JPH1089482A - 真空チャンバ用蓋開閉構造 - Google Patents

真空チャンバ用蓋開閉構造

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JPH1089482A
JPH1089482A JP24157496A JP24157496A JPH1089482A JP H1089482 A JPH1089482 A JP H1089482A JP 24157496 A JP24157496 A JP 24157496A JP 24157496 A JP24157496 A JP 24157496A JP H1089482 A JPH1089482 A JP H1089482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
arms
cover
arm
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP24157496A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hiroki
稔 廣木
Yasuhiko Ishida
康彦 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空チャンバの蓋を開閉するがチャンバの上部
及び、後部にスペースが多く必要、またチャンバの蓋が
閉まる直前には、Oリングのシール面に対し、蓋の接触
面は斜めに加圧し蓋が閉じ、シール材の寿命が問題とな
る。 【解決手段】真空チャンバ1の蓋駆動構造に於いて、蓋
2を開閉する駆動部のリンクアームのうち蓋に直結した
左右,前後、4本のリンクアームに於いて開き始め側を
前部とすると前部の左右アームを長いアーム3とし、後
部の左右アームを短いアーム4とし、長短のアーム3,
4と、蓋2がシリンダ軸24により同時に直線的に移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高清浄が要求される
部品の真空処理装置に於いて、真空チャンバのシール面
に斜め方向の負荷が全く掛らなく、また、蓋の開閉スペ
ースが少ない蓋開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の自動洗浄装置に採用されて
いる真空乾燥槽構造で蓋の上部中央を支点に支持したア
ームを有する蓋開閉駆動式の真空乾燥槽構造を示す。
【0003】図より、槽台26上に真空乾燥チャンバ1
があり、蓋2を開閉させる駆動アーム27を介して蓋2
が設置されている、また、蓋2とチャンバ1の間はOリ
ングで気密を保持するものとなっている、尚、駆動アー
ム27は駆動源のシリンダ23のシリンダ軸24により
動作が伝達される。
【0004】以上の槽構造による蓋の開閉動作では、図
より、蓋が開いた状態(17)のときチャンバ上面のス
ペースHは、蓋2の長さD以上の範囲(D<H)が必要
となる。
【0005】また、シリンダ23の駆動により駆動アー
ム27を介して蓋2が閉じるときは、蓋2の接触面は、
まずOリング14部に接触し、Oリングの上面を斜めに
滑りながら加圧し、次第にOリング15にも、接触し気
密閉止される、しかし、Oリング14部付近は、蓋2の
面により、無理な力が掛かり易い状態となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】真空チャンバの蓋を開
閉するがチャンバの上部及び、後部にスペースが多く必
要、またチャンバの蓋が閉まる直前には、Oリングのシ
ール面に対し、蓋の接触面は斜めに加圧し蓋が閉まるこ
ととなり、シール材の寿命が問題となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】蓋部の動作範囲を小さく
するためには、チャンバの周囲に沿って蓋があまり離れ
ないように動作させるよう、リンクアーム機構に改良を
加えた機構とする。
【0008】また、Oリング(シール面)に対しては、
蓋が閉まる直前の位置より水平に降下する動作機構を採
用する。
【0009】蓋を開閉するリンクアーム機構に於いて、
蓋を開閉する駆動部のリンクアームのうち蓋に直結した
左右,前後、4本のリンクアームに於いて開き始め側を
前部とすると前部の左右アームを長いアームとし、後部
の左右アームを短いアームとすると、図1に仮想線で示
すように蓋の開く範囲の動作がチャンバから余り遠ざか
ることがなくチャンバの上部及び後部の動作スペースが
少ない状態と成っている、また、その長短リンクアーム
部と、蓋部がシリンダ駆動により同時に直線的に移動す
る機構とすることにより閉まる直前の蓋がチャンバ接面
と平行状態に成った時点で、シリンダ23の吸引により
蓋がチャンバのシール面に水平に降下密着することと成
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び、図2は、真空チャンバ
蓋部の駆動アームに長短2種のアームを採用した開発の
アームリンク機構を有し、またそれらリンク機構部と蓋
部を同時に降下移動させるシリンダ駆動部を有する真空
チャンバ用蓋開閉構造の側面視図と、チャンバ後面視図
を示す。
【0011】図1より、真空チャンバ1の蓋2部は蓋ア
ーム(長)3と、蓋アーム(短)4によるリンク機構に
より支持されその開閉の駆動は、図2より、モータ駆動
板7上のモータ8よりウオームギヤー9,ウオームホイ
ル10,駆動ワイヤ12,傘歯車14,15を介して伝
達される。
【0012】また、蓋を開閉する駆動機構は全てモータ
駆動板7、及び、左右のアーム支持ベース16上にあ
り、スライド軸受18,スライド軸受19,シリンダ支
持金具22に支えられたスライドベアリング20により
上下に移動出来る状態にある、それらを上下に摺動させ
るシリンダ23は、チャンバ1に固定のシリンダ支持金
具22に取付けられている。
【0013】以上の様な蓋開閉構造に於ける蓋の開閉動
作は図1より開放時の蓋17状態の時、モータ8が駆動
するとその回転をウオームホイル部9,10により減速
し、その回転を左右に分割し各々の駆動ワイヤ12と傘
歯車14,15により、左右の蓋アーム(長)3に回転
を与えると、蓋アーム(短)4も倣って回転するが、蓋
は長,短アーム機構によりチヤンバ1からあまり離れず
に移動し、次第に閉じて蓋の接面がチャンバ上面と平行
な隙間に成るまで動作すると、次に、シリンダ23の吸
引によりモータ駆動板7上と左右のアーム支持ベース1
6上の蓋駆動機構部全体とそれにより連結された蓋2部
が降下し均一な加圧力により蓋が閉じられる。
【0014】
【発明の効果】
(1)蓋の開閉動作で閉まる直前に昇降するためシール面
に無理な力が掛らずシール面の寿命が長くなる、また、
シール性も向上する。
【0015】(2)蓋の開閉動作がチャンバより余り離れ
ない為、特にチャンバの上部や後部分のスペースが少な
くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空チャンバ蓋部の駆動アームに長短2種類の
アームを採用して、動作させた時の蓋の開閉状況で、槽
構造の側面図。
【図2】真空チャンバ蓋部の駆動アームを回転させ、且
つ、それらアーム部と蓋部を同時に垂直昇降させる駆動
機構で槽の後方図。
【図3】従来の自動洗浄装置に採用されている真空乾燥
槽構造で蓋の上部中央を支点に支持したアームを有する
蓋開閉駆動式の真空乾燥槽構造の説明図。
【符号の説明】
1…真空チャンバ、2…蓋、3…蓋アーム(長)、4…
蓋アーム(短)、24…シリンダ軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空処理装置などに使われる真空チャンバ
    の蓋駆動構造に於いて、蓋を開閉する駆動部のリンクア
    ームのうち蓋に直結した左右,前後、4本の前記リンク
    アームで開き始め側を前部とすると前部の左右アームを
    長いアームとし、後部の左右アームを短いアームとし、
    更に、その長短リンクアーム部と、前記蓋がシリンダ駆
    動により同時に直線的に移動する機構とすることにより
    前記蓋が前記リンクアームの駆動により閉まる動作上
    で、閉まる直前の蓋がチャンバ接面と平行状態で停止
    し、その後、前記蓋がチャンバのシール面に水平に降下
    密着することを特徴とする真空チャンバ用蓋。
JP24157496A 1996-09-12 1996-09-12 真空チャンバ用蓋開閉構造 Pending JPH1089482A (ja)

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ID=17076355

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Cited By (5)

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