JP2003124300A - クランプ装置及び伸縮アーム - Google Patents
クランプ装置及び伸縮アームInfo
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- JP2003124300A JP2003124300A JP2001317126A JP2001317126A JP2003124300A JP 2003124300 A JP2003124300 A JP 2003124300A JP 2001317126 A JP2001317126 A JP 2001317126A JP 2001317126 A JP2001317126 A JP 2001317126A JP 2003124300 A JP2003124300 A JP 2003124300A
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- shaft
- lever
- rotation shaft
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 アームの先端に動力源を配置する必要がな
く、かつアームの姿勢に依存することなく開閉を行うこ
とができるクランプ装置を提供する。 【解決手段】 保持台10に固定された回転軸11が、
アームに、回転可能に支持されている。クランプレバー
21が、保持台に、支点22を中心として遥動可能に支
持されている。クランプレバーの力点が、回転軸の脇に
配置されている。クランプレバーの力点を、回転軸から
遠ざけ、または回転軸に近づけることによって、クラン
プレバーの作用点を移動させる。第1の部材が、回転軸
の中心軸を回転中心とし、回転軸の中心軸方向に関して
径が変化する回転面を画定する。回転面が回転軸の中心
軸方向に移動することによって、クランプレバーの力点
が回転軸から遠ざかり、または回転軸に近づく。移動機
構が、第1の部材を、回転軸の中心軸方向に移動させ
る。
く、かつアームの姿勢に依存することなく開閉を行うこ
とができるクランプ装置を提供する。 【解決手段】 保持台10に固定された回転軸11が、
アームに、回転可能に支持されている。クランプレバー
21が、保持台に、支点22を中心として遥動可能に支
持されている。クランプレバーの力点が、回転軸の脇に
配置されている。クランプレバーの力点を、回転軸から
遠ざけ、または回転軸に近づけることによって、クラン
プレバーの作用点を移動させる。第1の部材が、回転軸
の中心軸を回転中心とし、回転軸の中心軸方向に関して
径が変化する回転面を画定する。回転面が回転軸の中心
軸方向に移動することによって、クランプレバーの力点
が回転軸から遠ざかり、または回転軸に近づく。移動機
構が、第1の部材を、回転軸の中心軸方向に移動させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランプ装置及び
伸縮アームに関し、特にアームの先端に対象物を挟んで
保持するクランプ装置及び伸縮アームに関する。
伸縮アームに関し、特にアームの先端に対象物を挟んで
保持するクランプ装置及び伸縮アームに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置において、ウエハをチャ
ンバから他のチャンバに移送するための伸縮アームのウ
エハ保持機構として、真空チャックが用いられていた。
真空チャックでは、ウエハの裏面がチャック面に密着す
るため、裏面にゴミが付着しやすい。また、真空チャン
バ内では真空チャックを使用することができない。この
ため、アームの先端にウエハを挟んで保持するクランプ
機構が主流となりつつある。
ンバから他のチャンバに移送するための伸縮アームのウ
エハ保持機構として、真空チャックが用いられていた。
真空チャックでは、ウエハの裏面がチャック面に密着す
るため、裏面にゴミが付着しやすい。また、真空チャン
バ内では真空チャックを使用することができない。この
ため、アームの先端にウエハを挟んで保持するクランプ
機構が主流となりつつある。
【0003】伸縮アームの先端に取り付けられたクラン
プ機構の駆動方法として、アームの先端に取り付けたソ
レノイド電磁石を用いる方法、及びアームの先端に取り
付けたエアシリンダを用いる方法等が知られている。ま
た、アームに取り付けられたクランプ機構の開閉を行う
駆動部を、アーム自体に取り付けるのではなく、アーム
とウエハの受け渡しを行うチャンバ側に取り付ける方法
が提案されている。さらに、折れ曲がり伸縮アームの折
れ曲がり動作でカム機構を動作させ、クランプレバーの
開閉を行う方法が、特開平09−38875号公報に開
示されている。
プ機構の駆動方法として、アームの先端に取り付けたソ
レノイド電磁石を用いる方法、及びアームの先端に取り
付けたエアシリンダを用いる方法等が知られている。ま
た、アームに取り付けられたクランプ機構の開閉を行う
駆動部を、アーム自体に取り付けるのではなく、アーム
とウエハの受け渡しを行うチャンバ側に取り付ける方法
が提案されている。さらに、折れ曲がり伸縮アームの折
れ曲がり動作でカム機構を動作させ、クランプレバーの
開閉を行う方法が、特開平09−38875号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体製造装置におい
ては、伸縮アームが真空チャンバ内に配置される。この
ため、伸縮アームの内部も真空環境にされる。アームの
先端にソレノイド電磁石を取り付ける方法では、アーム
の基部から先端まで電気配線を延ばす必要がある。ま
た、真空中に配置したソレノイド電磁石は、脱ガスの原
因になる。
ては、伸縮アームが真空チャンバ内に配置される。この
ため、伸縮アームの内部も真空環境にされる。アームの
先端にソレノイド電磁石を取り付ける方法では、アーム
の基部から先端まで電気配線を延ばす必要がある。ま
た、真空中に配置したソレノイド電磁石は、脱ガスの原
因になる。
【0005】エアシリンダを用いる方法では、アームの
基部から先端までエアチューブを延ばす必要がある。伸
縮アームは、関節部において折れ曲がるため、フレキシ
ブルチューブを使用しなければならない。真空雰囲気中
に配置したフレキシブルチューブは、脱ガスの原因にな
り、また信頼性低下の原因にもなる。
基部から先端までエアチューブを延ばす必要がある。伸
縮アームは、関節部において折れ曲がるため、フレキシ
ブルチューブを使用しなければならない。真空雰囲気中
に配置したフレキシブルチューブは、脱ガスの原因にな
り、また信頼性低下の原因にもなる。
【0006】クランプレバーの駆動部をチャンバ側へ取
り付ける方法では、複数のチャンバの各々に駆動部を配
置しなければならない。カム機構を利用する方法では、
クランプレバーの開閉動作がアームの折れ曲がり動作に
依存する。このため、アームが、ある特定の姿勢の時に
しか、クランプレバーを開閉することができない。
り付ける方法では、複数のチャンバの各々に駆動部を配
置しなければならない。カム機構を利用する方法では、
クランプレバーの開閉動作がアームの折れ曲がり動作に
依存する。このため、アームが、ある特定の姿勢の時に
しか、クランプレバーを開閉することができない。
【0007】本発明の目的は、アームの先端に動力源を
配置する必要がなく、かつアームの姿勢に依存すること
なく開閉を行うことができるクランプ装置を提供するこ
とである。
配置する必要がなく、かつアームの姿勢に依存すること
なく開閉を行うことができるクランプ装置を提供するこ
とである。
【0008】本発明の他の目的は、構造の簡単な伸縮ア
ームを提供することである。
ームを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、第1の回転軸が固定された保持台と、前記保持台
を、前記第1の回転軸を中心として回転可能に支持する
アームと、前記保持台に、支点を中心として遥動可能に
支持された第1のクランプレバーであって、該第1のク
ランプレバーの力点が、前記第1の回転軸の脇に配置さ
れ、該第1のクランプレバーの力点を、該第1の回転軸
から遠ざけ、または該第1の回転軸に近づけることによ
って、該第1のクランプレバーの作用点を移動させて対
象物を保持する第1のクランプレバーと、前記第1の回
転軸の中心軸を回転中心とし、該第1の回転軸の中心軸
方向に関して径が変化する回転面の少なくとも一部を画
定し、該回転面が該第1の回転軸の中心軸方向に移動す
ることによって前記第1のクランプレバーの力点が該第
1の回転軸から遠ざかり、または該第1の回転軸に近づ
くように構成された第1の部材と、前記第1の部材を、
前記第1の回転軸の中心軸方向に移動させる移動機構と
