JPH0138000Y2 - - Google Patents

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JPH0138000Y2
JPH0138000Y2 JP1982058539U JP5853982U JPH0138000Y2 JP H0138000 Y2 JPH0138000 Y2 JP H0138000Y2 JP 1982058539 U JP1982058539 U JP 1982058539U JP 5853982 U JP5853982 U JP 5853982U JP H0138000 Y2 JPH0138000 Y2 JP H0138000Y2
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JP
Japan
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ballast tank
ballast
tank
seawater
hot water
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JP1982058539U
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English (en)
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JPS58160899U (ja
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Priority to JP5853982U priority Critical patent/JPS58160899U/ja
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、寒冷地を航行する船舶に装備された
バラストタンクの改良に関する。
更に詳しくは、このバラストタンク内の水温を
凍結温度以上に温度調節するように構成したバラ
ストタンクの凍結防止装置である。
寒冷地を航行する船舶においては、バラストタ
ンク内の水が凍ることがあり、そのためにバラス
トの調整が困難となる欠点がある。このような欠
点を防止するために従来は寒冷地を航行する船舶
のバラストタンク内に加熱コイルを設け、この加
熱コイルの中を熱媒体物として機関室内にて製造
された蒸気または温水を循環させてバラスト水の
温度の低下を防止してきた。
このバラストタンクの加熱方法は、バラストタ
ンクの内部を直接的に加熱することができるので
有効な方法であるが、加熱コイルをタンクの内部
に設置する必要があると共に、この加熱コイルが
故障した際にはその修理が困難な場合が多く、設
備費が増加し、保守上にも問題が生ずる欠点があ
る。
本考案は前記従来のバラストタンクの加熱手段
を改良するために得られたものであつて、海水を
取入れ、またこの海水を排出する船舶のバラスト
タンクにおいて、海水の取入れ口とバラストタン
クとの間に、吸入ポンプと、取入れられた海水を
加温する熱交換器と、加温された海水を貯蔵する
タンクと、温水供給ポンプと、供給弁とを接続す
ると共に、弁の吐出側に連設した温水供給管の末
端をバラストタンクの上方位置で開口し、バラス
トタンクの下部に液面調節用の弁を経由して温水
排出管を接続し、前記温水供給ポンプはバラスト
タンク内の水温に応動して作動し、供給弁とはバ
ラストタンク内の水温に応動して開閉し、また前
記液面調節用の弁はバラストタンク内の液面に応
じて開閉するようにしたことを特徴とする。
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る装置の概略構造を示す図
であつて、バラストタンク1に海水(バラスト
水)の供給径路2と排出径路3とが設けられてい
る。
前記供給径路2は海水取り入れ口4と、吸入ポ
ンプ5と熱交換器6と、温度調節された海水を貯
蔵するタンク7と、このタンク7の温水を前記バ
ラストタンク1に供給する温水供給ポンプ8が直
列的に設けられており、前記海水取り入れ口4よ
り吸入した海水の温度を熱交換器6によつて調節
してバラストタンク1に供給するようになつてい
る。
またバラストタンク1に接続されたバラスト水
の排出径路3にはポンプ9が設けられて、これで
バラストタンク1内の温水を吸入して排出口10
より排出することができるように構成されてい
る。更に11は供給弁であつて、バラストタンク
1内に設けた温度計と連動して開閉を行うように
なつている。また12は液面調節用の弁であつ
て、バラストタンク1内の液面計と連動して開閉
を行うように成つている。
第2図は本考案に係る装置を装備して船舶の断
面図であつて、船体の両側にはバラストタンク
1,1aが設けられている。このバラストタンク
1内には温水供給管2aが配管され、供給径路2
より供給された温水を供給弁11を経由して供給
することができるようになつている。この温水供
給管2aはバラストタンク1内を立ち上がつて上
方に位置した管の吐出口2bより吐出するように
なつている。
そしてバラストタンク1の下部には液面調節用
の弁12を経由して温水排出管3aがこのタンク
1と排出径路3との間に接続されている。
再び第1図において、熱交換器6中には例えば
コイル6aが内蔵されており、このコイル6a内
に温水を循環して熱交換器6を加熱するように構
成されている。この熱交換器6を加熱する熱源と
しては、機関室内の主機や補機より発生した排熱
を利用して加熱することができる。
本考案に係るバラスト水加熱装置は、機関室内
の主機や補機より発生した排熱を利用して海水取
り入れ口4より取り入れた海水を昇温することが
できる。
前記熱交換器6によつて昇温した海水は、タン
ク7に貯蔵されてバラストタンク1内のバラスト
水の温度が所定の値より低下した際にポンプ8と
弁11を経由してバラストタンク1に供給するこ
とができるのである。
前記動作に際して、温水供給ポンプ8バラスト
タンク1内に設置した温度計(図示せず)と連動
して始動するように構成されている。
また、バラストタンク1内のバラスト水が所定
の量より多くなつた場合には、その液面を検知し
て弁12が開くのでバラスト水は自動的に排出さ
れることになる。
第2図及び第3図より明らかなように、タンク
7より送られてきた温水はバラストタンク1内に
おいてその上部より供給され、また排出管3aは
バラストタンク1の下部より排出することができ
るようになつているので、温水によつてタンク1
の内部を自動的に撹拌しながらその底部に溜つた
冷たい水を順次排出することができるのである。
本考案に係る装置は、バラストタンク1へのバ
ラスト水の供給径路に熱交換器6を設け、この熱
交換器6へ主機あるいは補機より発生した熱を供
給してバラスト水を加熱することができるので、
このバラスト水の温度を調節するための熱源を特
別に必要としないという効果がある。
さらに本考案の装置によれば昇温した海水をタ
ンクで貯蔵し、バラストタンク内の水温が所定値
より低下したとき、温水供給ポンプと供給弁とに
より温水をバラストタンクに供給するようにした
ためバラストタンク内の水温を所定値に保つこと
が容易であり、また小型の熱交換器で大量の温水
を供給することができる。
また、温水は、バラストタンクの上方位置から
供給されるから、温水によつてバラストタンクの
内部を撹拌しながら底部に溜つた冷たい水を順次
排出でき、その結果バラストタンク内の水温を均
一化することができる等の効果を奏するものであ
る。
なお排出径路3及び排出口10を通じてバラス
ト水を船外に排出する代りに、戻り管3bをポン
プ5の入口側に接続し、弁13,14,15を開
閉することによつてバラスト水を循環させてやれ
ば、熱量は更に有効に利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置のと概略の構造を示
すフローシートである。第2図は船舶の断面を切
断して示す横断面図である。第3図はバラストタ
ンク1への配管状況を示す断面図である。 1……バラストタンク、2……バラスト水(温
水)供給管路、4……海水取り入れ口、5,8,
9……ポンプ、6……熱交換器、10……バラス
ト水排出口、11,12……弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海水を取入れ、またこの海水を排出する船舶の
    バラストタンクにおいて、海水の取入れ口とバラ
    ストタンクとの間に、吸入ポンプと、取入れられ
    た海水を加温する熱交換器と、加温された海水を
    貯蔵するタンクと、温水供給ポンプと、供給弁と
    を接続すると共に、弁の吐出側に連設した温水供
    給管の末端をバラストタンクの上方位置で開口
    し、バラストタンクの下部に液面調節用の弁を経
    由して温水排出管を接続し、前記温水供給ポンプ
    はバラストタンク内の水温に応動して作動し、供
    給弁とはバラストタンク内の水温に応動して開閉
    し、また前記液面調節用の弁はバラストタンク内
    の液面に応じて開閉するようにした寒冷地航行船
    におけるバラストタンクの凍結防止装置。
JP5853982U 1982-04-23 1982-04-23 寒冷地航行船におけるバラストタンクの凍結防止装置 Granted JPS58160899U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5853982U JPS58160899U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 寒冷地航行船におけるバラストタンクの凍結防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5853982U JPS58160899U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 寒冷地航行船におけるバラストタンクの凍結防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160899U JPS58160899U (ja) 1983-10-26
JPH0138000Y2 true JPH0138000Y2 (ja) 1989-11-15

Family

ID=30068925

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5853982U Granted JPS58160899U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 寒冷地航行船におけるバラストタンクの凍結防止装置

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JP (1) JPS58160899U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525608A (en) * 1978-08-10 1980-02-23 Nippon Kokan Kk <Nkk> Ballast water freezing preventive method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525608A (en) * 1978-08-10 1980-02-23 Nippon Kokan Kk <Nkk> Ballast water freezing preventive method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58160899U (ja) 1983-10-26

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