JPH0137783Y2 - - Google Patents

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JPH0137783Y2
JPH0137783Y2 JP752185U JP752185U JPH0137783Y2 JP H0137783 Y2 JPH0137783 Y2 JP H0137783Y2 JP 752185 U JP752185 U JP 752185U JP 752185 U JP752185 U JP 752185U JP H0137783 Y2 JPH0137783 Y2 JP H0137783Y2
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JP
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cavity
electroforming
mold
metal
conductive lining
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JP752185U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はキヤビテイを電鋳加工によつて製作す
るものにおいて、そのキヤビテイの裏面に強度向
上用の導電性裏打部を設けるようにした電鋳加工
によつて製作される成形型に関する。
〔従来技術〕
電鋳加工でキヤビテイを製作すると、そのキヤビ
テイに電鋳加工時に内部応力が残り、このため成
形時に加熱又は冷却を繰返し行われると、キヤビ
テイに歪みを生ずることが有り、成形の精度を低
下させる原因となつていた。これを防止するため
に従来は、キヤビテイの肉厚を充分に厚くすると
か、或いは金型材によつて充分な裏打を行うよう
にしていた。
しかしながら、キヤビテイを厚肉にすると、熱
伝導が悪化するための成形サイクルが長くなると
ともに体積膨脹が大きいために寸法精度も悪くな
り、また材料のニツケルが高価な材料であるとと
もに電鋳に要する時間も長く掛るために、成形型
の価格が相当に高価になつてしまう欠点があり、
更に、金型材で裏打する場合に成形法によつては
重量が大きくなりすぎるために、不適当な場合が
有り、また、キヤビテイと金型との型合せが相当
に面倒な欠点もある。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、成形型を高強度で且つ高精度に
製作することができ、しかも、重量も軽くでき、
更に成形サイクルの短縮化を図つて生産性を著し
く向上させることが可能な電鋳加工によつて製作
される成形型を提供するにある。
〔考案の要約〕
本考案は電鋳加工によつて製作されたキヤビテ
イの裏面側に沿つて金属多孔体又は金属或いは繊
維からなる布状体等の導電性裏打部を設けそれの
裏面側に電鋳加工によつて前記キヤビテイと一体
化される外被体を設けるようにしたところに特徴
を有するものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。1は例えばニツケルをマスタ(図示せ
ず)の表面部に電鋳加工によつて所定の厚さに析
出させることによつて形成されたキヤビテイで、
これの成形部2の開口縁部に外方に指向するフラ
ンジ部3が同じくニツケル電鋳によつて一体に形
成されている。この場合キヤビテイ1は電鋳加工
の条件を選択することにより一般的なノンポーラ
スにしたり或いは多孔状のポーラスな状態にした
り任意に製作できる。4はこのキヤビテイ1の裏
面側に沿つて配設された金属多孔体からなる導電
性裏打部で、これの金属多孔体は例えば住友電気
工業株式会社から“セルメツト”なる商品名にて
販売されているものを用いる。即ち、金属多孔体
は例えばスポンジなどの連続気孔を有する多孔質
部材に導電加工を行つた後にニツケル浴によつて
メツキ処理を行つて、連続気孔内にニツケルを充
填する如く析出させ、析出後に前記スポンジを化
学的な方法によつて溶解除去するようにして製作
されたものである。そして、この金属多孔体から
なる導電性裏打部4は成形型の製作時に例えばロ
ウ付等の方法でキヤビテイ1の裏面側に仮付けさ
れ、この導電性裏打部4の仮付け後にキヤビテイ
1の裏面側に再び電鋳加工によつてニツケルが所
定の厚さに析出されて外殻体5が形成される。こ
の外殻体5の電鋳時に該外殻体5を構成する電鋳
金属即ち、ニツケルが導電性裏打部4の気孔を介
してキヤビテイ1の裏面迄到達して該キヤビテイ
1に一体的に結着するとともに導電性裏打部4の
気孔内にも充満する如くに電着し、以て、キヤビ
テイ1と外殻体5とは導電性裏打部4を介して一
体的に結合された状態を呈し、成形型6の製作を
完了する。
而して、以上のようにして製作された成形型6
は、電鋳加工とは異なる方法によつて製作された
導電性裏打部4を中間に介在して電鋳金属からな
るキヤビテイ1と外殻体5とが電鋳加工により一
体になされたもので、キヤビテイ1と外殻体5と
は電鋳加工時の内部応力を有しているが、導電性
裏打部4は内部応力を有していないから、成形型
6が成形時に加熱及び冷却を繰返し受けても歪み
を生ずることが極力防止され、成形時の寸法精度
が著しく向上する。また、キヤビテイ1と外殻体
5との間に介在された導電性裏打部4は電鋳加工
に比べて短時間の加工により製作され、加工コス
トが電鋳加工に比べて安価である為に成形型6全
体の肉厚が大となつて強度が著しく向上している
にかかわらず該成形型6を安価に製作できる。そ
して、金型材による裏打も必要最少源で済むため
に全体の重量も極力減少でき、以て、成形型6の
軽量化及び強度向上を同時に達成できる。
尚、キヤビテイ及び外殻体はニツケル以外に
銅、鉄、金、銀等の材料を用いて電鋳加工によつ
て形成するようにしてもよく、また導電性裏打部
4は金属多孔体の代わりに例えば金属繊維を布状
に織つて積層した物、或いは、カーボン、グラス
フアイバ或いはケブラーなどの化学繊維を布状に
織つて積層した物又は織らずに層状に積層したも
の等を導電加工して形成し、これらをキヤビテイ
1の裏面側に外殻体5の形成前に配設するように
してもよく、更には、これら導電性裏打部4にキ
ヤビテイ1とは別個に電鋳加工で予め外殻体5を
形成し、後からキヤビテイ1の裏面側に結着する
ようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上の説明から明らかなように成形型
を高強度に製作することができ、しかも、重量も
軽くでき、更に成形の寸法精度を著しく向上させ
ることが可能な電鋳加工によつて製作される成形
型を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり第1
図は縦断面図、第2図は導電性裏打部の部分的な
拡大平面図である。 図面中、1はキヤビテイ、4は導電性裏打部、
5は外殻体、6は成形型である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電鋳加工によつて金属を所定厚さに析出させて
    形成されたキヤビテイと、このキヤビテイの裏面
    側に沿つて配列された金属多孔体又は金属或いは
    繊維からなる布状体等の導電性裏打部と、この導
    電性裏打部の裏面側を覆い且つ前記キヤビテイと
    一体化するようにして電鋳加工によつて金属を所
    定厚さに析出させて形成された外被体とを具備し
    てなる電鋳加工によつて製作される成形型。
JP752185U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0137783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP752185U JPH0137783Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

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JP752185U JPH0137783Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

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JPS61127829U JPS61127829U (ja) 1986-08-11
JPH0137783Y2 true JPH0137783Y2 (ja) 1989-11-14

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JPS61127829U (ja) 1986-08-11

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