JPH0141861Y2 - - Google Patents

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JPH0141861Y2
JPH0141861Y2 JP14282284U JP14282284U JPH0141861Y2 JP H0141861 Y2 JPH0141861 Y2 JP H0141861Y2 JP 14282284 U JP14282284 U JP 14282284U JP 14282284 U JP14282284 U JP 14282284U JP H0141861 Y2 JPH0141861 Y2 JP H0141861Y2
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cooling
fan
passage
intake
cylinder head
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JP14282284U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、オーバーヘツドバルブ式空冷内燃
機関の冷却装置であつて、特に吸込み型冷却フア
ンによつて吸い込まれる冷却風によつて冷却を行
なう空冷型のものに関する。
従来の技術とその問題点 オーバーヘツドバルブ式の内燃機関において
は、吸気弁と排気弁間及び燃料噴射弁を備えたシ
リンダヘツド部分を集中して冷却する必要がある
が、このようなオーバーヘツドバルブ式のものに
おいては、吸気通路と排気通路がシリンダヘツド
の中央部近傍から外方へ向けて形成されているた
め、吸気弁と排気弁間の通路が極めて狭くなり、
充分な冷却風を通すことができないという欠点が
ある。特に、機関を防音ケース等へ収納するには
この点の冷却性をより改善することが必要とな
る。なお、掃き出し型の冷却フアンによつて冷却
を行なうものにおいては、冷却を必要とする部分
に風量を多くするような配風格子を設けたものが
ある(実公昭52−52112号)。
この考案は、吸込み型フアンによつて冷却風を
流すオーバーヘツドバルブ式空冷機関における上
記の欠点を解決して、シリンダヘツドの冷却風量
を増量できるようにした冷却装置を提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、この考案では、
一方の側面側に吸込み型のフアン9を備え、該フ
アン9と反対の側面側よりエンジン本体1を通つ
て前記フアン9側へ冷却風を流すオーバーヘツド
バルブ式空冷機関において、シリンダヘツド4内
の吸排気弁18,17間を通つて冷却フアン9側
へ冷却風を流す通路25を設け、更に、例えば冷
却フアンカバー12上部に、該フアンカバー12
とシリンダヘツド4とを結ぶカウリング28を設
ける等して、上記吸排気弁18,17間を通らな
いで冷却フアン9側へ冷却風を流す通路27をシ
リンダヘツド4内に形成したことを特徴とするも
のである。
実施例 以下、この考案の構成を図示の実施例に基づい
て説明すると、第1図において、1はエンジン本
体であり、このエンジン本体1は、クランクケー
ス2、該クランクケース2上に載置されたシリン
ダブロツク3、更に該シリンダブロツク3上に配
置されたシリンダヘツド4等からなる。シリンダ
ブロツク3の周りには冷却フイン5が形成されて
いる。クランクケース2より一方の側面側に突出
するクランク軸6には、フライホイール7が取り
付けられ、更にこのフライホイール7の外側に、
取付け台8を介して吸込み型の冷却フアン9が、
フライホイール7と一体に回転するよう取り付け
られている。また、この冷却フアン9は、吸込み
用フアンダクト10によつて覆われるとともに、
このフアンダクト10と、エンジン本体1のフラ
イホイール7側の側面部分とを結ぶようにして、
フアンカバー12が取り付けられている。
第2図は、上記エンジン本体1のシリンダヘツ
ド4部分を拡大して示す横断面図であり、シリン
ダヘツド4内の略中央部分には、該中央部近傍よ
り互いに反対方向の側面側へ向けて形成された排
気通路13と吸気通路14とが形成されている。
15,16が、これら排気通路13及び吸気通路
14をシリンダヘツド4内の他の部分より仕切る
隔壁を示している。また、排気通路13と吸気通
路14のシリンダヘツド4中央部寄りの位置に、
夫々排気弁17と吸気弁18が設けられている。
19は、燃料噴射弁を示している。
シリンダヘツド4の前後方向の一方の側面、即
ち、前記冷却フアン9と反対側の側面側には、冷
却風取入れ口20が開口されており、この冷却風
取入れ口20より入つた冷却風は、まず、上記吸
気通路14と排気通路13間の狭隘部21を通つ
て、更に、冷却フアン9側の側面において、左右
一方の位置に開口した1つの出口22より、フア
ンカバー12側へ流れる第1の冷却風通路25を
通つて冷却フアン9へ吸い込まれる。24は、こ
のフアンカバー12と上記出口22とを結ぶよう
にした1つのガイド用カウリングである。この場
合、狭隘部21を通る冷却風の方向は、冷却風取
入れ口20の冷却風の方向に対し直角方向であ
り、しかも、狭い部分であるため、冷却風の吸込
み抵抗は大きく、該通路25のみでは充分な冷却
効果をあげられない欠点がある。そこで、この考
案では、シリンダヘツド4の冷却効果をあげるた
め、別の冷却風通路27を設け、吸込み抵抗を少
なくすることによりシリンダヘツド4を通過する
空気量を増加させるものである。即ち、上記冷却
風取入れ口20より入つた冷却風は、上記の狭隘
部21を通らないでそのまま前後方向に流れ、上
記出口22とは左右方向の反対側に形成したもう
1つの出口26より、フアンカバー12側に流れ
るようになつており、これが第2の冷却風通路2
7とされるとともに、該フアンカバー12とこの
出口26との間に、フアンカバー12とシリンダ
ヘツド4を結ぶガイド用のカウリング28が取り
付けられる。29は、シリンダヘツド4に形成し
た垂直方向の開口部であつて、この開口部29
に、吸気弁18及び排気弁17用のプツシユロツ
ド30,30を配置している。
第3図は上記狭隘部21を通る通路25のみを
形成した従来型内燃機関と、該狭隘部21を通る
通路25と更に該狭隘部21を通らない通路27
の2つの通路を形成した本考案内燃機関とを比較
して示す温度測定結果のグラフである。この図で
示すように、最も冷却を必要とする前記吸排気弁
18,17間の温度は、従来例より10℃低下して
いることが解る。また、第4図は、上記従来例と
本考案とを比較して示す燃料消費率のグラフであ
つて、この場合にも本考案の方が向上しているこ
とが認められる。
考案の効果 以上の如く、従来の吸込み型フアンでは、吸排
気弁間の狭隘部を通る通路のみでは充分な冷却効
果をあげられなかつたものが、本考案によれば、
吸排気弁間の狭隘部を通る従来の通路に加えて更
にもう1つの通路を設けたことによつて、シリン
ダヘツド部の冷却風量が増量され、冷却が促進さ
れるとともに、各部の温度が均一化されるため、
燃料消費効率や出力が向上するという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すエンジンの一部
縦断正面図、第2図はシリンダヘツド部分を横断
して示す拡大平面図、第3図は従来例と比較して
示す温度測定結果のグラフ、第4図は同じく従来
例と本考案とを比較して示す燃料消費率のグラフ
である。 1……エンジン本体、4……シリンダヘツド、
9……冷却フアン、17……排気弁、18……吸
気弁、25,27……冷却風通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の側面側に吸込み型のフアンを備え、該フ
    アンと反対の側面側よりエンジン本体を通つて前
    記フアン側へ冷却風を流すオーバーヘツドバルブ
    式空冷機関において、シリンダヘツド内の吸排気
    弁を前記フアンの軸方向へ向けて並設するととも
    に、これらの吸排気弁間を通つて冷却フアン側へ
    冷却風を流す通路と、上記吸排気弁間を通らない
    で冷却フアン側へ冷却風を流す通路とをシリンダ
    ヘツド内に形成したことを特徴とする内燃機関の
    冷却装置。
JP14282284U 1984-09-19 1984-09-19 Expired JPH0141861Y2 (ja)

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JP14282284U JPH0141861Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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JP14282284U JPH0141861Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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JPS6157121U JPS6157121U (ja) 1986-04-17
JPH0141861Y2 true JPH0141861Y2 (ja) 1989-12-08

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JP2580133B2 (ja) * 1986-10-01 1997-02-12 ヤマハ発動機株式会社 強制空冷式バ−チカルエンジン

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JPS6157121U (ja) 1986-04-17

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