JPH0156943B2 - - Google Patents
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- JPH0156943B2 JPH0156943B2 JP14094982A JP14094982A JPH0156943B2 JP H0156943 B2 JPH0156943 B2 JP H0156943B2 JP 14094982 A JP14094982 A JP 14094982A JP 14094982 A JP14094982 A JP 14094982A JP H0156943 B2 JPH0156943 B2 JP H0156943B2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- variable throttle
- valve
- pressure fluid
- power steering
- Prior art date
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 30
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポンプから吐出される圧力流体をハ
ンドル操作によつて流路を切り換えるサーボ弁に
よつてシリンダの左右両室に選択的に供給し、該
圧力流体の供給量に応じて前記シリンダを作動さ
せて操舵補助を行なうパワーステアリング装置、
殊に前記圧力流体の供給量を車速の増加にともな
つて低減し、高速走行時の操舵補助を低下させる
ようにした車速応答型のパワーステアリング装置
の改良に関するものである。
ンドル操作によつて流路を切り換えるサーボ弁に
よつてシリンダの左右両室に選択的に供給し、該
圧力流体の供給量に応じて前記シリンダを作動さ
せて操舵補助を行なうパワーステアリング装置、
殊に前記圧力流体の供給量を車速の増加にともな
つて低減し、高速走行時の操舵補助を低下させる
ようにした車速応答型のパワーステアリング装置
の改良に関するものである。
従来の車速応答型パワーステアリング装置は第
1図に示す如くハンドル1によつてサーボ弁5を
操作し操向車輪8と連結されたシリンダ6を作動
させて操向車輪8を偏倚せしめるものであり、エ
ンジン10によつて回転駆動させるポンプ11の
吐出口と前記サーボ弁5の流入口5Aとを接続す
る圧力流体供給路21に可変絞り弁23,24を
介挿し、該可変絞り弁23,24の流入口にスプ
ール26によつて仕切られた逃し弁25の弁孔の
前方室25Aを接続するとともに前記絞り弁2
3,24の流出口を前記逃し弁25の後方室25
Bに接続し、かつ前記スプール26を前記前方室
25Aと前記逃し弁の排出口28との連通を遮断
する方向に付勢するスプリング27を前記後方室
25Bに設けている。また前記可変絞り弁23,
24は該可変絞り弁の開度を変更せしめるソレノ
イド33,34と車輪の回転速度(車速)を検出
する車速センサー42と、該車速センサー42の
出力によつて前記ソレノイド33,34を車輪回
転速度の増加に従つて前記絞り弁23,24の開
度を減少せしめるべく作動するように制御する制
御回路43とが接続されている。なお通常前記絞
り弁23,24、逃し弁25及びソレノイド3
3,34は、前記ポンプ11のハウジング内に一
体的に取付けられている。そして第2図に示すよ
うにパワーステアリング装置のサーボ弁に供給す
る流体流量を車速に対して一定の条件で低下せし
めてパワーステアリング装置の操舵出力を車速の
増加に伴なつて低減させ、高速走行時の操舵補助
力を低下せしめるようになつている。従つて運転
者に車速に応じた操舵感覚を付与することがで
き、これによつて特に高速走行に際して安定した
ハンドル操作を期待し得る動力舵取装置が得られ
る特徴がある。しかしながらこの従来のパワース
テアリング装置ではハンドル操作に対するタイヤ
の応答性はほぼハンドル操作に対して正確に応答
するため例えば高速走行時に前方の障害物を避け
るためハンドルを必要以上に急激に切つたような
場合、ハンドル操作に前述した操舵補助力の低下
によるある程度の抵抗はあるものの、ハンドルの
操作スピードに応じてタイヤも切れていき、タイ
ヤの必要以上に切れ過ぎてしまうという現象が生
じ、そのため運転者に上記急操舵に対する不安感
