JPS5820781Y2 - 複層ガラス障子 - Google Patents

複層ガラス障子

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Publication number
JPS5820781Y2
JPS5820781Y2 JP1977095142U JP9514277U JPS5820781Y2 JP S5820781 Y2 JPS5820781 Y2 JP S5820781Y2 JP 1977095142 U JP1977095142 U JP 1977095142U JP 9514277 U JP9514277 U JP 9514277U JP S5820781 Y2 JPS5820781 Y2 JP S5820781Y2
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JP
Japan
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glass
bead
double
wall
glazed
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Expired
Application number
JP1977095142U
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English (en)
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JPS5421935U (ja
Inventor
栗原真
Original Assignee
株式会社栗原
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Publication date
Application filed by 株式会社栗原 filed Critical 株式会社栗原
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は各別の板ガラスを用いて構成される複層ガラ
ス障子に関するものである。
従来の複層ガラス障子には、第1に、二枚の板ガラスの
周縁の間にスペーサを介在接合してなるペアガラスを、
その周縁に装着した一本のビードを介して框のガラス嵌
挿溝に嵌挿してなるもの。
第2に、框のガラス嵌挿溝を形成する側壁対向端にそれ
ぞれビードな装着するとともに、ガラス嵌挿溝底部にク
ッションを静置し、ガラス嵌挿溝内に各別の2板の板ガ
ラスをその間にスペーサを介在させて嵌挿してなるもの
、及び、第3に、各別の2枚の板ガラスの周縁を山字状
の一本のビードの置溝に差し込んで複層ガラスとし、こ
れを該ビードを介して框のガラス嵌挿溝に嵌挿してなる
ものが知られている。
しかし、第1のものは、ペアガラス製造が容易でないと
ともに、ペアガラスは重量が大きいので、これに対する
ビード装着が容易でなく、筐た、一方の板ガラスが破損
したときは全部を新規ペアガラスと交換しなければなら
ず補修費が高くつく欠点がある。
また、第2のものは、ビードの框に対する装着に手間が
かかり、クッション及びスペーサの装着も面倒であり、
ビードが脱落して気密性さるいは外観が損われるなどの
欠点がある。
そして、第3のものは重量が犬きぐかつ安定性に欠ける
ため2枚の板ガラスに一本のビードを装着する際の作業
性が非常に悪く、また、一方の板ガラスが破損した場合
の交換も容易にできないという欠点がある。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、各別
の板ガラスを用いる複層ガラス障子において、ビードの
装着が容易にでき、ガラス装着後はビードの脱落による
気密性及び外観の低下がなく、さらに、補修・交換が容
易かつ安価にできるようにした複層ガラス障子を提供す
ることを目的とする。
次に、この考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、G1.G2は障子に装着される各別の
板ガラスである。
この考案においては、各別の板ガラスのそれぞれに、別
体に形成されたビードB1.B2が装着される。
ビードB 、B は従来のビードと同様に軟質塩化
ビニルなどの弾性材料で作られている。
一方のビードB はほぼU字状に連続する内側壁1と底
壁2と外側壁3とを一体に有し、これらの壁によって、
板ガラスの周縁を挿入させる構4を構成している。
そして、外側壁3の上部には外方に突出する係止部5が
一体に設けられている。
筐た、この考案に従って、内側壁1は仕壁2,3よりも
厚内に形成されている。
厚肉に形成するととにより、内側壁は仕壁2,3よりも
