JP3598662B2 - 冷却液および潤滑油の保温装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水等を冷却媒体とする液冷式内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ。)において、エンジン停止中の冷却液(冷却水)および潤滑油(エンジンオイル)を保温する保温装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、エンジンの燃費向上およびエンジンから排出される排気ガス中の有害物質の低減への要求が益々高まってきている。
ところで、周知のように、エンジン始動直後、すなわちエンジンが冷えた状態では、エンジンの燃焼状態が不安定であり、かつ、排気ガス中の有害物質を浄化する触媒が活性化温度まで達していないので、最も有害物質の排出量が多くなる。同様に、エンジン始動直後は、エンジンオイルの温度が所定温度まで上昇していないため、エンジンオイルの粘度(粘性抵抗)が大きく、クランクの軸受部やピストン等の摺動部での摩擦抵抗(フリクションロス)が大きくなり、燃費が低下する。したがって、上記要求を達成するには、エンジン始動時に、冷却水およびエンジンオイルそれぞれが、すでに所定の適正温度まで上昇している必要性がある。因みに、エンジンオイルの適正温度は、エンジンオイルの種類によってに異なるが約100℃〜110℃であり、冷却水の適正温度は約80℃である。
【0003】
この必要性を実現するため、例えば昭63−73578号公報では、上記要求を満たすべく、冷却水用保温タンクおよびエンジンオイル用保温タンクをそれぞれ設け、エンジン稼働時の高温の冷却水およびエンジンオイルを各保温タンクで保温貯蔵し、エンジン始動時に各保温タンク内の冷却水およびエンジンオイルをエンジンに向けて流出する手段が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載の手段を実際に適用する際には、保温タンクの保温能力が上記要求の実現に対して大きな影響を有している。
これに対して、上記公報には、保温タンクの保温能力の向上を図るための具体的な記載がされていない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、保温能力の向上を図った冷却液および潤滑油の保温装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、潤滑油の温度が冷却液の温度に比べて高い点に着目してなされたもので、具体的には、以下の技術的手段である。
請求項1に記載の発明では、液冷液を蓄える冷却液タンク部(104)内に潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)を形成したことを特徴とする。
【0007】
これにより、金属等に比べて熱伝導率の小さい冷却液が充満した冷却液タンク部(104)は、断熱層として機能する。したがって、断熱層(105)のみによって潤滑油を保温する保温装置に比べて、保温能力の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)内に液冷液を蓄える冷却液タンク部(104)を形成したことを特徴とする。
【0008】
これにより、金属等に比べて熱伝導率の小さい潤滑油が充満したオイルタンク部(102)は、断熱層として機能する。したがって、断熱層(105)のみによって冷却液を保温する保温装置に比べて、保温能力の向上を図ることができる。また、請求項1、2に記載の発明では、冷却液タンク部(104)とオイルタンク部(102)との間に、冷却液タンク部(104)とオイルタンク部(102)との間の熱移動量が所定量となるように設定する空隙層(107)を形成したことを特徴とする。
【0009】
これにより、後述するように、空隙層(107)の厚み(冷却液タンク部(104)とオイルタンク部(102)との距離)によって決定する空隙層(107)の熱伝導率を適切な値にすることにより、オイルタンク部(102)および冷却水タンク部(104)両者の保温能力の向上を図ることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、オイルタンク流入口(110)およびオイルタンク流出口(111)のうち少なくとも一方に、連通状態を制御するオイルタンクバルブ(112)を設け、液冷式内燃機関(2)の停止時に、オイルタンクバルブ(112)を閉じることを特徴とする。
【0011】
これにより、後述するように、オイルタンク部(102)内外間の熱伝導および熱伝達が防止することができるので、オイルタンク部(102)の保温能力の向上を図ることができる。請求項4に記載の発明では、冷却液タンク流入口(114)および冷却液タンク流出口(115)のうち少なくとも一方に、連通状態を制御する冷却液タンクバルブ(116)を設け、液冷式内燃機関(2)の停止時に、冷却液タンクバルブ(116)を閉じることを特徴とする。
