JPH0138161B2 - - Google Patents
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- JPH0138161B2 JPH0138161B2 JP10584282A JP10584282A JPH0138161B2 JP H0138161 B2 JPH0138161 B2 JP H0138161B2 JP 10584282 A JP10584282 A JP 10584282A JP 10584282 A JP10584282 A JP 10584282A JP H0138161 B2 JPH0138161 B2 JP H0138161B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/02—Rotary-piston machines or pumps of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C2/025—Rotary-piston machines or pumps of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents the moving and the stationary member having co-operating elements in spiral form
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固定スクロール部材のうず巻部と可動
スクロール部材のうず巻部とを偏心してかみ合
せ、可動スクロール部材のうず巻部を公転させて
両うず巻部間に形成される密閉空間を中心方向へ
移動させながら容積を減縮して中心部から圧縮流
体を吐出させるようにした容積(スクロール)式
圧縮機、あるいは前記可動スクロール部材の公転
方向を逆にして前記密閉空間を外方へ移動させな
がら容積を膨張するようにした膨張機、さらに前
記圧縮機と逆の原理により圧縮流体を回転運動に
変換するための流体モータ等の容積式流体機械に
関するものである。
スクロール部材のうず巻部とを偏心してかみ合
せ、可動スクロール部材のうず巻部を公転させて
両うず巻部間に形成される密閉空間を中心方向へ
移動させながら容積を減縮して中心部から圧縮流
体を吐出させるようにした容積(スクロール)式
圧縮機、あるいは前記可動スクロール部材の公転
方向を逆にして前記密閉空間を外方へ移動させな
がら容積を膨張するようにした膨張機、さらに前
記圧縮機と逆の原理により圧縮流体を回転運動に
変換するための流体モータ等の容積式流体機械に
関するものである。
従来、スクロール式流体機械においては、第8
図の断面図に示すように可動スクロール部材9の
うず巻部9cと固定スクロール部材15のうず巻
部15bとのそれぞれの端面幅W1,W2は同じ
であり、可動スクロール部材9のうず巻部9cの
端面を固定スクロール部材15の基板15aに、
そして固定スクロール部材15のうず巻部15b
の端面を可動スクロール部材9の基板9aにそれ
ぞれ接触させるようにしたが、製作面における寸
法公差によつて、いずれか一方の側のうず巻部端
面とその対向する基板との間に間隙Gが生じてい
た。
図の断面図に示すように可動スクロール部材9の
うず巻部9cと固定スクロール部材15のうず巻
部15bとのそれぞれの端面幅W1,W2は同じ
であり、可動スクロール部材9のうず巻部9cの
端面を固定スクロール部材15の基板15aに、
そして固定スクロール部材15のうず巻部15b
の端面を可動スクロール部材9の基板9aにそれ
ぞれ接触させるようにしたが、製作面における寸
法公差によつて、いずれか一方の側のうず巻部端
面とその対向する基板との間に間隙Gが生じてい
た。
ところが、上記両うず巻部の接合構造は、たと
えその端面に間隙が存していてもそこでのシール
性を確保するため、うず巻部の端面幅を大きくし
ていたので、可動スクロール部材9の重量が大き
くなつてバランスウエイトの重量を大きくしなけ
ればならず、慣性モーメントが大きくなつて消費
動力が多くなり、さらに流体機械の総重量が大き
くなるという欠陥があつた。又、可動スクロール
部材9のうず巻部9c端面の摩耗損失が大きくな
るという欠陥があつた。
えその端面に間隙が存していてもそこでのシール
性を確保するため、うず巻部の端面幅を大きくし
ていたので、可動スクロール部材9の重量が大き
くなつてバランスウエイトの重量を大きくしなけ
