JPH0159312B2 - - Google Patents

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JPH0159312B2
JPH0159312B2 JP58243582A JP24358283A JPH0159312B2 JP H0159312 B2 JPH0159312 B2 JP H0159312B2 JP 58243582 A JP58243582 A JP 58243582A JP 24358283 A JP24358283 A JP 24358283A JP H0159312 B2 JPH0159312 B2 JP H0159312B2
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JP
Japan
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polyester polyol
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adhesive
polyester
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JP58243582A
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JPS60135472A (ja
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Yoshizo Ito
Takamitsu Daito
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HONEY KASEI KK
Original Assignee
HONEY KASEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野) 本発明は、繊維、フイルム等ポリエステル素材
用に好適な接着剤に関する。 (従来技術) ポリエステル素材は、強靭性、耐久性、耐薬品
性等に優れた特性を有するが、その接着性には問
題があり、各種の接着剤が提案されてはいるが接
着性、接着安定性を満足する接着剤は未だ見出さ
れていない。例えば、ポリエステル素材、特にポ
リエステルチレンテレフタレートのフイルムや布
等の接着剤として、熱可塑性共重合ポリエステル
接着剤が知られているが、接着強度はある程度満
足できても、接着安定性においては、経時による
接着力の低下が見られた。また、ポリウレタン系
接着剤も種々知られているが、ポリエステル接着
剤と同様に接着安定性に問題があつた。(特公昭
50−40422号、同54−1493号公報参照) (発明の目的) 本発明は、前記ポリエステル素材に優れた接着
強度を示し、かつ接着力が長期にわたり保持され
る接着安定性に優れた接着剤を提供するものであ
る。 (発明の構成) 本発明を概説すると、Aポリエステルポリオー
ルを構成する二塩基酸成分とグリコール成分のう
ち少なくともどちらか一成分が2種以上の化合物
を反応させることにより得られ、かつ40℃以下の
融点及び分子量500〜3000を有するポリエステル
ポリオール1モルとB有機ジイソシアネート化合
物0.9〜1.0モルとを反応させて得られる反応生成
物を有効成分として含有し、さらに、該反応生成
物の樹脂固形分100重量部に対し、分子内にイソ
シアネート基を2個以上含有するポリイソシアネ
ート化合物を1〜8重量部および前記ポリエステ
ルポリオール(A成分)を0〜30重量部添加配合
してなるポリエステル材接着剤である。 本発明は、特定の成分の構成により得られ、か
つ、40℃以下の融点及び分子量500〜3000を有す
るポリエステルポリオールと、有機ジイソシアネ
ートとを反応させて得られる反応生成物に硬化剤
及び上記特定のポリエステルポリオールとを添加
配合してなる組成物が、ポリエステル素材に優れ
た接着性を示すという知見に基づき完成したもの
である。 本発明をより詳細に説明すると、本発明で使用
する特定のポリエステルポリオールは、ポリエス
テルポリオールを構成する二塩基酸成分とグリコ
ール成分のうち少なくともどちらか一成分が2種
以上の化合物を反応させる、すなわち2種以上の
二塩基酸と1種のグリコールとの縮重合又は1種
の二塩基酸と2種以上のグリコールとの縮重合に
より製造される。しかし、本発明では二塩基酸成
分とグリコール成分の選択組合せにより40℃以下
の融点及び分子量500〜3000を有するポリエステ
ルポリオールを使用しなければならない。 前記ポリエステルポリオールの製造に使用する
二塩基酸成分としては、無水フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、無水コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸などがある。 一方、グリコール成分としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3―ブチレ
