JPS63186785A - 極低温用接着剤 - Google Patents
極低温用接着剤Info
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- JPS63186785A JPS63186785A JP1711187A JP1711187A JPS63186785A JP S63186785 A JPS63186785 A JP S63186785A JP 1711187 A JP1711187 A JP 1711187A JP 1711187 A JP1711187 A JP 1711187A JP S63186785 A JPS63186785 A JP S63186785A
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Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、主としてLNG等の極低温流体を輸送する配
管の断熱保冷施工等に用いる極低温用接着剤の改良に関
するものである。
管の断熱保冷施工等に用いる極低温用接着剤の改良に関
するものである。
[従来の技術]
従来、LNG輸送配管の断熱保冷施工において、フラン
ジ部分等のガス洩れや液体洩れのおそれのある個所では
、漏洩ガスが拡散しないように、配管と保冷材及び保冷
材相互の隙間にシール性能を有する接着剤を充填してガ
ス拡散防止をしている。
ジ部分等のガス洩れや液体洩れのおそれのある個所では
、漏洩ガスが拡散しないように、配管と保冷材及び保冷
材相互の隙間にシール性能を有する接着剤を充填してガ
ス拡散防止をしている。
そして、上記施工用接着剤としては、ウレタン系、エポ
キシ系、エポキシウレタン系、ブチル系の樹脂を生成分
とし、それに溶剤、硬化剤、充填材等を配合して成る接
着剤が多用されている。
キシ系、エポキシウレタン系、ブチル系の樹脂を生成分
とし、それに溶剤、硬化剤、充填材等を配合して成る接
着剤が多用されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、前述した従来の接着剤にあっては、脆化
温度(ガラス転移点)が−40〜−50℃であるため、
これを極低温下での施工に使用すると、瞬時にして脆化
してしまい、接着剤に要求される初期の流動性、柔軟性
が得られず、使用できないのに加え、主材の硬化反応が
進行しないので、接着剤としての機能が全く発揮されな
い。それがため、上記の接着剤の使用は常温時における
施工がほとんどあり、低温の場合も、0℃以上程度が硬
化反応の進行する限界とされている。
温度(ガラス転移点)が−40〜−50℃であるため、
これを極低温下での施工に使用すると、瞬時にして脆化
してしまい、接着剤に要求される初期の流動性、柔軟性
が得られず、使用できないのに加え、主材の硬化反応が
進行しないので、接着剤としての機能が全く発揮されな
い。それがため、上記の接着剤の使用は常温時における
施工がほとんどあり、低温の場合も、0℃以上程度が硬
化反応の進行する限界とされている。
従って、運転時の施工面が一162℃になるLNG等の
如き極低温度流体の配管や機器に保冷材を接着施工する
場合にも、施工は常温時に行われている。
如き極低温度流体の配管や機器に保冷材を接着施工する
場合にも、施工は常温時に行われている。
しかし、前記極低温流体の輸送配管への断熱保冷材の施
工は、運転時の極低温下で行われることも多くあること
から、それに適応する極低温用接着剤の出現が強く望ま
れている。
工は、運転時の極低温下で行われることも多くあること
から、それに適応する極低温用接着剤の出現が強く望ま
れている。
[問題点を解決するための手段]
本発明による接着剤は、20〜30重量%のポリエステ
ル樹脂と、15〜30重量%の低融点有機溶剤と、5〜
10重量%のポリイソシアネートとを主要成分として混
合し、必要に応じて適量の充填材及び触媒を添加して構
成することにより、極低温下での接着施工に使用できる
ようにしたものである。
ル樹脂と、15〜30重量%の低融点有機溶剤と、5〜
10重量%のポリイソシアネートとを主要成分として混
合し、必要に応じて適量の充填材及び触媒を添加して構
成することにより、極低温下での接着施工に使用できる
ようにしたものである。
前記接着剤の成分中、結合主剤として使用するポリエス
テル樹脂は、OH基を1〜5%含有するものが好ましい
。
テル樹脂は、OH基を1〜5%含有するものが好ましい
。
前記低融点の有機溶剤としては、例えばキシレン(融点
約−90℃)、トルエン(融点約−95℃)、ノルマル
ヘキサン(融点約−94℃)、1゜1.1−トリクロロ
エタン(融点−33℃)等が好ましく、それらの溶剤は
単独使用に限らず、2種以上のものを混合使用すること
ができる。
約−90℃)、トルエン(融点約−95℃)、ノルマル
ヘキサン(融点約−94℃)、1゜1.1−トリクロロ
エタン(融点−33℃)等が好ましく、それらの溶剤は
単独使用に限らず、2種以上のものを混合使用すること
ができる。
接着剤の成分中、硬化剤として使用するポリイソシアネ
ートには、ヘキサンメチレンジイソシアネート、ウレタ
ントリイソシアネート、メタフェニレンジイソシアネー
ト等があり、これはNC○基を10〜20%含有するも
のが好ましい。
ートには、ヘキサンメチレンジイソシアネート、ウレタ
ントリイソシアネート、メタフェニレンジイソシアネー
ト等があり、これはNC○基を10〜20%含有するも
のが好ましい。
充填剤は、顔料、炭酸カルシウム、石綿等の使用がよく
、触媒としては、ジブチルチンジラウレートが好ましい
。
、触媒としては、ジブチルチンジラウレートが好ましい
。
[発明の具体例]
第1図は、本発明の極低温用接着剤をLNG輸送配管の
