JPH0141140Y2 - - Google Patents

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JPH0141140Y2
JPH0141140Y2 JP1373383U JP1373383U JPH0141140Y2 JP H0141140 Y2 JPH0141140 Y2 JP H0141140Y2 JP 1373383 U JP1373383 U JP 1373383U JP 1373383 U JP1373383 U JP 1373383U JP H0141140 Y2 JPH0141140 Y2 JP H0141140Y2
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JP
Japan
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plane
stopper
sliding body
locking
push
Prior art date
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JP1373383U
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JPS59121132U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、民生用電子機器に使用するプツシユ
式機構部品のロツク装置に関するものである。
(従来例の構成とその問題点) 従来のプツシユスイツチなどのロツク機構の一
例を以下に示すが、従来のプツシユロツク機構で
はロツクストロークが短かくなるにつれて摺動体
のハート部の形状が極めて小さくなり、ロツク時
に摺動体を比較的小さな力で引張つても、摺動体
のハート部がストツパ先端のロツク部により破壊
され、動作不良となるものもあつた。又寸法的に
も非常に管理が困難なものであつた。
以下、従来例を第1図〜第5図に基づいて説明
する。
第1図及び第2図は、全体構成図の正面図と側
面図であり、ケース1の底部にはプツシユロツク
用のストツパ2が係止されており、摺動体3は復
帰用バネ4の一端を底部で保持しながらカバー5
により組み込まれている。3aは摺動体3に設け
たハート部である。復帰用バネ4は他端でストツ
パ2がハート部3aに対して正しく動作するよう
に力を加えている。第3図〜第5図は、摺動体に
設けられたロツク用ハート部を示す。
摺動体3がレリーズ状態で、ストツパ2の先端
6はハート部内の最も低い面7の位置にあり、摺
動体3をプツシユすることによりストツパ2の先
端6は面7の中間部より形成されている傾斜部8
を通り、傾斜部8の最高部より低く、面7よりは
高い面9に至る。この状態でプツシユ動作を中断
すると、復帰バネ4の力により摺動体3はレリー
ズ方向に移動し、ストツパ2の先端6は傾斜部8
と面9との境界に出来た壁10にそつて移動し、
面9より低い面11に移動し、その面11のアー
ル部12に落着いてロツクされる。さらにその状
態から摺動体3をプツシユすると、ストツパ2の
先端6は面9と面11の境界に出来た壁13にそ
つて移動し、面11より低い面14に至る。この
状態でふたたび摺動体3のプツシユ動作を中断す
ると、復帰バネ4の力で摺動体3が復帰しようと
し、ストツパ2の先端6は、傾斜部15を登り、
最初の低い面7の位置に戻る。以上の動作を繰返
し行なうものである。第5図にストロークとスト
ツパ2の先端6との位置関係を示してあるが、プ
ツシユストロークによりロツクストロークA及び
フルストロークBが決まり、そのことによりハー
ト部のストツパロツク用突起部Pの肉厚寸法Cが
決定される。したがつて、ロツクストロークが小
さくなればそれだけ肉厚寸法Cを小さくする必要
があり、ロツク状態でロツドを引張ると、突起部
の肉が破壊され動作不良となるものである。以上
のように従来のストツパロツク機構ではストロー
クにより突起部強度が変化し、シヨートストロー
クになればなるほど、突起部Pの強度が不足し
て、動作不良の原因となり、又、形状が極小さく
なるため、寸法管理等の面でも非常に困難なもの
となる。
(考案の目的) 本考案は、プツシユストロークがシヨートスト
ローク化している今日、上記のような従来例の欠
点を解消し、より信頼性の高い、しかも簡単な形
状のプツシユ式機構部品のロツク装置を提供する
ものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、本考案は、ロツク
用ハート部を有する摺動体と、この摺動体をプツ
シユ状態でロツクするストツパと、摺動体を復帰
させるバネとからなるプツシユ式機構部品におい
て、ストツパはその先端のロツク部が摺動体のプ
ツシユ方向に対して直角の左右いずれか一方向に
付勢されており、摺動体のハート部は、摺動体が
レリーズ状態にあるときストツパのロツク部が位
置する最も低い第1の平面と、この第1の平面と
第1の傾斜部を介してつながり、第1の平面より
高い位置にあつて、摺動体がロツク状態にあると
きストツパのロツク部が位置するコーナ部を有す
る第2の平面と、この第2の平面と第2の傾斜部
を介してつながり、第2の平面より更に高い位置
にあつて、摺動体がロツク状態から解除されたと
きストツパのロツク部がたどつて前記第1の平面
まで戻る第3の平面とからなる循環路を備えてい
る。さらに、第1の平面、第1の傾斜部、第2の
平面、第2の傾斜部および第3の平面は、摺動体
のプツシユ動作に応じて一方向に付勢されたスト
ツパのロツク部が前記循環路をたどつて移動する
ようにガイドする側壁をそれぞれ備えている。
以上の構成は、従来のようにロツク用の突起部
を独立して設けたものではなく、各平面の段差部
分の壁によつてロツクされるようになつているた
め、ハート部の破壊がなく、従つて、プツシユス
トロークが小さくなつても、ハート部の強度には
何ら影響するものではない。
(実施例の説明) 以下、本考案を第1図、第2図及び第6図〜第
8図により詳細に説明する。
第1図、第2図は、従来例と同様に本考案の全
体構成の正面図と側面図を示している。ケース1
の底部にはプツシユロツク用のストツパ2が係止
されており、摺動体3は復帰用バネ4の一端を底
部で保持しながらカバー5により組み込まれてい
る。なお、3aは摺動体3に設けたハート部を示
している。復帰用バネ4は他端でストツパ2がロ
ツク用ハート部に対して正しく動作するように力
を加えている。この状態で、実施例は、ストツパ
2はその先端が正面図において常に左方向に変位
するように付勢されている。
第6図〜第8図は、摺動体3に設けたハート部
を示している。摺動体3がレリーズ状態で、スト
ツパ2の先端6はハート部の最も低い第1の面1
6に位置し、その側壁17にそつた状態にある。
次に摺動体3をプツシユするとストツパ2の先端
6は側壁17にそつて傾斜部18を登り、前記第
1の面16より高い第2の面19に移動し、第2
の面19の側壁20にそつた状態になる。この状
態で摺動体3のプツシユ動作を中断すると、摺動
体3は復帰バネ4の力で復帰しようとするためス
トツパ2の先端6は第2の面19の略L字状の壁
のコーナ部21に落着き、摺動体3がロツク状態
となる。その状態よりさらにプツシユ動作をする
とストツパ2の先端6は第2の面19の側壁22
にそつて傾斜部23を登り、第2の面19よりさ
らに高い第3の面24に移動し、第3の面24の
略L字状の側壁25にそつた状態になり、この状
態でふたたび摺動体3のプツシユ動作を中断する
と、摺動体3は復帰バネ4の力で復帰しようとす
るため、ストツパ2の先端6は第3の面24を略
L字状の壁25にそつて移動し、第3の面24と
第1の面16の境界26を越えて第1の面16へ
移動し、完全にレリーズ状態となる。
次にふたたびプツシユすることにより前記動作
を繰返すものである。
(考案の効果) 以上のように構成された本考案に於いて、摺動
体がロツクされた状態ではストツパ2の先端6は
第2の面19の略L字状のコーナ部21に位置
し、第2の面19の下部は第3の面24との段差
部となつており、さらに第3の面24の外周は摺
動体全体の肉厚を有するものであるから、従来の
ようにハート部のロツク用突出部が単独で独立し
て形成されているものと異なり、極めて堅牢であ
り、ストロークの大小にとらわれることなく、ロ
ツク時の摺動体の引張り強度は常に安定した強さ
が得られる。又実施例の説明でわかるように形状
的にも非常に簡単なものであり、管理コストの低
減も可能になり、実用価値の非常に大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例及び本考案の一実施例の全体
構成を示す正面図、第2図は、第1図の側面図、
第3図ないし第5図は、従来例のハート部の構成
図、第6図は、本考案の一実施例のハート部の正
面図、第7図は、同ハート部の断面図、第8図
は、同ハート部の斜視図である。 1……ケース、2……ストツパ、3……摺動
体、3a……ハート部、4……復帰バネ、5……
カバー、6……ストツパ先端、16……第1の
面、19……第2の面、24……第3の面、1
8,23……傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロツク用ハート部3aを有する摺動体3と、該
    摺動体3をプツシユ状態でロツクするストツパ2
    と、前記摺動体3を復帰させるバネ4とから構成
    され、 前記ストツパ2は、その先端のロツク部6が前
    記摺動体3のプツシユ方向に対して直角の左右い
    ずれか一方向に付勢されており、 前記摺動体のハート部3aは、前記摺動体3が
    レリーズ状態にあるとき前記ストツパのロツク部
    6が位置する最も低い第1の平面16と、この第
    1の平面16と第1の傾斜部18を介してつなが
    り前記第1の平面16より高い位置にあつて、前
    記摺動体3がロツク状態にあるとき前記ストツパ
    のロツク部6が位置するコーナ部21を有する第
    2の平面19と、この第2の平面19と第2の傾
    斜部23を介してつながり前記第2の平面19よ
    り更に高い位置にあつて、前記摺動体3がロツク
    状態から解除されたとき前記ストツパのロツク部
    6がたどつて前記第1の平面16まで戻る第3の
    平面24とからなる循環路を備え、 前記第1の平面16、第1の傾斜部18、第2
    の平面19、第2の傾斜部23および第3の平面
    24は、摺動体のプツシユ動作に応じて一方向に
    付勢された前記ストツパのロツク部6が前記循環
    路をたどつて移動するようにガイドする側壁をそ
    れぞれ有する ことを特徴とするプツシユ式機構部品のロツク装
    置。
JP1373383U 1983-02-03 1983-02-03 プツシユ式機構部品のロツク装置 Granted JPS59121132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1373383U JPS59121132U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 プツシユ式機構部品のロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1373383U JPS59121132U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 プツシユ式機構部品のロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121132U JPS59121132U (ja) 1984-08-15
JPH0141140Y2 true JPH0141140Y2 (ja) 1989-12-06

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ID=30145115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1373383U Granted JPS59121132U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 プツシユ式機構部品のロツク装置

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JPS59121132U (ja) 1984-08-15

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