JPH01115610A - 電鋳モールドの製造方法 - Google Patents

電鋳モールドの製造方法

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JPH01115610A
JPH01115610A JP62274831A JP27483187A JPH01115610A JP H01115610 A JPH01115610 A JP H01115610A JP 62274831 A JP62274831 A JP 62274831A JP 27483187 A JP27483187 A JP 27483187A JP H01115610 A JPH01115610 A JP H01115610A
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JP
Japan
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electroformed
skin
temperature control
layer
control pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP62274831A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kodama
一郎 児玉
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電鋳モールドの製造方法、特に、温度調節管
の配管技術に関する。
(従来の技術) 電鋳モールドには、該モールドを用いた成形時において
、成形樹脂の同化を促すために、電鋳スキンの裏側に温
度調節管を配管させるようにしている。
従来、この温度調節管の配管方法としては、例えば第3
図に示すようなものが知られている。
この従来の配管方法は、電鋳スキンO1の裏面にバック
アツプ材02を流し込む前に、型枠03に形成した穴0
4または切欠部に温度調節管05を通して、該温度調節
管05を電鋳スキンO1に接触するようにセットし、こ
の状態でバックアツプ材02を流し込むことで温度調節
管05を配管固定するものであった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のような温度調節管の配管方法では
、バックアツプ材02を流し込んだ際に、バックアツプ
材02が電鋳スキン01と温度調節管05の間に流入し
、このバックアツプ材02の介在によって温度調節管0
5が電鋳スキン01から離反し、温度調節管05から電
鋳スキン01への熱伝導性が極端に低下し、成形時にお
ける樹脂の固化が遅くなったり、固化ムラが生じるなど
して成形品の品質が低下してしまうという問題があった
(問題点を解決するための手段) 本発明は、温度調節管をメッキによる電鋳スキンと、そ
の裏面に形成される再メッキ層の間に埋設して、温度調
節管からスキンへの熱電動が効率よく行えるようにした
電鋳モールドの製造方法を提供することを目的としてい
る。
この目的を達成するために、本発明では、マスタモデル
の表面にメッキして電鋳スキンを形成したのち、該電鋳
スキンの裏面側に温度調節管を配管して、電鋳モールド
を形成する電鋳モールドの製造方法において、前記電鋳
スキンが所定の厚さに達した後には、金属製の温度調節
管を電鋳スキンの裏面に配管して固定し、その後、この
温度調節管が固定された状態の電鋳スキンの裏面に再び
メッキして温度調節管を再メッキ層で被覆し埋設する電
鋳モールドの製造方法とした。
(作 用) 本発明方法で製造された電鋳モールドは、メッキにより
所定厚さに形成された電鋳スキンと、該電鋳スキンの裏
面に形成される再メッキ層との間に温度調節管が埋設さ
れた構造となる。
従って、温度調節管は、その周囲が全て電鋳スキンを含
めたメッキ層によって囲まれることから、この温度調節
管から電鋳スキンへの熱伝導効率がよい。
また、温度調節管が埋設されるので、この温度調節管の
取付けが強固になるし、この潟度調管が電鋳スキンのリ
ブの役割を果たすことになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第1図は本発明実施例の電鋳モールドの製造方法を示す
工程図で、(イ)はマスタモデル製作工程、(ロ)は導
電膜形成工程、(ハ)は電鋳スキン形成工程、(ニ)は
温度調節管固定工程、(ホ)は再メッキ層形成工程、(
へ)はバックアツプ材注入工程、(ト)は離型工程を示
す。
前記マスタモデル製作工程(イ)は、所定形状のマスタ
モデルlを製作する工程で、マスタモデル1は非導電体
である合成樹脂により形成されている。
前記導電膜形成工程(ロ)は、メッキ前処理工程となる
工程で、マスタモデル■の成形面となる表面に、銀鏡処
理によって銀膜による導電膜2を形成する。
尚、前記マスタモデルlにはこの電動膜2と接触状態と
なるよう予め電極11を埋め込んでおく。また、この導
電膜2は、カーボン等を樹脂に混入した導電プライマー
をマスタモデルの表面に塗布することでも形成できる。
前記電鋳スキン形成工程(八)は、メッキによってマス
タモデルlの表面に電鋳スキン3を形成する工程である
即ち、前記電極11をマイナス電極12に接続し、この
状態でマスタモデル1を電解溶液中に漬は込むと共に、
ニッケルや銅等のイオン化させる金属をプラス電極とし
て電解液中に漬は込み、これに電流を通じることにより
、マスタモデルlのr 導電膜2上に金属を析出させて、電鋳スキン3となるメ
ッキ層を形成させる。
このメッキ処理に際し、電鋳スキン3の裏面には、電極
に近い部分や角の部分等でメッキの集中が生じ、これに
伴ってポリープ(樹枝状突起)31が形成されていくこ
とになるが、電鋳スキン3が必要な厚さに達するまでは
、このポリープ31を随時に除去し、ポリープ31が存
在することによるメッキ弊害(例えば、突起の周囲にメ
ッキが形成されるのを邪魔したり、メッキの厚みにムラ
が生じたり、表面側の精度が悪くなったりする)を防止
する。
温度調節管固定工程(ニ)は、前工程で形成した電鋳ス
キン3の裏面に金属性の温度調節管4を配管固定する工
程で、配管ピッチをなるべく短くした状態で、ハンダ付
けにより固定されている。