ればならず、慣性モーメントが大きくなつて消費
動力が多くなり、さらに流体機械の総重量が大き
くなるという欠陥があつた。又、可動スクロール
部材9のうず巻部9c端面の摩耗損失が大きくな
るという欠陥があつた。
本発明の目的はシール性を低下させることな
く、可動スクロール部材、バランスウエイトさら
には機械全体の重量を小さくすることができると
ともに、運動部の慣性モーメントを小さくして起
動トルク及び起動時の衝撃を緩和し、消費動力を
少なくすることができる容積式流体機械を提供す
ることにある。
く、可動スクロール部材、バランスウエイトさら
には機械全体の重量を小さくすることができると
ともに、運動部の慣性モーメントを小さくして起
動トルク及び起動時の衝撃を緩和し、消費動力を
少なくすることができる容積式流体機械を提供す
ることにある。
以下、本発明をスクロール圧縮機に具体化した
一実施例を第1図〜第5図について説明すると、
センタハウジング1の左端部にはフロントハウジ
ング2が一体的に設けられ、右端面にはリヤハウ
ジング3が図示しない複数本の締付ボルトにより
固定されている。
一実施例を第1図〜第5図について説明すると、
センタハウジング1の左端部にはフロントハウジ
ング2が一体的に設けられ、右端面にはリヤハウ
ジング3が図示しない複数本の締付ボルトにより
固定されている。
フロントハウジング2の中央部には円筒状のボ
ス部4が一体に形成され、その中心孔4aには左
右一対のラジアルボールベアリング5により回転
軸6が支承され、外端部において駆動源に接続さ
れる。又、回転軸6とボス部4の間にはシヤフト
シール機構7が介装されており、このシール機構
7を収納するシール室Sの上部と連通するように
前記ボス部4の基端上部には冷媒ガスの導入孔4
bが設けられている。
ス部4が一体に形成され、その中心孔4aには左
右一対のラジアルボールベアリング5により回転
軸6が支承され、外端部において駆動源に接続さ
れる。又、回転軸6とボス部4の間にはシヤフト
シール機構7が介装されており、このシール機構
7を収納するシール室Sの上部と連通するように
前記ボス部4の基端上部には冷媒ガスの導入孔4
bが設けられている。
前記回転軸6の内端部には偏心軸8が連結され
ており、この偏心軸8上には可動スクロール部材
9を構成する円形状をなす基板9aの背面中心部
に一体的に形成したボス部9bがラジアルニード
ルベアリング10を介して回転可能に支承されて
いる。前記可動スクロール部材9の前面には第4
図に示すようにうず巻部9cが一体的に形成され
ている。
ており、この偏心軸8上には可動スクロール部材
9を構成する円形状をなす基板9aの背面中心部
に一体的に形成したボス部9bがラジアルニード
ルベアリング10を介して回転可能に支承されて
いる。前記可動スクロール部材9の前面には第4
図に示すようにうず巻部9cが一体的に形成され
ている。
一方、センタハウジング1の内周面には環状の
係止段部1aが形成され、この段部に対し可動ス
クロール部材9の自動防止を行なう固定リング1
1の外周縁がキー12により回動不能に係合され
ている。この固定リング11により前記センタハ
ウジング1内部は2つの室すなわちボス部4側の
吸込室Aと可動スクロール部材9側の作動室Bと
に区画形成されており、吸込室Aにはフロントハ
ウジング2の外周上部に貫設した吸入口2aによ
り外部回路から冷媒ガスが導入される。さらに、
固定リング11の外側部には第2図に示すように
吸込通路11bが4箇所に設けられ、吸込室Aか
ら作動室Bへ冷媒ガスが導入される。
係止段部1aが形成され、この段部に対し可動ス
クロール部材9の自動防止を行なう固定リング1
1の外周縁がキー12により回動不能に係合され
ている。この固定リング11により前記センタハ
ウジング1内部は2つの室すなわちボス部4側の
吸込室Aと可動スクロール部材9側の作動室Bと
に区画形成されており、吸込室Aにはフロントハ
ウジング2の外周上部に貫設した吸入口2aによ
り外部回路から冷媒ガスが導入される。さらに、
固定リング11の外側部には第2図に示すように
吸込通路11bが4箇所に設けられ、吸込室Aか
ら作動室Bへ冷媒ガスが導入される。
前記可動スクロール部材9の基板9a背面には
第1〜3図に示すように上下方向に幅広の自動防
止用のガイド溝9dが刻設され、前記固定リング
11の前面には第2,3図に示すように左右方向
に幅広の自動防止用のガイド溝11aが刻設され
ている。そして、前記一方のガイド溝9dには第
3図に示すように四角環状をなす自動防止リング
13の右側面が上下方向の摺動可能に係合され、
他方のガイド溝11aには前記自動防止リング1
3の左端面が第2図に示すように左右方向のスラ
イド可能に係合されている。
第1〜3図に示すように上下方向に幅広の自動防
止用のガイド溝9dが刻設され、前記固定リング
11の前面には第2,3図に示すように左右方向
に幅広の自動防止用のガイド溝11aが刻設され
ている。そして、前記一方のガイド溝9dには第
3図に示すように四角環状をなす自動防止リング
13の右側面が上下方向の摺動可能に係合され、
他方のガイド溝11aには前記自動防止リング1
3の左端面が第2図に示すように左右方向のスラ
イド可能に係合されている。
従つて、前記回転軸6により偏心軸8が一定の
円軸跡を描きながら第2図において反時計回り方
向へ回転されると、一体的に形成された自動防止
リング13の上下2辺が固定リング11のガイド
溝11aに規制されているので、自動防止リング
13はガイド溝11aに沿つて左方へ真直ぐに平
行移動され、このため基板9aのガイド溝9dも
上下同じ方向に保持され、可動スクロール部材9
の自動は防止される。
円軸跡を描きながら第2図において反時計回り方
向へ回転されると、一体的に形成された自動防止
リング13の上下2辺が固定リング11のガイド
溝11aに規制されているので、自動防止リング
13はガイド溝11aに沿つて左方へ真直ぐに平
行移動され、このため基板9aのガイド溝9dも
上下同じ方向に保持され、可動スクロール部材9
の自動は防止される。
前記回転軸6の内端部には、可動スクロール部
材9の公転運動を円滑に行なうためのバランスウ
エイト14が固着されている。
材9の公転運動を円滑に行なうためのバランスウ
エイト14が固着されている。
前記リヤハウジング3の前端面には、固定スク
ロール部材15を構成する円形状の基板15aの
外周後端縁が当接されている。この基板15aの
前面には第4図に示すようにうず巻部15bが前
記可動スクロール部材のうず巻部9cと常時2箇
所以上で局部的に接触するように一体的に固着さ
れている。又、前記基板15aのほぼ中心部には
リヤハウジング3の中心部において隔壁3aと同
基板15aによつて形成される吐出室Cへ圧縮さ
れた冷媒ガスを吐出し得る吐出通路15cが透設
されている。前記吐出室Cには前記吐出通路15
cと対応して球状の吐出弁16がバネ17によつ
て該通路15cへ圧接保持されている。
ロール部材15を構成する円形状の基板15aの
外周後端縁が当接されている。この基板15aの
前面には第4図に示すようにうず巻部15bが前
記可動スクロール部材のうず巻部9cと常時2箇
所以上で局部的に接触するように一体的に固着さ
れている。又、前記基板15aのほぼ中心部には
リヤハウジング3の中心部において隔壁3aと同
基板15aによつて形成される吐出室Cへ圧縮さ
れた冷媒ガスを吐出し得る吐出通路15cが透設
されている。前記吐出室Cには前記吐出通路15
cと対応して球状の吐出弁16がバネ17によつ
て該通路15cへ圧接保持されている。
従つて、前記偏心軸8により可動スクロール部
材9のうず巻部9cが固定スクロール部材15の
うず巻部15bに局部的に接触しながら第4図時
計回り方向へ公転されると、両うず巻部9c,1
5bの接触部がうず巻部15bの内周面上を中心
へ向つて移動し、このため2つの接触部によつて
形成される密閉空間P1,P2(第4図点を施し
た部分)が徐々に取り込んだ冷媒ガスを圧縮しな
がら中心部へ移動され、吐出通路15cから吐出
室Cへ吐出され、さらにリヤハウジング3の上部
に設けた吐出口3bから外部回路へ圧送される。
材9のうず巻部9cが固定スクロール部材15の
うず巻部15bに局部的に接触しながら第4図時
計回り方向へ公転されると、両うず巻部9c,1
5bの接触部がうず巻部15bの内周面上を中心
へ向つて移動し、このため2つの接触部によつて
形成される密閉空間P1,P2(第4図点を施し
た部分)が徐々に取り込んだ冷媒ガスを圧縮しな
がら中心部へ移動され、吐出通路15cから吐出
室Cへ吐出され、さらにリヤハウジング3の上部
に設けた吐出口3bから外部回路へ圧送される。
前記リヤハウジング3の隔壁3a外側には、環
状に中間圧室Dが設けられていて、該中間圧室D
と前記密閉空間P2を連通するように、前記固定
スクロール部材15の基板15aには小孔15d
が設けられている。
状に中間圧室Dが設けられていて、該中間圧室D
と前記密閉空間P2を連通するように、前記固定
スクロール部材15の基板15aには小孔15d
が設けられている。
従つて、可動スクロール部材9が公転されて圧
縮作用が行なわれているときには、前記密閉空間
P2から吸入圧と吐出圧との中間圧の流体が小孔
15dを通つて前記中間圧室Dへ圧入され、この
中間圧及び前記吐出室Cの吐出圧によつて固定ス
クロール部材15の基板15aが第1図において
フロント側へ押圧され、可動スクロール部材9に
対し固定スクロール部材15が圧接される。
縮作用が行なわれているときには、前記密閉空間
P2から吸入圧と吐出圧との中間圧の流体が小孔
15dを通つて前記中間圧室Dへ圧入され、この
中間圧及び前記吐出室Cの吐出圧によつて固定ス
クロール部材15の基板15aが第1図において
フロント側へ押圧され、可動スクロール部材9に
対し固定スクロール部材15が圧接される。
次に、本発明の要部である可動スクロール部材
9と固定スクロール部材15の接合構造について
第5図に中心に説明する。
9と固定スクロール部材15の接合構造について
第5図に中心に説明する。
前記可動スクロール部材のうず巻部9cの端面
幅W1は、固定スクロール部材のうず巻部15b
の端面幅W2よりも小さく設定されている。又、
前記うず巻部9cの基板9aからの高さH1は、
うず巻部15bの基板15aからの高さH2より
も大きく設定されていて、うず巻部cの端面が基
板15aに接触し、うず巻部15bの端面と基板
9aとの間には微小な間隙Gが生じるようにして
いる。
幅W1は、固定スクロール部材のうず巻部15b
の端面幅W2よりも小さく設定されている。又、
前記うず巻部9cの基板9aからの高さH1は、
うず巻部15bの基板15aからの高さH2より
も大きく設定されていて、うず巻部cの端面が基
板15aに接触し、うず巻部15bの端面と基板
9aとの間には微小な間隙Gが生じるようにして
いる。
従つて、圧縮動作が行なわれているときには、
中間圧室D及び吐出室Cの圧力により可動スクロ
ール部材9に対し固定スクロール部材15が圧接
されているので、可動側のうず巻部9cの端面が
固定側の基板15aに強く圧接されてシール性が
高まり、このため第4図において密閉空間P1か
ら作動室B側への流体の漏洩が少なくなる。従つ
て、可動側のうず巻部9の厚さを薄くしたことに
よるシール性の低下はない。
中間圧室D及び吐出室Cの圧力により可動スクロ
ール部材9に対し固定スクロール部材15が圧接
されているので、可動側のうず巻部9cの端面が
固定側の基板15aに強く圧接されてシール性が
高まり、このため第4図において密閉空間P1か
ら作動室B側への流体の漏洩が少なくなる。従つ
て、可動側のうず巻部9の厚さを薄くしたことに
よるシール性の低下はない。
又、圧縮作用中は先行する密閉空間P1から前
記間隙Gを通つて後続の密閉空間P2へ流体が漏
洩しようとするが、これは間隙Gの幅(うず巻部
15b端面幅W2と同じ)を小さくしていないの
で、シール性が低下することはなく、前記流体の
漏洩はそれほど問題にならない。
記間隙Gを通つて後続の密閉空間P2へ流体が漏
洩しようとするが、これは間隙Gの幅(うず巻部
15b端面幅W2と同じ)を小さくしていないの
で、シール性が低下することはなく、前記流体の
漏洩はそれほど問題にならない。
さて、本発明実施例においては、可動スクロー
ル部材のうず巻部9c端面幅W1を固定スクロー
ル部材のうず巻部15b端面幅W2よりも小さく
するとともに、うず巻部9cの高さH1をうず巻
部15bの高さH2よりも高くし、かつ圧縮作用
時に固定スクロール部材15を可動スクロール部
材9へ押圧するようにしたのでシール性を低下さ
せることなく可動スクロール部材9の重量を小さ
くすることができる。このためバランスウエイト
14の重量も小さくして可動部の総重量を小さく
でき、慣性モーメントを小さくして動力損失を少
なくでき、又うず巻部9c端面の接触面を少なく
して摩擦抵抗を少くしこの点からも消費動力をダ
ウンさせることができる。
ル部材のうず巻部9c端面幅W1を固定スクロー
ル部材のうず巻部15b端面幅W2よりも小さく
するとともに、うず巻部9cの高さH1をうず巻
部15bの高さH2よりも高くし、かつ圧縮作用
時に固定スクロール部材15を可動スクロール部
材9へ押圧するようにしたのでシール性を低下さ
せることなく可動スクロール部材9の重量を小さ
くすることができる。このためバランスウエイト
14の重量も小さくして可動部の総重量を小さく
でき、慣性モーメントを小さくして動力損失を少
なくでき、又うず巻部9c端面の接触面を少なく
して摩擦抵抗を少くしこの点からも消費動力をダ
ウンさせることができる。
なお、本発明は次のような実施例で具体化する
ことも可能である。
ことも可能である。
(1) 第6図に示すように、固定側のうず巻部15
b端面に対し、うず巻方向に溝15eを設け、
該溝15eにシール部材18を収容して可動側
の基板9aに接触させること。このようにすれ
ば、間隙Gのシール性が向上するものとなる。
b端面に対し、うず巻方向に溝15eを設け、
該溝15eにシール部材18を収容して可動側
の基板9aに接触させること。このようにすれ
ば、間隙Gのシール性が向上するものとなる。
(2) 第7図に示すようにうず巻部9cの端面中間
部に溝9eを設けて、有効端面幅W1を小さく
したりすること。なおこのときうず巻部9cと
うず巻部15bの厚さは等しくしても、また前
者の方を薄くしても実施可能である。
部に溝9eを設けて、有効端面幅W1を小さく
したりすること。なおこのときうず巻部9cと
うず巻部15bの厚さは等しくしても、また前
者の方を薄くしても実施可能である。
(3) 前述したスクロール圧縮機以外に膨張機ある
いは流体モータ等に応用すること。
いは流体モータ等に応用すること。
以上詳述したように本発明は、可動スクロール
部材のうず巻部の端面幅を固定スクロール部材の
うず巻部の端面幅よりも小さくするとともに、可
動側うず巻部の高さを固定側うず巻部の高さより
も若干高くして固定側うず巻部の端面と可動スク
ロール部材の基板との間に微小間隙を設け、さら
に固定スクロール部材と可動スクロール部材とを
互に接圧させたことにより、シール性を低下させ
ることなく、可動スクロール部材、可動スクロー
ル部材、バランスウエイトさらには機械全体の重
量を小さくすることができるとともに、運動部の
慣性モーメントを小さくして起動トルク及び起動
時の衝撃を緩和し、消費動力を少なくすることが
できる効果がある。
部材のうず巻部の端面幅を固定スクロール部材の
うず巻部の端面幅よりも小さくするとともに、可
動側うず巻部の高さを固定側うず巻部の高さより
も若干高くして固定側うず巻部の端面と可動スク
ロール部材の基板との間に微小間隙を設け、さら
に固定スクロール部材と可動スクロール部材とを
互に接圧させたことにより、シール性を低下させ
ることなく、可動スクロール部材、可動スクロー
ル部材、バランスウエイトさらには機械全体の重
量を小さくすることができるとともに、運動部の
慣性モーメントを小さくして起動トルク及び起動
時の衝撃を緩和し、消費動力を少なくすることが
できる効果がある。
第1図は本発明をスクロール圧縮機に具体化し
た一実施例を示す中央部縦断面図、第2図は第1
図のX―X線断面図、第3図は固定リング、自転
防止リング及び可動スクロール部材の縮小分解斜
視図、第4図は第1図のY―Y線断面図、第5図
は可動及び固定側のうず巻部の接合構造を示す断
面図、第6図及び第7図はうず巻部の接合構造の
別例を示す断面図、第8図は従来のうず巻部の接
合構造の別例を示す断面図である。 可動スクロール部材……9、基板……9a、う
ず巻部……9c、固定スクロール部材……15、
基板……15a、うず巻部……15b。
た一実施例を示す中央部縦断面図、第2図は第1
図のX―X線断面図、第3図は固定リング、自転
防止リング及び可動スクロール部材の縮小分解斜
視図、第4図は第1図のY―Y線断面図、第5図
は可動及び固定側のうず巻部の接合構造を示す断
面図、第6図及び第7図はうず巻部の接合構造の
別例を示す断面図、第8図は従来のうず巻部の接
合構造の別例を示す断面図である。 可動スクロール部材……9、基板……9a、う
ず巻部……9c、固定スクロール部材……15、
基板……15a、うず巻部……15b。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハウジングのフロント側端面ほぼ中心部に回
転軸を回転可能に貫通支承し、この回転軸の内端
に固着された偏心軸に対し可動スクロール部材を
相対回転可能に支承し、前記ハウジング内には前
記可動スクロール部材の自転防止用固定リングを
配設し、さらにハウジングのリヤ側には固定スク
ロール部材を設置してそのうず巻部と可動スクロ
ール部材のうず巻部を少なくとも2箇所以上で部
分接触した状態で重ね合せ、流体の圧縮・膨張あ
るいは流体圧力を回転運動に変換し得るようにし
た容積式流体機械において、前記可動スクロール
部材のうず巻部の端面幅を固定スクロール部材の
