JP2012237210A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012237210A
JP2012237210A JP2011105691A JP2011105691A JP2012237210A JP 2012237210 A JP2012237210 A JP 2012237210A JP 2011105691 A JP2011105691 A JP 2011105691A JP 2011105691 A JP2011105691 A JP 2011105691A JP 2012237210 A JP2012237210 A JP 2012237210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
valve
control valve
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011105691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5573768B2 (ja
Inventor
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Shusaku Sugamoto
周作 菅本
Yoshio Hasegawa
吉男 長谷川
Koichi Hata
浩一 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2011105691A priority Critical patent/JP5573768B2/ja
Publication of JP2012237210A publication Critical patent/JP2012237210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5573768B2 publication Critical patent/JP5573768B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

【課題】アクチュエータの個数を低減しつつ、きめ細かい冷却水の流通制御を行うことを課題とする。
【解決手段】内燃機関の冷却装置は、ウォータポンプの出口と内燃機関とを連通する第1冷却水通路と、前記ウォータポンプの入口とラジエータバイパス通路とを連通する第2冷却水通路と、前記第1冷却水通路に設けられた第1制御弁と、前記第2冷却水通路に設けられた第2制御弁と、を備えている。第1制御弁は、第1冷却水通路における冷却水の流れが衝突することによって変位する衝突板を備え、当該衝突板の位置によって開閉状態を変化させる。第2制御弁は、衝突板の変位に伴って開閉状態を変化させる。冷却水の流れる力により、第1制御弁、第2制御弁を稼動させることにより、アクチュエータの数を低減しつつ、きめ細かい冷却水の流通制御を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の冷却装置に関する。
従来、内燃機関の冷却水の循環に関し、種々の提案がされている。例えば、特許文献1には、開弁温度の異なる二種類のサーモスタットを備えるとともに、高水温制御と低水温制御とを切り替えるためにアクチュエータで作動する2つのシャッタ弁HS、LSを備えた内燃機関の冷却装置が開示されている。
特開平7−91251号公報
前記特許文献1に開示された内燃機関の冷却装置は、二種類のサーモスタットと、シャッタ弁HS、LSを駆動するためのアクチュエータを備えている。これらの部品の数が増せば、車両への搭載面、コスト面で不利となる。
そこで本明細書開示の内燃機関の冷却装置は、アクチュエータの個数を低減しつつ、きめ細かい冷却水の流通制御を行うことを課題とする。
上記課題を解決するために本明細書開示の内燃機関の冷却装置は、ウォータポンプの出口と内燃機関とを連通する第1冷却水通路と、前記ウォータポンプの入口とラジエータバイパス通路とを連通する第2冷却水通路と、前記第1冷却水通路に設けられた第1制御弁と、前記第2冷却水通路に設けられた第2制御弁と、を備え、前記第1制御弁は、前記第1冷却水通路における冷却水の流れが衝突することによって変位する衝突板を備え、当該衝突板の位置によって開閉状態を変化させ、前記第2制御弁は、前記衝突板の変位に伴って開閉状態を変化させる。
冷却水の流れの力を利用して第1制御弁の開閉状態を変更し、第1制御弁が変位する力を利用して第2制御弁の開閉状態を変更する。これにより、アクチュエータの数を低減しつつ、きめ細かい冷却水の流通制御を行うことができる。
