JPH0143858Y2 - - Google Patents

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JPH0143858Y2
JPH0143858Y2 JP3669586U JP3669586U JPH0143858Y2 JP H0143858 Y2 JPH0143858 Y2 JP H0143858Y2 JP 3669586 U JP3669586 U JP 3669586U JP 3669586 U JP3669586 U JP 3669586U JP H0143858 Y2 JPH0143858 Y2 JP H0143858Y2
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shutter
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reaction tube
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、シリコンウエハなどを反応管内で拡
散処理するための拡散炉において、反応管の開口
部を開閉するシヤツター装置の改良に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 特に拡散炉においては、反応管内部の反応ガス
が開口部、すなわちウエハをボートで搬入、搬出
する開口部、より外部に漏出し、これによつて生
ずるクリーンルームの汚染、あるいは開口部から
の熱損失を極力防止するために、当該開口部を拡
散処理中閉成するシヤツター装置が設けられてい
る。
従来この種シヤツター装置においては一般に、
第4図に示すように、拡散炉の反応管10の開口
部10a近傍に置かれた一対のシヤツタープレー
ト11が、各回動支点12,12を中心として観
音開きの態様で開閉し、実線で示す開成位置と2
点鎖線で示す閉成位置の間を回動する構成となつ
ていた。
従つて、当該シヤツタープレート11は、支点
12の位置の精度如何によつては、開口部に対し
て充分な密着性が得られず、上記ガスの漏洩や熱
損失の問題が大きくなるのであつた。
又、回動支点12が開口部10aの開口面に極
く近接した位置にあるため、シヤツタープレート
11の閉成動作時の回動スペースが、特に、開口
部10aの前方向に大きくせり出す。従つてこれ
が障害となりクリーンベンチ側のボート支持台1
3と反応管10との間の橋渡し領域Sが大となる
ため、ウエハ14を載置したボート15の反応管
10への搬入、あるいは搬出動作をスムーズに行
なわせることが設計上困難であつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の諸問題を解消するためにな
されたもので、その目的は、反応管の開口部の閉
成を、より確実になし得、反応ガスの漏出や熱損
失を効果的に抑制することができるとともに、ク
リーンベンチ側と反応管との間の橋渡し領域もよ
り狭くできる改良された拡散炉におけるシヤツタ
ー装置を提供するにある。
(考案の概要) 上記の目的を達成するために、本考案において
は、反応管の開口部を開閉するシヤツタープレー
トを備えた拡散炉におけるシヤツター装置におい
て、前記シヤツタープレートを回動自在に支持す
る支持部材と、反応管の開口部から当該管の外周
縁方向に退避した開成位置と当該開口部の開口面
に対して実質的に平行に対応する閉成準備位置と
の間でシヤツタープレートを回動させるようにシ
ヤツタープレートに連結された回動手段と、前記
閉成準備位置より開口部に密接した閉成完了位置
との間で前記シヤツタープレートを反応管の軸線
方向に平行移動させる移動手段とよりなる構成の
拡散炉におけるシヤツター装置を提案するもので
ある。
上記構成によれば、シヤツタープレートは、反
応管の開口面に対応した閉成準備位置から開口部
に密接する閉成完了位置まで更に積極的に平行移
動する構成としたので、開口部に対する高い密着
性、気密性が得られ、又、このシヤツタープレー
トに平行移動と回動の両動作を組合せたことによ
り、シヤツタープレートの回動スペースが開口部
の前方に大きくはり出さないように回動支点位置
