JPH01502478A - 線維芽細胞のヒトβ1―インターフェロンの合成をコードする組換えプラスミドDNA pPR―IFNβ1―13、それの操作方法、および同プラスミドDNAを含有する、ヒトβ1―インターフェロンを生産する大腸菌 - Google Patents

線維芽細胞のヒトβ1―インターフェロンの合成をコードする組換えプラスミドDNA pPR―IFNβ1―13、それの操作方法、および同プラスミドDNAを含有する、ヒトβ1―インターフェロンを生産する大腸菌

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JPH01502478A JP50208988A JP50208988A JPH01502478A JP H01502478 A JPH01502478 A JP H01502478A JP 50208988 A JP50208988 A JP 50208988A JP 50208988 A JP50208988 A JP 50208988A JP H01502478 A JPH01502478 A JP H01502478A
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イゾトバ ララ セメノフナ
リザフスカヤ アンナ スタニスラボフナ
アレクセンコ アンドレイ ペトロビチ
コストロフ セルゲイ ビクトロビチ
コレバティハ マリナ アレクセエフナ
ゲルビンスカス バルデマラス ビタウトビチ
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ブムヤリス フラダス―アルギルダス フラドビチ
ボルホフ セルゲイ イオノビチ
プロトニコバ タトヤナ グリゴリエフナ
ボロティン アレクサンドル ペトロビチ
ヤヌライティス エウゲニユス―アルビダス アンドレエビチ
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フセソユズニイ ナウチノ―イススレドバテルスキ インスティテュト ゲネティキ イ セレクツィイ プロミイシレンニイフ ミクロオルガニズモフ (フニイゲネティカ)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする組み換えプラスミ ドDNA pPR−IFNβ1−13、それの操作方法、および同プラスミドD NAを含有する、ヒトβ1−インターフェロンを生産する大腸菌VNIIGen etikaVL 903(pPR−IFNβ1−13) 株発明の分野 本発明は、遺伝子操作およびバイオテクノロジーの技術に関し、そしてより詳し くは、線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする新規な組み 換えプラスミドDNA pPR−IFNβ1−13、それの調製方法、および同 プラスミドDNAを取り込んでいる、ヒトβ1−インターフェロンの生産体であ る大腸菌VIIGenetika VL 903 (pPR−IFNβ1−13 )株に関する。 先行技術 インターフェロンは、ウィルス感染または種々の誘導因子の作用に応じて、分化 したヒト細胞により合成されるタンパク質である。現時点で入手できる実験デー タは、個々の細胞、組織および全体として生体の処理におけるインターフェロン の抗ウィルス作用、抗細菌増殖作用および免疫調節作用を指摘している。それの 多方面にわたる特徴および生体にとっての重要性に関して、インターフェロンの 機構が免疫機構と比較できる。抗原と同じく、生物学的および化学的特性並びに それらを生産する細胞の種類に依存して、ヒトのインターフェロンは3つのグル ープ:α−白血球、β−線維芽細胞、γ−免疫に分類され、これらはそれぞれ主 に白血球、線維芽細胞およびT−リンパ球により生産される。 現在までの医療におけるインターフェロンの通用の範囲は−aに限定される。こ れらの適用は、角膜炎および皮膚病、種々のウィルス(インフルエンザ、アデノ ウィルス)により誘導される呼吸感染、B型肝炎などの治療である。 しかしながら、インターフェロンの作用のしくみ、それらの構造的および機能的 特徴並びにそれらの臨床上の可能性は、まだ十分に研究されていない、このこと は、主として、タンパク源としてのヒトの細胞の誘導的培養法の利用に基づ〈従 来の方法により分取量の°純粋なインターフェロンを得ることの難しさに関係し ている。さらに、この場合に合成されたインターフェロンは、概して、構造的お よび機能的特徴において異なっている形態および異なるサブタイプの混合物を含 んで成る。 手順として細胞の利用に基づく、特に新しい遺伝子環境にある異種遺伝子の発現 を保証する組み換えプラスミドを含有する大腸菌、枯草菌、シュードモナス菌の 種々の菌株の利用に基づく、ヒトのインターフェロンα、βおよびTの調製方法 が多数知られている。線維芽細胞のヒトインターフェロン(IFNβ1)の場合 は、大腸菌の細胞においてIFNβ1遺伝子の発現を保証するために大腸菌の遺 伝子(tuf B 、reCA)およびオペロン(lac UV 5trp)並 びにコリファージ(PL λ)の、転写および翻訳のシグナルの支配下に成熟イ ンターフェロンのコード部分を設定して使用される。微生物学的合成の結果とし て合成される成熟β1−インターフェロン(約19.000ダルトンの分子量を 有する)は、炭化水素成分のないこと、およびメチオニンの代わりにN−ホルミ ルメチオニン末端残基が得られ得ることにより特徴づけられる。しかしながら、 この相違は、線維芽細胞において生産される天然の糖タンパク質と比較した場合 、IFNβ1遺伝子のタンパク質生成物の生物学的活性に変化をきたすものでは ない、この微生物学的方法により合成されるβ1−インターフェロンは、細胞レ セプターとの相互作用の分子機構の研究のためおよび医療においての両方に利用 され得る。 