【0012】
これにより、後述するように、冷却液タンク部(104)内外間の熱伝導および熱伝達が防止することができるので、冷却液タンク部(104)の保温能力の向上を図ることができる。請求項5に記載の発明では、冷却液タンク部(104)およびオイルタンク部(102)のうち少なくとも一方に、電気ヒータ(119)を設けたことを特徴とする。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る冷却液および潤滑油の保温装置(以下、保温装置と略す。)1と、車両走行用のエンジン2の冷却水系3、およびエンジン2内を循環するエンジンオイル(潤滑油)の潤滑系4との関係を示す模式図である。なお、保温装置1の詳細構造は後述する。
【0015】
冷却水系3のうち、5はエンジン2のシリンダブロックに形成された冷却水が流通するウォータジャケットを示しており、このウォータジャケット5を流出した冷却水の一部は、ラジエータ6に流入し、空気との間で熱交換が行われて冷却される。そして、ラジエータ6にて熱交換を終えた冷却水は、冷却水温度に応じて冷却水回路7を開閉する周知のサーモスタット8を経てウォータジャケット5に還流する。
【0016】
なお、9はエンジン2から駆動力を得て回転するウォータポンプであり、10は、冷却水温度が低いときに、冷却水がラジエータ6を迂回するためのバイパス開口部である。
また、潤滑系4のうち、11はエンジン2から駆動力を得て回転するオイルポンプであり、このオイルポンプ11は、エンジン2の下方部位に位置するオイルパン12内に溜まっているエンジンオイルを吸入し、保温装置1およびシリンダヘッド部(図示せず)の動弁機構に向けて圧送する。
【0017】
そして、保温装置1から流出したエンジンオイルは、エンジン2のクランク(図示せず)を回転可能に支持するプレーンベアリング13に、所定の圧力を維持した状態で流れ込み、その後、オイルパン12に還流する。
なお、14は、エンジンオイル中のスラッジや金属片等を取り除くオイルフィルタであり、15はオイルポンプ11の吐出圧力が規定値以上に上昇したとき、オイルパン12にエンジンオイルを還流させて吐出圧力を開放するリリーフバルブである。
【0018】
次に、保温装置1の構造について述べる。
101はエンジンオイルを蓄えるオイルタンク部102を形成するオイルタンク壁であり、103はオイルタンク壁101の外側全体を覆って、オイルタンク壁101との間に冷却水を蓄える冷却水タンク部(冷却液タンク部)104を形成する冷却水タンク壁である。
【0019】
そして、冷却水タンク壁103の外側には、冷却水タンク壁103全体を覆うようにして真空の断熱空隙部(断熱層)105を形成する外側タンク壁106が形成されている。一方、オイルタンク壁101と冷却水タンク壁103との間には、オイルタンク部102から冷却水タンク部104への熱移動量が、所定量となるように熱移動量を規制する空隙層107を形成する内側タンク壁108が形成されている。
【0020】
また、この空隙層107内には、所定の熱伝導率を有する樹脂からなる熱伝導部材109が充填されており、後述するように、この充填された熱伝導部材109の熱伝導率およびオイルタンク壁101と内側タンク壁108との間の距離を適切に選定することにより、保温装置1の保温能力の向上を図ることができる。なお、オイルタンク壁101、冷却水タンク壁103、外側タンク壁106おび内側タンク壁108は、耐食性に優れたステンレス材にて形成されている。
【0021】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態によれば、冷却水タンク部104の内側にオイルタンク部102が形成されているので、金属等に比べて熱伝導率の小さい冷却水が充満した冷却水タンク部104は断熱層として機能する。したがって、真空の断熱空隙部105のみによってエンジンオイルを保温する保温装置に比べて、保温能力の向上を図ることができる。
【0022】
ところで、冷却水タンク部104内の冷却水の熱は、保温装置1の外部に放熱される。一方、エンジンオイルは冷却水より温度が高いため、エンジンオイルの熱が冷却水に移動するので、このエンジンオイルから移動してきた熱によって冷却水の温度低下を抑制することができる。したがって、上記公報に記載のように、冷却水を単独の保温装置によって保温するものに比べて、保温能力の向上を図ることができる。
【0023】
なお、図2は本実施形態に係る保温装置1において、エンジンオイルおよび冷却水の温度変化を示す模式的なグラフであり、一点鎖線はエンジンオイルの温度変化を示し、実線は冷却水の温度変化を示し、破線は上記公報に記載のように、冷却水を単独の保温装置によって保温した場合の温度変化を示している。そして、図2から明らかなように、冷却水はエンジンオイルから熱を受け取った分だけ温度低下が抑制される。
【0024】
ところで、オイルタンク部102と冷却水タンク部104との間には、熱伝導部材109が充填された空隙層107が介在しているので、エンジンオイルから冷却水への(単位時間当たりの)熱移動量は、空隙層107の厚み(オイルタンク壁101と内側タンク壁108との距離)、および熱伝導部材109の熱伝導率に大きく影響される。なお、以下、空隙層107の厚みおよび熱伝導部材109の熱伝導率によって決定する合成熱伝導率を、単に、空隙層107の熱伝導率λと呼ぶ。
【0025】
したがって、例えば空隙層107の熱伝導率λが大きい場合は、エンジンオイルから冷却水への熱移動量が大きくなるので、エンジンオイルの温度が早く低下するとともに、冷却水と外気(保温装置1の外部温度)との差が大きくなるので、特にエンジン2の停止直後では、冷却水から外気へと移動する熱量が増加する。
【0026】
一方、空隙層107の熱伝導率λが小さい場合は、オイルタンク部102の保温能力は向上するが、エンジンオイルから冷却水への熱移動量が小さくなるので、冷却水タンク部104での保温能力は、上記公報に記載のように、冷却水を単独の保温装置によって保温した場合と同等になる。
したがって、空隙層107の熱伝導率λを適切な値にすることにより、オイルタンク部102および冷却水タンク部104両者の保温能力の向上を図ることができる。
【0027】
(第2実施形態)
本実施形態は、保温装置1の保温能力の向上をさらに図ったものでる。
すなわち、図3に示すように、オイルタンク部102に連通して、エンジンオイルが流通するオイルタンク流入口110およびオイルタンク流出口111それぞれに、逆止弁(オイルタンクバルブ)112、113を配設するとともに、冷却水タンク部104に連通して、冷却水が流通する冷却水タンク流入口114および冷却水タンク流出口115それぞれに、電磁弁等の開閉弁(冷却液タンクバルブ)116、117を配設したものである。
【0028】
なお、逆止弁112、113は、エンジンオイルの圧力が約0.2〜0.5kgf/cm2 程度まで上昇した時に開弁するようにバネ手段112a、113aによって設定されている。
そして、逆止弁112は、オイルタンク部102内のエンジンオイルがオイルタンク流入口110から流出することを防止する向きに設けられ、逆止弁113は、エンジンオイルがオイルタンク流出口111からオイルタンク部102内に逆流することを防止する向きに設けられている。したがって、エンジン2(オイルポンプ11)が停止した際には、逆止弁112、113は閉じる。
【0029】
因みに、118は、各流出入口110、111、114、115部位での熱移動を抑制するために設けられた樹脂等からなる断熱部材である。
そして、以上に述べた構成において、エンジン停止時には、開閉弁116、117を閉じる。これにより、各流出入口110、111、114、115が閉じられるので、各流出入口110、111、114、115からエンジンオイルおよび冷却水を媒体として保温装置1の外部に熱が伝導することが防止される。
【0030】
さらに、エンジンオイルおよび冷却水が、対流等により保温装置1の外部に流れ出すことが防止されるので、保温装置1の外部に熱が伝達することが防止される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、保温装置1内外間の熱伝導および熱伝達が防止することができるので、保温装置1の保温能力の向上を図ることができる。
【0031】
なお、本実施形態では、冷却水タンク104の流出入口114、115の開閉に電磁弁を使用し、オイルタンク102の流出入口110、111の開閉に逆止弁を使用したが、各流出入口110、111、114、115の開閉に電磁弁を用いて開閉してもよく、また逆に、全てを逆止弁を用いて行ってもよい。
(第3実施形態)
本実施形態は、極寒地等のように、保温装置1のみでは、エンジンオイルおよび冷却水の温度を適切温度状態に維持できない場合を想定したものである。
【0032】
すなわち、図4に示すように、オイルタンク部102内にバテッリ等の外部電源より電力を得て熱を発生する電気ヒータ119を配設したものである。
そして、図示されていない温度センサにより、エンジンオイルおよび冷却水の温度が適切温度以下に低下した判定されたときに、電気ヒータ119に通電することによりエンジンオイルおよび冷却水の温度を維持するものである。
【0033】
なお、本実施形態では、オイルタンク部102内に電気ヒータ119を配設したが、電気ヒータ119を冷却水タンク部104内のみ、もしく両タンク部102、104内に配設してもよい。
(第4実施形態)
上述の実施形態では、冷却水タンク部104内にオイルタンク部102を形成したが、本実施形態は、図5に示すように、オイルタンク部102内に冷却水タンク部104を形成したものである。
【0034】
以上に述べた構成にすることにより、エンジン2停止後、エンジンオイルの熱は、保温装置1の外部および冷却水に向けて移動する。そして、エンジンオイルおよび冷却水の温度が等しくなると、エンジンオイルおよび冷却水の熱は、保温装置1の外部に向けて移動し始める。
したがって、上記公報に記載のように、冷却水を単独の保温装置によって保温するものに比べて、保温能力の向上を図ることができる。
【0035】
ところで、上述の実施形態では、冷却水という言葉を用いたが、これは厳密な意味で水を示すものではなく、エンジン2の冷却媒体を示す総称として用いたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【図2】エンジンオイルおよび冷却水の温度変化を示す模式的なグラフである。
【図3】第2実施形態に係る保温装置の模式図である。
【図4】第3実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【図5】第4実施形態に係る保温装置と、エンジンの冷却水系および潤滑系との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1…冷却液および潤滑油の保温装置、2…エンジン、3…冷却水系、
4…潤滑油系、5…ウォータジャケット、6…ラジエータ、
7…冷却水回路、8…サーモスタット、9…ウォータポンプ、
10…バイパス開口部、11…オイルポンプ、12…オイルパン、
13…プレーンベアリング、14…オイルフィルタ、
15…リリーフバルブ、
101…オイルタンク壁、102…オイルタンク部、
103…冷却水タンク壁、104…冷却水タンク部(冷却液タンク部)、
105…断熱空隙部(断熱層)、106…外側タンク壁、
107…空隙層、108…内側タンク壁、109…熱伝導部材、
110…オイルタンク流入口110、111…オイルタンク流出口111、
112、113…逆止弁(オイルタンクバルブ)、
114…冷却水タンク流入口、115…冷却水タンク流出口115、
116、117…開閉弁(冷却液タンクバルブ)、118…断熱部材、
119…電気ヒータ。
Claims (5)
- 液冷式内燃機関(2)内を循環して前記液冷式内燃機関(2)を冷却する冷却液、および前記液冷式内燃機関(2)内を循環する潤滑油を保温する冷却液および潤滑油の保温装置(1)であって、
前記冷却液を蓄える冷却液タンク部(104)と、
前記冷却液タンク部(104)内に形成され、前記潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)と、
前記冷却液タンク部(104)の外側全体を覆うように形成された断熱層(105)とを有し、
前記冷却液タンク部(104)と前記オイルタンク部(102)との間には、前記冷却液タンク部(104)と前記オイルタンク部(102)との間の熱移動量が所定量となるように設定する空隙層(107)が形成されていることを特徴とする冷却液および潤滑油の保温装置。 - 液冷式内燃機関(2)内を循環して前記液冷式内燃機関(2)を冷却する冷却液、および前記液冷式内燃機関(2)内を循環する潤滑油を保温する冷却液および潤滑油の保温装置(1)であって、
前記潤滑油を蓄えるオイルタンク部(102)と、
前記オイルタンク部(102)内に形成され、前記冷却液を蓄える冷却液タンク部(104)と、
前記オイルタンク部(102)の外側全体を覆うように形成された断熱層(105)とを有し、
前記冷却液タンク部(104)と前記オイルタンク部(102)との間には、前記冷却液タンク部(104)と前記オイルタンク部(102)との間の熱移動量が所定量となるように設定する空隙層(107)が形成されていることを特徴とする冷却液および潤滑油の保温装置。 - 前記オイルタンク部(102)に連通し、前記潤滑油が流通するオイルタンク流入口(110)およびオイルタンク流出口(111)と、
前記オイルタンク流入口(110)および前記オイルタンク流出口(111)のうち少なくとも一方に設けられ、連通状態を制御するオイルタンクバルブ(112)とを有し、
前記液冷式内燃機関(2)の停止時には、前記オイルタンクバルブ(112)を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却液および潤滑油の保温装置。 - 前記冷却液タンク部(104)に連通し、前記冷却液が流通する冷却液タンク流入口(114)および冷却液タンク流出口(115)と、
前記冷却液タンク流入口(114)および前記冷却液タンク流出口(115)のうち少なくとも一方に設けられ、連通状態を制御する冷却液タンクバルブ(116)とを有し、
前記液冷式内燃機関(2)の停止時には、前記冷却液タンクバルブ(116)を閉じることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷却液および潤滑油の保温装置。 - 前記冷却液タンク部(104)および前記オイルタンク部(102)のうち少なくとも一方には、外部電源より電力を得て熱を発生する電気ヒータ(119)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の冷却液および潤滑油の保温装置。
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