JPH0625550U - 共鳴型消音器 - Google Patents

共鳴型消音器

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JPH0625550U
JPH0625550U JP6673792U JP6673792U JPH0625550U JP H0625550 U JPH0625550 U JP H0625550U JP 6673792 U JP6673792 U JP 6673792U JP 6673792 U JP6673792 U JP 6673792U JP H0625550 U JPH0625550 U JP H0625550U
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resonance
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Application number
JP6673792U
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Inventor
哲治 井上
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの消音周波数を有する共鳴型消音器をほ
ぼ1つの内容量の消音器内に組み込みコンパクトと放射
音の低減を図ろうとするものである。 【構成】 吸気管部2の管壁に開口5を設け、筒体部3
を固着し、筒体部3の開放端に箱体部4の底壁を固着
し、筒体部3の外周縁を箱体部4の上壁4bと固着して
筒体部3の下部に1つ目の共鳴室6、箱体部4の内側に
2つ目の共鳴室10を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば内燃機関の吸気騒音を低減するための共鳴型消音器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関を搭載した自動車等から発散する騒音には、吸気系からの吸気騒音が ある。この吸気騒音の主要な周波数を2つ特定して低減する場合においては、図 2に示すように吸気管20に消音周波数の異る2個の消音器例えば、サイドブラ ンチ型消音器21およびヘルムホルツ型消音器22が接続されて用いられる。こ のような共鳴型消音器は、最近の自動車技術その進歩およびユーザーからの要望 によりエンジンルーム内はエンジン補器類の高密度化、ボンネット高の低下傾向 ならびに燃費改善のための車輛部品の軽量化等が進められてきておりそれに供い エンジンルーム内での配置が複雑になっており、そして消音器重量軽減のため薄 肉化が行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共鳴型消音器21、22をエンジンルーム内に多数個配 置しようとしてもエンジンルーム内は、多数のエンジン補器類があり、他部品と の干渉を考慮すると配置場所を確保するのが困難である。また、消音器の薄肉化 により固有周波数で消音時に消音器自体から放射音をもたらすという問題があっ た。
【0004】 本考案の目的は、上記従来の問題を解決できコンパクトな形状の共鳴型消音器 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上端が開放し、側壁に開口を設け、該開口の周囲に首部を形成した筒体部に中 心孔を設けた上壁と底壁を有する箱体部の上壁の中心孔に挿設し、中心孔周縁を 筒体部の上端と上記開口との間の側壁に固着するとともに筒体部の下端を上記底 壁に固着した構成としたものである。
【0006】
【作用】
箱体部に形成された共鳴室とその内側の筒体部の下部にさらにもう一つの共鳴 室が形成される。そして、箱体部の上壁および底壁は、筒体部に固着されている ので上記2個の共鳴室がそれぞれの消音周波数で共鳴しても箱体部および筒体部 の各壁面は共振しない。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例の共鳴型消音器1は、図1のように吸気管部2と筒体部3と 箱体部4から成る。
【0008】 吸気管部2は、内燃機関の吸気通路の一部を構成し、剛体の筒状体から成りそ の一端は、内燃機関の吸気系へ、他端は、エアクリーナに接続される。吸気管部 2の管壁には、管壁開口部5が設けられ、該管壁開口部5には、吸気管部2の管 壁から下側に向って延びる筒体部3が固着されている。
【0009】 筒体部3は、剛体の筒体で共鳴室6を有する筒体3aと首部7と接続管3bと からなり、筒体部3は、消音する第1番目の周波数よりまず、筒体3aの断面積 および長さを設計的に求め共鳴室6の所要容量を決定する。そして首部7の外径 および接続管3bの長さを加えたものが筒体部3の長さになり、断面積は、筒体 3aの断面積と同一にする。
【0010】 首部7は、筒体部3の側壁11の所定位置(筒体3aよりも上部)に開口8を 設け該開口8に第2の消音周波数より設計的に求められる断面積および長さの筒 体を固着したものであり、その外側には開口端9を有している。
【0011】 箱体部4は、上壁4bと底壁4aと側壁4cを有し、上壁4bに中心孔を設け てある。該中心孔に上記筒体部3を挿設し、中心孔周縁を筒体部3の側壁11に 固着するとともに、筒体部3の下端を上記底壁4aに固着しており、箱体部4内 には、第2の消音周波数より計算された所要容量を有する共鳴室10を形成して いる。
【0012】 内燃機関より発散した吸気騒音の音波は、吸気管部2内を伝播し接続管3bを 経由し、筒体部3の首部7よりも下に設けられた共鳴室6と首部7を通り箱体部 4に設けられた共鳴室10にそれぞれ至る。そして、音波は共鳴室6の内容量に 見合う消音周波数と共鳴室10の内容量に見合う消音周波数とで消音が行なわれ る。このようにして2種類の周波数の消音が行なわれる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の共鳴型消音器は、ほぼ1個分の消音器内に2つの固 有周波数を有するコンパクトな形状としたことにより、今まで必要であった消音 器1個分の配置場所が不要となり、該配置場所を他部品用として活用することが できる。
【0014】 また、消音時に従来例と同様に薄肉厚で製作されても固有周波数で消音器自体 から放射音を外部にもたらすことが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による共鳴型消音器の断面図
【図2】従来の共鳴型消音器の断面図
【符号の説明】
2 吸気管部 3 筒体部 4 箱体部 4a 上壁 4b 底壁 5 開口 7 首部 11 側壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開放し、側壁に開口を設け、該開
    口の周囲に首部を形成した筒体部に中心孔を設けた上壁
    と底壁を有する箱体部の上壁の中心孔に挿設し、中心孔
    周縁を筒体部の上端と上記開口との間の側壁に固着する
    とともに筒体部の下端を上記底壁に固着して成る共鳴型
    消音器。
JP6673792U 1992-08-31 1992-08-31 共鳴型消音器 Pending JPH0625550U (ja)

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JPH0625550U true JPH0625550U (ja) 1994-04-08

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