JPH0157216B2 - - Google Patents

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JPH0157216B2
JPH0157216B2 JP57222712A JP22271282A JPH0157216B2 JP H0157216 B2 JPH0157216 B2 JP H0157216B2 JP 57222712 A JP57222712 A JP 57222712A JP 22271282 A JP22271282 A JP 22271282A JP H0157216 B2 JPH0157216 B2 JP H0157216B2
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Makoto Suzuki
Yoshimasa Shima
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、隣接する両建物の躯体、例えば屋
根と屋根、屋根と壁、壁と壁(入角部を含む)、
壁と床、壁と天井、床と床、天井と天井等を接続
するエキスパンシヨンジヨイントに関し、詳しく
は、地震、地盤沈下、建物の膨張、収縮等による
変動に対処することのできるエキスパンシヨンジ
ヨイントの改良に関するものである。
従来、隣接する両建物の躯体に配設されて対を
なす両固定部材との間にほぼW字状をなすばね部
材によつて両躯体側の隙間を塞ぐカバー部材が装
着される形式のエキスパンシヨンジヨイントが知
られている。
ところで、上記した形式のエキスパンシヨンジ
ヨイントにおいて、ほぼW字状をなすばね部材が
弾性変形して伸縮するとき、特に、ばね部材が縮
小したときには、このばね部材の頂部が外方へ比
較的大きく移動する傾向にあり、この頂部の外方
への移動に伴つてカバー部材も外方へ移動する。
このため、カバー部材が固定部材側に対し浮き上
がり、水密性、気密性等に支障が生じる。
この発明の目的は、上記の理由に鑑み、ばね部
材の変形時において、同ばね部材の頂部の内外方
向への移動量を小さくして固定部材間に対するカ
バー部材の浮き上がりを防止することができて、
水密性、気密性等の向上を良好に図ることができ
るエキスパンシヨンジヨイントを提供することで
ある。
以下、この発明の一実施例を図面に従つて説明
する。
第1図〜第3図に示す第1実施例において、隣
接する両建物の躯体(屋根と屋根)K1,K2を接
続するエキスパンシヨンジヨイント1が示されて
いる。このジヨイント1において、両躯体K1
K2の躯体面には、長尺で対称状をなす両固定部
材2,3がビス4,5によつてそれぞれ固定され
ている。なお、一方(第1図では右側)の躯体
K2の躯体面には固定部材3のアングル材6が固
着されており、このアングル材6及び固定部材3
の外側(右側)縁部と躯体面との間にはコーキン
グ材7が充填されている。
両固定部材2,3の相対する一側には中空箱形
断面等の支持部2a,3aが形成されており、こ
れら支持部2a,3aの下部対向面には合成樹
脂、ゴム等よりなる止水板8の両端を嵌着する嵌
着部2b,3bが形成されている。さらに、支持
部2a,3aの上板部2c,3cの一端には水切
部材9,10用のホルダ11,12の一端を係止
する係止部2d,3dを下部に有しかつ後述する
ばね部材22を係着する突起状のばね係止部1
3,14が配設されている。これらばね係止部1
3,14の先端13a,14aは断面山形状、円
弧状等に形成され、同係止部13,14の両側面
のうち、少なくとも一側面には断面のこ刃状の係
止面13b,14bが形成されている。さらに係
止面13b,14bの最先端はそののこ刃面の突
出量が大きく形成されて抜止め部13c,14c
とされており、ばね部材22の外れを積極的に防
止している。
両固定部材2,3における支持部2a,3aの
上板部2c,3cの他端には水切部材9,10用
のホルダ11,12を係止するための係止縁2
e,3eが形成されており、この係止縁2e,3
eの下面には水切笠木15の上縁15aを係止す
るための係止突縁2f,3fが形成されている。
なお、水切笠木15は必要に応じて配設されるも
ので、この実施例では一方の躯体K1に対しての
み配設され、該躯体K1の躯体面には水切部材1
5用の短尺のホルダ16が所定間隔で配設されて
いる。また、ホルダ16は3つの部材16a,1
6b,16cによつて長さが変更可能に構成され
るが、一つの部材によつて形成してもよい。
両固定部材2,3における支持部2a,3aの
上板部2c,3cには、短尺の所定数のホルダ1
1,12によつて、断面L字状の長尺の水切部材
9,10が配設されている。なお、ホルダ11,