を有するクランプ装置が提供される。
と、第1の回転軸が固定された保持台と、前記保持台
を、前記第1の回転軸を中心として回転可能に支持する
アームと、前記保持台に、支点を中心として遥動可能に
支持された第1のクランプレバーであって、該第1のク
ランプレバーの力点が、前記第1の回転軸の脇に配置さ
れ、該第1のクランプレバーの力点を、該第1の回転軸
から遠ざけ、または該第1の回転軸に近づけることによ
って、該第1のクランプレバーの作用点を移動させて対
象物を保持する第1のクランプレバーと、前記第1の回
転軸の中心軸を回転中心とし、該第1の回転軸の中心軸
方向に関して径が変化する回転面の少なくとも一部を画
定し、該回転面が該第1の回転軸の中心軸方向に移動す
ることによって前記第1のクランプレバーの力点が該第
1の回転軸から遠ざかり、または該第1の回転軸に近づ
くように構成された第1の部材と、前記第1の部材を、
前記第1の回転軸の中心軸方向に移動させる移動機構と
を有するクランプ装置が提供される。
【0010】本発明の他の観点によると、固定部材と、
第1の端部に筒状の第1の回転軸が固定された第1の腕
要素と、前記第1の回転軸を、回転可能に支持する第1
の回転支持部材と、前記第1の回転軸の内部空洞に、該
第1の回転軸と同軸に配置された第2の回転軸と、前記
第2の回転軸を回転可能に支持する第2の回転支持部材
と、前記第2の回転軸が前記第1の回転軸に相対的に固
定されて回転する固定状態と、前記第2の回転軸が前記
第1の回転軸に対して相対的に回転可能な解放状態とを
切り替えることができる第1のクラッチと、前記第1の
クラッチを解放状態にして、前記第1の回転軸を第1の
回転方向に第1の角度だけ自転させると、前記第2の回
転軸が該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に第
2の角度だけ自転するように、前記第1及び第2の回転
軸の回転を拘束する回転拘束機構と、一方の端部に第3
の回転軸が固定され、該第3の回転軸が、前記第1の腕
要素の、前記第1の端部とは反対の第2の端部に回転可
能に取り付けられた第2の腕要素と、前記第2の回転軸
が前記第2の回転方向に第2の角度だけ自転すると、前
記第3の回転軸が該第2の回転方向と同一の回転方向に
前記第1の角度の2倍の角度だけ自転するように、前記
第2の回転軸と第3の回転軸との回転角度を拘束する第
1の回転運動伝達機構とを有する伸縮アームが提供され
る。
第1の端部に筒状の第1の回転軸が固定された第1の腕
要素と、前記第1の回転軸を、回転可能に支持する第1
の回転支持部材と、前記第1の回転軸の内部空洞に、該
第1の回転軸と同軸に配置された第2の回転軸と、前記
第2の回転軸を回転可能に支持する第2の回転支持部材
と、前記第2の回転軸が前記第1の回転軸に相対的に固
定されて回転する固定状態と、前記第2の回転軸が前記
第1の回転軸に対して相対的に回転可能な解放状態とを
切り替えることができる第1のクラッチと、前記第1の
クラッチを解放状態にして、前記第1の回転軸を第1の
回転方向に第1の角度だけ自転させると、前記第2の回
転軸が該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に第
2の角度だけ自転するように、前記第1及び第2の回転
軸の回転を拘束する回転拘束機構と、一方の端部に第3
の回転軸が固定され、該第3の回転軸が、前記第1の腕
要素の、前記第1の端部とは反対の第2の端部に回転可
能に取り付けられた第2の腕要素と、前記第2の回転軸
が前記第2の回転方向に第2の角度だけ自転すると、前
記第3の回転軸が該第2の回転方向と同一の回転方向に
前記第1の角度の2倍の角度だけ自転するように、前記
第2の回転軸と第3の回転軸との回転角度を拘束する第
1の回転運動伝達機構とを有する伸縮アームが提供され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1の実施例に
よるクランプ機構付き伸縮アームの概略平面図を示す。
第1の腕要素1の一方の端部(基部)が、図5を参照し
て後述する支持部材に回転可能に取り付けられている。
第1の腕要素1の基部に、プーリ2が配置されている。
プーリ2は、図5を参照して後述するように、第1の腕
要素1の回転と所定の関係をもって回転する。
よるクランプ機構付き伸縮アームの概略平面図を示す。
第1の腕要素1の一方の端部(基部)が、図5を参照し
て後述する支持部材に回転可能に取り付けられている。
第1の腕要素1の基部に、プーリ2が配置されている。
プーリ2は、図5を参照して後述するように、第1の腕
要素1の回転と所定の関係をもって回転する。
【0012】第2の腕要素5の一方の端部(基部)に固
定された回転軸6が、第1の腕要素1の他方の端部(先
端)に、回転可能に取り付けられている。第2の腕要素
5の他方の端部(先端)に、ウエハ保持台10に固定さ
れた回転軸11が、回転可能に取り付けられている。
定された回転軸6が、第1の腕要素1の他方の端部(先
端)に、回転可能に取り付けられている。第2の腕要素
5の他方の端部(先端)に、ウエハ保持台10に固定さ
れた回転軸11が、回転可能に取り付けられている。
【0013】プーリ2と回転軸6との間に、ベルト4が
架け渡されている。第1の腕要素1の先端に、回転軸6
と同軸状に支軸3が取り付けられている。支軸3と回転
軸11との間に、ベルト7が架け渡されている。
架け渡されている。第1の腕要素1の先端に、回転軸6
と同軸状に支軸3が取り付けられている。支軸3と回転
軸11との間に、ベルト7が架け渡されている。
【0014】ウエハ保持台10の上面に、4つのサポー
トピン12が取り付けられている。ウエハ100が、サ
ポートピン12の上に載置される。ウエハ100は、4
点で保持され、保持台10に面接触しないため、ゴミの
付着等が防止される。ウエハ保持台10の先端に、2本
のガイドピン13が取り付けられている。ウエハ100
の外周端面がガイドピン13に接触することにより、ウ
エハ100の面内方向の位置が拘束される。
トピン12が取り付けられている。ウエハ100が、サ
ポートピン12の上に載置される。ウエハ100は、4
点で保持され、保持台10に面接触しないため、ゴミの
付着等が防止される。ウエハ保持台10の先端に、2本
のガイドピン13が取り付けられている。ウエハ100
の外周端面がガイドピン13に接触することにより、ウ
エハ100の面内方向の位置が拘束される。
【0015】ウエハ保持台10の基部側の底面に、一対
のクランプレバーが取り付けられている。このクランプ
レバーの各々の先端に取り付けられたローラ20が、ウ
エハ100の外周端面に接触し、ウエハ100をガイド
ピン13側に押し付けることにより、ウエハ100がウ
エハ保持台10に固定される。
のクランプレバーが取り付けられている。このクランプ
レバーの各々の先端に取り付けられたローラ20が、ウ
エハ100の外周端面に接触し、ウエハ100をガイド
ピン13側に押し付けることにより、ウエハ100がウ
エハ保持台10に固定される。
【0016】図2に、ウエハ保持台10の底面図を示
す。一対のクランプレバー21が、支点22を中心とし
て遥動可能にウエハ保持台10に取り付けられている。
クランプレバー21の力点側の部分は、相互にほぼ平行
に回転軸11の脇に向かって延びる。クランプレバー2
1の作用点側の部分は、相互に交差し、ウエハ保持台1
0の縁よりもやや外側まで延びる。
す。一対のクランプレバー21が、支点22を中心とし
て遥動可能にウエハ保持台10に取り付けられている。
クランプレバー21の力点側の部分は、相互にほぼ平行
に回転軸11の脇に向かって延びる。クランプレバー2
1の作用点側の部分は、相互に交差し、ウエハ保持台1
0の縁よりもやや外側まで延びる。
【0017】クランプレバー21の各々の先端(作用
点)に、ローラ20が取り付けられている。ローラ20
は、ウエハ保持台10の上面からやや突出し、ウエハ保
持台10に載置されたウエハ100と同一の高さに配置
される。
点)に、ローラ20が取り付けられている。ローラ20
は、ウエハ保持台10の上面からやや突出し、ウエハ保
持台10に載置されたウエハ100と同一の高さに配置
される。
【0018】クランプレバー21の力点同士を遠ざける
(力点側の部分を開く)と、作用点側の部分も開き、ウ
エハ100が着脱可能になる。クランプレバー21の力
点同士を近づける(力点側の部分を閉じる)と、作用点
側の部分も閉じ、ローラ20がウエハ100の外周端面
に接触してウエハ100を固定することができる。ばね
23が、クランプレバー21の力点側の部分に架け渡さ
れ、力点同士を近づけるように作用する。このため、ク