を与えてしまうという欠点がある。しかも、ハン
ドルの復元性能に対しても何等考慮がはらわれて
いないため、ハンドルを戻す時にも力が必要とな
ることがあり、そのためハンドルの復元時に操舵
補助力が働いてハンドルを戻し過ぎるということ
が生じることがあつた。そのためハンドルの操作
中にハンドルがとられるという恐れがあつた。又
従来のものは逃し弁25とともに絞り弁23,2
4及びソレノイド33,34がポンプに内蔵され
る構造であるため、ポンプ自体が大型化し、エン
ジン廻りの極くスペースの限られた場所にポンプ
を取付ける場合、その取付けが困難になるという
欠点があつた。
1図に示す如くハンドル1によつてサーボ弁5を
操作し操向車輪8と連結されたシリンダ6を作動
させて操向車輪8を偏倚せしめるものであり、エ
ンジン10によつて回転駆動させるポンプ11の
吐出口と前記サーボ弁5の流入口5Aとを接続す
る圧力流体供給路21に可変絞り弁23,24を
介挿し、該可変絞り弁23,24の流入口にスプ
ール26によつて仕切られた逃し弁25の弁孔の
前方室25Aを接続するとともに前記絞り弁2
3,24の流出口を前記逃し弁25の後方室25
Bに接続し、かつ前記スプール26を前記前方室
25Aと前記逃し弁の排出口28との連通を遮断
する方向に付勢するスプリング27を前記後方室
25Bに設けている。また前記可変絞り弁23,
24は該可変絞り弁の開度を変更せしめるソレノ
イド33,34と車輪の回転速度(車速)を検出
する車速センサー42と、該車速センサー42の
出力によつて前記ソレノイド33,34を車輪回
転速度の増加に従つて前記絞り弁23,24の開
度を減少せしめるべく作動するように制御する制
御回路43とが接続されている。なお通常前記絞
り弁23,24、逃し弁25及びソレノイド3
3,34は、前記ポンプ11のハウジング内に一
体的に取付けられている。そして第2図に示すよ
うにパワーステアリング装置のサーボ弁に供給す
る流体流量を車速に対して一定の条件で低下せし
めてパワーステアリング装置の操舵出力を車速の
増加に伴なつて低減させ、高速走行時の操舵補助
力を低下せしめるようになつている。従つて運転
者に車速に応じた操舵感覚を付与することがで
き、これによつて特に高速走行に際して安定した
ハンドル操作を期待し得る動力舵取装置が得られ
る特徴がある。しかしながらこの従来のパワース
テアリング装置ではハンドル操作に対するタイヤ
の応答性はほぼハンドル操作に対して正確に応答
するため例えば高速走行時に前方の障害物を避け
るためハンドルを必要以上に急激に切つたような
場合、ハンドル操作に前述した操舵補助力の低下
によるある程度の抵抗はあるものの、ハンドルの
操作スピードに応じてタイヤも切れていき、タイ
ヤの必要以上に切れ過ぎてしまうという現象が生
じ、そのため運転者に上記急操舵に対する不安感
を与えてしまうという欠点がある。しかも、ハン
ドルの復元性能に対しても何等考慮がはらわれて
いないため、ハンドルを戻す時にも力が必要とな
ることがあり、そのためハンドルの復元時に操舵
補助力が働いてハンドルを戻し過ぎるということ
が生じることがあつた。そのためハンドルの操作
中にハンドルがとられるという恐れがあつた。又
従来のものは逃し弁25とともに絞り弁23,2
4及びソレノイド33,34がポンプに内蔵され
る構造であるため、ポンプ自体が大型化し、エン
ジン廻りの極くスペースの限られた場所にポンプ
を取付ける場合、その取付けが困難になるという
欠点があつた。
本発明は上記従来技術の欠点に鑑みサーボ弁と
シリンダの左右両室とを連絡するそれぞれの圧力
流体路内に配設した1ないし複数個のセンサーの
検知信号により絞り開度を変化させる可変絞り弁
を設けるとともに、該可変絞り弁とそれぞれ並列
に前記サーボ弁からシリンダに向う圧力流体のみ
を通過させるチエツク弁を設けて、自動車の高速
走行時において、直進時には前記2つの可変絞り
弁の開度をそれぞれ小さくし、かつハンドル操作
時には前記開度を小さくした可変絞り弁の圧力流
体が操舵補助のためサーボ弁からシリンダに流入
する側の可変絞り弁の開度を大きくして、自動車
の直進走行性能及びハンドルの復元性能を向上す
るとともに、ハンドルの切り過ぎがあつても、タ
イヤはハンドルの操作速度に関わりなく、その時
の自動車の走行速度に見合つた適切な速度で切れ
ていくようにして、運転者にハンドル操作に対す
