JPH0143492Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143492Y2 JPH0143492Y2 JP1983201042U JP20104283U JPH0143492Y2 JP H0143492 Y2 JPH0143492 Y2 JP H0143492Y2 JP 1983201042 U JP1983201042 U JP 1983201042U JP 20104283 U JP20104283 U JP 20104283U JP H0143492 Y2 JPH0143492 Y2 JP H0143492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic material
- core metal
- cylinder head
- rubber
- rod hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は内燃機関用シリンダヘツドガスケツ
トのプツシユロツド孔をシールするシール部材に
関するものである。
トのプツシユロツド孔をシールするシール部材に
関するものである。
従来の技術
従来の内燃機関用シリンダヘツドガスケツトの
プツシユロツド孔のシール部材は、天然ラバー、
合成ラバー、若しくは合成樹脂等の弾性材のみで
形成されているので、シリンダヘツドとブロツク
との間に装着し、締結したとき良好な弾性と柔軟
性を備えているので、なじみ性に富むものの剛性
が低いので締め過ぎ、片締め異常圧がかかり適正
な面圧を得ることができない。また高温による熱
膨張により径方向に変形し易くシールループ隆起
部を破壊し流体洩れの欠点がある。
プツシユロツド孔のシール部材は、天然ラバー、
合成ラバー、若しくは合成樹脂等の弾性材のみで
形成されているので、シリンダヘツドとブロツク
との間に装着し、締結したとき良好な弾性と柔軟
性を備えているので、なじみ性に富むものの剛性
が低いので締め過ぎ、片締め異常圧がかかり適正
な面圧を得ることができない。また高温による熱
膨張により径方向に変形し易くシールループ隆起
部を破壊し流体洩れの欠点がある。
この問題を解決するために第12図に示す如く
シリンダヘツドガスケツト本体Aのプツシユロツ
ド孔に装着されるシール部材Bを形成するに当
り、弾性材Cにて芯金Dを被覆し、また弾性材C
に設けた隆起部(シールループ)C1の内部まで
芯金Dを延設し、芯金の周端縁部D1を内在させ
た構造に形成している。
シリンダヘツドガスケツト本体Aのプツシユロツ
ド孔に装着されるシール部材Bを形成するに当
り、弾性材Cにて芯金Dを被覆し、また弾性材C
に設けた隆起部(シールループ)C1の内部まで
芯金Dを延設し、芯金の周端縁部D1を内在させ
た構造に形成している。
考案が解決そようとする課題
この芯金Dを用いたシール部材Bは、剛性を高
めることはできるもののシリンダヘツドとブロツ
クに装着し、締め付けの際、芯金Dを被覆した弾
性材Cの隆起部C1の内部に芯金D1が介在するた
め過剰に締付けると弾性材の圧縮による自由変形
が芯金で拘束され、即ち、該締付圧の逃げ場がな
いため、隆起部C1において過圧縮となり、また
芯金Dを被覆している弾性材Cと芯金の熱による
膨張率の違いから弾性材Cと芯金Dとの界面Eで
の破壊が起る問題がある。
めることはできるもののシリンダヘツドとブロツ
クに装着し、締め付けの際、芯金Dを被覆した弾
性材Cの隆起部C1の内部に芯金D1が介在するた
め過剰に締付けると弾性材の圧縮による自由変形
が芯金で拘束され、即ち、該締付圧の逃げ場がな
いため、隆起部C1において過圧縮となり、また
芯金Dを被覆している弾性材Cと芯金の熱による
膨張率の違いから弾性材Cと芯金Dとの界面Eで
の破壊が起る問題がある。
課題を解決するための手段
この考案はこれらの課題を解決するために、シ
リンダヘツドガスケツトのプツシユロツド孔に嵌
合する芯金をラバー、合成樹脂等の弾性材で被覆
するとともに、該芯金の外周若しくは内周の全周
端縁と重合せず若しくは外周端縁の一部を内在支
持し、他の周端縁とは重合しない隆起部を形成し
た内燃機関用シリンダヘツドガスケツトのプツシ
ユロツド孔シール部材に構成したことである。
リンダヘツドガスケツトのプツシユロツド孔に嵌
合する芯金をラバー、合成樹脂等の弾性材で被覆
するとともに、該芯金の外周若しくは内周の全周
端縁と重合せず若しくは外周端縁の一部を内在支
持し、他の周端縁とは重合しない隆起部を形成し
た内燃機関用シリンダヘツドガスケツトのプツシ
ユロツド孔シール部材に構成したことである。
実施例
この考案の一実施例を図面により説明する。第
1図に於て、1はシリンダヘツドガスケツトシー
ト本体であり、2は燃焼室孔、3はブツシユロツ
ド孔、4は冷却水孔、5はボルト孔である。上記
構成よりなるシリンダヘツドガスケツトシート1
のブツシユロツド孔3に取り付ける流体シール部
材6の形成に当り、第2図及び第3図に示す如
く、プツシユロツド孔3に嵌合する芯金7をラバ