ランプレバー21に外部から力を加えていない状態で、
ウエハ100をウエハ保持台10に固定することができ
る。
(力点側の部分を開く)と、作用点側の部分も開き、ウ
エハ100が着脱可能になる。クランプレバー21の力
点同士を近づける(力点側の部分を閉じる)と、作用点
側の部分も閉じ、ローラ20がウエハ100の外周端面
に接触してウエハ100を固定することができる。ばね
23が、クランプレバー21の力点側の部分に架け渡さ
れ、力点同士を近づけるように作用する。このため、ク
ランプレバー21に外部から力を加えていない状態で、
ウエハ100をウエハ保持台10に固定することができ
る。
【0019】クランプレバー21の各々の力点側の端部
に、2つの突起21aが形成されている。2つの突起2
1aの間にローラ25が配置されている。回転軸11の
外周面に設けられた切り欠き部11aに、レバー26が
遥動可能に取り付けられ、その作用点にローラ25が取
り付けられている。レバー26を駆動してローラ25を
回転軸11から遠ざけることにより、クランプレバー2
1を開くことができる。
に、2つの突起21aが形成されている。2つの突起2
1aの間にローラ25が配置されている。回転軸11の
外周面に設けられた切り欠き部11aに、レバー26が
遥動可能に取り付けられ、その作用点にローラ25が取
り付けられている。レバー26を駆動してローラ25を
回転軸11から遠ざけることにより、クランプレバー2
1を開くことができる。
【0020】図2では、一対のクランプレバー21が、
支点と作用点との間で相互に交差している場合を示した
が、交差しない構造としてもよい。この場合には、ばね
23が、支点と作用点との間に取り付けられる。クラン
プレバー21の力点を回転軸11に近づけることによ
り、クランプレバー21を開くことができる。
支点と作用点との間で相互に交差している場合を示した
が、交差しない構造としてもよい。この場合には、ばね
23が、支点と作用点との間に取り付けられる。クラン
プレバー21の力点を回転軸11に近づけることによ
り、クランプレバー21を開くことができる。
【0021】図3に、図2の一点鎖線A3−A3におけ
る概略断面図を示す。ウエハ保持台10の底面に筒状の
回転軸11が固定されている。回転軸11は、第2の腕
要素5の上面に設けられた開口を通して、第2の腕要素
5の内部まで挿入されている。第2の腕要素5の内側の
底面に固定された支軸8が、回転軸11の内部に挿入さ
れている。回転軸11は、ベアリング35及び36によ
り、支軸8に回転可能に支持されている。
る概略断面図を示す。ウエハ保持台10の底面に筒状の
回転軸11が固定されている。回転軸11は、第2の腕
要素5の上面に設けられた開口を通して、第2の腕要素
5の内部まで挿入されている。第2の腕要素5の内側の
底面に固定された支軸8が、回転軸11の内部に挿入さ
れている。回転軸11は、ベアリング35及び36によ
り、支軸8に回転可能に支持されている。
【0022】回転軸11に、プーリ15がはめ込まれて
いる。プーリ15に、図1に示したベルト7が架け渡さ
れている。ベルト7が走行すると、回転軸11が回転す
る。
いる。プーリ15に、図1に示したベルト7が架け渡さ
れている。ベルト7が走行すると、回転軸11が回転す
る。
【0023】回転軸11の外周面に形成された切り欠き
部11aに、一対のレバー26が、支点27を中心とし
て遥動可能に支持されている。一対のレバー26は、回
転軸11の回転中心の両脇に配置されている。レバー2
6の作用点にローラ25が取り付けられており、このロ
ーラ25が、クランプレバーの各々の力点に設けられた
2つの突起21aの間に挟まれている。
部11aに、一対のレバー26が、支点27を中心とし
て遥動可能に支持されている。一対のレバー26は、回
転軸11の回転中心の両脇に配置されている。レバー2
6の作用点にローラ25が取り付けられており、このロ
ーラ25が、クランプレバーの各々の力点に設けられた
2つの突起21aの間に挟まれている。
【0024】レバー26の各々の力点に、ローラ28が
取り付けられている。環状部材30が、回転軸11を取
り囲む。環状部材30の内周面は、2つのローラ28の
間隔よりもやや大きな直径を有し、回転軸11の中心軸
方向に関して内径が変化する円錐面形状を有する。図3
においては、第2の腕要素5の底面に向かって広がった
円錐面とされている。環状部材30は、レバー31の先
端(作用点)に取り付けられている。レバー31を操作
することにより、環状部材30が回転軸11の軸方向に
移動する。
取り付けられている。環状部材30が、回転軸11を取
り囲む。環状部材30の内周面は、2つのローラ28の
間隔よりもやや大きな直径を有し、回転軸11の中心軸
方向に関して内径が変化する円錐面形状を有する。図3
においては、第2の腕要素5の底面に向かって広がった
円錐面とされている。環状部材30は、レバー31の先
端(作用点)に取り付けられている。レバー31を操作
することにより、環状部材30が回転軸11の軸方向に
移動する。
【0025】環状部材30を、図の下方に移動させる
と、環状部材30の内周面がローラ28に接触し、レバ
ー26の力点を、回転軸11の回転中心方向に移動させ
る。レバー26の作用点に取り付けられたローラ25
が、回転軸11の回転中心から離れる方向に移動し、図
2に示したクランプレバー21の力点側の部分が開く。
これにより、クランプレバー21の作用点側の部分も開
き、ウエハ100の着脱を行うことができる。図3にお
いて、環状部材30を上方に移動させると、図2に示し
たばね23の作用により、クランプレバー21が閉じ、
ウエハ100が固定される。
と、環状部材30の内周面がローラ28に接触し、レバ
ー26の力点を、回転軸11の回転中心方向に移動させ
る。レバー26の作用点に取り付けられたローラ25
が、回転軸11の回転中心から離れる方向に移動し、図
2に示したクランプレバー21の力点側の部分が開く。
これにより、クランプレバー21の作用点側の部分も開
き、ウエハ100の着脱を行うことができる。図3にお
いて、環状部材30を上方に移動させると、図2に示し
たばね23の作用により、クランプレバー21が閉じ、
ウエハ100が固定される。
【0026】環状部材30の内周面が、回転軸26の回
転中心を軸とした円錐面であるため、保持台10及び回
転軸11を回転させても、上記と同様の開閉動作を行う
ことができる。なお、環状部材30の内周面を、円錐面
の代わりに、回転軸11の中心軸方向の一方に向かって
広がった回転面としてもよい。例えば、回転軸11の中
心軸を含む仮想平面内の曲線を、回転軸11の中心軸を
中心として回転させてできる回転面としてもよい。
転中心を軸とした円錐面であるため、保持台10及び回
転軸11を回転させても、上記と同様の開閉動作を行う
ことができる。なお、環状部材30の内周面を、円錐面
の代わりに、回転軸11の中心軸方向の一方に向かって
広がった回転面としてもよい。例えば、回転軸11の中
心軸を含む仮想平面内の曲線を、回転軸11の中心軸を
中心として回転させてできる回転面としてもよい。
【0027】図2において、一対のクランプレバー21
が、支点と作用点との間で相互に交差しない場合には、
図3のローラ25が回転軸11の中心軸に近づくことに
より、クランプレバー21が開く。従って、環状部材3
0を一対のローラ28の内側に配置し、円錐面状の外周
面をローラ28に接触させ、ローラ28を外側に移動さ
せるような構造とすればよい。
が、支点と作用点との間で相互に交差しない場合には、
図3のローラ25が回転軸11の中心軸に近づくことに
より、クランプレバー21が開く。従って、環状部材3
0を一対のローラ28の内側に配置し、円錐面状の外周
面をローラ28に接触させ、ローラ28を外側に移動さ
せるような構造とすればよい。
【0028】図4に、伸縮アームの断面図を示す。第2
の腕要素5の端部(基部)に、筒状の回転軸6が固定さ
れている。回転軸6は、第1の腕要素1の一方の端部
(先端)の上面に設けられた開口を通って、第1の腕要
素1内に挿入されている。第1の腕要素1の内側の底面
に、筒状の支軸3が固定されている。支軸3は、回転軸
6の内部に挿入され、第2の腕要素5の内部まで達して
いる。支軸3の先端と、回転軸11に固定されたプーリ
15との間に、ベルト7が架け渡されている。回転軸6
は、ベアリング40及び41により、支軸3に回転可能
に支持されている。回転軸6と、図1に示したプーリ2
との間に、ベルト4が架け渡されている。
の腕要素5の端部(基部)に、筒状の回転軸6が固定さ
れている。回転軸6は、第1の腕要素1の一方の端部
(先端)の上面に設けられた開口を通って、第1の腕要
