JP2005036729A - 内燃機関の冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ポートの近傍部分の冷却性の向上による燃料噴射性能の向上、排気ガスの低減、燃費の向上などを図ること。
【解決手段】シリンダヘッド2の排気ポート6の近傍部分に冷却水が流れるヘッド排気側通路24を有する内燃機関の冷却システムにおいて、電動ウオータポンプ42と、電動ウオータポンプ42からの冷却水をヘッド排気側通路24に導く別系統の通路41と、内燃機関の運転状態に応じて別系統の通路41に流す冷却水の流量を調整するために電動ウオータポンプ42の作動を制御する電子制御回路43とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却システムに関する。
内燃機関の冷却システムとして、シリンダヘッドの排気ポートの近傍部分に冷却水の十分な流れを形成し、該近傍部分の冷却性を向上させる冷却システムが提案されている(特許文献1参照)。そして、排気ポートの近傍部分に冷却水の十分な流れを形成するために、排気側に吸気側よりも多い数の導入孔を形成し(例えば、吸気側の導入孔が1つのとき排気側には2つの導入孔を設ける)、排気側の補助通路内をより多くの冷却水が流れるようにしている。
特許第3071546号公報
しかし、シリンダヘッドの熱負荷は内燃機関を取り巻く環境や内燃機関の運転状態などによって大きく変動するが、上記従来技術によると、変動する熱負荷に見合った流量の冷却水を排気ポートの近傍部分に流すことができず、そのため、燃料噴射性能の悪化、排気ガスの増大、燃費の低下などを招き易いという問題がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、シリンダヘッドの変動する熱負荷に見合った流量の冷却水を排気ポートの近傍部分に流すことができ、燃料噴射性能の向上、排気ガスの低減、燃費の向上などを図ることができる内燃機関の冷却システムを提供することを目的とする。
本発明による内燃機関の冷却システムは、シリンダヘッドの排気ポートの近傍部分に冷却水が流れるヘッド排気側通路を有する内燃機関の冷却システムにおいて、電動ウオータポンプと、該電動ウオータポンプからの冷却水を前記ヘッド排気側通路に導く別系統の通路と、内燃機関の運転状態に応じて前記別系統の通路に流す冷却水の流量を調整するために前記電動ウオータポンプの作動を制御する電子制御回路とを備えることを特徴とする。
本発明によると、シリンダヘッドの排気ポートの近傍部分の排気側通路に、電動ウオータポンプによって送られてくる冷却水を流すとともに、この冷却水の流量を内燃機関の運転状態に応じて調整するようにしたため、内燃機関の運転状態などによって変動するシリンダヘッドの熱負荷に見合った流量の冷却水を排気ポートの近傍部分に流すことができるようになり、排気ポートの近傍部分の冷却性の向上により燃料噴射性能の向上、排気ガスの低減、燃費の向上などを図ることができる。
前記電子制御回路は、冷却水の水温が設定温度未満の低温時、前記電動ウオータポンプを停止状態に保つ制御を行なう。これにより、内燃機関の暖機時には電動ウオータポンプによる排気側通路への冷却水の供給が行われなくなり、暖機時間の短縮を図ることができる。
前記電子制御回路は、冷却水の水温が設定温度以上のとき、内燃機関の回転数又は負荷の増大にしたがって前記電動ウオータポンプの回転数を増大させる制御を行なう。これにより、内燃機関の熱負荷(発熱)が小さいときには小流量の冷却水を供給し、熱負荷が大きいときには大流量の冷却水を供給するようになり、内燃機関の熱負荷に見合った冷却性能を発揮できるようになる。また、内燃機関の熱負荷に応じた流量の冷却水を供給することから、従来からのメカ式ウオータポンプの定格出力は小さくて済み、メカ式ウオータポンプの小型化、低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却システムの構成図、図2は、内燃機関の要部の断面図を示す。
