JPH108955A - 冷却液および潤滑油の保温装置 - Google Patents

冷却液および潤滑油の保温装置

Info

Publication number
JPH108955A
JPH108955A JP16483696A JP16483696A JPH108955A JP H108955 A JPH108955 A JP H108955A JP 16483696 A JP16483696 A JP 16483696A JP 16483696 A JP16483696 A JP 16483696A JP H108955 A JPH108955 A JP H108955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
oil
coolant
cooling liquid
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16483696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3598662B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Fukunaga
博之 福永
Naoya Kato
直也 加藤
Toru Yoshinaga
融 吉永
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Kazuki Suzuki
和貴 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP16483696A priority Critical patent/JP3598662B2/ja
Publication of JPH108955A publication Critical patent/JPH108955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598662B2 publication Critical patent/JP3598662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水および潤滑油の保温装置1の保温能力
向上を図る。 【解決手段】 液冷水を蓄える冷却水タンク部104内
にエンジンオイルを蓄えるオイルタンク部102を形成
する。さらに、冷却水タンク部104とオイルタンク部
102との間に、所定の熱伝導率を有する樹脂が充填さ
れた空隙層107を形成して、冷却水タンク部104と
オイルタンク部102との間の熱移動量が所定量となる
ように設定する。これにより、冷却水タンク部104内
外間の熱伝導および熱伝達が防止することができるの
で、冷却水タンク部104の保温能力の向上を図ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水等を冷却媒体と
する液冷式内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ。)におい
て、エンジン停止中の冷却液(冷却水)および潤滑油
(エンジンオイル)を保温する保温装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの燃費向上およびエンジ
ンから排出される排気ガス中の有害物質の低減への要求
が益々高まってきている。ところで、周知のように、エ
ンジン始動直後、すなわちエンジンが冷えた状態では、
エンジンの燃焼状態が不安定であり、かつ、排気ガス中
の有害物質を浄化する触媒が活性化温度まで達していな
いので、最も有害物質の排出量が多くなる。同様に、エ
ンジン始動直後は、エンジンオイルの温度が所定温度ま
で上昇していないため、エンジンオイルの粘度(粘性抵
抗)が大きく、クランクの軸受部やピストン等の摺動部
での摩擦抵抗(フリクションロス)が大きくなり、燃費
が低下する。したがって、上記要求を達成するには、エ
ンジン始動時に、冷却水およびエンジンオイルそれぞれ
が、すでに所定の適正温度まで上昇している必要性があ
る。因みに、エンジンオイルの適正温度は、エンジンオ
イルの種類によってに異なるが約100℃〜110℃で
あり、冷却水の適正温度は約80℃である。
【0003】この必要性を実現するため、例えば昭63
−73578号公報では、上記要求を満たすべく、冷却
水用保温タンクおよびエンジンオイル用保温タンクをそ
れぞれ設け、エンジン稼働時の高温の冷却水およびエン
ジンオイルを各保温タンクで保温貯蔵し、エンジン始動
時に各保温タンク内の冷却水およびエンジンオイルをエ
ンジンに向けて流出する手段が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の手段を実際に適用する際には、保温タンクの保温
能力が上記要求の実現に対して大きな影響を有してい
る。これに対して、上記公報には、保温タンクの保温能
力の向上を図るための具体的な記載がされていない。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、保温能力の向上
を図った冷却液および潤滑油の保温装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、潤滑油の温度が冷却液の温度に比べて高
い点に着目してなされたもので、具体的には、以下の技
術的手段である。請求項1に記載の発明では、液冷液を
蓄える冷却液タンク部(104)内に潤滑油を蓄えるオ
イルタンク部(102)を形成したことを特徴とする。
【0007】これにより、金属等に比べて熱伝導率の小