素1内に挿入されている。第1の腕要素1の内側の底面
に、筒状の支軸3が固定されている。支軸3は、回転軸
6の内部に挿入され、第2の腕要素5の内部まで達して
いる。支軸3の先端と、回転軸11に固定されたプーリ
15との間に、ベルト7が架け渡されている。回転軸6
は、ベアリング40及び41により、支軸3に回転可能
に支持されている。回転軸6と、図1に示したプーリ2
との間に、ベルト4が架け渡されている。
【0029】第1の腕要素1の内側の底面に、レバー4
3が、支点44を中心として遥動可能に取り付けられて
いる。レバー43の一方の端部(作用点)が、支軸3の
壁面に設けられた開口を通ってその内部まで挿入されて
いる。
3が、支点44を中心として遥動可能に取り付けられて
いる。レバー43の一方の端部(作用点)が、支軸3の
壁面に設けられた開口を通ってその内部まで挿入されて
いる。
【0030】第1の腕要素1の内部の基部側に、エアシ
リンダ50が配置されている。エアシリンダ50は、ピ
ストン51を第1の腕要素1の長さ方向に往復移動させ
ることができる。ピストン51の先端にローラ52が取
り付けられている。レバー43の力点側の端面が斜めに
加工されており、ローラ52が斜めの端面に接触する。
ピストン51の繰り出し量を変化させることにより、レ
バー43を遥動させることができる。ピストン51に真
空ベローズ53が取り付けられており、エアシリンダ5
0の内部と外部とが仕切られている。
リンダ50が配置されている。エアシリンダ50は、ピ
ストン51を第1の腕要素1の長さ方向に往復移動させ
ることができる。ピストン51の先端にローラ52が取
り付けられている。レバー43の力点側の端面が斜めに
加工されており、ローラ52が斜めの端面に接触する。
ピストン51の繰り出し量を変化させることにより、レ
バー43を遥動させることができる。ピストン51に真
空ベローズ53が取り付けられており、エアシリンダ5
0の内部と外部とが仕切られている。
【0031】第2の腕要素5の内側の底面に、レバー3
1が、支点32を中心として遥動可能に取り付けられて
いる。レバー31の一方の端部(作用点)には、図3で
説明した環状部材30が取り付けられている。レバー3
1の力点側の部分は、クランク状に折れ曲がり、その先
端が、支軸3の先端に対向する位置まで延在している。
ばね34が、レバー31に、その力点を押し下げる向き
(環状部材30を上方に移動させる向き)に力を加えて
いる。第2の腕要素5の底面にストッパ37が設けられ
ている。レバー31の力点が下方に押し下げられたと
き、ストッパ37がレバー31に接触して、その動きを
停止させる。
1が、支点32を中心として遥動可能に取り付けられて
いる。レバー31の一方の端部(作用点)には、図3で
説明した環状部材30が取り付けられている。レバー3
1の力点側の部分は、クランク状に折れ曲がり、その先
端が、支軸3の先端に対向する位置まで延在している。
ばね34が、レバー31に、その力点を押し下げる向き
(環状部材30を上方に移動させる向き)に力を加えて
いる。第2の腕要素5の底面にストッパ37が設けられ
ている。レバー31の力点が下方に押し下げられたと
き、ストッパ37がレバー31に接触して、その動きを
停止させる。
【0032】支軸3の内部に、軸状部材45が挿入され
ている。棒状部材45は、スラストベアリング47で支
持されており、軸方向に移動可能である。レバー43の
作用点に転がりベアリング46が取り付けられており、
転がりベアリング46が棒状部材45の一端に接してい
る。レバー31の力点に転がりベアリング38が取り付
けられており、転がりベアリング38が棒状部材45の
他端に接している。棒状部材45は、レバー43の作用
点と、レバー31の力点との最短の間隔を制限してい
る。エアシリンダ50を動作させてレバー43を遥動さ
せると、レバー31が遥動し、環状部材30を、回転軸
11の軸方向に移動させることができる。
ている。棒状部材45は、スラストベアリング47で支
持されており、軸方向に移動可能である。レバー43の
作用点に転がりベアリング46が取り付けられており、
転がりベアリング46が棒状部材45の一端に接してい
る。レバー31の力点に転がりベアリング38が取り付
けられており、転がりベアリング38が棒状部材45の
他端に接している。棒状部材45は、レバー43の作用
点と、レバー31の力点との最短の間隔を制限してい
る。エアシリンダ50を動作させてレバー43を遥動さ
せると、レバー31が遥動し、環状部材30を、回転軸
11の軸方向に移動させることができる。
【0033】レバー43の作用点は、支点44を中心と
した円周に沿って移動し、レバー31の力点は、支点3
2を中心とした円周に沿って移動する。転がりベアリン
グ38及び46は、この円周軌道と、棒状部材45の直
線軌道とのずれを吸収する。
した円周に沿って移動し、レバー31の力点は、支点3
2を中心とした円周に沿って移動する。転がりベアリン
グ38及び46は、この円周軌道と、棒状部材45の直
線軌道とのずれを吸収する。
【0034】図4に示したように、第1の実施例による
伸縮アームにおいては、クランプレバー21の動力源で
あるエアシリンダ50が、第1の腕要素1の内部の基部
側に配置されている。このため、フレキシブルエアチュ
ーブを、伸縮アームの先端まで延ばす必要がない。な
お、エアシリンダ50の代わりに、他のアクチュエータ
を用いてもよい。
伸縮アームにおいては、クランプレバー21の動力源で
あるエアシリンダ50が、第1の腕要素1の内部の基部
側に配置されている。このため、フレキシブルエアチュ
ーブを、伸縮アームの先端まで延ばす必要がない。な
お、エアシリンダ50の代わりに、他のアクチュエータ
を用いてもよい。
【0035】レバー43の作用点を最下点まで移動させ
たとき、レバー31の力点の下降は、レバー31がスト
ッパ37に接触した時点で停止する。このとき、転がり
ベアリング38と棒状部材45の上端との間に間隙がで
きるように、棒状部材45の長さが設計されている。こ
のため、第1の腕要素1に対して、回転軸6を自由に回
転させることができる。
たとき、レバー31の力点の下降は、レバー31がスト
ッパ37に接触した時点で停止する。このとき、転がり
ベアリング38と棒状部材45の上端との間に間隙がで
きるように、棒状部材45の長さが設計されている。こ
のため、第1の腕要素1に対して、回転軸6を自由に回
転させることができる。
【0036】図4では、レバー31を揺動させることに
より、動力を伝達したが、レバー31を揺動させる代わ
りに、上下に並進移動させてもよい。この場合、リニア
ベアリングを用いてレバー31を第2の腕要素5に支持
すればよい。レバー31が直線運動すると、環状部材3
0も、回転軸11の中心軸方向に直線運動する。このた
め、図3に示した一対のレバー26の揺動を、より安定
させることができる。
より、動力を伝達したが、レバー31を揺動させる代わ
りに、上下に並進移動させてもよい。この場合、リニア
ベアリングを用いてレバー31を第2の腕要素5に支持
すればよい。レバー31が直線運動すると、環状部材3
0も、回転軸11の中心軸方向に直線運動する。このた
め、図3に示した一対のレバー26の揺動を、より安定
させることができる。
【0037】次に、図5を参照して、第1の実施例によ
る伸縮アームの回転伸縮機構について説明する。
る伸縮アームの回転伸縮機構について説明する。
【0038】図5は、第1の実施例による伸縮アームの
回転伸縮駆動部の概略図を示す。第1の腕要素1の基部
の底面に、筒状の回転軸61が固定されている。回転軸
61は、ベアリング63及び64を介して、支持部材6
0に回転可能に取り付けられている。支持部材60と回
転軸61との間に、気密シール92が配置されている。
回転軸61の側壁及び第1の腕要素1の底の壁の内部
に、孔69が設けられている。孔69は、回転軸61の
大気側の端部から、第1の腕要素1内の底面に固定され
ているエアシリンダ50まで達している。このように、
孔69内にフレキシブルチューブを通すことにより、真
空の第1の腕要素1の内部空洞に露出させることなく、
フレキシブルチューブを配置することができる。
回転伸縮駆動部の概略図を示す。第1の腕要素1の基部
の底面に、筒状の回転軸61が固定されている。回転軸
61は、ベアリング63及び64を介して、支持部材6
0に回転可能に取り付けられている。支持部材60と回
転軸61との間に、気密シール92が配置されている。
回転軸61の側壁及び第1の腕要素1の底の壁の内部
に、孔69が設けられている。孔69は、回転軸61の
大気側の端部から、第1の腕要素1内の底面に固定され
ているエアシリンダ50まで達している。このように、