る安心感を与えるパワーステアリング装置を提供
することを目的とし、しかもポンプ自体をも小型
化しポンプのエンジン廻りへの取付を容易にしよ
うとするものである。
シリンダの左右両室とを連絡するそれぞれの圧力
流体路内に配設した1ないし複数個のセンサーの
検知信号により絞り開度を変化させる可変絞り弁
を設けるとともに、該可変絞り弁とそれぞれ並列
に前記サーボ弁からシリンダに向う圧力流体のみ
を通過させるチエツク弁を設けて、自動車の高速
走行時において、直進時には前記2つの可変絞り
弁の開度をそれぞれ小さくし、かつハンドル操作
時には前記開度を小さくした可変絞り弁の圧力流
体が操舵補助のためサーボ弁からシリンダに流入
する側の可変絞り弁の開度を大きくして、自動車
の直進走行性能及びハンドルの復元性能を向上す
るとともに、ハンドルの切り過ぎがあつても、タ
イヤはハンドルの操作速度に関わりなく、その時
の自動車の走行速度に見合つた適切な速度で切れ
ていくようにして、運転者にハンドル操作に対す
る安心感を与えるパワーステアリング装置を提供
することを目的とし、しかもポンプ自体をも小型
化しポンプのエンジン廻りへの取付を容易にしよ
うとするものである。
以下、添付第3図ないし第9図に示した本発明
の一実施例に基づく本発明を詳細に説明する。5
0はエンジンにより駆動されるポンプ、51は該
ポンプ50の吐出流体が流入し、該流体をハンド
ル操作により流路を切り換えてシリンダ52に供
給するサーボ弁、シリンダ52は前記サーボ弁5
1により管路53,54の内の圧力流体の流れの
向きを切り換えられてシリンダ左室52a或いは
右室52bに流入する圧力流体の供給量に応じて
作動し、ラツクピニオンステアリングギヤ部55
に操舵補助力を与える。56,57は前記管路5
3,54とシリンダ左室52a及び右室52bと
の間に介装されステアリングギヤのハウジングに
取付けられた可変絞り弁であり、ソレノイド5
8,59により管路53,54とシリンダ室52
a,52bとの間の流体の流量を制御する。60
は車輪回転数(車速)をパルス信号に変えて検知
する車速センサーであり、該車速センサー60の
信号により前記ソレノイド58,59の制御装置
61を介して作動を制御している。62,63は
前記可変絞り弁56,57が介装された通路と並
列に管路53,54とシリンダ室52a,52b
とを連通するように設けられた通路に介装された
チエツクバルブである。なおこのチエツクバルブ
62,63は、管路53,54からシリンダ室5
2a,52bへの油の流れのみを通し、その逆は
通さないようになつている。
の一実施例に基づく本発明を詳細に説明する。5
0はエンジンにより駆動されるポンプ、51は該
ポンプ50の吐出流体が流入し、該流体をハンド
ル操作により流路を切り換えてシリンダ52に供
給するサーボ弁、シリンダ52は前記サーボ弁5
1により管路53,54の内の圧力流体の流れの
向きを切り換えられてシリンダ左室52a或いは
右室52bに流入する圧力流体の供給量に応じて
作動し、ラツクピニオンステアリングギヤ部55
に操舵補助力を与える。56,57は前記管路5
3,54とシリンダ左室52a及び右室52bと
の間に介装されステアリングギヤのハウジングに
取付けられた可変絞り弁であり、ソレノイド5
8,59により管路53,54とシリンダ室52
a,52bとの間の流体の流量を制御する。60
は車輪回転数(車速)をパルス信号に変えて検知
する車速センサーであり、該車速センサー60の
信号により前記ソレノイド58,59の制御装置
61を介して作動を制御している。62,63は
前記可変絞り弁56,57が介装された通路と並
列に管路53,54とシリンダ室52a,52b
とを連通するように設けられた通路に介装された
チエツクバルブである。なおこのチエツクバルブ
62,63は、管路53,54からシリンダ室5
2a,52bへの油の流れのみを通し、その逆は
通さないようになつている。
前記ステアリングギヤ部55のギヤケース64
にはラツクバー65の摺動時の変位を検知する変
位センサー66,67が装着され、該センサー6
6,67はラツクバー65の外周面上軸方向に、
ハンドル中立位置で前記センサー66,67とそ
れぞれ左右等距離となるように2ヶ所形成した切
りかき溝68,69が前記センサー66,67の
取付位置部を通過することで、ラツクバーの摺動
時の変位量を検出する。この変位センサー66,