前記第1制御弁は、回転軸部材を備え、前記衝突板に冷却水の流れが衝突することによって回転し、前記第2制御弁は、弁部と、一端側に前記弁部が配置されるとともに回転自在に軸支される腕部材とを備え、前記腕部材の他端部に、回転する前記第1制御弁が当接し、前記第1制御弁の回転力によって開弁する。
流体の力に起因する第1制御弁の回転力を、腕部材を介して第2制御弁へ伝達するものである。すなわち、梃子の原理を利用して第1制御弁の回転力を第2制御弁へ伝達し、第2制御弁を開弁する。
前記第1冷却水通路は、前記第1制御弁が開弁状態となるときに収容される弁収容部を備え、前記弁収容部は、連通路を介して前記第2冷却水通路と連通し、前記腕部材の他端部は、前記連通路を通じて前記弁収容部に突出した構成とすることができる。第2冷却水通路は、ウォータポンプの入口側であるため、低圧であり、弁収容部は、ウォータポンプの吸い込みにより、負圧となるため、第1制御弁を開弁側に移動させ易くなる。なお、腕部材が露出する領域は、衝突板によって第1冷却水通路と隔離されるため、高圧となる第1冷却水通路と弁収容部とを隔離する格別のシール手段は不要である。
前記第1制御弁は、先端部にテーパ形状の外周面を有する固定ピンが挿入される固定穴を備え、前記固定穴は、前記固定ピンが備える前記外周面に対応したテーパ形状の内周面を備え、前記固定ピンは、前記固定穴の内周面に前記外周面を押し当てつつ前記固定穴に挿入されて、前記第1制御弁を閉弁方向へ変位させることができる。
互いにテーパ形状を備える固定ピンの外周面と固定穴の内周面とが当接しながら固定ピンが固定穴に挿入されることで、第1制御弁を閉弁側に移動させることができる。第1制御弁が閉弁側に移動すると、これに伴って、第2制御弁も閉弁側に復帰することができる。固定ピンをソレノイドで駆動することにより任意のタイミングで、各弁を閉弁させることができる。
本明細書に開示された内燃機関の冷却装置によれば、アクチュエータの個数を低減しつつ、きめ細かい冷却水の流通制御を行うことができる。
図1は、水止め状態の実施例1の冷却装置を示す説明図である。 図2は、実施例1の冷却装置の制御部とソレノイドの関係を示すブロック図である。 図3は、実施例1の冷却装置が備える扇形弁の斜視図である。 図4は、実施例1の冷却装置が備える扇形弁の5面図である。 図5(A)は、水止め状態の扇形弁の状態を示し、図5(B)は高温維持状態の扇形弁の状態を示す説明図である。 図6は、高温維持状態の実施例1の冷却装置を示す説明図である。 図7は、低温移行状態の実施例1の冷却装置を示す説明図である。 図8は、扇形弁の閉弁機構の説明図であり、図8(A)は扇形弁の開弁時の状態を示し、図8(B)は扇形弁の閉弁開始時の状態を示し、図8(C)は扇形弁の閉弁完了状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されている場合もある。また、説明の都合上、部品の装着の向きが実際のものと異なっている場合がある。
まず、実施例1の内燃機関の冷却装置(以下、本明細書において「冷却装置」という)1000の概略構成を、図1を参照しつつ説明する。
冷却装置1000は、ウォータポンプ50の出口51と内燃機関100とを連通する第1冷却水通路10と、ウォータポンプ50の入口52とラジエータバイパス通路11aとを連通する第2冷却水通路11を備えている。また、冷却1000は、第1冷却水通路10に設けられた扇形弁20を備えている。扇形弁20は、第1制御弁の一例である。冷却装置1000は、第2冷却水通路11に設けられた第2制御弁としてのバタフライ弁40を備えている。
ウォータポンプ50は、プーリ53を介して内燃機関100のクランクシャフトから動力を得ているが、電動式等、他の形式のウォータポンプとすることもできる。
冷却装置1000は、扇形弁20の状態を制御するソレノイド30を備えている。ソレノイド30には、固定ピン31が設けられている。図2に示すように、ソレノイド30は、ECU(Electronic control unit)70と電気的に接続されている。ECU70には水温センサ60が電気的に接続されており、ソレノイド30は、水温センサ60から取得した情報に基づいて動作する。ソレノイド30は、バネ部材33を備えている。ソレノイド33は、通電されることによってバネ部材33を圧縮しつつ固定ピン31を引き込む。ソレノイド30は、扇形弁20の位置決めをすることができればよい。すなわち、ソレノイド30は、扇形弁20自体を動作させなくてもよいため、その出力は小さくてよい。なお、図1におけるソレノイド30は、説明の都合上、実際に装着されている向きとは異なった向きに描かれている。
