JP2000266215A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2000266215A
JP2000266215A JP7547799A JP7547799A JP2000266215A JP 2000266215 A JP2000266215 A JP 2000266215A JP 7547799 A JP7547799 A JP 7547799A JP 7547799 A JP7547799 A JP 7547799A JP 2000266215 A JP2000266215 A JP 2000266215A
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JP
Japan
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movable core
valve
core
valve member
shaft
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JP7547799A
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English (en)
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Kimio Uchida
公雄 内田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく流体流量を増加する電磁
弁を提供する。 【解決手段】 ISC弁10のハウジング11内に吸気
バイパス通路と連通する流体通路60が形成されてい
る。当接部材33が弁座12から離座すると、流体通路
60は開放される。固定コア21は可動コア30が移動
する方向に可動コア30と対向する対向部21aを形成
している。可動コア30はシャフト32に圧入固定され
ており、シャフト32および当接部材33とともに往復
移動する。コイル部51への通電をオンすると、スプリ
ング35の付勢力に抗し可動コア30が固定コア21に
吸引され、当接部材33が弁座12から離座する。固定
コア21に可動コア30を吸引する力が可動コア30が
移動する方向とほぼ平行に働くので、コイル部51の体
格を大きくすることなく固定コア21に可動コア30を
吸引する力が増加し、ISC弁10で制御する吸気流量
が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体通路を開閉す
る電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンアイドル運転中に吸
気バイパス通路の吸気流量を制御するアイドルスピード
制御弁(以下、「アイドルスピード制御弁」をISC弁
という)として電磁弁を用いたものが知られている。こ
のようなISC弁として図5に示すものが知られてい
る。
【0003】ISC弁100の弁部材101は、当接部
材102およびシャフト103からなり、この弁部材1
01とともに可動コア104が往復移動する。当接部材
102が弁座110に着座すると流入口120と流出口
121との連通が遮断される。コイル部106への通電
をオンすると、可動コア104が固定コア105に吸引
され当接部材102が弁座110から離れるので、流入
口120と流出口121とが連通する。コイル部106
への通電を制御することにより、アイドル運転時の吸気
流量を調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す構成のISC弁100では、固定コア105側に可
動コア104を吸引する磁力は、可動コア104と固定
コア105の内周側壁との間に働く。つまり、固定コア
105に可動コア104を吸引する力は可動コア104
が固定コア105側に移動する方向に対し斜め方向に働
く。したがって、コイル部106に供給する電力が効果
的に使用されていない。
【0005】エンジンの排気量が大きい車両ではISC
時においてエンジンが要求する吸気流量、つまり開弁時
にISC弁が吸気バイパス通路で制御する吸気流量が多
くなる。吸気バイパス通路を流れる吸気流量を増やすた
めには、弁部材101のリフト量を大きくする必要があ
る。そのためには、コイル部106を大型化し弁部材1
01を吸引する磁力を増加しなければならない。しか
し、ISC弁を搭載するエンジンルームの空間に制約が
ある場合、ISC弁を大型化することなく吸気バイパス
通路を流れる吸気流量を増加することが望まれる。本発
明の目的は、大型化することなく流体流量を増加する電
磁弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電磁弁によると、可動コアが固定子に吸引され移動する
方向に、可動コアと対向し弁部材を軸受けする対向部を
固定子が有する。したがって、コイル部に供給する電力
により発生し固定コア側に可動コアを吸引する磁力が可