ングリコール、1,4―ブチレングリコール、
1,6―ヘキサンジオールなどがある。 これらの成分を選択、組合せて縮重合すること
により、40℃以下の融点及び分子量500〜3000を
有するのポリエステルポリオールを得る。このよ
うなポリエステルポリオールの若干は市販されて
いる。 そして、得られたポリエステルポリオールは、
末端に―OH基又は―COOH基を有し、これを有
機ジイソシアネート化合物のイソシアネート基と
が反応してポリウレタンが生成される。ポリエス
テルポリオールと有機ジイソシアネート化合物と
の反応モル比は、ポリエステルポリオール1モル
に対し、有機ジイソシアネート化合物0.9〜1.0モ
ルの割合で反応させるのが適当である。 有機ジイソシアネート化合物が、0.9モル未満
の場合、接着剤のフイルム強度及び接着強度が低
く好ましくない。 一方、有機ジイソシアネート化合物を、1.0モ
ルよりも多く使用し、ジオールやジアミンによつ
て鎖延長した場合は、フイルムが非粘着性となり
接着強度が小さくなり、好ましくない。 ポリエステルポリオールと有機ジイソシアネー
ト化合物との反応は、通常のウレタン反応と同様
の方法を実施すればよく、例えば、反応容器にポ
リエステルポリオール及び有機ジイソシアネート
を仕込み、窒素気流下に60〜90℃で5〜24時間加
熱攪拌を行なう。反応途中に増粘するため、有機
溶媒を添加し適当な粘度に調整しながら行う必要
がある。得られたポリウレタンは、なお遊離の―
OH基又は―COOH基を有するので、これを硬化
剤のポリイソシアネートにより架橋させるように
する。 このポリエステルポリオールと反応をさせる有
機ジイソシアネート化合物としては、例えば、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、2,6―リジンジ
イソシアネートなどのような脂肪族ジイソシアネ
ート、4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネー
ト、2,4′―トリレンジイソシアネート、2,6
―トリレンジイソシアネート、m―キシリレンジ
イソシアネートなどのような芳香族ジイソシアネ
ート、そしてそれらの芳香族ジイソシアネートの
水素添加化合物、イソホロンジイソシアネートな
どのような脂環族ジイソシアネートなどが使用で
きる。 有機溶媒としては、N,N―メチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキサイド、ジメチルアセトア
ミド、N.N―ジエチルホルムアミド、ジエチル
アセトアミド、テトラヒドロフラン、シクロヘキ
サノン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどが使用できる。
本発明の接着剤は、前記で得られた反応生成物を
有効成分とするものであるが、これを使用する際
には硬化剤を添加配合する必要がある。 硬化剤としては、ポリイソシアネート化合物が
あり、その配合量は該反応生成物100重量部に対
し、1〜8重量部の範囲で添加するのが適当であ
る。 ポリイソシアネート化合物としては、分子内に
イソシアネート基を2個以上有する脂肪族、芳香
族又は脂環族の化合物が使用され、一般に市販さ
れている黄変タイプ又は無黄変タイプのポリイソ
シアネートであればいずれも使用でき、一例を挙
げると、商品名 スミデユールL、スミデユール
N(住友バイエル社製)、タケネートD−110N(武
田薬品社製)、コロネートHL、コロネートL(日
本ポリウレタン工業社製)等がある。 又、接着剤自身に粘着性を付与し、さらに接着
剤の各種性能を向上させるために、前記特定のポ
リエステルポリオールを反応生成物の樹脂固形分
100重量部に対し、30重量部までの範囲で添加す
るのが適当である。これは、30重量部を越えると
接着初期において接着強度が劣るためである。 本願発明の接着剤は、ポリエステル素材に優れ
た接着強度を示すだけでなく、耐水性、耐候性、
耐熱性、柔軟性等にも優れるものである。 以下、本発明をより具体的に説明するために実
施例を示す。 ポリウレタン溶液Aの調製 二塩基酸成分がアジピン酸及びイソフタル酸、グ
リコール成分が1,6―ヘキサンジオールよりな
る常温液状のポリエステルポリオール(商品名ア
デカニユーエースF1212−29:分子量1742旭電化
工業社製)1200部(0.69モル)、イソホロンジイ
ソシアネート140部(0.63モル)及び触媒として
少量のジブチル錫ジラウレートを反応容器にと
り、窒素気流下に70〜80℃で10時間反応させた
後、酢酸エチルを加えて樹脂固形分40重量%のポ
リウレタン溶液Aを調製した。 実施例 1〜2 前記ポリウレタン溶液A 100部に対し、硬化
剤としてポリイソシアネート化合物(商品名 コ
ロネートHL、日本ポリウレタン工業社製)1.4部
を加えたもの(実施例1)、さらに、これにポリ
エステルポリオール(商品名・アデカニユーエー
スF1212−29旭電化工業社製)の酢酸エチル溶液
(樹脂固形分40重量%)11部を添加し(実施例
2)、接着剤を調製した。 ポリウレタン溶液Bの調製 二塩基酸成分がアジピン酸、グリコール成分が
1,4―ブチレングリコール及びエチレングリコ
ールよりなる融点30℃のポリエステルポリオール
(商品名 アデカニユーエースV−14−90:分子
量1920 旭電化工業社製)1200部(0.625モル)、
イソホロンジイソシアネート138部(0.622モル)
及び触媒として少量のジブチル錫ジラウレートを
反応容器にとり、窒素気流下に70〜80℃で15時間
反応させた後、酢酸エチルで希釈して樹脂固形分
40重量%のポリウレタン溶液Bを調製した。 実施例 3〜4 前記ポリウレタン溶液B 100部に対し、硬化
剤としてポリイソシアネート化合物(商品名 コ
ロネートHL 日本ポリウレタン工業社製)1.4部
を加えたもの(実施例3)、さらにこれにポリエ
ステルポリオール(商品名 アデカニユーエース
V−14−90 旭電化工業社製)の酢酸エチル溶
液(樹脂固形分40重量%)16部を添加し(実施例
4)、接着剤を調製した。 ポリウレタン溶液C〜Fの調製 ポリウレタン溶液Aの調製と同様の方法で第1
表に示すポリエステルポリオールにイソホロンジ
イソシアネートを反応させて、ポリウレタン溶液
C〜Fを調製した。
【表】
【表】 ングリコールそれぞれ単成分より製造されたものであ
る。
比較例 1〜4 ポリウレタン溶液C〜F各100部に対し、第2
表に示す硬化剤及びポリエステルポリオールの酢
酸エチル溶液(樹脂固形分 40重量%)を添加し
て接着剤を調製した。
【表】 応用例 実施例1〜4及び比較例1〜4で得られた各接
着剤を、固形分が40g/m2になるようにポリウレ
タンテレフタレートフイルムにに塗布し、80〜90
℃で1分間予備乾燥を行つた後、ポリエチレンテ
レフタレート布をラミネートし、110〜120℃で50
g/cm2の荷重をかけて圧着させた。常温で24時間
放置後、7日放置後及び3ケ月放置後の試験片の
接着強度を測定した結果、第3表に示す通りであ
つた。 その他、耐水性、耐候性、耐熱性及び柔軟性に
ついても、実施例1〜4の接着剤は、すべての項
目に良好な結果が得られた。 なお、接着強度の測定は、巾3cm、長さ13cmの
試片を引張り試験機(商品名 オートグラフ島津
製作所製)引張り速度50mm/minで引張り結果を
出した。 この結果から、本発明の組織による接着剤が経
時においても優れた接着強度を保つことが明らか
である。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Aポリエステルポリオールを構成する二塩基
    酸成分とグリコール成分のうち少なくともどちら
    か一成分が2種以上の化合物を反応させることに
    より得られ、かつ40℃以下の融点及び分子量500
    〜3000を有するポリエステルポリオール1モルと
    B有機ジイソシアネート化合物0.9〜1.0モルとを
    反応させて得られる反応生成物を有効成分として
    含有し、さらに、該反応生成物の樹脂固形分100
    重量部に対し、分子内にイソシアネート基を2個
    以上含有するポリイソシアネート化合物を1〜8
    重量部および前記ポリエステルポリオール(A成
    分)を0〜30重量部添加配合してなるポリエステ
    ル材接着剤。
JP24358283A 1983-12-22 1983-12-22 ポリエステル材接着剤 Granted JPS60135472A (ja)

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JPS63186785A (ja) * 1987-01-27 1988-08-02 Nichias Corp 極低温用接着剤
JP3478343B2 (ja) * 1991-04-30 2003-12-15 大日本インキ化学工業株式会社 水性接着剤及び接着方法
JP3584480B2 (ja) * 1993-09-28 2004-11-04 大日本インキ化学工業株式会社 無溶剤型複合ラミネート用接着剤組成物およびそれを用いた貼合方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333632A (en) * 1976-09-10 1978-03-29 Ricoh Co Ltd Micro-amount application development method and its device for electronic photography

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