第1冷却水通路10は、シリンダブロック101内に設けられたウォータジャケットに連通している。第1制御弁に相当する扇形弁20は、シリンダブロック101への冷却水の流通を遮断する位置、シリンダブロック101への冷却水の流入を許容する位置でソレノイド30により固定される。ここで、扇形弁20の構成につき、図3、図4を参照しつつ説明する。図3は、扇形弁20の斜視図である。図4は、扇形弁20の5面図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は左側面図、図4(C)は右側面図、図4(D)は平面図、図4(E)は底面図である。
扇形弁20は、図4(A)に示すように、正面から見たときに、中心角90°の扇形形状を備える。扇形弁20は、第1冷却水通路10における冷却水の流れが衝突する衝突板21を備えている。また、側板22を備えている。側板22には、第1掛合穴23aと第2掛合穴23bとが設けられている。扇形弁20は、回転軸部材25を備え、回転軸部材25によって第1冷却水通路10に回転自在に装着されている。冷却装置1000には、バネ部材26が装備されており、扇形弁20は、このバネ部材26により、第1冷却水通路10を閉塞する側、すなわち、冷却水の流れに逆らう向きに付勢されている。このような扇形弁20は、第1冷却水通路10における冷却水の流れが衝突板21に衝突することによって変位、すなわち、回転軸部材25を回転軸として回転し、開閉状態を変化させる。
第1冷却水通路10は、前記第1制御弁が開弁状態となるときに収容される弁収容部10aを備えている。この弁収容部10aは、連通路15を介して、第2冷却水通路11と連通している。より具体的には、弁収容部10aは、後に詳述するサーモスタット弁収納部12と連通している。連通路15には、後に説明する腕部材43が挿通されている。
第2制御弁に相当するバタフライ弁40は、弁部41と、一端側に弁部41が配置されるとともに軸部材42によって回転自在に軸支される腕部材43とを備えている。腕部材43の他端部は、弁収容部10aに突出している。この弁収容部10aに突出した他端部は、回転する扇形弁20が当接し、扇形弁20の回転力によって弁部41を開弁する。バタフライ弁40は、扇形弁20によって押されていないときは、弁部40がウォータポンプ50の入口52へ通じる流路を閉塞する状態で設置されている。弁部40は、流路閉塞状態を維持することが可能な位置に重心設定されてサーモスタット収容部12内に設置されている。なお、バネ部材等を設置することにより弁部40の流路を閉塞する状態を創出していもよい。
図5(A)は、水止め状態の扇形弁20の状態を示し、図5(B)は高温維持状態、すなわち、暖機完了後に冷却水を高温に維持しておきたいときの扇形弁20の状態を示す説明図である。扇形弁20は、図5(A)に示すように、衝突板21が、第1冷却水通路10を分断する位置するとき、閉弁状態となる。そして、図5(B)に示すように、衝突板21が、ウォータポンプ50から吐出された高圧の冷却水の流れによって押され、回転軸部材25を回転軸として回転すると、開弁状態となる。すなわち、扇形弁20は、第1冷却水通路10を開通させることができる。
冷却装置1000の第2冷却水通路11は、ラジエータバイパス通路11aと連通している。第2冷却水通路11には、サーモスタット弁収納部12が設けられており、サーモスタット弁80が装着されている。第2冷却水通路11は、サーモスタット弁80が備える主弁部82によってラジエータ通路13と分断されている。サーモスタット弁80の感温部81は、サーモスタット弁収納部12に配置されている。サーモスタット弁80は、第2冷却水通路11を閉塞する副弁部83を備えている。サーモスタット弁80の下流側には、バタフライ弁40が配置されている。そして、バタフライ弁40の下流側にウォータポンプ50の入口52が位置している。このため、バタフライ弁40が閉弁状態になると、第2冷却水通路11における冷却水の流通が滞り、ラジエータバイパス通路11aからの冷却水の流入が制限される。この結果、感温部81に供給される冷却水の量が低下し、熱量を得難くなったサーモスタット弁80は開弁しにくくなる。すなわち、内燃機関100を高水温状態に維持したいときは、バタフライ弁40を閉弁状態とする。一方、内燃機関100を冷却状態としたいときは、バタフライ弁を開弁状態とし、サーモスタット弁80によりラジエータバイパス通路11aからの冷却水の流入を制限すると共に、ラジエータからの冷却水の流入を許容する。
なお、冷却装置1000には、ヒータから戻される冷却水が流通するヒータ通路14が設けられている。ヒータ通路14は、第2冷却水通路11と並行して設けられており、ウォータポンプ50の入口52の手前で第2冷却水通路11と合流している。
以上のような冷却装置1000により、実現される冷却水の流通状況を、図1、図6、図7を参照しつつ説明する。図1は、上述の如く、水止め状態の冷却装置1000を示している。図6は、高温維持状態、すなわち、暖機完了後に冷却水を高温に維持しておきたいときの冷却装置1000を示す説明図である。図7は、低温移行状態、すなわち、内燃機関の過熱を回避すべく、冷却水を冷却したいときの冷却装置1000を示す説明図である。