線維芽細胞のヒトのβ1−インターフェロンの合成をコードする組み換えプラス ミド、例えばpc1857およびpPL c 245HFIF25、並びにこれ らのプラスミドを含有する大腸菌5G4044株が当業界において知られている (Remaut E、、5taussenesP、、Fiers G、、198 3.Nucl、Ac1da Res、11.4677−4688) 。 組み換えプラスミドDNA pPL c245HFIF25におけるIFNβ1 遺伝子の転写は、バクテリオファージλの制御機構PLoLにより調節され、そ して該遺伝子のタンパク質生産物の翻訳の開始は、?iS2ファージのレプリカ ーゼ遺伝子のSD配列に基づきリポソームが結合するハイブリッド領域の操作に よって行われる。上記に指定した菌株の培養により保証されるヒトβ1−インタ ーフェロンの最大収率は、プラスミドを含有する大腸菌細胞の全タンパク質の4 %である。 前記の菌株は、P、プロモーターの助けでなされるIFNβ1遺伝子の調節され た発現が、そこに配置された温度感受性遺伝子を制御するclts857を有す る付加的プラスミドpc1857を必要とすることにより特徴づけられる。この ことは、プラスミドpc1857およびpPL c245HFIF25との間の 相同領域で(7)recA−依存性の組み換えのために、大スケールの生産にお ける菌株の培養条件下で組み換えプラスミドの潜在的不安定さを生む。さらに、 リポソームが結合するハイブリッド領域の構成のためにMS2ファージのレプリ カーゼ遺伝子の比較的短いSD配列を使用することで、線維芽細胞のインターフ ェロンの転写開始の際のリポソームとの有効な相互作用が不十分であるために大 腸菌の転写機構の潜在的力を十分に発揮することが不可能になる。一方、プラス ミドpPL c245HPIF25においてIFNβ1遺伝子の3′端領域にρ −非依存性の転写ターミネータ−がないことは、複製能力の有意な減少をもたら し、そしてIFNβ1遺伝子の転写開始をになうλファージの高効率のPLプロ モーターの抑制条件下で組み換えプラスミドの減少さえも起こり得る。 このこと全てが、IFNβ1遺伝子産物の高レベルな生合成を達成できなくし、 そして大スケールでの培養の際に生産菌株のバイオマス中のβ1−インターフェ ロンの含量のさらなる低下を生み、従って純粋なタンパク質の回収を複雑にしそ して所望の生産物の収率を低下させる。 発明の開示 組み換えプラスミドDNA pPR−IFNβ1−13、それの操作の方法オヨ ヒソレヲ含有する大腸菌株VNIIGenetika VL 903 (pPR −IFN91−13)は、新規でありそして今までの文献がら未知のものである 。 本発明は、線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする新規な 組み換えプラスミドDNAの準備、それの操作方法、および高収率におけるβ1 −インターフェロンの調製を保証するであろう同プラスミドを含有する、ヒトβ 1−インターフェロンを生産する新規な高生産性の菌株に向けられる。 この目的は、本発明に係るヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする組み 換えプラスミドDNA pPR−IFNβ1−13が3、900b、 p、のサ イズであり、そして次の構成単位: pPR40とpML24をもとに作製され たベクタープラスミドpPR124Bの3.400b、p、のサイズを有するB a+++HI −Bgl ItフラグメントおよびプラスミドplNβ−trp 7の510b+p、のサイズを存するEcoRI−Sau3Aフラグメントから 成り、そして次の特徴を有するニ ー複製の開始およびそれの制御をになう領域−ColEl−レプリコン、λファ ージのリプレッサー遺伝子cIts857 、アンピシリン耐性遺伝子AP’  、 fdファージの一縫列の複数のρ−非依存性転写ターミネーター、制御領域 plo、 、それ自体にメチオニンのコドンを有する線維芽細胞のヒト成熟イン ターフェロンIFNβ1の配列のコード部分およびcro遺伝子のSD配列を取 り込んでいる; −cro遺伝子の制御領域、β−1インターフエロンのコード領域およびfdフ ァージの転写ターミネータ−の連結は、IFNβ1遺伝子の前方にリポソームの 結合するハイブリッド領域がくるように行われ、この領域は次のヌクレオチド配 列:5 ’ −−−−TAAGGAGGTTGCATG −−−−3’(配列中 、TAAGGAGGT−λファージのcro遺伝子のSD配列、ATG−線維芽 細胞のインターフェロンのメチオニンコドン)を有し、そしてIFNβ1遺伝子 の終結コドンの直後にfdファージの一縦列の複数のρ−非依存性転写ターミネ ーターがくるように行われるニ 一座標がカウントの始め(0)であるC1al 、 PvuII (約1.11 0) 、BglII (約1.480) 、 AccI (約1.870) 、  Pvul (約3.360)のユニークな制限酵素認識部位を有し;これはA 11−Union Re5earch In5titute of Antib ioticsの微生物寄託機関に1987年12月1日に寄託され、そして第1 825号のもとに登録されている。 本発明に係る組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−13は、λバクテリオフ ァージの制御領域pHOIlの支配下でIFNβ1遺伝子の発現を保証する。  clts857遺伝子−λバクテリオファージの先行するプロモーターからの転 写開始のレギュレーターである−およびプロモーターXPRの支配下にあるTF Nβ1−13遺伝子が、同一の組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−13の 中に配置される。