JPH0144517Y2 - - Google Patents

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JPH0144517Y2
JPH0144517Y2 JP1982005387U JP538782U JPH0144517Y2 JP H0144517 Y2 JPH0144517 Y2 JP H0144517Y2 JP 1982005387 U JP1982005387 U JP 1982005387U JP 538782 U JP538782 U JP 538782U JP H0144517 Y2 JPH0144517 Y2 JP H0144517Y2
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JP
Japan
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reversing
steel plate
frames
wheels
connecting pin
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JP1982005387U
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JPS58107990U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋼板反転装置に関する。
船体に使用される鋼板はあらかじめ所定の大き
さにされるが、通常、この鋼板は非常に大きく
(例えば26t×14000mm×17000mm)、数枚もの規格
品が接合されて形成される。そして、これら規格
品鋼板を溶接接合する際、その表面及び裏面を溶
接しなければならず、従つてこの大きな鋼板を
180゜反転させる必要がある。ところが、規格品等
の小さい鋼板を反転させるのは容易であるが、上
記のような大きい鋼板を反転させるのは非常に困
難且つ危険な作業であり、さらに反転前後の位置
を同じ位置にすることは一層困難であつた。
そこで、本考案は上記作業を同じ場所で容易に
且つ安全に行なわしめるための鋼板反転装置を提
供するものである。
即ち、本考案は一対の鋼板挟持用フレームを相
対向して設けると共に、これらフレームの相対向
する前後端部同志を互いに連結ピンを介して連
結・離脱自在に成し、且つ上記前後端部に反転用
車輪を回転自在に設けるとともに反転用吊り金具
を設け、上記前後端部の反転用車輪の前後移動方
向のそれぞれの外側に上記反転用車輪の移動範囲
を規制するストツパーを設けたものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図〜第7図において、1A,1Bは互い
に相対向して一対設けられた鋼板挟持用フレーム
で、各フレーム1A,1Bは左右一対の主ビーム
2と、この一対の主ビーム2同志をその前後で連
結する連結ビーム3とから構成されている。上記
各フレーム1A,1Bの主ビーム2の一端部に
は、それぞれ同一軸心の貫通穴4a,5aを有す
る内側ボス4と外側ボス5とが固着され、この内
側ボス4には車輪6が、また外側ボス5にはつば
付車輪7が軸受8,9を介してそれぞれ回転自在
に装着されている。そして、各主ビーム2の他端
部は内側ボス4と外側ボス5との間に挿入可能な
突出部10にされると共に、各ボス4,5の貫通
穴4a,5aに対応する貫通穴10aが形成され
ている。そして、上記各フレーム1A,1Bは互
いに一端部のボス4,5に形成された貫通穴4
a,5aと他端突出部10の貫通穴10aとが合
うようにされると共に、上記貫通穴4a,5a,
10aに着脱自在にされた連結ピン11により、
一対のフレーム1A,1B同志が互いに連結・離
脱自在に構成されている。なお、12は車輪6の
保持板で、その中心には連結ピン11の着脱用の
穴12aが形成され、またこの保持板12には、
連結ピン11の抜止め板13が2本のボルト1
4,15によつて取付けられ、この抜止め板13
は一方のボルト14を中心にして第6図矢印Aで
示すように回動可能にされると共にその開放位置
(仮想線で示す)を保持する引張ばね16が設け
られている。17はその開放位置を規制するスト
ツパーである。従つて、抜止め板13を開放位置
にすることによつて、内側方向で連結ピン11の
着脱が自在となる。また内側から連結ピン11の
着脱作業がしにくい場合は、つば付車輪7の保持
板18及び連結ピン用スリーブ19と、車輪6の
保持板12とを入れ替えれば、外側から連結ピン
11の着脱作業を行なうことができる。更に、第
4図に示すように各フレーム1A,1Bが開いた
状態から、第7図仮想線で示すように矢印B方向
に上側フレーム1Aを回動させて、互いに重ね合
わせた場合、両フレーム1A,1Bの間には、挟
持される鋼板の最大厚さの〓間hがあるように構
成されている。20,21は各フレーム1A,1
Bの上面に設けられた鋼板滑り止め用ストツパー
である。そして、上記フレーム1A,1Bは反転
作業用ピツト22内に且つ上記車輪6及びつば付
車輪7に対応するレール23,24上に配置され
る。なお、レール23,24上には上記車輪6及
びつば付車輪7が所定範囲を越えて移動しないよ
うに、前後のストツパー25,26が取付けられ
ている。なお、27は反転用吊り金具、28はフ
レーム1A,1Bの運搬用吊り金具である。
次に、鋼板の反転作業を図面に基づき説明す
る。
先ず、連結ピン11により一体化された一対の
フレーム1A,1Bを、天井クレーン(図示せ
ず)により、反転作業用ピツト22内に水平に降
ろすと共に、各車輪6及びつば付車輪7が各レー
ル23,24上に位置するようにする。次に、第
8図に示すように、一端部の連結ピン11を離脱
させて、上側のフレーム1Aの遊端部を天井クレ
ーンにより吊り上げると共に天井クレーンを徐行
させて第1仮想線位置(約87.5°起立位置)aま
で起立させ、次に天井クレーンのインチング操作
により、さらに約5゜傾斜させて、上側フレーム1
Aを第2仮想線位置(第1仮想線位置と対称位
置)bに成し、次に天井クレーンを徐行させて上
側フレーム1Aをほぼ180゜近くまで反転させた水
平位置(実線で示す)にする。次に、溶接される
