JP2862201B2 - エキスパンションジョイントのカバー材連結機構 - Google Patents

エキスパンションジョイントのカバー材連結機構

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JP2862201B2
JP2862201B2 JP3420394A JP3420394A JP2862201B2 JP 2862201 B2 JP2862201 B2 JP 2862201B2 JP 3420394 A JP3420394 A JP 3420394A JP 3420394 A JP3420394 A JP 3420394A JP 2862201 B2 JP2862201 B2 JP 2862201B2
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locking
cover
joint
expansion joint
locking edge
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正樹 荻島
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間隔を隔てた建築物躯
体間の間隙を覆うカバー材を突合せ連結して構成される
エキスパンションジョイントのカバー材連結機構に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】エキスパンションジョイント
は相対する建築物躯体間の間隙を覆うカバー材を突合せ
連結してなるものであり、カバー材の連結部にはジョイ
ント材を配置することが必要となる。このジョイント材
として、従来は実公平5ー2724号公報の第1図のジ
ョイント材106に示されるようにカバー材の連結部の
外側に配置されるものと、実公昭63ー37363号公
報の第2図、第3図のジョイント材17に示されるよう
に、カバー材の連結部の内側に配置されるものとが知ら
れている。
【0003】ところで、上記いずれの場合も、特にカバ
ー材が上下方向に配設されている場合は、震動や温度変
化、不同沈下等によって両側の建築物躯体が互いに異な
る方向に変動したときは、ジョイント材が自重によって
ずり落ちることがある。そのため、カバー材とジョイン
ト材とがよく密着するように形成されているが、変動が
繰り返されるうちに密着が緩み、ジョイント材の位置ず
れ現象が生じることがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記問題点を解消し、連結され
る2つのカバー材を連結するジョイント材が位置ずれす
ることなく確実に所定の位置に保持されるエキスパンシ
ョンジョイントのカバー材連結機構を提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るエキスパンションジョイントのカバー
材連結機構は、間隔を隔てた建築物躯体間の間隙に一定
の間隔をおいて設けられた係止部材の係止部に、上記間
隙を覆う幅を有するカバー材の裏側の長手方向に沿って
形成された係止縁を取着させるとともに、これら複数の
カバー材を突合せ連結して構成されるエキスパンション
ジョイントにおいて、互いに突合せ連結された2つの前
記カバー材の連結部の裏側にジョイント材を配置すると
ともに、上記カバー材の裏面に突出形成された上記係止
縁を上記ジョイント材が配置される部位に相当する分だ
け切欠き、この切欠き部に上記ジョイント材を装着した
ことを特徴とする。
【0006】なお、前記係止部材の係止部又はカバー材
の係止縁のいずれか一方が溝状に形成され、他方が上記
溝状係止部又は係止縁に挿入して係着されるように構成
してもよい。
【0007】前記ジョイント材の裏側に、前記カバー材
の係止縁と同じ構成の係止縁を突出させてもよく、ある
いは前記ジョイント材が、前記係止部材と同じ構成の係
止部材に一体的に取着されている構成でもよい。
【0008】さらに、前記カバー材が直角状に形成され
たカバー材を含むものであってもよい。
【0009】
【発明の作用、効果】前記構成によれば、ジョイント材
の端部は連結されたカバー材の係止縁の切欠き部の端部
に係合するので、自由に移動することはできない。した
がって、建築物躯体が相対的に異なる方向に変動し、あ
るいはジョイント材が自重によりずり落ちるような力が
作用しても、ジョイント材はカバー材の係止縁により支
持され、位置ずれすることなく確実に所定の位置に保持
される。
【0010】なお、係止部材の係止部とカバー材の係止
縁との係着にあたっては、係止部材の係止部又はカバー
材の係止縁を溝状に形成し、これに前記カバー材の係止
縁又は係止部材の係止部を係着されるように構成すれば
よい。
【0011】また、ジョイント材の裏側に、前記カバー
材の係止縁と同じ構成の係止縁を突出させる場合は、ジ
ョイント材の裏側に前記係止部材と同じ構成の係止部材
を配置し、その係止部を上記係止縁に係止させることが
できる。また、前記ジョイント材が、前記係止部材と同
じ構成の係止部材に一体的に取着されている場合は、
らにジョイント材の位置保持が強固になる。
【0012】さらに、前記カバー材が直角状に形成され
たカバー材を含むものであっても、保持効果は変わらな
い。
【0013】
【実施例】図1はエキスパンションジョイントを示すも
ので、このエキスパンションジョイントは間隔を隔てて
設けられた建築物躯体a、b間の間隙を複数のカバー材
1によって塞ぎ、各カバー材1を突合せ連結するととも
に、各連結部の裏側にジョイント材2を配設したもので
ある。3は笠木である。
【0014】建築物躯体a、bの突合せ側の端部には図
2のように支持部材4が固定されている。支持部材4は
アルミニウム又はその合金製の押出し型材若しくはその
他の金属材から構成され、起立縁5と止水板嵌合溝6が
形成されている。起立縁5の先端には鋸歯状の刻み目が
形成されている。
【0015】上記支持部材4の起立縁5には係止部材7
が係着されている。係止部材7は金属バネ板材によりW
字形に形成され、中央と両端にはそれぞれ溝状の係止部
8、9が形成されている。両端の係止部8は上記支持部
材4の起立縁5の上端に係着され、これにより係止部材
7は建築物躯体a、b間の間隙に一定の間隔をおいて配
置されている。
【0016】カバー材1はアルミニウム又はその合金製
の押出し型材若しくはその他の金属材から構成され、上
記建築物躯体a、b間の間隙を覆う幅を有するととも
に、両側端にはウェザーストリップ10などのクッショ
ン性を備える気密材が嵌合され、裏側中央部の長手方向
に沿って係止縁11が連続形成されている。係止縁11
の先端の断面は矢尻状に形成され、上記係止部材7の中
央の係止部9に挿入され、弾性的に係着されている。上
記カバー材1は複数個が長手方向に突合せ連結されてい
る。なお、カバー材と係止縁とを別体とし、係止縁を備
えた部材をカバー材に一体に固定する場合もあり、係止
縁の先端は折り曲げにより形成する場合もある。また、
カバー材は直角状に屈曲形成されることもある(図1の
最上部のカバー材1参照)。
【0017】止水板15はゴム又は合成樹脂から形成さ
れた帯状部材で、両側端は支持部材4の止水板嵌合溝6
に嵌合されている。
【0018】次に、互いに突合せ連結された上下左右の
2つのカバー材1の連結部の裏側にはジョイント材2が
配置されている。ジョイント材2はアルミニウム又はそ
の合金製の押出し型材又はステンレス等の金属材から構
成され、図3のようにカバー材1の係止縁11を除いた
裏面形状に即して形成され、両カバー材1の突合せ端部
の裏側に配置されている。
【0019】ところで、図3、図4に示されるように、
上記カバー材1の裏面に突出形成された上記係止縁11
a、11bは、上記ジョイント材2が配置される部位に
相当する分(図4の点線部分)だけ切欠かれ、切り欠き
部は平滑に形成されている。したがって、この平滑な切
欠き部に上記ジョイント材2が当接して配置される。
【0020】前記構成によれば、図4に示されるよう
に、ジョイント材2は連結されたカバー材1の切欠き部
に配置され、その下端部は連結された下方のカバー材1
の係止縁11bの上端部に支持されるので、それ以上下
方に移動することはできない。したがって、建築物躯体
a、bが相対的に異なる方向に変動し、あるいはジョイ
ント材2が自重によりずり落ちるような力が作用して
も、ジョイント材2はカバー材1の係止縁11bにより
支持され、位置ずれすることなく確実に所定の位置に保
持される。
【0021】なお、エキスパンションジョイントにおけ
るカバー材1の連結態様は上述の例に限定されない。例
えば図5に示されるように、一方の建築物躯体aの一部
に突壁a1が形成され、また両建築物躯体a、bの各垂
壁a2、b2と下壁a3、b3とを複数のカバー材1に
よって覆い、隣接するカバー材間をそれぞれジョイント
材2を介して連結する構造のものであってもよく、図6
のように、両建築物躯体a、bの垂壁a2、b2と下壁
a3、b3とが図5と逆の状態の場合であってもよく、
更には図7のように、両建築物躯体a、bの垂壁a2、
b2が直角をなしている場合でってもよい。
【0022】次に、図8、図9、図10は一方の建築物
躯体aが垂壁a2で、他方が水平壁b1及び垂壁b2の
場合のエキスパンションジョイントの例で、この場合垂
壁a2の支持部材4には起立縁5及び止水板嵌合溝6と
ともに係合部12が形成されている。両支持部材4の起
立縁5には係止部材7が係着されている。これに対し、
カバー材1は幅方向において直角に屈曲し、その裏面に
は係止部材7の係止部9に係止する係止縁11と、支持
部材4の起立縁5を受ける受け用係止縁13と、垂壁a
2、b2の係合部に係合する係合用係止縁14とが形成
されている。このように、カバー材1の裏側に係止縁1
1以外にも、受け用係止縁13や係合用係止縁14のよ
うな突状部が形成されている場合は、図8に斜線で示す
ように、上記係止縁11とその他の突状部とを上記ジョ
イント材2が配置される部位に相当する分だけ切欠いて
平滑に形成し、この平滑な裏面に上記ジョイント材2を
当接させて配置する。
【0023】このようなエキスパンションジョイントの
例は、ほかにも図11のように建築物躯体a、bが出隅
部を構成する場合や、図12のように入隅部を構成する
場合にも示される。このように、一方の建築物躯体aが
垂壁a2で、他方が水平壁b1の場合のカバー材1も同
様に、図示しないが、ジョイント材2が配置される部位
のカバー材1の裏側の係止縁11や受け用係止縁13や
係合用係止縁14は切欠きされている。
【0024】また、カバー材1と支持部材4との係着態
様も、上述の例に限定されない。例えば、図13のよう
に、カバー材1の係止縁11aが溝状に形成され、一方
の建築物躯体aに固定された金属バネ板製の係止部材7
aの係止爪付係止部9aが上記溝状係止縁11aに挿入
して係着されるように構成してもよい。この場合も、上
記係止縁11aを切欠いてジョイント材2を配置する。
【0025】さらに、図14のように、係止部材7bを
W字形のバネ部17上に金属バネ板製の係止部16を固
定してπ字状に形成し、バネ部17の両端を建築物躯体
a、aに固定した支持部材4bの係止溝18に係止さ
せ、係止16の両端屈曲部をカバー材1の裏側の両側に
形成した係止縁11bの内側に係着させるようにした構
成としてもよい。
【0026】ところで、ジョイント材2の裏側には上記
係止部材7bと同じ構成の係止部材の係止部16を除
き、これに代えてバネ部17が一体的に取着されてい
る。これにより、ジョイント材2はさらにバネ部17に
よっても保持されるという効果を有する。
【0027】同様に、前記各実施例のジョイント材も、
前記各係止部材と同じ構成の係止部材の係止部と一体的
に取着してもよい。例えば、図3の例において、ジョイ
ント材2の裏側にカバー材1の係止縁11と同じ係止縁
(同図の点線で示した係止縁11とほぼ同じもの)を突
出させ、ジョイント材2の裏側に図2の係止部材7と同
じ構成の係止部材(図示せず)を配置し、この係止部材
の係止部をジョイント材2の係止縁に係止させて一体的
に取着させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバー材連結機構を適用したエキ
スパンションジョイントの例の斜視図
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】図1のYーY線上の断面図
【図4】図3のZーZ線上の断面図
【図5】他のカバー材連結機構の実施例の斜視図
【図6】さらに他のカバー材連結機構の実施例の斜視図
【図7】さらに別のカバー材連結機構の実施例の斜視図
【図8】相対する建築物躯体が直角をなす場合のエキス
パンションジョイントの例の断面図
【図9】図8のエキスパンションジョイントの斜視図
【図10】他のカバー材連結機構の実施例の斜視図
【図11】さらに他のカバー材連結機構の実施例の斜視
【図12】さらに別のカバー材連結機構の実施例の斜視
【図13】カバー材と支持部材との他の係着態様を示す
断面図
【図14】カバー材と支持部材とのさらに他の係着態様
を示す断面図
【符号の説明】
a 建築物躯体 b 建築物躯体 1 カバー材 2 ジョイント材 7 係止部材 9 係止部 11 係止縁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てた建築物躯体間の間隙に一定
    の間隔をおいて設けられた係止部材の係止部に、上記間
    隙を覆う幅を有するカバー材の裏側の長手方向に沿って
    形成された係止縁を取着させるとともに、これら複数の
    カバー材を突合せ連結して構成されるエキスパンション
    ジョイントにおいて、互いに突合せ連結された2つの前
    記カバー材の連結部の裏側にジョイント材を配置すると
    ともに、上記カバー材の裏面に突出形成された上記係止
    縁を上記ジョイント材が配置される部位に相当する分だ
    け切欠き、この切欠き部に上記ジョイント材を装着した
    ことを特徴とするエキスパンションジョイントのカバー
    材連結機構。
  2. 【請求項2】 前記係止部材の係止部又はカバー材の係
    止縁のいずれか一方が溝状に形成され、他方が上記溝状
    係止部又は係止縁に挿入して係着される請求項1記載の
    エキスパンションジョイントのカバー材連結機構。
  3. 【請求項3】 前記ジョイント材の裏側に、前記カバー
    材の係止縁と同じ構成の係止縁を突出させた請求項1又
    は2記載のエキスパンションジョイントのカバー材連結
    機構。
  4. 【請求項4】 前記ジョイント材が、前記係止部材と同
    じ構成の係止部材に一体的に取着されている請求項1又
    は2記載のエキスパンションジョイントのカバー材連結
    機構。
  5. 【請求項5】 前記カバー材が直角状に形成されたカバ
    ー材を含む請求項1、2、3又は4記載のエキスパンシ
    ョンジョイントのカバー材連結機構。
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