12は水切部材9,10の背面に沿つてL字状を
なし、これらホルダ11,12の所定位置には、
固定部材2,3の係止部2d,3dに係合する係
合片11a,12aと、固定部材2,3の係止縁
2e,3eに係合する係止爪11b,12b及び
同係止縁2e,3eの上面に当接する押え片11
c,12cがそれぞれ形成されている。また、水
切部材9,10の両端縁にはホルダ11,12と
係合する係合縁9a,10aが形成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバー
部材17は、短尺の所定数のばね部材22によつ
て両固定部材2,3の水切部材9,10の上面に
沿つて移動(傾動、スライド等の移動)可能に装
着されるもので、このカバー部材17の両端部に
は水切部材9,10の上面に密接して、水密、気
密を保持するパツキン19,20を嵌着するため
のあり溝状の嵌着部17a,17bが形成されて
いる。カバー部材17の下面ほぼ中央部にはばね
部材22を係着する突起状のばね係止部18が突
設されており、このばね係止部18の先端部には
断面山形状、円弧状等の抜止め部18aが形成さ
れている。
両固定部材2,3の水切部材9,10上面に沿
つてカバー部材17を移動可能に保持するばね部
材22,は、両躯体K1,K2の上下、左右、前後
等の変動に対応して弾性伸縮しうるようにほぼW
字状に形成されている。このばね部材22の頂部
22c上方にはカバー部材17のばね係止部18
と係着する係止部23が形成され、同ばね部材2
2の両脚片22d,22eの先端には両固定部材
2,3のばね係止部13,14とそれぞれ係着す
る係止部24,25が形成されている。さらに、
ばね部材22はカバー部材17を固定部材2,3
側へ付勢するばね力を有するとともに、このばね
部材22の変形時において、その頂部22cの内
外方向(上下方向)の移動量を小さく設定するた
めに、ばね部材22の頂部22cの曲率半径Rが
可及的に大きく形成されている。この実施例にお
いて、ばね部材22は、第2図と第3図に示すよ
うに、左右対称状をなす略V字状の2つのばね板
22a,22bを主体として構成され、これらば
ね板22a,22bの対向する内板部の上部がリ
ベツト、ビス、点溶接等によつて合掌状に固着2
1されて一体状をなす。そして、両ばね板22
a,22bの接合部上端にはカバー部材17のば
ね係止部18と係着する係止部23がほぼU字状
に形成されており、この係止部22の上方開口部
両側にはカバー部材17のばね係止部18先端の
抜止め部18aと弾性係着する係止爪23aが形
成されている。両ばね板22a,22bの接合部
下端にはアール面22h,22iを介して頂部2
2cが形成され、この頂部22cの下端に連続す
る両谷部22f,22gの折り返し部先端に脚片
22d,22eが延出されている。これら脚片2
2d,22eの先端には両固定部材2,3のばね
係止部13,14と係着する係止部24,25が
ほぼ逆U字状に形成されており、これら係止部2
4,25の下方開口部には両固定部材2,3のば
ね係止部13,14の係止面13b,14b又は
平坦な側面と弾性係着する係止爪24a,25a
が形成されている。
上記のばね部材22において、その頂部22c
上方の係止部23から両脚片22d,22e先端
の係止部24,25までの高さは、第3図に示す
ように、自由状態における高さをH1とし、カバ
ー部材17のばね係止部18とばね部材22の係
止部23とが係着したときの高さをH2としたと
きに、H1>H2(H1=H2+h)の関係となるよう
に設定されている。さらに、ばね部材22の両脚
片22d,22e先端の係止部24,25間の距
離は、第3図に示すように、自由状態における距
離をL1とし、両固定部材23,のばね係止部1
3,14間の距離をL2とし、カバー部材17の
ばね係止部18とばね部材22の係止部23とが
係着したときの距離をL3としたときに、L1<L2
<L3(L1+α=L2+β=L3)の関係となるように
設定されている。すなわち、カバー部材17のば
ね係止部18とばね部材22の係止部23とを係
着させた後、カバー部材17とともにばね部材2
2を両固定部材2,3のばね係止部13,14に
向けて押圧することで、ばね部材22の両脚片2
2d,22eの外側面がばね係止部13,14の
先端13a,14aに沿つて摺動し、この案内作
用によつて両脚片22d,22e先端の係止部2
4,25が両固定部材2,3のばね係止部13,
14と確実に係着する。そして、この状態におい
て、カバー部材17を両固定部材2,3側へ付勢
するばね力がばね部材22に発生し、カバー部材
17両端のパツキン19,20を両固定部材2,
3の水切部材9,10の上面に所定圧力で圧接さ
