JP2002138835A - 液冷式内燃熱機関の冷却システム - Google Patents

液冷式内燃熱機関の冷却システム

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JP2002138835A JP2000337837A JP2000337837A JP2002138835A JP 2002138835 A JP2002138835 A JP 2002138835A JP 2000337837 A JP2000337837 A JP 2000337837A JP 2000337837 A JP2000337837 A JP 2000337837A JP 2002138835 A JP2002138835 A JP 2002138835A
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栄三 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖機運転を十分に促進しつつ、暖機運転の終
了後においては、シリンダヘッドを十分に冷却する。 【解決手段】 冷間始動時には、ブロック側通路610
に冷却水を供給することを停止し、かつ、ヘッド側通路
620に供給する流量を最大流量より少ない流量とし、
暖機運転終了後であって、シリンダブロック110の温
度が所定温度未満のときには、ブロック側通路610に
冷却水を供給することを停止した状態でヘッド側通路6
20に冷却水を供給する。これにより、暖機運転時にお
いて、シリンダヘッド120が焼き付くことを防止して
暖機運転の促進を図りつつ、暖機運転終了後において、
シリンダヘッド120の冷却に必要な冷却水量を確保し
つつ、エンジンオイルの温度が低下することを防止して
摩擦抵抗を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液冷式内燃熱機関
の冷却システムに関するもので、車両用エンジンの冷却
システムに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンの冷却システムとして、
例えば特開平7−180555号公報に記載の発明で
は、シリンダブロック側から冷却水をエンジンに供給す
るシリンダブロック側冷却水通路(以下、ブロック側通
路と略す。)と、シリンダブロックを経由せず直接にシ
リンダヘッド側に冷却水を供給するシリンダヘッド側冷
却水通路(以下、ヘッド側通路と略す。)とを設け、暖
機運転時には、シリンダヘッド側冷却水通路のみに冷却
水を供給して、シリンダヘッドの焼き付きを防止しなが
ら、暖機運転の促進を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の発明では、冷却水温度が所定温度以下のときに
は、バルブ(サーモスタット)を閉じてシリンダブロッ
ク側冷却水通路への冷却水の供給を停止し、冷却水温度
が所定温度を超えたときには、バルブを開いてブロック
側通路に冷却水を供給しているので、ヘッド側通路に供
給する冷却水量を調節することができない。
【0004】このため、暖機運転の終了後において、シ
リンダヘッドを十分に冷却することができる程度の流量
を確保することができるように、ヘッド側通路の通水抵
抗を設定すると、冷却水量が大きくなり。暖機運転を十
分に促進できなくなるおそれが高い。
【0005】一方、暖機運転時にシリンダヘッドが焼き
付かない程度の少ない流量とすると、冷却水量が少なく
なり、暖機運転の終了後に、シリンダヘッドを十分に冷
却することができないおそれが高い。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、暖機運転を十分
に促進しつつ、暖機運転の終了後においては、シリンダ
ヘッドを十分に冷却することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、液冷式内燃
熱機関(100)から流出する冷却液を冷却するラジエ
ータ(200)と、液冷式内燃熱機関(100)とラジ
エータ(200)との間で冷却液を循環させるラジエー
タ回路(210)と、液冷式内燃熱機関(100)から
流出する冷却液をラジエータ(200)を迂回させて液
冷式内燃熱機関(100)に戻すバイパス回路(22
0)と、バイパス回路(220)を流通する流量とラジ
エータ(200)を流通する流量とを調節して、液冷式
内燃熱機関(100)に供給する冷却液の温度を制御す
る温度制御バルブ(300)と、温度制御バルブ(30
0)にて温度調節された冷却液を液冷式内燃熱機関(1
00)のシリンダブロック(110)側とシリンダヘッ
ド(120)側とに分配して供給するとともに、その供
給量を制御する分配制御バルブ(500)とを有し、暖
機運転時においては、分配制御バルブ(500)は、シ
リンダブロック(110)側へ冷却液を供給することを
停止しつつ、シリンダヘッド(120)側に供給する流
量を、分配制御バルブ(500)がシリンダヘッド(1
20)側に供給することができる最大流量より少ない流
量とすることを特徴とする。
【0008】これにより、暖機運転時において、シリン
ダヘッド(120)が焼き付くことを防止して暖機運転
の促進を図りつつ、暖機運転終了後において、シリンダ
ヘッド(120)の冷却に必要な冷却液量を確保するこ
とができる。
【0009】したがって、暖機運転を十分に促進しつ
つ、暖機運転の終了後においては、シリンダヘッド(1
20)を十分に冷却することができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、液冷式内燃熱
機関(100)は、シリンダブロック(110)側に供
給された冷却液がシリンダヘッド(120)側を循環し
て液冷式内燃熱機関(100)外に流出するように構成
されており、暖機運転終了後において、シリンダブロッ
ク(110)の温度が所定温度未満のときには、分配制
御バルブ(500)は、シリンダヘッド(120)側に
供給する冷却液の流量を、暖機運転時に比べて増大さ
せ、さらに、暖機運転終了後において、シリンダブロッ
ク(110)の温度が所定温度以上となったときには、
シリンダヘッド(120)側への冷却液の供給を停止し
た状態で、シリンダブロック(110)側へ冷却液を供
給することを特徴とする。
【0011】これにより、シリンダヘッド(120)に
シリンダブロック(110)にて加熱されていない温度
の低い冷却水を供給することができる。したがって、シ
リンダヘッド(120)を効率良く冷却することができ
る。
【0012】また、暖機運転終了後であって、シリンダ
ブロック(110)の温度が所定温度未満のときには、
シリンダブロック(110)側に冷却水を供給すること
を停止するので、エンジンオイルの温度が低下すること
を防止できる。したがって、エンジンオイルの粘度が低
下することを防止できるので、摩擦抵抗(フリクション
ロス)を低減することができる。
【0013】以上に述べたように、本発明によれば、暖
機運転時にあっては、早期に暖機運転を終了させること
ができるので、液冷式内燃熱機関(100)燃の燃焼状
態を早期に良好なものとして燃費向上及び未燃焼ガス等
の有害物質(エミッション)の排出量を低減することが
できるとともに、摩擦抵抗(フリクションロス)の低減
により車両燃費を向上させることができる。
【0014】請求項3に記載の発明では、温度制御バル
ブ(300)は、液冷式内燃熱機関(100)の負荷が
大きいときには、負荷が小さいときに比べて液冷式内燃
熱機関(100)に供給する冷却液の温度を下げること
を特徴とする。
【0015】これにより、シリンダヘッド(120)を
積極的に(効率的に)冷却することができるので、液冷
式内燃熱機関(100)の温度を効率よく適切な温度に
維持することができる。
【0016】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る液冷式内燃熱機関の冷却システムを車両用
エンジンの冷却システムに適用したもので、図1は本実
施形態に係る冷却システムの模式図であある。
【0018】図1中、100は走行用の水冷式エンジン
(液冷式内燃熱機関)であり、200は水冷式エンジン
100(以下、エンジン100と略す。)から流出する
冷却水(冷却液)を冷却するラジエータである。
【0019】210はエンジン100とラジエータ20
0との間で冷却水を循環させるラジエータ回路であり、
220はエンジン100から流出する冷却水をラジエー
タ200を迂回させてエンジン100に戻すバイパス回
路である。
【0020】そして、ラジエータ回路210とバイパス
回路220との合流部(ラジエータ200の冷却水出口
側におけるバイパス回路220との接続部)には、バイ
パス回路220を流通する流量とラジエータ200を流
通する流量とを調節して、エンジン100に供給する冷
却水の温度を制御する電気式の温度制御バルブ300が
設けられている。
【0021】また、温度制御バルブ300の冷却水流れ
下流側には、エンジン100から動力を得て冷却水を循
環させるポンプ400が設けられており、このポンプ4
00の吐出側には、温度制御バルブ300にて温度調節
された冷却水をエンジン100のシリンダブロック11
0側とシリンダヘッド120側とに分配して供給すると
ともに、その供給量を制御する電気式の分配制御バルブ
500が設けられている。
【0022】そこで、以下、分配制御バルブ500から
シリンダブロック110側に供給される冷却水が流通す
る通路をブロック側通路610と呼び、分配制御バルブ
500からシリンダヘッド120側に供給される冷却水
が流通する通路をヘッド側通路620と呼ぶ。
【0023】なお、分配制御バルブ500は、図2に示
すように、円筒状のロータリバルブ510の円筒面に通
路穴511を設けて、ロータリバルブ510を収納する
バルブケーシング520に設けられた両通路610、6
20に連通する連通穴(図示せず。)と通路穴511と
の重なり量(バルブ開度)を調節することにより両通路
610、620への分配流量を制御するものである。
【0024】因みに、530はロータリバルブ510を
稼動させるアクチュエータ(本実施形態では、ステッピ
ングモータ)であり、このアクチュエータ530は、エ
ンジン制御用電子制御装置(図示せず。)により制御さ
れている。
【0025】ここで、ブロック側通路610からエンジ
ン100に供給された冷却水は、図1に示すように、シ
リンダブロック110内の冷却水通路(ウォータジャケ
ット)を通過してシリンダヘッド120内の冷却水通路
を経由してエンジン100側(ラジエータ200側)に
流出し、ヘッド側通路620からエンジン100に供給
された冷却水は、シリンダヘッド120内の冷却水通路
を経由してエンジン100側(ラジエータ200側)に
流出する。
【0026】つまり、ブロック側通路610からエンジ
ン100に供給された冷却水は、シリンダブロック11
0及びシリンダヘッド120を冷却したの後、エンジン
100外に流出し、ヘッド側通路620からエンジン1
00に供給された冷却水は、シリンダヘッド120のみ
を冷却したの後、エンジン100外に流出する。
【0027】因みに、シリンダブロック110とは、ピ
ストン(図示せず。)が往復運動するシリンダボア(円
柱状の穴)を構成するブロック体を示し、シリンダヘッ
ド120とは、シリンダボアの上死点側(クランクシャ
フトの反対側)の開口部を閉塞して燃焼室を構成するブ
ロック体である。そして、通常、シリンダヘッド120
には、エンジン100に燃焼用空気を供給する吸気管1
30や燃焼ガスを排出する排気管(図示せず。)が接続
されている。
【0028】また、700は冷却水を熱源として車室内
の暖房を行うヒータコアであり、710は、ヒータコア
700に冷却水(温水)を供給する温水回路を開閉する
バルブであり、230はラジエータ200に冷却風を送
風する送風機である。
【0029】次に、本実施形態に係る冷却システムの作
動を述べる。
【0030】1.冷間始動時(暖機運転) ブロック側通路610に冷却水を供給することを停止
し、かつ、ヘッド側通路620に供給する流量を、分配
制御バルブ500がヘッド側通路620に供給すること
ができる最大流量より所定量少ない流量なるようにバル
ブ開度を絞る(図3(a)参照)。
【0031】これにより、冷間始動時(暖機運転)に
は、シリンダヘッド120が焼き付かない程度の少ない
流量をシリンダヘッド120側のみに供給することがで
きるので、エンジン100の暖機運転を促進しつつ、シ
リンダヘッド120の焼き付きを防止することができ
る。
【0032】なお、本実施形態では、エンジン100か
ら流出した冷却水の温度(本実施形態では、バイパス回
路220を流通して温度制御バルブ300に流入する冷
却水の温度)が所定温度(例えば、80℃)以上となっ
たときに、暖機運転が終了したものとみなし、冷却水温
度が80℃未満のときには、暖機運転が終了していない
ものとみなす。
【0033】2.暖機運転終了後 2.1暖機運転終了後であって、シリンダブロック11
0の温度が所定温度(本実施形態では、約110℃)未
満のときブロック側通路610に冷却水を供給すること
を停止した状態で、バルブ開度を図3(b)に示すよう
に大きく(絞り度合いを小さく)して、ヘッド側通路6
20に供給する冷却液の流量を暖機運転時に比べて(本
実施形態では、最大流量まで)増大させる。
【0034】このとき、最大流量(バルブ開度全開)
は、暖機運転終了後において、シリンダヘッド120を
十分に冷却することができる程度の流量を確保すること
ができる程度とする。
【0035】また、エンジン100の負荷をスロットル
バルブ140の開度又はエンジン100の吸入負圧によ
り検出して、エンジン負荷が大きいときには、エンジン
負荷が小さいときに比べてエンジン100(この場合
は、ヘッド側通路620)に供給する冷却水の温度を下
げるように温度制御バルブ300を可変制御する。
【0036】なお、本実施形態では、シリンダブロック
110内(ウォータジャケット)内を流通する冷却水の
温度を検出することにより、シリンダブロック110の
温度を検出している。
【0037】2.2暖機運転終了後であって、シリンダ
ブロック110の温度が所定温度以上のときヘッド側通
路620への冷却水の供給を停止した状態で、ブロック
側通路610へ冷却水を供給する(図3(c)参照)。
これにより、エンジン100に供給される冷却水は、シ
リンダブロック110を冷却した後、シリンダヘッド1
20を冷却してエンジン100側に流出するので、シリ
ンダブロック110を冷却してピストンとシリンダボア
とが焼き付くことを防止しつつ、シリンダヘッド120
を冷却することができる。
【0038】また、エンジン100の負荷が大きいとき
には、エンジン負荷が小さいときに比べてエンジン10
0(この場合は、ブロック側通路610)に供給する冷
却水の温度を下げるように温度制御バルブ300を可変
制御する。
【0039】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0040】本実施形態によれば、冷間始動時(暖機運
転時)には、ブロック側通路610に冷却水を供給する
ことを停止し、かつ、ヘッド側通路620に供給する流
量を最大流量より少ない流量としているので、冷間始動
時(暖機運転時)において、シリンダヘッド120が焼
き付くことを防止して暖機運転の促進を図りつつ、暖機
運転終了後において、シリンダヘッド120の冷却に必
要な冷却水量を確保することができる。
【0041】したがって、暖機運転を十分に促進しつ
つ、暖機運転の終了後においては、シリンダヘッド12
0を十分に冷却することができる。
【0042】また、暖機運転終了後であって、シリンダ
ブロック110の温度が所定温度未満のときには、ブロ
ック側通路610に冷却水を供給することを停止した状
態でヘッド側通路620に冷却水を供給するので、シリ
ンダヘッド120にシリンダブロック110にて加熱さ
れていない温度の低い冷却水を供給することができる。
したがって、シリンダヘッド120を効率良く冷却する
ことができる。
【0043】また、暖機運転終了後であって、シリンダ
ブロック110の温度が所定温度未満のときには、ブロ
ック側通路610に冷却水を供給することを停止するの
で、シリンダボアの内壁とピストン(ピストンリング)
との摺動部を潤滑するエンジンオイルの温度が低下する
ことを防止できる。したがって、エンジンオイルの粘度
が低下することを防止できるので、摩擦抵抗(フリクシ
ョンロス)を低減することができる。
【0044】以上に述べたように、本実施形態では、冷
間始動時(暖機運転時)にあっては、早期に暖機運転を
終了させることができるので、燃焼室内の燃焼状態を早
期に良好なものとして燃費向上及び未燃焼ガス等の有害
物質(エミッション)の排出量を低減することができる
とともに、摩擦抵抗(フリクションロス)の低減により
車両燃費を向上させることができる。
【0045】ところで、エンジン負荷が大きくなると、
エンジンの発熱量が増大するので、ノッキングを防止し
てエンジン温度を適切な温度に保つには、エンジン負荷
に応じて冷却能力(冷却水温度及び冷却水量等)を制御
することが望ましい。
【0046】このとき、エンジン負荷が増大すると、燃
焼室に供給される燃料(ガソリンや軽油)が増大してシ
リンダヘッド120の温度が上昇するので、エンジン負
荷が増大したときには、シリンダヘッド120を積極的
に冷却することが望ましい。
【0047】これに対して、本実施形態では、ヘッド側
通路620を設けて、エンジン負荷が大きいときには、
エンジン負荷が小さいときに比べてエンジン100に供
給する冷却水の温度を下げるように温度制御バルブ30
0を可変制御するので、シリンダヘッド120を積極的
に(効率的に)冷却することができる。
【0048】(第2実施形態)上述の実施形態では、電
気式の温度制御バルブ300にて冷却水の温度を制御し
たが、本実施形態は、図4に示すように、電気式の温度
制御バルブ300に代えて、ワックス材の体積変化を利
用して機械的にバイパス回路220を流通する流量とラ
ジエータ200を流通する流量とを調節するサーモスタ
ット式の温度制御バルブ300を採用することにより、
温度制御バルブ300の製造原価低減を図ったものであ
る。
【0049】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、車両エンジンに本発明を適用したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、その他の液冷式内燃熱機関
の冷却手ステムに適用することができる。
【0050】また、上述の実施形態では、スロットルバ
ルブの開度又は吸入負圧によりエンジン負荷を検出した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばク
ランクシャフトに発生するトルク(クランクシャフトの
回転数の変化率)等からエンジン負荷を検出してもよ
い。
【0051】また、分配制御バルブ500は、上述の実
施形態に示されたものに限定されるものではなく、スプ
ール式等のその他形式のバルブであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る冷却システムの模
式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る分配制御バルブの
模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る分配制御バルブの
作動を示す模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る冷却システムの模
式図である。
【符号の説明】
100…エンジン(液冷式内燃熱機関)、110…シリ
ンダブロック、120…シリンダヘッド、200…ラジ
エータ、300…温度制御バルブ、400…ポンプ、5
00…分配制御バルブ、610…シリンダブロック側通
路、620…シリンダヘッド側通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液冷式内燃熱機関(100)から流出す
    る冷却液を冷却するラジエータ(200)と、 前記液冷式内燃熱機関(100)と前記ラジエータ(2
    00)との間で冷却液を循環させるラジエータ回路(2
    10)と、 前記液冷式内燃熱機関(100)から流出する冷却液を
    前記ラジエータ(200)を迂回させて前記液冷式内燃
    熱機関(100)に戻すバイパス回路(220)と、 前記バイパス回路(220)を流通する流量と前記ラジ
    エータ(200)を流通する流量とを調節して、前記液
    冷式内燃熱機関(100)に供給する冷却液の温度を制
    御する温度制御バルブ(300)と、 前記温度制御バルブ(300)にて温度調節された冷却
    液を前記液冷式内燃熱機関(100)のシリンダブロッ
    ク(110)側とシリンダヘッド(120)側とに分配
    して供給するとともに、その供給量を制御する分配制御
    バルブ(500)とを有し、 暖機運転時においては、前記分配制御バルブ(500)
    は、前記シリンダブロック(110)側へ冷却液を供給
    することを停止しつつ、前記シリンダヘッド(120)
    側に供給する流量を、前記分配制御バルブ(500)が
    前記シリンダヘッド(120)側に供給することができ
    る最大流量より少ない流量とすることを特徴とする液冷
    式内燃熱機関の冷却システム。
  2. 【請求項2】 前記液冷式内燃熱機関(100)は、前
    記シリンダブロック(110)側に供給された冷却液が
    前記シリンダヘッド(120)側を循環して前記液冷式
    内燃熱機関(100)外に流出するように構成されてお
    り、 暖機運転終了後において、前記シリンダブロック(11
    0)の温度が所定温度未満のときには、前記分配制御バ
    ルブ(500)は、前記シリンダヘッド(120)側に
    供給する冷却液の流量を、暖機運転時に比べて増大さ
    せ、 さらに、暖機運転終了後において、前記シリンダブロッ
    ク(110)の温度が所定温度以上となったときには、
    前記シリンダヘッド(120)側への冷却液の供給を停
    止した状態で、前記シリンダブロック(110)側へ冷
    却液を供給することを特徴とする請求項1に記載の液冷
    式内燃熱機関の冷却システム。
  3. 【請求項3】 前記温度制御バルブ(300)は、前記
    液冷式内燃熱機関(100)の負荷が大きいときには、
    負荷が小さいときに比べて前記液冷式内燃熱機関(10
    0)に供給する冷却液の温度を下げることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の液冷式内燃熱機関の冷却システ
    ム。
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