さい冷却液が充満した冷却液タンク部(104)は、断
熱層として機能する。したがって、断熱層(105)の
みによって潤滑油を保温する保温装置に比べて、保温能
力の向上を図ることができる。請求項2に記載の発明で
は、潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)内に液冷
液を蓄える冷却液タンク部(104)を形成したことを
特徴とする。
【0008】これにより、金属等に比べて熱伝導率の小
さい潤滑油が充満したオイルタンク部(102)は、断
熱層として機能する。したがって、断熱層(105)の
みによって冷却液を保温する保温装置に比べて、保温能
力の向上を図ることができる。請求項3に記載の発明で
は、冷却液タンク部(104)とオイルタンク部(10
2)との間に、冷却液タンク部(104)とオイルタン
ク部(102)との間の熱移動量が所定量となるように
設定する空隙層(107)を形成したことを特徴とす
る。
【0009】これにより、後述するように、空隙層(1
07)の厚み(冷却液タンク部(104)とオイルタン
ク部(102)との距離)によって決定する空隙層(1
07)の熱伝導率を適切な値にすることにより、オイル
タンク部(102)および冷却水タンク部(104)両
者の保温能力の向上を図ることができる。請求項4に記
載の発明では、冷却液タンク部(104)とオイルタン
ク部(102)との間に、所定の熱伝導率を有して、冷
却液タンク部(104)とオイルタンク部(102)と
の間の熱移動量が所定量となるように設定する熱伝導層
(107)を形成したことを特徴とする。
【0010】したがって、熱伝導層(107)の熱伝導
率を適切な値にすることにより、請求項3に記載の発明
と同様な効果を得ることができる。請求項5に記載の発
明では、オイルタンク流入口(110)およびオイルタ
ンク流出口(111)のうち少なくとも一方に、連通状
態を制御するオイルタンクバルブ(112)を設け、液
冷式内燃機関(2)の停止時に、オイルタンクバルブ
(112)を閉じることを特徴とする。
【0011】これにより、後述するように、オイルタン
ク部(102)内外間の熱伝導および熱伝達が防止する
ことができるので、オイルタンク部(102)の保温能
力の向上を図ることができる。請求項6に記載の発明で
は、冷却液タンク流入口(114)および冷却液タンク
流出口(115)のうち少なくとも一方に、連通状態を
制御する冷却液タンクバルブ(116)を設け、液冷式
内燃機関(2)の停止時に、冷却液タンクバルブ(11
6)を閉じることを特徴とする。
【0012】これにより、後述するように、冷却液タン
ク部(104)内外間の熱伝導および熱伝達が防止する
ことができるので、冷却液タンク部(104)の保温能
力の向上を図ることができる。請求項7に記載の発明で
は、冷却液タンク部(104)およびオイルタンク部
(102)のうち少なくとも一方に、電気ヒータ(11
9)を設けたことを特徴とする。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本実施形態に係る冷却液およ
び潤滑油の保温装置(以下、保温装置と略す。)1と、
車両走行用のエンジン2の冷却水系3、およびエンジン
2内を循環するエンジンオイル(潤滑油)の潤滑系4と
の関係を示す模式図である。なお、保温装置1の詳細構
造は後述する。
【0015】冷却水系3のうち、5はエンジン2のシリ
ンダブロックに形成された冷却水が流通するウォータジ
ャケットを示しており、このウォータジャケット5を流
出した冷却水の一部は、ラジエータ6に流入し、空気と
の間で熱交換が行われて冷却される。そして、ラジエー
タ6にて熱交換を終えた冷却水は、冷却水温度に応じて
冷却水回路7を開閉する周知のサーモスタット8を経て
ウォータジャケット5に還流する。
【0016】なお、9はエンジン2から駆動力を得て回
転するウォータポンプであり、10は、冷却水温度が低
いときに、冷却水がラジエータ6を迂回するためのバイ
パス開口部である。また、潤滑系4のうち、11はエン
ジン2から駆動力を得て回転するオイルポンプであり、
このオイルポンプ11は、エンジン2の下方部位に位置
するオイルパン12内に溜まっているエンジンオイルを
吸入し、保温装置1およびシリンダヘッド部(図示せ
ず)の動弁機構に向けて圧送する。
【0017】そして、保温装置1から流出したエンジン
オイルは、エンジン2のクランク(図示せず)を回転可
能に支持するプレーンベアリング13に、所定の圧力を
維持した状態で流れ込み、その後、オイルパン12に還
流する。なお、14は、エンジンオイル中のスラッジや
金属片等を取り除くオイルフィルタであり、15はオイ
ルポンプ11の吐出圧力が規定値以上に上昇したとき、
オイルパン12にエンジンオイルを還流させて吐出圧力
を開放するリリーフバルブである。
【0018】次に、保温装置1の構造について述べる。
101はエンジンオイルを蓄えるオイルタンク部102
を形成するオイルタンク壁であり、103はオイルタン
ク壁101の外側全体を覆って、オイルタンク壁101
との間に冷却水を蓄える冷却水タンク部(冷却液タンク
部)104を形成する冷却水タンク壁である。
【0019】そして、冷却水タンク壁103の外側に
は、冷却水タンク壁103全体を覆うようにして真空の
断熱空隙部(断熱層)105を形成する外側タンク壁1
06が形成されている。一方、オイルタンク壁101と
冷却水タンク壁103との間には、オイルタンク部10
2から冷却水タンク部104への熱移動量が、所定量と
なるように熱移動量を規制する空隙層107を形成する
内側タンク壁108が形成されている。
