JPH0145183B2 - - Google Patents

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JPH0145183B2
JPH0145183B2 JP60257639A JP25763985A JPH0145183B2 JP H0145183 B2 JPH0145183 B2 JP H0145183B2 JP 60257639 A JP60257639 A JP 60257639A JP 25763985 A JP25763985 A JP 25763985A JP H0145183 B2 JPH0145183 B2 JP H0145183B2
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JP
Japan
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clamp
connector body
split
circumferential surface
cable
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Hiromasa Ooshiro
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はJIS―C―5410(高周波同軸コネクタ
通則)に基づきテレビジヨン共同受信の屋外施設
に使用する公称インピーダンス75Ω、電圧350V
(実効値)、周波数250MHz以下の定格に設計され
たFT型コネクタに関し、特に同軸ケーブルの外
部導体が例えばアルミラミネートのような軟かい
場合あるいはアルミシースのような硬い場合のい
ずれにも適用できるようにしたものである。
<従来の技術> 本発明者は、先にケーブルの外部導体がアルミ
ラミネートのような軟かい場合及びケーブルの外
部導体がアルミシースのような硬い場合のそれぞ
れに関するFT型コネクタの発明に基いて特許出 即ち、第1の従来例は、コネクタ本体1内の先
端部に嵌着した第1絶縁体3にてピン部7aの一
部が外部に突出する如く保持された中心コンタク
ト7の導体受入部7bの端部外周面にテーパ面7
cを形成するとともに該テーパ面7cに摺接して
導体受入部7bを狭窄し得る第2絶縁体8を前記
コネクタ本体1内に配し、該第2絶縁体8を嵌着
したバツクアツプリング20をコネクタ本体1の
内周壁に沿つて設け、該バツクアツプリング20
に近接して外周面若干のテーパ状薄肉筒部21a
と厚肉フランジ部21bとよりなるテーパクラン
プ21の厚肉フランジ21bをコネクタ本体1の
内壁に圧入し、該厚肉フランジ部21bを貫通し
該厚肉フランジ21bから突出した爪体22を、
前記バツクアツプリング20の片面に設け、かつ
コネクタ本体1の一端部側外周面の螺子部1aと
螺合する締付金具11のケーブル挿入側内周壁に
ケーブルの外被Eを弾圧し得る環状弾性部材23
及びスプリング24付座金25のそれぞれを互い
に当接状に装填し、さらに一端部が前記スプリン
グ24付座金25に当接し、他端部が前記爪体2
2に当接し、かつテーパクランプ21のラジアル
方向外側に位置する如く締付金具11内に割入り
クランプ26を遊嵌状に装填してなるFT型コネ
クタである。
そして第2の従来例は、コネクタ本体1内の先
端部に嵌着した第1絶縁体3にてピン部7aの一
部が外部に突出する如く保持された中心コンタク
ト7の導体受入部7bの端部外周面にテーパ面7
cを形成するとともに該テーパ面7cに摺接して
導体受入部7bを狭窄し得る第2絶縁体8を前記
コネクタ本体1内に配し、該第2絶縁体8を嵌着
したバツクアツプリング20をコネクタ本体1の
内周壁に沿つて設け、該バツクアツプリング20