孔69内にフレキシブルチューブを通すことにより、真
空の第1の腕要素1の内部空洞に露出させることなく、
フレキシブルチューブを配置することができる。
【0039】回転軸61の先端に、プーリ67が嵌め込
まれている。プーリ67と、モータ76の回転軸に固定
されたプーリ75との間に、ベルト77が架け渡されて
いる。モータ76を動作させることにより、回転軸61
を回転させることができる。
まれている。プーリ67と、モータ76の回転軸に固定
されたプーリ75との間に、ベルト77が架け渡されて
いる。モータ76を動作させることにより、回転軸61
を回転させることができる。
【0040】回転軸61の内部に、他の回転軸70が挿
入されている。回転軸70は、ベアリング65及び66
により、回転可能に支持されている。回転軸61と回転
軸70との間に、気密シール91が配置されている。回
転軸70の一端は、第1の腕要素1の底面に設けられた
開口を通って、第1の腕要素1内に導入されている。回
転軸70の端部に、プーリ2が取り付けられている。プ
ーリ2と、図4に示した回転軸6との間に、ベルト4が
架け渡されている。
入されている。回転軸70は、ベアリング65及び66
により、回転可能に支持されている。回転軸61と回転
軸70との間に、気密シール91が配置されている。回
転軸70の一端は、第1の腕要素1の底面に設けられた
開口を通って、第1の腕要素1内に導入されている。回
転軸70の端部に、プーリ2が取り付けられている。プ
ーリ2と、図4に示した回転軸6との間に、ベルト4が
架け渡されている。
【0041】回転軸70の他端は、回転軸61の外側ま
で導出され、端部にプーリ79が取り付けられている。
回転軸61の先端に電磁クラッチ68が取り付けられて
いる。電磁クラッチ68を解放状態すると、回転軸70
が回転軸61に対して回転することができる。電磁クラ
ッチ68を拘束状態にすると、回転軸70が回転軸61
に固定される。
で導出され、端部にプーリ79が取り付けられている。
回転軸61の先端に電磁クラッチ68が取り付けられて
いる。電磁クラッチ68を解放状態すると、回転軸70
が回転軸61に対して回転することができる。電磁クラ
ッチ68を拘束状態にすると、回転軸70が回転軸61
に固定される。
【0042】プーリ67に、回転軸61の径方向に突出
した突出部67aが設けられている。突出部67aに、
支軸67bが取り付けられている。支軸67bは、回転
軸61の中心軸と平行な方向に延在する。支軸67b
に、プーリ78及び81が回転可能に取り付けられてい
る。2つのプーリ78及び81は、相互に固定されてい
る。プーリ79とプーリ78との間に、ベルト80が架
け渡されている。プーリ79の回転角度に対するプーリ
78の回転角度の比は1/1である。支軸67bの先端
に取り付けられたエンコーダ90が、プーリ81の回転
角を検出する。
した突出部67aが設けられている。突出部67aに、
支軸67bが取り付けられている。支軸67bは、回転
軸61の中心軸と平行な方向に延在する。支軸67b
に、プーリ78及び81が回転可能に取り付けられてい
る。2つのプーリ78及び81は、相互に固定されてい
る。プーリ79とプーリ78との間に、ベルト80が架
け渡されている。プーリ79の回転角度に対するプーリ
78の回転角度の比は1/1である。支軸67bの先端
に取り付けられたエンコーダ90が、プーリ81の回転
角を検出する。
【0043】回転軸84に、プーリ82が固定されてい
る。プーリ82とプーリ81との間に、ベルト83が架
け渡されている。プーリ82の回転角度に対するプーリ
81の回転角度の比は2/1である(プーリ82の回転
角度:プーリ81の回転角度=1:2)。回転軸84
は、電磁クラッチ85を拘束状態にすることにより、固
定状態になり、支持部材60に対して回転不可能にな
る。また、電磁クラッチ85を解放状態にすると、回転
軸84は回転可能状態になる。
る。プーリ82とプーリ81との間に、ベルト83が架
け渡されている。プーリ82の回転角度に対するプーリ
81の回転角度の比は2/1である(プーリ82の回転
角度:プーリ81の回転角度=1:2)。回転軸84
は、電磁クラッチ85を拘束状態にすることにより、固
定状態になり、支持部材60に対して回転不可能にな
る。また、電磁クラッチ85を解放状態にすると、回転
軸84は回転可能状態になる。
【0044】伸縮アームを回転させるときは、電磁クラ
ッチ68を拘束状態にし、電磁クラッチ85を解放状態
にする。この状態でモータ76を動作させると、回転軸
61と回転軸70とが、同一角度だけ回転する。これに
より、伸縮アームが、その形状を変化させることなく、
回転軸61の中心軸を回転中心として回転する。
ッチ68を拘束状態にし、電磁クラッチ85を解放状態
にする。この状態でモータ76を動作させると、回転軸
61と回転軸70とが、同一角度だけ回転する。これに
より、伸縮アームが、その形状を変化させることなく、
回転軸61の中心軸を回転中心として回転する。
【0045】伸縮アームを伸縮させるときは、電磁クラ
ッチ68を解放状態にし、電磁クラッチ85を拘束状態
にする。この状態でモータ76を動作させると、外側の
回転軸61が回転する。例えば回転軸61が時計周りに
角度θだけ回転したとする。この回転により、突出部6
7a、プーリ78及び81が、回転軸61の中心軸を回
転中心として、時計回りに角度θだけ公転する。
ッチ68を解放状態にし、電磁クラッチ85を拘束状態
にする。この状態でモータ76を動作させると、外側の
回転軸61が回転する。例えば回転軸61が時計周りに
角度θだけ回転したとする。この回転により、突出部6
7a、プーリ78及び81が、回転軸61の中心軸を回
転中心として、時計回りに角度θだけ公転する。
【0046】プーリ82が回転しないため、プーリ81
が反時計回りに角度2θだけ自転する。プーリ78がプ
ーリ81に固定されているため、プーリ78も反時計回
りに角度2θだけ自転する。これにより、プーリ79、
内側の回転軸70、及びプーリ2が、反時計回りに角度
2θだけ自転する。
が反時計回りに角度2θだけ自転する。プーリ78がプ
ーリ81に固定されているため、プーリ78も反時計回
りに角度2θだけ自転する。これにより、プーリ79、
内側の回転軸70、及びプーリ2が、反時計回りに角度
2θだけ自転する。
【0047】この動作を、図1を参照して説明する。プ
ーリ2と回転軸6との回転角度の比は1/1である。支
軸3の回転角度に対する回転軸11の回転角度の比は、
1/2である。第1の腕要素1と第2の腕要素5とは、
等しい長さを有する。
ーリ2と回転軸6との回転角度の比は1/1である。支
軸3の回転角度に対する回転軸11の回転角度の比は、
1/2である。第1の腕要素1と第2の腕要素5とは、
等しい長さを有する。
【0048】外側の回転軸61が時計回りに角度θだけ
回転すると、第1の腕要素1が時計回りに角度θだけ回
転する。このとき、プーリ2が反時計回りに角度2θだ
け自転するため、回転軸6も反時計回りに角度2θだけ
自転する。これにより、第2の腕要素5が第1の腕要素
1に対して反時計回りに角度2θだけ回転する。このた
め、第1の腕要素1の基部(プーリ2の中心点)と第2
の腕要素5の先端(回転軸11の中心点)とを結ぶ仮想
直線の向きは変化せず、両者の間隔のみが変動する。
回転すると、第1の腕要素1が時計回りに角度θだけ回
転する。このとき、プーリ2が反時計回りに角度2θだ
け自転するため、回転軸6も反時計回りに角度2θだけ
自転する。これにより、第2の腕要素5が第1の腕要素
1に対して反時計回りに角度2θだけ回転する。このた
め、第1の腕要素1の基部(プーリ2の中心点)と第2
の腕要素5の先端(回転軸11の中心点)とを結ぶ仮想
直線の向きは変化せず、両者の間隔のみが変動する。
【0049】プーリ2と回転軸6との回転角度の比を1
/1にできるため、回転軸6の径を比較的大きくするこ
とができる。このため、第2の腕要素5を支持する機械
的強度を高め、さらに、回転軸6に挿入される支軸3内
を空洞にし、この空洞内に棒状部材45を配置すること
ができる。
/1にできるため、回転軸6の径を比較的大きくするこ
とができる。このため、第2の腕要素5を支持する機械
的強度を高め、さらに、回転軸6に挿入される支軸3内
を空洞にし、この空洞内に棒状部材45を配置すること
ができる。
【0050】第2の腕要素5が第1の腕要素1に対して
反時計回りに角度2θだけ回転するため、回転軸11
は、支軸3を中心として反時計周りに角度2θだけ公転
する。このとき、回転軸11は、時計回りに角度θだけ
自転する。これに伴い、ウエハ保持台10は、回転軸1
1を中心として時計回りに角度θだけ回転する。このた