【0020】また、この空隙層107内には、所定の熱
伝導率を有する樹脂からなる熱伝導部材109が充填さ
れており、後述するように、この充填された熱伝導部材
109の熱伝導率およびオイルタンク壁101と内側タ
ンク壁108との間の距離を適切に選定することによ
り、保温装置1の保温能力の向上を図ることができる。
なお、オイルタンク壁101、冷却水タンク壁103、
外側タンク壁106おび内側タンク壁108は、耐食性
に優れたステンレス材にて形成されている。
【0021】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態によれば、冷却水タンク部104の内側にオイルタ
ンク部102が形成されているので、金属等に比べて熱
伝導率の小さい冷却水が充満した冷却水タンク部104
は断熱層として機能する。したがって、真空の断熱空隙
部105のみによってエンジンオイルを保温する保温装
置に比べて、保温能力の向上を図ることができる。
【0022】ところで、冷却水タンク部104内の冷却
水の熱は、保温装置1の外部に放熱される。一方、エン
ジンオイルは冷却水より温度が高いため、エンジンオイ
ルの熱が冷却水に移動するので、このエンジンオイルか
ら移動してきた熱によって冷却水の温度低下を抑制する
ことができる。したがって、上記公報に記載のように、
冷却水を単独の保温装置によって保温するものに比べ
て、保温能力の向上を図ることができる。
【0023】なお、図2は本実施形態に係る保温装置1
において、エンジンオイルおよび冷却水の温度変化を示
す模式的なグラフであり、一点鎖線はエンジンオイルの
温度変化を示し、実線は冷却水の温度変化を示し、破線
は上記公報に記載のように、冷却水を単独の保温装置に
よって保温した場合の温度変化を示している。そして、
図2から明らかなように、冷却水はエンジンオイルから
熱を受け取った分だけ温度低下が抑制される。
【0024】ところで、オイルタンク部102と冷却水
タンク部104との間には、熱伝導部材109が充填さ
れた空隙層107が介在しているので、エンジンオイル
から冷却水への(単位時間当たりの)熱移動量は、空隙
層107の厚み(オイルタンク壁101と内側タンク壁
108との距離)、および熱伝導部材109の熱伝導率
に大きく影響される。なお、以下、空隙層107の厚み
および熱伝導部材109の熱伝導率によって決定する合
成熱伝導率を、単に、空隙層107の熱伝導率λと呼
ぶ。
【0025】したがって、例えば空隙層107の熱伝導
率λが大きい場合は、エンジンオイルから冷却水への熱
移動量が大きくなるので、エンジンオイルの温度が早く
低下するとともに、冷却水と外気(保温装置1の外部温
度)との差が大きくなるので、特にエンジン2の停止直
後では、冷却水から外気へと移動する熱量が増加する。
【0026】一方、空隙層107の熱伝導率λが小さい
場合は、オイルタンク部102の保温能力は向上する
が、エンジンオイルから冷却水への熱移動量が小さくな
るので、冷却水タンク部104での保温能力は、上記公
報に記載のように、冷却水を単独の保温装置によって保
温した場合と同等になる。したがって、空隙層107の
熱伝導率λを適切な値にすることにより、オイルタンク
部102および冷却水タンク部104両者の保温能力の
向上を図ることができる。
【0027】(第2実施形態)本実施形態は、保温装置
1の保温能力の向上をさらに図ったものでる。すなわ
ち、図3に示すように、オイルタンク部102に連通し
て、エンジンオイルが流通するオイルタンク流入口11
0およびオイルタンク流出口111それぞれに、逆止弁
(オイルタンクバルブ)112、113を配設するとと
もに、冷却水タンク部104に連通して、冷却水が流通
する冷却水タンク流入口114および冷却水タンク流出
口115それぞれに、電磁弁等の開閉弁(冷却液タンク
バルブ)116、117を配設したものである。
【0028】なお、逆止弁112、113は、エンジン
オイルの圧力が約0.2〜0.5kgf/cm2 程度ま
で上昇した時に開弁するようにバネ手段112a、11
3aによって設定されている。そして、逆止弁112
は、オイルタンク部102内のエンジンオイルがオイル
タンク流入口110から流出することを防止する向きに
設けられ、逆止弁113は、エンジンオイルがオイルタ
ンク流出口111からオイルタンク部102内に逆流す
ることを防止する向きに設けられている。したがって、
エンジン2(オイルポンプ11)が停止した際には、逆
止弁112、113は閉じる。
【0029】因みに、118は、各流出入口110、1
11、114、115部位での熱移動を抑制するために
設けられた樹脂等からなる断熱部材である。そして、以
上に述べた構成において、エンジン停止時には、開閉弁
116、117を閉じる。これにより、各流出入口11
0、111、114、115が閉じられるので、各流出
入口110、111、114、115からエンジンオイ
ルおよび冷却水を媒体として保温装置1の外部に熱が伝
導することが防止される。
【0030】さらに、エンジンオイルおよび冷却水が、
対流等により保温装置1の外部に流れ出すことが防止さ
れるので、保温装置1の外部に熱が伝達することが防止
される。以上に述べたように、本実施形態によれば、保
温装置1内外間の熱伝導および熱伝達が防止することが
できるので、保温装置1の保温能力の向上を図ることが
できる。
【0031】なお、本実施形態では、冷却水タンク10
4の流出入口114、115の開閉に電磁弁を使用し、
オイルタンク102の流出入口110、111の開閉に
逆止弁を使用したが、各流出入口110、111、11