まず、内燃機関の暖機を促進したい場合等には、図1に示す水止め状態とする。水止め状態とするには、扇形弁20の第1掛合穴23aに固定ピン31が掛合される。これにより、衝突板21が第1冷却水通路10を分断し、シリンダブロック101への冷却水の流入を阻害する。このとき、バタフライ弁40は、閉弁状態を維持している。これにより、ウォータポンプ50の出口51側における冷却水の流通は衝突板21により妨げられ、また、ウォータポンプ50の入口側52における冷却水の流通は、バタフライ弁40の弁体41によって妨げられる。この結果、内燃機関100内の冷却水の循環が停止した状態となり、内燃機関100の早期の暖機が可能となる。
このとき、第2冷却水通路11内の冷却水の流通も滞っており、サーモスタット弁80は開き難い状態となっている。
つぎに、図6に示す高水温維持状態について説明する。例えば、内燃機関の暖機は完了しているが、フリクション低減やその他の運転状態に応じて冷却水の温度を高温に維持しておきたい状態である。図1に示す状態から、図6に示す状態にするためには、一旦、ソレノイド30を作動させ、固定ピン31の第1掛合穴23aへの掛合を解除する。すると、ウォータポンプ50により圧送された冷却水が衝突板21に衝突して扇形弁20を回転させる。このとき、連通路15を通じて弁収容部10aが負圧となり、開弁方向に引き寄せられるので、扇形弁20は、流体の力と相俟って容易に回転することができる。そして、ソレノイド30の通電を解除する。これにより、バネ部材33により付勢された固定ピン31が第2掛合穴23bに挿入され、扇形弁20は固定される。衝突板21が押し倒された状態となると、シリンダブロック101へ冷却水が流入する。内燃機関100内に流入した冷却水は、シリンダブロック側からシリンダヘッド側へ循環する。この状態において、バタフライ弁40は依然として閉弁状態を維持している。
つぎに、図7に示す低水温移行状態について説明する。低水温移行状態とは、例えば、内燃機関が高負荷、高回転で運転されている場合等、冷却水の温度を低下させたい状態である。図6に示す状態から、図7に示す状態にするためには、ソレノイド30を作動させる。これにより、固定ピン31の第2掛合穴23bへの掛合を解除する。すると、ウォータポンプ50により圧送された冷却水が衝突板21に衝突して扇形弁20を回転させる。すると、扇形弁20が腕部材43に当接し、さらに、押し込んで、バタフライ弁40を開弁させる。バタフライ弁40が開弁すると、第2冷却水通路11における冷却水の流通が活発となる。そして、ラジエータバイパス通路11aから高温の冷却水が感温部81に供給されるようになる。感温部81が暖められると、サーモスタット弁80が作動して主弁部82が開放され、ラジエータ通路13と第2冷却水通路11とが連通する。これにより、ラジエータによって冷却された冷却水が供給される。一方、副弁部83は、ラジエータバイパス通路11aを閉塞する。これいにより、ラジエータによって低温となった冷却水が内燃機関100を循環するようになる。
以上説明したように、実施例1の冷却装置1000によれば、流体の力により動作する扇形弁20、バタフライ弁40により、冷却水の流通を制御することができる。なお、固定ピン31が係合する掛合穴の位置を変更することにより、冷却水の流量を変更することができ、この結果、所望の冷却水温を維持することができる。掛合穴の位置は、実機毎に設定、変更することができる。さらに、掛合穴の数を増やすことにより、よりきめ細かな冷却水温の制御が可能となる。
つぎに、実施例2について図8を参照しつつ説明する。実施例2は、側板22に固定ピン131が挿入される固定穴27を備えている。固定ピン131は、実施例1における固定ピン31に代えて備えられている。固定ピン131の先端部にテーパ形状の外周面131aを有している。固定穴27は、固定ピン131が備える外周面131aに対応したテーパ形状の内周面27aを備えている。固定ピン131は、固定穴27の内周面27aに外周面131aを押し当てつつ固定穴27に挿入されて、第1制御弁に相当する扇形弁20を閉弁方向へ変位させる。このような固定ピン131の動作を具体的に説明する。
図8(A)は扇形弁20の開弁時の状態を示している。ソレノイド130は、通電されることにより、固定ピン131を引き込む。これにより、冷却水の流れる力によって扇形弁20が回転し、開弁状態となる。そして、さらに、バタフライ弁40も開弁状態とする。
図8(B)は扇形弁20の閉弁開始時の状態を示している。ソレノイド130の通電を停止することにより、バネ部材132により固定ピン131が元の位置に復帰しようとする。これに伴って固定ピン131の外周面131aが固定穴27の内周面27aに当接する。