大きい弾性を有している。
外側壁3及び底壁2は可撓性及び柔軟な弾性を有してい
る。
従って、板ガラスGにビードB を装着するときは、比
較的硬い内側壁1を板ガラスの一側面に押し当て、外側
壁3及び底壁2を撓屈させて溝4を開け、板ガラス周縁
を溝4内に容易に挿入できるから、ビードの装着が迅速
確実にできる。
他方のビードB も前記一方のビードB とほぼ対称形
に形成されており、内側壁1a、底壁2a、外側壁3a
、溝4a及び係止部5aを一体に有し、同様にして板ガ
ラスG に容易に装着される。
この考案によれば、上記のように各別にビードを装着し
た同−犬の2枚の板ガラスG 、G を平行に近接
し、前記ビードB 、B の内側壁1,1aを係合
させることにより複層ガラスを構成する。
すなわち、複層ガラスを構成する際は、各板ガラスに各
別にビードを装着するから、重量の太きい2板の板ガラ
スに一遍にビードを装着する従来技術に比し、作業が安
全容易に行なえる。
また、ビードB1.B2の内側壁1,1aを係合させる
ことにより複層化をする場合、各ビードの内側壁1,1
aは厚肉に形成されているから、複層ガラスの板ガラス
G 、G の間には相応の断熱、消音効果を発揮しつ
る空気層Sが形成され、かつ。
その空気層が確保される。
2枚の板ガラスの複層状態を維持し易くするため、捷た
、複層ガラスに後述のように框組みした後に、板ガラス
の相対移動を阻止しうるようにするため、前記ビードB
、B の内側壁1,1aの対向面に複数の鋸歯状の
凹凸部6,6aが形成されている。
このような凹凸部の係合により、二枚の板ガラスを単に
突き合わせただけで複層ガラスとした状態で、板ガラス
相互のずれを防止して、これに対して第2図に示すよう
に障子の框Rを装着することができる。
框Rは側壁7,8及びウェブ9により形成されたガラス
嵌挿溝10を有し、側壁γ、8の端部にはガラス嵌挿溝
の開口を形威する折曲縁11,12が設けられている。
上述した複層ガラスを框に組付けるには、上述のように
、各板ガラスのビードB1.B2の内側壁1,1aを係
合した状態で、ビードをその底壁2,2aから先にガラ
ス嵌挿溝10内に挿入し、外側壁3,3aが折曲縁11
゜12に当接した後、さらに押し込んで、ビードの係止
部5,5aを折曲縁11,12に係止させる。
この場合、外側壁3,3aは比較的薄く形成されて柔軟
であるのに対し、内側壁1,1aは厚く形威されて比較
的硬いので、ビードのガラス嵌挿溝内への押込みが容易
にでき、なおかつ、押し込んだ後は、内側壁1,1aが
スペーサとして機能し両板ガラス間の距離を一定に保つ
昔た、板ガラスG 、G に急激に大きな圧力が加
わっても、内側壁1,1aは板ガラス間において緩衝作
用を、外側壁3,3aは板ガラスと折曲縁11,12と
の間で緩衝作用をする。
なお、板ガラスの荷重を受けることとなるビードの底m
2,2aは第2図に示すようにウェブ9に当接支持させ
ることが好オしい。
また、各ビードの係止部5,5aを、第1図及び第2図
に示すように、上下一対の凸部で形威し、その間に溝1
3.13aを形成した場合は、複層ガラスの各辺に框R
を装着する際に、框をその長手方向に移動し、前記折曲
縁11,12を前記溝13.13aに摺動してビードB
、B をガラス嵌挿溝に嵌合することもできる。
そして框の装着方向のいかんによらず、このような係止
部とした場合は、ガラス装着後はビードが框の長手方向
に対して直角方向にガラス嵌挿溝より浮上がることをよ
りよく防止できる。
しかし、ビードの係止部は第3図に示されているように
、外側壁3,3aの端部に突設した一つの凸部5,5a
のみで構成してもよく、このような構成とした場合は、
複層ガラスのビードB 。
B のガラス嵌挿溝10への嵌合が容易になり。
しかも、厚肉の内側壁1,1a及び外側壁3,3aの弾
性復帰によりビードB 、B は十分確実にかつ安
定して折曲縁11,12の間に保持される。
第3図はまた、各ビードB 、B の内側壁1゜1
aの対向面に凹凸嵌合しうる凸部14と凹部15をそれ
ぞれ設け、ビードB 、B をそれぞれ板ガラスG
、Gに装着した後、内側壁1,1aを互いに押圧して
凸部14と凹部15の嵌め合いによって係合させるよう
にした実施例を示している。
上述のように、この考案による複層ガラス障子において
は、第1に、ビードは一枚の板ガラスごとに装着され、
ビードを装着した2枚の板ガラスをそのビードの対向面
において係合して複層ガラスを構成するから、ビードの
板ガラスへの装着が比較的小さい労力で安全かつ迅速に
行なうことができる。
第2に、各ビードは厚肉に形成された内側壁を有し、板
ガラスに各別に装着したビードの内側壁の対向面を係合
して複層ガラスを構成するから、板ガラス間に空気層を
設けるために従来のように板ガラスの間に別体のスペー