を構成し得る等、上記の本考案の目的を充分に達
成するものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
(実施例) 第1図において、20は拡散炉本体、21はそ
の炉本体20内に配置された石英で形成された反
応管、22は同じく石英で形成された上下一対の
シヤツタープレート、23は、これら各シヤツタ
ープレート22の支持枠、24は、炉内突出端部
が支持枠23に固定されるとともに基端部が炉側
壁25を貫通して炉本体20の外部に延出した回
動アームである。
一対の回動アーム24は、側壁25の外面に取
付けられたシヤツター装置の機構部分26により
支持されている。この一対のシヤツタープレート
22、支持枠23、回動アーム24及び機構部分
26により本考案のシヤツター装置が構成されて
いる。
第1図では、実線で示す開成位置にあるシヤツ
タープレート22が示され、この位置から2点鎖
線で示すように閉成した位置まで回動可能になつ
ている。なお、各シヤツタープレート22の閉成
対応縁の中央に形成した半球状の凹部22aは、
反応管20内にウエハを導入するためのボートの
アーム(図示せず)挿通孔である。
シヤツター装置の機構部分26は、図でわかる
ように、炉本体20の外部に配置してある。従つ
て、当該機構部分26内の各部材どうしの接触な
どによつて金属粉を含むパーテイクルが発生して
も、炉内部を汚染する恐れがない。なお、当該機
構部分26の詳細は第3図について後述する。
第2図において、シヤツタープレート22は、
実線で示すように開成位置では、反応管21の開
口部21aを開き、開口部21aを介してウエハ
を載置した第4図に示すごときボートの搬入ない
しは搬出を行なわせる。このために、開成位置に
あつて、シヤツタープレート22は、当該管21
の外周縁方向に退避した状態にある。
そして、この閉成位置より各シヤツタープレー
ト22は、第1のステツプとしてアーム24の中
心を回動支点として矢印Aで示すように回動して
開口部21aの開口面30と平行に対応するとと
もにそれから若干離間した1点鎖線で示す閉成準
備位置に位置し、そして第2のステツプとして、
その位置より、アーム24が矢印Bで示す方向、
すなわち反応管の軸線方向に沿つて水平移動し、
これによつて両シヤツタープレート22は開口面
30に対して平行移動して、開口部21aに密着
した2点鎖線で示す閉成完了位置に達する。これ
によつて、シヤツタープレート22による開口部
21aの閉成動作が完了する。
他方、シヤツタープレート22の開成は、閉成
完了位置より、前記と逆の動作をたどつて、開成
位置まで上記と同様、平行移動と回動の2ステツ
プの動作でなされる。
上述したシヤツタープレート22の平行移動が
あるため、回動アーム24の中心、すなわち回動
支点は、第4図で示した従来例と異なり、開口面
30より後方の近接しない位置に配置し得た。
これにより、シヤツタープレート22は回動し
た際、反応管21の外周縁をまたぐように鎖線で
示す回動軌跡を描くので、開口面30より前方へ
突出する割合が少なく、開口部21aの前面側に
おけるシヤツタープレート22の所要回動スペー
スを従来例に比して大幅に小さくできる。
従つて、クリーンベンチ内のボート支持台31
は、第2図に実線で示すように、鎖線で対比した
従来例のボート支持台32よりも開口部21aに
近接させることができ、橋渡し領域S1は、従来
の領域Sより小さく設定できる。これにより、当
該支持台31と反応管21との間のウエハボート
の搬入、搬出を容易になし得る。
次に、シヤツタープレート22の回動ならびに
平行移動の作動を果すシヤツター装置の機構部分
26を第3図について説明する。
第3図に示すシヤツター装置の機構部分26に
おいて、35はブロツク状の支持部材、36は拡
散炉本体20の側壁25に固定された装置支持フ
レーム、37,37は各基端部がフレーム36に
固定され支持部材35を反応管21の軸線方向に
移動可能に支持するロツド状の上下一対の案内部
材、38は支持部材35に固定された上下一対の
ガイドロツド39により、支持部材35と同様の
軸線方向にスライド移動可能に支持されたブロツ
ク状の作動部材、40は作動部材38と一体に設
