JP3432641B2 - 板材曲げ加工機 - Google Patents

板材曲げ加工機

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JP3432641B2
JP3432641B2 JP16179195A JP16179195A JP3432641B2 JP 3432641 B2 JP3432641 B2 JP 3432641B2 JP 16179195 A JP16179195 A JP 16179195A JP 16179195 A JP16179195 A JP 16179195A JP 3432641 B2 JP3432641 B2 JP 3432641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板材曲げ加工機に係
り、さらに詳しくは、通常の曲げ加工に加えて特殊曲げ
金型を使用する場合に好適な板材曲げ加工機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般的に図11に示されるよ
うな板材曲げ加工機101においては、全体を支持する
下部フレーム103を備えており、この下部フレーム1
03の前部(図11中左側)にはフロントプレート10
5が設けられている。このフロントプレート105の上
端部には、下側板押え金型107が設けられている。
【0003】前記下部フレーム103の上方位置には、
後方(図11中右側)に設けられているヒンジピン10
9を支点として上下方向に回動自在な上部フレーム11
1が設けられている。この上部フレーム111の前部に
は板押えプレート113が一体的に設けられており、こ
の板押えプレート113の下端部には前記下側板押え金
型107に対向する上側板押え金型115が設けられて
いる。
【0004】前記上部フレーム111にはクランプ用モ
ータ117が設けられている。このクランプ用モータ1
17の出力軸には駆動プーリ119が装着されており、
板押えプレート113の上側には従動プーリ121が回
転自在に支承されていて、この従動プーリ121と前記
駆動プーリ119との間にはベルト123が巻回されて
いる。
【0005】前記従動プーリ121にはクランク軸12
5が設けられており、このクランク軸125には弓形状
のコネクティングアーム127の上端部がピン129を
介して回転自在に取付けられている。また、前記コネク
ティングアーム127の下端部は前記フロントプレート
105にピン131を介して回転自在に取付けられてい
る。
【0006】このように構成されているので、クランプ
用モータ117を駆動させると、駆動プーリ119,ベ
ルト123および従動プーリ121を介してクランク軸
125が駆動される。このクランク軸125が駆動され
ると、その反力によりコネクティングアーム127がピ
ン131を支点として揺動する。その結果、上部フレー
ム111がヒンジピン109を支点として上下方向に回
動して、上側板押え金型115が上下動する。
【0007】このようにして上側板押え金型115が下
降することにより、下側板押え金型107上に載置され
たワークWが下側板押え金型107と上側板押え金型1
15の間にクランプされることになる。
【0008】前記下部フレーム103の内部には、下側
板押え金型107と上側板押え金型115でクランプさ
れたワークWを上方または下方へ折り曲げるための曲げ
金型133が設けられている。この曲げ金型133は上
曲げ金型133Uと下曲げ金型133Dとで構成されて
いる。この上曲げ金型133Uと下曲げ金型133Dは
ベンドビーム135に取付けられている。
【0009】このベンドビーム135の後部は、ピン1
37で曲げ型フレーム139の前部に回動自在に装着さ
れている。曲げ型フレーム139には偏心軸141が装
着されており、この偏心軸141には従動プーリが取付
けられている。
【0010】前記下部フレーム103にはクリアランス
調整用モータ143が取付けられており、このクリアラ
ンス調整用モータ143の出力軸には駆動プーリ145
が取付けられている。この駆動プーリ145と前記従動
プーリとの間にはベルト147が巻回されている。
【0011】前記ベンドビーム135の下部にはアーム
部材149の上端が取付けられていると共に、このアー
ム部材149の下端にはクランク軸151が回転自在に
設けられている。また、このクランク軸151にはギヤ
153が装着されており、このギヤ153は下部フレー
ム103に取付けられているベンド用モータ155の駆
動ギヤ157に噛合している。
【0012】このように構成されているので、ベンド用
モータ155を駆動させると駆動ギヤ157およびギヤ
153を介してクランク軸151が回転し、ピン137
を支点としてベンドビーム135が回動する。これによ
り、前記下側板押え金型107と上側板押え金型115
でクランプされたワークWに対して、上曲げ金型133
Uまたは下曲げ金型133Dで正曲げまたは逆曲げが行
われることになる。
【0013】また、クリアランス調整用モータ143を