この状況は、組み換えDNA分子を有する菌株の培養の間の潜 在的な不安定さを回避することを可能にする。何故なら、本発明に係る構造にお いては、生産体の菌株の中に付加的プラスミドが存在しないためにrecA−依 存性の組み換えが全く起こらないからである。 本発明はまた、組み換えプラスミドDNA pPR−IFNβ1−13を操作す る方法に関し、その方法は、プラスミドpPR40およびp?1L24をもとに 作製されたベクタープラスミドpPR124Bを、エンドヌクレアーゼEcoR IおよびBglI[により切断し、そして形成されたベクター分子の大きい方の フラグメントと成熟インターフェロンのコード領域を含むプラスミドplNFβ −trp7のEcoRl−5au3Aフラグメントとを連結し;そのようにして 作製された組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−123において、cro遺 伝子のSD配列とβ1−インターフェロンの最初のコドン(メチオニン)とを隣 接化し、そのためには該プラスミドD N Aを制限酵素Bawl Iにより加 水分解し、一部分のヌクレオチドを、反応混合物中のヌクレオシドの不完全なセ ットの条件下で現れる大腸菌のDNA−ポリメラーゼIのエンドヌクレアーゼ活 性により除去し、該DNAを制限酵素EcoRIにより発酵的に切断し、Sl− エンドヌクレアーゼで処理して該DNAの一本鎖の部分を除去し、次いで二本鎖 の末端を大腸1!fDNA−ポリメラーゼIのフレノウ断片により修復し、そし て形成された線状のDNA分子壱T4ファージのDNA−リガーゼにより環状に し;生じた調製物を大腸菌C600細胞を形質転換させるために使用し、アンピ シリンを有する培地において該細胞を28°Cの温度で培養して形質転換体を選 択し、続いて42°Cの温度で減少する増殖速度を有するコロニーを選択し、そ の後、このようにして選択されたコロニーから組み換えプラスミドpPR−IF Nβ1−13を単離する;ことを含んで成る。 λバクテリオファージのcro遺伝子の最も長い(大腸菌およびコリファージの マトリックスRNAについて既知のものの中で)SD配列がヒトの成熟β1−イ ンターフェロンのコード部分と結合している、組み換えプラスミドpPR−IF Nβ1−13の操作のための本性の利用は、マトリックスRN Aの5′端領域 の最適な一次構造および立体構造を存するような、IFNβ1遺伝子のりボゾー ムと結合するハイブリッド領域の構造をもたらす、既知の方法に比べて本発明に 係る操作方法は、プラスミドpPR−IFNβ1−13上のIFNβ1遺伝子の 3′−非翻訳部位に一縦列の複数のρ−非依存性転写ターミネーターが存在する ことを保証し、それ故にプロモーターPaの抑制条件下でのプラスミドDNAの 複製と線維芽細胞のインターフェロン遺伝子の高効率の転写との間の干渉作用を 防ぐ。 前記のものとは別に、本発明はまた、ヒトβ1−インターフェロンを産生ずる大 腸菌V1]Genetika VL 903 (pPR−IFNβ1−13)株 に関し、この菌株は、本発明に係るプラスミドDNA pPR−IFNβ1−1 3を取り込んでおり、そして大腸菌の中へのプラスミドpPR−IFNβ1−1 3の導入による遺伝子操作の方法により得られ、この菌株は1987年12月1 日にAl1−υn1on Re5earch)nstitute of Ant ibioticsの微生物寄託機関に寄託され、そしてN11825のもとに登 録されている。 本発明に係る菌株は、大スケールの培養条件下でヒトβ1−インターフェロンの 安定した蓄積を保証し、そして細胞タンパク質の全量の約5−1O%に相当する 約2 XIO” U/dの所望の生産物の収率を獲得することを可能にする。 発明を実施するための最良の形式 本発明に従うて組み換えプラスミドpPR−TFNβ1−13を操作する方法は 、幾つかの段階において実施される。 第1段階においては、ベクタープラスミドpPR124が操作される。 このために、エンドヌクレアーゼBa131による削除がプラスミドpPR40 のDNA (Molekulyarnaya Biologiya、19B?、 第21巻、第5号、l’loscow、第1309−1321)中の制限酵素B gll[1m部位において行われる。 このようにしてプラスミドpPRIooが得られ、このプラスミドにおいては、 BamRI認識部位がλファージのリポソーム結合部位のすぐ後に位置しており 、そのため開始コドンAUGの領域において次の配列: ALIGGATCC Ba蒙)II が形成される。 その後、遺伝子操作の典型的な方法を使って、プラスミドpPRI00の最小の Pst I −Bawl 1フラグメントをプラスミドpML24の最大のPs t I −BamB Iフラグメントと連結してプラスミドpPRI24を形成 させ、その中に制限酵素Bgl IIの認識部位をオリゴヌクレオチドリンカー を介して導入する。二のようにしてプラスミドpPR124Bが得られる。 第2段階においては、中間体プラスミドpPR−IFNβ1−123を操作する 。 このようにして得られたベクタープラスミドpPR124Bを、制限酵素gco RlおよびBgl IIにより切断し、そして形成されたベクター分子の中で大 きい方のフラグメントをプラスミドpINβtrp−7由来の成熟β1−インタ ーフェロンのコード部分を含むEcoR1−3au3Aフラグメントと連結させ て中間体プラスミドpPR−IFNβl−123を与える。 