JPH0142404Y2 - - Google Patents

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JPH0142404Y2
JPH0142404Y2 JP5162583U JP5162583U JPH0142404Y2 JP H0142404 Y2 JPH0142404 Y2 JP H0142404Y2 JP 5162583 U JP5162583 U JP 5162583U JP 5162583 U JP5162583 U JP 5162583U JP H0142404 Y2 JPH0142404 Y2 JP H0142404Y2
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JP
Japan
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shaft
working part
power take
side bracket
axis
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JP5162583U
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JPS59156410U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータリ耕耘部等の作業部を、リフ
トアーム側と動力取出軸側との二点で連結支持し
て取付けるようにしたトラクタの作業部取付装置
に関するものである。
一般に、この種トラクタには、作業部を、リフ
トアーム側の連結と動力取出軸側の連結との二点
で連結支持して取付けるようにしたものがある
が、このものは、圃場の凹凸や畔際耕耘等のため
走行機体が左右方向に傾斜した際に、作業部を走
行機体の左右方向の傾斜にかかわりなく常に圃場
と一定の関係を保持せしめるため、動力取出軸側
にあつては、作業部を走行機体に対して左右方向
の相対回動ができるような取付装置を介して連結
する必要がある。しかるに、従来、第5図に示す
如く作業部側ブラケツト20が回動自在に外嵌さ
れかつ作業部側ブラケツト20が抜けないよう段
付き21aの抜止ブラケツト21を、機体側ブラ
ケツト22にボルト23を介して取付けたもの、
あるいは第6図に示す如く機体側ブラケツト22
と作業部側ブラケツト20とを軸受24を介して
回動自在に嵌着して作業部を取付けるようにした
ものなどの取付装置が試みられているが、これら
のものはいずれも抜止防止をするための専用部材
を必要とし部品点数が多くなる欠点があるうえ
に、作業部からの動力取出軸の軸芯方向の牽引反
力が段部等の抜止部に集中して加わるからこれら
部材の耐久性が乏しくしばしば破損してしまうこ
とがあつた。そのうえ、緊締ボルトあるいは軸受
を利用しているため、作業部側ブラケツトを動力
取出軸の軸芯に合致させて回動するよう取付ける
ことが事実上困難であつて、作業部側ブラケツト
の回動軸芯と動力取出軸の軸芯が一致せず、従つ
て動力取出軸と作業部側の入力軸とを連結するユ
ニバーサルジヨイントなどからなる動力伝動軸が
不等速回転をして動力伝動が円滑にいかず振動、
騒音等が発生したりするなどの欠点があり好まし
いものではなかつた。
本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃すべく創案されたものであつて、従来の如
く専用の抜止部材を全く不用にして装置全体の部
品点数を少なくできるうえに、作業部からの動力
取出軸方向の牽引反力を分散して受け得て装置の
耐久性を著しく向上することができ、しかも作業
部側ブラケツトを、動力取出軸の軸芯に完全に合
致させた状態で回動せしめ得て動力伝動軸の不等
速回動をなくし騒音や振動のない円滑な動力伝動
を行なわしめることができるトラクタの作業部取
付装置を提供することを目的としたものであつ
て、殊に、作業部を、リフトアーム側と動力取出
軸側との二点の連結で走行機体に上下昇降自在に
取付けたトラクタにおいて、前記動力取出軸側の
連結を、走行機体に固定される機体側ブラケツト
と作業部を支持する作業部側ブラケツトとの分割
型で構成すると共に、機体側ブラケツトと作業部
側ブラケツトとを、動力取出軸とその軸芯を共通
にした螺子溝嵌合によつて軸芯まわりに回動自在
に連結したことを特徴とするものである。
次に、本考案を図面に示された一実施例に基づ
いてさらに詳しく説明する。図面において1は農