駆動せしめると、駆動プーリ145,ベルト147,従
動プーリを介して偏心軸141が回転され、これにより
曲げ型フレーム139が図11中左右方向へ移動して曲
げ金型133のクリアランスが調整されることとなる。
【0014】このように上部フレーム111と下部フレ
ームをコネクティングアーム127とクランク軸125
で連結し、クランク軸125により上部フレーム111
を開閉してワークWをクランプするので、通常の状態で
使用する場合にワークWに対するクランプ力が最大とな
るようにクランプ時に対応してクランク軸の上死点また
は下死点が設定されている(図11に示される状態)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、多様な曲げ加工に対応すべ
く、図12に示されるように上側板押え金型115の下
に別の形状をした特殊曲げ金型159を取付けた場合に
は、この特殊曲げ金型159の高さによりワークWをク
ランプする際のクランク軸125の位置が上死点からず
れることになる。このためクランプ力が低下するという
問題がある。
【0016】このような問題点を解決するために、上部
フレーム111の開閉はクランク軸またはボールネジ等
で行い、クランプ力の発生は別個に設けた油圧シリンダ
で行なうことも考えられるが、この場合には油圧装置を
別個設ける必要があり、コストの面およびメンテナンス
の面で不利であるばかりでなく、騒音の面でも好ましく
ない。
【0017】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、特殊曲げ金型を使用
する場合にも十分なクランプ力を得ることのできる板材
曲げ加工機を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の板材曲げ加工機は、下部フ
レームとこの下部フレームの上側に開閉自在に設けられ
ている上部フレームとをクランク軸を介してコネクティ
ングアームで連結し、下部フレームの前側上端部に設け
られた下側板押え金型と、前記上部フレームの前側下端
部に設けられると共に前記下側板押え金型に対向する上
側板押え金型との協働によりワークをクランプする板材
曲げ加工機であって、前記上部フレームに所定の余裕を
もって遊嵌されると共に前記クランク軸の回転に伴って
上下動するスライドプレートと、このスライドプレート
上端面と上部フレームとの間に挿入自在に設けられた上
部ブロックと、前記スライドプレート下端面と上部フレ
ームとの間に挿入自在に設けられた下部ブロックと、を
備えてなることを特徴とするものである。
【0019】請求項2による発明の板材曲げ加工機は、
請求項1記載の上部ブロックおよび下部ブロックをスラ
イドプレートの上側または下側に挿入しあるいは取外す
ための流体圧シリンダを備えてなることを特徴とするも
のである。
【0020】請求項3による発明の板材曲げ加工機は、
前記上側板押え金型と前記下側板押え金型の間に第三の
板押え金型を挿入する金型挿入装置を備えてなることを
特徴とするものである。
【0021】請求項4による発明の板材曲げ加工機は、
請求項3における金型挿入装置が、上下動自在の上下移
動部材と、前記第三の板押え金型を保持すると共に前記
上下移動部材に対して前後動自在に設けられた金型挿入
部材と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0022】また、請求項5による発明の板材曲げ加工
機は、請求項3,4記載の板材曲げ加工機が請求項3記
載の金型挿入装置を前面に備えてなることを特徴とする
ものである。
【0023】
【作用】請求項1による板材曲げ加工機では、コネクテ
ィングアームに上部フレームを連結するクランク軸を回
転駆動することにより、上部フレームを下部フレームに
対して上下動させて開閉する。これに伴い、上部フレー
ムの前側下端部に設けられた上側板押え金型が下部フレ
ームの前側上端部に設けられた下側板押え金型に対向し
て接近離反して、両金型の協働によりワークをクランプ
する。この際、前記上部フレームは、この上部フレーム
に対して所定の余裕をもって遊嵌されると共に前記クラ
ンク軸の回転に伴って上下動するスライドプレートの作
用により開閉するので、このスライドプレート上端面と
上部フレームとの間に上部ブロックを挿入したり、ある
いはこのスライドプレート下端面と上部フレームとの間
に下部ブロックを挿入することができる。従って、これ
ら上部ブロックまたは下部ブロックを挿入した状態でク
ランク軸を回転駆動することにより、クランク軸の回転
位置と上部フレームの開閉との関係を変更するものであ
る。
【0024】請求項2による板材曲げ加工機では、流体
圧シリンダが請求項1記載の上部ブロックや下部ブロッ
クをスライドプレートの上側または下側に挿入しあるい
は取外すものである。
【0025】請求項3よる板材曲げ加工機では、コネク
ティングアームと上部フレームを連結するクランク軸を
回転駆動することにより、上部フレームを下部フレーム
に対して上下動させて開閉する。これに伴い、上部フレ
