JPH0137221B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0137221B2 JPH0137221B2 JP1981186A JP1981186A JPH0137221B2 JP H0137221 B2 JPH0137221 B2 JP H0137221B2 JP 1981186 A JP1981186 A JP 1981186A JP 1981186 A JP1981186 A JP 1981186A JP H0137221 B2 JPH0137221 B2 JP H0137221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- heat
- mold
- sintered
- fusible material
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、一つの中子を他の一つに一体に接合
する方法に関するものである。
する方法に関するものである。
[従来技術]
通常、2つの中子を一体に接合する方法とし
て、予め焼結成形した一つの中子(第2中子)を
成形型内にセツトした状態でいま一つの中子(第
1中子)を焼結成形することにより、シエルサン
ドの融着性を利用して、2つの中子を一体に接合
する方法が用いられる。
て、予め焼結成形した一つの中子(第2中子)を
成形型内にセツトした状態でいま一つの中子(第
1中子)を焼結成形することにより、シエルサン
ドの融着性を利用して、2つの中子を一体に接合
する方法が用いられる。
しかしながら、この方法では、第1中子の焼結
成形時において、両中子の接合面で、予め成形し
てある第2中子によつて熱が奪われるため、シエ
ルサンドにコートしたレジンが十分に溶融され
ず、ミクロにみると接合界面では、点的な接合と
なつており、接合力がきわめて弱いという欠点が
ある。
成形時において、両中子の接合面で、予め成形し
てある第2中子によつて熱が奪われるため、シエ
ルサンドにコートしたレジンが十分に溶融され
ず、ミクロにみると接合界面では、点的な接合と
なつており、接合力がきわめて弱いという欠点が
ある。
かかる欠点を解消するため、本願出願人は、特
開昭60−72643号公報において、焼成直後の高温
状態で第2中子を第1中子に嵌合し、第1中子の
外側に突出させた第2中子の凸部先端と周囲の第
1中子の外面とにわたつて熱融着性シートを被覆
し、このシートを中子の自熱により溶融させて、
両中子を融着させるようにした接合方法を提案し
ている。
開昭60−72643号公報において、焼成直後の高温
状態で第2中子を第1中子に嵌合し、第1中子の
外側に突出させた第2中子の凸部先端と周囲の第
1中子の外面とにわたつて熱融着性シートを被覆
し、このシートを中子の自熱により溶融させて、
両中子を融着させるようにした接合方法を提案し
ている。
しかしながら、この接合方法は適応しうる場合
が限定されており、第1中子と第2中子の本来の
接合面における接合強度自体がアツプされるわけ
でないので、応用範囲に自ずと限界がある。
が限定されており、第1中子と第2中子の本来の
接合面における接合強度自体がアツプされるわけ
でないので、応用範囲に自ずと限界がある。
[発明の目的]
本発明の目的は、十分高い接合強度でもつて、
第2中子を第1中子に接合することができる中子
接合方法を提供することである。
第2中子を第1中子に接合することができる中子
接合方法を提供することである。
[発明の構成]
このため、本発明は、中子の焼結成形温度より
十分低い融点を有する熱融着性材料を溶融させて
おき、予め焼結成形した第2中子の第1中子との
接合面に、溶融させた熱融着性材料を塗布した
後、その第2中子を成形型内の所定の位置にセツ
トした状態で、成形型内に砂を充填して第1中子
を焼結成形し、その際の熱により、塗布した熱融
着性材料を再溶融させて、両中子を接合するよう
にしたものである。
十分低い融点を有する熱融着性材料を溶融させて
おき、予め焼結成形した第2中子の第1中子との
接合面に、溶融させた熱融着性材料を塗布した
後、その第2中子を成形型内の所定の位置にセツ
トした状態で、成形型内に砂を充填して第1中子
を焼結成形し、その際の熱により、塗布した熱融
着性材料を再溶融させて、両中子を接合するよう
にしたものである。
[発明の効果]
本発明によれば、熱融着性材料の溶融によつて
両中子がその接合部の全面で接合されるので、接
合強度が向上し、しかも融点の低い熱融着性材料
を用いているので、予め焼結成形した第2中子が
冷えた状態にあつても、第1中子の焼結成形時の
熱で熱融着性材料が確実に溶融するので、確実に
両中子を接合することができ、作業を容易なもの
とすることができる。
両中子がその接合部の全面で接合されるので、接
合強度が向上し、しかも融点の低い熱融着性材料
を用いているので、予め焼結成形した第2中子が
冷えた状態にあつても、第1中子の焼結成形時の
熱で熱融着性材料が確実に溶融するので、確実に
両中子を接合することができ、作業を容易なもの
とすることができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照しな
がら具体的に説明する。
がら具体的に説明する。
いま、第5図に示すように、エンジンのシリン
ダブロツクの一つのシリンダボアを形成するため
の第1中子1に、オイルリターン形成用の第2中
子2を一体に成形する場合を一例として考える。
ダブロツクの一つのシリンダボアを形成するため
の第1中子1に、オイルリターン形成用の第2中
子2を一体に成形する場合を一例として考える。
第2図、第3図および第4図に示すように、
上、下の金型3,4で構成する成形型5内には、
予め焼結成形した第2中子2をセツトする。具体
的には、上金型3を下金型4に合わせる前に、第
2中子2を下金型4の所定位置にセツトしてお
く。
上、下の金型3,4で構成する成形型5内には、
予め焼結成形した第2中子2をセツトする。具体
的には、上金型3を下金型4に合わせる前に、第
2中子2を下金型4の所定位置にセツトしてお
く。
この第2中子2の第1中子1との接合部6(第
5図の点線6で示される部分)には、予め熱融着
性材料を層状に塗布しておく。
5図の点線6で示される部分)には、予め熱融着
性材料を層状に塗布しておく。
熱融着性材料としては、例えば、140℃程度の
比較的低い融点を有するポリエチレンテレフタレ
ートやポリビニルアルコール等、熱で溶融して接
