JPS642747B2 - - Google Patents

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JPS642747B2
JPS642747B2 JP14042782A JP14042782A JPS642747B2 JP S642747 B2 JPS642747 B2 JP S642747B2 JP 14042782 A JP14042782 A JP 14042782A JP 14042782 A JP14042782 A JP 14042782A JP S642747 B2 JPS642747 B2 JP S642747B2
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JP
Japan
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locking
draining
cover member
fixing
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JP14042782A
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JPS5931337A (ja
Inventor
Makoto Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Keikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Riken Keikinzoku Kogyo KK filed Critical Riken Keikinzoku Kogyo KK
Priority to JP14042782A priority Critical patent/JPS5931337A/ja
Publication of JPS5931337A publication Critical patent/JPS5931337A/ja
Publication of JPS642747B2 publication Critical patent/JPS642747B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、隣接する両建物の躯体、主として
屋根と屋根、屋根と外壁等を接続するエキスパン
シヨンジヨイントに関し、詳しくは、地震、地盤
沈下、建物の膨張、収縮等による変動に対処する
ことができるエキスパンシヨンジヨイントの改良
に関するものである。
所定の隙間を隔てて隣接する両建物の躯体にそ
れぞれ配設されて対をなす両固定部材と、これら
両固定部材のうち、少なくとも一方の固定部材の
表面側に配設される水切部材と、前記両固定部材
の間に移動可能に架設されるとともに、背面が前
記水切部材の表面と所定の内部空間を隔てかつ端
部が同水切部材の表面に接するカバー部材とを備
えたエキスパンシヨンジヨイントにおいて、風雨
時の風圧によつてエキスパンシヨンジヨイントの
外周囲の気圧が、水切部材とカバー部材との間の
内部空間の気圧よりも高くなることがある。する
と、この気圧差によつて雨水等が、水切部材とカ
バー部材との間から内部空間に浸入する不具合が
生じる。
この発明の目的は、上記の理由に鑑み、水切部
材とカバー部材との間の内部空間を外部と連通さ
せて、この内部空間を常に外部と等気圧にするこ
とで雨水等の浸入防止を良好に図ることができる
エキスパンシヨンジヨイントを提供することであ
る。
以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図から第3図に示す第1実施例において、
隣接する両建物の躯体(屋根と屋根)K1,K2
を接続するエキスパンシヨンジヨイント1が示さ
れている。このジヨイント1において、両躯体K
1,K2の躯体面には、長尺で左右対称状をなす
両固定部材2,3がビス4,5によつてそれぞれ
固定されている。なお、一方(第1図では右側)
の躯体K2の躯体面には固定部材3用のアングル
材6が固着されており、アングル材6及び固定部
材3の外側(右側)縁部と躯体面との間にはコー
キング材7が充墳されている。
両固定部材2,3の対向する内端部には表面側
にウエブを有する中空箱形断面等の支持部2a,
3aが形成されている。これら支持部2a,3a
のウエブ2b,3b内端側において、その背面側
には合成樹脂、ゴム等よりなる止水板8の両端を
嵌着する嵌着部2c,3cが突設される一方、表
面側には水切部材9,10用のホルダ11,12
の一端を嵌着する断面略C字状の保持部2d,3
dが形成されるとともに、該保持部2d,3dの
表面にばね部材18を係着する突起状の係止部1
