JP7131014B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関する。
従来、冷却水を流通させる冷却水流路に電磁弁を設けた内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-31910号公報
電磁弁は、通電を入り切りすることで、弁体の開閉状態を切り替える。ところが、通電を切ったときに、弁体に表面張力や残留磁力が作用していることがあり、弁体が即座に所望の状態に移行することができない場合がある。
そこで、本明細書開示の内燃機関は、電磁弁が備える弁体を即座に所望の状態とすることを課題とする。
本明細書に開示された内燃機関は、内燃機関内を流れる流体が流通する流路に設けられ、前記流体の流通状態を制御する弁体を有する電磁弁と、前記電磁弁を前記内燃機関から所定距離だけ離間させた状態で固定する取付部材と、を備え、前記所定距離は、前記内燃機関の振動が大きくなる周波数領域を考慮して、前記電磁弁が前記内燃機関の振動が大きくなる周波数域と同期して振動する距離に設定されている。
本明細書開示の内燃機関によれば、電磁弁が備える弁体を即座に所望の状態とすることができる。
図1は実施形態の内燃機関を模式的に示す説明図である。 図2(A)は実施形態のFSVの閉弁状態を模式的に示し、図2(B)は実施形態のFSVの開弁状態を模式的に示す説明図である。 図3は実施形態の内燃機関の正面図である。 図4は実施形態の内燃機関の側面図である。 図5は実施形態のFSVを固定部材に保持させた状態を示す正面図である。 図6は実施形態のFSVを固定部材に保持させた状態を示す側面図である。 図7は実施形態のFSVを固定部材に保持させた状態を示す底面図である。 図8(A)は内燃機関の上下方向の振動の一例を示すグラフであり、図8(B)は内燃機関の左右方向の振動の一例を示すグラフであり、図8(C)は内燃機関の前後方向の振動の一例を示すグラフである。 図9は振動が加わることで弁体が開く様子を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
(実施形態)
図1を参照すると、内燃機関101には、内燃機関冷却装置100が組み込まれている。本実施形態の内燃機関101は、直列4気筒内燃機関である。内燃機関101は、図示しない車両に搭載されており、内燃機関冷却装置100により、冷却水を供給され、冷却される。内燃機関冷却装置100は、内燃機関101の熱等で温められた冷却水をラジエータ2により冷却したり、暖められた冷却水からヒータコア3などを用いて熱回収したりする。冷却水は、内燃機関101内を流れる流体の一例である。
図1を参照すると、内燃機関冷却装置100は、電動ウォータポンプ(電動W/P)1と、ラジエータ2と、ヒータコア3と、オイルクーラ4と、サーモスタット5と、FSV(Flow Shutting Valve)6を備える。また、内燃機関冷却装置100は、内燃機関101の回転数などを制御するECU(Engine Control Unit)7により制御される。FSV6は、電磁弁の一例である。内燃機関101には、冷却水の温度を取得する水温センサ8が設けられている。
内燃機関冷却装置100は、内燃機関101内を流れる流体である冷却水が流通する流路である冷却水循環流路9を備える。冷却水循環流路9は、冷却水流路9a、9b及び9cを含んでいる。
冷却水流路9aには、内燃機関101と、電動W/P1と、ラジエータ2と、サーモスタット5とが配置されている。電動W/P1は、内燃機関101の上流側に配置され、ラジエータ2は、内燃機関101の下流側に配置されている。サーモスタット5は、ラジエータ2の下流側に配置されている。冷却水流路9aは、ラジエータ2を経由して内燃機関101に冷却水を流通させるよう。本実施形態における「上流側」及び「下流側」は、それぞれ、図1に示す流路内に描かれた矢印によって示された冷却水の流通方向の上流側及び下流側を意味している。
冷却水流路9b及び9cは、冷却水流路9aの内燃機関101の下流側で、かつ、ラジエータ2の上流側の分岐点10aで共に分岐し、冷却水流路9aのサーモスタット5の下流側で、かつ、電動W/P1の上流側の合流点10bで共に合流している。冷却水流路9bと冷却水流路9cとは並列に設けられている。
冷却水流路9bには、ヒータコア3と、FSV6とが配置されている。冷却水流路9bは、ラジエータ2を経由せずに合流点10bで冷却水流路9aに合流して、内燃機関101に冷却水を流通させることができる。ヒータコア3は分岐点10a側に配置され、FSV6は合流点10b側に配置されている。
冷却水流路9cには、オイルクーラ4が配置されている。冷却水流路9cは、ラジエータ2を経由せずに合流点10bで冷却水流路9aに合流して、内燃機関101に冷却水を流通させることができる。