67も前記制御装置61につながり、変位センサ
ーからの信号でも前記ソレノイド58,59を作
動するようになつている。70はポンプ50の流
量制御弁、71はリーフ弁でポンプ50の吐出量
の制御と過大圧の発生を防止している。
にはラツクバー65の摺動時の変位を検知する変
位センサー66,67が装着され、該センサー6
6,67はラツクバー65の外周面上軸方向に、
ハンドル中立位置で前記センサー66,67とそ
れぞれ左右等距離となるように2ヶ所形成した切
りかき溝68,69が前記センサー66,67の
取付位置部を通過することで、ラツクバーの摺動
時の変位量を検出する。この変位センサー66,
67も前記制御装置61につながり、変位センサ
ーからの信号でも前記ソレノイド58,59を作
動するようになつている。70はポンプ50の流
量制御弁、71はリーフ弁でポンプ50の吐出量
の制御と過大圧の発生を防止している。
次に作用について説明する。ハンドル72を操
作すると負荷に応じてサーボ弁51が作動し、管
路53,54を通じて圧力流体をシリンダ52へ
送る。
作すると負荷に応じてサーボ弁51が作動し、管
路53,54を通じて圧力流体をシリンダ52へ
送る。
車輌の停止時や低速時に於ては、第7図に示す
如く車速センサー60の出力パルス信号Pの周波
数が低くなるので、第6図に示す制御回路内にお
いて前記パルス信号Pを−V変換した後の出力
電圧VSはコンパレータ73のもう一方の入力VR
に比して小さく、従つてコンパレータ73の出力
VPは論理的に0の状態となる。その結果トラン
ジスタTR1、TR2はオフされるため、ソレノイド
58,59は作動せず、可変絞り弁56,57は
その絞り開度が大きいままの状態で維持されてシ
リンダー52は通常の作動を行う。
如く車速センサー60の出力パルス信号Pの周波
数が低くなるので、第6図に示す制御回路内にお
いて前記パルス信号Pを−V変換した後の出力
電圧VSはコンパレータ73のもう一方の入力VR
に比して小さく、従つてコンパレータ73の出力
VPは論理的に0の状態となる。その結果トラン
ジスタTR1、TR2はオフされるため、ソレノイド
58,59は作動せず、可変絞り弁56,57は
その絞り開度が大きいままの状態で維持されてシ
リンダー52は通常の作動を行う。
車速が増大すると前記車速センサー61の出力
パルス信号Pの周波数が高くなり、従つて−V
変換後の出力電圧VSが増加し、コンパレータの
もう一方の入力VRに比して大きくなりトランジ
スタTR1、TR2をオンにし、ソレノイド58,5
9を作動させ、可変絞り弁56,57の開度を減
少させる。従つて車の高速走行直進時にはサーボ
弁51とシリンダ52とを通ずる管路53,54
内の圧力流体の排出抵抗がそれぞれ増大し、路面
からのキツクバツク等の異常力が車のタイヤに作
用しても、シリンダ52自体が前記圧力液体の排
出抵抗の増大によりダンパーとなり、前記キツク
バツク等の異常力によりハンドルが取られるとい
うことがなくなりその直進安定性を維持する。
パルス信号Pの周波数が高くなり、従つて−V
変換後の出力電圧VSが増加し、コンパレータの
もう一方の入力VRに比して大きくなりトランジ
スタTR1、TR2をオンにし、ソレノイド58,5
9を作動させ、可変絞り弁56,57の開度を減
少させる。従つて車の高速走行直進時にはサーボ
弁51とシリンダ52とを通ずる管路53,54
内の圧力流体の排出抵抗がそれぞれ増大し、路面
からのキツクバツク等の異常力が車のタイヤに作
用しても、シリンダ52自体が前記圧力液体の排
出抵抗の増大によりダンパーとなり、前記キツク
バツク等の異常力によりハンドルが取られるとい
うことがなくなりその直進安定性を維持する。
なお、上記可変絞り弁56,57の開度が減少
せしめられても、チエツクバルブ62,63の作
用によりシリンダ52へ流入する圧力流体に対し
ては流入抵抗は生じない。
せしめられても、チエツクバルブ62,63の作
用によりシリンダ52へ流入する圧力流体に対し
ては流入抵抗は生じない。
次に高速走行時にハンドル操作した場合につい
て説明する。
て説明する。
今、車速が大で、車速センサー60からの信号
が可変絞り弁56,57の開度を減少せしめる作
用を行つている時に、ハンドルを左に回転すると
ラツクバー65が第3図の図中右方に移動し切り
かき溝68と変位センサー66が相対する。その