図8(C)は扇形弁20の閉弁完了状態を示している。固定ピン131は、バネ部材132によって付勢されることにより、固定穴27内へ入り込む。このとき、テーパ形状の外周面131aが同じくテーパ形状の内周面27aを押すことにより、側板22、すなわち、扇形弁20を移動(回転)させる。これにより、扇形弁20を閉弁状態へ移行させることができる。扇形弁20が閉弁状態へ移行すれば、これに伴って、バタフライ弁40も閉弁状態へ移行することができる。このように、任意のタイミングで、扇形弁20、バタフライ弁40を開閉させることができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 第1冷却水通路
11 第2冷却水通路
11a ラジエータバイパス通路
12 サーモスタット弁収納部
13 ラジエータ通路
14 ヒータ通路
20 扇形弁(第1制御弁)
21 衝突板
23a 第1掛合穴
23b 第2掛合穴
25 回転軸部材
30、131 ソレノイド
31 固定ピン
33 バネ部材
40 バタフライ弁(第2制御弁)
50 ウォータポンプ
51 出口
52 入口
60 水温センサ
80 サーモスタット弁
81 感温部
100 内燃機関
1000 冷却装置

Claims (4)

  1. ウォータポンプの出口と内燃機関とを連通する第1冷却水通路と、
    前記ウォータポンプの入口とラジエータバイパス通路とを連通する第2冷却水通路と、
    前記第1冷却水通路に設けられた第1制御弁と、
    前記第2冷却水通路に設けられた第2制御弁と、
    を備え、
    前記第1制御弁は、前記第1冷却水通路における冷却水の流れが衝突することによって変位する衝突板を備え、当該衝突板の位置によって開閉状態を変化させ、
    前記第2制御弁は、前記衝突板の変位に伴って開閉状態を変化させる内燃機関の冷却装置。
  2. 前記第1制御弁は、回転軸部材を備え、前記衝突板に冷却水の流れが衝突することによって回転し、
    前記第2制御弁は、弁部と、一端側に前記弁部が配置されるとともに回転自在に軸支される腕部材とを備え、前記腕部材の他端部に、回転する前記第1制御弁が当接し、前記第1制御弁の回転力によって開弁する請求項1に記載の内燃機関の冷却装置。
  3. 前記第1冷却水通路は、前記第1制御弁が開弁状態となるときに収容される弁収容部を備え、
    前記弁収容部は、連通路を介して前記第2冷却水通路と連通し、
    前記腕部材の他端部は、前記連通路を通じて前記弁収容部に突出した請求項2記載の内燃機関の冷却装置。
  4. 前記第1制御弁は、先端部にテーパ形状の外周面を有する固定ピンが挿入される固定穴を備え、
    前記固定穴は、前記固定ピンが備える前記外周面に対応したテーパ形状の内周面を備え、
    前記固定ピンは、前記固定穴の内周面に前記外周面を押し当てつつ前記固定穴に挿入されて、前記第1制御弁を閉弁方向へ変位させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関の冷却装置。
JP2011105691A 2011-05-10 2011-05-10 内燃機関の冷却装置 Expired - Fee Related JP5573768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011105691A JP5573768B2 (ja) 2011-05-10 2011-05-10 内燃機関の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011105691A JP5573768B2 (ja) 2011-05-10 2011-05-10 内燃機関の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012237210A true JP2012237210A (ja) 2012-12-06
JP5573768B2 JP5573768B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=47460330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011105691A Expired - Fee Related JP5573768B2 (ja) 2011-05-10 2011-05-10 内燃機関の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5573768B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106065806A (zh) * 2015-04-24 2016-11-02 现代自动车株式会社 水泵
JP2017031817A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6386482U (ja) * 1986-11-26 1988-06-06
JP2002138835A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Denso Corp 液冷式内燃熱機関の冷却システム
JP2007120380A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Aisin Seiki Co Ltd エンジン冷却装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6386482U (ja) * 1986-11-26 1988-06-06
JP2002138835A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Denso Corp 液冷式内燃熱機関の冷却システム
JP2007120380A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Aisin Seiki Co Ltd エンジン冷却装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106065806A (zh) * 2015-04-24 2016-11-02 现代自动车株式会社 水泵
CN106065806B (zh) * 2015-04-24 2019-11-19 现代自动车株式会社 水泵
JP2017031817A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5573768B2 (ja) 2014-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2634388B1 (en) Cooling water control valve apparatus
JP6013022B2 (ja) 内燃機関の冷却制御装置及びその冷却制御方法
JP5864537B2 (ja) オイル噴射されるスクリュー圧縮機用の制御弁
US9394824B2 (en) Cooling system for a combustion engine
JP5573768B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
EP1538316A1 (en) Thermostat for two-system cooling device
KR102452470B1 (ko) 차량용 냉각수온센서 고장 진단방법
JP2018105184A (ja) 内燃機関の冷却装置
KR102451920B1 (ko) 유량 제어 밸브, 이를 포함하는 냉각 시스템 및 그 제어 방법
US10697348B1 (en) Engine cooling system using a water pump and a solenoid valve
JP2018105185A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP5633452B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP4983560B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2006090226A (ja) 制御弁
JP7122949B2 (ja) 流量制御装置、これを含む冷却システムおよびその制御方法
JP3928936B2 (ja) サーモスタット装置
JP7131014B2 (ja) 内燃機関
JP5773217B2 (ja) エンジン冷却装置
JP2014077394A (ja) 水循環装置
JP7488134B2 (ja) 冷却システム
JP2014070501A (ja) オイル冷却構造
KR101047752B1 (ko) 유체의 열 교환용 밸브
JP2019085942A (ja) 弁装置
JP2005248746A (ja) エンジンのegr装置
JP2019085941A (ja) 弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140616

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5573768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees