JPH0144232Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144232Y2
JPH0144232Y2 JP750784U JP750784U JPH0144232Y2 JP H0144232 Y2 JPH0144232 Y2 JP H0144232Y2 JP 750784 U JP750784 U JP 750784U JP 750784 U JP750784 U JP 750784U JP H0144232 Y2 JPH0144232 Y2 JP H0144232Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
grasping claw
grip
cylinder
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP750784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60121468U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP750784U priority Critical patent/JPS60121468U/ja
Publication of JPS60121468U publication Critical patent/JPS60121468U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0144232Y2 publication Critical patent/JPH0144232Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、チユーブ等の円筒状部材の周面上に
ポート等の部材を溶接するスタツド溶接に係り、
特に該スタツド溶接のフエルール把持構造に関す
るものである。
〔従来技術〕
一般に、フエルールとは第1図、第2図に示す
ごとく、チユーブ等の円筒状部材1の周面上にポ
ート等の部材2をスタツド溶接する際、溶接部3
が周辺へ流出しないように、又アーク発生時のス
パツタ飛散を防止するため、該溶接部3を覆うよ
うにしたセラミツク製の部材である。
以上のことから明らかなように、スタツド溶接
時、フエルールは溶接品質に大きな影響を及ぼす
ため、フエルールの把持構造の信頼性はスタツド
溶接時の重要な要素となる。
しかるに、従来のスタツド溶接方法は第3図及
び第4図に示すように、予め仮受部材4,5にセ
ツトされたポート部材6、フエルール7にポート
用グリツプ8、フエルール用グリツプ9,9a,
9bが下降してきて該ポート部材6、フエルール
7を把握し、この後図示しないシリンダーによつ
てこれらポート部材6、フエルール7、ポート用
グリツプ8及びフエルール用グリツプ9は一体と
なつて上昇する。次に、ポート部材6、フエルー
ル7をそれぞれ下降し、フエルール7はチユーブ
等の円筒状部材1(第1図、第2図参照)に接触
させるごとく下降させ、一方ポート部材6は前記
円筒状部材1と所定のクリアランスを保つごとく
下降させる。その後、電流を流し、ポート部材6
および前記円筒状部材1を溶融させ、ポート部材
6を円筒状部材1に押し込みスタツド溶接するよ
うにしている。
この従来のスタツド溶接方法によれば、ポート
部材6はポート用グリツプ8で確実に把握され問
題ないが、フエルール用グリツプ9は第4図、第
5図に示すように、銅系合金のリングを2分割
し、その外周にOリング10を装着させて、その
Oリング10の弾性で把握力を得る構造である。
このような構造では、フエルール7をフエルール
用グリツプ9内に嵌入しなければならないため、
Oリング10の弾性による把握力をあまり強くす
るわけにはいかず、したがつて把握力が弱くかつ
把握代が少ないという欠点があつた。また、前記
構造では、Oリング10が熱で劣化し易く、それ
につれてフエルール7の把持が弱くなるという欠
点もあつた。このため、スタツド溶接作業中、フ
エルール7が落下して溶接不良が発生することも
あつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は上述した欠点に鑑みなされたも
ので、フエルールの把持を機械的に確実に行なえ
るようにし、溶接不良の発生を防止するようにし
たスタツド溶接のフエルール把持構造を提供する
にある。
〔考案の構成〕
このような目的を達成するために、本考案は、
シリンダの外側に画成された空間部内に上下動で
きるよう配設されかつその下端部にカム面部を有
するピストンと、前記シリンダに略中間部を回動
自在に支持されると共に、上端側に前記カム面部
に当接する傾斜面部を有しかつ下端側にフエルー
ルを把持固定できるよう形成された複数の爪部を
有する把握爪と、該把握爪の下端部と前記シリン
ダとの間に介装され、該把握爪の下端部を常時外
方へ押し広げるごとく付勢して成るばねとを備え
た構造としたものである。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
〔考案の実施例〕
第6図および第7図は本考案に係るフエルール
把持構造を備えたスタツド溶接装置の断面図と底
面図である。これらの図において、符号11はそ
の下端部にポート部材6を保持可能に形成された
コレツトチヤツク部11aを有するポート用グリ
ツプで、該ポート用グリツプ11の外周にはシリ
ンダ12が配設されていると共に該シリンダ12
の外周上端部にはねじ13を介して第1の円筒形
部材14が固定されている。また、該第1の円筒
形部材14のフランジ部14aにはボルト21を
介して第2の円筒形部材15が固定されている。
この第2の円筒形部材15には、上、下位置に空
気導入用の穴15a,15bが設けられていると
共に、該第2の円筒形部材15の内周面と前記シ
リンダ12との間に画成される空間部16には上
下動可能なピストン17が配置されている。すな
わち、このピストン17は上方の穴15aより空
気を導入されたときに下方へ移動し、かつ下方の
穴15bより空気を導入されたときに上方へ移動
するよう構成されている。また、前記ピストン1
7の下端カム面部17aはテーパ面状に形成され
ており、該下端カム面部17aはピストン17が
下方へ移動したときに、丁度、把握爪18の上端
傾斜面部18aに当接するようになつている。該
把握爪18はピン19を介して前記シリンダ12
の下端部外周位置に設けられた突設部12aに回
動可能に支持されていると共に、前記シリンダ1
2の下端外周面と把握爪18の装着穴18bの側
端面との間に介装されたばね20によりピン19
より下端部が常時外側に押し広げられるよう付勢
された状態にある。また、把握爪18の下端部に
は爪部18cが設けられていると共に、該把握爪
18は、第7図に詳細に示すように、円周方向に
一定間隔おきに3個配設されており、ピストン1
7の下端カム面部17aが把握爪18の上端部傾
斜面部18aに当接した状態では、該爪部18c
はポート部材6の周囲に配設されるフエルール7
の外周面に当接するようになつている。これによ