め、ウエハ保持台10は、第1の腕要素1の回転中心
(プーリ2の中心)と、第2の腕要素5の先端(回転軸
11の中心)とを結ぶ仮想直線に平行な方向に並進移動
する。このように、ウエハ保持台10の向きを変えるこ
となく、伸縮アームを伸縮させることができる。
反時計回りに角度2θだけ回転するため、回転軸11
は、支軸3を中心として反時計周りに角度2θだけ公転
する。このとき、回転軸11は、時計回りに角度θだけ
自転する。これに伴い、ウエハ保持台10は、回転軸1
1を中心として時計回りに角度θだけ回転する。このた
め、ウエハ保持台10は、第1の腕要素1の回転中心
(プーリ2の中心)と、第2の腕要素5の先端(回転軸
11の中心)とを結ぶ仮想直線に平行な方向に並進移動
する。このように、ウエハ保持台10の向きを変えるこ
となく、伸縮アームを伸縮させることができる。
【0051】上記第1の実施例では、プーリ82の回転
角度に対するプーリ81の回転角度の比を2/1とする
ことにより、図1に示した第2の腕要素5の回転角度
を、第1の腕要素1の回転角度の2倍にしたが、プーリ
の組の回転角度の比を調節することにより、最終的に回
転軸61の回転角度に対する回転軸6の回転角度の比が
2/1になるようにしてもよい。
角度に対するプーリ81の回転角度の比を2/1とする
ことにより、図1に示した第2の腕要素5の回転角度
を、第1の腕要素1の回転角度の2倍にしたが、プーリ
の組の回転角度の比を調節することにより、最終的に回
転軸61の回転角度に対する回転軸6の回転角度の比が
2/1になるようにしてもよい。
【0052】上記第1の実施例では、プーリとベルトと
の組み合わせにより、図5に示した1つのモータ76の
みで、外側の回転軸61を角度θだけ回転させ、内側の
回転軸70をその反対方向に角度2θだけ回転させるこ
とができる。
の組み合わせにより、図5に示した1つのモータ76の
みで、外側の回転軸61を角度θだけ回転させ、内側の
回転軸70をその反対方向に角度2θだけ回転させるこ
とができる。
【0053】上記第1の実施例において、プーリ2の回
転角度に対する回転軸6の回転角度の比を2/1にすれ
ば、図5のプーリ78、79、81及び82を省略し、
電磁クラッチ85が内側の回転軸70の回転を直接拘束
するような構成とすることができる。この構成では、回
転軸6を比較的細くする必要があるが、回転駆動部の構
造を簡単にすることができる。
転角度に対する回転軸6の回転角度の比を2/1にすれ
ば、図5のプーリ78、79、81及び82を省略し、
電磁クラッチ85が内側の回転軸70の回転を直接拘束
するような構成とすることができる。この構成では、回
転軸6を比較的細くする必要があるが、回転駆動部の構
造を簡単にすることができる。
【0054】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施例によるクランプ機構について説明する。上記第1の
実施例では、図2に示したように、一対のクランプレバ
ー21の各々が直接駆動されるが、第2の実施例では、
1本のクランプレバーを駆動し、そのクランプレバーの
動作に基づいて他方のクランプレバーが駆動される。
施例によるクランプ機構について説明する。上記第1の
実施例では、図2に示したように、一対のクランプレバ
ー21の各々が直接駆動されるが、第2の実施例では、
1本のクランプレバーを駆動し、そのクランプレバーの
動作に基づいて他方のクランプレバーが駆動される。
【0055】図6に、第2の実施例によるクランプ機構
の底面図を示す。主クランプレバー21Aが、保持台1
0に、支点22Aを中心として揺動可能に取り付けられ
ている。主クランプレバー21Aの力点が、回転軸11
の脇に配置されている。主クランプレバー21Aの力点
の構造は、図2に示したクランプレバー21のものと同
一である。
の底面図を示す。主クランプレバー21Aが、保持台1
0に、支点22Aを中心として揺動可能に取り付けられ
ている。主クランプレバー21Aの力点が、回転軸11
の脇に配置されている。主クランプレバー21Aの力点
の構造は、図2に示したクランプレバー21のものと同
一である。
【0056】従クランプレバー21Bが、保持台10
に、支点22Bを中心として揺動可能に取り付けられて
いる。従クランプレバー21Bの力点にローラ110が
取り付けられている。主クランプレバー21Aから分岐
した腕21AAが、ローラ110に接触している。ロー
ラ110が、主クランプレバー21Aの腕21AAに常
に接触するように、ばね23Aが従クランプレバー21
Bに作用している。
に、支点22Bを中心として揺動可能に取り付けられて
いる。従クランプレバー21Bの力点にローラ110が
取り付けられている。主クランプレバー21Aから分岐
した腕21AAが、ローラ110に接触している。ロー
ラ110が、主クランプレバー21Aの腕21AAに常
に接触するように、ばね23Aが従クランプレバー21
Bに作用している。
【0057】主クランプレバー21A及び従クランプレ
バー21Bの作用点に、それぞれローラ20A及び20
Bが取り付けられている。作用点の構造は、図2に示し
たクランプレバー21のものと同一である。
バー21Bの作用点に、それぞれローラ20A及び20
Bが取り付けられている。作用点の構造は、図2に示し
たクランプレバー21のものと同一である。
【0058】主クランプレバー21Aの力点を、回転軸
11から遠ざけると、腕21AAがローラ110を押
し、主クランプレバー21Aと従クランプレバー21B
とが開く。主クランプレバー21Aの力点に加わる力を
解放すると、ばね23Aの弾性力により、ローラ110
が腕21AAを押し戻す。これにより、主クランプレバ
ー21Aと従クランプレバー21Bとが閉じる。このと
き、主クランプレバー21Aが、保持台10に取り付け
られたローラストッパ111に接触した時点で、その閉
じる向きの動きが停止する。
11から遠ざけると、腕21AAがローラ110を押
し、主クランプレバー21Aと従クランプレバー21B
とが開く。主クランプレバー21Aの力点に加わる力を
解放すると、ばね23Aの弾性力により、ローラ110
が腕21AAを押し戻す。これにより、主クランプレバ
ー21Aと従クランプレバー21Bとが閉じる。このと
き、主クランプレバー21Aが、保持台10に取り付け
られたローラストッパ111に接触した時点で、その閉
じる向きの動きが停止する。
【0059】第2の実施例のように、主クランプレバー
21Aの揺動に従属して、従クランプレバー21Bが揺
動するような構成とすることも可能である。
21Aの揺動に従属して、従クランプレバー21Bが揺
動するような構成とすることも可能である。
【0060】次に、図7を参照して、本発明の第3の実
施例によるクランプ駆動力伝達機構について説明する。
施例によるクランプ駆動力伝達機構について説明する。
【0061】図7は、第3の実施例によるクランプ駆動
力伝達機構の断面図を示す。このクランプ駆動力伝達機
構は、第1の実施例の図1に示した第2の腕要素5と保
持台10との連結部に相当する。
力伝達機構の断面図を示す。このクランプ駆動力伝達機
構は、第1の実施例の図1に示した第2の腕要素5と保
持台10との連結部に相当する。
【0062】図7(A)は、第1の実施例の図3に示し
た断面図に対応する。図7(A)の構成部分のうち、図
3に示した構造部分と同一の部分には、図3の参照符号
と同一の符号が付されている。
た断面図に対応する。図7(A)の構成部分のうち、図
3に示した構造部分と同一の部分には、図3の参照符号
と同一の符号が付されている。
【0063】保持台10の底面に、中空の回転軸11A
が固定されている。回転軸11Aは、第2の腕要素5の
上面に設けられた開口を貫通して、第2の腕要素5の内
部まで挿入されている。第2の腕要素5の内側の底面に
固定された中空の支軸8Aが、回転軸11Aの内部に挿
入されている。支軸8Aは、ボールベアリング35A及
び36Aを介して、回転軸11Aを回転可能に支持して
いる。
が固定されている。回転軸11Aは、第2の腕要素5の
上面に設けられた開口を貫通して、第2の腕要素5の内
部まで挿入されている。第2の腕要素5の内側の底面に
固定された中空の支軸8Aが、回転軸11Aの内部に挿
入されている。支軸8Aは、ボールベアリング35A及
び36Aを介して、回転軸11Aを回転可能に支持して
いる。
【0064】棒状部材121が、支軸8A内に挿入され
ている。スラストベアリング122が、棒状部材121
を、回転軸11Aの中心軸に平行な方向に移動可能に支
持し、径方向の移動を拘束している。棒状部材121
は、その上端に、回転軸11Aの中心軸を回転中心とし