第3段階は、プラスミドpPR−IFNβ1−13の操作を行う、このためには 、中間体プラスミドpPR−IFNβ1−123におけるcro遺伝子のSD− 配列とβ1−インターフェロンの最初のコドンとの隣接化のために、該プラスミ ドDNAを制限酵素Bawl 1により加水分解し、一部のヌクレオチドを大腸 菌のDNA−ポリメラーゼlのエンドヌクレアーゼ活性により除去し、該DNA を制限酵素EcoRIにより切断し、Sl−エンドヌクレアーゼで処理し、続い て大腸菌のDNA−ポリメラーゼIのフレノウ断片により二本鎖末端の完全な修 復を行い、そして生じた線状のDNA分子の環化をT4ファージのDNA−リガ ーゼにより行う、このようにして得られた調製物は、大腸菌C600細胞を形質 転換するのに使用され、その形質転換体は、アンピシリンを有する培地上で28 °Cの温度で該細胞を培養して選択され、次いで42°Cの温度で低下する増殖 速度をもつものについて選択される。このようにして選択されたクローンからプ ラスミドDNA pPR−IFNβ1−13が単離される。 本発明に係る大腸菌VNIIGenetika VL 903 (pPR−IF Nβ1−13)株は、組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−13での受容株 の形質転換、続いて28°Cの温度でのアンピシリンを有する培地上での組み換 えクローンの選択、そしてその菌株を42℃の温度で1−2時間培養することに より保証されるPa−プロモーターの抑制の後の形質転換細胞の抽出物において 線維芽細胞のβ1−インターフェロンの活性の測定、により製造される。受容体 として、大11i菌C600株および大腸菌に12株の他の誘導体が使用され得 る。 大腸菌VNIIGenetika VL 903 (pPR−IFNβ1−13 )株は次の特徴により特徴づけられる。 形態的特徴、(1,2−1,6) x (2,0−6)μの直桿状、低運動性、 先様型を生ずることもできる、グラム陰性、非−胞子生成。 培養上の特徴。細胞は、濃厚または液体の通常の合成培地、半合成培地および複 合培地上で良好に増殖する。寒天状にしたHottingerのブロスまたはL −ブロス上で増殖させると、それらは粘液で覆われた、丸形の、少し曇ったコロ ニーを形成する。カザミノ酸を有するM9またはL−プロスのような液体培地上 で増殖させると、それらは均一な懸濁液を形成する。 生理−生化学的特徴、細胞は、5〜40°C(最適35°C)の範囲の温度、6 .5〜7.5の範囲のpttで増殖することができる。炭素源として、アミノ酸 および炭水化物(例えばサッカロース)が利用される。窒素源は、アンモニウム の形の無機塩、並びにペプトン、トリプトン、酵母抽出物およびアミノ酸の形の 有機化合物により提供され得る。 抗生物質に対する耐性、該菌株は、液体または寒天状にした普通培地において増 殖する時、100■/lまでの濃度でアンピシリンに耐性である。 プラスミドの安定性。一連の連続的再接種(少なくとも6ケ月間)を伴う寒天培 地の保管の際および抗生物質を有する液体培地中での奥部培養の間に、該プラス ミドの再構成は全く起こらない。 コノように調製された大腸菌VN11Genetika VL 903 (’p PR−IFNβ1−13)は、線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの高効 率の生産体であり、そしてβ1−インターフェロンの商業的スケールの生産に利 用され得る。 本発明は、添付した図を参照しながら、前記プラスミドの操作方法、前記菌株の 生産方法、それの培養方法の特定B様の例によりさらに説明される。 第1図−組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−13の物理−遺伝子地図; 第2図一本発明に従ったプラスミドpPR−IFNβ1−13の調製の図解。 例1 組み換えプラスミドpPR−IFNβ1−13 (第1図)は、幾つかの段階に おいて作製される。 第1段階−ベクタープラスミドpPR124Bの操作このために、プラスミドp PR1” @を次のように操作する。 10■hトリス−HCl、 pH8,0、6mM I’1gCj!□、612− メルカプトエタノール、150mM NaC1!を含む60mの制限用緩衝液− 1中で制限酵素BglI[により、プラスミドpPR4030gを分解する。該 DNAを2倍容のエタノールで沈澱せしめる。 その沈澱物を201iの水に溶解せしめる。エンドヌクレアーゼBa131での 6 D N Aの処理は、3mM NaC1,60mM CaCj!、。 60+++M 11gcf z 1100 mM )リス−HCA 、 pH8 ,0、5mMエチレンジアミン四酢酸酢酸む緩衝液30Jli中30゛Cの温度 で3分間行われる。該DNAを2倍容のエタノールで沈澱せしめる。 その沈澱物を10μの水に溶解せしめる。エンドヌクレアーゼBamHlでの該 DNAの処理は前記の制限用緩衝液−1を含む30dの試料において行われる。 該DNAの一本鎖の3′端領域の完全化は、大腸菌DNAポリメラーゼlのフレ ノウ断片を用いた処理により、10mF! )リス−HCl!、 pH8,0、 10mMMgC4,、デオキシリボヌクレオシド三すン酸各30−によるDNA tPi製物2n、前記酵素5単位を含む20dの試料において行われる。その反 応混合物からDNAをエタノールで沈澱せしめ、そして100Iの水に溶解せし める。線状プラスミドDNAの連結は、ライゲーション用緩衝液(60g*M  )リス−HC4、pH7,6、10mM MgCf z 、 10f10ff1 メルカプトエタノ−iし、0.4腸Hアデノシン三リン酸)および1iIIlの 該DNAを含む試料において、T4ファージのDNA−リガーゼにより行われる 。生じた混合物は、大腸菌C600細胞の形質転換のために利用される。形質転 換の効率は、1nのもとのプラス岨ドpPR40当たり5X10’コロニーであ る。 BirnboisおよびDoliにより提唱された改良法により、アンピ シリン耐性(100R/−)のコロニーからプラスミドDNAを回収しそして制 限分析のために使用する。結果として、Bawl 1のユニークな切断領域を含 むプラスミドpPRIOoが得られる。その後、プラスミドpPRI24が操作 される。 このために、プラスミドpML24のDNA2羅を、40dの制限用緩衝液−1 中で制限酵素Ba■IIおよびPstlにより同時に切断する。連結は、制限酵 素Ba5HIおよびPstIを用いたプラスミドpPR100のDNAの切断に おいて得られたフラグメントを用いて、TファージのDNA−リガーゼにより0 ℃の温度で行われる。生じたDNAtPJ製物は、大腸mcsoom胞の形質転 換のために利用され、該細胞を42°Cの温度で培養して、アンピシリンを有す る培地における選択、続いて300Ig/−のクロラムフェニコールを有する培 地における選択を行う、このようにして選択されたコロニーからプラスミドを単 離し、そして制限分析により研究する。結果として、制限酵素Ba5HIのユニ ークな切断領域を含むプラスミドpPRI24が得られる。その後、プラスミド pPR124のDNA3Kを、105M )リス−FICII 、 pH7,9 、6+Ill’l MgCj!z 、 6mM 2−メルカプトエタノール、1 50+*M NaC1を含む40jiの制限用緩衝液−1中で、制限酵素Xba  Iにより切断する。該DNAを2倍容のエタノールで沈澱せしめる。その沈澱 物を15Iの水に溶解せしめる。該DNAの一本鎖の3′端領域の完全化は、大 腸11DNAポリメラーゼIのフレノウ断片を用いる処理により、10+eM  )リス−TJCI! 、 pH8,0、10mM MgCl2 t、デオキシリ ポヌクレオシド三すン酸各30声によるDNAm製物2K1前記酵素5単位を含 む20dの試料において行われる。その反応混合物からDNAをエタノールで沈 澱せしめ、そして100Iの水に溶解せしめる。線状プラスミドとBgl nリ ンカ−との連結は、ライゲーション用緩衝液(60mM)リス−HC1,pH7 ,6、10mM MgCfz 、 10mM 2−メルカプトエタノール、0. 4+++Mアデノシン三リン酸)、2Rの該プラスミドDNAおよび0.5 n の該リンカ−を含む試料において、T4ファージのDNA−リガーゼにより、1 6℃の温度で12時間行われる。連結の後、反応混合物から該DNAをエタノー ルで沈澱せしめ、溶解せしめ、そして制限用緩衝液−2(61トリス−HC#  、 pH7,6、6mM !11gC1z 、 6mM 2−メルカプトエタノ ール、50w+M NaCf )を含む40dの試料において、制限酵素Bgl I[により酵素加水分解せしめる。該D N Aを再びエタノールで沈澱せしめ 、溶解せしめ、そして該DNAの環化を確実にする;このために、240dのラ イゲーション用緩衝液中の該プラスミドDNA!i製物1gをT4のDNA−リ ガーゼで処理する。生じた混合物は、大腸菌C600細胞の形質転換に利用され る。 形質転換の効率は、1nの在来プラスミドpPR124当たり5X10’コロニ ーに及ぶ、アンピシリン耐性(100a/at)のコロニーを選択し、Birn boi−およびDoliにより提唱された改良法に従って、該プラスミドDNA をそこから単離し、そしてこのD N Aを制限分析に使用する。結果として、 プラスミドpPR124Bが得られ、最初のベクター分子pPRI24と対比す ると、前にを効なXba I認識配列の代わりにユニークなりglII制限部位 を有する(第2図)=第2段階−中間体ブラスミドpPR−IFNβ1−123 の操作、ベクターpPR124Bの中に、線維芽細胞のヒトインターフェロンの コード配列がプラスミドplNβ−trp7から導入される。このために、DN A pINβ−trp71ORを制限用緩衝液−2を含む100Iの試料中で制 限酵素EcoR1およびSau 3Aで一緒に処理する。生じた調製物を1.1 %低融点アガロースゲル上に負荷し、そしてトリス−酢酸塩系において電気泳動 する。510b、p。 の長さのDNAフラグメントを含むゲル断片を切りとり、そしてmDNAをゲル から溶出させる。このようにして作製されたDNAフラグメント(約1g)をプ ラスミドpPR124Bの中に挿入する。このために、DNA pPRI241 gを制限用緩衝液−2の中の20dの試料において制限酵素EcoRIおよびB gl mにより切断する。生じた調製物をフェノールで除タンパクせしめ、該D NAをエタノールで沈澱させ、そして10IのIIfOに溶かす、切断されたプ ラスミドpPR124BをプラスミドplNβ−trp7の単離されたフラグメ ントとを一緒にし、そしてライゲーシッン用緩衝液の中の20dの試料において T4のDNA−リガーゼで処理する。このようにして得られたDNA1i製物は 、42℃の温度での該細胞の培養に基づくアンピッリンを有する培地上での選択 、続いて20ON/−のクロラムフェニコールを有する培地上でのC@”−クロ ーンの選択を伴って、大腸菌C600細胞の形質転換に利用される。このように して選択されたクローンからプラスミドDNAを単離し、そして制限分析により 研究する。生じたプラスミドにおいては、ベクターpPR124Bの中のクロラ ムフェニコールアセチルトランスフェラーゼのC端部分をコードしているEco RI −Bgl nフラグメントが、ヒトの成熟β−インターフェロンのコード 配列で置き換わっている。このプラスミドは、pPR−IFNβ1−123と記 され、そして次の段階の操作過程で使用される。 第3段階−プラスミドpPR−IFNβ1−13の操作。プラスミドpPR−I FNβ1−123を150J11の制限用緩衝液−1中で制限酵素Baa+HI により切断する。該DNAをフェノールで除タンパクし、そしてエタノールで沈 澱させる。その沈澱物を40mのEgoに溶かす。大腸菌のDNA−ポリメラー ゼの3′→5′エキソヌクレアーゼ活性によるDNAの限定消化のために、生じ たDNAt)i製動を、50IIMトリスーHCj! (p)18.0)、10 .CI?lエチレンジアミン四酢酸、5+nM MgCf! z、 100−デ オキシアデノシン三リン酸(次いでデオキシグアノシン三リン酸)および2e単 位のDNA−ポリメラーゼを含む150Iの試料中でインキュベートする0反応 を止め、該DNAを沈澱させ、そしてその沈澱物を再び40Jl!の1+10に 溶かす、生じた調製物10.1を50Iz1の制限用緩衝液−2中で制限酵素E coRIで処理し、ついで該D N Aをフェノールで除タンパクしそしてエタ ノールを沈澱させる。その沈澱物を30dのH2Oに溶かす。 該DNA調製物の一本鎖の末端部分の除去は、Sl−エンドヌクレアーゼを使っ て、30mM CHsCOONa(pH4,4) 、 4.5mMZn5O,2 50mM NaC1,lQgのDNA、 200単位のSl−エンドヌクレアー ゼを含む100J11の試料において行われる0反応を20℃の温度で行い、そ の後、混合物をフェノール処理しそしてエタノールで核酸を沈澱させる。その沈 澱物を20dのB10に溶かす、このようにして得られたDNAII製物4n製 動前記の条件下で大腸菌のDNA−ポリメラーゼ■のフレノウ断片で処理して、 おそらく出現する一本鎖の分子末端を二本鎖のものに完全にする0反応をフェノ ールでの除タンパクにより止め、該核酸をエタノールで沈澱させ、そして2oi !1のB、Oに溶かす。 二本鎖の末端を有する線状の該DNA分子の連結は、60s+Mトリスーtlc j (pH7,6)、10mM MgCj!z 、 105Mジチオスレイトー ル、4s+Mアデノシン三リン酸、8質量%のポリエチレングリ)−ル600. 4g(7)!1DNA、1001位(7)T4(7)DNATJ、f−ゼを含む 50IIlの試料において16℃の温度で行われる。 反応が完了した後、その試料を4倍まで希釈し、そしてエタノールにより核酸を 沈澱させる。水に溶解したD N A 2 gを、30dの制限用緩衝液−2中 で制限酵素Bgl IIで処理し、該DNAをエタノールで反応混合物から沈澱 させ、水に溶解し、そして200Iのライゲーシッン用緩衝液中でT4のDNA −リガーゼで処理する。生じたDNA1iW物は、上記に記載したように大腸菌 C600細胞の形質転換に使用され、次いで28℃の温度での一日間の該細胞の 培養に基づくアンピシリンを有する培地上での形質転換体の選択を行う、そのよ うにして調製された形質転換体の中で42℃の温度で低下する増殖能力を冑する ものを選択する。これらのクローンからそのプラスミドDNAを前述のように単 離し、そして制限分析を行う。 このようにして得られたプラスミドpPR−IFNβ1−13におけるIFNβ 1遺伝子の前方のリポソームの結合するハイブリッド領域の一次構造を同定する ために、対応するDNA30pf:を100Iの制限用緩衝液−2中で制限酵素 Bind ■で処理し、その調製物を密度勾配(4−12%)ポリアクリルアミ ドゲル上に負荷し、そしてトリス−酢酸塩系において電気泳動する。 Maxa a+−Gilbert法を使って、約190 b、p、の長さのDNAフラグメ ントをゲルから溶出させる。;次いでそれを、前述の線状プラスミドpi”RI 24へのBglII−リンカ−の付加の方法と同様にして、Ba5e lリンカ −を用いてT4のDNA−リガーゼにより拡張せしめる。該DNAをエタノール により反応混合物から沈澱させ、そしてその沈澱物を20 plの水に溶解し、 301!1の制限用緩衝液−1中で制限酵素BamHIにより開裂せしめ、フェ ノールでの除タンパクを行い、再びエタノールで沈澱させ、そして水に溶解させ る。 Ball1l Iでの切断により形成された、バタテリオファージM13s+p lOのDNAの複製型における該DNAフラグメントの分子クローニング、5′ −ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトシドを含む指示培地 上での組み換えファージの選択、−重鎖のファージDNAの単離、および限定マ トリックスコピーの方法CF、Sengerにより提唱された方法)によるクロ ーン化されたフラグメントの一次構造の決定は、つぎの標準的方法により行われ る。 Sengerの方法によりプラスミドpPR−IFNβ1−13において 発見されたリポソームの結合するハイブリッド領域のヌクレオチド配列は、次の ようである: 5′・・・TAAGGAGGTTGCATG・・・3′ (配列中、TAAGG AGGT−λファージのcro遺伝子のSD配列;およびATG−β1−インタ ーフェロンのメチオニンコドン)。 例2 線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの生産体−大腸菌VNIIGenet ika VL 903 (pPR−IFNβ1−13)株は次のようにして作製 される。 線維芽細胞のヒトのインターフェロンの合成をコードしているプラスミドpPR −IFNβ1−13は、例1において記載したものと同様な形質転換により、大 腸菌〜’NIIGenetika VL 903株(the A11−L!n1 on Re5earch In5titute of Gentics and  5electionof Industrial Microorganis msの微生物寄託機関に寄託され、そして第BKIIF B−3546号のもと に登録されている)の細胞中に導入する。大腸菌VNIIGenetika〜’ L 903株の細胞の形質転換の効率は、1j!gのもとのプラスミドpPR− IFNβ1−13のDNA当たり約106コロニーである。その形質転換体は、 アンピシリン(100x/ rnl )を含む培地上で咳!:l胞を28°Cの 温度で1日間培養した後に選択される0選択されたクローンからプラスミドDN Aを回収し、そしてそれがDNA調製物製動R−IFNβ1−13に等しいこと が制限分析により証明される。このようにして大腸菌VNIIGenetika  VL 903 (pPR−IFNβ1−13)株が得られる。 大腸菌VNIIGenetika VL 903 (pPR−IFNβl−13 )株の生産能力を決定するために、プラスミドを含有する細胞を、50R/−の アンピシリンを含む斜面の標準的なHottinger寒天培地上で28°Cの 温度で14時間増殖させる。その斜面上で増殖したバイオマスは、接種材料の調 製のために使用される。 このために、該細胞を、1100a/−のアンピシリンを含むHottinge r培地100−の入った750−のErlenmeyerフラスコのなかに移し 、そして240 r、p、m、の振とう機上で28°Cの温度で6時間増殖させ る。その接種培養物の光学濃度は1.5=2.5単位である。 醗酵は、pH1温度、撹拌および通気速度を調節するシステムを備えた醗酵槽中 で行われる。醗酵には、100R/−のアンピシリンおよび10 g/I−のグ ルーコースを有するHottinger培地が使用される。接種培養物は5−1 0質量%の量で導入される。培養は、6.6−6.8のpHで、アンモニア水を 補充することによりこのレベルを維持しながら行われる。@酵の最初の部分は、 550nmで3.5の光学濃度まで、28°Cの温度で醗酵を行い、その後に温 度を42−45℃に上げることにより5分間熱誘導をもたらし、そして同じ、温 度で2時間@酵を行う。 その過程O完了とともに、インク・−フェロンの活性を測定するために、遠心に より培養液1−から細胞を沈澱せしめ、その沈澱物を、7.2のpHを有する0 、02Mリン酸塩緩衝液中のドデシル硫酸ナトリウムの1%ン容液液1rnl懸 濁し、そして100℃の温度で2−4分間加熱する。そ直の後、沈澱物を遠心に より分離し、上清画分中に含まれるインターフェロンの活性を、標準法により、 または水痘性口内炎ウィルスの細胞変性効果からの二倍体のヒト線維芽細胞の保 護により、または免疫酵素測定法により測定する。標準参考として、標準白血球 インターフェロンMPCB 69/19(Great Br1tain)に対し て力価滴定されたβ−インターフェロンの調製物(“Torey”、 Japa n)を使用する。 種々の方法により測定された大腸菌VNIIGenetika VL 903( pPR−IFNβ1−13)株の細胞中で合成された線維芽細胞のヒト−インタ ーフェロンの活性は、細菌培養物11当たり2X10”国際単位より高い。 細胞タンパク質全体における合成された線維芽細胞のインターフェロンの割合の 測定のために、遠心により培養液1−から細胞を沈澱せしめ、そして上記に記載 したように処理する;その調製物を0.1%ドデシル硫酸ナトリウムの存在下1 5%ポリアクリルアミドゲルにおいて、標準手順に従って電気泳動により分離す る。ポリアクリルアミドゲルにおいて分離されたタンパク質を、標準手順に従っ てクーマシーR−250“5erva″(West Germany)溶液中で 染色する。そのゲルを自動レーザーデンシトメーターにおいてスキャンした後に 、ゾーン中のタンパク質の含量を測定する。該細胞中で合成された線維芽細胞の 成熟インターフェロン(19kD)に相当するゾーンの同定は、マーカータンパ ク質の電気泳動移動度との比較に基づいて行われ、また、分離されたタンパク質 画分のニトロセルロースフィルター上へのイムツブフット、およびβ−インター フェロンに対するマウスのモノクローナル抗体と西洋ワサビからのペルオキシダ ーゼを結合したウサギの抗マウス抗体とを含む溶液中で該フィルタ・−を処理す ることによるインターフェロンのゾーンの同定も、行われる。 β1−インターフェロンに相当、するゾーンにおけるタンパク質含量は、本発明 に係るプラスミドを含有する大腸菌の細胞E、Co11 VNIIGeneti ka VL 903(pPR−IFNβ1−13)株の全タンパク質の約10% である。 産業上の利用可能性 線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする本発明に係る組み 換えプラスミ’F pPR−IFsβ1−13は、高活性を有するヒトβ1−イ ンターフェロンの調製において有用である。 本発明に係る大腸菌νNIIGenetika VL 903 (pPR−IF Nβ1−13)株−β1−インターフェロンの生産体は、微生物学的および医療 的産業分野において有用である。 手続補正書(方式) 平成1年6月 1 日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 PCT/SU88100033 2 発明の名称 線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする組み換えプラスミ ドDNA pPR−IFNβ1−13、それの操作方法、および同プラスミドD  N 、Aを含有する、ヒトβ1−インターフェロンを生産する大腸菌VN11 Genetika VL 903(pPR−IFNβ1−13)株3、補正をす る者 事件との関係 特許出願人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光虎ノ門ビル 電話504 −07216、補正の対象 明細書及び請求の範囲の翻訳文 7、補正の内容 明細書、請求の範囲の翻訳文の浄書 (内容に変更なし) 8、添付書類の目録 明細書及び請求の範囲の翻訳文 各1通国際調査報告 0発 明 者 イゾトバ ララ セメンフナ0発 明 者 リザフスカヤ アン チ スタニスラボフナ @発明者 アレクセンコ アンドレイ ベトロビチ 0発 明 者 コストロフ セルゲイ ビクトロビチ 0発 明 者 コレバテイハ マリナ アレクセエフナ 0発 明 者 ゲルビンス力ス バルデマラスビタウトビチ 0発 明 者 ノンフス力ヤ エレナ アレクセエフナ 0発 明 者 エフドニナ リュドミラ フラデイミロフナ 0発 明 者 リフシラ ビタリ アル力デイエビチ 0発 明 者 ブムヤリス フラダスーアルギルダス フラドビチ 0発 明 者 ボルホフ セルゲイ イオノビソビエト連邦、 107392. モスコー、ウリツア ボルシャヤ チェルキゾフスカヤ、デー、11.