動コアの移動方向とほぼ平行に働く。コイル部に供給す
る電力が可動コアを吸引する磁力として効果的に使用さ
れるので、コイル部を大型化することなく弁部材のリフ
ト量を増加し、流体流量を増加することができる。
【0007】本発明の請求項2記載の電磁弁によると、
対向部は樹脂材で弁部材を軸受けしているので、弁部材
および対向部の金属部の摩耗を抑制することができる。
本発明の請求項3記載の電磁弁によると、対向部は弁部
材の移動方向におけるコイル部の中央部で弁部材を軸受
けしているので、対向部に磁束が集中し可動コアを吸引
する力が増加する。
【0008】本発明の請求項4記載のISC弁による
と、請求項1、2または3記載の電磁弁を用いているの
で、エンジンルーム内の限られた空間に容易にISC弁
を設置することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による電磁弁をIS
C弁として用いた吸気システムを図2に示す。図2のI
SC弁10は吸気バイパス通路を開閉するISC弁の作
動を模式的に示したものである。
【0010】エアクリーナ1で異物を除去された吸気
は、通常運転時吸気通路3に配設されたスロットル弁4
により吸気流量を制御されサージタンク8を経てエンジ
ン9に供給される。吸気流量はスロットル弁4の上流側
に配設されたエアフロメータ2により測定される。アイ
ドル運転時、スロットル弁4は吸気通路3を遮断し、代
わりにISC弁10が吸気バイパス通路5の吸気流量を
制御する。ECU7は、エンジン回転数、冷却水温度お
よびエアコンSWのオン・オフ等の検出信号を入力し、
アイドル運転時における最適な吸気流量をISC弁10
に指令する。
【0011】図1に示すように、ISC弁10のハウジ
ング11内に吸気バイパス通路5と連通する流体通路6
0が形成されている。流体通路60は流入口61および
流出口62を有する。流入口61と流出口62との間の
ハウジング11の内壁に弁座12が形成されている。
【0012】固定子20は、固定コア21、端部ヨーク
22、外周ヨーク23および対向ヨーク24からなる。
固定子20の各部材は鉄等の磁性体により形成されてお
り、固定の磁気回路を形成している。
【0013】可動コア30は、鉄等の磁性体により形成
されており、固定子20と磁気回路を構成している。可
動コア30はシャフト32に圧入固定されており、対向
ヨーク24の中空部に挿入されている。可動コア30は
弁部材31とともに往復移動する。
【0014】弁部材31は、シャフト32と、シャフト
32の一方の端部に取り付けられており弁座12に着座
可能な樹脂製の当接部材33とを有する。シャフト32
の一方の端部は固定コア21の対向部21aに軸受けさ
れており、シャフト32の他方の端部はシャフト32の
芯出しを行う板ばね40に支持されている。対向部21
aは可動コア30が移動する方向で可動コア30と対向
している。板ばね40の外周部は、カバー41と対向ヨ
ーク24との間で挟持されている。可動コア30および
弁部材31は可動子を構成している。
【0015】付勢手段としてのスプリング35は、一方
の端部をシャフト32のスプリング座34に当接し、他
方の端部をアジャスティングスクリュウ36に当接して
いる。スプリング35は当接部材33が弁座12に着座
する方向、つまり流体通路60を閉塞する方向に付勢さ
れている。図示しない電流供給手段からコイル部51へ
の通電オフ時、スプリング35の付勢力により当接部材
33は弁座12に着座しているので、流体通路60は閉
塞される。アジャスティングスクリュウ36は固定コア
21にねじ結合している。アジャスティングスクリュウ
36を組み付ける際アジャスクティングスクリュウ36
のねじ込み量を変更しスプリング35の付勢力を調整す
ることにより可動コア30のリフト量を調整することが
できる。
【0016】コイル部51は樹脂製のボビン50に巻回
されており、固定コア21および対向ヨーク24と外周
ヨーク23との間に配置されている。コネクタ55に埋
設されているターミナル56からコイル部51に電力が
供給される。
【0017】次に、ISC弁10の作動について説明す
る。(1) コイル部51への通電オフ時、シャフト32は
スプリング35の付勢力により図1の下方に付勢されて
いるので、当接部材33は弁座12に着座している。流
体通路60は閉塞されており、吸気バイパス通路5の吸
気流れが遮断される。
【0018】(2) コイル部51への通電をオンすると、
スプリング35の付勢力に抗し可動コア30が固定コア
21に吸引される。したがって、当接部材33は弁座1
2から離座し、流体通路60は開放される。これにより
吸気バイパス通路5からエンジン9に吸気が供給され
る。コイル部51に供給する電流値をECU7がデュー
ティ比制御することにより、吸気バイパス通路5を流れ
る吸気流量を調節することができる。
【0019】第1実施例では、可動コア30が移動する
方向において可動コア30と対向する位置に固定コア2
1の対向部21aが形成されている。可動コア30を固