た円錐面121aからなる外周面を画定している。円錐
面121aは、回転軸11Aの中心軸方向に関して、ク
ランプレバー21の力点と重なる位置に配置されてい
る。クランプレバー21の力点にプーリ25Aが取り付
けられている。図7において、円錐面121aは、下方
に向かって開いている。
ている。スラストベアリング122が、棒状部材121
を、回転軸11Aの中心軸に平行な方向に移動可能に支
持し、径方向の移動を拘束している。棒状部材121
は、その上端に、回転軸11Aの中心軸を回転中心とし
た円錐面121aからなる外周面を画定している。円錐
面121aは、回転軸11Aの中心軸方向に関して、ク
ランプレバー21の力点と重なる位置に配置されてい
る。クランプレバー21の力点にプーリ25Aが取り付
けられている。図7において、円錐面121aは、下方
に向かって開いている。
【0065】図7(B)に、図7(A)の一点鎖線B7
−B7における断面図を示す。図7(B)は、第1の実
施例の図2に示した回転軸11の近傍部分に対応する。
回転軸11Aに、径方向に貫通する孔125が形成され
ている。クランプレバー21の各々の力点側の先端が折
れ曲がり、貫通孔125内に挿入されている。折れ曲が
った部分の先端にローラ25Aが取り付けられている。
−B7における断面図を示す。図7(B)は、第1の実
施例の図2に示した回転軸11の近傍部分に対応する。
回転軸11Aに、径方向に貫通する孔125が形成され
ている。クランプレバー21の各々の力点側の先端が折
れ曲がり、貫通孔125内に挿入されている。折れ曲が
った部分の先端にローラ25Aが取り付けられている。
【0066】図7(A)に戻って説明を続ける。支軸8
Aの側壁の下端に貫通孔123が形成されている。レバ
ー31の作用点側の先端が、貫通孔123内を通って支
軸8Aの中心軸上まで達している。レバー31の先端に
転がりベアリング120が取り付けられている。転がり
ベアリング120は、棒状部材121の下端に接触して
いる。
Aの側壁の下端に貫通孔123が形成されている。レバ
ー31の作用点側の先端が、貫通孔123内を通って支
軸8Aの中心軸上まで達している。レバー31の先端に
転がりベアリング120が取り付けられている。転がり
ベアリング120は、棒状部材121の下端に接触して
いる。
【0067】レバー31が揺動すると、棒状部材121
が、回転軸11Aの中心軸方向に移動する。レバー31
の作用点は、レバー31の支点を中心とした円周に沿っ
て移動する。転がりベアリング120は、レバー31の
作用点の円周軌道と、棒状部材121の直線軌道とのず
れを補償する。
が、回転軸11Aの中心軸方向に移動する。レバー31
の作用点は、レバー31の支点を中心とした円周に沿っ
て移動する。転がりベアリング120は、レバー31の
作用点の円周軌道と、棒状部材121の直線軌道とのず
れを補償する。
【0068】棒状部材121が、図7の上方に移動する
と、円錐面121aがローラ25Aに接触して、クラン
プレバー21の力点を、回転軸11Aの中心から遠ざけ
る。これにより、図2に示したクランプレバー21が開
く。棒状部材121を下方に移動させると、図2に示し
たばね23の弾性力によりクランプレバー21が閉じ
る。このように、円錐面121aを、回転軸11Aの中
心軸に沿って移動させることにより、クランプレバー2
1の開閉を行うことなうことができる。
と、円錐面121aがローラ25Aに接触して、クラン
プレバー21の力点を、回転軸11Aの中心から遠ざけ
る。これにより、図2に示したクランプレバー21が開
く。棒状部材121を下方に移動させると、図2に示し
たばね23の弾性力によりクランプレバー21が閉じ
る。このように、円錐面121aを、回転軸11Aの中
心軸に沿って移動させることにより、クランプレバー2
1の開閉を行うことなうことができる。
【0069】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アームの基部に動力源を配置し、アームの先端に設けら
れたクランプレバーを開閉させることができる。これに
より、脱ガスが少なく、かつ信頼性の高いクランプ装置
が得られる。
アームの基部に動力源を配置し、アームの先端に設けら
れたクランプレバーを開閉させることができる。これに
より、脱ガスが少なく、かつ信頼性の高いクランプ装置
が得られる。
【図1】 本発明の実施例による伸縮アームの概略平面
図である。
図である。
【図2】 本発明の実施例による伸縮アームのウエハ保
持台の底面図である。
持台の底面図である。
【図3】 本発明の実施例による伸縮アームのクランプ
レバー開閉機構の断面図である。
レバー開閉機構の断面図である。
【図4】 本発明の実施例による伸縮アームの断面図で
ある。
ある。
【図5】 本発明の実施例による伸縮アームの回転伸縮
駆動部の概略図である。
駆動部の概略図である。
【図6】 本発明の第2の実施例によるクランプ機構の
底面図である。
底面図である。
【図7】 本発明の第3の実施例によるクランプ駆動力
伝達機構の断面図である。
伝達機構の断面図である。
1 第1の腕要素
2、6、11、61、70、84 回転軸
3、8、67b 支軸
4、7、77、80、83 ベルト
5 第2の腕要素
10 ウエハ保持台
12 サポートピン
13 ガイドピン
15、67、75、78、79、81、82 プーリ
20、25、28、52、110 ローラ
21 クランプレバー
22、27、32、44 支点
23、34 ばね
26、31、43 レバー
30 環状部材
35、36、40、41、63、64、65、66 ベ
アリング 37 ストッパ 38、46、120 転がりベアリング 45、121 棒状部材 47、122 スラストベアリング 50 エアシリンダ 51 ピストン 53 真空ベローズ 60 支持部材 67a 突出部 68、85 電磁クラッチ 69、123、125 孔 76 モータ 90 エンコーダ 91、92 気密シール 100 ウエハ 111 ローラストッパ
アリング 37 ストッパ 38、46、120 転がりベアリング 45、121 棒状部材 47、122 スラストベアリング 50 エアシリンダ 51 ピストン 53 真空ベローズ 60 支持部材 67a 突出部 68、85 電磁クラッチ 69、123、125 孔 76 モータ 90 エンコーダ 91、92 気密シール 100 ウエハ 111 ローラストッパ
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3C007 AS01 AS24 AS25 BS15 CV07
CW07 DS01 ES03 ES17 ET02
EU07 EU13 EV01 EV23 EW16
NS09 NS13
5F031 CA02 FA01 GA07 GA10 GA14
GA15 GA45 GA51 GA53 LA13
LA15
Claims (11)
- 【請求項1】 第1の回転軸が固定された保持台と、 前記保持台を、前記第1の回転軸を中心として回転可能
に支持するアームと、 前記保持台に、支点を中心として遥動可能に支持された
第1のクランプレバーであって、該第1のクランプレバ
ーの力点が、前記第1の回転軸の脇に配置され、該第1
のクランプレバーの力点を、該第1の回転軸から遠ざ
け、または該第1の回転軸に近づけることによって、該
第1のクランプレバーの作用点を移動させて対象物を保
持する第1のクランプレバーと、 前記第1の回転軸の中心軸を回転中心とし、該第1の回
転軸の中心軸方向に関して径が変化する回転面の少なく
とも一部を画定し、該回転面が該第1の回転軸の中心軸
方向に移動することによって前記第1のクランプレバー
の力点が該第1の回転軸から遠ざかり、または該第1の
回転軸に近づくように構成された第1の部材と、 前記第1の部材を、前記第1の回転軸の中心軸方向に移
動させる移動機構とを有するクランプ装置。 - 【請求項2】 さらに、前記保持台に、支点を中心とし
て遥動可能に支持された第2のクランプレバーを有し、
該第2のクランプレバーの力点が、前記第1の回転軸に
関して前記第1のクランプレバーの力点とは反対側に配
置され、前記第1の部材の回転面が該第1の回転軸の中
心軸方向に移動すると、該第2のクランプレバーの力点
が前記第1のクランプレバーの力点と対称的な動きを
し、該第2のクランプレバーの作用点が、前記第1のク
ランプレバーの作用点と協同して対象物を保持する請求
項1に記載のクランプ装置。 - 【請求項3】 さらに、前記保持台に、支点を中心とし
て遥動可能に支持された第3のクランプレバーを有し、
該第3のクランプレバーの力点が前記第1のクランプレ
バーから作用を受けて、支点を中心として揺動し、該第