4、115の開閉に電磁弁を用いて開閉してもよく、ま
た逆に、全てを逆止弁を用いて行ってもよい。 (第3実施形態)本実施形態は、極寒地等のように、保
温装置1のみでは、エンジンオイルおよび冷却水の温度
を適切温度状態に維持できない場合を想定したものであ
る。
【0032】すなわち、図4に示すように、オイルタン
ク部102内にバテッリ等の外部電源より電力を得て熱
を発生する電気ヒータ119を配設したものである。そ
して、図示されていない温度センサにより、エンジンオ
イルおよび冷却水の温度が適切温度以下に低下した判定
されたときに、電気ヒータ119に通電することにより
エンジンオイルおよび冷却水の温度を維持するものであ
る。
【0033】なお、本実施形態では、オイルタンク部1
02内に電気ヒータ119を配設したが、電気ヒータ1
19を冷却水タンク部104内のみ、もしく両タンク部
102、104内に配設してもよい。 (第4実施形態)上述の実施形態では、冷却水タンク部
104内にオイルタンク部102を形成したが、本実施
形態は、図5に示すように、オイルタンク部102内に
冷却水タンク部104を形成したものである。
【0034】以上に述べた構成にすることにより、エン
ジン2停止後、エンジンオイルの熱は、保温装置1の外
部および冷却水に向けて移動する。そして、エンジンオ
イルおよび冷却水の温度が等しくなると、エンジンオイ
ルおよび冷却水の熱は、保温装置1の外部に向けて移動
し始める。したがって、上記公報に記載のように、冷却
水を単独の保温装置によって保温するものに比べて、保
温能力の向上を図ることができる。
【0035】ところで、上述の実施形態では、冷却水と
いう言葉を用いたが、これは厳密な意味で水を示すもの
ではなく、エンジン2の冷却媒体を示す総称として用い
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷
却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【図2】エンジンオイルおよび冷却水の温度変化を示す
模式的なグラフである。
【図3】第2実施形態に係る保温装置の模式図である。
【図4】第3実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷
却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【図5】第4実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷
却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1…冷却液および潤滑油の保温装置、2…エンジン、3
…冷却水系、4…潤滑油系、5…ウォータジャケット、
6…ラジエータ、7…冷却水回路、8…サーモスタッ
ト、9…ウォータポンプ、10…バイパス開口部、11
…オイルポンプ、12…オイルパン、13…プレーンベ
アリング、14…オイルフィルタ、15…リリーフバル
ブ、101…オイルタンク壁、102…オイルタンク
部、103…冷却水タンク壁、104…冷却水タンク部
(冷却液タンク部)、105…断熱空隙部(断熱層)、
106…外側タンク壁、107…空隙層、108…内側
タンク壁、109…熱伝導部材、110…オイルタンク
流入口110、111…オイルタンク流出口111、1
12、113…逆止弁(オイルタンクバルブ)、114
…冷却水タンク流入口、115…冷却水タンク流出口1
15、116、117…開閉弁(冷却液タンクバル
ブ)、118…断熱部材、119…電気ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 融 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 森川 敏夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 鈴木 和貴 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液冷式内燃機関(2)内を循環して前記
    液冷式内燃機関(2)を冷却する冷却液、および前記液
    冷式内燃機関(2)内を循環する潤滑油を保温する冷却
    液および潤滑油の保温装置(1)であって、 前記液冷液を蓄える冷却液タンク部(104)と、 前記冷却液タンク部(104)内に形成され、前記潤滑
    油を蓄えるオイルタンク部(102)と、 前記冷却液タンク部(104)の外側全体を覆うように
    形成された断熱層(105)とを有することを特徴とす
    る冷却液および潤滑油の保温装置。
  2. 【請求項2】 液冷式内燃機関(2)内を循環して前記
    液冷式内燃機関(2)を冷却する冷却液、および前記液
    冷式内燃機関(2)内を循環する潤滑油を保温する冷却
    液および潤滑油の保温装置(1)であって、 前記潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)と、 前記オイルタンク部(102)内に形成され、前記液冷
    液を蓄える冷却液タンク部(104)と、 前記冷却液タンク部(104)の外側全体を覆うように
    形成された断熱層とを有することを特徴とする冷却液お
    よび潤滑油の保温装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却液タンク部(104)と前記オ
    イルタンク部(102)との間には、前記冷却液タンク
    部(104)と前記オイルタンク部(102)との間の