の片側近傍に、コネクタ本体から一部突出する長
さの筒部27aと厚肉フランジ27bとよりなる
補強スリーブ27の該厚肉フランジ27bをコネ
クタ本体1の内壁に圧入し、該厚肉フランジ27
bを貫通し該厚肉フランジ27bから突出した爪
体22を、前記バツクアツプリング20の片面に
設け、かつコネクタ本体1の一端部側外周面の螺
子部1aと螺合する締付金具11のケーブル挿入
側内周壁にケーブルAの外部導体Dを弾圧し得る
環状弾性部材23及びクランプ28のそれぞれを
互いに当接状に装填し、さらに一端部外周面のテ
ーパ面29aが前記クランプ28の片側内周面の
テーパ面28aと摺接し、かつ他端部が前記爪体
22に当接する如く補強スリーブ27の外側に同
心状に配した割入りテーパクランプ29を締付金
具11内に遊嵌状に装填してなるFT型コネクタ
である。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、上記第1の従来例は、締付金具11
内に環状弾性部材23、スプリング24、座金2
5及び割入りクランプ26が装填されており、割
入りクランプ26のうちの端部外周面に形成した
係止用鍔26aが大径の穴部11eに係止状態と
なつている。そして、この割入りクランプ26は
その胴部が係止用鍔a側を含む軸方向に沿つた途
中までしか割つていないために、コネクタ本体1
と螺合する締付金具11を締めて行くと、割入り
クランプ26がバツクアツプリング20に形成し
た爪体22を完全に前方に押し出す前に割入りク
ランプ26が狭窄されてカラス螺子26bがケー
ブルの外被に喰い込んでしまう結果、その抵抗で
爪体22も前に押し出されないこととなる。これ
を無理に行なおうすると、コネクタ本体1の螺子
部1aが締付金具11の螺子部11bに噛んでし
まい、双方の螺子山がこわされてしまうという難
点があつた。
また、割入りクランプ26の割入り部分が狭窄
されるに従い、係止用鍔26aの部分が外方に広
がり締付金具11内の大径の穴部11eに強く当
り、締付金具11を廻すと割入りクランプ26ま
でが一緒に廻つてしまい、これに伴つてケーブル
までが回転してしまうという不都合な点があつ
た。
次に、第2の従来例も第1の従来例と同様の問
題点を有している。即ち、補強スリーブ27の筒
部27aと締付金具11に遊嵌状に装填した割入
りテーパクランプ29との間に挿入したケーブル
の先端部の外部導体が締付金具11をコネクタ本
体1側に締付けることによつて割入りテーパクラ
ンプ29が狭窄され、該割入りテーパクランプ2
9内周面の螺子29cがケーブルAの外被Eに喰
い込み、これに伴なつて締付金具11に装填した
割入りテーパクランプ29の先端がコネクタ本体
1内のバツクアツプリング20の爪体22を完全
に前に押し出すことができないと同時にケーブル
が回転してしまうという問題があつた。
また、第2の従来例はコネクタ本体から一部突
出する長さの筒部27aと厚肉フランジ部27b
とよりなる強補スリーブ27の該厚肉フランジ2
7bをコネクタ本体1の内壁に圧入する構造であ
るため、FT型コネクタへのケーブルの接続に際
しては、ケーブルの絶縁体を除去するための専用
工具が必ず必要とされていた。
本発明は上記従来例の問題点を解決するために
なされたもので、ケーブルとFT型コネクタとの
接続に際して、締付金具をコネクタ本体側に締付
けるに従い、締付金具に遊嵌状に装填した割入り
クランプがコネクタ本体内に装着したバツクアツ
プリングの爪体を完全に所定位置まで押し出して
ケーブルの内部導体を中心コンタクトの導体受入
部に確実に装着せしめるようにするとともに締付
金具の回転締付時には、ケーブルが締付金具と一
緒に回転しないようにし、併せてケーブルがアル
ミシースのように硬い場合においては必要に応じ
