JPH0154642B2 - - Google Patents

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JPH0154642B2
JPH0154642B2 JP59189169A JP18916984A JPH0154642B2 JP H0154642 B2 JPH0154642 B2 JP H0154642B2 JP 59189169 A JP59189169 A JP 59189169A JP 18916984 A JP18916984 A JP 18916984A JP H0154642 B2 JPH0154642 B2 JP H0154642B2
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JP
Japan
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signal
data
circuit
speed
output
Prior art date
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JP59189169A
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JPS6166924A (ja
Inventor
Yoshiichi Morishita
Yoshiharu Wada
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP59189169A priority Critical patent/JPS6166924A/ja
Publication of JPS6166924A publication Critical patent/JPS6166924A/ja
Publication of JPH0154642B2 publication Critical patent/JPH0154642B2/ja
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は複数の入力信号により単一又は複数の
動作モードを制御する移動体の動作記録読出装置
に関し、たとえばゴルフカートに適用できるもの
である。
(ロ) 従来の技術 従来より移動体の過去の動作(運行)状態を記
録する装置として、飛行機のフライトレコーダ
ー、トラツクのタコグラフ等が知られている。し
かしこれらの装置は、動作(運行)状態を記録し
ているだけであり、いかなる種類の入力信号に応
じてある動作が行なわれたかは記憶されていな
い。このため、何らかの異常が起きた場合、その
異常を引き起した原因が何であつたかを知ること
が困難であつた。
また前記記録装置は、移動体の動作期間にわた
つて、その動作状態を記憶するものであり、異常
原因の調査のためには、動作期間中のすべての動
作状態を記録する必要がない。そこで異常事態の
発生前の一定時間又は一定距離間の動作状態を記
録することが特公昭59−2926号公報で提案されて
いる。
ところがこの先行技術は、前記一定時間又は一
定距離間の動作状態を記録するのみであるから、
異常事態たとえば事故の主原因を調査することが
できるかもしれないが、前記一定時間又は一定距
離より前に生じた原因を調査することができな
い。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明はかかる点に鑑み発明されたものにし
て、移動体の異常事態を引き起したより多くの原
因を調査することができる移動体の動作記録読出
装置を提供せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明は、移動体
の複数の動作命令信号を選別すると共に次々に到
来するこの選別された動作命令信号を一時記憶
し、この一時記憶された信号データが、その直前
にLIPO型メモリに記憶されている記憶データと
異なるとき、前記信号データを前記メモリに、そ
の直前の信号データによる移動体の動作時間の時
間データとともに順次記憶し、前記直前の記憶デ
ータをより古いデータとなし、前記メモリの容量
に応じた数の記憶データを記憶することになり、
最後に入力された動作命令信号から、メモリ容量
に応じた数の以前の動作命令信号が読出される。
即ち、本発明による装置は、移動体の動作命令