着性を示し、最終的に第2中子2の接合部6と第
1中子1とを接合、固定することができる材料を
用い、塗布層7(第1図参照)の層厚としては、
5μm程度で十分である。また、実際の塗布方法
としては、上記の材料を溶融させた溶融槽中に第
2中子2をデイツピングする方法が容易かつ確実
である。
比較的低い融点を有するポリエチレンテレフタレ
ートやポリビニルアルコール等、熱で溶融して接
着性を示し、最終的に第2中子2の接合部6と第
1中子1とを接合、固定することができる材料を
用い、塗布層7(第1図参照)の層厚としては、
5μm程度で十分である。また、実際の塗布方法
としては、上記の材料を溶融させた溶融槽中に第
2中子2をデイツピングする方法が容易かつ確実
である。
上記のように、熱融着性材料を接合部6に塗布
した第2中子2を成形型5内にセツトした後、第
1中子1を焼結成形する。
した第2中子2を成形型5内にセツトした後、第
1中子1を焼結成形する。
この焼結成形は、よく知られているように、成
形型5の温度を280℃程度の温度に保持した状態
で、シエルサンドを成形型5内にブローし、成形
型5内の空間部をシエルサンドで完全に充満させ
た状態で、所定の時間保持することによつて行な
う。これにより、第1図に示すように、成形型5
の内壁面に接するシエルサンドは硬化して成形型
5に接する表面に8〜10mmの層厚を有するシエル
硬化層8が形成される。
形型5の温度を280℃程度の温度に保持した状態
で、シエルサンドを成形型5内にブローし、成形
型5内の空間部をシエルサンドで完全に充満させ
た状態で、所定の時間保持することによつて行な
う。これにより、第1図に示すように、成形型5
の内壁面に接するシエルサンドは硬化して成形型
5に接する表面に8〜10mmの層厚を有するシエル
硬化層8が形成される。
この焼結成形に際して、成形型5の内壁面と第
2中子2の接合部表面との間の比較的狭い空隙に
形成されるシエル硬化層8は、その温度が230〜
250℃に達することから、このシエル硬化層8に
接触する第2中子2の接合部6の塗布層7は確実
に再溶融され、シエル硬化層8と第2中子2の接
合部6とを強い接着力で接合するようになる。
2中子2の接合部表面との間の比較的狭い空隙に
形成されるシエル硬化層8は、その温度が230〜
250℃に達することから、このシエル硬化層8に
接触する第2中子2の接合部6の塗布層7は確実
に再溶融され、シエル硬化層8と第2中子2の接
合部6とを強い接着力で接合するようになる。
以上のように、本発明方法では、接合面に塗布
した熱融着性材料の再溶融により、第2中子と第
1中子との接合面が熱融着性材料を媒介として面
的に接合されることになり、熱融着性材料の接着
力もあつて、両中子の接合は強固なものとなる。
した熱融着性材料の再溶融により、第2中子と第
1中子との接合面が熱融着性材料を媒介として面
的に接合されることになり、熱融着性材料の接着
力もあつて、両中子の接合は強固なものとなる。
なお、熱融着性材料の塗布方法はデイツピング
に限られず、ハケ塗り等によつてもよいことはい
うまでもない。
に限られず、ハケ塗り等によつてもよいことはい
うまでもない。
第1図は本発明の実施例に係る成形型の下金型
に第2中子をセツトした状態を示す要部拡大平面
図、第2図は上記成形型の平面図、第3図は第2
図のA−A線方向断面図、第4図は第3図のB−
B線方向断面図、第5図は本発明方法の一体成形
中子の一例を示す斜視図である。
に第2中子をセツトした状態を示す要部拡大平面
図、第2図は上記成形型の平面図、第3図は第2
図のA−A線方向断面図、第4図は第3図のB−
B線方向断面図、第5図は本発明方法の一体成形
中子の一例を示す斜視図である。
Claims (1)
- 1 予め焼結成形された第2中子を第1中子と一
体に成形する方法において、中子の焼結成形温度
より十分低い融点を有する熱融着性材料を溶融し
て液状にし、その液を上記第2中子の第1中子と
の接合部に塗布した後、第2中子がセツトされた
成形型内に砂を充填して第1中子を焼結成形し、
この焼結成形時の熱により第2中子の接合部に塗
布した熱融着性材料を再溶融して両中子を結合さ
せることを特徴とする中子接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981186A JPS62176636A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 中子接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981186A JPS62176636A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 中子接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62176636A JPS62176636A (ja) | 1987-08-03 |
JPH0137221B2 true JPH0137221B2 (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=12009710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981186A Granted JPS62176636A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 中子接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62176636A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5394932A (en) * | 1992-01-17 | 1995-03-07 | Howmet Corporation | Multiple part cores for investment casting |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP1981186A patent/JPS62176636A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62176636A (ja) | 1987-08-03 |
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