クバルチ ーラ 109ソビエト連邦、 125083.モスコー、ウリツア ベルハナヤ 、マスロフカ、デー、2.クバルチーラ 43 ソビエト連邦、 127540.モスコー、ウリツア ドウブニンスカヤ。 デー、16.コルプス 2.クバルチーラ 278ソビエト連邦、 12550 2.モスコー、ウリツア フェスティバルナヤ、デー、67、クバルチーラ 1 19ソビエト連邦、 121002.モスコー、スタロコンユシエンニイペレウ ロク、デー、19.クバルチーラ 9 ソビエト連邦、 232043.ビルンユス、ウリツア アルヒテクトウ。 デー、 118. クバルチーラ 20ソビエト連邦、 115430.モスコ ー、バラクラフスキ プロスペクト、デー、4.コルプス 6.クバルチーラ  387ソビエト連邦、 115146.モスコー、コロメンスキ ブロエズド、 デ+、 14.コルブス 2.クバルチーラ 421ソビエト連邦、 1132 08.モスコー、スムスコイ ブロエズド、デー、5.コルプス 1.クバルチ ーラ Uソビエト連邦、 232051.ビルンユス、ウリツア エイドユクヤ ビチャウス、デー、23.クバルチーラ 6ソビエト連邦、 119034.モ スコー、ウリツア オストジエン力、デー、7.クバルチーラ 49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.線維芽細胞のヒトβ1−インターフェロンの合成をコードする組み換えブラ スミドpPR−IFNβ1−13であって、それは3,900b.p.のサイズ を有し、下記の構成単位:−pPR40およびpML23から作製されたベクタ ープラスミドpPR124Bの3,400b.p.のサイズを有するBamHI −BglIIフラグメント; −510b.p.のサイズを有するプラスミドpINβ−trp7のEcoRI −Sau3Aフラグメント;から成り、そして次の特徴: −複製開始およびそれの制御をになう領域−ColEI−レプリコン、λファー ジのリプレツサー遺伝子clts857、アンピシリン耐性遺伝子Apr,fd ファージの一縦列の複数のρ−非依存性転写ターミネーター、制御領域PROR 、およびそれ自体にメチオニンコドンを有する線維芽細胞のヒトの成熟インター フェロンIFNβ1の配列をコードするλcro遺伝子のSD配列を組み込んで いること; −λcro遺伝子の制御領域、β1−インターフェロンのコード部分およびfd ファージの転写のターミネーターの連結は、IFNβ1遺伝子の前方にリボソー ムを結合するハイブリッド領域が形成され、この領域は、次のヌクレオチド配列 :5′−・・・TAAGGAGGTTGGATG・・・−3′(配列中、TAA GGAGGT−λファージのcro遺伝子のSD配列;ATG−インターフェロ ンのメチオニンコドン)を有し、そしてIFNβ1遺伝子の終結コドンの直後に fdファージの一縦列の複数のρ−非依存性転写ターミネーターが置かれるよう に行われていること; −その座標がカウントの初め(0)である制限酵素ClaI,PvuII(約1 ,110),BglII(約1,480),Accl(約1,870),Pvu I(約3,360)のユニークな認識部位を有し;the All−Union  Research Institute of Antibioticsの微 生物寄託機関に寄託されそして第1825号のもとに登録されていること;を有 することを特徴とするプラスミド。
  2. 2.請求項1に記載の組み換えプラスミドDNAを操作する方法であって、プラ スミドpPR40およびpML24Bを基にして操作されたベクタープラスミド pPR124Bを制限エンドヌクレアーゼEcoRIおよびBglIIにより切 断しそして形成されたベクター分子の大きい方のフラグメントとヒトの成熟1− インターフェロンのコード領域を含むプラスミドpINβ−trP7のEcoR I−Sau3Aフラグメントとを連結し;そのようにして作製された組み換えプ ラスミドpPR−IFNβ1−123において、cro遺伝子のSD配列と1− インターフェロンの第1コドン(メチオニン)との隣接化を行い、そのためには 該プラスミドDNAを制限酵素BamHIにより加水分解し、反応混合物中にヌ クレオシド三リン酵の不安全なセットの条件下で現れる大腸菌のDNA−ポリメ ラーゼIのエンドヌクレアーゼ活性により、ヌクレオチドの一部分を除去し;該 DNAを制限酵素EcoRIにより酵素的に切断し、S1−エンドヌクレアーゼ で処理して一本鎖DNAの部分を除去し、次いで二本鎖の末端を大腸菌のDNA −ポリメラーゼのクレノウ断片により修復し、そして生じた線状のDNA分子を T4ファージのDNA−リガーゼにより環状にし;生じた調製物を、大腸菌C6 00細胞を形質転換させるために使用し、該細胞をアンピシリンを有する培地上 で28℃の温度で培養して形質転換体を選択し、続いて42℃で低下する増殖速 度を示すクローンを選択し、その後で、選択されたクローンから組み換えプラス ミドDNA pPR−IFβ1−13を単離する;ことを特徴とする方法。
  3. 3.請求項1に記載の組み換えプラスミドDNApPR−IFNβ1−13を含 有する、ヒトβ1−インターフェロンの生産体としての大腸菌VNIGenet ika VL903(pPR−IFNβ1−43)株であって、組み換えプラス ミドDNA pPR−IFNβ1−13を大腸菌の中へ導入することによる遺伝 子操作の方法により製造され、All−UnionResearch Inst itute of Antibioticsの微生物寄託機関に1987年12 月1日寄託され、そして第1825号のもとに登録されている、大腸菌VNII Genetika VL903(pPR−IFNβ1−13)株。
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