定コア21に吸引する磁力が可動コア30が移動する方
向とほぼ平行に働くので、対向部をもたない従来例に比
べ、同じ体格のコイル部に対し同じ電流値を供給した場
合大きな吸引力を発生することができる。したがって、
弁部材31のリフト量が増加し、図3に示すように吸気
流量が増加する。
【0020】第1実施例では、弁部材31が移動する方
向においてコイル部51の中央部から離れた位置で対向
部21aがシャフト32を支持したが、弁部材31が移
動する方向においてコイル部51のほぼ中央部でシャフ
ト32を支持するように対向部を形成すれば、コイル部
51に通電することにより発生する磁束が対向部に集中
し、可動コアを吸引する磁力を増加することができる。
【0021】また、シャフト32の一方の端部を固定コ
ア21の対向部21aが軸受けし、シャフト32の他方
の端部をシャフト32の芯出しを行う板ばね40が支持
しているので、シャフト32の傾きが防止される。した
がって、可動コア30および弁部材31が滑らかに往復
移動する。
【0022】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。固定コア70の対向部71
は、第1実施例と同様に可動コア30が移動する方向に
おいて可動コア30と対向する位置に形成されている。
したがって、可動コア30を固定コア70に吸引する磁
力が可動コア30が移動する方向とほぼ平行に働くの
で、コイル部を大型化することなく固定コア70に可動
コア30を吸引する力が増加する。
【0023】対向部71は、シャフト32を軸受けして
いる軸受材72を有している。軸受材72はオイル含浸
タイプの樹脂材で形成されている。固定コアで直接軸受
けする場合にくらべ、シャフト32および固定コア70
の摩耗を防止することができる。
【0024】以上説明した本発明の実施の形態を示す上
記実施例では、アイドル運転時における吸気バイパス通
路の吸気流量を調節するISC弁に本発明の電磁弁を用
いた例について説明したが、体格を大きくすることなく
流体流量を増加するのであればどのような電磁弁に本発
明を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電磁弁を示す断面図
である。
【図2】第1実施例の電磁弁をISC弁として用いた吸
気システムを示す模式図である。
【図3】第1実施例のISC弁における供給電流と流量
との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施例による電磁弁の対向部を示
す模式的断面図である。
【図5】従来の電磁弁を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
5 吸気バイパス通路(流体通路) 10 ISC弁(電磁弁) 11 ハウジング 12 弁座 21 固定コア(固定子) 21a 対向部 22 端部ヨーク(固定子) 23 外周ヨーク(固定子) 24 対向ヨーク(固定子) 30 可動コア(可動子) 31 弁部材 32 シャフト(弁部材) 33 当接部材 55 コイル部 60 流体通路 70 固定コア 71 対向部 72 軸受材(樹脂材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動することにより流体通路を開閉
    する弁部材と、 前記弁部材とともに往復移動する可動コアと、 前記可動コアと磁気回路を形成している固定子と、 通電することにより、前記固定子側に前記可動コアを吸
    引する磁力を発生するコイル部と、を備える電磁弁であ
    って、 前記固定子は、前記可動コアが前記固定子に吸引され移
    動する方向に、前記可動コアと対向し前記弁部材を軸受
    けしている対向部を有することを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記対向部は樹脂材で前記弁部材を軸受
    けしていることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記対向部は前記弁部材の移動方向にお
    いて前記コイル部の中央部で前記弁部材を軸受けしてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の電磁弁は、
    エンジンのアイドルスピード制御弁として用いられるこ
    とを特徴とする。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249201A (ja) * 2004-02-25 2005-09-15 Nass Magnet Gmbh 電磁弁
JP2011133072A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Ckd Corp 電磁弁、及び電磁弁における主弁部とソレノイド部との固定方法

Cited By (3)

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