JPH0138298Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138298Y2
JPH0138298Y2 JP1985006804U JP680485U JPH0138298Y2 JP H0138298 Y2 JPH0138298 Y2 JP H0138298Y2 JP 1985006804 U JP1985006804 U JP 1985006804U JP 680485 U JP680485 U JP 680485U JP H0138298 Y2 JPH0138298 Y2 JP H0138298Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake pipe
pipe section
resonance
resonance box
tuning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985006804U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61123864U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985006804U priority Critical patent/JPH0138298Y2/ja
Publication of JPS61123864U publication Critical patent/JPS61123864U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0138298Y2 publication Critical patent/JPH0138298Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の内燃機関の吸気通路に設けら
れる消音器に関する。
[従来の技術] 内燃機関の吸気通路に設けられる消音器は、従
来代表的なものとして、第6図に示すタイプのも
のと、第7図に示すタイプのものとがある。
第6図に示す消音器は、吸気管部1とその周囲
全周にわたつて延びる共鳴室2の外壁を構成する
共鳴箱3と、吸気管部1の管壁開口部4から共鳴
室2内に向つて延びる同調管5とから成る。消音
器はその長手方向両端を吸気通路を構成するゴム
ホース21によつて支持されている。
これに対し、第7図に示す消音器は、吸気管部
6と、その管壁開口部7に外方に向つて延びる同
調管8と、同調管8の先端部に取付けられ内部に
吸気管部6の周方向一側にのみ位置する共鳴室9
を有する共鳴箱10とから成つている。
さらに図示は省略するが、実開昭57−8347号公
報には、吸気管部の周方向一側に、吸気管部と一
体に成形した共鳴箱を設け、吸気管部に共鳴室内
および/または吸気通路内に延びる同調管を取り
付けた構造が開示されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、第6図に示すタイプの消音器に
は、共鳴室2が吸気管部1の全周にわたつて延び
ているため、車両との干渉から取付けスペースが
制約されるにかかわらず、共鳴室2のスペースが
大きくとれるという利点がある反面、同調管5の
先端開口部近傍の共鳴室2の容積が小さいため同
調管5に対して吸気管部1と反対側にある共鳴室
2のスペースが消音に有効に働きにくいこと、消
音器全体の質量がゴムホース21によつて支持さ
れているので、車両および吸気流の振動によつて
消音器が振動した場合、安定性が悪いという問題
があつた。
また、第7図に示すタイプの消音器には、共鳴
室9が同調管8の先端開口部近傍にあるため共鳴
室9の全容積が消音に有効には働くという利点が
ある反面、同調管先端に共鳴箱10が取付くため
同調管8分取付けスペースが損をすること、また
車両振動、吸気振動が消音器に伝わつた場合、共
鳴箱10が首振り振動し、消音に大きな役割を果
たす同調管8のつけ根に疲労亀裂等を発生させ、
消音に微妙な悪影響を与えるおそれがあること、
等の問題があつた。
さらに、実開昭57−8347号公報開示の構造にお
いては、共鳴箱が吸気管部と一体に成形されるた
め、数多くの部品が搭載されたエンジンルーム内
に消音器を設置するに際し、消音器自身の設計の
自由度が小さく制約されてしまい、消音効果上最
も効率のよい共鳴箱を構成することが困難であ
る。また、共鳴箱によつて画成される共鳴室と、
同調管との相対位置関係は消音器の消音性能を大
きく左右するが、実開昭57−8347号公報開示の構
造では、共鳴箱は吸気管部と一体に成形されるた
め共鳴室と吸気管部との相対位置関係は所望の関
係に決まるものの、同調管は共鳴箱とは係合関係
なしに吸気管部に取り付けられるため、同調管と
共鳴室との相対位置関係については精度的にばら
つくおそれがある。このばらつきは、消音性能に
大きな影響を及ぼすものであるから、このばらつ
きにより消音性能自身もばらつくこととなる。
本考案は、上記のような従来消音器の問題を軽
減するために、車両吸気通路用消音器において、
消音性が良好で、取付けスペースの制約される車
両への取付けにスペース上の問題を発生させず、
かつ設計的に大きな自由度をもたせながら、また
消音器の重要構成部品である同調管に損傷を与え
にくい、さらに消音性能に大きな影響を及ぼす共
鳴室と同調管との相対位置関係を精度よく所望の
位置関係に決めることのできる構造を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本考案の消音器は、内燃機関へ
の吸気通路の一部を構成する吸気管部と、該吸気
管部の周方向一側にのみ位置させて吸気管部に支
持され内部に共鳴室を有する吸気管部とは別体構
成の共鳴箱と、吸気管部の管壁開口部に取付けら
れて共鳴室内に延び、前記共鳴箱に係合すること
により実質的に該共鳴箱との間の相対位置関係を
決める筒状の同調管とから成つている。
[作用] このような構成を有する消音器では、共鳴箱が
吸気管部に接触されて支持されているため、同調
管の長さ分だけ従来の第7図に示す消音器に比べ
て小型化され、しかも吸気管部の周方向一側にの
み取付けられているので、吸気管部周方向のあい
ているスペースに位置せしめて設置することによ
り、車両搭載上のスペースの問題が軽減または解
消される。
また、共鳴箱が吸気管部に支持されているた
め、同調管に大きな振動力を与えることがなく、
同調管のつけ根部に疲労損傷が生じることもな
い。
また、共鳴室の全容積が同調管の先端開口部近
傍に位置しているため、共鳴室の全容積が消音に
有効に働き、消音効果上も有利である。
また、吸気管部に支持される共鳴箱は吸気管部
とは別体に構成されるので、該共鳴箱の形状、大
きさ等を、数多くの部品が搭載されているエンジ
ンルーム内の空いているスペースを最も有効に使
用するよう容易に決定することができ、共鳴箱と
吸気管部が一体構成とされる場合に比べ設計の自
由度が大幅に向上される。
さらに、同調管と共鳴箱とは互に係合されるの
で、共鳴箱により画成される共鳴室と同調管との
相対位置関係が精度よく狙つた位置関係に決めら
れ、目標とする消音性能が確実に得られる。
[実施例] 以下に、本考案の消音器の望ましい実施例を図
面を参照して説明する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例に係る
消音器を示している。図に示すように、消音器
は、吸気管部11と、吸気管部の管壁開口部12
に取付けられる同調管13と、内部に共鳴室14
を有する共鳴箱15とから成る。
吸気管部11は、内燃機関の吸気通路の一部を
構成し、剛体の筒状体から成り、両端にはゴムホ
ース16が取付けられる。吸気管部11にはステ
ー17が取付けられ、該ステー17を介して、吸
気管部11は車両ボデー18に固定されてもよ
い。すなわち、ボデー置タイプの消音器としても
よい。吸気管部11の管壁には、長手方向中央部
に管壁開口部12が設けられ、該管壁開口部12
には、吸気管部11の半径方向外方に管壁近傍か
ら外側に向つて延びる同調管13が溶接等により
取付けられる。
同調管13は剛体の筒体から成り、その断面積
および長さは、消音周波数より設計的に決定され
る。同調管13は共鳴室14内に延びており、先
端開口部19で共鳴室14につながつている。
共鳴室14は共鳴箱15によつて外気と区画さ
れており、同調管13を介して吸気通路と連通し
ている。
共鳴箱15は吸気管部11の外周に、周方向に
一部のみ位置し、共鳴室14を同調管13の先端
開口部19近傍に位置せしめている。したがつ
て、共鳴室14は吸気管部11の外周全周にわた
つては設けられていない。
共鳴箱15は吸気管部11の管壁に接触支持さ
れ、同調管13の吸気管部11への取付け部近傍
で同調管13に溶接等により固定されている。し
たがつて、共鳴箱15は、同調管13の先端に取
付けられることはない。また、共鳴箱15が同調
管13に溶接等により固定されることによつて、
共鳴箱15と同調管13、したがつて共鳴室14
と同調管13との相対位置関係が目標とする所定
の位置関係に決められている。
共鳴箱15は吸気管部11に接触支持され同調
管13に取付けられる箱15aとその覆いとなる
箱15bとの2つの部品を、突合せ部15cを溶
接することによつて構成される。共鳴箱15は、
車両への搭載に際し、吸気管部11の外周空間で
周方向に空いている部分に配置される。
つぎに、このように構成された実施例装置にお
ける作用について説明する。
まず、共鳴箱15は吸気管部11に接触支持さ
れるので、共鳴箱が同調管先端に取付けられる従
来例に比べて、共鳴箱15の設置スペースが同調
管13の長さ分だけ同調管13の長手方向に減縮
される。車両の吸気通路囲りはスペースが狭いの
で、この減縮は消音器の配設上有利である。
また、共鳴箱15は、吸気管部11の全周に設
けられていないので、吸気管部11周方向の比較
的空いているスペースに共鳴箱15を配置でき、
この点からも、車両への搭載が自由になる。さら
に、共鳴箱15は吸気管部11とは別体構成であ
るから、エンジンルーム内の余裕スペースに合せ
て共鳴箱15を自由にかつ消音性能上最も効率の
よい形状、大きさに決めることができ、吸気管部
と一体構成の場合に比べ設計の自由度が大幅に向
上する。
また、共鳴箱15が同調管13の先端に取付け
られず、吸気管部11に支持された状態で同調管
13の根元部に固定されているので、車両振動、
吸気振動によつて共鳴箱15が振動したとき、同
調管13に無理な振動荷重がかからない。同調管
13は、消音に大きな影響を与える部材であり、
同調管13が振動荷重を受けて疲労損傷すること
は避けられなければならないが、同調管13に比
較的重量物である共鳴箱15の振動荷重がかから