電動W/P1は、電動式であり、ECU7の制御に基づいて吐出される冷却水の流量が制御される。また、電動W/P1は、冷却水流路9aにおいて、内燃機関101とは反対側から冷却水を吸入するとともに、内燃機関101側に向かって冷却水を吐出する。電動W/P1は、吐出効率に優れた遠心ポンプである。
遠心ポンプである電動W/P1は、図示しないインペラを回転させるためのブラシレス・センサレスモータを含んでいる。これにより、電動W/P1を、内燃機関101に対して独立して駆動させることが可能である。電動W/P1は、その回転数(インペラの回転数)をECU7にポンプ回転数情報として送信する。
ラジエータ2では、ラジエータ2内を流通する冷却水と走行風(空気)との間で熱交換が行われる。これにより、ラジエータ2を流通する冷却水が冷却される。
ヒータコア3は、図示しない車内において暖房運転が行われる際に、ECU7からの信号に基づいて図示しないファンにより送風される。これにより、ヒータコア3(冷却水流路9b)を流通する冷却水と風(空気)との間で熱交換が行われて、冷却水が冷却されるとともに、暖かい空気が車内に供給されて、車内が暖房される。
オイルクーラ4は、オイルクーラ4(冷却水流路9c)を流通する冷却水と、内燃機関101の摺動部(図示せず)の潤滑などに用いられるオイルとの間で熱交換が行われて、冷却水が暖められるとともに、オイルが冷却される。
サーモスタット5は、冷却水の温度に基づいて開度が変化する。これにより、サーモスタット5は、冷却水流路9aのラジエータ2に冷却水を流通させるか否かを切り替える機能と、ラジエータ2に冷却水を流通させる際の冷却水の流量を調整する機能とを有する。本実施例のサーモスタット5は、サーモスタット5を流通する冷却水の温度が第1の温度(=約80℃)未満である場合には、完全に閉弁する(開度0%になる)ことによって、冷却水流路9aのラジエータ2に冷却水を流通させないように構成されている。この際、冷却水は、分岐点10aから冷却水流路9b(FSV開弁状態の場合)および冷却水流路9cを流通して、合流点10bから再度電動W/P1に戻るよう流通(循環)し、ラジエータ2において冷却水は冷却されない。また、サーモスタット5は、冷却水の温度が第1の温度以上である場合には、冷却水の温度に応じて変化する開度に基づいてサーモスタット5を流通する冷却水の流量が調整される。この際、開度に応じて流量が調整された冷却水が冷却水流路9aのラジエータ2を流通して、冷却水の一部がラジエータ2において冷却される。また、残りの冷却水が冷却水流路9b(FSV開弁状態の場合)および冷却水流路9cを流通して、合流点10bから再度電動W/P1に戻るよう流通(循環)する。さらに、サーモスタット5は、冷却水の温度が第2の温度以上である場合には、完全に開弁する(開度100%になる)。この際、冷却水は、冷却水流路9a、冷却水流路9b(FSV開弁状態の場合)及び冷却水流路9cを流通して再度電動W/P1に戻るよう流通(循環)して、冷却水の一部がラジエータ2において冷却される。
この結果、内燃機関冷却装置100では、サーモスタット5の開弁状態に応じて冷却水の流通する流路や流路毎の流量が変化するため、サーモスタット5の開度に応じて、内燃機関冷却装置100(冷却水循環流路9)を流通する冷却水の抵抗(通水抵抗)が変化する。
FSV6は、通電により生じる吸引力により開閉が行われる弁部材であり、閉弁することにより、冷却水流路9bにおける冷却水の流通を遮断することができる。ここで、図2(A)及び図2(B)を参照して、FSV6について詳説する。FSV6は、円筒状のハウジング6aと、ハウジング6a内に配置される、弁体6b、弁座6c、付勢部材6d及びソレノイド6eとを含んでいる。ハウジング6aは、ヒータコア3側から冷却水が流入する流入路61と、電動W/P1側に冷却水が流出する流出路62とを有している。弁体6bは、その開閉状態によって冷却水の流通状態を制御する。
ソレノイド6eは、環状の部材から構成されており、磁性体から構成されたボディと、ボディの内側に配置されたボビン、ボビンに巻き付けられ通電により磁界を発生させる巻線を有している。ソレノイド6eの内側は、流入路61が形成されており、下流側の端部が弁体6bと当接する弁座6cとされている。
弁体6bは、鉄などの磁性体で形成されている。これにより、ソレノイド6eの巻線に通電され、ソレノイド6eが励磁されると、閉弁方向、すなわち、弁体6bが弁座6cに向かって、電気的に吸引される。また、付勢部材6dは、コイルバネであり、弁体6bを閉弁方向に付勢した状態でハウジング6a内に配置されている。