信号を選別する選別ステツプと、選別された動作
命令信号を一時記憶する一時記憶手段と、該一時
記憶手段にて一時記憶された信号データがLIFO
型メモリにおける直前の動作命令信号に応じた記
憶データと同一か否かを判断する判断手段と、該
判断手段の判断が是のとき前記一時記憶手段の信
号データに応じた移動体の動作時間を計測する計
測手段と、前記判断手段の判断が否のとき、前記
一時記憶手段の信号データと前記計測手段の時間
データを前記メモリに転送する転送手段と、前記
メモリの記憶データを読出す読出手段とを具備し
てなるものである。
(ホ) 作用 上記手段において、新たに到来し選別された動
作命令信号に対応した信号データが、その直前に
LIFO型メモリに記憶されている記憶データと同
一か否かが判断され、否のとき前記信号データが
前記メモリに転送されて記憶され、また前記記憶
データに基づく移動体の動作時間も前記メモリに
記憶される。このため、前記メモリには容量に応
じた数の信号データが新しいものから順に記憶さ
れることになり、何らかの異常発生時にその異常
原因として前記数の信号データをチエツクするこ
とができる。
(ヘ) 実施例 本発明をゴルフカートに適用した一実施例を図
面に基づいて説明する。
第2図はゴルフカートの斜視図である。この図
面において、1はカート本体にして、パイプから
なる本体フレーム2を支持主体として、後方両側
には駆動車輪(後輪)3,3が設けられ、この車
輪間のカバー4内には、この車輪を駆動する駆動
モータ、その電源としての鉛蓄電池及び制御回路
部品等が搭載されている。本体フレーム2はゴル
フバツグ載置部5及びパター入れケース6等を有
し、カート本体1の前方にはキヤスタ部7の取付
ステー8が設けられ、このステーの下面にはキヤ
スタ9のカート本体1に対する角度制御用モータ
10が取付けられ、そのモータ軸には第1プーリ
11が、又取付ステー8に取付けられるキヤスタ
フレーム12の軸には第2プーリ13が夫々取付
ステー上面に設けられ、両プーリ間はタイミング
ベルト14にて連結されている。
キヤスタ部7は、取付ステー8即ちカート本体
1に対し回動自在に取付けられ、キヤスタフレー
ム12及びキヤスタ9を主要素として構成され
る。キヤスタフレーム12には取付ステー8の前
端より前方に突出する支持板15が取付けられ、
この支持板の先端左右には、夫々その中心から等
距離離間した第1の一対の検出コイル16a,1
6bと第2の一対の検出コイル17a,17bが
夫々所定位置に取付けられている。この第1の一
対の検出コイル16a,16bは路面に埋設され
た誘導線Lから放射される交番磁界を検出するも
のであり、その検出出力の偏差によりカート本体
1に対するキヤスタ9の角度制御用モータ10を
制御するものである。第2の一対の検出コイル1
7a,17bはカート本体1の走行速度制御信号
を作り、直線走行路では加速、カーブ走行路では
減速の信号を出力するものである。また支持板1
5の先端中央に衝突センサ18が設けられてい
る。
第2図中19はコントロールボツクス、20は
ブレーキレバーである。
次に第3図はゴルフカートの前方部の部分拡大
断面図であり、キヤスタフレーム12に磁気セン
サー21を、キヤスタ9には磁石片22を夫々取
付けて、キヤスタ9の回転数を感知する感知手段
23を構成する。また支持板15の下面には、誘
導線路に埋設した永久磁石24を検知する検出セ
ンサ25が取付けられている。尚上記感知手段2
3は磁気的変化を利用するものに限らず、たとえ
ば光学的変化を利用して構成してもよい。26は
路面である。
27は距離センサにして、超音波を発信する発
信器と、障害物の反射波を受信する受信器とを備
えている。
第4図はコントロールボツクスの平面図であ
る。この図面から明らかな如く、コントロールボ
ツクス19は、モード切換用セレクタつまみ28
を有し、このつまみにより、全自動(停点停止)、
停点通過、ブレーキ解除(手押し)、駐車、有人
走行の高速と低速の各セレクタモードを切換え、
ゴルフカートのセレクタモードを決定する。ま
た、コントロールボツクス19は、各セレクタモ
ードのスタートスイツチキー29を有する。
次に第1図はゴルフカートの電気回路図であ
る。この図面において、誘導線Lから発生する交
番磁界は、第1の一対の検出コイル16a,16
bにて検出され、増幅器30a,30bで夫々増
幅され、直流レベルに変換される。各増幅器の出
