JP2000326413A - 超音波溶着方法 - Google Patents

超音波溶着方法

Info

Publication number
JP2000326413A
JP2000326413A JP11140310A JP14031099A JP2000326413A JP 2000326413 A JP2000326413 A JP 2000326413A JP 11140310 A JP11140310 A JP 11140310A JP 14031099 A JP14031099 A JP 14031099A JP 2000326413 A JP2000326413 A JP 2000326413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin member
horn
recess
concave portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11140310A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yuzawa
伊知郎 湯澤
Eiji Ono
栄二 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Industry Co Ltd filed Critical Meiwa Industry Co Ltd
Priority to JP11140310A priority Critical patent/JP2000326413A/ja
Publication of JP2000326413A publication Critical patent/JP2000326413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融樹脂が第1合成樹脂部材の表面側にはみ
出ない超音波溶着方法を提供する。 【解決手段】 第1合成樹脂部材Aの表面に凹部2を形
成し、該凹部2の底面にホーン1を押し当てるため、凹
部2の底面が溶融しても、その溶融樹脂が第1合成樹脂
部材Aの表面側まではみ出すことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波溶着方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、第1合成樹脂部材と第2合成
樹脂部材とを重ね合わせて、第1合成樹脂部材側から押
し当てたホーンからの超音波により、両部材の合わせ面
を溶融させて溶着する超音波溶着方法が知られている。
つまり、ホーンから発生した超音波が、第1合成樹脂部
材と第2合成樹脂部材の合わせ面に伝達し、その摩擦熱
により合わせ面を溶融させて互いに溶着させる方法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の超音波溶着方法にあっては、ホーンを第1合
成樹脂部材の表面に押し付けて超音波を発生させていた
ため、第1合成樹脂部材の表面側でも合成樹脂の溶融が
起こり、その溶融樹脂が溶融によって形成された凹部か
らはみ出し、表面よりも盛り上がった状態となるおそれ
がある。そして、かかる場合、その盛り上がった溶融樹
脂がそのままの状態で固まるため、溶着後における第1
合成樹脂部材の表面状態が悪くなり、合成樹脂部品の用
途によっては、その盛り上がって固まった部分を除去し
なければならず、除去作業工数を多大に必要とする可能
性があり、改善が求められている。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、溶融樹脂が第1合成樹脂部材
の表面側に、はみ出ない超音波溶着方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1合成樹脂部材と第2合成樹脂部材とを重ね合わせ、
第1合成樹脂部材側から押し当てたホーンからの超音波
により、両部材の合わせ面を溶融させて溶着する超音波
溶着方法であって、第1合成樹脂部材の表面に凹部を形
成し、該凹部の底面にホーンを押し当てて超音波を発生
させるものである。
【0006】請求項1記載の発明によれば、第1合成樹
脂部材の表面に予め凹部を形成し、該凹部の底面にホー
ンを押し当てるため、凹部の底面が溶融しても、その溶
融樹脂は、凹部内に留まり、該溶融樹脂が第1合成樹脂
部材の表面側まで、はみ出すことはない。
【0007】請求項2記載の発明は、凹部がホーンの先
端と同形状である。
【0008】請求項2記載の発明によれば、凹部がホー
ンと同形状であるため、ホーンと凹部とが嵌まり合った
状態となり、溶融樹脂が更に凹部の外側にはみ出づらく
なる。
【0009】請求項3記載の発明は、ホーンの先端に第
1合成樹脂部材を突き抜けて第2合成樹脂部材に達する
突起を形成すると共に、第1合成樹脂部材における凹部
の底面に溶解樹脂の逃げ孔を形成したものである。
【0010】請求項3記載の発明によれば、ホーンの先
端に形成した突起が第2合成樹脂部材まで達するため、
第1合成樹脂部材と第2合成樹脂部材の合わせ面付近
が、突起のない場合よりも十分に溶融した状態となり、
溶着強度が向上する。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1合成
樹脂部材の表面に凹部を形成し、該凹部の底面にホーン
を押し当てるため、凹部の底面が溶融しても、その溶融
樹脂が第1合成樹脂部材の表面側まではみ出すことはな
い。
【0012】請求項2記載の発明によれば、凹部がホー
ンと同形状であるため、ホーンと凹部とが嵌まり合った
状態となり、溶融樹脂が更に凹部の外側にはみ出づらく
なる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、ホーンの先
