JPH0139095B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0139095B2
JPH0139095B2 JP4597081A JP4597081A JPH0139095B2 JP H0139095 B2 JPH0139095 B2 JP H0139095B2 JP 4597081 A JP4597081 A JP 4597081A JP 4597081 A JP4597081 A JP 4597081A JP H0139095 B2 JPH0139095 B2 JP H0139095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
screen
coating
image holding
electrophotographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4597081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57159575A (en
Inventor
Naoto Fujimura
Kunio Satomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4597081A priority Critical patent/JPS57159575A/ja
Publication of JPS57159575A publication Critical patent/JPS57159575A/ja
Publication of JPH0139095B2 publication Critical patent/JPH0139095B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスクリーンを利用した電子写真像保持
部材の製造方法に関する。
従来塗布方法としては浸漬法、スプレー法、ロ
ール法などがある。然し、浸漬法は被塗布部材を
塗料中に浸漬して引上げて塗布するものであるか
ら、実際に塗布される量よりも遥かに多量の塗料
を必要とし、また、同じ塗料を繰返し使用するこ
とになるので、塗料のポツトライフが長くなけれ
ばならない。従つて浸漬法による場合には多量の
塗料の組成を常時一定に保つために大規模な設備
を必要とし、また、塗料の種類も制限される、ま
たさらに、浸漬法により厚さが極めて均一な塗膜
を形成するためには、引上げ速度をできるだけゆ
つくりとしなければならないので、作業能率が非
常に低い。
またスプレー法による場合には、塗料は使い切
りで済むが、環境温度により塗布条件が大きく変
わるため、大容量の空調を必要とする。また、作
業能率も浸漬法と同様に低い、さらには、形成さ
れる塗膜のバラツキが生じ易い欠点もある。
また、ロール法による塗布の場合には、被塗布
部材が水平面であるものを除いて均一な塗布層を
形成するのは困難である。
また、ロール間で塗料を転送する塗布法の場合
には、一端、ロールの表面に塗料を付与した後、
この塗料をもう一方のロールであるドラム状の被
塗布部材上に転写する形態をとるので、ロール間
の間隙を精度良く一定に保たねばならず、塗料の
転写ムラを生じやすい。また、被塗布部材に塗料
を転写する工程の前に、ロール上に付与される塗
料の膜厚を規制するための中間ロールを設けるこ
とが多く、この場合には塗布工程が複雑になる。
そこで、簡便で且つミクロンオーダーの均一性
が要求される電子写真像保持部材の製造方法とし
て上述の塗布方法を適用した場合、それぞれ一長
一短があり、第三の塗布技術が望まれていたもの
である。
而して本発明は操作が簡単で、製造効率に優
れ、さらに均一な像保持層を形成できる電子写真
像保持部材の製造方法を提供することを主たる目
的とする。
本発明による電子写真像保持部材の製造方法
は、ドラム状のスクリーンを介して塗料を被塗布
部材に支持体に付与して塗布することを特徴とす
るものである。
即ち、本発明による電子写真像保持部材の製造
方法によれば、スクリーンの網目を通して塗料を
被塗布部材上に付与するものであり、用いられる
塗料の量は少なくて済み、塗料の組成の保守、管
理が容易であり、また、塗膜の製造効率が高い。
またさらにスクリーンの網目の大きさ、即ち、メ
ツシユを調整することにより、所定の厚さの均一
な塗膜が再現性よく容易に形成できるものであ
る。尚、付与された直後は、塗料の各山が網目状
に並んでいるが、塗料はその流動性により直ちに
拡がつてなだらかになり、レベリングして平滑な
塗膜となるので、網目状の痕跡は残らない。ま
た、ドラム状の被塗布部材上に、塗料の塗り始め
と塗り終りの境目がレベリングによつてなくな
り、所謂継目なし(シームレス)の塗膜も容易に
製造することもできる。従つて、継目なしの電子
写真像保持層を形成した場合には、所謂シームレ
ス電子写真像保持部材を形成でき、電子写真像保
持部材の回転位置と無関係に画像を連続的に形成
でき、また、小径の電子写真像保持部材で大面積
の画像をコピーすることもできるものである。ま
た、特に本発明においては、スクリーンとしてド
ラム状のものを用いることによつて、 (1) 塗布効率が向上する。
(2) 塗料の損失が少い、 (3) 塗料の乾燥によるスクリーンの性能劣化が起
りにくい、 (4) 塗布装置が小型で済む、 などの効果を有する。即ち、スクリーンがドラム
状であるのでスクリーンを回転させることによつ
て塗布ができ、平板スクリーンによる往復移動に
塗布に較べて塗布効率が優れる。また、平板スク
リーンの場合には、ブレードによつて塗料を一方
向にしごいた後、残留塗料を捨てる場合は勿論の
こと、捨てない場合でも塗料を回収する間に塗料
の損失が生ずる。
これに対して、ドラム状のスクリーンでは、塗
料を連続的に使用するので塗料の損失が少い。ま
た、ドラム状スクリーンの場合には、短い周期で
塗布操作が繰返えすことができるので塗料の乾燥
によるスクリーンの性能低下は生じにくいもので
ある。またこの場合、ドラム状のスクリーンの内
部に塗料の溶剤蒸気を送り込ませることによつて
塗料の粘度を積極的に一定に保つこともできる。
本発明による電子写真像保持部材の製造方法の
代表的な態様は第1図に示される。
第1図においてスクリーン2の直径は被塗布部
材4の直径よりも大きく、スクリーンの2の網目
部3の長さは、被塗布部材4の周長よりやや大き
く設定されている。
スクリーン2は定速で矢印7の方向に回転し、
Aの位置で被塗布部材4と接触してスクリーン2
に従動して矢印8の方向に回転する。この間塗料
5はブレード1によつてしごかれ、スクリーンの
網目部3を通過して被塗布部材4上に付与され、
塗膜6を形成する。Bの位置で塗布は終了し、ス
クリーン2と被塗布部材4とは分離される。スク
リーンはそのまま回転し再びブレード1がAの位
置に到達した時に次の被塗布部材がセツトされ
る。
スクリーン2はドラム状にするための枠に貼り
つけたものでも良く、又、枠の1周長のシートの
一部を写真製版したものを枠の内側より貼りつけ
たものでも良い(勿論外側に貼つても良い)。
材質はナイロン、ポリエステル、ポリエチレン
等の高分子、金属、ガラス、繊維等一般にスクリ
ーンとして用いられる物であれば何を用いても良
い。スクリーンの製法はメツキ法、エツチング
法、編みこみ法等の方法がある。
又、スクリーンの網目部は腰が弱く破損し易い
場合には随所に支えを置くとよい。支えはスクリ
ーンの破損を防ぐために滑りの良いものが良い、
例えば、テフロン、ポリエチレン、ナイロン、等
また、形状は丸棒状、コロ(回転する)等のもの
がよい。スクリーンのメツシユ数は、10〜1000メ
ツシユ、特には100〜600メツシユが好適である。
なお、本発明に用いる塗料のしごき手段として
は、上述したブレードの他、スポンジローラー、
ゴムローラーなどの他の任意しごき手段が用いら
れる。
電子写真に用いられる像保持部材は表面に絶縁
層または光導電層を有するものであり、これらの
層の均一性は像形成能に著しく影響を与えるもの
であり、従つて、本発明による電子写真像保持部
材の製造方法が最も有効に適用できる。
電子写真法により、静電像またはトナー像が形
成される像保持部材としては電子写真感光体と称
せられる光導電層を有する像保持部材と光導電層
を有しない像保持部材とがあり通常、支持体とそ
の上にある像保持層から構成される。
電子写真感光体は所定の特性を得るためあるい
は適用される電子写真プロセスの種類に応じて
種々の構成をとる。電子写真感光体の代表的なも
のとして支持体上に光導電層が形成されている感
光体、および光導電層とその上の絶縁層との積層
を備えた感光体があり広く用いられている。支持
体と光導電層から構成される感光体は最も一般的
な電子写真プロセスによる、即ち帯電、画像露光
および現像、更に必要に応じて転写による画像形
成に用いられる。また絶縁層を備えた感光体にお
ける絶縁層は光導電層の保護、感光体の機械的強
度の改善、暗減衰特性の改善、または、特定の電
子写真プロセスに適用されるため等の目的のため
に設けられるものであり、このような絶縁層を有
する感光体または、絶縁層を有する感光体を用い
る電子写真プロセスの代表的な例は、例えば、米
国特許第2860048号公報、特公昭41―16429号公
報、特公昭38―15446号公報、特公昭46―3713号
公報、特公昭42―23910号公報、特公昭43―24748
号公報、特公昭42―19747号公報、特公昭36―
4121号公報などに記載されている。このほか、光
導電層を有しない絶縁層だけの像保持部材もあ
り、この像保持部材の用途の代表的ないくつかは
次に説明される。
(1) 例えば、特公昭32―7115号公報、特公昭32―
8204号公報、特公昭43―1559号公報に記載され
ているように、電子写真感光体の繰返し使用性
の改善の目的で電子写真感光体に形成された静
電像を光導電層を持たない像保持部材に転写し
て現像を行い、次いでトナー画像は記録体に転
写される。この電子写真プロセスに用いられる
像保持部材。
(2) また、電子写真感光体に形成された静電像に
対応させて光導電層を持たない像保持部材に静
電像を形成させる他の電子写真プロセスとし
て、例えば、特公昭45―30320号公報、特公昭
48―5063号公報、特開昭51―341号公報などに
記載されているように、多数の微細な開口を有
するスクリーン状の電子写真感光体に所定の電
子写真プロセスによつて静電像を形成し、この
静電像を介して光導電層を持たない像保持部材
にコロナ帯電処理を行なうことにより、コロナ
のイオン流を変調させて静電像を光導電層を持
たない像保持部材に形成させて、これをトナー
現像して記録体に転写させて最終画像を形成す
るプロセスが挙げられる。この電子写真プロセ
スに用いられる像保持部材などが挙げられる。
絶縁層を有する電子写真感光体の代表的な構成
は銅、ステンレス、アルミなどの支持体上に、光
導電層と絶縁層とがある積層体である。
光導電層はZnO,CdS,CdSe,TiO2,ZnS,
ZnSe,Se,Se―Te,Se―Te―AS等、またはポ
リビニルカルバゾル等の有機半導体を、単独もし
くは結着剤樹脂と共に、貼合わせ、蒸着、スパツ
ターリング、塗布などによつて形成される。光導
電層の厚さは、使用する光導電物質の種類や特性
にもよるが一般には、5〜100μ、特には10〜50μ
程度が好適である。
一般に、光導電層の保護及び耐久性、暗減衰特
性の改善等を主目的として絶縁層を付設する場合
には絶縁層は比較的薄く設定され、特定の電子写
真プロセスに用いる場合に設けられる絶縁層は比
較的厚く設定される。
通常、絶縁層の厚さは、5〜70μ、特には10〜
50μに設定される。
光導電層の結着樹脂および絶縁層形成に用いら
れる樹脂としては通常の各種の絶縁性樹脂が適宜
用いられるものである。例えばポリエチレン、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニール、アクリル樹
脂、ポリカーボネート、シリコン樹脂、弗素樹
脂、エポキシ樹脂等である。
実施例 1 有機光導電体用の電荷発生層(CGL)として、
東洋インキ製β型銅フタロシアニンを精製したも
の7gと東洋紡ポリエステル樹脂(商品名:バイ
ロン200)7gとMEK20gシクロヘキサノン20g
を混合しボールミルで20時間分散し塗布液とし
た。
この塗布液を新栄工業のスクリーン印刷版及び
#350の通常のスクリーン版にて80mm径長さ345mm
アルミドラム上にコーテイングしたところ、ボタ
落ちのために重なり目の部分は塗布ムラとなつ
た。
又、1方向にかき寄せられた塗布液はムダにな
り、ドラム1本当りの塗布液消費量は必要量の3
倍(約10g)であつた。更にスクリーン上に残つ
た塗布液が不均一に乾燥し、各所に目詰まりを生
じ、連続塗布が困難であることも判つた。
一方第1図に示した本発明の方法によれば、塗
布液のボタ落ちもなく、又、スクリーン版が円筒
状である為、内側が乾燥し難く、塗布液は連続使
用の為消費量は必要最低限(1本当り3〜3.5g)
で済むことが認められた。
次に有機光導電体の電荷移動層(CTL)とし
て、1―フエニル―3―(P―ジエチルアミノス
チリル)―5―(P―ジエチルアミノフエニル)
ピラゾリン10g、総研化学、アクリル樹脂M―
116A,100gを混合し均一に溶解した。
同様の方法で夫々のCGL上にCTLを積層した
ところ、本発明による同様の利点が確認された。
更にカールソン法による電子写真プロセス(1次
帯電―5.7KV、露光、現像、クリーニング)によ
つて画像出しを行なつて比較したところ、通常の
方法で作成した感光ドラムにはボタ落ちの部分に
相当する画像上のムラが認められた。一方で本発
明による感光ドラムは、ムラのない均質な画像が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子写真像保持部材の製
造方法の1態様を示す。 1…ブレード、2…スクリーン、3…網目部、
4…被塗布部材、5…塗料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ドラム状のスクリーンを介して像保持層形成
    用の塗布液をドラム状の支持体に付与することに
    より、継目のない像保持層を形成することを特徴
    とする電子写真像保持部材の製造方法。
JP4597081A 1981-03-27 1981-03-27 Coating method Granted JPS57159575A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4597081A JPS57159575A (en) 1981-03-27 1981-03-27 Coating method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4597081A JPS57159575A (en) 1981-03-27 1981-03-27 Coating method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57159575A JPS57159575A (en) 1982-10-01
JPH0139095B2 true JPH0139095B2 (ja) 1989-08-18

Family

ID=12734077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4597081A Granted JPS57159575A (en) 1981-03-27 1981-03-27 Coating method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57159575A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57159575A (en) 1982-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03221986A (ja) 電子写真装置
JPH0139095B2 (ja)
JPH0151184B2 (ja)
JP2003156865A (ja) 電子写真用感光体及びそれを用いた画像形成装置
JPS6112500B2 (ja)
JPS6038698B2 (ja) 塗布方法
JPH02181152A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JPS6145504B2 (ja)
JPS6142264B2 (ja)
JPS6145503B2 (ja)
JP2004004461A (ja) 電子写真感光体、それを用いたプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP2001276700A (ja) 塗布装置、並びに、それを用いた塗布方法、電子写真感光体の製造方法、及び継ぎ目なしベルトの製造方法
JP3226203B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真画像形成方法及び電子写真装置
JP3630752B2 (ja) 電子写真感光体、この電子写真感光体を備えた画像形成装置及びプロセスユニット
JPH06313972A (ja) 電子写真感光体及び電子写真装置
JPH03197952A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP3030440B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP3003865B2 (ja) 電子写真感光体
JPS6275454A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JPH0651545A (ja) 有機電子写真感光体の製造方法
JPH05119503A (ja) 電子写真感光体、それを有する電子写真装置およびフアクシミリ
JPH06222583A (ja) 像保持部材の製造方法
JP2975391B2 (ja) トナー担持体製造方法
JPH07261507A (ja) 帯電部材、帯電装置、画像形成装置、及びプロセス カートリッジ
JPH11224008A (ja) 画像転写ベルト用のポリマー・コーティング装置