尚、この場合の温度調節管4の固定手段としては、ハン
ダ付は以外に、例えば、配管予定位置となる電鋳スキン
3の裏面に補助電極としてのマイナスの電線を設け、こ
の電線に高めの電流を流すことてこの電線の周囲に積極
的にポリープを形成させ、このポリープに沿って温度調
節管を配管させた後、前記電線や金属線を用いてポリー
プに温度調節管を固定させるようにしてもよい。
また、この温度調節管4は、電鋳モールドAを用いた成
形時において、該電鋳モールドAに流し込んだ成形樹脂
の同化を促すために、成形樹脂を冷却したり、加温した
りするためのもので、例えば、成形樹脂が熱可塑性樹脂
の場合は、温度調節管4に冷水を通して冷却させ、また
、成形樹脂が熱硬化性樹脂の場合は、温度調節管4に温
水等を通して加温させることになる。
再メッキ層形成工程(ホ)は、電鋳スキン3の裏面に温
度調節管4を固定したのち、電鋳スキン3の裏面に再び
メッキを施して再メッキ層5を形成させる工程で、これ
により温度調節管4を電鋳スキン3と再メッキ層5との
間に埋設する。
バックアツプ材注入工程(へ)は、再メッキ層5の裏面
を型枠61により囲んで、バックアツプ材6を注入する
工程で、このバックアツプ材6によって電鋳スキン3が
裏打ちされて補強される。
尚、このバックアツプ材としては、樹脂、セメント、軽
金属等が用いられる。
離型工程(へ)は、バックアツプ材6が固化したのち、
マスタモデル1を取り外す工程で、これにより、電鋳ス
キン3の表面が成形面とされ、温度調節管4が埋設され
、電鋳スキン3の裏面がバックアツプ材6で裏打ちされ
た電鋳モールドAが製作される。
従って、本発明方法で製造された電鋳モールドAは、メ
ッキにより所定厚さに形成された電鋳スキン3と、該電
鋳スキン3の裏面に形成される再メッキ層5との間に温
度調節管4が埋設された構造となるため、温度調節管4
は、その周囲が全て電鋳スキン3と再メッキ層5によっ
て囲まれることになり、この温度調節管4から電鋳スキ
ン3への熱伝導が効率よく行える。
また、温度調節管4が電鋳スキン3と再メッキ層5との
間に埋設されるので、この温度調節管4の取付けが強固
になるし、この温度調節管4が電鋳スキン3のリブの役
割を果たすことになる。
さらに、温度調節管4を埋め込むことで電鋳スキン3の
裏面に凹凸が形成されるため、バックアツプ材6を流し
込んだ際の、電鋳モールド3とバックアツプ材6との接
合強度が向上する。
以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明
の具体的な構成は上記実施例に限定されるものではなく
、例えば、電鋳スキンと再メツ □キ層は、ニッケルと
銅というように、異なる金属を用いたメッキ層にしても
よいし、ニッケル同士、銅同士というように同一金属を
用いたメッキ層にしてもよい。
また、本発明方法で製作した電鋳モールドは、射出成形
、RIM成形、圧縮成形、スラッシュ成形等に利用でき
るもので、この場合、スラッシュ成形用として製作する
ときには、バックアツプ材が不要となるのに伴って、バ
ックアツプ材注入工程は省かれる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、温度調節
管が電鋳スキンと際メッキ層の間に埋設されて、温度調
節管が電鋳スキンに密着するので、この温度調節管から
電鋳スキンへの熱伝導が効率よく行われ、成形樹脂の固
化が迅速かつムラなく行えて、成形品の品質を向上させ
ることができるという効果が得られる。
また、温度調節管が電鋳スキンのリブの役割をするので
、電鋳モールドの剛性が向上するという効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の電鋳モールド製造方法を示す工
程図、第2図は実施例の製造方法で製造された電鋳モー
ルドの一部を示す断面図、第3図は従来技術の説明図で
ある。 A:電鋳モールド 1:マスタモデル 3:電鋳スキン 4:温度調節管 5:再メッキ層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)マスタモデルの表面にメッキして電鋳スキンを形成
    したのち、該電鋳スキンの裏面側に温度調節管を配管し
    て、電鋳モールドを形成する電鋳モールドの製造方法に
    おいて、 前記電鋳スキンが所定の厚さに達した後には、金属性の
    温度調節管を電鋳スキンの裏面に配管して固定し、その
    後、この温度調節管が固定された状態の電鋳スキンの裏
    面に再びメッキして温度調節管を再メッキ層で被覆し埋
    設するようにしたことを特徴とする電鋳モールドの製造
    方法。
JP62274831A 1987-10-30 1987-10-30 電鋳モールドの製造方法 Pending JPH01115610A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0339513U (ja) * 1989-08-25 1991-04-16
EP3170641A1 (de) * 2015-11-20 2017-05-24 SMP Deutschland GmbH Vorrichtung und verfahren zum herstellen einer thermoplastischen dreidimensionalen formhaut
US20170260638A1 (en) * 2016-03-14 2017-09-14 J. T. Labs Limited Method for manufacturing composite part of polymer and metal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0339513U (ja) * 1989-08-25 1991-04-16
EP3170641A1 (de) * 2015-11-20 2017-05-24 SMP Deutschland GmbH Vorrichtung und verfahren zum herstellen einer thermoplastischen dreidimensionalen formhaut
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