FSV6は、付勢部材6dによる付勢力と通電されたソレノイド6eによる吸引力とにより、弁体6bが閉弁方向に移動して弁座6cに当接することで、閉弁状態となる。また、ソレノイド6eへの通電を解除した状態で、流入路61の冷却水の圧力と流出路62の冷却水の圧力とに基づき弁体6bに開弁方向へ加えられる力が付勢力を超えた場合に、弁体6bが開弁方向に移動する。これにより、FSV6は、閉弁状態から開弁状態に切り替わる。但し、FSV6が閉弁状態から開弁状態に移行する際、弁体6bには、残留磁力や表面張力が作用していることがあり、弁体6bが移動しにくい状態となっている場合がある。
ここで、図3から図8を参照して、FSV6の内燃機関101への装着について説明する。図3は実施形態の内燃機関101の正面図であり、図4は実施形態の内燃機関101の側面図である。以下の説明では、内燃機関101の左右方向は、図3に示す方向とし、内燃機関101の前後方向は、図4に示す方向とし、内燃機関101の上下方向は、図3及び図4に示す方向とする。本実施形態の内燃機関101におけるシリンダの配列は、直列であるから、内燃機関101の上下方向は、ピストンの摺動方向と一致している。本実施形態では、FSV6の内燃機関101への装着状態を工夫することで、FSV6が閉弁状態から開弁状態に移行する際に移動しにくい状態となっている弁体6bを即座に所望の状態とすることができる。
図3及び図4を参照すると、内燃機関101は、シリンダブロック102を備える。シリンダブロック102の上側には、シリンダヘッド103が設けられている。シリンダブロック102の下側には、オイルパンが一体となったクランクケース104が設けられている。シリンダヘッド103の上側には、カムカバー105が装着されており、カムカバー105には、ポンプケース106が設置されている。ポンプケース106には、燃料ポンプ107が搭載されている。また、内燃機関101の前端側側壁には、取付部材20を介してFSV6が取り付けられている。
図5から図7を参照すると、取付部材20は、第1ブラケット部21と第2ブラケット部26を備える。第1ブラケット部21と第2ブラケット部26は、いずれも金属製であり、それぞれ、板状の部材を屈曲して成形されており、これを交差させてロウ付けすることで一体とされている。
第1ブラケット部21は、板状の台座部21aの両側を折り曲げて形成された第1腕状部22と第2腕状部24を備える。台座部21aには、第2ブラケット部26がロウ付けされる。第1ブラケット部21は、弾性を発揮することができ、所定の周波数域において、振動することができる。
第1腕状部22の先端側はさらに折り曲げられており、内燃機関101の前端側側壁に取り付けるための当接部23が形成されている。本実施形態の当接部23は、ポンプケース106の外壁に当接するように設けられている。当接部23の先端部には、鈎状部23aが設けられている。鈎状部23aは、ポンプケース106の外壁上縁に掛け止めするために用いられる。当接部23には、ボルト孔23bが設けられている。ボルト孔23bは、第1腕状部22をポンプケース106に固定するときに用いられる。
第2腕状部24の先端側はさらに折り曲げられており、内燃機関101の前端側側壁に取り付けるための当接部25が形成されている。本実施形態の当接部25は、シリンダヘッド103の外壁に当接するように設けられている。当接部25には、ボルト孔25aが設けられている。ボルト孔25aは、第2腕状部24をシリンダヘッド103に固定するときに用いられる。
第2ブラケット部26には、クランプ部27が設けられている。FSV6は、クランプ部27によって狭持され、ボルト28によってクランプ部27が締め付けられることで、保持されている。
クランプ部27に保持されたFSV6は、流入路61が下側に位置し、流出路62が上側に位置するように、内燃機関101に取り付けられる。すなわち、FSV6は、弁体6bの開閉方向が内燃機関101の上下方向と一致するように内燃機関101に取り付けられる。本実施形態では、内燃機関101の上下方向は、ピストンの摺動方向と一致していることから、FSV6は、弁体6bの開閉方向と内燃機関101のピストン摺動方向とが一致した状態で内燃機関101に取り付けられる。なお、流入路61及び流出路62には、それぞれホースが装着されるが、各図において、ホースは省略されている。
FSV6は、内燃機関101に装着されるとき、内燃機関101から所定距離だけ離間させられる。具体的に、FSV6は、図5に示すように、当接部23からFSV6の重心位置Cまでの距離がSとなるように内燃機関101に取り付けられる。
ここで、FSV6の設置の向きと、当接部23からFSV6の重心位置Cまでの距離Sの設定について、図8(A)から図8(C)を参照して説明する。図8(A)は内燃機関101の上下方向の振動の一例を示している。図8(A)によれば、内燃機関101の上下方向、すなわち、ピストン摺動方向の振動は、ある周波数域において、大きくなることが分かる。これに対し、図8(B)を参照すると、内燃機関101の左右方向では、振動が格別大きくなる周波数域は、認められない。また、図8(C)を参照すると、内燃機関101の前後方向においても、振動が格別大きくなる周波数域は認められない。