けられた連結バー、41,41は対応する回動ア
ーム24に基端部が固着されるとともに自由端部
において、そこに形成した長孔42と連結バー4
0に突設したピン43との係合により連結バー4
0に作動連結された上下一対の回動レバー、44
は一端が作動部材38に固着されるとともに他端
が軸線方向に沿いフレーム36のガイドスリーブ
36aを貫通して更に延出したねじ送り軸状のド
ライブシヤフト、45はこのシヤフト44を挿通
させるとともに当該シヤフト44に螺合し、ガイ
ドスリーブ36a上に軸受46を介して回転自在
に支持されたロータ、47はこのロータ45の外
周に形成したプーリ部45aに懸架された駆動ベ
ルト、48は当該ベルト47及びこのベルトを懸
架するプーリ49を介してロータ45と駆動連結
されたリバーシブルモータである。
前記モータ48は、図では明確でないがフレー
ム36に支持されている。当該モータ48が回転
することにより、ロータ45が回転して、それに
螺合したドライブシヤフト44を移動させ、それ
によつて作動部材38が連結バー40とともにス
ライド移動する。これら作動部材38と連結バー
40の移動方向はモータ48の回転方向により決
まる。
作動部材38は、ガイドロツド39上に捲回さ
れるとともにその部材38と両ロツド39を連結
する端板50との間におかれた圧縮ばね51によ
り絶えず左方向に付勢されている。他方、支持部
材35は案内部材37上に捲回されるとともにフ
レーム36と当該部材35の凹所35aとの間に
おかれた圧縮ばね52により絶えず右方向に付勢
されている。
各案内部材37の先端部にはストツパ53が固
着され、支持部材35及び連結バー40と当接可
能になつていて、両部材の右方向の移動端位置を
規定する。丁度、第3図は両部材35,40が当
該ストツパ53に当接した状態を示す。
上記状態では、シヤツタープレート22が2点
鎖線で示す開成位置にある。この位置においてモ
ータ48が回転してドライブシヤフト44を左方
向へ1点鎖線の位置まで移動させると、作動部材
38がそれと一緒に支持部材35の側面35bに
当接するまで移動し、連結バー40が上下の回動
レバー41を時計方向へ1点鎖線位置まで回動さ
せる。この間、支持部材35自体は、ばね52に
よりストツパ53と当接した位置に保持されてい
る。これによつて、シヤツタープレート22は第
1のステツプとして1点鎖線で示す閉成準備位置
に位置する。
次に、モータ48が更に同方向に回転してドラ
イブシヤフト44が更に左方向に駆動されると、
支持部材35が作動部材38に押され、これと一
体に、ばね52に抗してフレーム36の側面36
bに当接するまで左方向へ移動する。すなわち、
シヤツタープレート22の回動支点をなす回動ア
ーム24が反応管21の軸線方向に水平に移動
し、シヤツタープレート22が第2のステツプと
して、閉成準備位置より平行移動して当該管21
の開口部21aに積極的に密着した閉成完了位置
に到達する。
このシヤツタープレート22が閉成完了位置に
達した時に支持部材35がフレーム36の側面3
6aに当接するように設定してある。なお、ばね
52は凹部52内に収容されるので、上記の当接
動作に支障を与えない。
シヤツタープレート22を閉成完了位置より開
成位置へ動作させるときには、モータ48を逆転
させ、ドライブシヤフト44及び作動部材38を
右方向に移動させると、当初、支持部材35がば
ね52の付勢により、支持部材35と一体に右方
向へストツパ53に当接するまで移動するので、
これにより、シヤツタープレート22はこの間、
平行移動して第1のステツプとして閉成準備位置
へ達する。
次に、ドライブシヤフト44を同方向へ更に駆
動すると、作動部材38及び連結バー40が支持
部材35と相対的にストツパ53に当接するまで
移動し、これによつて、回動レバー41が回動し
てシヤツタープレート22が第2のステツプとし
て開成位置まで移動させられる。
このように、シヤツタープレート22は、上述
した構成により回動と平行移動の2つのステツプ
で開閉動作を行なう。
ここにおいて、上記の各構成部材を機能的に分
けると、回動アーム24、回動レバー41及び連
結バー40等により、シヤツタープレート22を
開成位置と閉成準備位置との間で回動させる回動
手段が構成されている。又、回動レバー41、支
持部材35、案内部材37、圧縮ばね52等によ
り、シヤツタープレート22を閉成準備位置と閉
成完了位置との間で平行移動させる移動手段が構
成されている。
作動部材38、ドライブシヤフト44及びロー
タ45等により上記回動手段及び移動手段を駆動
するための駆動手段が構成され、モータ48は、
この駆動手段のための単一の駆動源をなす。
この単一の駆動源で、シヤツタープレート22
の上述した2つのステツプ動作を共に行なう構成
であり、各ステツプ毎の駆動源を要しない利点が
ある。なお、駆動源としては、モータに代えて、
例えば、空気圧シリンダを使用し、ドライブシヤ
フト44を当該シリンダのプランジヤで構成する
ことも可能である。
又、実施例では、シヤツタープレートを一対設
けた構成で説明したが、単一構成のものも可能で
ある。
更に、実施例は、反応管が横置形の、いわゆる
横形拡散炉で説明したが、縦形のものにも本考案
を実施可能である。
以上のように、本考案は実施例に限定されず、
種々の変形構成を含み得るものである。
(考案の効果) 本考案は、以上のようにシヤツタープレートの
開閉動作を回動し平行移動の2つのステツプで行
なうように構成したので、シヤツタープレートの
移動スペースが反応管の開口部前面側にあまり突
出せず、従つて、クリーンルームとの橋渡し領域
をより小さくしてウエハボートの搬入、搬出動作
をスムーズに行ない得、開口部の閉成にあたつて
は、シヤツタープレートが閉成準備位置より閉成
完了位置まで平行移動して反応管の開口部に密接
するので、積極的で確実な閉成動作を果し得、反
応ガスの漏洩、熱損失を大幅に減少できる等、
種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案の実施例の拡散
炉におけるシヤツター装置の態様を示すもので、
第1図は反応管の開口部側より見た縦断面図、第
2図はシヤツタープレートの開閉動作を説明する
ために第1図の2−2線より見た図、第3図はシ
ヤツター装置の機構部分を示す第1図の3−3線
断面図、第4図はシヤツター装置の従来例を示す
概要図である。 20:拡散炉本体、21:反応管、22:シヤ
ツタープレート、26:機構部分、35:支持部
材、38:作動部材、40:連結バー、41:回
動レバー、44:ドライブシヤフト、45:ロー
タ、48:リバーシブルモータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 反応管の開口部を開閉するシヤツタープレー
    トを備えた拡散炉におけるシヤツター装置にお
    いて、前記シヤツタープレートを回動自在に支
    持する支持部材と、反応管の開口部から当該管
    の外周縁方向に退避した開成位置と当該開口部
    の開口面に対して実質的に平行に対応する閉成
    準備位置との間でシヤツタープレートを回動さ
    せるようにシヤツタープレートに連結された回
    動手段と、前記閉成準備位置より開口部に密接
    した閉成完了位置との間で前記シヤツタープレ
    ートを反応管の軸線方向に平行移動させる移動
    手段とよりなる拡散炉におけるシヤツター装
    置。 (2) 拡散炉の炉本体の外部に、当該シヤツター装
    置の機構部分が配置されてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の拡散炉におけるシヤツタ
    ー装置。 (3) 回動手段及び移動手段は、単一の駆動源によ
    り駆動されてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の拡散炉におけるシヤツター装置。
JP3669586U 1986-03-13 1986-03-13 Expired JPH0143858Y2 (ja)

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JPS62149842U JPS62149842U (ja) 1987-09-22
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