JPH0121124Y2 - - Google Patents

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JPH0121124Y2
JPH0121124Y2 JP1982195569U JP19556982U JPH0121124Y2 JP H0121124 Y2 JPH0121124 Y2 JP H0121124Y2 JP 1982195569 U JP1982195569 U JP 1982195569U JP 19556982 U JP19556982 U JP 19556982U JP H0121124 Y2 JPH0121124 Y2 JP H0121124Y2
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JP
Japan
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tail pipe
muffler
length
exhaust
main muffler
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JP1982195569U
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JPS59102928U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車エンジンの排気騒音低減装
置に関する。 従来の自動車エンジンの排気騒音低減装置とし
ては、例えば第1図(日産自動車発行サービス周
報第445号S.56.10月B11型系車の紹介)に示すよ
うなものがある。エンジン1より排出された排気
はエキゾーストマニホルド2、フロントチユーブ
3を通り、キヤタライザ4に導かれ浄化される。
さらに排気はメインマフラ5に導かれ、メインマ
フラ内で膨脹、収縮およびUターン等を繰り返し
て排気騒音が低減される。その後、排気は尾管6
によりマフラ後端部に導かれ大気中へ放出され
る。これらの排気系を構成する諸装置はフロアパ
ネル7から吊具8によつて吊設してある。 しかしながら、このような従来の自動車用エン
ジンの排気騒音低減装置にあつては、メインマフ
ラの後はほぼ同一の管径の尾管によりマフラ後部
へ排気を導く構成となつていたため、尾管内で尾
管長に依存する気柱振動が生じ、周波数=n
C/2(C;マフラ内の音速、n;自然数)での 排気騒音のレベルが特に大きくなり、さらに、こ
れらの周波数がエンジンの回転次数成分と一致す
ると著しく排気騒音が悪化するという問題点があ
つた。 この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、メインマフラより後方の尾管
の途中に共鳴型消音器を配設し、尾管長、共鳴型
消音器の頚管の断面積、頚管長、共鳴室容積の相
互関係を規制することにより、前記問題点を解決
することを目的としている。 この考案の構成を説明すると、自動車用エンジ
ンの排気騒音低減装置において、メインマフラよ
り後方の尾管の途中に共鳴型消音器を配設し、メ
インマフラの挿入部を含む尾管長を、共鳴型消
音器の頚管の断面積をSp、頚管長をp、共鳴
室容積をVpとすると、尾管と共鳴型消音器との
関係を略
【式】としたものであ る。 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第2図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。まず、構成を説明すると、エンジン1から排
出された排気は、エキゾーストマニホルド2、フ
ロントチユーブ3を通り、キヤタライザ4に導か
れる。そしてリヤアクスル9より前に位置するメ
インマフラ5に導かれ、メインマフラ5内で膨
脹、収縮およびUターン等を繰り返して排気騒音
が低減される。次にメインマフラの後方に取り付
けられた尾管15の中途には共鳴型消音器10が
設けてある。 この共鳴型消音器10の内部構造の詳細を示し
たものが第3図である。前板11、仕切板12、
後板13によつて、円筒状容器14は2室に分割
されている。尾管15は、共鳴型消音器10を挟
んで上流側尾管15aと下流側尾管15bとで構
成され、上流側尾管15aが前板11の上部に、
下流側尾管15bが後板13の下部に設けてあ
り、16は拡張室であり、頚管18と空洞19と
によつてヘルムホルツ型共鳴器が構成されてい
る。メインマフラ5への挿入長を含む尾管長
(メインマフラ5へ挿入される上流側尾管15a
の先端から下流側尾管15bが大気に開放してい
る先端までの長さ)、共鳴型消音器頚管18の断
面積をSp、頚管18長をp、空洞19の容積
をVpとすると、これらの関係が
【式】となるように構成されて いる。 次に作用を説明する。 上流側尾管15aと下流側尾管15bとは共鳴
型消音器10の拡張室16で接続されているが、
拡張室16の容積は比較的小さいため、音響的に
は上流側尾管15aの上流側先端から下流側尾管
15bの最下端部までは、ほぼ連続した1本の管
として作用する。一方、メインマフラ5の容積は
十分に大きいため、メインマフラ5内に臨む上流
側尾管15aの開口部は開口端(振動モードでは
腹となる)として作用する。また、下流側尾管1
5bの最下端部は大気中へ開口しているため、こ
れも開口端(振動モードでは腹となる)として作
用する。つまり、上流側尾管15aと下流側尾管
15bとで形成される尾管15に対しては、両端
開放の気柱振動が生じ、上流側尾管15aと下流
側尾管15bの合成長(尾管15の長さ)がの
場合、周波数=n・C/2(Cは音速)で排気 騒音のレベルが大きくなる。特に周波数=
C/2では周波数が低いため、排気脈動成分の中 でも特にレベルの大きいエンジンの回転基本成分
に重なり易く排気騒音が著しく悪化する。よつ
て、ヘルムホルツ型共鳴器を尾管の途中に設け、
さらにそのチユーニング周波数を気柱振動周波数
=C/2に合わせて尾管の気柱振動を抑制し、 排気騒音レベルを低減する様にしたものである。
ヘルムホルツ型共鳴器のチユーニング周波数
【式】で表わされるから、 C/2=pとすると、 という関係が得られる。この関係式においては音
速Cの項がないので、排気の音度が変化し、音速
が変わつても常に気柱振動を抑制することができ
る。 第4,5図には、他の実施例を示す。 この実施例は、共鳴型消音器20に接続してい
る下流側尾管21bをUターンフロー形状とする
ことにより、下流側の尾管長を長くすることがで
き、メインマフラ5から共鳴型消音器20に接続
している上流側尾管21aとほぼ同じ長さとし、
上、下流側尾管を合わせた尾管全長の中央に共鳴
型消音器を配置したものである。 共鳴型消音器の消音効果は尾管の気柱振動によ
り、ヘルムホルツ型共鳴器の共鳴現象を励起する
ことによつて生じるが、その為には尾管の気柱振
動の音圧振幅ができるだけ大きいことが望まし
い。周波数=C/2の気柱振動の場合、尾管の 中央部が音圧振幅の腹となるため、この位置に共
鳴型消音器を配置することにより最も効果的に気
柱振動を抑制し、排気騒音レベルを低減させるこ
とができる。 以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成をメインマフラより後方の尾管の途中
に、共鳴型消音器を配置し、メインマフラ内の挿
入部を含む尾管長を、共鳴型消音器の頚管の断
面積をSp、頚管長をp、共鳴室容積をVpとす
ると、尾管と共鳴型消音器の関係を、略
【式】としたため、尾管の気柱 振動が抑制され、周波数=C/2で排気騒音レ ベルが著しく悪化することを避けることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の自動車用エンジンの排気騒音
低減装置を示す側面図、第2図は、この考案の第
1実施例を示す側面図、第3図は第2図における
共鳴型消音器を示す断面図、第4図は、この考案
の第2実施例を示す側面図、第5図は第4図にお
ける共鳴型消音器を示す断面図である。 1……エンジン、2……エキゾーストマニホル
ド、3……フロントチユーブ、4……キヤタライ
ザ、5……メインマフラ、6……尾管、7……フ
ロアパネル、8……吊具、9……リヤアクスル中
心、10,20……共鳴型消音器、15,21…
…尾管、15a,21a……上流側尾管、15
b,21b……下流側尾管、18……頚管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車用エンジンの排気管系において、メイン
    マフラより後方の尾管の途中に共鳴型消音器を配
    設し、メインマフラ内の挿入部を含む尾管長をl
    共鳴型消音器の頚管の断面積をSp、頚管長p、
    共鳴室容積をVpとした時、尾管と共鳴型消音器
    との関係を略【式】としたこと を特徴とする自動車用エンジンの排気騒音低減装
    置。
JP19556982U 1982-12-27 1982-12-27 自動車用エンジンの排気騒音低減装置 Granted JPS59102928U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19556982U JPS59102928U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 自動車用エンジンの排気騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19556982U JPS59102928U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 自動車用エンジンの排気騒音低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59102928U JPS59102928U (ja) 1984-07-11
JPH0121124Y2 true JPH0121124Y2 (ja) 1989-06-23

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ID=30419945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19556982U Granted JPS59102928U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 自動車用エンジンの排気騒音低減装置

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JP (1) JPS59102928U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5159733U (ja) * 1974-11-05 1976-05-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59102928U (ja) 1984-07-11

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