つて、フエルール7の把持固定が行なわれる。
なお、シリンダ12、第1、第2の円筒形部材
14,15および把握爪18は、図示しないアク
チユエータによつてポート用グリツプ11ともど
も一体となつて上下動できるよう構成されてお
り、また、該ポート用グリツプ11はシリンダ1
2等の部材に対してそれ単独でも上下動できるよ
うになつている。
今、以上のように構成された装置の作用につい
て説明するに、まず第2の円筒形部材15に形成
された上方の穴15aから空気を送る。すると、
その空気圧でピストン17は空間部16内を下降
し、その結果該ピストン17の下端カム面部17
aによつて把握爪18は、上端傾斜面部18aを
押されることによりピン19より上端部が外側に
押し広げられるよう作動され、逆にピン19より
下端部はばね20の弾性に抗してフエルール7側
へ回動するごとく作動され、これによつて爪部1
8cによつてフエルール7はその外周面を把持固
定されることになる。
一方、アンクランプ時は、第2の円筒形部材1
5に形成された下方の穴15bから空気を送る。
すると、その空気圧でピストン17は空間部16
内を上昇し、これによつて把握爪18はその上端
傾斜面部18aに加わつていた押圧力がなくなる
ため、ピン19より下端部はばね20の弾性によ
つて再び外側に押し広げられ、これによつてフエ
ルール7に対する把持力は自動的に解除されるこ
とになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るスタツド溶接
のフエルール把持構造によれば、シリンダに略中
間部を回動自在に支持されかつ該支持位置より下
端部側はばねにより常時外方へ押し広げられるご
とく付勢された把握爪を有し、該把握爪は、ピス
トンのカム面部が把握爪の傾斜面部に当接するこ
とにより、その下端部がばねの弾性に抗して内方
へ移動してフエルールを把持固定するような構成
としたので、従来のOリングの弾性でフエルール
の把持力を得るようにした構造に比べて、フエル
ールを確実に把持することが可能となり、これに
よつて溶接不良の発生を防止することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はチユーブ等の円筒状部材
にポート等の部材を溶接した状態を示す拡大断面
図と斜視図、第3図および第4図は従来のフエル
ール把持構造を備えたスタツド溶接装置の断面図
と底面図、第5図はフエルール用グリツプの斜視
図、第6図および第7図は本考案に係るフエルー
ル把持構造を備えたスタツド溶接装置の断面図と
底面図である。 6……ポート部材、7……フエルール、12…
…シリンダ、16……空間部、17……ピスト
ン、17a……下端カム面部、18……把握爪、
18a……上端傾斜面部、18c……爪部、20
……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダの外側に画成された空間部内に上下動
    できるよう配設されかつその下端部にカム面部を
    有するピストンと、前記シリンダに略中間部を回
    動自在に支持されると共に、上端側に前記カム面
    部に当接する傾斜面部を有しかつ下端側にフエル
    ールを把持固定できるよう形成された複数の爪部
    を有する把握爪と、該把握爪の下端部と前記シリ
    ンダとの間に介装され、該把握爪の下端部を常時
    外方へ押し広げるごとく付勢して成るばねとを備
    えて成り、前記把握爪はピストンのカム面部が把
    握爪の傾斜面部に当接することにより、その下端
    部がばねの弾性に抗して内方へ移動し、フエルー
    ルを把持固定するよう構成されて成ることを特徴
    とするスタツド溶接のフエルール把持構造。
JP750784U 1984-01-23 1984-01-23 スタツド溶接のフエル−ル把持構造 Granted JPS60121468U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP750784U JPS60121468U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 スタツド溶接のフエル−ル把持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP750784U JPS60121468U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 スタツド溶接のフエル−ル把持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60121468U JPS60121468U (ja) 1985-08-16
JPH0144232Y2 true JPH0144232Y2 (ja) 1989-12-21

Family

ID=30485922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP750784U Granted JPS60121468U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 スタツド溶接のフエル−ル把持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60121468U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60121468U (ja) 1985-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61241087A (ja) 交換可能な把持あごを有する把持装置
JPH0144232Y2 (ja)
JPH07227679A (ja) 自動スポット溶接装置
JPS6111149B2 (ja)
JPH032587B2 (ja)
JPS6111150B2 (ja)
JPH08224693A (ja) 周溶接装置
JP2838470B2 (ja) ホース状部材の組付方法およびその装置
JP2554908Y2 (ja) ノズル交換装置
JP3510403B2 (ja) メタル担体の製造方法及びその製造装置
JP2000094187A (ja) 流し台シーム溶接におけるシンクに対する天板の位置決め方法
JPH048446A (ja) カッタ用のグリッパ装置
JPH06320441A (ja) コッタ組付装置
JPH0451032Y2 (ja)
JPH0636738U (ja) 自動工具交換装置
JPH0260434B2 (ja)
JPH0231264Y2 (ja)
JPH0581463B2 (ja)
JPH03304Y2 (ja)
JPS5919584Y2 (ja) 自動溶接装置
JPH09174315A (ja) チャック機構
JPH088003Y2 (ja) 工具ホルダー取付装置
JPH0628826B2 (ja) クランプ装置
JPH062021Y2 (ja) 溶着ナット
JPH01146633A (ja) ワーク取付け治具