ないようにすることによつて、疲労損傷の問題は
除去される。
また、共鳴室14は同調管13の先端開口部1
9近傍に集中して位置する構造となつているの
で、共鳴室14の全容積が消音に有効に働き、消
音特性が向上する。
また、共鳴箱15と同調管13とは互に係合
し、相対位置関係が所定の位置関係に精度よく決
められているので、消音特性のばらつきが抑えら
れ、この面からも消音性能が向上される。
さらに、消音器を車両ボデーに固定される構造
とすれば、吸気ホースに支持された構造をとつた
場合に比べて、振動が抑制される。
[考案の効果] 以上の説明から分るように、本考案の消音器に
よるときは、エンジンルーム内での搭載の自由度
の拡大および共鳴箱設計の自由度の拡大、消音器
の取付け面からの全高の縮小による消音器の小型
化、同調管の信頼性の向上、消音特性の向上、さ
らには消音特性のばらつきの抑制等の種々の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る消音器の横断
面図、第2図は第1図の消音器の平面図、第3図
は第1図の消音器の側面図、第4図は第1図の消
音器の縦断面図、第5図は第1図の消音器の斜視
図、第6図は従来の消音器の断面図、第7図は従
来の別のタイプの消音器の断面図、である。 11……吸気管部、12……管壁開口部、13
……同調管、14……共鳴室、15……共鳴箱、
19……同調管先端開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関への吸気通路の一部を構成する吸気管
    部と、該吸気管部の周方向一側にのみ位置させて
    吸気管部に支持され内部に共鳴室を有する吸気管
    部とは別体構成の共鳴箱と、吸気管部の管壁開口
    部に取付けられて共鳴室内に延び、前記共鳴箱に
    係合することにより実質的に該共鳴箱との間の相
    対位置関係を決める筒状の同調管とから成る消音
    器。
JP1985006804U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0138298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006804U JPH0138298Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006804U JPH0138298Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61123864U JPS61123864U (ja) 1986-08-04
JPH0138298Y2 true JPH0138298Y2 (ja) 1989-11-16

Family

ID=30484583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985006804U Expired JPH0138298Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0138298Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578347B2 (ja) * 1976-03-29 1982-02-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632597Y2 (ja) * 1980-06-14 1988-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578347B2 (ja) * 1976-03-29 1982-02-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61123864U (ja) 1986-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2895407B2 (ja) 吸気消音装置
JPH0138298Y2 (ja)
JPS6216551Y2 (ja)
JPH078516U (ja) 共鳴型サブマフラ
JPS599046Y2 (ja) 消音器
JPS6040844Y2 (ja) 防振カバ−
JP3528979B2 (ja) 消音装置
JPS59979Y2 (ja) ク−ルエアインテ−ク構造
JP3473625B2 (ja) 内燃機関の吸気消音装置
GB2127094A (en) I.C. Engine intake air cleaner and silencer
JPS5928126Y2 (ja) 共鳴型消音器
JP2589431Y2 (ja) エアクリーナ
JP3521470B2 (ja) 消音器
JPH0218269Y2 (ja)
JPH0625550U (ja) 共鳴型消音器
JPS6242116Y2 (ja)
JPH041330Y2 (ja)
JP2513677Y2 (ja) 内燃機関のエアクリ―ナ
JPS6329083B2 (ja)
JPS6221703Y2 (ja)
JP2519488Y2 (ja) 自動車用消音器
JPH0543213Y2 (ja)
JPH0658153U (ja) エアクリーナ装置
JP2501843Y2 (ja) 吸気サイレンサ−
JPH0575469U (ja) レゾネータ