    熱移動量が所定量となるように設定する空隙層(10
    7)が形成されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の冷却液および潤滑油の保温装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却液タンク部(104)と前記オ
    イルタンク部(102)との間には、所定の熱伝導率を
    有して、前記冷却液タンク部(104)と前記オイルタ
    ンク部(102)との間の熱移動量が所定量となるよう
    に設定する熱伝導層(107)が形成されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の冷却液および潤滑
    油の保温装置。
  5. 【請求項5】 前記オイルタンク部(102)に連通
    し、前記潤滑油が流通するオイルタンク流入口(11
    0)およびオイルタンク流出口(111)と、 前記オイルタンク流入口(110)および前記オイルタ
    ンク流出口(111)のうち少なくとも一方に設けら
    れ、連通状態を制御するオイルタンクバルブ(112)
    とを有し、 前記液冷式内燃機関(2)の停止時には、前記オイルタ
    ンクバルブ(112)を閉じることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載の冷却液および潤滑油
    の保温装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却液タンク部(104)に連通
    し、前記冷却液が流通する冷却液タンク流入口(11
    4)および冷却液タンク流出口(115)と、 前記冷却液タンク流入口(114)および前記冷却液タ
    ンク流出口(115)のうち少なくとも一方に設けら
    れ、連通状態を制御する冷却液タンクバルブ(116)
    とを有し、 前記液冷式内燃機関(2)の停止時には、前記冷却液タ
    ンクバルブ(116)を閉じることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1つに記載の冷却液および潤滑油
    の保温装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却液タンク部(104)および前
    記オイルタンク部(102)のうち少なくとも一方に
    は、外部電源より電力を得て熱を発生する電気ヒータ
    (119)が設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれか1つに記載の冷却液および潤滑油の
    保温装置。
JP16483696A 1996-06-25 1996-06-25 冷却液および潤滑油の保温装置 Expired - Fee Related JP3598662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16483696A JP3598662B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 冷却液および潤滑油の保温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16483696A JP3598662B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 冷却液および潤滑油の保温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH108955A true JPH108955A (ja) 1998-01-13
JP3598662B2 JP3598662B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=15800855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16483696A Expired - Fee Related JP3598662B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 冷却液および潤滑油の保温装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598662B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250212A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の潤滑装置
GB2466446A (en) * 2008-12-18 2010-06-23 Gm Global Tech Operations Inc I.c. engine oil supply system with insulated oil storage for improved cold start efficiency
EP2551624A1 (de) * 2011-07-29 2013-01-30 Behr GmbH & Co. KG Wärmespeicher
WO2013071976A1 (de) * 2011-11-17 2013-05-23 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmespeicher
WO2015114225A1 (fr) * 2014-01-30 2015-08-06 Hutchinson Reservoir pour liquide de refroidissement de moteur thermique et pour lubrifiant moteur et/ou de transmission, et circuit l'incorporant.

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250212A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の潤滑装置
JP4534367B2 (ja) * 2001-02-22 2010-09-01 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の潤滑装置
GB2466446A (en) * 2008-12-18 2010-06-23 Gm Global Tech Operations Inc I.c. engine oil supply system with insulated oil storage for improved cold start efficiency
EP2551624A1 (de) * 2011-07-29 2013-01-30 Behr GmbH & Co. KG Wärmespeicher
WO2013071976A1 (de) * 2011-11-17 2013-05-23 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmespeicher
CN103988045A (zh) * 2011-11-17 2014-08-13 贝洱两合公司 热存储器
US20140331946A1 (en) * 2011-11-17 2014-11-13 Behr Gmbh & Co. Kg Heat accumulator
US10138798B2 (en) 2011-11-17 2018-11-27 Mahle International Gmbh Heat accumulator
WO2015114225A1 (fr) * 2014-01-30 2015-08-06 Hutchinson Reservoir pour liquide de refroidissement de moteur thermique et pour lubrifiant moteur et/ou de transmission, et circuit l'incorporant.

Also Published As

Publication number Publication date
JP3598662B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8181610B2 (en) Vehicle cooling system with directed flows
US7721683B2 (en) Integrated engine thermal management
RU2607930C2 (ru) Двигатель внутреннего сгорания с жидкостным охлаждением и способ работы такого двигателя
US20090229649A1 (en) Thermal management for improved engine operation
US10060326B2 (en) Cooling apparatus for internal combustion engine
US5669335A (en) System for controlling the state of a flow control valve
US20020073942A1 (en) Integral water pump/electronic engine temperature control valve
JPH108955A (ja) 冷却液および潤滑油の保温装置
JP5801593B2 (ja) 車両用蓄熱式加温装置
JP3353236B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2014145326A (ja) 内燃機関
JPH1122461A (ja) 内燃機関の冷却水循環構造
JP2002340284A (ja) 油温制御装置
JP4677659B2 (ja) 暖機制御装置
CN111691966A (zh) 一种发动机冷却系统
JPS6114588Y2 (ja)
JPS6043118A (ja) 内燃機関の冷却装置
CN110886646A (zh) 发动机冷却系统
JP2016210298A (ja) 内燃機関の冷却装置
CN218235332U (zh) 发动机冷却系统及工程车辆
JPH089894Y2 (ja) 自動車用電源装置
JP2004257266A (ja) 車両用駆動装置の温度制御装置
JPH0330584Y2 (ja)
JPH0979020A (ja) 内燃機関用の潤滑油加熱装置及びその潤滑油の適温保持方法
JPS61247856A (ja) 蓄熱システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Effective date: 20040723

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040906

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees