JPS6328816Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6328816Y2 JPS6328816Y2 JP15750381U JP15750381U JPS6328816Y2 JP S6328816 Y2 JPS6328816 Y2 JP S6328816Y2 JP 15750381 U JP15750381 U JP 15750381U JP 15750381 U JP15750381 U JP 15750381U JP S6328816 Y2 JPS6328816 Y2 JP S6328816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive pin
- slider
- leaf spring
- cam groove
- heart
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は単動動作機構、すなわちスイツチ等の
スライダに形成したハート型カム溝と駆動ピンと
板バネとから成り、スライダが所定の位置にロツ
クされる状態とロツクが解除される状態とを交互
に繰返えすという単動動作機構に係り、その目的
とするところは簡単な構成で確実な単動動作を行
なうものを提供することにある。
スライダに形成したハート型カム溝と駆動ピンと
板バネとから成り、スライダが所定の位置にロツ
クされる状態とロツクが解除される状態とを交互
に繰返えすという単動動作機構に係り、その目的
とするところは簡単な構成で確実な単動動作を行
なうものを提供することにある。
従来の単動動作機構は第１図に示したように、
スライダ１の上面に形成したハート型カム溝１ａ
内に線材を折曲げて作つた駆動ピン２の一端２ａ
を位置させ、駆動ピン２をハート型カム溝１ａの
底部に当接させる板バネ３がある。板バネ３は駆
動ピン２の一端２ａをハート型カム溝１ａの底面
に対して略垂直に当接させていた。
スライダ１の上面に形成したハート型カム溝１ａ
内に線材を折曲げて作つた駆動ピン２の一端２ａ
を位置させ、駆動ピン２をハート型カム溝１ａの
底部に当接させる板バネ３がある。板バネ３は駆
動ピン２の一端２ａをハート型カム溝１ａの底面
に対して略垂直に当接させていた。
このような構造においてその動作を説明する
と、駆動ピン２の一端がスライダ１の矢印Ａ方向
への移動に対して第２図に示した位置ｆから位置
ａを経て位置ｂに至り、更に位置ｃに到達すると
スライダ１はロツク状態となり、スライダ１が所
定の位置に係止される。それからスライダ１を再
度矢印Ａ方向に移動すると駆動ピン２の一端は位
置ｄを経てから、位置ｅを通つて位置ｆに到達し
てスライダ１は元の位置へ戻る。
と、駆動ピン２の一端がスライダ１の矢印Ａ方向
への移動に対して第２図に示した位置ｆから位置
ａを経て位置ｂに至り、更に位置ｃに到達すると
スライダ１はロツク状態となり、スライダ１が所
定の位置に係止される。それからスライダ１を再
度矢印Ａ方向に移動すると駆動ピン２の一端は位
置ｄを経てから、位置ｅを通つて位置ｆに到達し
てスライダ１は元の位置へ戻る。
しかしながら、駆動ピン２は上述した動作中に
おいて、駆動ピン２の一端が位置ｂから位置ｃを
経ることなく直接位置ｄへ移動すると言うことが
発生することがあつた。これはスライダ１が所定
の位置にロツクされないことになり、完全な誤動
作であり、大きな問題となつていた。
おいて、駆動ピン２の一端が位置ｂから位置ｃを
経ることなく直接位置ｄへ移動すると言うことが
発生することがあつた。これはスライダ１が所定
の位置にロツクされないことになり、完全な誤動
作であり、大きな問題となつていた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、以
下図面により本考案の１実施例を説明する（従来
例と同一構成部分については同一番号を付す）
と、１は合成樹脂を成形して成るスライダで、ス
ライダ１には上面にハート型カム溝１ａを設けて
ある。ハート型カム溝１ａ内には数カ所に段部を
形成してある。２は線材を折曲げて作つた駆動ピ
ンで、駆動ピン２の一端は前記ハート型カム溝１
ａの底面に当接するように配置されている。４は
金属板、例えばリン青銅板を折曲けて形成した板
バネで、板バネ４はその途中でねじれるように折
曲げてあり、且つ、一端部は傾斜して切断してあ
る（第３図参照）。前記駆動ピン２は板バネ４の
一端部により押圧されて常にハート型カム溝１ａ
内に位置すると共に板バネ４の一端部の傾斜によ
り第５図に示した矢印Ｂ方向に付勢力を常に加え
られている。ハート型カム溝１ａ内の段部は駆動
ピン２の逆方向への移動を防止する働きをしてい
る。
下図面により本考案の１実施例を説明する（従来
例と同一構成部分については同一番号を付す）
と、１は合成樹脂を成形して成るスライダで、ス
ライダ１には上面にハート型カム溝１ａを設けて
ある。ハート型カム溝１ａ内には数カ所に段部を
形成してある。２は線材を折曲げて作つた駆動ピ
ンで、駆動ピン２の一端は前記ハート型カム溝１
ａの底面に当接するように配置されている。４は
金属板、例えばリン青銅板を折曲けて形成した板
バネで、板バネ４はその途中でねじれるように折
曲げてあり、且つ、一端部は傾斜して切断してあ
る（第３図参照）。前記駆動ピン２は板バネ４の
一端部により押圧されて常にハート型カム溝１ａ
内に位置すると共に板バネ４の一端部の傾斜によ
り第５図に示した矢印Ｂ方向に付勢力を常に加え
られている。ハート型カム溝１ａ内の段部は駆動
ピン２の逆方向への移動を防止する働きをしてい
る。
次に、本考案の単動動作機構の動作を説明する
と、先ず、駆動ピン２の一端が位置ｆにある状態
から、スライダ１を矢印Ａ方向に押圧して移動さ
せると、駆動ピン２の一端は位置ａを経て位置ｂ
まで移動することになる。スライダ１は復帰バネ
（図示せず）により常に反Ａ方向に付勢力を与え
られている。それからスライダ１への押圧をやめ
ると、駆動ピン２の一端は位置ｃへ移動し、スラ
イダ１はその位置にロツクされることになる。こ
の際に、駆動ピン２は板バネ４により第５図に示
したような付勢力を与えられているために位置ｂ
から位置ｄへ移動するようなことは発生しない。
更に、スライダ１を矢印Ａ方向に押圧して移動さ
せると駆動ピン２の一端は位置ｄへ移動し、スラ
イダ１への押圧をやめるとスライダ１は復帰バネ
の働きにより反Ａ方向へ移動し、ロツク状態が解
除されて駆動ピン２の一端は位置ｅを経て、位置
ｆへと移動して元の状態へ戻る。
と、先ず、駆動ピン２の一端が位置ｆにある状態
から、スライダ１を矢印Ａ方向に押圧して移動さ
せると、駆動ピン２の一端は位置ａを経て位置ｂ
まで移動することになる。スライダ１は復帰バネ
（図示せず）により常に反Ａ方向に付勢力を与え
られている。それからスライダ１への押圧をやめ
ると、駆動ピン２の一端は位置ｃへ移動し、スラ
イダ１はその位置にロツクされることになる。こ
の際に、駆動ピン２は板バネ４により第５図に示
したような付勢力を与えられているために位置ｂ
から位置ｄへ移動するようなことは発生しない。
更に、スライダ１を矢印Ａ方向に押圧して移動さ
せると駆動ピン２の一端は位置ｄへ移動し、スラ
イダ１への押圧をやめるとスライダ１は復帰バネ
の働きにより反Ａ方向へ移動し、ロツク状態が解
除されて駆動ピン２の一端は位置ｅを経て、位置
ｆへと移動して元の状態へ戻る。
叙上の通り、付勢力は駆動ピンの一端の全移動
範囲で同一方向へ与えられ、かつスライダのロツ
ク時にハート型カム溝の内側壁の凸部に当接しな
いように前記板バネは、その中央で下方へねじれ
るように折曲げられ、かつ一端部は直線状に傾斜
して切断してあるため、駆動ピンはスライダのス
ライド位置に関係なく常に安定した一定の付勢力
で同一方向へ付勢されているため、位置ｆから位
置ａを経て位置ｂに移動する場合、従来のように
カム溝の内側壁の凸部に当接することがなく、カ
ム溝の中央付近を移動することになり、押圧感触
が極めて良好になり、かつ、確実で誤動作のない
単動動作を行なうものを提供できるという実用的
効果を奏するものである。
範囲で同一方向へ与えられ、かつスライダのロツ
ク時にハート型カム溝の内側壁の凸部に当接しな
いように前記板バネは、その中央で下方へねじれ
るように折曲げられ、かつ一端部は直線状に傾斜
して切断してあるため、駆動ピンはスライダのス
ライド位置に関係なく常に安定した一定の付勢力
で同一方向へ付勢されているため、位置ｆから位
置ａを経て位置ｂに移動する場合、従来のように
カム溝の内側壁の凸部に当接することがなく、カ
ム溝の中央付近を移動することになり、押圧感触
が極めて良好になり、かつ、確実で誤動作のない
単動動作を行なうものを提供できるという実用的
効果を奏するものである。
第１図、第２図は従来例を示し、第１図は要部
斜視図、第２図は要部平面図、第３図から第５図
は本考案の単動動作機構を示し、第３図は要部斜
視図、第４図は要部平面図、第５図は板バネ４と
駆動ピン２との関係を示す側面図である。 １……スライダ、１ａ……ハート型カム溝、２
……駆動ピン、４……板バネ。
斜視図、第２図は要部平面図、第３図から第５図
は本考案の単動動作機構を示し、第３図は要部斜
視図、第４図は要部平面図、第５図は板バネ４と
駆動ピン２との関係を示す側面図である。 １……スライダ、１ａ……ハート型カム溝、２
……駆動ピン、４……板バネ。
Claims (1)
- スライダに形成した各段差部で連続された複数
の斜面から成るハート型のカム溝内に駆動ピンの
一端を常に位置させ、駆動ピンの一端をハート型
カム溝の底面に当接させる板バネからなり、駆動
ピンと板バネとの接触部において板バネを傾斜さ
せて駆動ピンに当接させ、駆動ピンにスライダの
スライド方向の略直交する方向に付勢力を与える
ようにした単動動作機構において、前記付勢力は
駆動ピンの一端の全移動範囲で同一方向へ与えら
れ、且つ前記スライダのロツク時にハート型カム
溝の内側壁の凸部に当接しないように、前記板バ
ネはその中央で下方へねじれるように折曲げら
れ、且つ一端部は直線状に傾斜して切断してある
ことを特徴とする単動動作機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15750381U JPS5862523U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 単動動作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15750381U JPS5862523U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 単動動作機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5862523U JPS5862523U (ja) | 1983-04-27 |
| JPS6328816Y2 true JPS6328816Y2 (ja) | 1988-08-03 |
Family
ID=29950026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15750381U Granted JPS5862523U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 単動動作機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5862523U (ja) |
-
1981
- 1981-10-22 JP JP15750381U patent/JPS5862523U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5862523U (ja) | 1983-04-27 |
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