図1において、1はシリンダブロック、2はシリンダヘッドを表している。シリンダブロック1及びシリンダヘッド2は、具体的には図2に示すように構成され、図2に示すように、シリンダブロック1の内部には、クランクシャフト3を回転駆動するピストン4が配され、シリンダヘッド2には、吸気ポート5及び排気ポート6が形成され、吸気ポート5及び排気ポート6にそれぞれ吸気バルブ7及び排気バルブ8が配されており、また、シリンダヘッドには、点火プラグ9が配設されている。
図1及び図2において、シリンダブロック1の吸気側壁部11には、冷却水が流れる通路(ブロック吸気側通路)12が形成されている。また、シリンダブロック1の排気側壁部13には、冷却水が流れる通路(ブロック排気側通路)14が形成されている。ブロック吸気側通路12の流出部とブロック排気側通路14の流入部との間は、連通路15によって連通している。
シリンダヘッド2の吸気側壁部21において吸気ポート5の近傍部分には、冷却水が流れる通路(ヘッド吸気側通路)22が形成されている。また、シリンダヘッド2の排気側壁部23において排気ポート6の近傍部分には、冷却水が流れる通路(ヘッド排気側通路)24が形成されている。ヘッド吸気側通路22及びヘッド排気側通路24の各流入部とブロック排気側通路14の流出部との間は、連通路31によって連通している。ヘッド吸気側通路22の流出部とヘッド排気側通路24の流出部は、流出管32に集合接続されている。
ブロック吸気側通路12の流入部は、メカ式ウオータポンプ(W/P)33の吐出側に接続されている。メカ式ウオータポンプ33は、内燃機関のクランクシャフト3を回転駆動源としている。メカ式ウオータポンプ33の吸入側には、サーモスタット弁(ワックスサーモスタット)34が接続されている。サーモスタット弁34の流入側は3つに分岐しており、各分岐通路に、それぞれ、空調ヒータ35、流出管32、ラジエータ36が接続されている。サーモスタット弁34は、冷却水の水温に応じてラジエータ36側の通路を開閉し、冷却水の水温が設定値(例えば70℃)以下の低温時、ラジエータ36側の通路を遮断状態に保つことによってラジエータ36を迂回してシリンダブロック1及びシリンダヘッド2に冷却水を供給して内燃機関の暖機を促進させ、一方、冷却水の水温が上記設定値よりも高いとき、ラジエータ36側の通路を開放状態に保つことによってラジエータ36を経た冷却水をシリンダブロック1及びシリンダヘッド2に供給して内燃機関の冷却を優先させるよう動作する。なお、サーモスタット弁34の開度は、冷却水の温度の上昇にしたがって増大し、例えば水温が85℃で全開となる。
従来のメカ式ウオータポンプ33は、内燃機関の最大発熱時にオーバーヒートを発生させない特性に設定されている。しかし、このようにメカ式ウオータポンプ33の特性を設定すると、内燃機関の低負荷高回転時に内燃機関が過冷却される可能性がある。
そこで、本実施形態では、発熱が最も大きくなるヘッド排気側通路24にラジエータ36からの冷却水を新たに導入するための別系統の通路41を設け、この通路41に電動ウオータポンプ(W/P)42を配置している。電動ウオータポンプ42は、電子制御回路(ECU)43によって制御される。
図3は、電子制御回路43による電動ウオータポンプ42の制御フローチャートを示す。
図3において、電子制御回路43は、内燃機関(エンジン)の始動時(ステップ101)、電動ウオータポンプ42を停止(オフ)状態にする(ステップ102)。そして、内燃機関の出口水温を検出するための水温センサ44からの水温検出信号を基に、水温が設定温度以上であるか否かを判断し(ステップ103)、水温が設定温度未満の間は、電動ウオータポンプ42を停止状態に保つ。水温が設定温度以上の間は、エンジン負荷率及びエンジン回転数を読み込み(ステップ104)、図4に示すようなマップから電動ウオータポンプ回転数を読み込み、この回転数で動作するよう電動ウオータポンプ42を駆動する(ステップ105)。
図4図示のマップにおいては、エンジン回転数が1500rpm以下の低回転時、又は、エンジン負荷率が10%以下の低負荷時には、電動ウオータポンプ回転数を0rpmに設定することにより、ヘッド排気側通路24に別系統の通路41を介しての冷却水の供給を行わないようにしている。このため、暖機時間の短縮を図ることができる。また、エンジン回転数が1500rpmを超え、あるいはエンジン負荷率が10%を超えたときは、エンジン回転数及びエンジン負荷率が増大するにしたがって電動ウオータポンプ回転数を増大させ、ヘッド排気側通路24への冷却水の供給量を増大させるようにしている。したがって、エンジン回転数及びエンジン負荷の増大に伴い最も発熱が大きくなるシリンダヘッド2の排気側壁部21の発熱を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態による内燃機関の冷却システムは、シリンダヘッド2の排気ポート6の近傍部分に冷却水が流れるヘッド排気側通路24を有する内燃機関の冷却システムにおいて、電動ウオータポンプ42と、電動ウオータポンプ42からの冷却水をヘッド排気側通路24に導く別系統の通路41と、内燃機関の運転状態に応じて別系統の通路41に流す冷却水の流量を調整するために電動ウオータポンプ42の作動を制御する電子制御回路43とを備える。このように、シリンダヘッド2の排気ポート6の近傍部分の排気側通路24に、電動ウオータポンプ42によって送られてくる冷却水を流すとともに、この冷却水の流量を内燃機関の運転状態に応じて調整するようにしたため、内燃機関の運転状態などによって変動するシリンダヘッド2の熱負荷に見合った流量の冷却水を排気ポート6の近傍部分に流すことができるようになり、排気ポート6の近傍部分の冷却性の向上により燃料噴射性能の向上、排気ガスの低減、燃費の向上などを図ることができる。
また、電子制御回路43は、冷却水の水温が設定温度未満の低温時、電動ウオータポンプ42を停止状態に保つ制御を行なう。これにより、内燃機関の暖機時には電動ウオータポンプ42による排気側通路24への冷却水の供給が行われなくなり、暖機時間の短縮を図ることができる。
また、電子制御回路43は、冷却水の水温が設定温度以上のとき、内燃機関の回転数又は負荷の増大にしたがって電動ウオータポンプ42の回転数を増大させる制御を行なう。これにより、内燃機関の熱負荷(発熱)が小さいときには小流量の冷却水を供給し、熱負荷が大きいときには大流量の冷却水を供給するようになり、内燃機関の熱負荷に見合った冷却性能を発揮できるようになる。また、内燃機関の熱負荷に応じた流量の冷却水を供給することから、従来からのメカ式ウオータポンプの定格出力は小さくて済み、メカ式ウオータポンプの小型化、低コスト化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却システムの構成図である。 内燃機関の要部の断面図である。 電子制御回路による電動ウオータポンプの制御フローチャートである。 電動ウオータポンプ回転数の設定マップである。
符号の説明
2 シリンダヘッド
6 排気ポート
24 ヘッド排気側通路
41 別系統の通路
42 電動ウオータポンプ
43 電子制御回路

Claims (3)

  1. シリンダヘッドの排気ポートの近傍部分に冷却水が流れるヘッド排気側通路を有する内燃機関の冷却システムにおいて、
    電動ウオータポンプと、
    該電動ウオータポンプからの冷却水を前記ヘッド排気側通路に導く別系統の通路と、
    内燃機関の運転状態に応じて前記別系統の通路に流す冷却水の流量を調整するために前記電動ウオータポンプの作動を制御する電子制御回路と
    を備えることを特徴とする内燃機関の冷却システム。
  2. 前記電子制御回路は、冷却水の水温が設定温度未満の低温時、前記電動ウオータポンプを停止状態に保つ制御を行なうことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却システム。
  3. 前記電子制御回路は、冷却水の水温が設定温度以上のとき、内燃機関の回転数又は負荷の増大にしたがって前記電動ウオータポンプの回転数を増大させる制御を行なうことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の冷却システム。
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