端に形成した突起が第2合成樹脂部材まで達するため、
第1合成樹脂部材と第2合成樹脂部材の合わせ面付近
が、突起のない場合よりも十分に溶融した状態となり、
溶着強度が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1〜図4は、この発明の
第1実施形態を示す図である。第1合成樹脂部材Aと第
2合成樹脂部材Bは互いに板形状をしており、上下方向
で重合された状態になっている。そして、上側の第1合
成樹脂部材Aの表面には、超音波を発生させる円柱状の
ホーン1の先端と同じ形状をした凹部2が予め形成され
ている。そして、この凹部2内にホーン1の先端を挿入
し、その先端から超音波を発生させる。すると、第1合
成樹脂部材Aと第2合成樹脂部材Bの合わせ面Sが溶解
して結合する。ホーン1から超音波を発生させている間
に、ホーン1を押し当てた凹部2の底面でも第1合成樹
脂部材Aが溶融するが、凹部2にホーン1の先端が嵌ま
り合って、あたかも、このホーン1により凹部2が塞が
れた状態になっているため、凹部2の底面での溶融樹脂
が第1合成樹脂部材Aの表面側へはみ出ることはない。
従って、溶着後の第1合成樹脂部材Aの表面状態も良
く、あらゆる用途に使用可能となる。
【0015】図5〜図8は、この発明の第2実施形態を
示す図である。この第2実施形態では、ホーン1の先端
に4本のピン状の突起3が形成されている。この突起3
は、ホーン1の先端を凹部2の底面に押し当てた際に、
第1合成樹脂部材Aを突き抜けて第2合成樹脂部材Bに
まで達する長さを有している。また、凹部2の底面中央
には小径の孔部4が予め形成されている。
【0016】この第2実施形態によれば、ホーン1の先
端に形成した突起3が合わせ面Sを越えて第2合成樹脂
部材Bまで達するため、ホーン1から超音波を発生した
場合に、第1合成樹脂部材Aと第2合成樹脂部材Bの合
わせ面S付近が、突起のない場合よりも十分に溶融した
状態となり、第1合成樹脂部材Aと第2合成樹脂部材B
との溶着強度がより向上する。また、突起3により押し
出された溶融樹脂は、凹部2の底面に予め形成した孔部
4内に逃げ込むため、溶融樹脂が凹部2内に溢れること
はない。尚、孔部4は溶融樹脂により埋められて無くな
る(図8参照)。
【0017】尚、以上の各実施形態では、凹部2の形状
をホーン1の先端に合致させたが、凹部2の径をホーン
1よりも大きくしても良い。そのようにしても、凹部2
の底面と表面との間に段差があるため、溶融樹脂が第1
合成樹脂部材Aの表面側にはみ出ることはない。また、
前記実施形態では、第1合成樹脂部材A及び第2合成樹
脂部材Bの両方とも板形状のものを例にしたが、ホーン
1を押し付けない第2合成樹脂部材B側は板形状である
必要はない。また、第1合成樹脂部材Aも必ずしも板形
状である必要はなく、凹部2を形成可能で、第2合成樹
脂部材Bとの合わせ面Sに超音波が伝達される形状であ
れば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す図で、ホーンを
押し付ける前の第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材
の断面図。
【図2】この発明の第1実施形態を示す図で、第1合成
樹脂部材の平面図。
【図3】この発明の第1実施形態を示す図で、ホーンを
押し付けた後の第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材
の断面図。
【図4】この発明の第1実施形態を示す図で、溶着した
第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材の断面図。
【図5】この発明の第2実施形態を示す図で、ホーンを
押し付ける前の第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材
の断面図。
【図6】この発明の第2実施形態を示す図で、第1合成
樹脂部材の平面図。
【図7】この発明の第2実施形態を示す図で、ホーンを
押し付けた後の第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材
の断面図。
【図8】この発明の第2実施形態を示す図で、溶着した
第1合成樹脂部材及び第2合成樹脂部材の断面図。
【符号の説明】
1 ホーン 2 凹部 3 突起 4 孔部 A 第1合成樹脂部材 B 第2合成樹脂部材 S 合わせ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1合成樹脂部材と第2合成樹脂部材と
    を重ね合わせて、第1合成樹脂部材側から押し当てたホ
    ーンからの超音波により両部材の合わせ面を溶融させて
    溶着する超音波溶着方法であって、 前記第1合成樹脂部材の表面に凹部を形成し、該凹部の
    底面にホーンを押し当てて超音波を発生させることを特
    徴とする超音波溶着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音波溶着方法であっ
    て、 前記凹部が、前記ホーンの先端と同形状であることを特
    徴とする超音波溶着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の超音波溶着
    方法であって、 前記ホーンの先端には、第1合成樹脂部材を突き抜けて
    第2合成樹脂部材に達する突起を形成すると共に、第1
    合成樹脂部材における凹部の底面には、溶解樹脂の逃げ
    孔を形成したことを特徴とする超音波溶着方法。
JP11140310A 1999-05-20 1999-05-20 超音波溶着方法 Pending JP2000326413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11140310A JP2000326413A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 超音波溶着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11140310A JP2000326413A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 超音波溶着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000326413A true JP2000326413A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15265832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11140310A Pending JP2000326413A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 超音波溶着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000326413A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10361474B4 (de) * 2002-12-27 2007-03-08 Yazaki Corp. Wasserdichte Abdichtanordnung an einem ummantelten Kabel
JP2016048152A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 ダイキン工業株式会社 羽根部品及び空気調和装置の中空構造部品
JPWO2016152974A1 (ja) * 2015-03-25 2018-01-18 三菱瓦斯化学株式会社 熱可塑性樹脂フィルム積層体、及び熱可塑性樹脂フィルム積層体を含む成形品
JP2019117355A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 キヤノン株式会社 カートリッジの生産方法およびカートリッジ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10361474B4 (de) * 2002-12-27 2007-03-08 Yazaki Corp. Wasserdichte Abdichtanordnung an einem ummantelten Kabel
US7504584B2 (en) 2002-12-27 2009-03-17 Yazaki Corporation Water-stop structure of sheathed wire
JP2016048152A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 ダイキン工業株式会社 羽根部品及び空気調和装置の中空構造部品
JPWO2016152974A1 (ja) * 2015-03-25 2018-01-18 三菱瓦斯化学株式会社 熱可塑性樹脂フィルム積層体、及び熱可塑性樹脂フィルム積層体を含む成形品
JP2019117355A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 キヤノン株式会社 カートリッジの生産方法およびカートリッジ
JP7005342B2 (ja) 2017-12-27 2022-01-21 キヤノン株式会社 カートリッジの生産方法およびカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3262757B2 (ja) 摩擦撹拌接合法
JP4509370B2 (ja) 樹脂構造体の密閉結合構造
JP2007149421A (ja) 超音波接合方法及びその装置並びに電線束
JP4080492B2 (ja) 接合体および接合方法
JPH10256296A (ja) ワイヤボンディング方法
JP2001030359A (ja) プラスチッククリップの接合方法及びプラスチッククリップ
JP2000326413A (ja) 超音波溶着方法
JP3390119B2 (ja) ブラケット部品の取付方法
JP6275275B2 (ja) 結合方法、結合体、回転電機の固定子、および、回転電機の固定子の製造方法
WO1998016746A1 (fr) Procede de fabrication de pale creuse et pale creuse fabriquee au moyen de ce procede
US20120168057A1 (en) Method of vibration welding
JPH0536668Y2 (ja)
JP2000135740A (ja) 電気機器のケースとその製造方法
JPH0687164A (ja) 樹脂ケースの超音波溶着方法
JP6953766B2 (ja) 樹脂接合体の製造方法、及び樹脂接合体
JP3495538B2 (ja) 樹脂製部品の接合部の構造
JP3129668B2 (ja) 電気二重層コンデンサの外装容器溶着部構造
JPH11268135A (ja) 超音波接合方法
JPH0222034A (ja) 異種材料樹脂部品の超音波溶着方法
JPS6161965B2 (ja)
JPH04186581A (ja) カセットハーフの結合方法
JP2588005Y2 (ja) インキタンクの尾栓取付構造
JPH09133112A (ja) ブラケット部品の基材への取付方法
JPS62207629A (ja) 超音波接合方法
JP2000237864A (ja) 鋳巣の穴埋め方法