て補強スリーブを不要とし、ケーブルの絶縁体除
去用専用工具なしでも接続し得るようにしたFT
型コネクタを提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記の問題点を解決するために、ケー
ブルAの外部導体Dがアルミラミネートのような
軟かい場合を次に示す第1発明の如き構成とな
し、ケーブルAの外部導体Dがアルミシースのよ
うな硬い場合を次に示す第2発明の如き構成とし
たものである。
即ち、第1発明は、コネクタ本体1内の先端部
に嵌着した第1絶縁体3にてピン部7aの一部が
外部に突出する如く保持された中心コンタクト7
の導体受入部7bの端部外周面にテーパ面7c形
成するとともに該テーパ面7cに摺接して導体受
入部7bを狭窄し得る第2絶縁体8を前記コネク
タ本体1内に配し、該第2絶縁体8を嵌着したバ
ツクアツプリング20をコネクタ本体1の内周壁
に沿つて設け、該バツクアツプリング20の片面
に当接するブツシング30をコネクタ本体1内に
圧入し、かつ薄肉筒部31aと厚肉フランジ31
bとよりなるスリーブ31の該厚肉フランジ部3
1bの外周面を前記ブツシング30内周面に嵌着
し、上記バツクアツプリング20の片面から軸方
向に沿つて一体的に突出形成した爪体22がブツ
シング30外周面の溝30aを通過して内周面に
テーパ32a面を備えたクランプ32の端面に当
接し、該クランプ32をコネクタ本体1の後端部
寄り内周面に遊嵌状に封入し、該クランプ32が
コネクタ本体1内の軸方向に沿つて移動し得る如
くクランプ32外周面とコネクタ本体内周面に軸
方向の案内突条33aと該案内突条33aに嵌合
する案内溝33bをそれぞれ形成するとともに、
コネクタ本体1の一端部側外周面の螺子部1aと
螺合する締付金具11のケーブル挿入側の内部
に、ケーブルAの外被Eを弾圧し得る環状弾性部
材23、ワツシヤー34及び割入りクランプ35
のフランジ部35bのそれぞれを互いに当接状に
抜け防止用の保持リング36介して装填し、さら
に前記割入りクランプ35の先端部が上記クラン
プ32のテーパ面32aに当接し、かつ割入りク
ランプ35内周面に軸方向に沿つて凹凸条35a
を形成したFTコネクタである。
そして第2発明は、コネクタ本体1内の先端部
に嵌着した第1絶縁体3にてピン部7aの一部が
外部に突出する如く保持された中心コンタクト7
の導体受入部7bの端部外周面にテーパ面7cを
形形成するとともに該テーパ面7cに摺接して導
体受入部7bを狭窄し得る第2絶縁体8を前記コ
ネクタ本体1内に配し、該第2絶縁体8を嵌着し
たバツクアツプリング20をコネクタ本体1の内
周壁に沿つて設け、該バツクアツプリング20の
片面に当接するブツシング30をコネクタ本体1
内に圧入し、かつ筒部27aとフランジ27bと
よりなる補強スリーブ27の該フランジ部27b
を前記ブツシング30内に着脱自在に装着し、上
記バツクアツプリング20の片面から軸方向に沿
つて一体的に突出形成した爪体22がブツシング
30外周面の溝30aを通過して後端部外周面に
テーパ面37bを備えた割入りテーパクランプ3
7の端面に当接し、該割入りテーパクランプ37
をコネクタ本体1の後端部寄り内周面に突起1d
を介して遊嵌状に封入し、該割入りテーパクラン
プ37がコネクタ本体1内の軸方向に沿つて移動
し得る如く割入りテーパクランプ37外周面とコ
ネクタ本体1内周面に軸方向に沿つて案内突条3
3aと該案内突条33aに嵌合する案内溝33b
をそれぞれ形成するとともに、コネクタ本体1の
一端部側外周面の螺子部1aと螺合する締付金具
11のケーブル挿入側の内部に、ケーブルAの外
被Eを弾圧し得る環状弾性部材23、押えリング
38及びクランプ39のそれぞれを互いに当接状