本実施形態の内燃機関101は、FSV6の弁体6bの動作にピストン摺動方向の振動を利用することができるように、弁体6bの開閉方向を内燃機関101のピストン摺動方向に一致させた状態で、FSV6を保持している。
本実施形態の内燃機関101は、弁体6bの開閉方向を内燃機関101のピストン摺動方向に一致させた状態で、FSV6を内燃機関101に取り付け、内燃機関101の上下方向の振動によって弁体6bの移動を補助する。ここで、弁体6bの開閉方向と、ピストン摺動方向とが完全に一致していることは求められない。弁体6bの開閉方向がピストン摺動方向に対して多少傾いた状態であっても、弁体6bの移動に内燃機関101の振動を利用できる状態となっていればよい。
当接部23からFSV6の重心位置Cまでの距離Sは、内燃機関101の上下方向振動が大きくなる周波数域を考慮して設定する。すなわち、距離Sは、FSV6が内燃機関101の上下方向振動が大きくなる周波数域と同期して振動することができるように設定され、これに基づいて第1腕状部22と第2腕状部24の長さが設定されている。第1腕状部22と第2腕状部24の振動特性は、その材質や、厚み、取付位置等の影響を受けるため、これらに応じた距離Sを設定する。
本実施形態のFSV6は、内燃機関101の上下方向の振動を利用することで、弁体6bを即座に所望の状態とすることができる。具体的に、図9を参照すると、弁体が全閉となっている状態から、開弁指令が発せられると、FSV6への通電が切られる。そして、振動Gが作用すると、弁体6bは振動Gの一周期毎に段階的にその位置を開弁方向に移動させ、最終的に開弁が完了する。
本実施形態のFSV6は、ソレノイド6eに通電することによって生じる吸引力と、付勢部材6dの付勢力によって弁体6bを閉弁状態とする。一方、弁体6bを開弁状態とするときは、ソレノイド6eへの通電を解除する。これにより、ソレノイド6eの吸引力が消滅するため、流入路61に流入した冷却水により、弁体6bが押し開けられ、弁体6bは開弁状態となる。ソレノイド6eへの通電を解除しても、残留磁力が生じていることがある。また、弁体6bに冷却水の表面張力が作用している場合もある。このような場合に、流入路61から流入する冷却水の量が少ないと、弁体6bを押し開けることが困難である場合が想定される。しかしながら、本実施形態のようにFSV6を設置することで、FSV6に内燃機関101の上下方向(ピストンの摺動方向)の振動が作用し、弁体6bの移動を補助するので、弁体6bは、即座に開弁状態とされる。
なお、本実施形態では、第1腕状部22をポンプケース6に取り付け、第2腕状部24をシリンダヘッド103に取り付けているが、これらの取付位置は一例である。取付部材20によるFSV6の内燃機関101への取り付け箇所は、内燃機関101の上下方向の振動を利用することができる配置となっていれば、どこであってもよい。
また、本実施形態の取付部材20は、通電によって閉弁状態とし、通電解除によって開弁状態に移行する場合だけでなく、通電によって開弁状態とし、通電解除によって閉弁状態に移行する場合にも有効である。
さらに、内燃機関101内には、オイルも流れており、このオイルの流路に電磁弁が設置される場合にも、上記実施形態と同様に、内燃機関101の上下方向の振動を電磁弁の弁体移動の補助に用いる形態とすることができる。すなわち、オイルの流路に設置された電磁弁は、内燃機関101から所定距離だけ離間し、弁体の開閉方向を内燃機関101のピストン摺動方向に一致させた状態で内燃機関101に設置されるようにしてもよい。
内燃機関がいわゆるV型である場合にも、FSV6は、弁体6bの開閉方向を内燃機関のピストン摺動方向に一致させた状態で配置されるが、この場合、FSV6は、内燃機関に対し、バンク角に応じて傾けて設置される。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
6 FSV
6b 弁体
9 冷却水循環経路
20 取付部材
21 第1ブラケット部
22 第1腕状部
24 第2腕状部
26 第2ブラケット部
100 内燃機関冷却装置
101 内燃機関
103 シリンダヘッド
105 カムカバー
106 ポンプケース

Claims (1)

  1. 内燃機関内を流れる流体が流通する流路に設けられ、前記流体の流通状態を制御する弁体を有する電磁弁と、
    前記電磁弁を前記内燃機関から所定距離だけ離間させた状態で固定する取付部材と、を備え、
    前記所定距離は、前記内燃機関の振動が大きくなる周波数領域を考慮して、前記電磁弁が前記内燃機関の振動が大きくなる周波数域と同期して振動する距離に設定された、
    内燃機関。
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