ームの前側下端部に設けられた上側板押え金型が下部フ
レームの前側上端部に設けられた下側板押え金型に対向
して接近離反して、両金型の協働によりワークをクラン
プする。この際に、金型挿入装置が前記上側板押え金型
と前記下側板押え金型の間に第三の板押え金型を挿入す
るものである。
【0026】請求項4よる板材曲げ加工機では、請求項
3における上下移動部材を上下動させ、前記第三の板押
え金型を保持する金型挿入部材を前後動させることによ
り、前記上側板押え金型と前記下側板押え金型の間に第
三の板押え金型を挿入するものである。
【0027】また、請求項5よる板材曲げ加工機では、
請求項1記載の板材曲げ加工機において、請求項3記載
の金型挿入装置が第三の板押え金型を前記上側板押え金
型と前記下側板押え金型の間に挿入するので、これに対
応して上部ブロックまたは下部ブロックをスライドプレ
ートの上側または下側に挿入するものである。
【0028】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0029】図1にはこの発明に係る板材曲げ加工機1
の全体が示されている。ここで、一般的な板材曲げ加工
機の構造および動きについては、前述の従来技術の欄に
おいて詳細に説明したので、共通の部位には共通の符号
を付すこととして重複する説明は省略する。
【0030】図1に示されるように、上部フレーム11
1の前側(図1中左側)には、特殊曲げ金型挿入装置3
が設けられている。この特殊曲げ金型挿入装置3は、例
えば油圧シリンダやボールネジ等の駆動装置により上下
動する上下移動部材5と、この上下移動部材5の下端部
に前後(図1中左右方向)動自在に設けられている金型
挿入部材7を有している。
【0031】従って、特殊曲げ金型159を用いる場合
には、上下移動部材5を上側板押え金型115の下側ま
で下げ、金型挿入部材7を後方(図1中右方向)へ移動
して特殊曲げ金型159を上側板押え金型115の下側
に装着する。
【0032】一方、図1に示されるように、上部フレー
ム111の前端上方には、上部フレーム111の上面と
一定の間隔をもってトッププレート9が設けられ、リブ
プレート11により補強されている。
【0033】図2を併せて参照するに、前記クランク軸
125は左右二個のクランク部13L,13Rを有して
おり、このクランク部13L,13Rがピン129によ
り各々左右のコネクティングアーム127の上端に回転
自在に連結されている。
【0034】また、このクランク軸125は、左右のク
ランク部13L,13Rの近傍において、各々二枚のス
ライドプレート15L,15Rが設けられている。この
スライドプレート15L,15Rは、上部フレーム11
1の上面と前記トッププレート9との間で一定の余裕を
もって上下動自在に設けられている。そして、右側のス
ライドプレート15Rの右側には、クランク軸125を
回転させるクランプ用の駆動モータ17が取付けられて
いる。
【0035】このように構成されているので、駆動モー
タ17がクランク軸125を回転させると、ピン129
の高さ位置はコネクティングアーム127により一定に
保持されているので、その反力によりスライドプレート
15L,15Rが上下動する。上昇するスライドプレー
ト15L,15Rがトッププレート9に当接し、さらに
上昇することにより上部フレーム111を持ち上げるの
で、上部フレーム111はヒンジピン109を中心とし
て上下方向へ開閉することになる。
【0036】逆に、クランク軸125がスライドプレー
ト15L,15Rが下降させて上部フレーム111の上
面に当接すると、さらに上部フレーム111を下降させ
ようとするので上側板押え金型115と下側板押え金型
107によりワークWをクランプすることとなる。
【0037】図2に示されているように、前記スライド
プレート15L,15Rに対応すべく四個の下部ブロッ
ク19が上部フレーム111の上面に沿って左右方向
(図2中左右方向)へ移動自在に設けられている。この
四個の下部ブロック19は連結ロッド21により連結さ
れており、最も左側の下部ブロック19はシリンダ23
のピストンロッド25に連結されている。この下部ブロ
ック19は通常加工の場合にはスライドプレート15
L,15Rの下側に挿入されており、クランク軸125
が上死点にある時にワークWをクランプするように設定
されている。
【0038】一方、トッププレート9の下面には、前述
の下部ブロック19と同様の上部ブロック27が連結ロ
ッド29により連結され、シリンダ31のピストンロッ
ド33に取付けられている。この上部ブロック27は通
常加工の場合はスライドプレート15L,15Rから外
れているが、特殊曲げ金型159を用いた特殊曲げ加工
の場合にはスライドプレート15L,15Rの上側に挿
入される。
【0039】次に、図1および図3〜図9に基づいて、
特殊曲げ金型159を用いた加工の手順を説明する。な
お、図中、下部ブロック19および上部ブロック27
は、その移動状態をわかりやすくするために前後方向へ
移動させて示している。
【0040】通常加工の状態においては、前述のように
下部ブロック19がスライドプレート15L,15Rの
下に挿入されている。この状態で、駆動モータ17によ
りクランク軸125を回転させて上部フレーム111を
大きく開く(図1の状態)。次いで、特殊曲げ金型15
9を上側板押え金型115の下側に装着し、シリンダ2
3の駆動により下部ブロック19をスライドプレート1
5L,15Rの下から外す(図3の状態)。
【0041】クランク軸125を回転させて上部フレー
ム111を下降させ、特殊曲げ金型159を下側板押え
金型107の上のワークWに接触させる(図4の状
態)。さらにクランク軸125を回転させると、上部フ
レーム111は移動しないでスライドプレート15L,
15Rのみが下降する。この時、下部ブロック19を外
した分だけクランク軸125が回転するので、クランク
軸125が上死点にあるときにスライドプレート15
L,15Rが上部フレーム111の上面に当接し、ワー
クWをクランプすることができる(図5の状態)。この
状態でベンド用モータ155を駆動して特殊曲げ加工を
行なう。
【0042】続けて特殊曲げ加工を行なう場合には、シ
リンダ31を駆動して上部ブロック27をスライドプレ
ート15L,15Rの上に挿入する(図6の状態)。こ
れにより、クランク軸125を多く回転させなくても上
部フレーム111を持ち上げることができ、ワークWを
アンクランプすることができる(図7の状態)。
【0043】特殊曲げ加工を完了する場合には、ワーク
Wをクランプした状態で上部ブロック27を外し(図8
の状態)、さらにクランク軸125を回転させてスライ
ドプレート15L,15Rを上昇させる。この状態で下
部ブロック19をスライドプレート15L,15Rの下
に挿入すると共に、特殊曲げ金型159を上側板押え金
型115から取り外して通常の加工状態に戻る(図9の
状態)。
【0044】以上のように構成されているので、下部ブ
ロック19を外して上部ブロック27を挿入すると、通
常の使用状態よりも上の位置で上部フレーム111を開
閉させることができる。すなわち、上部ブロック27の
働きでクランク軸125の位置と上部フレーム111の
開閉位置との関係を変更することにより、上側板押え金
型115の下側に特殊曲げ金型159を装着して特殊曲
げ加工を行なう場合でもクランク軸125が上死点付近
にある時にワークWをクランプすることができるので、
十分なクランプ力を得ることができる。
【0045】また、上部ブロック27および下部ブロッ
ク19の出し入れで通常加工と特殊曲げ金型159を用
いた特殊曲げを切り換えることができるので、常に十分
なワーククランプ力を確保するように容易に切り換える
ことができる。
【0046】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施例においては、コネクティングアーム127と上部フ
レーム111との取付け部に上部ブロック27および下
部ブロック19を着脱自在に設けたが、これに限らず、
図10に示されているようにコネクティングアーム12
7の下端部と下部フレーム103との取付け部にスライ
ドプレート35を設け、上部ブロック37および下部ブ
ロック39を着脱自在に設けても同様の作用効果を得る
ことができる。
【0047】また、前述の実施例においてはシリンダ2
3,31により下部ブロック19および上部ブロック2
7を移動させるようにしたが、これに限らず、モータと
ボールネジ等を使用して移動させるようにしてもよい。
【0048】さらに、前述の実施例においては、下部ブ
ロック19および上部ブロック27を左右方向へ移動さ
せて用いているが、前後方向へ移動させるようにしても
全く同様の作用効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる板材曲げ加工機では、上部フレームは、この上部フ
レームに対して所定の余裕をもって遊嵌されると共にク
ランク軸の回転に伴って上下動するスライドプレートの
作用により開閉するので、このスライドプレート上端面
と上部フレームとの間に上部ブロックを挿入したり、あ
るいはこのスライドプレート下端面と上部フレームとの
間に下部ブロックを挿入することが可能である。下部ブ
ロックを外して上部ブロックをスライドプレートの上側
に挿入した状態でクランク軸を回転駆動すると、上部フ
レームは通常よりも上の位置において開閉動作をする。
従って、上側板押え金型と下側板押え金型の間に特殊金
型を挿入して特殊曲げ加工を行なう場合でも、クランク
軸の上死点付近においてワークをクランプすることがで
きるので、十分なクランプ力を確保することができる。
また、下部ブロックをスライドプレートの下に挿入して
上部ブロック27を外した状態でクランク軸を回転駆動
すると、上側板押え金型と下側板押え金型によりワーク
をクランプする際にクランク軸が上死点となり、通常の
加工において大きなクランプ力を確保することができ
る。
【0050】請求項2による板材曲げ加工機では、流体
圧シリンダが請求項1記載の上部ブロックや下部ブロッ