用トラクタの走行機体であつて、該機体1の後方
には、油圧ケース2に上下昇降自在に突設された
左右一対のリフトアーム3側の連結と、動力取出
軸4側の連結との二点の連結構成によつてロータ
リ耕耘部5が取付けられている。リフトアーム3
側の連結構成は、各リフトアーム3の先端部とロ
ータリ耕耘部5とがリフトロツド6を介して連結
されるようになつている。そして、一方のリフト
ロツド6には、後述するようにロータリ耕耘部5
が機体1に対して左右方向に相対回動した際、左
右リフトロツド6の長さの調節をすべく伸縮自在
なシリンダ7が設けられている。尚、8は走行車
輪である。
9は動力取出軸4側の取付装置であるが、該取
付装置9は機体側に固定される機体側ブラケツト
10と耕耘部5が上下回動自在に取付けられる作
業部側ブラケツト11との分割型で構成されてい
る。機体側ブラケツト10は機体1の動力取出軸
4が貫通した状態で緊締ボルト12を介して固定
されるものであるが、機体側ブラケツト10には
外筒体13が前記貫通した動力取出軸4を覆蓋す
るように突設されている。外筒体13の内面には
螺子溝13aが刻設されているが、該螺子溝13
aの軸芯(螺旋軸)は動力取出軸4の軸芯と合致
せしめてある。一方、作業部側ブラケツト11に
は内筒体14が突設してあるが、該内筒体14に
は前記外筒体13に螺入する螺子溝14aが刻設
されている。そして、機体側ブラケツト10と作
業部側ブラケツト11とは、内筒体14を外筒体
13に螺子溝嵌合することによつて動力取出軸4
の軸芯まわりに回動自在に連結されるようになつ
ている。作業部側ブラケツト11にはさらに耕耘
部5の取付横軸15を回動自在に軸支するヒツチ
16が設けられている。17は動力伝動軸であつ
て、該動力伝動軸17の各端部はユニバーサルジ
ヨイント17aを介してそれぞれ動力取出軸4及
び耕耘部5側の入力軸5aに連動連結されてい
る。また、18は動力伝動軸17を側面から覆う
ように構成した耕耘部5側のフレーム、19は耕
耘刃である。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、機体1にロータリ耕耘部5を取付けるに際
し、動力取出軸4側の取付装置9は、機体側ブラ
ケツト10と作業部側ブラケツト11とを外筒体
13に内筒体14を螺入せしめるという極めて簡
単な操作で迅速に組立てることができる。この様
にして組立てられた取付装置9のヒツチ16に耕
耘部5の取付横軸15を軸支すれば、耕耘部5の
動力取出軸4側での取付け作業は終了する。さら
に、上記取付け作業に併せてリフトアーム3をリ
フトロツド6を介して耕耘部5側に連結すれば耕
耘部5は機体に上下昇降自在に取付けられること
になる。そして、この様にして取付けられた耕耘
部5は、リフトアーム3を上下回動せしめること
によつて上下昇降動を行なうこととなる。
一方、上記取付けられた耕耘部5を用いて耕耘
作業を行なつた場合、機体1と耕耘部5とは、動
力取出軸4側では、動力取出軸4の軸芯まわりに
回動自在となるよう構成された取付装置9によつ
て連結され、また、リフトアーム3側では一方に
シリンダ7が設けられたリフトロツド6を介して
連結されているから、圃場面の傾斜や畔際耕耘等
のため機体1がたとえ左右方向に傾いたとして
も、耕耘部5は機体1に対し相対回動をして耕盤
との平行性を維持して均一深さの耕耘作業をする
ことができる。このとき、取付装置9は、機体側
ブラケツト10と作業部側ブラケツト11との分
割型ではあるが、両ブラケツト10,11は、動
力取出軸4の軸芯とその軸芯を共通した螺子溝1
3a,14aによる螺子溝嵌合で軸芯まわりに回
動自在に連結されるものであるから、作業部側ブ
ラケツト11の抜止めは、従来の如く段付の抜止
ブラケツト等の専用部材を全く用いることなく螺
子溝13a,14aの噛合のみによつて確実に行
なわれることとなる。このため取付装置9の部品
を最小点数にすることができるうえに、耕耘部5
からの動力取出軸4の軸芯方向の牽引反力は、噛
合した各螺子溝13a,14aで分散して受ける
こととなるから、集中して前記牽引反力を受ける
従来のものに比し耐久性が著しく増大することと
なる。しかも、作業部側ブラケツト11は、螺子
溝の軸芯でもある動力取出軸4の軸芯まわりに回
動するから、作業部側ブラケツト11の回動軸芯
が動力取出軸4の軸芯からずれることはない。従
つて、本考案にあつては、前述したように耕耘部
5が機体1に対して左右方向に相対的に回動して
も、動力伝動軸17における両ユニバーサルジヨ
