりすること
によつても同様に保持容器15内に磁性流動体3
を満たすことができる。
以上のように本発明によれば、磁性流動体に含
まれる磁性粒子が磁力により沈降及び濃縮するこ
とがあつても、常に印字品質の安定した記録画像
を得ることができる磁性流動体記録装置を提供す
ることができる。
まれる磁性粒子が磁力により沈降及び濃縮するこ
とがあつても、常に印字品質の安定した記録画像
を得ることができる磁性流動体記録装置を提供す
ることができる。
第1図は従来の磁性流動体記録装置の概略構成
図、第2図は同装置の部分拡大図、第3図、第4
図、第5図は同装置における磁性流動体の濃縮が
進行する様子を示す動作説明図、第6図は本発明
の一実施例である磁性流動体記録装置の概略構成
図、第7図は同装置のヘツド部の拡大図、第8
図、第9図、第10図は本発明の他の実施例であ
る磁性流動体記録装置のヘツド部の拡大図であ
る。 1……マルチスタイラス、2……隆起用磁石、
2′……隆起用磁石シールド板、3……磁性流動
体、4……供給用磁石、5……基台、6……隆
起、7……記録体、8……制御電極、9……電圧
印加手段、10……磁性流動体タンク、11……
パイプ、12……ポンプ、13……スリツト磁
石、13′……スリツト磁石シールド板、14…
…磁性流動体保持部、15……磁性流動体保持容
器、16……ドレイン、17……磁性金属板、1
8……第2の電極。
図、第2図は同装置の部分拡大図、第3図、第4
図、第5図は同装置における磁性流動体の濃縮が
進行する様子を示す動作説明図、第6図は本発明
の一実施例である磁性流動体記録装置の概略構成
図、第7図は同装置のヘツド部の拡大図、第8
図、第9図、第10図は本発明の他の実施例であ
る磁性流動体記録装置のヘツド部の拡大図であ
る。 1……マルチスタイラス、2……隆起用磁石、
2′……隆起用磁石シールド板、3……磁性流動
体、4……供給用磁石、5……基台、6……隆
起、7……記録体、8……制御電極、9……電圧
印加手段、10……磁性流動体タンク、11……
パイプ、12……ポンプ、13……スリツト磁
石、13′……スリツト磁石シールド板、14…
…磁性流動体保持部、15……磁性流動体保持容
器、16……ドレイン、17……磁性金属板、1
8……第2の電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録面に対向して設けた磁性マルチスタイラ
スからなる記録電極と、前記記録電極上の先端近
傍に当接させて設け前記記録電極上に磁性流動体
を隆起させる隆起用磁石と、前記隆起用磁石との
間にスリツト状の磁性流動体保持部を形成させる
ように、前記隆起用磁石に対向させて設けた、磁
石又は磁性体よりなるスリツト構成部材と、前記
記録電極の下方に設けた磁性流動体貯蔵部と、前
記スリツト状の磁性流動体保持部と前記磁性流動
体貯蔵部とを連結する単一又は複数の管路とを有
し、かつ前記記録電極と、前記スリツト状の磁性
流動体保持部の近傍部との間に電圧を印加する手
段とを備えたことを特徴とした磁性流動体記録装
置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記スリツ
ト構成部材が磁性金属より成り、かつ前記磁性金
属より成るスリツト構成部材と前記記録電極との
間に電圧を印加するように構成したことを特徴と
する磁性流動体記録装置。 3 特許請求の範囲第1項において、前記スリツ
ト構成部材が、磁石と磁性金属の複合体より成
り、かつ前記スリツト構成部材の磁性金属と前記
記録電極との間に電圧を印加するように構成した
ことを特徴とした磁性流動体記録装置。 4 特許請求の範囲第1項において、前記隆起用
磁石が永久磁石と磁性金属の複合体より成り、か
つ前記隆起用磁石の磁性金属と、前記記録電極と
の間に電圧を印加するように構成したことを特徴
とする磁性流動体記録装置。 5 特許請求の範囲第1項において、前記スリツ
ト状の磁性流動体保持部を中央として、前記記録
電極とは反対側の前記磁性流動体保持部近傍に第
2の電極を設け、前記記録電極と前記第2の電極
との間に電圧を印加するように構成したことを特
徴とした磁性流動体記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9711181A JPS57210865A (en) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | Recorder for magnetic fluid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9711181A JPS57210865A (en) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | Recorder for magnetic fluid |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57210865A JPS57210865A (en) | 1982-12-24 |
JPH0337510B2 true JPH0337510B2 (ja) | 1991-06-05 |
Family
ID=14183466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9711181A Granted JPS57210865A (en) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | Recorder for magnetic fluid |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57210865A (ja) |
-
1981
- 1981-06-22 JP JP9711181A patent/JPS57210865A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57210865A (en) | 1982-12-24 |
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