ー又は合成樹脂の弾性材8で薄膜状に被覆8bす
るとともに芯金7の外周の全周端縁7aに重合し
ないように面接状に隆起部8aを設けたことであ
る。
1図に於て、1はシリンダヘツドガスケツトシー
ト本体であり、2は燃焼室孔、3はブツシユロツ
ド孔、4は冷却水孔、5はボルト孔である。上記
構成よりなるシリンダヘツドガスケツトシート1
のブツシユロツド孔3に取り付ける流体シール部
材6の形成に当り、第2図及び第3図に示す如
く、プツシユロツド孔3に嵌合する芯金7をラバ
ー又は合成樹脂の弾性材8で薄膜状に被覆8bす
るとともに芯金7の外周の全周端縁7aに重合し
ないように面接状に隆起部8aを設けたことであ
る。
第4図は第2の実施例でプツシユロツド孔3に
嵌合する芯金7は適宜個所に凸片7bが形成され
ていて、該芯金7をラバー或は合成樹脂の弾性材
8にて薄膜状に被覆8bすると共に芯金7の周端
縁7aに、ラバー又は合成樹脂の弾性材よりなる
隆起部8aを重ならないように面接するように設
けるのであるが、芯金7に凸片7bを設けたの
で、該凸片7bは第6図に示すように隆起部8a
内に重合即ち介在支持されまた、それ以外の芯金
7の周端縁7aは第5図に示す様に隆起部8aと
重ならない当接した様な状態に形成されている。
嵌合する芯金7は適宜個所に凸片7bが形成され
ていて、該芯金7をラバー或は合成樹脂の弾性材
8にて薄膜状に被覆8bすると共に芯金7の周端
縁7aに、ラバー又は合成樹脂の弾性材よりなる
隆起部8aを重ならないように面接するように設
けるのであるが、芯金7に凸片7bを設けたの
で、該凸片7bは第6図に示すように隆起部8a
内に重合即ち介在支持されまた、それ以外の芯金
7の周端縁7aは第5図に示す様に隆起部8aと
重ならない当接した様な状態に形成されている。
第7図および第8図は第3の実施例で、芯金7
をラバー又は合成樹脂の弾性材で薄膜状に被覆8
bするとともに芯金7の内周端縁7aに重ならな
いよう面接状に隆起部8aを設けた流体シール部
材6に形成する。
をラバー又は合成樹脂の弾性材で薄膜状に被覆8
bするとともに芯金7の内周端縁7aに重ならな
いよう面接状に隆起部8aを設けた流体シール部
材6に形成する。
第9図乃至第11図は第4の実施例で芯金7は
適宜個所に凸片7bが形成されていて該芯金7を
ラバーあるいは合成樹脂の弾性材8で薄膜状に被
覆8bするとともに芯金7の内周端縁7aに該弾
性材8の隆起部8aを設け、該隆起部8a内に部
分的に前記凸片7bを内在支持させ、また凸片7
b以外の芯金7の内周端7aは第10図の様に重
ならないよう当接した状態に形成した流体シール
部材6としたものである。
適宜個所に凸片7bが形成されていて該芯金7を
ラバーあるいは合成樹脂の弾性材8で薄膜状に被
覆8bするとともに芯金7の内周端縁7aに該弾
性材8の隆起部8aを設け、該隆起部8a内に部
分的に前記凸片7bを内在支持させ、また凸片7
b以外の芯金7の内周端7aは第10図の様に重
ならないよう当接した状態に形成した流体シール
部材6としたものである。
作用効果
この考案は上述の如く流体シール部材の形成に
当り弾性材の隆起部8aに付設した芯金7が該隆
起部の全周を拘束することなく隆起部8aの支持
位置を流体のシール部位と重ならない状態もしく
は部分的に重なつた状態に形成したので、締付の
際に弾性材の圧縮による自由変形を容易にし、そ
の結果過圧縮による破壊を防止できる。また熱で
弾性材が伸びようとするときに、弾性材と芯金と
の間に弾性材の自由変形を妨げるような拘束がな
いため、例え芯金とラバーとの熱膨張率の違いが
あつても引き裂き破壊が生ずることもないので、
確実にシールできるものである。
当り弾性材の隆起部8aに付設した芯金7が該隆
起部の全周を拘束することなく隆起部8aの支持
位置を流体のシール部位と重ならない状態もしく
は部分的に重なつた状態に形成したので、締付の
際に弾性材の圧縮による自由変形を容易にし、そ
の結果過圧縮による破壊を防止できる。また熱で
弾性材が伸びようとするときに、弾性材と芯金と
の間に弾性材の自由変形を妨げるような拘束がな
いため、例え芯金とラバーとの熱膨張率の違いが
あつても引き裂き破壊が生ずることもないので、
確実にシールできるものである。
第1図は、一部省略せる内燃機関用シリンダヘ
ツドガスケツトの流体シール部位に、この考案の
シール部材を取付けた状態を示す正面図、第2図
はこの考案のシール部材の第1実施例の正面図、
第3図は第2図の−線部の断面図、第4図は
第2実施例の正面図、第5図は第4図の−線
部の又第6図は同−線部の断面図、第7図は
第3実施例の正面図、第8図は第7図の−線
部の断面図、第9図は第4実施例の正面図、第1
0図は第9図の−線部の断面図、第11図は
同XI−XI線部の断面図、第12図は、従来のシー
ル部材の正面図、第13図は第12図の−
線部の断面図である。 1……ガスケツトシート本体、2……燃焼室
孔、3……プツシユロツド孔、4……冷却水、6
……流体シール部材、7……芯金、8……ラバ
ー、7a……芯金周端縁、7b……凸片、8a…
…ラバーの隆起部。
ツドガスケツトの流体シール部位に、この考案の
シール部材を取付けた状態を示す正面図、第2図
はこの考案のシール部材の第1実施例の正面図、
第3図は第2図の−線部の断面図、第4図は
第2実施例の正面図、第5図は第4図の−線
部の又第6図は同−線部の断面図、第7図は
第3実施例の正面図、第8図は第7図の−線
部の断面図、第9図は第4実施例の正面図、第1
0図は第9図の−線部の断面図、第11図は
同XI−XI線部の断面図、第12図は、従来のシー
ル部材の正面図、第13図は第12図の−
線部の断面図である。 1……ガスケツトシート本体、2……燃焼室
孔、3……プツシユロツド孔、4……冷却水、6
……流体シール部材、7……芯金、8……ラバ
ー、7a……芯金周端縁、7b……凸片、8a…
…ラバーの隆起部。
Claims (1)
- シリンダヘツドガスケツトのプツシユロツド孔
に嵌合する芯金をラバー、合成樹脂等の弾性材で
被覆するとともに、該芯金の外周若しくは内周の
全周端縁と重合せず、若しくは外周端縁の一部を
内在支持し、他の周端縁と重合しない隆起部を形
成したことを特徴とする内燃機関用シリンダヘツ
ドガスケツトのプツシユロツド孔シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20104283U JPS60110649U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 内燃機関用シリンダヘッドガスケットのプッシュロッド孔シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20104283U JPS60110649U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 内燃機関用シリンダヘッドガスケットのプッシュロッド孔シール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60110649U JPS60110649U (ja) | 1985-07-26 |
JPH0143492Y2 true JPH0143492Y2 (ja) | 1989-12-18 |
Family
ID=30762460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20104283U Granted JPS60110649U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 内燃機関用シリンダヘッドガスケットのプッシュロッド孔シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60110649U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6913267B2 (en) * | 2003-10-02 | 2005-07-05 | International Engine Intellectual Property Company, Llc | Apparatus for aligning push rods |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211356A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-28 | Ishino Gasket Kogyo Kk | Gasket which contains reinforcement |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54148748U (ja) * | 1978-04-07 | 1979-10-16 | ||
JPS6069351U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-16 | 内山工業株式会社 | グロメツト |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP20104283U patent/JPS60110649U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211356A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-28 | Ishino Gasket Kogyo Kk | Gasket which contains reinforcement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60110649U (ja) | 1985-07-26 |
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