JPH0140207Y2 - - Google Patents

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JPH0140207Y2
JPH0140207Y2 JP13772180U JP13772180U JPH0140207Y2 JP H0140207 Y2 JPH0140207 Y2 JP H0140207Y2 JP 13772180 U JP13772180 U JP 13772180U JP 13772180 U JP13772180 U JP 13772180U JP H0140207 Y2 JPH0140207 Y2 JP H0140207Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、電気機器の収納ケースに関し、例え
ばサーキツトブレーカー、リレー等の如く内部に
応動素子を内蔵し、少なくとも一面を開口してな
る収納ケースの上記開口部への被蓋構造に関する
ものである。
「従来の技術」 この種の電気機器は、組立工程時において、開
口部より収納ケース内に応動素子を装着し、目的
に応じて動作するように調整後、外部からのチ
リ、ほこり等の侵入を防止する為、板状蓋を収納
ケースの開口部へ被蓋して、電気機器完成となる
のであるが、従来この被蓋工程においては、板状
蓋を収納ケースの開口縁に接着剤を用いたり、板
状蓋の端部を収納ケースの開口縁にかしめ治具を
用いてかしめたりして板状蓋を収納ケースの開口
部に被蓋し係止していた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、前者は接着剤を塗布する工程が
必要となるばかりでなく、接着剤が完全に硬化す
るまではかなりの時間を費やすことになる。又、
後者はかしめ治具を必要とするばかりではなく、
板状蓋の端縁にかしめ代を余分にとることになり
歩留りが大きくなる。
本考案は以上の従来欠点を解消する新規の電気
機器収納ケースを提供するのが目的である。
「問題を解決するための手段」 以上の目的を達成する本考案は「上面に形成さ
れた円形状の開口部3の内壁に段部6を形成し、
その段部側壁6aの途中から段部底壁6bの途中
に亙つて切り欠かれている係止孔4,4′を設け
た収納ケース本体1と可塑性材料で成形されて屈
曲され、その屈曲方向上の両側に2つの係止突起
5,5′を設けた板状蓋2とからなり、上記収納
ケース本体1の開口部3の段部側壁6aにおける
内径をL1、段部底壁6bのケース本体1の半径
方向上における巾をL2、屈曲した状態の板状蓋
2の係止突起5,5′先端間の間隔をd、展延し
た状態の板状蓋2の係止突起5,5間の間隔を
d′、又、上記係止孔4,4′の段部側壁6aにお
ける高さ方向の巾をh、上記係止孔4,4′の段
部底壁6bにおける収納ケース本体1の半径方向
上の巾をW、板状蓋2の厚みをtとして、 d′>L1>d>L1−2L2 …(1) h<t …(2) √22=t …(3) となるようにし、且つ、展延状態における上記板
状蓋2の直径がL1に対応するようにした構成」
から成つている。
「作用」 以上の構成の電気機器の収納ケースによると、
板状蓋の係止突起間の巾:dが収納ケース本体の
開口部の段部側壁における内径:L1よりも小さ
く、且つ、応動素子を収納する部分の径よりも大
きい為、係止突起は段部底壁上にまず安定的に載
置され、続いて屈曲した板状蓋に対して展延する
方向へ上方から力が作用すると、上記係止突起は
段部底壁上をスライドして係止孔へ入り込む。こ
の時、段部側壁の途中から段部底壁の途中に亙つ
て開設された係止孔の切り欠き巾、即ち、段部側
壁の高さ方向の巾をhとし、係止孔の段部底壁に
おける収納ケース本体の半径方向上の巾をWとし
た場合、√22で求められる巾が、係止突起
の厚みと略同一であるため、係止突起は斜め方向
から係止孔へ入り込む。更に、板状蓋が展延され
ていくと、係止突起はその姿勢が斜めに向かつて
段部底壁の面に沿つた方向へ修正され、この時、
係止孔の段部底壁における高さ方向の巾:hが係
止突起の厚みよりも小さい為、係止突起は係止孔
に把持されることになる。
「実施例」 以下実施例を参照して、詳しく説明する。第1
図は本考案に係る収納ケースの斜視図、第2図は
収納ケースへの被蓋手順を説明する断面図であ
る。この電気機器は収納ケース本体1とその収納
ケース本体1の開口部3を被蓋する板状蓋2とか
ら構成されるものであり、収納ケース本体1の上
面には円形状の開口部3を有し、ほぼ円筒形に熱
硬化性樹脂により成形され、開口部3の内壁には
段部側壁6aから段部底壁6bに亙つて切り掛か
れている係止孔4,4′が設けられており、アル
ミニウムなどの可撓性材料で成形される係止蓋2
は、屈曲され、前記開口部3の開口形状と合致す
る円形状でその屈曲方向上の両側に2つの係止突
起5,5′を設けている。
又、板状蓋2は屈曲した状態の板状蓋2の係止
突起5,5′先端間の間隔:dを収納ケース本体
1の開口部3の段部側壁6aにおける内径:L1
よりも小さくなるように弧状に屈曲形成されてい
る。
前記開口部3への板状蓋2の被蓋手順を説明す
ると、まず屈曲された板状蓋2の係止突起5,
5′の先端を係止孔4,4′に臨まし、更に板状蓋