イント17aの回転中心は、動力取出軸4の軸芯
を含んだ同一平面上に位置することとなり、もつ
て動力伝動軸17が不等速回転することは全くな
い。さらに、動力取出軸4及び動力伝動軸17は
螺着した筒体13,14によつて覆われた構造と
なるから、これら部材への泥土の付着を効果的に
防止することができる。
以上要するに、本考案は、作業部を、リフトア
ーム側と動力取出軸側との二点の連結で走行機体
に上下昇降自在に取付けたトラクタにおいて、前
記動力取出軸側の連結を、走行機体に固定される
機体側ブラケツトと作業部を支持する作業部側ブ
ラケツトとの分割型で構成すると共に、機体側ブ
ラケツトと作業部側ブラケツトとを、動力取出軸
とその軸芯を共通にした螺子溝嵌合によつて軸芯
まわりに回動自在に連結したことから、作業部側
ブラケツトは、殊更格別な抜止部材を必要とする
ことなく、機体側ブラケツトに確実に連結するこ
とができて、取付装置の部品点数を少なくするこ
とができる。しかも、機体側ブラケツトと作業部
側ブラケツトとは、螺子溝嵌合によつて連結され
るが故に、作業部側からの動力取出軸の軸芯方向
の牽引反力を噛合した各螺子溝で分散して受ける
ことができ、もつて耐久性に優れた取付装置にす
ることができる。さらに、螺子溝嵌合する作業部
側ブラケツトの回動軸芯は、走行機体に対して作
業部が左右方向に相対回動したとしても、動力取
出軸の軸芯と月致してずれることがないから、動
力伝動軸は、何ら不等速回動をすることなく騒
音、振動等のない円滑な動力伝動作用を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るトラクタの作業部取付装置
の一実施例を示したものであつて、第1図はトラ
クタの後部側面図、第2図同上要部背面図、第3
図は取付装置の分解斜視図、第4図は取付け状態
を示す要部断側面図、第5図、第6図は従来例を
示す断面図である。 図中、1は走行機体、3はリフトアーム、4は
動力取出軸、5はロータリ耕耘部、6はリフトロ
ツド、9は取付装置、10は機体側ブラケツト、
11は作業部側ブラケツト、13a,14aは螺
子溝、17は動力伝動軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業部を、リフトアーム側と動力取出軸側との
    二点の連結で走行機体に上下昇降自在に取付けた
    トラクタにおいて、前記動力取出軸側の連結を、
    走行機体に固定される機体側ブラケツトと作業部
    を支持する作業部側ブラケツトとの分割型で構成
    すると共に、機体側ブラケツトと作業部側ブラケ
    ツトとを、動力取出軸とその軸芯を共通にした螺
    子溝嵌合によつて軸芯まわりに回動自在に連結し
    たことを特徴とするトラクタの作業部取付装置。
JP5162583U 1983-04-07 1983-04-07 トラクタの作業部取付装置 Granted JPS59156410U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162583U JPS59156410U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 トラクタの作業部取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162583U JPS59156410U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 トラクタの作業部取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS59156410U JPS59156410U (ja) 1984-10-20
JPH0142404Y2 true JPH0142404Y2 (ja) 1989-12-12

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ID=30182029

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JP5162583U Granted JPS59156410U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 トラクタの作業部取付装置

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