断熱保冷施工に用いた場合の施工部の断面図である。1
は配管、2は配管用の硬質ウレタンフオーム保冷材、3
は離型用プラスチックフィルム、4は緩衝用グラスウー
ル断熱材、5は注入発泡によるウレタンフオーム断熱材
、6は硬質ウレタンフオームによるフランジ部断熱カバ
ー、7は防湿マスチック、8は外装板であり、前記保冷
材と配管との隙間及び保冷材の層間隙間に本発明の極低
温用接着剤9を充填し、接着シール材としたものである
。
断熱保冷施工に用いた場合の施工部の断面図である。1
は配管、2は配管用の硬質ウレタンフオーム保冷材、3
は離型用プラスチックフィルム、4は緩衝用グラスウー
ル断熱材、5は注入発泡によるウレタンフオーム断熱材
、6は硬質ウレタンフオームによるフランジ部断熱カバ
ー、7は防湿マスチック、8は外装板であり、前記保冷
材と配管との隙間及び保冷材の層間隙間に本発明の極低
温用接着剤9を充填し、接着シール材としたものである
。
第2図及び第3図は、前記LNG配管の保冷工事冷間施
工において、その保冷部分に施した接着剤の反応硬化範
囲と低温温度硬化範囲とをわかり易く図解したものであ
る。
工において、その保冷部分に施した接着剤の反応硬化範
囲と低温温度硬化範囲とをわかり易く図解したものであ
る。
上記保冷材部分に使用される接着剤は、保冷材2の取付
時には常温であるが、時間が経つに従って、配管接面側
から徐々に温度降下する。その降下速度が小さければ、
反応硬化温度範囲(−50℃〜30℃)以下になる前に
反応が完了する。
時には常温であるが、時間が経つに従って、配管接面側
から徐々に温度降下する。その降下速度が小さければ、
反応硬化温度範囲(−50℃〜30℃)以下になる前に
反応が完了する。
第2図及び第3図では、接着剤の硬化の性状を2つに区
分して示しであるが、いわゆる反応硬化範囲Aの帯域が
反応完了するまでの間、反応温度範囲内であれば、前述
した反応硬化は行われる。
分して示しであるが、いわゆる反応硬化範囲Aの帯域が
反応完了するまでの間、反応温度範囲内であれば、前述
した反応硬化は行われる。
また、前記接着剤は、低温温度硬化範囲B内では、温度
降下により低温硬化する。
降下により低温硬化する。
本発明による極低温用接着剤は、接着剤の主剤に、低熱
伝導率と火熱容量(比重、比熱が大きい)を有するポリ
エステル樹脂を選定し、有機溶剤に低融点の溶剤を選定
し、さらに硬化剤としてポリイソシアネートを用いて構
成したものであるから、前述したように、特定の温度範
囲内で反応硬化し、かつそれ以下の温度では温度降下に
よる低温硬化する特性を具えており、しかも施工時にお
いては極低温下の施工面に対しても、初期の柔軟性、流
動性を有するものであるから、LNG配管の冷間時の保
冷施工が可能である。
伝導率と火熱容量(比重、比熱が大きい)を有するポリ
エステル樹脂を選定し、有機溶剤に低融点の溶剤を選定
し、さらに硬化剤としてポリイソシアネートを用いて構
成したものであるから、前述したように、特定の温度範
囲内で反応硬化し、かつそれ以下の温度では温度降下に
よる低温硬化する特性を具えており、しかも施工時にお
いては極低温下の施工面に対しても、初期の柔軟性、流
動性を有するものであるから、LNG配管の冷間時の保
冷施工が可能である。
加えて、前記主剤及び溶剤の配合比率の調整、並びに充
填材、触媒(硬化促進剤)の添加により、接着剤の反応
速度、硬化速度の調節も容易にできる。
填材、触媒(硬化促進剤)の添加により、接着剤の反応
速度、硬化速度の調節も容易にできる。
[実施例]
次に5本発明の実施例を下記に示す。
(以下余白)
前記各実施例(1)、(2)、(3)のA液及びB液を
100:15(重量%)の割合で混合して構成した接着
剤を用いて行った耐圧気密試験を下記に述べる。
100:15(重量%)の割合で混合して構成した接着
剤を用いて行った耐圧気密試験を下記に述べる。
この耐圧気密試験では、第4図ないし第6図に示すよう
に、直径6インチの配管1を囲繞する部分に、空所を残
してポリウレタンフォーム保冷材10、11を配設し、
配管と保冷材との隙間及び保冷材相互の隙間に、前記接
着剤をグラスウールと共に充填硬化したあと、施工時配
管温度(−140℃)の状態で、空所内に窒素ガス(0
,8kg/J)を圧スし、空所の内圧を圧力計12で検
知できるようにしたものであって、この耐圧シール性能
(気密)試験においては、約1時間にわたり、空所内の
圧力降下はほとんど認められなかった。
に、直径6インチの配管1を囲繞する部分に、空所を残
してポリウレタンフォーム保冷材10、11を配設し、
配管と保冷材との隙間及び保冷材相互の隙間に、前記接
着剤をグラスウールと共に充填硬化したあと、施工時配
管温度(−140℃)の状態で、空所内に窒素ガス(0
,8kg/J)を圧スし、空所の内圧を圧力計12で検
知できるようにしたものであって、この耐圧シール性能
(気密)試験においては、約1時間にわたり、空所内の
圧力降下はほとんど認められなかった。
[発明の効果コ
本発明によれば、極低温下での接着施工を可能とする接
着剤が得られる。しかも、その接着剤の使用においては
、常温施工で行った場合と同等の性能(耐圧シール性)
が得られる。従って、LNG配管のフランジ部にガス漏
洩が発生しても、前記シール効果により、ガス拡散を防
止し、安全を図ることができるので、LNG配管の保守
管理に大きく寄与できる。
着剤が得られる。しかも、その接着剤の使用においては
、常温施工で行った場合と同等の性能(耐圧シール性)
が得られる。従って、LNG配管のフランジ部にガス漏
洩が発生しても、前記シール効果により、ガス拡散を防
止し、安全を図ることができるので、LNG配管の保守
管理に大きく寄与できる。
第1図は本発明の接着剤の使用例を示すLNG気輸気配
送配管冷施工部の縦断側面図、第2図は保冷施工部の硬