2のほぼ中央を押圧し、平面状にて展延した状態
の板状蓋2の係止突起5,5′間の間隔:d′を前
記収納ケース本体1の開口部3の段部側壁6aに
おける内径:L1よりも大きくし、各係止孔4,
4′内に係止突起5,5′を係止させて、収納ケー
ス本体1の開口部への板状蓋2の被蓋を終える。
可塑性板状蓋2は屈曲成形後においても、外部
からの力の作用無しで屈曲形状を保つており、し
かも、押圧により平面状に展延した後において
も、の押圧力を取り除いても平面状を保つている
性質を有するものであり、比較的低応力で塑性変
形を起しやすい材質が選ばれ、被蓋される収納ケ
ース1の開口部形状と合致する形状を板材よりプ
レス加工により打抜き成形すると同時に屈曲させ
ればよく、アルミニウムであれば軽量かつ安価で
最適である。
ところで、段部底壁6bのケース本体1の半径
方向上の巾をL2とした場合、次の様な数式(1)が
成り立つ。
d′>L1>d>L1−2L2 …(1) 上記の構成により、屈曲成形された可塑性板状
蓋2を押圧するだけで、板状蓋2の端縁に設けた
係止突起5,5′が収納ケース本体1の係止孔4,
4′内に挿入され、係止し開口部3をワンタツチ
で被蓋することができる。
又、収納ケース本体1の開口部内壁に周縁に沿
つて段部6が設けられ、板状蓋2を押圧して、平
面状に展延する際に所要圧以上に押しすぎても、
板状蓋2が段部底壁6bに当接し、平面状を維持
することが出来かつ被蓋後の封止効果が得られ
る。
さらに、第3図は係止孔内での係止突起の状態
を説明する断面図であり、係止孔4,4′は段部
底壁6bから段部側壁6aに亙つて切り欠かれて
おり、上記係止孔4,4′の段部側壁6aにおけ
る高さ方向の巾をhとし、上記係止孔4,4′の
段部底壁6bにおける収納ケース本体1の半径方
向の巾をW、板状蓋2の厚みをtとした場合、次
のような数式が成り立つ。
h<t …(2) √22=t …(3) 上記の数式(2),(3)より、板状蓋2を押圧した平
面状に展延した場合、係止孔4,4′内で係止突
起5,5′が折曲把持され、被蓋後、板状蓋が収
納ケース本体1でがたつくということはなくなる
ものである。
一方、第4図、第5図で示すように係止突起
5,5′を円弧形状の係止突起51,51′とすれ
ば屈曲した板状蓋2の係止突起51,51′を係
止孔4,4′に臨まして、押圧により展延する際、
係止突起51,51′が係止孔4,4′に対して位
置がずれていても、円弧状周縁が係止孔に対して
滑り適性位置に係止突起51,51′を案内させ
ることが出来る。
「考案の効果」 以上の様に本考案は、押圧するのみでワンタツ
チで収納ケース本体の開口部へ被蓋することが出
来るので、電気機器の組立工数を低減するばかり
でなく特殊工具を要することなく分解、組立が出
来る実用価値多大な電気機器の収納ケースであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本案実施例の収納ケースを説明する斜
視図、第2図:本案実施例の収納ケースへの被蓋
手順イ,ロ,ハを説明する断面図、第3図:本案
実施例の係止孔内での係止突起の状態を説明する
断面図、第4図:本案の他の実施例を説明する斜
視図、第5図:本案の他の実施例を説明する主要
上面図。 主な符号、1……収納ケース本体、2……板状
蓋、3……開口部、4,4′……係止孔、5,
5′……係止突起、6……段部、6a……段部側
壁、6b……段部底壁、51,51′……円弧形
状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に形成された円形状の開口部3の内壁に段
    部6を形成し、その段部側壁6aの途中から段部
    底壁6bの途中に亙つて切り欠かれている係止孔
    4,4′を設けた収納ケース本体1と可塑性材料
    で成形されて屈曲され、その屈曲方向上の両側に
    2つの係止突起5,5′を設けた板状蓋2とから
    なり、上記収納ケース本体1の開口部3の段部側
    壁6aにおける内径をL1、段部底壁6bのケー
    ス本体1の半径方向上における巾をL2、屈曲し
    た状態の板状蓋2の係止突起5,5′先端間の間
    隔をd、展延した状態の板状蓋2の係止突起5,
    5′間の間隔をd′、又上記係止孔4,4′の段部側
    壁6aにおける高さ方向の巾をh、上記係止孔
    4,4′の段部底壁6bにおける収納ケース本体
    1の半径方向上の巾をW、板状蓋2の厚みをtと
    して、 d′>L1>d>L1−2L2 …(1) h<t …(2) √22=t …(3) となるようにし、且つ、展延状態における上記板
    状蓋2の直径がL1に対応するように構成したこ
    とを特徴とする電気機器の収納ケース。
JP13772180U 1980-09-26 1980-09-26 Expired JPH0140207Y2 (ja)

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JPS5759488U JPS5759488U (ja) 1982-04-08
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