力は、差動比較増幅器31にて差動比較され、そ
の比較偏差出力はチヨツパ回路32に入力され
る。このチヨツパ回路はパルス幅変調回路で構成
され、前記比較偏差出力が大きい程チヨツパ回路
32の出力パルス幅も大きくなり、駆動回路33
の出力も大きく、角度制御用モータ10の作動範
囲を大とし、キヤスタ9を誘導線Lに沿う方向、
即ち前記比較偏差出力が小さくなる方向に制御す
る。このようにして比較偏差出力が小さくなる
と、それに応じてチヨツパ回路32の出力パルス
幅も小さくなり、角度制御用モータ10の出力も
小さくなり、かくしてキヤスタ9をして誘導線L
上を走行させる。各増幅器30a,30bの出力
は、加算増幅器34で加算されてその加算出力は
比較器35で脱輪信号レベルと比較され、このレ
ベルより大きいとき、脱輪検出信号を後述の制御
回路53に入力する。
次に36は駆動車輪3,3を駆動する駆動モー
タにして、電機子37、直巻界磁コイル38及び
分巻界磁コイル39からなり、電機子37及び直
巻界磁コイル38の直列回路は、直巻駆動回路4
0及び電流検出抵抗41を介して、蓄電池端子4
2に接続され、分巻界磁コイル39は分巻駆動回
路43を介して蓄電池端子42に接続される。ま
た、電機子37と電流検出抵抗41の直列回路と
並列に発電ブレーキ回路44が設けられている。
直巻駆動回路40はパルス幅変調回路を含み、分
巻駆動回路43はパルス幅変調回路45により制
御され、この変調回路45には以下のように信号
が入力される。
即ち、キヤスタ9に取付けた磁石片22からの
磁気変化を、キヤスタフレーム12に取付けた磁
気センサ21にて検出し、この検出出力をF−V
変換回路46に入力する。この変換回路46の出
力特性を第5図にイに示す。磁気センサ21の出
力は、特性47で示す如く走行速度が大になるに
つれて速度電圧が大きくなるものであるに対し、
変換回路出力は特性48で示す如く、走行速度が
大になるについて速度電圧が小さくなるように特
性47を反転したものである。この変換回路出力
は走行速度に対応した直流レベルの電圧Vaとし
て、速度変化量検出回路49、差動増幅器50の
一方の入力端子及び加算増幅器51の一方の入力
端子に夫々入力され、検出回路49の出力は、マ
イクロコンピユータ(以下マイコンという)52
を有する制御回路53に入力される。差動増幅器
50の他方の入力端子には、目標速度設定回路5
4の出力が入力される。この設定回路54の出力
は、第5図ロに示す特性55から明らかな如く、
目標速度に対応した設定電圧Vbであり、変換回
路46の実走行速度に対応する電圧Vaと目標速
度電圧Vbの差を差動増幅器50にて検出し、こ
の増幅器50の利得をαとすると、差動増幅器5
0の出力はα(Vb−Va)となり、この出力は加
算増幅器51の他方の入力端子に入力され、この
増幅器出力としてVa+α(Vb−Va)を得、この
出力により、パルス幅変調回路45のパルス幅制
御信号とし、分巻駆動回路43の制御により分巻
界磁をチヨツパ制御する。駆動モータ36の特性
は分巻特性であり、分巻界磁のオン・デユテイー
と走行速度は反比例し、オン・デユテイーが高く
なると走行速度は低くなり、オン・デユテイー
100%のとき、たとえば最低速度3Km/Hとなる。
第5図ハはパルス幅変調回路45の入力電圧に対
する走行速度の特性56と分巻界磁オン・デユテ
イーの特性57を示す。特性57から明らかな如
く、オン・デユテイーとパルス幅変調回路45の
入力電圧は比例関係にあるため、この入力電圧即
ち加算増幅器51の出力電圧が高くなることは、
特性56から明らかなように走行速度が低下する
ことを示す。今、速度設定目標値が5Km/Hに対
し、実走行速度が6Km/Hとし、差動増幅器50
の利得αが2倍とするとF−V変換回路46の出
力VAは4Vであり、また設定速度電圧VBは5Vで
あるから、加算増幅器51の出力はVa+α(Vb
−Va)=6Vとなる。このため第5図ハから加算
増幅器51の出力即ちパルス幅変調回路45の入
力電圧6Vの時、目標走行速度は5Km/Hとなり、
実走行速度6Km/Hを5Km/Hとなるように分巻
界磁コイル39の界磁電流を制御する。
而して、パルス幅変調回路45には、加算増幅
器51の出力の他に、ソフト加速回路58の出力
が入力され、この2入力の内、電圧の高い方の入
力にてパルス幅変調回路45が作動する。ソフト
加速回路58は、制御回路53の出力にて作動す
るものであり、カート本体1の急減速直後の実速
度voから復帰すべき高速度v1に移行する場合、
即ち分巻界磁のオン・デユテイーを速度v1の対応
値にして急加速させるのではなく、オン・デユテ
イーを速度voの対応値から速度v1の対応値へ
徐々に小さくして行き、急加速ではなく、ゆるや
かに加速して、v1の速度にするものである。具体
的には、路面に埋設した永久磁石24からの減速
指示信号を検出センサ25が検出して、増幅器5
9にて増幅され、波形整形回路60を経て、制御
回路53に入力され、カート速度を減速した後、
一定のタイマー時間後に制御回路53からソフト
加速回路58に指令が出される。この指令により
ソフト加速回路58の出力は、低速度voに対応
する電圧Voから高速度v1に対する電圧V1まで
徐々に下がつていき、これによりパルス幅変調回
路45の出力である分巻界磁のオン・デユテイー
も徐々に下がり、走行速度を高速度v1に向つて
徐々に上つていく。
また検出センサ25は永久磁石24の磁極パタ
ーンたとえば“S−S”のとき、前述の減速信号
を、“N−S”のときには、停止点信号を検出す
るものであり、この永久磁石24の磁極パターン
の種類に応じて、異なる信号を得ることができる
ものである。
次に目標速度設定回路54は次の3要素の信号
が入力されるものであり、減速成分が大きい信号
程、その入力信号が優先するものである。この3
要素は、カーブの大きさによる要素と、障害物と
の距離要素と、高低速の指令要素である。カーブ
の大きさによる要素は、誘導線Lの誘導路におけ
るカーブの半径が小さい程、速度を落とす必要が
あるためであり、障害物との距離要素は、障害物
とカート本体1との距離が小さくなる程、速度を
落とす必要があるためである。また高低速指令要
素は、高速走行あるいは低速走行時の速度を、駆
動モータ36の出力の範囲内で所望値に自由に設
定し、制御回路53からの指令により、速度を切
換えるために必要とするものであり、速度設定切
換回路61の出力が目標速度設定回路54に入力
される。
さてカーブの大きさによる要素の出力は次のよ
うにして得られる。即ち、第2の一対の検出コイ
ル17a,17bは、第1の一対の検出コイル1
6a,16bの前方にあり、この第1の一対の検
出コイル間の中心点Pは、第6図に示すように、
カーブ走行路においても誘導線Lの真上にある。
これに対し、第2の一対の検出コイル17a,1
7b間の中心点Qは、直線走行路であれば、誘導
線Lの真上に位置するため、これらの検出コイル
17a,17bの各出力を増幅器62a,62b
にて夫々増幅し、その出力を差動増幅器63にて
差動比較すると、その偏差出力は零である。とこ
ろがカーブ走行路においては、第6図から明らか
なように、一方の検出コイル17bが他方の検出
コイル17aに比し、誘導線Lからの離間距離が
大きくなるため、その一方の検出コイル17bの
出力が小さく、差動増幅器63の偏差出力が大き
くなる。この出力は比較器64で基準レベルと比
較され、このレベルより大きいとき、比較器出力
が制御回路53に入力され、カーブ検出信号は速
度設定切換回路61を介して目標速度設定回路5
4に入力され、目標設定速度を小さくするように
作用する。
次に障害物との距離要素は、距離センサ27か
ら放射された超音波が障害物65で反射し、その
反射波が距離センサ27に受信され、この発信か
ら受信までの時間間隔は、計測回路66にて計測
され、障害物65までの距離を電圧として出力
し、目標速度設定回路54に入力される。計測回
路66の出力は障害物との距離が短かくなる程大
きくなり、ある一定の距離以上近ずくと、判断回
路67を経て、停止信号が制御回路53に入力さ
れ、発電ブレーキ回路44と電磁ブレーキ回路6
8を同時に作動させ、カート本体1を急停車させ
る。
高低速の指令要素は、駆動モータ36の分巻界
磁制御によつて設定できる範囲内で、高速走行速
度と低速走行速度に別個に設定されるものであ
り、その速度切換えは、路面下の永久磁石24か
らの減速信号を検出センサ25にて検出し、波形
整形回路60にて減速信号として判定され、制御
回路53から減速指令が速度設定切換回路61に
与えられ、この切換回路61から速度指令が目標
速度設定回路54に入力される。その速度指令
後、タイマー時間に高速指令が出ることは前述の
とおりである。
また制御回路53には衝突センサ18からの信
号、ハンドルレバー20を握ることによるレバー
スイツチ69からの信号、スタートスイツチキー
29の押圧による信号及びリモコン70の受信回
路71からの信号等が入力され、また制御回路5
3はコネクタ72を介して表示器73に着脱自在
に結合される。
而して、カート本体1が始動するに際して、コ
ントロールボツクス9のモード切換用セレクタつ
まみ28により、駐車以外の所望のモードとし、
スタートスイツチキー29の押圧又はリモコン7
0のスタート指令の付与を行うと、制御回路53
からのスタート信号により、ソフトスタート回路
74が作動する。この回路出力により、直巻駆動
回路62内のパルス幅変調回路のデユテイーを0
%から100%まで徐々に上げ、駆動モータ36の
直巻界磁コイル38及び電機子37の直列回路に
流れる平均電流を0%から100%に徐々に増加す
るため、駆動モータ36のトルクも徐々に上り、
始動時の衝撃がなく、滑らかな始動動作が行なわ
れる。
電機子電流は、電流検出抵抗41を流れ、電流
検出回路75及び電流変化量検出回路76にて監
視されており、過大電流、回生電流及び電流変化
が検出されて、夫々に対応した信号が制御回路5
3に送られ、駆動回路36,43及びブレーキ回
路44,68等を制御して、カート本体1の走行
を制御する。
永久磁石24からの停止点信号あるいはブレー
キレバー20を握る場合のように、停止信号を検
出すると、制御回路53からの信号によりソフト
スタート回路74をオフし、これにより直巻駆動
回路40をオフする。このため電機子37への給
電がなくなるが、カート本体11は慣性力で動い
ており、この慣性力を弱め、速やかに停止させる
為、回生、発電及び電磁の各ブレーキの順に作動
する。この場合に、制御回路53から速度設定切
換回路61に低速信号を与え、これにより分巻界
磁が最大となり、駆動モータ36には回生ブレー
キがかかる。このモータの回転により生ずる電力
が蓄電池に供給される。この回生ブレーキにより
速度即ち駆動モータ36の回転速度が低下するに
つれて、発電電圧も低くなり、蓄電池電圧以下に
なると回生電流が流れなくなる。この回生電流が
流れなくなるタイミングを電流検出回路75にて
検出して、回生電流終了信号を制御回路53に送
り、これにより発電ブレーキ回路44を動作さ
せ、発電ブレーキをかける。この発電ブレーキ電
流も回転速度の低下により次第に小さくなり、一
定値以下になると、この状態を電流検出回路75
が検出して電磁ブレーキ開始信号を出力する。こ
の出力を受けて制御回路53は電磁ブレーキ回路
68を作動させ、駆動モータ36を停止する。
次に制御回路53は、第7図に示すように、マ
イコン52とLIFO型メモリ77を有し、マイコ
ン52には、衝突センサ18からの衝突検出信
号、比較器35からの脱輪検出信号、リモコン受
信回路71からのリモコンストツプ信号、又はリ
モコンスタート信号、ハンドルレバースイツチ6
9からのレバースイツチ信号、波形整形回路60
からの停止点検出信号又はマグネツト検出信号、
判断回路67からの近接検出信号、比較器64か
らのカーブ検出信号、コントロールボツクス19
からのスタートスイツチ信号又はセレクターブレ
ーキ解除信号等が入力され、緊急停車指令、ソフ
ト停車指令、減速指令、スタート指令又はブレー
キ解除指令が出力される。
スタート指令はリモコンスタート信号又はコン
トロールボツクス19からのスタートスイツチ信
号に依存し、緊急停車指令は衝突検出信号又は脱
輪検出信号に依存し、ソフト停車指令はリモコン
ストツプ信号、ハンドルレバースイツチ信号、停
止点検出信号又は近接検出信号に依存する。また
減速指令はマグネツト検出信号又はカーブ検出信
号に依存し、ブレーキ解除指令はセレクターブレ
ーキ解除信号に依存する。
LIFO型メモリ77は新しいデータが最上位に
記憶され、次々と新しいデータが入ることにより
順次下へ送られ、メモリ容量を越える場合には、
一番下にある古いデータが消去され、そこに1個
手前のデータが書きこまれる。呼出す場合には、
最上位の最後の入力データが最初に呼出され、新
しいデータから古いデータへと順に呼出される型
式のものである。
次に上記各入力信号のデータをメモリ77に記
憶するためのマイコン52のプログラムフローを
第8図に示す。この図面において、ステツプ1で
各部からの信号を入力し、ステツプ2で現在カー
ト本体1が停車中か否かを判断し、停車中であれ
ばステツプ9へ、又走行中であればステツプ3へ
入る。
ステツプ3で入力された信号の内に減速を行な
わせる信号があれば、減速指令フラグをセツト
し、ステツプ4でその減速信号(マグネツト検出
信号又はカーブ検出信号)に対応した信号データ
をマイコン内部で一時記憶する。入力信号の内に
減速信号がなければ、減速指令フラグのセツトを
行なわず、ステツプ4を通過してステツプ5に入
る。ステツプ5はステツプ3と同様であり、入力
された信号の内にソフト停車を行なわせる信号が
あれば、ソフト停車指令フラグをセツトし、ステ
ツプ6でその時の信号に対応した信号データをマ
イコン内部で一時記憶する。この場合にステツプ
4で信号データが記憶されていてもステツプ6で
新しい信号データに書き換えられる。入力信号の
内にソフト停車を行う信号がなければ、ソフト停
車指令フラグのセツトを行なわず、ステツプ6を
通過してステツプ7に入る。ステツプ7もステツ
プ3と同様であり、入力信号の内、緊急停車を行
なわせる信号があれば、緊急停車フラグをセツト
し、ステツプ8でその時の信号に対応した信号デ
ータをマイコン内部で一時記憶する。この場合
も、ステツプ4又は6で記憶された信号データは
新しく書き換えられる。またステツプ7で緊急停
車信号がなければ、ステツプ8を通過してステツ
プ14に入る。
ステツプ9ではセレクタスイツチ28がブレー
キ解除であるか否かを判断し、ブレーキ解除であ
れば、ステツプ12に入り、このステツプ12で
ブレーキ解除フラグをセツトし、ステツプ13で
その信号に対応した信号データをマイコン内部で
一時記憶する。ステツプ9でブレーキ解除でなけ
れば、ステツプ10へ入り、入力された信号の
内、スタート信号があれば、スタートフラグをセ
ツトし、ステツプ11でそのスタート信号に対応
した信号データをマイコン内部で一時記憶する。
ステツプ14では、マイコン内部で一時記憶さ
れた信号データが前回の信号データ、即ちメモリ
77に記憶された直前の記憶データと同一か否か
を判断し、同一であればステツプ17に入り、同
一動作モードが継続しているため、その動作時間
を計測する(尚、無信号であつても、動作モード
の変更がないため、前回と同一信号データとみな
す)。ステツプ14で一時記憶データがメモリの
記憶データと違つていれば、動作指令が切換えら
れることを意味し、ステツプ15で新しい信号デ
ータをメモリ77に転送し、ステツプ16でこの
転送される信号データの前の、メモリに記憶され
た記憶データの動作時間をメモリ77に転送する
と共にステツプ17で行う計測時間をクリヤす
る。ステツプ18で一時記憶された信号データに
基づく動作処理を行う。この場合に、前述の如
く、ステツプ3,5,7で行う信号処理は、ステ
ツプ7に最も近いものがなされ、ステツプ4,
6,8でセツトされる信号データはステツプ8に
近いもので書き換えられており、そのフラグにそ
つて動作処理がなされる。
第9図にメモリの記憶データの記憶状況を示
す。同図中の矢印は記憶データの転送方向及び読
出方向を示す。
次にメモリ77の記憶された記憶データの読出
について説明する。まず第1図において表示器7
3をコネクタ72により制御回路53に接続す
る。この接続による記憶データの読出は、カート
本体1の停車中に行なわれ、また表示器の接続に
より表示プログラムのみ走る。
この表示器73の表示部が1個の場合につい
て、第10図に示す表示プログラムフローに従つ
て説明する。この図面において、ステツプ20で
ハンドルレバー20が握られたか否か即ちレバー
スイツチ69がオンか否かを判断するが、コント
ロールボツクス19に表示スイツチを設ける場合
には、このスイツチがオンか否かを判断するよう
にしてもよい。
さてステツプ20でスイツチオンであれば、ス
テツプ21に入り、スイツチオフであればステツ
プ25に入り、何番目のデータを表示するかを表
わす表示ポインターをクリヤする。この場合に記
憶データの読出が停車中に行なわれ、メモリ77
には停車させるための信号データが0番目に記憶
されており、次の表示はこの0番目のデータを表
示することになる。ステツプ21ではデータ更新
スイツチ78がオンの瞬時か否かが判断され、瞬
時であれば、ステツプ26に入り、表示ポインタ
ーを更新(インクリメント)し、ステツプ27で
表示ポインターの値、即ち何番目のデータを表わ
すかの序数を表示する。ステツプ26の動作はデ
ータ更新スイツチ78が押された瞬間だけ行う。
ステツプ21でデータ更新スイツチオンの瞬間
でなければ、ステツプ22に入り、このステツプ
で時間表示スイツチ78が押されたかを判断す
る。押されていれば、ステツプ23でその時の表
示ポインターの値が示す番地の時間データを表示
し、押されていなければ、ステツプ24でその番
地の信号データを表示する。従つて、データ更新
スイツチ及び時間表示スイツチのオンオフによ
り、メモリ77に記憶された記憶データ(信号デ
ータと時間データ)を順次読出す。
表示器73が、表示ポインターの値、信号デー
タ及び時間データを個別に表わす表示部を有する
場合の表示プログラムフローを第11図に示す。
この図面において、ステツプ30でハンドルレバ
ースイツチオンか否かを判断し、オンであればス
テツプ33で表示ポインターをクリヤーする。オ
フであれば、ステツプ31に入り、データ更新ス
イツチ78が押された瞬時か否かを判断し、押さ
れた瞬間であれば、ステツプ34に入り、表示ポ
インターの値を更新(インクリメント)する。そ
うでなければ、ステツプ32に入り、各専用の表
示部で、表示ポインターの値(番地)、その番地
における記憶データとしての信号データ及び時間
データを表示する。尚この場合には、表示器73
に時間表示スイツチを設ける必要はない。
(ト) 発明の効果 本発明による移動体の動作記録読出装置は、移
動体の動作命令信号に応じた信号データとその動
作命令信号による動作時間のデータを記憶するも
のであるから、その記憶量は信号データ数により
定まり、従来装置の如く異常事態発生前の一定時
間又は一定距離内の動作状態を示すデータより、
多くの動作命令信号を読出すことが可能となり、
異常事態が複数の原因に基づく場合にも、この複
数の原因を調査することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による装置を示し、第1図はゴル
フカートの電気回路図、第2図はゴルフカートの
斜視図、第3図はゴルフカートの前方部の部分拡
大断面図、第4図はコントロールボツクスの部分
平面図、第5図イ,ロ,ハはF−V変換回路の出
力特性図、目標速度設定回路の出力特性図及び走
行速度特性図、第6図はゴルフカートの動作説明
用略図、第7図は制御回路の部分回路ブロツク
図、第8図は制御回路のデータ転送のプログラム
フロー図、第9図はメモリの構成図、第10図及
び第11図は異なる表示器の表示プログラムフロ
ー図である。 1……移動体、53……制御回路、52……マ
イコン、77……メモリ、73……表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 移動体の動作命令信号を選別する選別手段
    と、選別された動作命令信号を一時記憶する一時
    記憶手段と、該一時記憶手段にて一時記憶された
    信号データがLIFO型メモリにおける直前の動作
    命令信号に応じた記憶データと同一か否かを判断
    する判断手段と、該判断手段の判断が是のとき前
    記一時記憶手段の信号データに応じた移動体の動
    作時間を計測する計測手段と、前記判断手段の判
    断が否のとき、前記一時記憶手段の信号データと
    前記計測手段の時間データを前記メモリに転送す
    る転送手段と、前記メモリの記憶データを読出す
    読出手段とを具備してなる移動体の動作記録装
    置。
JP59189169A 1984-09-10 1984-09-10 移動体の動作記録読出装置 Granted JPS6166924A (ja)

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JP59189169A JPS6166924A (ja) 1984-09-10 1984-09-10 移動体の動作記録読出装置

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JPS6166924A JPS6166924A (ja) 1986-04-05
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JP4537475B2 (ja) * 2008-07-29 2010-09-01 ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 ゴルフカーの誘導線センサ用支持装置
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