に抜け防止用の保持リング36を介して装填し、
さらに前記クランプ39の先端部が上記割入りテ
ーパクランプ37のテーパ面37bに当接し、か
つ割入りテーパクランプ37内周面に軸方向に沿
つて凹凸条37aを形成したFT型コネクタであ
る。
<作用> 上記構成とした第1発明の作用について説明す
る。
まずケーブルAをコネクタに接続する前に、第
3図aに示す如くケーブルAの端末処理を行な
う。即ち、ケーブルAの外被E及び外部導体Dを
先端から約20mmで切り離す。この切り離すとき
に、絶縁体Cに傷をつけないように注意する。ケ
ーブルAの切り出し前後に締付金具11をケーブ
ルAに挿入した後、絶縁体Cを回転させて絶縁体
Cと外部導体Dとの間に隙間を設ける。次に第3
図bに示すように、絶縁体Cと外部導体Dとの間
にスリーブ31を専用工具(図示せず)で挿入
し、スリーブ31の端面に合わせて絶縁体Cを切
り離し、内部導体Bを15mmの長さ位置で切断す
る。次いで第3図c示す如くコネクタ本体1の先
端部を機器Kに螺着する。次にスリーブ31が挿
入されたケーブルAをコネクタ本体1に挿入さ
せ、締付金具11をコネクタ本体1の一端部側外
周面の螺子部1aに螺合させると締付金具11に
遊嵌状に装填した割入りクランプ35の先端が、
クランプ32外周面とコネクタ本体1内周面とに
それぞれ軸方向に沿つて形成した案内突条33a
と該案内突条33aに嵌合する案内溝33bを介
して軸方向に沿つて移動可能にコネクタ本体1内
に装填されたクランプ32内周面のテーパ面32
aに突き当り、該クランプ32を軸方向に沿つて
前方に押し出す。これに伴なつてクランプ32の
端面がバツクアツプリング20の爪体22を前方
に押し出すこととなる。割入りクランプ35がク
ランプ32に当接することによつて、該割入りク
ランプ35は次第に狭窄しながらケーブルAの外
被Eを把持しながらも該割入りクランプ35の内
周面の軸方向に沿つて形成しりクランプ35の内
周面の軸方向に沿つて形成した凹凸条35aによ
つてケーブルAの外被E上をスライドしながら前
方に送り出される。バツクアツプリング20の移
動に伴ない、該バツクアツプリングに嵌着してい
る第2絶縁体8も軸方向に沿つて移動し、この移
動の際、第2絶縁体8のテーパ面8bが中心コン
タクト7の導体受入部7bの端部外周面に形成し
たテーパ面7cに摺接し、導体受入部7bを狭窄
する結果、ケーブルAの内部導体Bが中心コンタ
クト7の導体受入部7bにしつかりと圧接固定さ
れる。そしてケーブルAの先端部の外部導体Dと
外被Eもスリーブ31の薄肉筒部31aと締付金
具11に装填した割入りクランプ35との間に圧
接固定される。また、これと同時に締付金具11
の締付けにより、割入りクランプ35の一端部が
ワツシヤー34に強く当り、環状弾性部材23を
側面から圧縮し、該弾性部材23をラジアル方向
の中心に向けて膨脹せしめ、ケーブルAの外被E
を弾圧密着せしめることとなる(第3図d参照)。
締付金具11の締付け終了後には、コネクタ及び
ケーブルへの防水処理は従来通りとする。
第2発明の作用についても基本的に第1発明の
それと共通する。但し、ケーブルAの外部導体D
がアルミシースのような硬い場合を対象としてい
るために若干その取付け操作が異なる。即ち、第
4図aに示す如く、ケーブルAの端末処理を行な
う。また、必要に応じてケーブルAの補強スリー
ブ27を装着する場合には、専用工具(図示せ
ず)にてケーブルAの先端部の絶縁体Cを除去す
る。絶縁体Cの除去後に、補強スリーブ27をコ
ネクタ本体1内から抜き取り、該補強スリーブ2
7の筒部27a外周面がケーブルAの外部導体D
内周面に沿つて押し込まれ、フランジ27bが外
部導体Dの先端に当接するまで押し込む。外部導
体Dの内周面に沿つて補強スリーブ27を挿入