鋼板29を下側フレーム1B上に載置して溶接し
て一枚ものの大きな鋼板を形成し、溶接完了後、
開いた上側フレーム1Aを上記手順とは逆の手順
により、下側フレーム1B上に反転載置し、上下
フレーム1A,1Bの遊端部を連結ピン11によ
り連結して鋼板29を挟持する。そして、第9図
に示すように、再び鋼板29と一体になつた上下
フレーム1A,1Bの一端部(連結ピンを挿入し
た側)を天井クレーンにより、上記手順により、
約87.5゜まで起立させて後、その傾斜を僅かに反
対側にさせる。なお、上記起立時には、下方の車
輪6及びつば付車輪7が後ストツパー26に当接
しているので、フレーム1A,1Bの偏荷重によ
つて移動することはない。そして、天井クレーン
を徐々に走行させながらフレーム1A,1Bを
徐々に降下させる。すると、第10図に示すよう
に、フレーム1A,1Bの偏荷重によりフレーム
1A,1Bの下方の車輪6及びつば付車輪7はレ
ール23,24上を反対側に走行して前ストツパ
ー25により停止するので、この状態でフレーム
1A,1Bをピツト22内に水平載置する(この
状態で鋼板29は同じ位置で反転されたことにな
る)。次に、今まで吊つていた一端部とは反対側
端部の連結ピン11を離脱させた後、上側フレー
ム(反転までは下側フレームであつた)1Bを、
上記手順により開く。そして、反転された鋼板2
9の溶接をした後、所定の場所に搬出する。そし
て、新しい鋼板を反転させる場合は、下側フレー
ム(反転前の上側フレーム)1A上に載置して、
上記手順を繰返せばよい。
以上のように、本考案の鋼板反転装置によれ
ば、一方の端部の反転用吊り金具により吊り上
げ、他方の端部の反転用車輪を反対側のストツパ
ーまで移動させることにより、鋼板をフレームに
のせた同じ位置で、大きな鋼板を容易に且つ安全
に180゜反転させることができ、従つて船体に使用
される大きな鋼板を溶接接合する際の裏面溶接作
業工程の省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体平面図、第2図は第1図の右側面図、第3
図は第1図の−矢視図、第4図は開状態の平
面図、第5図は第4図の部拡大断面図、第6図
は第5図の−矢視図、第7図は第5図の一部
切欠右側面図、第8図〜第10図は動作説明図で
ある。 1A,1B……鋼板挟持用フレーム、4……内
側ボス、4a……貫通穴、5……外側ボス、5a
……貫通穴、6……車輪、7……つば付車輪、1
0……突出部、10a……貫通穴、11……連結
ピン、22……ピツト、23,24……レール、
25,26……ストツパー、27……反転用吊り
金具、29……鋼板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の鋼板挟持用フレームを相対向して設ける
    と共に、これらフレームの相対向する前後端部同
    志を互いに連結ピンを介して連結・離脱自在に成
    し、且つ上記前後端部に反転用車輪を回転自在に
    設けるとともに反転用吊り金具を設け、上記前後
    端部の反転用車輪の前後移動方向のそれぞれの外
    側に上記反転用車輪の移動範囲を規制するストツ
    パーを設けたことを特徴とする鋼板反転装置。
JP538782U 1982-01-18 1982-01-18 鋼板反転装置 Granted JPS58107990U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP538782U JPS58107990U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 鋼板反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP538782U JPS58107990U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 鋼板反転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58107990U JPS58107990U (ja) 1983-07-22
JPH0144517Y2 true JPH0144517Y2 (ja) 1989-12-22

Family

ID=30018192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP538782U Granted JPS58107990U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 鋼板反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58107990U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225619A (en) * 1975-08-02 1977-02-25 Filmosto Projektion Container for collecting photography and film therefor
JPS5329899A (en) * 1976-08-30 1978-03-20 Nikkei Kizai Kk Lock mechanism for fireproof door or the like

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225619A (en) * 1975-08-02 1977-02-25 Filmosto Projektion Container for collecting photography and film therefor
JPS5329899A (en) * 1976-08-30 1978-03-20 Nikkei Kizai Kk Lock mechanism for fireproof door or the like

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58107990U (ja) 1983-07-22

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