JPH0138897Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0138897Y2 JPH0138897Y2 JP10265381U JP10265381U JPH0138897Y2 JP H0138897 Y2 JPH0138897 Y2 JP H0138897Y2 JP 10265381 U JP10265381 U JP 10265381U JP 10265381 U JP10265381 U JP 10265381U JP H0138897 Y2 JPH0138897 Y2 JP H0138897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- primary
- primary winding
- secondary winding
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 69
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は通信機器などで使用する同相不平衡形
変成器の改良に係るものである。
変成器の改良に係るものである。
同相不平衡形変成器は回路間のインピーダンス
整合をとるためなどの目的で通信機器において、
広く使用されている。
整合をとるためなどの目的で通信機器において、
広く使用されている。
この種の同相平衡形変成器の従来の構造を第1
図の断面図で示す。
図の断面図で示す。
同図において、1はツバ付の中空円筒形のボビ
ン2の中空部と外周部に閉じた磁路を形成するコ
アである。ボビン2の外周には矢印A方向に多層
に1次巻線4が巻回され、1次巻線4の外周部
は、絶縁紙3が巻回されている。絶縁紙3の外周
には矢印A方向に多層に2次巻線5が巻回されて
いる。41,42はそれぞれ1次巻線4の巻始端
子、巻終端子であり、51,52はそれぞれ2次巻
線5の巻始端子、巻終端子である。巻始端子41,
51はそれぞれアース接続されている。
ン2の中空部と外周部に閉じた磁路を形成するコ
アである。ボビン2の外周には矢印A方向に多層
に1次巻線4が巻回され、1次巻線4の外周部
は、絶縁紙3が巻回されている。絶縁紙3の外周
には矢印A方向に多層に2次巻線5が巻回されて
いる。41,42はそれぞれ1次巻線4の巻始端
子、巻終端子であり、51,52はそれぞれ2次巻
線5の巻始端子、巻終端子である。巻始端子41,
51はそれぞれアース接続されている。
1次巻線4の高電位の巻終層と2次巻線5の低
電位の巻始層が近接していると、巻線間容量に起
因して生ずる1次巻線(または2次巻線)に対す
る並列等価容量が増大する。したがつて上記従来
のものは1次巻線4と2次巻線5との間に絶縁紙
3を挿入して間隔をとることにより並列等価容量
を減少せしめ広域側特性(例えば伝送損失など)
の向上を計つているのである。
電位の巻始層が近接していると、巻線間容量に起
因して生ずる1次巻線(または2次巻線)に対す
る並列等価容量が増大する。したがつて上記従来
のものは1次巻線4と2次巻線5との間に絶縁紙
3を挿入して間隔をとることにより並列等価容量
を減少せしめ広域側特性(例えば伝送損失など)
の向上を計つているのである。
しかし乍ら従来の上記の構造では1次巻線と2
次巻緑間に絶縁紙などを挿入するものであるので
巻線作業が煩雑となり、コスト高となるおそれが
あつた。
次巻緑間に絶縁紙などを挿入するものであるので
巻線作業が煩雑となり、コスト高となるおそれが
あつた。
本考案の目的は、上記の問題点に鑑み、絶縁物
を挿入しないことにより安価で、かつ広域側特性
の良好な同相不平衡形変成器を提供することにあ
る。
を挿入しないことにより安価で、かつ広域側特性
の良好な同相不平衡形変成器を提供することにあ
る。
この目的は1次巻線と2次巻線との巻線方向を
逆方向とし、1次巻線の巻終端子と2次巻線の巻
始端子とを接地せしめる構造とすることにより達
成することが出来るものであつて、以下図示実施
例を参照して本考案について詳細に説明する。
逆方向とし、1次巻線の巻終端子と2次巻線の巻
始端子とを接地せしめる構造とすることにより達
成することが出来るものであつて、以下図示実施
例を参照して本考案について詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例の同相不平衡形変成
器の構成を断面図で示したものである。
器の構成を断面図で示したものである。
同図において、1はツバ付の中空円筒形のボビ
ン2の中空部と外周部に閉じた磁路を形成するコ
アである。ボビン2の外周には矢印A方向に多層
に1次巻線6が巻回され、1次巻線6の外周部に
は、1次巻線6とは逆方向(矢印Bで示す)に2
次巻線7が多層に巻回されている。61,62はそ
れぞれ1次巻線6の巻始端子、巻終端子であり、
71,72はそれぞれ2次巻線7の巻始端子、巻終