後、該ケーブルAの外被E上に締付金具11を挿
入する(第4図b参照)。次いで、第4図cに示
す如く機器Kにコネクタ本体1を取付ける。一端
部側外周面の螺子部1aに螺合させると割入りテ
ーパクランプ37外周面とコネクタ本体1内周面
とにそれぞれ軸方向に沿つて形成した案内突条3
3aと該案内突条33aに嵌合する案内溝33b
を介して軸方向に沿つて移動可能にコネクタ本体
1内に装填された割入りテーパクランプ37の先
端がバツクアツプリング20の爪体22を前方に
押し出すこととなる。割入りテーパクランプ37
がバツクアツプリング20の爪体22に当接する
ことによつて、該割入りテーパクランプ37は次
第に狭窄しながらケーブルAの外被Eを把持しな
がらも該割入りテーパクランプ37の内周面の軸
方向に沿つて形成した凹凸条37aによつてケー
ブルAの外部導体D上をスライドしながら前方に
送り出される。バツクアツプリング20の移動に
伴ない、該バツクアツプリングに嵌着している第
2絶縁体8も軸方向に沿つて移動し、この移動の
際、第2絶縁体8のテーパ面8bが中心コンタク
ト7の導体受入部7bの端部外周面に形成したテ
ーパ面7cに摺接し、導体受入部中心コンタクト
7の導体受入部7bにしつかりと圧接固定され
る。そしてケーブルAの先端部の外部導体Dも補
強スリーブ27の筒部27aとコネクタ本体1に
装填した割入りテーパクランプ37との間に該割
入りテーパクランプ37の狭窄により圧接固定さ
れる。また、これと同時に締付金具11の締付け
により、割入りテーパクランプ37の一端部外周
面のテーパ面37bと摺接するクランプ39が押
えリング38を介して環状弾性部材23を側面か
ら圧縮し、該弾性部材23をラジアル方向の中心
に向けて膨脹せしめケーブルAの外被Eを弾圧密
着せしめることとなる(第4図d参照)。
<実施例> 第1図a及び第2図aは1発明の一実施例を示
し、1はコネクタ本体で機器の接続具Kと螺合す
る側の螺子部1bの基部にシールを行うためのO
リング2を、また後記する締付金具11と螺合す
る螺子部1aの基部に該金具11と本体1をシー
ルするためのOリング12をそれぞれ1をシール
するためのOリング12をそれぞれ備えている。
コネクタ本体1内の先端部には、中心コンタクト
7の挿通孔3aを有する柱状の1絶縁体3が装填
されている。中心コンタクト7のピン部7aの一
部はコネクタ本体1から突出しており、導体受入
部7bは狭窄可能に割入りとなつており、その内
周面にはネジ等の凹凸部7dが形成され、該導体
受入部7bの終端部外周面にテーパ面7cが形成
されている。第2絶縁体8はコネクタ本体1のほ
ぼ中間部位に装填され、その中心部に導体挿通孔
8aを有し、該挿通孔8aの先端部側にテーパ面
8bを形成して導体受入部7bのテーパ面7cに
摺接させている。また第2絶縁体8の外周面の一
部がバツクアツプリング20に嵌着しており、軸
方向に沿つて前後に移動可能となつているスリー
ブ31はケーブルAの絶縁体Cが挿通する程度の
内径を有する薄肉筒部31aにて形成され、該筒
部31aの先端部に形成した厚肉フランジ31b
の外周面がコネクタ本体1内に圧入したブツシン
グ30の内周面に嵌着されている。ブツシング3
0と当接しているバツクアツプリング20の片面
には、該ブツシング30の溝30aを貫通してバ
ツクアツプリング20から突出した爪体22を一
体に形成する。締付金具11はその外表面に締付
部11aを有する側面多角形の形状をした円筒型
で、コネクタ本体1の螺子部1aと螺合する螺子
部11bを内周面の一端部に形成している。締付
金具11内の他端部にはケーブル挿入孔11cを
有し、このケーブル挿入孔11cに隣接した位置
に段部11dを介してガスケツト等の環状弾性部
材23を収納し、さらに該弾性部材23に隣接し