3,14が形成されている。係止部13,14の
先端13a,14aは断面円弧状、断面山形状等
に形成され、同係止部13,14の両側面には断
面でのこ刃状の係止面13b,14bが形成され
ている。これら係止面13b,14bのうち、最
先端ののこ刃面の突出量が他の部分より所定量だ
け大きく形成されてばね部材18の外れを積極的
に防止している。
両固定部材2,3における支持部2a,3aの
ウエブ2b,3b外端には、水切部材9,10用
のホルダ11,12を係止するための係止縁2
e,3eが形成されるとともに、同ウエブ2b,
3bの外端部背面側には水切笠木15の一端を係
止する係止突縁2f,3fが形成されている。な
お、水切笠木15は必要に応じて配設されるもの
で、この実施例では一方の躯体K1に対してのみ
配設され、この躯体K1の躯体面には水切笠木1
5用の短尺のホルダ16が所定ピツチで配設され
る。
両固定部材2,3のウエブ2b,3b表面側に
は短尺の所定数のホルダ11,12によつて長尺
の水切部材9,10が取りつけられている。ホル
ダ11,12は水切部材9,10の背面側に沿つ
て断面L字状に形成され、同ホルダ11,12の
背面には固定部材2,3の保持部2d,3dに嵌
込まれる嵌込片11a,12aと、固定部材2,
3の係止縁2e,3eの背面に係合する係止爪1
1b,12b及び係止縁2e,3eの表面側に当
接する押え片11c,12cがそれぞれ形成され
ている。そして、ホルダ11,12によつて保持
される水切部材9,10の両端にはホルダ11,
12の両端と係合する断面かぎ形状の係合縁9
a,10aが形成されている。なお、ホルダ1
1,12は、水切部材9,10の長手方向へ別の
水切部材を接続するための断手(排水ジヨイン
ト)を兼用することもできる。
上述したように、長尺の固定部材2,3のウエ
ブ2b,3bの表面側に、短尺の所定数のホルダ
11,12を介して長尺の水切部材9,10を取
り付けることで、固定部材2,3と水切部材9,
10との間には、水切部材9,10と後述のカバ
ー部材17との間に形成される内部空間A,Bを
外部と連通させる通気路C,Dがそれぞれ形成さ
れる。そして、通気路C,Dは、内部空間A,B
に連通する内端開口部C1,D1が高く、外部に
開口する外端開口部C2,D2が低くなるように
設定されるとともに、通気路C,Dの底部をなす
固定部材2,3のウエブ2b,3bも内端が高く
外端が低い傾斜状に形成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17は、短尺の所定数のばね部材18によ
つて両固定部材2,3の水切部材9,10の表面
に沿つて移動(傾動、スライド等の移動)可能に
装着されるもので、このカバー部材17の背面側
両端部には水切部材9,10の表面に密接して水
密を保持するパツキン19,20を嵌着するあり
溝を有する嵌着部17a,17bが形成されてい
る。また、カバー部材17の両嵌着部17a,1
7bの内側面には、同カバー部材17の長手方向
へ別のカバー部材を接続するための排水機能を有
する継手21の両端を保持する保持縁17c,1
7dが形成されている。カバー部材17の背面、
略中央部にはばね部材18を係着する突起状の係
止部22が形成されており、この係止部22の先
端22aは断面円弧状、断面山形状等に形成さ
れ、同係止部22の両側面には断面のこ刃状の係
止面22bが形成されている。これら係止面22
bのうち、最先端ののこ刃面の突出量が他の部分
より所定量だけ大きく形成されてばね部材18の
外れを積極的に防止している。
両固定部材2,3の水切部材9,10表面に沿
つてカバー部材17を移動可能に保持する短尺の
ばね部材18は、両躯体K1,K2の上下、左
右、前後等の変動に対応して弾性伸縮可能に断面
略W字状をなし、その中央部にはカバー部材17
の係止部22と弾性係着する受止部23が形成さ
れ、両端部には両固定部材2,3の係止部13,
14とそれぞれ弾性係着する両受止部24,25
が形成されている。この実施例において、ばね部
材18は、断面略V字状をなす2つのばね板部1
8a,18bを主体として構成されるもので、こ
れらばね板部18a,18bの対向する内板部の
上部がリベツト,ビス,点溶接等によつて固着1
8cされて一体状をなす。そして、両ばね板部1
8a,18bの接合部先端には、カバー部材17
の係止部22が挿入される挿入口を有し、かつ、
該挿入口の開口縁両側に係止部22の係止面22
bと弾性係着する係止爪23aを有する受止部2
3が形成されている。両ばね板部18a,18b
の外板部先端には、両固定部材2,3の係止部1
3,14が挿入される挿入口を有し、かつ、該挿
入口の開口縁両側に係止部13,14の係止面1
3b,14bとそれぞれ弾性係着する係止爪24
a,25aを有する受止部24,25が形成され
ている。さらに、カバー部材17の係止部22と
ばね部材18の中央部の受止部23とを弾性係着
させた状態において、ばね部材18の両端部の受
止部24,25上面がカバー部材17の背面に弾
性圧接するとともに、第2図に示すように、両受
止部24,25間の距離L1が両固定部材2,3
の係止部13,14間の距離L2よりもaだけ大
きくなるように、ばね部材18の各受止部23,
24,25の配設位置が設定されている。すなわ
ち、カバー部材17の係止部22とばね部材18
の受止部23とを弾性係着させた状態において、
カバー部材17を固定部材2,3側へ押圧するこ
とで、ばね部材18の両ばね板部18a,18b
の外板面が固定部材2,3の係止部13,14の
先端13a,14aに沿つて摺動し、この案内作
用によつてばね部材18の両端の受止部24,2
5が両固定部材2,3の係止部13,14と確実
に弾性係着するとともに、この状態において、ば
ね部材18のばね力によつてカバー部材17を固
定部材2,3側へ付勢し、同カバー部材17両端
のパツキン19,20を両水切部材9,10の表
面に所定圧力で圧接させ得るように、ばね部材1
8のばね力が設定されている。
なお、上記両固定部材2,3、ホルダ11,1
2、水切部材9,10、カバー部材17等の各部
材は軽合金(アルミ合金等)の押出成形による型
材を用いることもできる。
上述したように構成されるエキスパンシヨンジ
ヨイント1において、両躯体K1,K2が上下、
左右、前後等へ変動したときには、この変動に対
応してばね部材18が弾性伸縮する一方、カバー
部材17はばね部材18に保持された状態で、両
固定部材2,3の水切部材9,10の表面に沿つ
て移動(傾動、スライド等の移動)する。このた
め、カバー部材17の変形、損傷等が防止され、
両躯体K1,K2間の隙間Sはカバー部材17に
よつて常に良好に密閉保持される。
さて、固定部材2,3と水切部材9,10との
間に通気路C,Dを形成したから、風雨時の際、
その風圧によつてエキスパンシヨンジヨイント1
の外周囲の気圧が高くなると、これにともない、
通気路C,Dによつて、水切部材9,10とカバ
ー部材17との間の内部空間A,Bの気圧も高く
なる。そして、外部と内部空間A,Bとが通気路
C,Dによつて等気圧に保持され、等気圧好果に
よつて、水切部材9,10とカバー部材17両端
のパツキン19,20との間から雨水等が内部空
間A,Bに浸入することを防止して水密性の向上
を図ることができる。
しかも、通気路C,Dは、その内端開口部C
1,D1が高く、外端開口部C2,D2が低く設
定されるため、万一、内部空間A,Bに雨水が浸
入し、通気路C,D内に流入しても、前記通気路
C,Dが排出路を兼用することができて、雨水が
内部空間A,B及び通気路C,Dに溜ることを防
止することができる。
なお、上記第1実施例におけるカバー部材17
の係止部22とばね部材18の中央部の受止部2
3とにおいて、カバー部材17の背面ほぼ中央部
に、同カバー部材17と一体又は別部材よりなる
受止部23を配設する一方、ばね部材18の略中
央部に、同ばね部材18と一体又は別部材よりな
る係止部22を配設してもよい。さらに、係止部
22と受止部23との形状は弾性係着するもので
あればどのような形状であつてもよい。
また、両固定部材2,3の係止部13,14と
ばね部材18の両端部の受止部24,25とにお
いて、ばね部材18の両端部に、該ばね部材18
と一体又は別部材よりなる係止部13,14を配
設し、両固定部材2,3に、該部材2,3と一体
又は別部材よりなる受止部24,25を配設して
もよい。さらに、係止部13,14と受止部2
4,25との形状は弾性係着するものであればど
のような形状であつてもよい。
また、ばね部材18において、両ばね板部18
a,18bを一枚板によつて形成してもよく、線
状材等によつて形成してもよい。
さらに、ばね部材18は、両躯体K1,K2の
変動に対応して弾性変形するものであればどのよ
うな形状であつてもよく、例えば断面略U字状、
V字状等であつてもよい。
次に、第4図に示す第2実施例において、両建
物の躯体(屋根と外壁)K1,K2を接続するエ
キスパンシヨンジヨイント1が示されている。こ
のジヨイント1において、一方の躯体K1の躯体
面に取りつけられる長尺の固定部材2、短尺ホル
ダ11及び長尺の水切部材9は第1実施例とほぼ
同様で、固定部材2と水切部材9との間には、水
切部材9とバー部材17との間に形成される内部
空間Aを外部と連通させる両端開口部C1,C2を
有する通気路Cが形成される。
他方の躯体K2の躯体面にビス5によつて固定
される長尺の固定部材3は、その下端部に一方の
固定部材2に向けて張出す支持部3aが形成され
て断面L字状等をなす。この支持部3a先端に