化範囲を図解した断面図、第3図はその一部の図解断面
図、第4図は耐圧気密試験体の斜視図、第5図はその要
部の拡大縦断面図、第6図は一部の拡大切断面図である
。 1・・・配管、 2・・・保冷材、゛ 3・・・離型用プラスチックフィルム。 4・・・緩衝用グラスウール断熱材、 5・・・注入発泡によるウレタンフオーム断熱材、 6・・・硬化ウレタンフオームのフランジ部断熱カバー
、 7・・・防湿マスチック、 8・・・外装板、 9・・・接着剤。 特許出願人 ニチアス株式会社 大田化成株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 ]O 第6図
送配管冷施工部の縦断側面図、第2図は保冷施工部の硬
化範囲を図解した断面図、第3図はその一部の図解断面
図、第4図は耐圧気密試験体の斜視図、第5図はその要
部の拡大縦断面図、第6図は一部の拡大切断面図である
。 1・・・配管、 2・・・保冷材、゛ 3・・・離型用プラスチックフィルム。 4・・・緩衝用グラスウール断熱材、 5・・・注入発泡によるウレタンフオーム断熱材、 6・・・硬化ウレタンフオームのフランジ部断熱カバー
、 7・・・防湿マスチック、 8・・・外装板、 9・・・接着剤。 特許出願人 ニチアス株式会社 大田化成株式会社 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 ]O 第6図
Claims (1)
- 20〜30重量%のポリエステル樹脂と、15〜30重
量%の低融点有機溶剤と、5〜10重量%のポリイソシ
アネートとを主要成分とし、必要に応じて適量の充填材
及び触媒を添加して成る極低温用接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1711187A JPS63186785A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 極低温用接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1711187A JPS63186785A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 極低温用接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186785A true JPS63186785A (ja) | 1988-08-02 |
Family
ID=11934918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1711187A Pending JPS63186785A (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | 極低温用接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63186785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111234766A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-06-05 | 北京华腾新材料股份有限公司 | 一种耐超低温及冷热冲击的双组份聚氨酯胶粘剂及其制备方法 |
Citations (5)
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JPS5959700A (ja) * | 1982-08-24 | 1984-04-05 | シエ−リング・アクチエンゲゼルシヤフト | 11β−アリ−ル−17α−アルキニル−17β−ヒドロキシ−4,9(10)エストラジエン−3−オン誘導体、その製法及び該誘導体を含有する抗ゲスタゲン作用を有する製薬的調剤 |
JPS59187070A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-24 | Toyobo Co Ltd | 接着用樹脂組成物 |
JPS60135472A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-18 | Honny Chem Ind Co Ltd | ポリエステル材接着剤 |
JPS60188485A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-25 | Seiko Kasei Kk | ポリウレタン接着剤 |
JPS61211322A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-19 | Asahi Denka Kogyo Kk | ポリウレタン組成物 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1711187A patent/JPS63186785A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111234766A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-06-05 | 北京华腾新材料股份有限公司 | 一种耐超低温及冷热冲击的双组份聚氨酯胶粘剂及其制备方法 |
CN111234766B (zh) * | 2020-03-17 | 2023-03-28 | 北京华腾新材料股份有限公司 | 一种耐超低温及冷热冲击的双组份聚氨酯胶粘剂及其制备方法 |
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