端子である。同相不平衡形とするために1次巻線
6の巻終端子62と2次巻線7の巻始端子71とを
接地せしめてある。
ン2の中空部と外周部に閉じた磁路を形成するコ
アである。ボビン2の外周には矢印A方向に多層
に1次巻線6が巻回され、1次巻線6の外周部に
は、1次巻線6とは逆方向(矢印Bで示す)に2
次巻線7が多層に巻回されている。61,62はそ
れぞれ1次巻線6の巻始端子、巻終端子であり、
71,72はそれぞれ2次巻線7の巻始端子、巻終
端子である。同相不平衡形とするために1次巻線
6の巻終端子62と2次巻線7の巻始端子71とを
接地せしめてある。
このように1次巻線6の低電位の巻終層と2次
巻線7の低電位の巻始層が近接し、1次巻線6の
高電位の巻始層と2次巻線7の高電位の巻終層が
遠ざかつた構造である。したがつて1次巻線と2
次巻線間に絶縁物を挿入せずとも巻線間容量に起
因する1次巻線(または2次巻線)に対する並列
等価容量を小さくすることが出来、変成器の広域
側特性が良好となるものである。
巻線7の低電位の巻始層が近接し、1次巻線6の
高電位の巻始層と2次巻線7の高電位の巻終層が
遠ざかつた構造である。したがつて1次巻線と2
次巻線間に絶縁物を挿入せずとも巻線間容量に起
因する1次巻線(または2次巻線)に対する並列
等価容量を小さくすることが出来、変成器の広域
側特性が良好となるものである。
なお本実用新案の考案者は、ツボ形フエライト
コアで直径0.2mmポリウレタン被覆銅線を、1次
巻線、2次巻線とも124回、5層巻きにして、並
列等価容量が 従来型の巻線接続(絶縁紙無し) …121PE 本考案の巻線接続 …54PE と著しい効果のあることを確認している。
コアで直径0.2mmポリウレタン被覆銅線を、1次
巻線、2次巻線とも124回、5層巻きにして、並
列等価容量が 従来型の巻線接続(絶縁紙無し) …121PE 本考案の巻線接続 …54PE と著しい効果のあることを確認している。
以上説明したように本考案によれば、1次巻線
と、2次巻線間に絶縁物を挿入する必要が無くて
安価で、広域側特性の良好な同相不平衡形変成器
を提供することが出来、その実用上の効果は極め
て大である。
と、2次巻線間に絶縁物を挿入する必要が無くて
安価で、広域側特性の良好な同相不平衡形変成器
を提供することが出来、その実用上の効果は極め
て大である。
第1図は従来のものの構成を示す断面図、第2
図は本考案の一実施例の同相不平衡形変成器の構
成図を示す断面図である。 図中1はコア、2はボビン、4,6は1次巻
線、5,7は2次巻線、3は絶縁紙を示す。
図は本考案の一実施例の同相不平衡形変成器の構
成図を示す断面図である。 図中1はコア、2はボビン、4,6は1次巻
線、5,7は2次巻線、3は絶縁紙を示す。
Claims (1)
- それぞれが多層巻きの1次巻線、2次巻線を有
する同相不平衡形変成器において、該1次巻線と
該2次巻線との巻線方向が逆方向で、該1次巻線
の巻終端末と該2次巻線の巻始端末とを接地せし
めてなることを特徴とする同相不平衡形変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265381U JPS588915U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 同相不平衡形変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265381U JPS588915U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 同相不平衡形変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588915U JPS588915U (ja) | 1983-01-20 |
JPH0138897Y2 true JPH0138897Y2 (ja) | 1989-11-21 |
Family
ID=29897292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10265381U Granted JPS588915U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 同相不平衡形変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588915U (ja) |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP10265381U patent/JPS588915U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS588915U (ja) | 1983-01-20 |
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