は、その表面側にカバー部材17の背面を支承す
る支承縁3gが突設され、背面側に断面L字状の
突縁3hが突設されている。突設3hには、その
先端面に止水板8の一端を嵌着する嵌着部3Cが
形成され、先端部表面にばね部材18を係着する
係止部14が付設されている。固定部材3の上端
部には補助カバー26を係止する断面かぎ形状の
掛止縁31が形成され、同固定部材3の基板部表
面には補助カバー26を係着する受止部27が形
成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17は第1実施例とほぼ同様のばね部材1
8によつて両固定部材2,3の間に移動可能に装
着される。このカバー部材17の一端部背面側に
は固定部材2の水切部材9表面に密接するパツキ
ン19を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部1
7aが形成され、同カバー部材17の他端部表面
側には補助カバー26の背面に密接するパツキン
20を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部17
bが形成されている。さらに、カバー部材17の
他端縁には継手21用の保持縁17dが形成さ
れ、同カバー部材17の背面、略中央部には、ば
ね部材18の中央部の受止部23に対応する係止
部22が形成されている。
補助カバー26は、他方の躯体K2の躯体面及
びカバー部材17の表面に沿つて断面L字状に形
成され、その背面側隅角部には固定部材3の受止
部27に係着される係止突起29が形成されてい
る。なお、この実施例では係止ばね28によつて
弾性係着される。さらに、補助カバー26の一端
部にはカバー部材17の表面に密接するパツキン
58を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部26
aが形成され、同補助カバー26の他端部には固
定部材3の掛止縁3iに係合する断面かぎ形状の
係合縁26bが形成されている。なお、第4図
中、30,31はコーキング材である。
上記のように構成されるエキスパンシヨンジヨ
イント1は第1実施例とほぼ同様の作用をすると
ともに、補助カバー26は、カバー部材17が装
着された後、固定部材3に対し押込み操作によつ
て容易に取り付けられる。なお、補助カバー26
は必要に応じて設けられるもので、カバー部材1
7と一体成形することも可能である。
次に、第5図に示す第3実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と屋根)K1,K2を接
続するエキスパンシヨンジヨイント1が示されて
いる。このジヨイント1において、両躯体K1,
K2の躯体面には長尺の両固定部材2,3がビス
4,5によつて固定され、その支持部2a,3a
の表面側に形成されるウエブ2b,3bの内端部
には後述の基板部材26の背面を支承する支承部
2g,3gが形成されている。支承部2g,3g
の外側面ほぼ中央部には水切部材9,10用のホ
ルダ11,12の一端を嵌着する保持部2d,3
dが形成され、同支承部2g,3gの内側面上部
にはばね部材18を形止する断面かぎ形状の係止
部13,14が図に示すように形成されている。
上記両固定部材2,3のうち、一方の固定部材
2のウエブ2bの外端(図では左端)部には水切
部材9の外端を係止する係止縁2eが張出し状に
形成され、この係止縁2eの先端部板面には通気
路Cの外端開口部C2をなす孔又は切欠き部が形
成されている。また、係止縁2eの背面側には水
切笠木15の一端を係止する係止突縁2fが必要
に応じて形成される。
上記固定部材2のウエブ2b表面側には短尺の
所定数のホルダ11によつて長尺の水切部材9が
取付けられる。この水切部材9の背面には固定部
材2の係止縁2eと係合する係止爪9bが形成さ
れる一方、ホルダ11の内端部背面には固定部材
2の保持部2dに嵌込まれる嵌込片11aが形成
され、同ホルダ11の外端部背面には固定部材2
の係止縁2e表面に当接する支承片11dが形成
されている。
他方の固定部材3のウエブ3b外部(図では右
端)には水切部材10用のホルダ12を係止する
ための係止縁3eが張出し状に形成され、該係止
縁3eの先端部表面にはホルダ12の背面を支承
する支承縁3hが形成されている。さらに、係止
縁3eの先端部板面には通気路Dの外端開口部D
2をなす孔が形成されている。
上記両固定部材3のウエブ3b表面側には短尺
の所定数のホルダ12によつて長尺の水切部材1
0が取りつけられる。ホルダ12の内端部背面に
は固定部材3の保持部材3dに嵌込まれる嵌込片
12aが形成され、同ホルダ12の背面の所定位
置には固定部材3の係止縁3eと係合する係止爪
12bが図に示すように形成されている。
上述したように、長尺の両固定部材2,3のウ
エブ2b,3b表面側に、短尺の所定数のホルダ
11,12を介して長尺の水切部材9,10を取
り付けることで、固定部材2,3と水切部材9,
10との間には、水切部材9,10とカバー部材
17との間に形成される内部空間A,Bを外部と
連通させる通気路C,Dがそれぞれ形成される。
そして、通気路C,Dは、内部空間A,Bに連通
する端開口部C1,D1が高く、外部に連通する
外端開口部C2,D2が低くなるように設定され
るとともに、通気路C,Dの底面をなす固定部材
2,3のウエブ2b,3bも内端が高く外端が低
い傾斜状に形成されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17は、基板部材26を一体状に有する短
尺の所定数のばね部材18によつて両固定部材
2,3の水切部材9,10の表面に沿つて移動可
能に装着されるもので、このカバー部材17の背
面両端部には水切部材9,10の表面に密接する
パツキン19,20を嵌着するためのあり溝を有
する嵌着部17a,17bが形成されている。そ
して、両嵌着部17a,17bの対向する内側面
には基板部材26と係着する断面でのこ刃状の係
止面17e,17fが形成され、これら係止面1
7e,17fのうち、最下端ののこ刃面の突出量
は他の部分より大きく形成されて基板部材26と
の外れが防止されている。
両固定部材2,3の水切部材9,10表面に沿
つてカバー部材17を移動可能に保持するばね部
材18は、両躯体K1,K2の上下、左右、前後
等の変動に対応して弾性伸縮可能に断面略W字状
をなし、その両端部には両固定部材2,3の係止
部13,14と弾性圧接して係合する係止片18
d,18eが形成されている。ばね部材の略中央
部の頂部には基板部材12が点溶接、リベツト、
ビス等によつて一体化に配設されており、この基
板部材26の両端部にはカバー部材17の係止面
17e,17fと弾性係着する係止片26a,2
6bが形成されている。さらに、基板部材26に
よつてカバー部材17を係着したときには、ばね
部材18のばね力によつて、基板部材26ととも
にカバー部材17を固定部材2,3側へ付勢し、
同カバー部材17両端のパツキン19,20を水
切部材9,10の表面に所定圧力で圧接させるよ
うに、ばね部材18のばね力が設定されている。
上記したように構成される第3実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第6図に示す第4実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と屋根)を接続するエキ
スパンシヨンジヨイント1が示されている。この
ジヨイント1において、両躯体K1,K2の躯体
面には左右対称状をなす両固定部材2,3がビス
4,5によつて固定されている。両固定部材2,
3における支持部2a,3aのウエブ2b,3b
内端には、水切部材9,10用のホルダ11,1
2の背面を支承しかつ水切部材9,10の内端部
と係合する係合支縁2i,3iが形成されてい
る。さらに、ウエブ2b,3bの外端にはホルダ
9,10を係止する係止縁2e,3eが張出し状
に形成され、これら係止縁2e,3eの先端部表
面にはホルダ11,12の背面を支承する支承縁
2h,3hが形成され、同係止縁2e,3eの先
端部板面には通気路C,Dの外端開口部C2,D
2をなす孔が形成されている。
両固定部材2,3のウエブ2b,3bの表面側
には短尺の所定数のホルダ11,12によつて長
尺の水切部材9,10が取付けられる。ホルダ1
1,12の背面の所定位置には固定部材2,3の
係止縁2e,3eと係合する係止爪11b,12
bが形成される一方、水切部材の9,10の両端
部にはホルダ11,12の両端と係合する断面か
ぎ形状の係合縁9a,10aが形成されている。
さらに、水切部材9,10の内端の係合縁9a,
10aには固定部材2,3の係合支縁2i,3i
と係合する掛止縁9c,10cが図に示すように
形成されている。水切部材9,10の内端部表面
には第1実施例(又は第2実施例)とほぼ同様の
ばね部材18を係止する係止部13,14が形成
され、同水切部材9,10の内端部板面には通気
路C,Dの内端開口部C1,D1をなす孔が形成
されている。
上記したように、長尺の固定部材2,3のウエ
ブ2b,3b表面側に短尺のホルダ11,12を
介して長尺の水切部材9,10を取付けること
で、固定部材2,3と水切部材9,10との間に
は、水切部材9,10とカバー部材17との間の
内部空間A,Bを外部と連通させる両端開口部C
1,C2,D1,D2を有する通気路C,Dがそ
れぞれ形成される。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17及び、該仮バー部材17を両固定部材
2,3の水切部材9,10表面に沿つて移動可能
に保持するばね材18は第1実施例(又は第2実
施例)とほぼ同様である。
上記したように構成される第3実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第7図に示す第5実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と外壁)K1,K2を接
続するエキスパンシヨンジヨイント1が示されて
いる。このジヨイント1において、一方の躯体K
1の躯体面に配設される長尺の固定部材2,短尺
のホルダ11及び長尺の水切部材9は第4実施例
とほぼ同様で、固定部材2と水切部材9との間に
は、水切部材9とカバー部材17との間に内部空
間Aを外部と連通させる両端開口部C1,C2を
有する通気路Cが形成される。
他方の躯体K2の躯体面にビス5によつて固定
される固定部材3の下端には、一方の固定部材2
の水切部材9に向けて張出す支持部3aが形成さ
れ、該支持部3aの先端には第1実施例(又は第
2実施例)とほぼ同様のばね部材18を係止する
係止部14が形成され、同支持部3aの先端部板
面には水抜き孔3jが貫設されている。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17は、第1実施例(又は第2実施例)と
ほぼ同様のばね部材18によつて両固定部材2,
3に対し移動可能に保持される。このカバー部材
17は断面L字状に形成され、その一端部には固
定部材2の水切部材9表面に密接するパツキン1
9を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部17a
が形成され、他端部には固定カバー27の背面に
密接するパツキン20を嵌着するためのあり溝を
有する嵌着部17bが形成されている。カバー部
材17の他端部側を被う固定カバー27は図で示
すように躯体K2の躯体面にビス28によつて固
定されている。
上記したように構成される第5実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第8図に示す第6実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と屋根)K1,K2を接
続するエキスパンシヨンジヨイント1が示されて
いる。このジヨイント1において、両躯体K1,
K2の躯体面には長尺で左右対称状をなす両固定
部材2,3がビス4,5によつて固定されてい
る。これら両固定部材2,3における支持部2
a,3aのウエブ2b,3b内端には水切部材
9,10の内端部背面を支承する支承縁2h,3
hが形成され、同ウエブ2b,3bの外端部には
水切部材9,10の背面に密接するパツキン2
9,30を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部
2K,3Kが形成されている。さらに、ウエブ2
b,3bの外端部板面には通気路C,Dの外端開
口部C2,D2をなす孔が形成されている。
両固定部材2,3のウエブ2b,3bの表面側
には短尺の所定数のばねホルダ11,12によつ
て長尺の水切部材9,10が取付けられる。短尺
のばねホルダ11,12は断面略U字状をなし、
その底板部がビス、リベツト等によつて固定部材
2,3のウエブ2b,3b表面に固定されてい
る。ばねホルダ11,12の両端部には水切部材
9,10を弾性係着する係止爪11e,12eが
形成される一方、この係止爪11e,12eと係
合する係止面を有する一対の係合部9e,10e
が水切部材9,10の背面に形成されている。ま
た、水切部材9,10の内端部表面にはばね部材
18を係止する係止部13,14が形成され、同
水切部材9,10の内端部板面には通気路C,D
の内端開口部C1,C2をなす孔が形成されてい
る。
上記したように、長尺の固定部材2,3のウエ
ブ2b,3bの表面側に短尺の所定数のばねホル
ダ11,12を介して長尺の水切部材9,10を
取付けることで、固定部材2,3と水切部材9,
10との間には、水切部材9,10とカバー部材
17との間に形成される内部空間A,Bを外部と
連通させる両端開口部C1,C2,D1,D2を
有する通気路C,Dが形成される。なお、第8図
中、31,32は水切部材9,10の長手方向へ
別の水切部材を接続するための継手である。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材17及び該カバー部材17を両固定部材
2,3の水切部材9,10表面に沿つて移動可能
に保持するばね部材18は1実施例(又は第3実
施例)とほぼ同様である。