うず巻部の端面幅よりも小さくするとともに、可
動側うず巻部の高さを固定側うず巻部の高さより
も若干高くして固定側うず巻部の端面と可動スク
ロール部材の基板との間に微小間隙を設け、さら
に固定スクロール部材と可動スクロール部材とを
互に接圧させたことを特徴とする容積式流体機
械。 2 可動スクロール部材のうず巻部の端面幅は、
その幅方向両側縁を切欠いて幅狭に形成されてい
る特許請求の範囲第1項記載の容積式流体機械。 3 可動スクロール部材のうず巻部の端面幅は、
その中央部に凹設したうず巻方向の溝によつて実
質的に幅狭に形成されている特許請求の範囲第1
項記載の容積式流体機械。 4 固定スクロール部材のうず巻部の端面は、そ
の中央部にうず巻方向の溝を有し、該溝には可動
スクロール部材の基板に接触するシール材が収容
されている特許請求の範囲第1項記載の容積式流
体機械。 5 固定スクロール部材はリヤハウジング側に設
けられた中間圧室及び吐出室の圧力によつて可動
スクロール部材に圧接されている特許請求の範囲
第1項記載の容積式流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584282A JPS58222901A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 容積式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584282A JPS58222901A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 容積式流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58222901A JPS58222901A (ja) | 1983-12-24 |
JPH0138161B2 true JPH0138161B2 (ja) | 1989-08-11 |
Family
ID=14418266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10584282A Granted JPS58222901A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 容積式流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58222901A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0615805B2 (ja) * | 1985-12-18 | 1994-03-02 | 三菱重工業株式会社 | スクロ−ル型流体機械 |
JPS6321787U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-13 | ||
US4834633A (en) * | 1986-12-17 | 1989-05-30 | Carrier Corporation | Scroll machine with wraps of different thicknesses |
JPH02125989A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-14 | Daikin Ind Ltd | スクロール形流体機械 |
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JP6074203B2 (ja) * | 2012-09-25 | 2017-02-01 | 株式会社ヴァレオジャパン | スクロール型圧縮機 |
JP2019210923A (ja) | 2018-06-08 | 2019-12-12 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スクロール型膨張機 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP10584282A patent/JPS58222901A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58222901A (ja) | 1983-12-24 |
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