JPH03495Y2 - - Google Patents

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JPH03495Y2
JPH03495Y2 JP635085U JP635085U JPH03495Y2 JP H03495 Y2 JPH03495 Y2 JP H03495Y2 JP 635085 U JP635085 U JP 635085U JP 635085 U JP635085 U JP 635085U JP H03495 Y2 JPH03495 Y2 JP H03495Y2
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water
tank
cooling water
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、水冷式内燃機関の冷却装置の改良
に関する。
(従来の技術) この種の冷却装置として、例えば第5図のよう
に構成したものが知られている(実開昭55−
140715号公報参照)。
ウオータポンプ1からの冷却水はオイルクーラ
2、機関本体3(シリンダブロツク、シリンダヘ
ツド)のウオータジヤケツト、ラジエータ5の順
に流れてウオータポンプ1の吸込口に戻り、オイ
ルクーラ2及び機関本体3を通過する時に奪つた
熱をラジエータ5で大気中に放熱する。
この場合、機関本体3のウオータジヤケツト出
口には複数のサーモスタツト4が介装され、この
サーモスタツト4は冷却水温が所定値以下の時に
機関本体3からの冷却水をラジエータ5を通さず
に、バイパス通路8を介しウオータポンプ1へと
戻す。
9は冷却水を貯溜するウオータタンクで、ウオ
ータタンク9は、補給通路13を介してウオータ
ポンプ1の吸込口側に連通され、その内部は通気
機能を有するキヤツプ9aを介して大気圧下に開
放される。10はラジエータ5のアツパタンク5
aを、11は各気筒のウオータジヤケツトをシリ
ンダヘツドの外部で継ぐ通路12をそれぞれウオ
ータタンク9の内部(大気圧)と連通する脱気通
路である。
尚、このような冷却装置において、暖機性能を
向上させるために、暖機運転時にエンジンウオー
タジヤケツト内の冷却水を一時的に抜き取るよう
にしたものは、本出願人により例えば実願昭59−
125204号(実開昭61−39426号)に提案さている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このような冷却装置にあつては、例
えば冬期において冷却水を不凍液に換えるのを忘
れてしまうと、冷却水の凍結によつて機関本体の
ウオータジヤケツト等に亀裂や破損を生じるとい
う問題点があつた。
この考案は、特に機関本体の冷却水の凍結によ
る亀裂や破損の発生を防止することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) そのため、この考案は、水冷式内燃機関の冷却
装置において、断熱材で覆われるとともに、内圧
に応じて拡縮する作動室をもつサブタンクを設け
ると共に、サブタンクの作動室を、ウオータジヤ
ケツトの中央部に延びる断熱パイプを介してウオ
ータジヤケツトと連通させたものである。
(作用) 機関停止時にウオータジヤケツト内の冷却水は
水温が氷点以下に下がると、ジヤケツトの内面付
近より凍結し始めて、やがて全体が凍結するが、
この凍結過程において、冷却水の一部はジヤケツ
ト中央部から断熱パイプを介してサブタンクへと
押し出される。つまり、凍結に伴う体積膨張に相
当する冷却水がウオータジヤケツトからサブタン
クへと逃げるため、シリンダブロツク及びシリン
ダヘツドの亀裂や破損は回避される。また機関の
始動後冷却水は自動的にジヤケツト内に押し戻さ
れる。
(実施例) 第1図において、機関本体20の外部には断熱
材で被覆したサブタンク21が取り付けられる。
サブタンク21はその内部に摺動自由にピスト
ン22が収装され、これにより内圧の上昇に応じ
てピストン22がリターンスプリング23を圧縮
する方向に摺動するのに伴つて、容積の拡大する
作動室24が画成される。
作動室24は断熱材で被覆したパイプ25と2
6を介してシリンダヘツド27とシリンダブロツ
ク28のウオータジヤケツト29と30に連通さ
れ、断熱パイプ25と26のウオータジヤケツト
側開口部はそれぞれ各気筒のジヤケツト中央部
(後述のように冷却水の凍結が最も遅れる領域)
に向けて突出される。
即ち、エンジン停止時に水温が氷点以下に低下
すると、ウオータジヤケツト29,30内の冷却
水はジヤケツト内面付近から徐々に凍結しはじ
め、やがて全体が凍結することになるが、この凍
結過程において冷却水の一部は凍結に伴う体積膨
張によつて断熱パイプ25,26を介してサブタ
ンク21の作動室24へと押し出される。
一方、機関始動時等にウオータジヤケツト2
9,30内の氷が解けると、サブタンク21内の
冷却水はピストン22を介してスプリング23の
バネ力によりウオータジヤケツト29,30内に
押し戻されるのである。
尚、サブタンク21は各気筒に対応して個別的
に設けてもよい。
ところで、機関本体20の冷却系は第2図のよ
うに構成される。
31は電磁クラツチ32を介して機関本体20
のクランク軸に連係したウオータポンプ、33は
オイルクーラ、34はラジエータで、ウオータポ
ンプ31からの冷却水は従前と同じく、オイルク
ーラ33、機関本体20のウオータジヤケツト2
9,30、ラジエータ34の順に流れて、ウオー
タポンプ31の吸込口に戻り、オイルクーラ33
及び機関本体20を通過する時に奪つた熱をラジ
エータ34で大気中に放散する。
35は冷却水温が所定値以下の時に、機関本体
20からの冷却水をバイパス通路36を介してウ
オータポンプ31へと戻すサーモスタツト、5
5,56は脱気通路、36はウオータタンクで、
この場合補給通路37と38を介してラジエータ
34のアツパタンク34aとウオータポンプ31
の吸込口側とにそれぞれ連通される。
そして、ウオータタンク36及び補給通路3
7,38を含む冷却回路39は、機関本体20と
ラジエータ34を除く全部が断熱材で覆われ保温
化される。
ラジエータ34の下方には、ラジエータ34内
の冷却水が凍結する恐れのあるときに、これを抜
きとるための保温タンク40が設けられ、保温タ
ンク40は通路41を介してウオータタンク36
の内部(大気圧)に連通される。
保温タンク40は周囲を断熱材で被覆したもの
で、途中に電磁弁42を介装した水抜き通路43
を介してラジエータ34のロアタンク34bに、
また途中に電動ポンプ44を介装した戻し通路4
5を介してウオータタンク36に連通される。
尚、水抜き、戻し通路43と45は、補給通路3
7,38等と同じく断熱材で被覆される。
一方、補給通路37の途中には電磁弁46が、
またラジエータ34のロアタンク34bとウオー
タポンプ31の吸込口を継ぐ冷却通路47の途中
(補給通路38合流部下流)には電磁弁48が
各々介装される。
そして、制御回路50はラジエータ34内の冷
却水が凍結する恐れのあるときに、これを保温タ
ンク40に抜きとるように、電磁弁42,46,
48及び電動ポンプ44の駆動を制御する。
具体的には、機関停止時に第3図に示すフロー
チヤートのように、水温センサ53で検出される
冷却水温が氷点付近に低下すると、電磁弁46と
48を閉じてラジエータ34への冷却水の流入を
阻止すると同時に、電磁弁42を開きラジエータ
34内の冷却水を保温タンク40に流下させる。
この状態で所定時間(ラジエータ34内の冷却
水の抜きとり時間)を経過すると、電動モータ4
4を駆動して、保温タンク40内の冷却水をウオ
ータタンク36へとくみ上げ、保温タンク40内
の液面レベルが液面センサ52での検出レベルま
で低下すると、電動ポンプ44を停止する。
尚、機関始動時には第4図で示すフローチヤー
トのように、電磁弁42を閉じて電磁弁46と4
8を開き重力を利用してラジエータ34内に冷却
水を導入すると共に、水温センサ53で検出され
るウオータジヤケツト29,30内の冷却水温が
所定値に達するまでは、電磁クラツチ32をオフ
にして冷却フアンの回転を停止し、暖機後にはじ
めて電磁クラツチ32をオンにする。
ところで、この実施例によれば、機関本体20
内の冷却水の凍結時に、凍結に伴う体積膨張によ
つて冷却水の一部を断熱パイプ25,26を介し
てサブタンク21の作動室24に逃がすようにし
たので、シリンダブロツク28及びシリンダヘツ
ド27の、冷却水の凍結による亀裂や破損の発生
は防止される。
また、機関本体20とラジエータ34を除くす
べての冷却系回路39を断熱材で覆うと共に、ラ
ジエータ34内の冷却水が凍結する恐れのあると
きに、これを保温タンク40に抜きとるようにし
たので、機関本体20以外の冷却水の凍結も防止
される。
このため、寒冷時にも冷却水として普通の水が
使用可能で、不凍液を使用する必要もない。
(考案の効果) 以上要するに、この考案によれば、ウオータジ
ヤケツト内の冷却水の凍結時に、その冷却水の一
部が凍結に伴う体積膨張により断熱パイプを介し
て、断熱材で被覆した内圧に応じて拡縮するサブ
タンクへと押し出されるようにしたので、仮に不
凍液を使用せずに機関本体の冷却水が凍結したと
しても、シリンダブロツクやシリンダヘツドの亀
裂や破損の発生は防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す機関本体の断
面図、第2図は同じく冷却系の概略構成図、第3
図は機関停止時の、第4図は機関始動時の制御動
作の一例をそれぞれ示すフローチヤート、第5図
は従来装置の構成図である。 20…機関本体、21…サブタンク、25,2
6…断熱パイプ、29,30…ウオータジヤケツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水冷式内燃機関の冷却装置において、断熱材で
    覆われるとともに、内圧に応じて拡縮する作動室
    をもつサブタンクを設けると共に、サブタンクの
    作動室を、ウオータジヤケツトの中央部に延びる
    断熱パイプを介してウオータジヤケツトと連通さ
    せたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
JP635085U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH03495Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP635085U JPH03495Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP635085U JPH03495Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61122324U JPS61122324U (ja) 1986-08-01
JPH03495Y2 true JPH03495Y2 (ja) 1991-01-10

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ID=30483710

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JP635085U Expired JPH03495Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720338Y2 (ja) * 1990-01-24 1995-05-15 ヤンマーディーゼル株式会社 直冷機関における冷却水ジャケットの空気抜き装置

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Publication number Publication date
JPS61122324U (ja) 1986-08-01

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