結果変位センサー64の出力が論理的に1の状態
になりVA1が理論的に1の状態になる。その結果
VA1はゲート回路74に作用してコンパレータ7
3の出力信号VPをトランジスタTR1に伝達する
事を阻止し、従つて入力側の可変絞り弁56の開
度を制御するソレノイド58がオフし、可変絞り
弁56の開度が最大にされる。なおさらに継続し
てハンドル操作が行なわれラツクバーが移動し、
変位センサー66,67が共に切りかき溝68と
一致した場合でも論理回路により上述の状態に変
化は生じない。しかしもう一方の可変絞り弁57
は開度最小に維持されている為、シリンダ52を
含む圧力流体路内のシリンダ室52bからサーボ
弁51に通じる管路54内の排出抵抗が増大し、
シリンダ52を作動させるためには、この排出抵
抗に打ち勝つだけの圧力をサーボ弁51内に発生
させ、サーボ弁51からシリンダ室52a内にそ
の圧力流体を流入させる必要が生じる。
が可変絞り弁56,57の開度を減少せしめる作
用を行つている時に、ハンドルを左に回転すると
ラツクバー65が第3図の図中右方に移動し切り
かき溝68と変位センサー66が相対する。その
結果変位センサー64の出力が論理的に1の状態
になりVA1が理論的に1の状態になる。その結果
VA1はゲート回路74に作用してコンパレータ7
3の出力信号VPをトランジスタTR1に伝達する
事を阻止し、従つて入力側の可変絞り弁56の開
度を制御するソレノイド58がオフし、可変絞り
弁56の開度が最大にされる。なおさらに継続し
てハンドル操作が行なわれラツクバーが移動し、
変位センサー66,67が共に切りかき溝68と
一致した場合でも論理回路により上述の状態に変
化は生じない。しかしもう一方の可変絞り弁57
は開度最小に維持されている為、シリンダ52を
含む圧力流体路内のシリンダ室52bからサーボ
弁51に通じる管路54内の排出抵抗が増大し、
シリンダ52を作動させるためには、この排出抵
抗に打ち勝つだけの圧力をサーボ弁51内に発生
させ、サーボ弁51からシリンダ室52a内にそ
の圧力流体を流入させる必要が生じる。
すなわち第9図に示すように車速の増大にとも
ない、サーボ弁51内の圧力がハンドル角が小さ
い時における圧力P1に対しハンドル角が大きい
時では圧力P2まで上昇し、その分だけハンドル
操作抵抗が増加し、高速走行時の走行安定性を与
えることになる。ハンドル操作が完了すると、路
面からの反力によりハンドルが復元されようとす
るためサーボ弁51とシリンダ52との流体の流
入、排出は前記とは逆に流れようとする。ここで
可変絞り弁56,57の状態は前記ハンドル操作
時の状態のままであるため、すなわち前記可変絞
り弁56の開度が最大で可変絞り弁57の開度が
最小のままの状態であるためシリンダ室52bへ
の流入に対してはチエツクバルブ63を通じて流
入し、又流体の流出に対しては、前記開度最大と
なつた可変絞り弁56を通じて流出するので、シ
リンダ52を含む圧力流体路の排出抵抗は小とな
る。従つてシリンダ52のハンドルの復帰に対す
る抵抗は小となり、従つてハンドルの復元性能の
悪化が防止される。
ない、サーボ弁51内の圧力がハンドル角が小さ
い時における圧力P1に対しハンドル角が大きい
時では圧力P2まで上昇し、その分だけハンドル
操作抵抗が増加し、高速走行時の走行安定性を与
えることになる。ハンドル操作が完了すると、路
面からの反力によりハンドルが復元されようとす
るためサーボ弁51とシリンダ52との流体の流
入、排出は前記とは逆に流れようとする。ここで
可変絞り弁56,57の状態は前記ハンドル操作
時の状態のままであるため、すなわち前記可変絞
り弁56の開度が最大で可変絞り弁57の開度が
最小のままの状態であるためシリンダ室52bへ
の流入に対してはチエツクバルブ63を通じて流
入し、又流体の流出に対しては、前記開度最大と
なつた可変絞り弁56を通じて流出するので、シ
リンダ52を含む圧力流体路の排出抵抗は小とな
る。従つてシリンダ52のハンドルの復帰に対す
る抵抗は小となり、従つてハンドルの復元性能の
悪化が防止される。
復元が進み切りかき溝68が変位センサー6
6,67を通過し変位センサー66,67が切り
かき溝68と相対しなくなるとVA1、VA2のどち
らも論理的に0の状態になるので、前記車速セン
サー60の信号に依存する制御が行なわれる状態
になる。
6,67を通過し変位センサー66,67が切り
かき溝68と相対しなくなるとVA1、VA2のどち
らも論理的に0の状態になるので、前記車速セン
サー60の信号に依存する制御が行なわれる状態
になる。
以上はハンドルを左に回転した場合の説明であ
るが、右に回転した場合も同様である。
るが、右に回転した場合も同様である。
本発明によるとサーボ弁とシリンダの左右両室
とを連結する圧力流体路にそれぞれ車速センサー
或いは変位センサーによつて作動する可変絞り弁
及びチエツクバルブを並列に配設し、かつ該チエ
ツクバルブはシリンダへの流れのみを通し、その
逆は通さないようにして、シリンダからの流体の
排出抵抗を可変絞り弁により制御することによ
り、車速応答型のパワーステアリング装置を得る
ようにしたので、次の効果を得ることができる。
とを連結する圧力流体路にそれぞれ車速センサー
或いは変位センサーによつて作動する可変絞り弁
及びチエツクバルブを並列に配設し、かつ該チエ
ツクバルブはシリンダへの流れのみを通し、その
逆は通さないようにして、シリンダからの流体の
排出抵抗を可変絞り弁により制御することによ
り、車速応答型のパワーステアリング装置を得る
ようにしたので、次の効果を得ることができる。
(イ) 高速走行時に急激にハンドルを操作しても、
シリンダはその排出抵抗に応じた動きしかしな
い。従つてシリンダの排出抵抗を調整して、走
行速度に応じた最適速度にシリンダの動きを調
整しておけば、ハンドルは切り過ぎても、タイ
ヤはその時の走行速度に見合つた速度で切れて
いくようにできる。
シリンダはその排出抵抗に応じた動きしかしな
い。従つてシリンダの排出抵抗を調整して、走
行速度に応じた最適速度にシリンダの動きを調
整しておけば、ハンドルは切り過ぎても、タイ
ヤはその時の走行速度に見合つた速度で切れて
いくようにできる。
従つて高速走行時のハンドル操作に対して運転
者に安心感を与えることができる。
者に安心感を与えることができる。
(ロ) 直進走行性が、シリンダがダンパーとなるこ
とによつて安定する。特に可変絞り弁が高速時
に開度最小となるので高速走行時にタイヤが石
をはねたりしてそのキツクバツクがシリンダを
介してハンドルに伝わることを確実に防止で
き、高速時の直進走行性が良くなる。
とによつて安定する。特に可変絞り弁が高速時
に開度最小となるので高速走行時にタイヤが石
をはねたりしてそのキツクバツクがシリンダを
介してハンドルに伝わることを確実に防止で
き、高速時の直進走行性が良くなる。
(ハ) 変位センサーの働きにより、シリンダの復帰
に際し、排出側の絞り弁の開度を最大に設定で
きるので、シリンダの復元性が良い。また可変
絞り弁及びソレノイドをステアリングギヤ側の
空間部ハウジングに取付けるようにしたので、
ポンプ自体が小型化でき従つてポンプ自体のエ
ンジン廻りへの取付けが容易となる。
に際し、排出側の絞り弁の開度を最大に設定で
きるので、シリンダの復元性が良い。また可変
絞り弁及びソレノイドをステアリングギヤ側の
空間部ハウジングに取付けるようにしたので、
ポンプ自体が小型化でき従つてポンプ自体のエ
ンジン廻りへの取付けが容易となる。
第1図は従来装置の制御回路図、第2図は第1
図のハンドル操作抵抗と操舵ゲインとの関係を示
す図、第3図は本発明の一実施例一部切断正面
図、第4図は第3図のA−A側断面図、第5図は
本発明の制御系を示すブロツク図、第6図は本発
明の制御回路図、第7図は第6図の作動説明図、
第8図は本発明の油圧回路図、第9図は本発明の
サーボ弁内の圧力とハンドル操作抵抗との関係を
示す図である。 50……ポンプ、51……サーボ弁、52……
シリンダ、53,54……圧力流体路、56,5
7……可変絞り弁、58,59……ソレノイド、
60……車速センサー、61……制御装置、6
2,63……チエツクバルブ、66,67……変
位センサー、68,69……切りかき溝。
図のハンドル操作抵抗と操舵ゲインとの関係を示
す図、第3図は本発明の一実施例一部切断正面
図、第4図は第3図のA−A側断面図、第5図は
本発明の制御系を示すブロツク図、第6図は本発
明の制御回路図、第7図は第6図の作動説明図、
第8図は本発明の油圧回路図、第9図は本発明の
サーボ弁内の圧力とハンドル操作抵抗との関係を
示す図である。 50……ポンプ、51……サーボ弁、52……
シリンダ、53,54……圧力流体路、56,5
7……可変絞り弁、58,59……ソレノイド、
60……車速センサー、61……制御装置、6
2,63……チエツクバルブ、66,67……変
位センサー、68,69……切りかき溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポンプから吐出される圧力流体をハンドル操
作によつて流路を切換えるサーボ弁によつてシリ
ンダの左右両室に選択的に供給し、該圧力流体の
供給量に応じて前記シリンダを作動させて操舵補
助を行うパワーステアリング装置において、前記
サーボ弁とシリンダの左右両室とを連絡するそれ
ぞれの圧力流体路内に、1ないし複数個のセンサ
ーの検知信号により絞り開度を変化させる可変絞
り弁を設けるとともに、該可変絞り弁とそれぞれ
並列に前記サーボ弁からシリンダに向う圧力流体
のみを通過させるチエツク弁を設けたことを特徴
とするパワーステアリング装置。 2 前記2つの可変絞り弁の開度が自動車の車速
の増加に従つてそれぞれ小さく制御されることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパワース
テアリング装置。 3 自動車の車速の増加に従つて前記2つの可変
絞り弁の開度がそれぞれ小さく制御されるととも
に、開度を小さくされた2つの可変絞り弁の内、
圧力流体が操舵補助のためサーボ弁からシリンダ
へ流入する側の流路に設けた可変絞り弁の開度
が、ハンドル操作量が所定値以上になつた事を検
出する変位センサーの信号に基づいて大きく制御
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094982A JPS5932561A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | パワ−ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094982A JPS5932561A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | パワ−ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5932561A JPS5932561A (ja) | 1984-02-22 |
JPH0156943B2 true JPH0156943B2 (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=15280554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14094982A Granted JPS5932561A (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | パワ−ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932561A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19754011C1 (de) * | 1997-12-05 | 1999-04-22 | Daimler Chrysler Ag | Hydraulische Servolenkung |
DE19961017C3 (de) * | 1999-12-17 | 2003-08-28 | Zf Lenksysteme Gmbh | Vorrichtung zum Steuern von Druckmedium, insbesondere für Lenkungen von Kraftfahrzeugen |
CN102717829A (zh) * | 2012-06-18 | 2012-10-10 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 节能型车用液压助力转向系统 |
-
1982
- 1982-08-16 JP JP14094982A patent/JPS5932561A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5932561A (ja) | 1984-02-22 |
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