た位置で、該弾性部材の収納部より大径の穴部1
1cにワツシヤー34を装填する。該大径の穴部
11eにはワツシヤー34に接して締付金具11
内に遊嵌状に装填した割入りクランプ35のうち
の端部外周面に形成したフランジ部35bが嵌着
されている。割入りクランプ35は狭窄時にケー
ブルAを圧接し得る径の円筒体で、その内周面は
ケーブル圧接用の凹凸条35aが軸方向に沿つて
形成されている。このような凹凸条35aの形成
によつて締付金具11の締付け始めにおけるケー
ブルA外被Eへの喰込み抵抗の増大が緩和され
る。また、割入りクランプ35の先端はコネクタ
本体1への締付金具11螺合時に、クランプ32
を介して間接的に爪体22と当接状態となる。こ
のクランプ32は内周面にテーパ面32aを備え
ており、このテーパ面32aに前記割入りクラン
プ35の先端が当る。また、このクランプ32は
コネクタ本体1の後端部寄り内周面に突起1dを
介して外部に抜け出ないように遊嵌状に封入され
ている。さらに、このクランプ32の外周面とコ
ネクタ本体1の内周面には、軸方向に沿つて案内
突条33aと該案内突条33aに嵌合する案内溝
33bがそれぞれ形成されていて、クランプ32
が回転することなく軸方向のみに移動するように
している。
第1図b及び第2図bは第2発明の一実施例を
示し、基本的には第1図a及び第2図a共通して
いるので、主な相違点だけを説明する。スリーブ
31に代えてコネクタ本体1から外側に突出する
比較的厚肉の筒部27aを備えた補強スリーブ2
7を設けており、該補強スリーブ27はその一端
部側に形成した厚肉フランジ27bをブツシング
30内に着脱自在に装着している。このように、
補強スリーブ27を着脱自在の構造としたのは、
ケーブルの接続作業において、補強スリーブ27
を使用する場合と、使用しない場合のいずれにも
対処し得るようにするためである。ブツシング3
0はコネクタ本体1に圧入されており、該ブツシ
ングの外周面の3個所に形成した溝30aにバツ
クアツプリング20の片面から軸方向に沿つて一
体的に突出形成した爪体22が貫通状態に挿し込
まれている。また、割入りテーパクランプ37の
外周面とコネクタ本体1の内周面には、軸方向に
沿つて案内突条33aと該案内突条33aに嵌合
する案内溝33bがそれぞれ形成されており、割
入りテーパクランプ37が回転することなくコネ
クタ本体1内の軸方向に沿つて移動するようにし
ている。この割入りテーパクランプ37は上記補
強スリーブ27のラジアル方向の外側に位置し、
コネクタ本体1の後端部寄り内周面に遊嵌状に突
起1dを介して外部に抜け出ないように封入され
ている。また、割入りテーパクランプ37の内周
面には、軸方向に沿つて凹凸条37aが形成され
ており、該凹凸条37aによつてケーブルAの外
部導体Dが押圧状態で支持される。割入りテーパ
クランプ37の一端部外周面のコネクタ本体37
bは締付金具11内のケーブル挿入孔11c側の
近傍段部11d介して穴部11f及び該穴部11
fより大径の穴部11gに左から順次Oリング等
の環状弾性部材23、押えリング38及びクラン
プ39が互いに当接状に収納されている。クラン
プ39の外周面と締付金具11の内周面に形成し
た各環状溝39a、11hに抜け防止用の保持リ
ング36を装填している。
<発明の効果> この第1の発明は上記の説明から伴るように、
締付金具の中に遊嵌状に装填した割入りクランプ
の内周面に軸方向に沿つて凹凸条を形成するとと
もに該割入りクランプの筒体側を割入りとし、か
つ割入りクランプと当接するテーパ面を有するク
ランプを介してバツクアツプリングに間接的に押
す構造とし、さらにコネクタ本体の後端部側内周
面に遊嵌状収納した前記クランプはその外周面と