3のクランプレバーの作用点が前記第1のクランプレバ
ーの作用点と協同して対象物を保持する請求項1に記載
のクランプ装置。 - 【請求項4】 前記第1の部材の回転面が、前記第1の
回転軸の中心軸方向に関して、前記第1のクランプレバ
ーの力点と重ならない位置に配置され、 さらに、前記第1の回転軸の脇に、前記第1のクランプ
レバーの力点から前記第1の部材の回転面に亘って配置
された第1のレバーを有し、該第1のレバーは、前記第
1の回転軸に支点を中心として遥動可能に支持され、該
第1のレバーの力点が前記第1の部材の回転面から作用
を受けて揺動すると、該第1のレバーの作用点が前記第
1のクランプレバーの力点に作用して、該第1のクラン
プレバーを揺動させる請求項1〜3のいずれかに記載の
クランプ装置。 - 【請求項5】 前記アームが、 支持部材に回転可能に支持され、内部に空洞を画定する
第1の腕要素と、 前記第1の腕要素に回転可能に連結され、前記保持台を
回転可能に支持し、内部に空洞が画定された第2の腕要
素とを含み、 前記移動機構は、 前記第1の腕要素の空洞内から、該第1の腕要素と該第
2の腕要素との連結部を経由して、該第2の腕要素の空
洞内に亘って配置され、前記第2の腕要素内の端部に前
記第1の部材が取り付けられ、前記第1の腕要素内の端
部が移動することによって、該第1の部材を前記第1の
回転軸の中心軸方向に移動させる動力伝達機構と、 前記動力伝達機構の、前記第1の腕要素内の端部を移動
させるアクチュエータとを有する請求項4に記載のクラ
ンプ装置。 - 【請求項6】 前記動力伝達機構は、 前記第1の腕要素の空洞内に配置され、一方の端部が、
前記第1の腕要素と第2の腕要素との連結部の回転中心
軸上に位置している第1の可動部材と、 前記第2の腕要素の空洞内に配置され、一方の端部が、
前記第1の腕要素と第2の腕要素との連結部の回転中心
軸上に位置している第2の可動部材と、 前記連結部において、前記第1の可動部材の端部と、前
記第2の可動部材の端部との、該連結部の回転中心軸方
向の間隔を拘束する棒状部材とを有する請求項5に記載
のクランプ装置。 - 【請求項7】 前記第1の部材の回転面が、前記第1の
回転軸の中心軸方向に関して、前記第1のクランプレバ
ーの力点と重なる位置に配置され、 さらに、前記第1の部材を、前記第1の回転軸の中心軸
と平行な方向に移動可能に支持し、半径方向の移動を拘
束する軸受けを有する請求項1〜3のいずれかに記載の
クランプ装置。 - 【請求項8】 前記アームが、 支持部材に回転可能に支持され、内部に空洞を画定する
第1の腕要素と、 前記第1の腕要素に回転可能に連結され、前記保持台を
回転可能に支持し、内部に空洞が画定された第2の腕要
素とを含み、 前記移動機構は、 前記第1の腕要素の空洞内から、該第1の腕要素と該第
2の腕要素との連結部を経由して、該第2の腕要素の空
洞内に亘って配置され、前記第2の腕要素内の端部が前
記第1の部材に作用し、前記第1の腕要素内の端部が移
動することによって、該第1の部材を移動させる動力伝
達機構と、 前記動力伝達機構の、前記第1の腕要素内の端部を移動
させるアクチュエータとを有する請求項7に記載のクラ
ンプ装置。 - 【請求項9】 前記動力伝達機構は、 前記第1の腕要素の空洞内に配置され、一方の端部が、
前記第1の腕要素と第2の腕要素との連結部の回転中心
軸上に位置している第1の可動部材と、 前記第2の腕要素の空洞内に配置され、一方の端部が、
前記第1の腕要素と第2の腕要素との連結部の回転中心
軸上に位置している第2の可動部材と、 前記連結部において、前記第1の可動部材の端部と、前
記第2の可動部材の端部との、該連結部の回転中心軸方
向の間隔を拘束する棒状部材とを有する請求項8に記載
のクランプ装置。 - 【請求項10】 固定部材と、 第1の端部に筒状の第1の回転軸が固定された第1の腕
要素と、 前記第1の回転軸を、回転可能に支持する第1の回転支
持部材と、 前記第1の回転軸の内部空洞に、該第1の回転軸と同軸
に配置された第2の回転軸と、 前記第2の回転軸を回転可能に支持する第2の回転支持
部材と、 前記第2の回転軸が前記第1の回転軸に相対的に固定さ
れて回転する固定状態と、前記第2の回転軸が前記第1
の回転軸に対して相対的に回転可能な解放状態とを切り
替えることができる第1のクラッチと、 前記第1のクラッチを解放状態にして、前記第1の回転
軸を第1の回転方向に第1の角度だけ自転させると、前
記第2の回転軸が該第1の回転方向とは反対の第2の回
転方向に第2の角度だけ自転するように、前記第1及び
第2の回転軸の回転を拘束する回転拘束機構と、 一方の端部に第3の回転軸が固定され、該第3の回転軸
が、前記第1の腕要素の、前記第1の端部とは反対の第
2の端部に回転可能に取り付けられた第2の腕要素と、 前記第2の回転軸が前記第2の回転方向に第2の角度だ
け自転すると、前記第3の回転軸が該第2の回転方向と
同一の回転方向に前記第1の角度の2倍の角度だけ自転
するように、前記第2の回転軸と第3の回転軸との回転
角度を拘束する第1の回転運動伝達機構とを有する伸縮
アーム。 - 【請求項11】 前記第1の腕要素が、前記第3の回転
軸と同軸に配置され、前記第1の腕要素に固定された支
軸を有し、 さらに、前記伸縮アームは、 前記第2の腕要素の先端に回転可能に支持された第4の
回転軸を有する保持台と、 前記支軸の回転角度に対する前記第4の回転軸の回転角
度の比が1/2になるように、前記支軸と前記第4の回
転軸との回転角度を拘束する第2の回転運動伝達機構と
を有する請求項10に記載の伸縮アーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001317126A JP2003124300A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | クランプ装置及び伸縮アーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001317126A JP2003124300A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | クランプ装置及び伸縮アーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003124300A true JP2003124300A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19135047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001317126A Withdrawn JP2003124300A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | クランプ装置及び伸縮アーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003124300A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052897A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ワーク搬送装置及びワーク搬送方法 |
JP2010062445A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Tokyo Electron Ltd | 縦型熱処理装置 |
CN102152297A (zh) * | 2011-03-16 | 2011-08-17 | 哈尔滨工业大学 | 一种串联型r轴扩展机械臂 |
JP2011166107A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-08-25 | Tokyo Electron Ltd | 保持体機構、ロードロック装置、処理装置及び搬送機構 |
JP2013030787A (ja) * | 2005-04-22 | 2013-02-07 | Applied Materials Inc | デカルトロボットクラスタツール構築 |
CN103426970A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-12-04 | 中国电子科技集团公司第四十八研究所 | 一种太阳能电池片自动调心定位机构 |
-
2001
- 2001-10-15 JP JP2001317126A patent/JP2003124300A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |