JPS597139Y2 - 車両用エンジンの冷却機構 - Google Patents

車両用エンジンの冷却機構

Info

Publication number
JPS597139Y2
JPS597139Y2 JP9928378U JP9928378U JPS597139Y2 JP S597139 Y2 JPS597139 Y2 JP S597139Y2 JP 9928378 U JP9928378 U JP 9928378U JP 9928378 U JP9928378 U JP 9928378U JP S597139 Y2 JPS597139 Y2 JP S597139Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cylinder block
pipe
heater
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9928378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5516913U (ja
Inventor
哲郎 大谷
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP9928378U priority Critical patent/JPS597139Y2/ja
Publication of JPS5516913U publication Critical patent/JPS5516913U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS597139Y2 publication Critical patent/JPS597139Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車室内の暖房にエンジンの冷却水を使用す
る水冷式エンジンのエンジン冷却機構の改良に関する。
従来、水冷式のエンジン31においては、第2図に示す
ようにラジエータ35により冷却された冷却水は、ウオ
ータポンプ36によりエンジンのシリンダブロック32
のウオータジャケット32 a内に送られて、シリンダ
ブロック32を冷却した後、シリンダブロック32とシ
リンダヘッド33との接合部に設けられた通路34を経
てシリンダヘッド33のウオータジャケット32 a内
に流入し、シリンダヘッド33を冷却した後暖房装置3
7(以下ヒータという。
)に送られている。一般に、シリンダブロックの熱容量
はシリンダヘッドの熱容量より大きい。
そしてエンジンの作動時に燃焼ガスにより受ける熱量は
、シリンダブロックの方がシリンダヘッドより少なく、
逆に放熱面積はシリンダブロックの方が大きい。
このために、寒冷時においてエンジンを始動した時、冷
却水の暖まるまでに時間がかかり、その間はヒータを使
用することができず、従って、車室内の暖房をすること
ができないという不具合があった。
この考案は上記にかんがみ、寒冷時において、車両用エ
ンジンの冷えている時に始動した時(以下冷始動という
)、エンジンからヒータに流れる冷却水の温度上昇時間
を短縮でき、従ってヒータの使用可能になる時間を短縮
することのできるエンジンの冷却機構の提供を目的とす
るものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづいて説明
する。
第1図において、1は車両用のエンジンであり、2はシ
リンダブロック、3はシリンダヘッドである。
このシリンダブロック2とシリンダヘッド3とには、そ
れぞれウオータジャケツ}2aと3aとが設けられてい
るが、両者の接合面4部において冷却水の通路が連通し
ていない。
5はウオータポンプである。
このウオータポンプ5は送水管6によりシリンダヘッド
3に接続されており、又送水管6に接続された送水管7
によりシリンダブロック2に接続されている。
8はクーリングファン(図示しない)により冷却される
ラジエー夕であり、その上部はウオータポンプ5の吸入
側と出口管9により接続されている。
ラジエータ8の下部には入口管10があり、後述する戻
り管15に接続されている。
11は車室内を暖めるためのヒータである。
このヒータ11は、シリンダヘッド3により加熱された
冷却水の出口に設けられた温水管12を介してシリンダ
ヘッド3に接続されている。
この温水管12には、シリンダブロック2内で加熱され
た冷却水の出口に設けられた温水管13が接続されてお
り、かつ、温水管13内にサーモスタット14が設けら
れている。
このサーモスタット14は温水管13内の水温が所定値
(例えば65゜C)に達するまでは閉じており、水温が
この所定値に達すると開き始め、水温がさらに高くなっ
た時(例えば85゜C)に全開になる。
15は温水管12を介してヒータ11に供給された温水
を、ウオータポンプ5に戻すための戻り管であり、その
一端部は温水管13とヒータ11との間で温水管12に
接続されており、その他端部はウオータポンプ5に接続
されている。
戻り管15と温水管12との接続部にはヒータバルブ1
6が設けられている。
戻り管15には、ヒータ11内において放熱した冷却水
を、ヒータ11から流出させるための吐出管17が接続
されている。
この戻り管15には、前述のように、ラジエータ8の入
口管10が接続されている。
そして、戻り管15と入口管10との接続部内に、オン
・オフ形のサーモスタット18が設けられている。
このサーモスタット18は、冷却水温が低い間、戻り管
15から入口管10への氷の流れを遮断し、かつ、戻り
管15をウオータポンプ5に連通させる。
冷却水温が上昇して所定値に達すると、サーモスタット
18は入口管10と戻り管15とを連通させるとともに
、戻り管15とウオータポンプ5との連通を閉じる。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
寒冷時において車室内の暖房をする場合には、ヒータバ
ルブ16が開いており、温水管12と戻り管15とは連
通せず、温水管12とヒータ11とが連通した状態にな
っている。
この状態でエンジン1を冷始動すると、冷却水が冷えて
いるので、サーモスタット18はラジエー夕の入口管1
0を閉じている。
このため、戻り管15内の冷却水は、ウオータポンプ5
に吸入された後、送水管6内に吐出される。
冷却水の温度が低いので、サーモスタット14も閉じて
おり、温水管13内の冷却水は温水管12内に流入しな
い。
このため、送水管6内に流入した冷却水は送水管7を経
てシリンダブロック2内に流入せず、送水管6からシリ
ンダヘッド3のウオータジャケット3a内に流入し、温
水管12を経てヒータ11内に流入し、ヒータの吐出管
17から戻り管15内に流入してウオータポンプ5に戻
り、同一の経路を循環する。
上記のように、ウオータポンプ6から吐出された冷却水
はシリンダヘッド3内で加熱されるが、シリンダヘッド
3はシリンダブロック2と比較すると、排気ガスより受
ける熱量が多いが、熱容量が小さく、かつ、放熱面積も
小さいので、非常に短い時間内に温度が上昇する。
このために、シリンダヘッド3内を流れる冷却水は、エ
ンジン始動後極めて短時間にヒータ使用可能な温度に上
昇して、温水管12からヒータ11に流れる。
従って、エンジンの冷始動後、ヒータ11から車室内に
直ちに温風が吹き出す。
併し、燃焼ガスより受ける熱量はシリンダヘッド3だけ
では十分でなく車室内は高い温度にならない。
つぎにシリンダブロック2内の冷却水温が上昇して温水
管13内の冷却水が所定温度に達すると、サーモスタッ
ト14が加熱されて開き、温水管12と温水管13とが
連通ずる。
このため、シリンダブロック2のウオータジャケツ}2
a内において加熱されていた冷却水が温水管12を経て
ヒータ11に流れる。
すなわち、サーモスタット14が開くとともに、ウオー
タポンプ5から吐出される冷却水は、シリンダヘッド2
とシリンダブロック3とにより加熱された後、ヒータ1
1に流れて、従来と同様に車室内の暖房が行なわれる。
そして、ヒータ11で冷却された冷却水は吐出管17か
ら戻り管15を経てウオータポンプ5に戻る。
なお、エンジンの冷却水温が所定値に達すると、サーモ
スタット18は戻り管15と入口管10とを連通させ、
同時に、戻り管15とウオータポンプ5との連通を閉じ
るので、戻り管15を通る冷却水は入口管10からラジ
エータ8に流入し、出口管9からウオータポンプ5に流
れるのは従来のエンジンと同様である。
この考案は上記のように、車両用の水冷式エンジンのシ
リンダブロックとシリンダヘッドとのウオータジャケッ
ト部を分離して設け、ウオータポンプの吐出側をシリン
ダブロックとシリンダヘッドとに別々に接続し、シリン
ダヘッドの冷却水出口とヒータとを接続する通路にシリ
ンダブロック内の冷却水温が所定値に達したとき開弁ず
るサーモスタットを有する通路を接続したことにより、
寒冷時においてエンジンの冷始動をした場合、冷却水は
初めの間シリンダヘッド側だけを通るのでヒータに流れ
る冷却水の温度は極めて短時間に上昇し、ヒータが使用
可能な温度になるまでの時間が短くなるので、エンジン
の始動初期において車室内温度の上昇時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示し、ヒータを取りつけ
たエンジンの説明図、第2図は第1図に対応する従来の
エンジンの説明図である。 1・・・エンジン、2・・・シリンダブロック、2a・
・・ウオータジャケット、3・・・シリンダヘッド、3
a・・・ウオータジャケット、4・・・接合面、5・・
・ウオータポンプ、6,7・・・送水管、11・・・ヒ
ータ、12, 13・・・温水管、14・・・サーモス
タット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダブロック部及びシリンダヘッド部に
    ウオータジャケットを有し、ウオータポンプにより送給
    された冷却水をこのウオータジャケット部内において加
    熱した後ヒータに通して車室内の暖房を行なう車両にお
    いて、前記シリンダヘッドのウオータジャケット部とシ
    リンダブロックのウオータジャケット部とを独立して設
    け、前記ウオータポンプの吐出側をシリンダブロックと
    シリンダヘッドとに別々に接続し、前記シリンダヘッド
    と前記ヒータとを接続する通路に、シリンダブロック内
    の冷却水温が所定値に達したとき開弁して、シリンダブ
    ロック内の冷却水の流出を可能にするサーモスタットを
    設けた通路を接続したことを特徴とするエンジンの冷却
    機構。
JP9928378U 1978-07-19 1978-07-19 車両用エンジンの冷却機構 Expired JPS597139Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9928378U JPS597139Y2 (ja) 1978-07-19 1978-07-19 車両用エンジンの冷却機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9928378U JPS597139Y2 (ja) 1978-07-19 1978-07-19 車両用エンジンの冷却機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5516913U JPS5516913U (ja) 1980-02-02
JPS597139Y2 true JPS597139Y2 (ja) 1984-03-05