せる。上記ばね部材22が弾性変形して伸縮する
ときに、その頂部22cの内外方向(上下方向)
への移動量を小さく設定するために、頂部22c
の曲率半径Rが可及的に大きい湾曲状に形成され
ている。さらに、第1図に示すように、ばね部材
22の両谷部22f,22gから頂部22cまで
の高さY1が、同谷部22f,22gから両脚片
22d,22e先端の係止部24,25までの高
さY2よりも低く形成されることで、頂部22c
の内外方向への移動量が一層小さくされている。
また、この実施例において、ばね部材22の両谷
部22f,22gは、頂部22cの下端に所定長
さの直線部分(この直線部分はなくてもよい)を
介して連続しかつ頂部22cの曲率半径Rよりも
所定量小さい曲率半径の円弧状に形成される。ま
た、両谷部22f,22gの折り返し部先端と両
脚片22d,22eの下端の間に応力が集中する
折曲部22j,22kが形成されている。
さらに、ばね部材22の頂部22cの変形荷重
を小さくするために、頂部22cの板幅が他の部
分のそれよりも小さく形成されるが、頂部22c
の所定位置に多数の貫孔を形成して頂部22cの
変形荷重を小さくしてもよい。
なお、上記両固定部材2,3、ホルダ11,1
2、水切部材9,10、カバー部材17等の各部
材はアルミ合金等の押出成形による型材を用いて
もよい。また、第1図において、26は両躯体
K1,K2の隙間Sに必要に応じて介装される発泡
スチロール、スポンジゴム等よりなるシール部材
である。
上記したように構成される第1実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1において、両躯体K1
K2が上下、左右、前後等へ変動したときには、
この変動に対応してばね部材22が弾性変形して
伸縮する一方、カバー部材17はばね部材22に
保持された状態で、両固定部材2,3の水切部材
9,10の上面に沿つて移動(傾動、スライド等
の移動)するため、カバー部材17の変形、損傷
等が防止される。また、ばね部材22の変形時に
おいて、このばね部材22の頂部22cの内外方
向への移動量が小さいため、両固定部材2,3の
水切部材9,10上面に対しカバー部材17の端
部が浮き上がることを防止することができて、両
躯体K1,K2間の隙間Sをカバー部材17によつ
て常に良好に密閉保持することができる。
次に、第4図に示す第2実施例において、両躯
体(屋根と壁)K1,K2を接続するエキスパンシ
ヨンジヨイント1が示されている。このジヨイン
ト1において、一方の躯体(屋根)K1の躯体面
に取りつけられる固定部材2、ホルダ11、水切
部材9は第1実施例のものとほぼ同様である。
他方の躯体K2の躯体面にビス5によつて固定
される固定部材3は、その下端部に一方の固定部
材2に向けて張出す支持部3aが形成されて断面
ほぼL字状をなす。この支持部3aの先端面には
止水板8用の嵌着部3bが形成され、支持部3a
の先端部上面にはばね係止部14が形成されてい
る。固定部材3の上端面には補助カバー27をク
リツプ28等を介して止着する保持部3gが形成
されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材1
7は、第1実施例とほぼ同様のばね部材22によ
つて両固定部材2,3の間に移動可能に装着され
ている。このカバー部材17は断面L字状に形成
され、その両端部には、水切部材9の上面又は補
助カバー27の内側面に密接するパツキン19,
20用嵌着部17a,17bが形成され、同カバ
ー部材17の下面ほぼ中央部にはばね係止部18
が形成されている。
なお、補助カバー27の基端部下面には固定部
材3の保持部3gにクリツプ28等を介して係着
される係止部27aが形成され、同補助カバー2
7の先端にはカバー部材17に密接するパツキン
29用の嵌着部27bが形成されている。
上記したように構成される第2実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第5図に示す第3実施例において、両建
物の躯体(床と床)K1,K2を接続するエキスパ
ンシヨンジヨイント1が示されている。このジヨ
イント1において、両躯体K1,K2の躯体面には
取付部材30,31を介して両固定部材2,3が
図で示すように固定されている。これら両固定部
材2,3の対向端部には止水板8用の嵌着部2
c,3cが形成されるとともに、嵌着部2c,3
cの背面側には取付部材30,31の先端部と係
合する係合縁2h,3hが形成され、嵌着部2
c,3cの上面側にはばね係止部13,14が形
成される一方、両固定部材2,3の他端上面には
ガスケツト32,33用の嵌着部2i,3iが形
成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材1
7は、第1実施例とほぼ同様のばね部材22によ
つて両固定部材2,3の上面に跨がつて移動可能
に装着されている。このカバー部材17の下面両
端にはガスケツト32,33の対向端部上面に凹
設される抜止溝32a,33aと嵌合する突縁1
7c,17dが形成され、同カバー部材17の下
面中央部にはばね係止部18が形成されている。
なお、ガスケツト32,33は合成樹脂、ゴム等
よりなり、かつ伸縮可能の中空蛇腹状に形成され
ている。
上記したように構成される第3実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をするとともに、両固定部材2,3の上面
に沿つてカバー部材17が移動するときには、こ
の移動に追従してガスケツト32,33が伸縮す
る。
次に、第6図に示す第4実施例において、両建
物の躯体(床と壁)K1,K2を接続するエキスパ
ンシヨンジヨイント1が示されている。このジヨ
イント1において、一方の躯体K1の躯体面に配
設される取付部材30及び固定部材2は第3実施
例のものとほぼ同様である。
他方の躯体K2の躯体面にビス5によつて固定
される固定部材3表面には補助カバー27をクリ
ツプ28等を介して係着する保持部3gと、ガス
ケツト33用の嵌着部3iとが上下部に形成され
ている。さらに、固定部材3の下端には一方の固
定部材2に向けて張り出す中空箱形断面等の支持
部3aが形成されており、この支持部3aの先端
下部には止水板8用の嵌着部3bとばね係止部1
4とが図に示すように形成されている。なお、支
持部3aの上面先端部にはカバー部材17の過大
な移動を規制して該カバー部材17の外れを防止
する規制突起3kが形成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材1
7及びこのカバー部材17を両固定部材2,3の
上面に沿つて移動可能に保持するばね部材22は
第3実施例とほぼ同様である。
上記したように構成される第4実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第3実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第7図に示す第5実施例において、両建
物の躯体(壁と壁又は天井と天井)K1,K2を接
続するエキスパンシヨンジヨイント1が示されて
いる。このジヨイント1において、両躯体K1
K2の躯体面には左右対称状をなす両固定部材2,
3が取付部材30,31によつて固定されてい
る。すなわち、この実施例では、取付部材30,
31の表面両端部とこれに対向する固定部材2,
3の背面との相互に、クリツプ28等を介して係
着する保持溝30a,31aと突起部2j,3j
とが形成されている。
両固定部材2,3の対向する端部には止水板8
用の嵌着部2b,3bとばね係止部13,14と
が図で示すように形成されている。なお、躯体
K1,K2が内壁や天井の場合、止水板8は必ずし
も設ける必要性がないため、嵌着部2b,3bは
設けなくともよい。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材1
7及び該カバー部材17を両固定部材2,3の表
面に沿つて移動可能に保持するばね部材22は第
1実施例とほぼ同様である。
上記したように構成される第5実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第8図に第6実施例において、両建物の
躯体(入角部における壁と壁、又は天井と壁)
K1,K2を接続するエキスパンシヨンジヨイント
1が示されている。このジヨイント1において、
一方の躯体K1に配設される取付部材30及び固
定部材2は第5実施例とほぼ同様である。
他方の躯体K2の躯体面に取付部材31を介し
て固定される固定部材3の下端には一方の固定部
材2に向けて張出す支持部3aが形成され、該支
持部3aの先端には止水板8用の嵌着部3bとば
ね係止部14とが図に示すように形成されてい
る。なお、嵌着部3bは第5実施例と同様にして
必要に応じて設けられる。また、支持部3aの表
面先端部にはカバー部材17の過大な移動を規制
して該カバー部材17の外れを防止するための規
制突起3kが形成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材1
7及び該カバー部材17を両固定部材2,3の表
面に沿つて移動可能に保持するばね部材22は第
1実施例とほぼ同様である。
上記したように構成される第6実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
なお、上記各実施例において、ばね部材22は
2つのばね板22a,22bを主体として構成し
たが、それに限定するものではなく、例えば、第
9図に示すように、1つのばね板を主体としてほ
ぼW字状をなすばね部材22を構成することもで
きる。ただし、カバー部材17のばね係止部18
と係着する係止部23は、ばね部材22の頂部2
2cの一部を切り起こして形成することもできる
し、別部材より形成することもできる。
さらに、カバー部材17のばね係止部18を溝
状に形成し、ばね部材22の頂部22cの係止部
23を突起状に形成してもよい。
また、第10図に示すように、両固定部材2,
3のばね係止部13,14を断面ほぼかぎ形状に
形成し、ばね部材22の両脚片22d,22e先
端の係止部24,25を、前記ばね係止部13,
14と係着するかぎ形状、片状等に形成してもよ
い。
また、両躯体K1,K2の躯体面に配設される固
定部材2,3は、ビスや取付部材に限らず他の固
定手段によつて固定してもよい。
さらに、第1実施例においては、両固定部材
2,3に対しホルダ11,12を介して水切部材
9,10を取りつけ、これら両水切部材9,10
の上面に跨がつてカバー部材17をばね部材22
によつて移動可能に装着したが、それに限るもの
ではなく、例えば、第11図に示すように、固定
部材2,3の上面に適宜手段によつて水切笠木3
6,37を取りつけ、これら両水切笠木36,3
7の上面に跨がつてカバー部材17をばね部材2
2によつて移動可能に装着してもよい。
また、第2実施例と第4実施例とにおいて、他
方の固定部材3に補助カバー27を装着したが、
補助カバー27は必ずしも設けなくともよく、例
えば、第12図に示すように、カバー部材17を
断面ほぼL字状に形成し、このカバー部材17の
図示上端部17eを固定部材3の図示上端部に形
成される係合縁3mの背面側に係着してもよい。
以上述べたように、この発明の第1の発明は、
隣接する両建物の躯体に配設されて対をなす両固
定部材と、これら両固定部材の間に架設されて前
記両躯体間の隙間を塞ぐカバー部材とを備え、前
記カバー部材の背面側にはほぼW字状で弾性伸縮
するばね部材を、その頂部に形成される係止部に
よつて係着する一方、前記ばね部材の両脚片の先
端部には前記両固定部材のばね取付部に取付けら
れる係止部を形成したエキスパンシヨンジヨイン
トであつて、しかも、前記ばね部材はその頂部の
曲率半径が同ばね部材の両谷部の曲率半径よりも
大きく形成され、さらに、その谷部から頂部まで
の高さY1が同谷部から脚片先端の係止部までの
高さY2よりも低く形成されているエキスパンシ
ヨンジヨイントである。
従つて、カバー部材の装着は、該カバー部材を
ばね部材の頂部の係止部に係着することで容易に
行なうことができ、ねじ等の締結部材を必要とし
ないので雨仕舞や外観美の向上を図ることができ
る。
特に、前記ばね部材はその頂部の曲率半径が同
ばね部材の両谷部の曲率半径よりも大きく形成さ
れ、さらに、その谷部から頂部までの高さY1が
同谷部から脚片先端の係止部までの高さY2より
も低く形成されている。このため、ばね部材が弾
性伸縮して変形するときには、該ばね部材の頂部
の内外方向の移動量を小さくすることができ、両
固定部材側に対するカバー部材の浮き上がりを積
極的に防止することができるとともに、水密性、
気密性等の向上を良好に図ることができる。
また、この発明の第2の発明は、隣接する両建
物の躯体に配設されて対をなす両固定部材と、こ
れら両固定部材の間に架設されて前記両躯体間の
隙間を塞ぐカバー部材とを備え、前記カバー部材
の背面側にはほぼW字状で弾性伸縮するばね部材
を、その頂部に形成される係止部によつて係着す
る一方、前記ばね部材の両脚片の先端部には前記
両固定部材のばね取付部に取付けられる係止部を
形成したエキスパンシヨンジヨイントであつて、
しかも、前記ばね部材はその谷部から頂部までの
高さY1が同谷部から脚片先端の係止部までの高
さY2よりも低く形成され、さらにばね部材の両
脚片先端の係止部間の距離は自由状態における距
離をL1とし、カバー部材の背面側にばね部材を
取着したときの距離をL3とし、両固定部材のば
ね取付部間の距離をL2としたときに、L1<L2<
L3の関係となるように設定されているエキスパ
ンシヨンジヨイントである。
従つて、カバー部材の装置は、該カバー部材を
ばね部材の頂部の係止部に係着することで容易に
行なうことができ、ねじ等の締結部材を必要とし
ないので雨仕舞や外観美の向上を図ることができ
る。
特に、前記ばね部材はその谷部から頂部までの
高さY1が同谷部から脚片先端の係止部までの高