コネクタ本体内周面のそれぞれに案内突条と該案
内突条に嵌合する案内溝が形成されているため
に、締付金具をコネクタ本体に螺合して締付ける
ときに、割入りクランプは次第に狭窄してケーブ
ルの外被を押さえると同時に該割入りクランプは
ケーブルの軸方向に沿つてスライドし、バツクア
ツプリングの爪体を完全に前方の所定位置まで押
し出すことができ、ケーブルの内部導体と中心コ
ンタクトとの接続が確実に行なわれるという優れ
た効果を奏する。また割入りクランプがケーブル
を押さえながら該ケーブルの外被上をスライドす
るときも、その前進する力は、クランプは回転す
ることなくコネクタ本体内の軸方向に沿つてのみ
移動して効果的にバツクアツプリングの爪体に力
を伝達することができ、かつバツクアツプリング
の爪体との接触面積も従来より大きいので確実に
行なわれる。しかも、割入りクランプのフランジ
側は割りが入つていないので、締付金具を回して
も一緒に回転せずに、締付金具内でフリーの状態
にあり、前進させるだけである結果、締付金具と
コネクタ本体との螺合がスムーズに行なわれ、螺
子を痛めることがないという利点がある。
また、第2の発明も基本的に第1の発明と同様
の効果を奏するものであつて、締付金具の締付け
によつて、コネクタ本体内に遊嵌状に収納された
割入りテーパクランプは、次第に狭窄してケーブ
ルの外部導体を押さえながらも、その割入りテー
パクランプの内周面に軸方向に沿つて形成した凹
凸条によつてケーブル上をスライドしながらバツ
クアツプリングの爪体を前方の所定位置まで完全
に押し出すことができ、ケーブルの内部導体と中
心コンタクトの導体受入部との接合が完全に行わ
れる。さらに、割入りテーパクランプはその外周
面とコネクタ本体の内周面とにそれぞれ形成され
た案内突条と該案内突条に嵌合する案内溝とによ
り、コネクタ本体内で回転することなく軸方向に
のみ移動するだけであるから、力の伝達が有効に
行なわれ、締付金具とコネクタ本体の螺合が無理
なく行なわれる。
さらに、第2の発明において、補強スリーブを
必要としないときには、コネクタ本体内に圧入し
たブツシングの内周面から予め補強スリーブを抜
き取つておけばよく、この場合には、ケーブルの
先端部の絶縁体を除去する専用の工具も必要とし
ないでケーブルをコネクタに取付けることができ
るという便利さがある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは第1発明の一実施例を示す断面図、
第1図bは第2発明の一実施例を示す断面図、第
2図aは第1図aの側面図、第2図bは第1図b
の側面図、第3図a〜dは第1発明のケーブル接
続状態を示す断面図、第4図a〜dは第2発明の
ケーブル接続状態を示す断面図、第5図aは第1
の従来例の断面図、第5図bは第5図aの側面
図、第6図は第2の従来例の断面図、第6図bは
第6図aの側面図である。 1…コネクタ本体、1c…テーパ面、7…中心
コンタクト、7b…導体受入部、7c…テーパ
面、8…第2絶縁体、8b…テーパ面、11…締
付金具、11d…段部、20…バツクアツプリン
グ、22…爪体、23…環状弾性部材、27…補
強スリーブ、30…ブツシング、31…スリー
ブ、32…クランプ、33a…案内突条、33b
…案内溝、35…割入りクランプ、35a…凹凸
条、37…割入りテーパクランプ、37a…凹凸
条、A…ケーブル、B…内部導体、D…外部導
体、E…外被。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コネクタ本体内の先端部に嵌着した第1絶縁
    体にてピン部の一部が外部に突出する如く保持さ
    れた中心コンタクトの導体受入部の端部外周面に
    テーパ面を形成するとともに該テーパ面に摺接し
    て導体受入部を狭窄し得る第2絶縁体を前記コネ
    クタ本体内に配し、該第2絶縁体を嵌着したバツ
    クアツプリングをコネクタ本体の内周壁に沿つて
    設け、該バツクアツプリングの片面に当接するブ
    ツシングをコネクタ本体内に圧入し、かつ薄肉筒
    部と厚肉フランジとよりなるスリーブの該厚肉フ
    ランジの外周面を前記ブツシング内周面に嵌着
    し、上記バツクアツプリングの片面から軸方向に
    沿つて一体的に突出形成した爪体がブツシング外
    周面の溝を通過して内周面にテーパ面を具えたク
    ランプの端面に当接し、該クランプをコネクタ本
    体の後端部寄り内周面に遊嵌状に封入し、該クラ
    ンプがコネクタ本体内の軸方向に沿つて移動し得
    る如くクランプ外周面とコネクタ本体内周面に軸
    方向の案内突状と該案内突状に嵌合する案内溝を
    それぞれ形成するとともに、コネクタ本体の一端
    部側外周面の螺子部と螺合する締付金具のケーブ
    ル挿入側の内部に、ケーブルの外被を弾圧し得る
    環状弾性部材、ワツシヤー及び割入りクランプの
    フランジ部のそれぞれを互いに当接状に抜け防止
    用の保持リングを介して装填し、さらに前記割入
    リクランプの先端部が上記クランプのテーパ面に
    当接し、かつ割入りクランプ内周面に軸方向に沿
    つて凹凸条を形成したことを特徴とするFT型コ
    ネクタ。 2 コネクタ本体内の先端部に嵌着した第1絶縁
    体にてピン部の一部が外部に突出する如く保持さ
    れた中心コンタクトの導体受入部の端部外周面に
    テーパ面を形成するとともに該テーパ面に摺接し
    て導体受入部を狭窄し得る第2絶縁体を前記コネ
    クタ本体内に配し、該第2絶縁体を嵌着したバツ
    クアツプリングをコネクタ本体の内周壁に沿つて
    設け、該バツクアツプリングの片面に当接するブ
    ツシングをコネクタ本体内に圧入し、かつ筒部と
    厚肉フランジとよりなる補強スリーブの該厚肉フ
    ランジを前記ブツシング内に着脱自在に装着し、
    上記バツクアツプリングの片面から軸方向に沿つ
    て一体的に突出形成した爪体がブツシング外周面
    の溝を通過して後端部外周面にテーパ面を備えた
    割入りテーパクランプの端面に当接し、該割入り
    テーパクランプをコネクタ本体の後端部寄り内周
    面に遊嵌状に封入し、該割入りテーパクランプが
    コネクタ本体内の軸方向に沿つて移動し得る如く
    割入りテーパクランプ外周面とコネクタ本体内周
    面に軸方向に沿つて案内突条と該案内突条に嵌合
    する案内溝をそれぞれ形成するとともに、コネク
    タ本体の一端部側外周面の螺子部と螺合する締付
    金具のケーブル挿入側の内部に、ケーブルの外被
    を弾圧し得る環状弾性部材、押えリング及びクラ
    ンプのそれぞれを互いに当接状に抜け防止用の保
    持リングを介して装填し、さらに前記クランプの
    先端部が上記割入りテーパクランプのテーパ面に
    当接し、かつ割入りテーパクランプ内周面に軸方
    向に沿つて凹凸条を形成したことを特徴とする
    FT型コネクタ。
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JPH03241042A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Takahashi Seimitsu Kogyo Kk 織機の緯糸切断装置

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