Family

ID=29035858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9928378U Expired JPS597139Y2 (ja) 1978-07-19 1978-07-19 車両用エンジンの冷却機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS597139Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176314A (en) * 1981-04-23 1982-10-29 Toyota Motor Corp Cooling equipment for engine
JPH0242685Y2 (ja) * 1985-12-27 1990-11-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5516913U (ja) 1980-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10103203A (ja) 水冷式エンジンの冷却装置
SE8504046L (sv) Kylanordning for forbrenningsmotor
JP2781665B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP4432272B2 (ja) 蓄熱装置を備えた内燃機関
JP2002227646A (ja) Egrクーラ付きエンジン
JP2003172140A (ja) エンジン冷却システム及び方法
JPS597139Y2 (ja) 車両用エンジンの冷却機構
CN109236450A (zh) 一种发动机的冷却系统、控制方法及发动机
JPS5968545A (ja) 内燃機関の暖機促進装置
JP2705389B2 (ja) エンジンの冷却装置
JPS6114588Y2 (ja)
KR100227552B1 (ko) 강제 순환식 수냉 엔진의 냉각장치
JPS64573B2 (ja)
JPS5810247B2 (ja) 自動車用暖房装置
JP3607524B2 (ja) シリンダブロックの水冷制御装置
JP2638915B2 (ja) 自動車用冷却装置
JPH08232659A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH11107754A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPS6314059Y2 (ja)
JPS6329145Y2 (ja)
JPS6344931B2 (ja)
JPS6036791Y2 (ja) 極寒冷地でのエンジン予熱装置
JPH025060Y2 (ja)
JPS6224008Y2 (ja)
JPS6135696Y2 (ja)