サを装置する手間が不要であり、しかも、単体の板ガラ
スに単に各別のビードを装着し突き合わせて複層ガラス
となるから、当初から板ガラスとスペーサが接合された
ペアガラスを用いる従来の障子と異なり、2枚の板ガラ
スが破損したときはその板ガラスのみを交換すればよく
、補修費低減の効果が得られる。
第3に、ビードの内側壁は厚肉に形成されて適宜の弾性
と硬さを有するので、板ガラスに加わることがある大き
な気圧に対してビードが有効な緩衝効果を発揮して板ガ
ラスを保護するとともに、框と板ガラスの間の水密性を
確保する。
第4に、ビードは外側壁の上部に外方に突出する係止部
を有し、複層ガラスを框のガラス嵌挿溝に嵌合したとき
に、前記係止部がガラス嵌挿溝を形成する側壁に係止さ
れるから、ビードがガラス嵌挿溝内に脱落しないので、
水密性が損われたり、板肉周部の体裁が損われたり、板
ガラスと框との間のクッション効果が失われることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す分離状態の断
面図、第2図は嵌合状態における断面図である。 第3図は他の実施例を示す断面図である。G 、G
・・・・・・板ガラス、B、B ・・・・・・ビード、
1.1a・・・・・・内側壁、2,2a・・・・・・底
壁、3,3a・・・・・・外側壁、4,4a・・・・・
・溝、5,5a・・・・・・係止部、6,6a・・・・
・・凹凸部、R・・・・・・框、14・・・・・・凸部
、15・・・・・・凹部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)下記要件を備えたことを特徴とする複層ガラス障
    子。 (イ)板ガラスの周縁を挿入する溝の一側壁を構成する
    内側壁を適宜厚肉に形成し、かつ、前記溝の他側壁を構
    成する外側壁の上部に外方に突出する係止部を設けてな
    るビードを、板ガラスの周縁に前記溝を用いて装着しで
    あること。 (ロ)前記ビードを装着した二枚の板ガラスを、各ビー
    ドの前記内側壁の対向面を係合して複層ガラスとしであ
    ること。 (ハ)前記複層ガラスの周縁を前記ビードを介して障子
    框のガラス嵌挿溝に嵌合し、かつ、各ビードの前記係止
    部を、框の前記ガラス嵌挿溝を形成する側壁に係止させ
    であること。
  2. (2) ビードの内側壁は対向面に互いに係合しつる
    弾性を有する鋸歯状部を有することを特徴とする(1)
    項に記載の複層ガラス障子。
  3. (3) ビードの内側壁は対向面に接離可能に嵌合し
    うる凸部と凹部を有することを特徴とする(1)項に記
    載の複層ガラス障子。
JP1977095142U 1977-07-16 1977-07-16 複層ガラス障子 Expired JPS5820781Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977095142U JPS5820781Y2 (ja) 1977-07-16 1977-07-16 複層ガラス障子

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JP1977095142U JPS5820781Y2 (ja) 1977-07-16 1977-07-16 複層ガラス障子

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Publication Number Publication Date
JPS5421935U JPS5421935U (ja) 1979-02-13
JPS5820781Y2 true JPS5820781Y2 (ja) 1983-04-30

Family

ID=29027814

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977095142U Expired JPS5820781Y2 (ja) 1977-07-16 1977-07-16 複層ガラス障子

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474936U (ja) * 1971-02-05 1972-09-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474936U (ja) * 1971-02-05 1972-09-13

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JPS5421935U (ja) 1979-02-13

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