さY2よりも低く形成され、さらにばね部材の両
脚片先端の係止部間の距離は自由状態における距
離をL1とし、カバー部材の背面側にばね部材を
取着したときの距離をL3とし、両固定部材のば
ね取付部間の距離をL2としたときに、L1<L2<
L3の関係となるように設定されている。
このため、ばね部材が弾性伸縮して変形すると
きには、該ばね部材の頂部の内外方向の移動量を
小さくすることができるとともに、カバー部材を
固定部材に向けて引きつけるばね力をばね部材に
付与することができる。この結果、両固定部材側
に対するカバー部材の浮き上がりを積極的に防止
することができるとともに、水密性、気密性等の
向上を良好に図ることができる。
さらに、カバー部材の背面にばね部材を係着し
た後、カバー部材とともにばね部材を両固定部材
の取付部に向けて押圧することで、ばね部材の両
脚片が案内作用をなして前記取付部に沿つて摺動
することで両取付部に対し両脚片先端の係止部を
係合させることができるため、両固定部材に対す
るカバー部材の装着性の向上を一層図ることがで
きるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は第1実施例のエキスパンシヨンジヨイントを
示す断面図、第2図はばね部材を示す斜視図、第
3図はカバー部材のばね係止部、ばね部材の各係
止部及び固定部材のばね係止部の関係を説明する
断面図、第4図は第2実施例のエキスパンシヨン
ジヨイントを示す断面図、第5図は第3実施例の
エキスパンシヨンジヨイントを示す断面図、第6
図は第4実施例のエキスパンシヨンジヨイントを
示す断面図、第7図は第5実施例のエキスパンシ
ヨンジヨイントを示す断面図、第8図は第6実施
例のエキスパンシヨンジヨイントを示す断面図、
第9図はばね部材の他の実施例を示す側面図、第
10図は固定部材のばね係止部とばね部材の両脚
片先端の係止部との他の実施例を示す側面図、第
11図は第1実施例の変更例を示す断面図、第1
2図は第2実施例と第4実施例の変更例を示す断
面図である。 1……エキスパンシヨンジヨイント、2,3…
…固定部材、13,14……ばね係止部、17…
…カバー部材、18……ばね係止部、22……ば
ね部材、22c……頂部、22d,22e……脚
片、23……係止部、24,25……係止部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隣接する両建物の躯体に配設されて対をなす
    両固定部材と、これら両固定部材の間に架設され
    て前記両躯体間の隙間を塞ぐカバー部材とを備
    え、前記カバー部材の背面側にはほぼW字状で弾
    性伸縮するばね部材を、その頂部に形成される係
    止部によつて係着する一方、前記ばね部材の両脚
    片の先端部には前記両固定部材のばね取付部に取
    付けられる係止部を形成したエキスパンシヨンジ
    ヨイントであつて、しかも、前記ばね部材は、そ
    の頂部の曲率半径が同ばね部材の両谷部の曲率半
    径よりも大きく形成され、さらに、その谷部から
    頂部までの高さY1が同谷部から脚片先端の係止
    部までの高さY2よりも低く形成されていること
    を特徴とするエキスパンシヨンジヨイント。 2 隣接する両建物の躯体に配設されて対をなす
    両固定部材と、これら両固定部材の間に架設され
    て前記両躯体間の隙間を塞ぐカバー部材とを備
    え、前記カバー部材の背面側にはほぼW字状で弾
    性伸縮するばね部材を、その頂部に形成される係
    止部によつて係着する一方、前記ばね部材の両脚
    片の先端部には前記両固定部材のばね取付部に取
    付けられる係止部を形成したエキスパンシヨンジ
    ヨイントであつて、しかも、前記ばね部材はその
    谷部から頂部までの高さY1が同谷部から脚片先
    端の係止部までの高さY2よりも低く形成され、
    さらにばね部材の両脚片先端の係止部間の距離は
    自由状態における距離をL1とし、カバー部材の
    背面側にばね部材を取着したときの距離をL3と
    し、両固定部材のばね取付部間の距離をL2とし
    たときに、L1<L2<L3の関係となるように設定
    されていることを特徴とするエキスパンシヨンジ
    ヨイント。
JP22271282A 1982-12-18 1982-12-18 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS59114349A (ja)

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