上記したように構成される第6実施例とのエキ
スパンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同
様の作用をする。
なお、上述した各実施例においては、固定部材
2・3,ホルダ11・12及び水切部材9・10
をそれぞれ別固に形成したが、固定部材2・3と
ホルダ11・12とを一体に形成してもよく、ホ
ルダ11・12と水切部材9・10とを一体に形
成してもよい。
さらに、ホルダ11・12を用いることなく、
固定部材2・3の表面側に適宜の取付手段を介し
て水切部材9・10を取りつけてもよい。
また、ばね部材18は、固定部材2・3の水切
部材9・10表面に沿つてカバー部材17を移動
可能に保持し得るものであればどのように構成し
てもよい。
以上述べたように、この発明は、所定の隙間を
隔てて隣接する両建物の躯体にそれぞれ配設され
て対をなす両固定部材と、これら両固定部材のう
ち、少なくとも一方の固定部材の表面側に配設さ
れる水切部材と、前記両固定部材の間に移動可能
に架設されるとともに、背面が前記水切部材の表
面と所定の内部空間を隔てかつ端部が同水切部材
の表面に接するカバー部材とを備えたエキスパン
シヨンジヨイントであつて、しかも、前記固定部
材と水切部材との間に、該水切部材と前記カバー
部材との間の前記内部空間を外部と連通させるた
めの通気路を配設したエキスパンシヨンジヨイン
トである。
したがつて、水切部材とカバー部材との間の内
部空間を、通気路によつて常に外部と連通させる
ことができ、前記内部空間の気圧を、外気圧と等
気圧に保持することができる。このため、従来と
異なり、気圧差によつて雨水等が水切部材とカバ
ー部材の端部との間からその内部空間に侵入する
ことを積極的に防止し得、水密性の向上を良好に
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は第1実施例のエキスパンシヨンジヨイントを
示す断面図、第2図はカバー部材を固定部材に装
着する状態を示す断面図、第3図はばね部材を示
す斜視図、第4図は第2実施例のエキスパンシヨ
ンジヨイントを示す断面図、第5図は第3実施例
のエキスパンシヨンジヨイントを示す断面図、第
6図は第4実施例のエキスパンシヨンジヨイント
を示す断面図、第7図は第5実施例のエキスパン
シヨンジヨイントを示す断面図、第8図は第6実
施例のエキスパンシヨンジヨイントを示す断面図
である。 1…エキスパンシヨンジヨイント、2,3…固
定部材、9,10…水切部材、11,12…ホル
ダ、17…カバー部材、18…ばね部材、A,B
…内部空間、C,D…通気路、K1,K2…躯
体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の隙間を隔てて隣接する両建物の躯体に
    それぞれ配設されて対をなす両固定部材と、これ
    ら両固定部材のうち、少なくとも一方の固定部材
    の表面側に配設される水切部材と、前記両固定部
    材の間に移動可能に架設されるとともに、背面が
    前記水切部材の表面と所定の内部空間を隔てかつ
    端部が同水切部材の表面に接するカバー部材とを
    備えたエキスパンシヨンジヨイントであつて、し
    かも、前記固定部材と水切部材との間に、該水切
    部材と前記カバー部材との間の前記内部空間を外
    部と連通させるための通気路を配設したことを特
    徴とするエキスパンシヨンジヨイント。 2 前記通気路は、水切部材とカバー部材との間
    の内部空間に連通する側が高く、前記水切部材と
    固定部材との間の外部に開口する側が低く設定さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のエキスパンシヨンジヨイント。
JP14042782A 1982-08-11 1982-08-11 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS5931337A (ja)

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JPS6268944A (ja) * 1985-09-19 1987-03-30 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
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JP6872806B2 (ja) * 2019-01-10 2021-05-19 ドーエイ外装有限会社 屋上用目地カバー装置

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