クをスライドプレートの上側または下側に挿入しあるい
は取外すので、自動で上部フレームの開閉位置を変更す
ることができる。
【0051】請求項3よる板材曲げ加工機では、金型挿
入装置が上側板押え金型と前記下側板押え金型の間に第
三の板押え金型を挿入するので、通常の曲げ加工と第三
の板押え金型を用いた特殊曲げ加工を自動で切り換える
ことができる。
【0052】請求項4よる板材曲げ加工機では、請求項
3における上下移動部材を上下動させ、第三の板押え金
型を保持する金型挿入部材を前後動させることにより、
上側板押え金型と下側板押え金型の間に第三の板押え金
型を挿入するので、自動で第三の板押え金型を挿入また
は取り外すことができる。
【0053】また、請求項5よる板材曲げ加工機では、
請求項1記載の板材曲げ加工機において、請求項3,4
記載の金型挿入装置が第三の板押え金型を上側板押え金
型と下側板押え金型の間に挿入するので、通常の曲げ加
工と特殊曲げ加工を自動で切り換えることができると共
に、両方の加工において十分なワーククランプ力を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板材曲げ加工機の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1中II方向から見たクランク軸である。
【図3】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図4】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図5】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図6】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図7】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図8】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図9】特殊曲げ加工における特殊曲げ金型および上下
部ブロックの状態を示す工程図である。
【図10】スライドプレートを下部フレーム側に設けた
場合を示す側面図である。
【図11】従来における板材曲げ加工機による通常の曲
げ加工状態を示す断面図である。
【図12】従来における板材曲げ加工機による特殊曲げ
加工状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板材曲げ加工機 3 金型挿入装置 5 上下移動部材 7 金型挿入部材 15 スライドプレート 19 下部ブロック 23,31 流体圧シリンダ 27 上部ブロック 103 下部フレーム 107 下側板押え金型 111 上部フレーム 115 上側板押え金型 125 クランク軸 127 コネクティングアーム 159 特殊曲げ金型(第三の板押え金型) W ワーク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームとこの下部フレームの上側
    に開閉自在に設けられている上部フレームとをクランク
    軸を介してコネクティングアームで連結し、下部フレー
    ムの前側上端部に設けられた下側板押え金型と、前記上
    部フレームの前側下端部に設けられると共に前記下側板
    押え金型に対向する上側板押え金型との協働によりワー
    クをクランプする板材曲げ加工機であって、前記上部フ
    レームに所定の余裕をもって遊嵌されると共に前記クラ
    ンク軸の回転に伴って上下動するスライドプレートと、
    このスライドプレート上端面と上部フレームとの間に挿
    入自在に設けられた上部ブロックと、前記スライドプレ
    ート下端面と上部フレームとの間に挿入自在に設けられ
    た下部ブロックと、を備えてなることを特徴とする板材
    曲げ加工機。
  2. 【請求項2】 前記上部ブロックおよび下部ブロックを
    スライドプレートの上側または下側に挿入しあるいは取
    外すための流体圧シリンダを備えてなることを特徴とす
    る請求項1記載の板材曲げ加工機。
  3. 【請求項3】 前記上側板押え金型と前記下側板押え金
    型の間に第三の板押え金型を挿入する金型挿入装置を備
    えてなることを特徴とする請求項1,2記載の板材曲げ
    加工機。
  4. 【請求項4】 前記金型挿入装置が、上下動自在の上下
    移動部材と、前記第三の板押え金型を保持すると共に前
    記上下移動部材に対して前後動自在に設けられた金型挿
    入部材と、を備えてなることを特徴とする請求項3記載
    の板材曲げ加工機。
  5. 【請求項5】 前記金型挿入装置を前面に備えてなるこ
    とを特徴とする請求項3,4記載の板材曲げ加工機。
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