JPH0136908Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136908Y2
JPH0136908Y2 JP1984175598U JP17559884U JPH0136908Y2 JP H0136908 Y2 JPH0136908 Y2 JP H0136908Y2 JP 1984175598 U JP1984175598 U JP 1984175598U JP 17559884 U JP17559884 U JP 17559884U JP H0136908 Y2 JPH0136908 Y2 JP H0136908Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
furnace
radiant tube
cooling
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984175598U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6190849U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984175598U priority Critical patent/JPH0136908Y2/ja
Publication of JPS6190849U publication Critical patent/JPS6190849U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0136908Y2 publication Critical patent/JPH0136908Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジアントチユーブ炉の冷却装置の
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来のラジアントチユーブ炉の構成図
である。燃焼に当つては、燃料ガスは燃料制御弁
10、燃料ヘツダ11を経て主バーナ4に送られ
る。一方燃焼用空気は、燃焼用空気ブロワ12に
より燃焼用空気遮断弁13、燃焼用空気制御弁1
4、燃焼用空気ヘツダ15を経て、レキユペレー
タ3の空気流入管3aからレキユペレータ3に供
給され、350〜450℃の予熱空気8となつて予熱空
気管6を経てラジアントチユーブ2のバーナ部2
aに送られ、パイロツトバーナ5で着火され燃料
とともに燃焼する。燃焼生成ガス7はラジアント
チユーブ2内を矢印方向に流れて該チユーブ2を
加熱し、該チユーブ2はその表面から熱を放射し
て炉内の鋼帯1を加熱する。燃焼生成ガス7はさ
らにレキユペレータ3で燃焼用空気8を予熱した
あと、ラジアントチユーブ2の出口2bから500
〜650℃の排ガス16となつて排ガスヘツダ17、
排ガス制御ダンパ18を経て排ガスブロワ19に
より煙突から大気中へ放散される。近年省エネル
ギーが重要視されてくるとともに、前記空気予熱
用のレキユペレータ3は性能が向上し、この燃焼
生成ガス7からの熱回収効率は35〜40%に達して
いる。
ところで一般に鋼帯1の連続熱処理には、鋼種
によつて指定された温度と時間とが必要である。
例えばAプロセスでは800℃±10℃で40秒均熱す
る必要があり、Bプロセスでは700℃±10℃で60
秒加熱してやらねばならないといつた具合であ
る。こうした複数個の加熱プロセスを1台の炉で
行なうのであるから、例えば上記Aプロセスによ
る処理後、Bプロセスに移行するためには炉を冷
却する必要が生じてくる。しかし炉内のロール、
炉壁9、ラジアントチユーブ2などの熱容量はか
なり大きく、この炉の冷却に通常30〜40分を要
し、この間に炉を通過した鋼帯は、上記A,Bい
ずれのプロセスにも属さないため商品化できな
い。したがつてこの炉の冷却時間を短縮するた
め、第2図において主バーナ4を消火したあと、
レキユペレータ3の空気入口管3aより大気を送
りこみ、ラジアントチユーブ2の冷却を介して炉
を冷却するという方法をとつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前述のように、レキユペレータ3の空気
入口管3aを介して冷却用空気を送入しても、こ
の空気はレキユペレータ3で加熱されて、ラジア
ントチユーブ2のバーナ部2aに達するときには
200〜250℃に昇温している。さらに前記大きな熱
容量を有するラジアントチユーブ2を流れる間に
加熱されかなり昇温するが、レキユペレータ3で
前記冷却用空気を加熱し、折角ラジアントチユー
ブ2で吸収した熱をここで放散することとなり、
したがつてラジアントチユーブ出口2bにおける
空気温度も300〜350℃に昇温して、炉冷却の効果
は上つていない。レキユペレータ3の高性能が却
つて仇となつて炉の急速冷却が実現できず、その
結果製品の歩留りが一向に改善されないのが従来
装置の問題点であつた。
本考案は、こうした問題点を解消するために、
効率的な炉の冷却装置を提供しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
従来装置の予熱空気管の途中に空気送入口を設
け、これまで炉の冷却のための空気をレキユペレ
ータ空気入口管より送気していたのに代えて、上
記空気送入口から送入し、レキユペレータを経由
せずに直接ラジアントチユーブのバーナ部に供給
するように構成した。
〔作用〕
本考案においては、炉冷却用の空気はバーナ下
部とレキユペレータ間の予熱空気管に直接供給す
るように構成されているので、ラジアントチユー
ブの構造が単純で連続焼鈍炉への取付けも簡単で
ある。また送られた空気をレキユペレータを経由
せず直接ラジアントチユーブのバーナ部に供給す
るようになつているので、送入された空気は予熱
されることなくほぼ常温のままでラジアントチユ
ーブのバーナ部からラジアントチユーブ内を流れ
る。勿論炉内余熱で加熱され空気温度は上昇し、
さらにレキユペレータで加熱すべき対象の空気が
流れていないためラジアントチユーブ出口におけ
る空気温度も当初は500〜550℃と高い。従つて炉
の冷却効率は向上し、冷却に要する時間も従来の
30〜40分が20〜25分に短縮され、製品の歩留りも
その分向上した。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示すラジアントチ
ユーブ炉の要部の構成図である。図中1〜19は
従来装置と全く同一である。20は予熱空気管6
に設けた空気送入口、21は冷却用空気遮断弁、
22は冷却用空気ヘツダである。
次に動作について説明する。炉の燃焼に関して
は従来装置と全く同様である。ただし炉燃焼時は
冷却用空気遮断弁21は閉じたままである。
次に炉を冷却する場合は主バーナ4が消火さ
れ、燃焼用空気遮断弁13は閉じられる。代つて
冷却用空気遮断弁21が開けられ、冷却用空気1
6はブロワ12から冷却用空気遮断弁21、冷却
用空気ヘツダ22を経て予熱空気管6に設けられ
た空気送入口20より予熱空気管6内に送入さ
れ、レキユペレータ3を経由せず直接ほぼ常温の
ままラジアントチユーブ2のバーナ部2aに供給
される。ラジアントチユーブ2を冷却して昇温し
た空気16はレキユペレータ3を経由してラジア
ントチユーブの出口2bから、排ガスヘツダ1
7、制御ダンパ18を経てブロワ19により煙突
から大気へ放散されるが、レキユペレータ3にお
いて加熱対象である空気が流れていないため降温
せず、ラジアントチユーブ出口2bで500〜550℃
である。従つて炉の冷却効果は向上している。
なお上記ヘツダ11,15,17,22はそれ
ぞれ20〜50個のラジアントチユーブに接続されて
いる。
又燃焼用空気ブロワ12は省略して、排ガスブ
ロワ19の吸引力によつてヘツダ15および22
から空気を吸引してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、炉の冷却のための空気の送入口を、
従来のレキユペレータの空気入口管と別に予熱空
気管に設けることにより、冷却用空気をレキユペ
レータを通さずに直接常温のままラジアントチユ
ーブに供給したので、炉の冷却時間を従来の30〜
40分から20〜25分に短縮し、製品の歩留り向上に
優れた効果をあげることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は従来の炉のラジアントチユーブ近傍の断面図
である。 図中1は鋼帯、2はラジアントチユーブ、2a
はそのバーナ部、2bはその出口、3はレキユペ
レータ、4は主バーナ、6は予熱空気管、16は
冷却用空気、20は冷却用空気送入口、21は冷
却用空気遮断弁、22は冷却用空気ヘツダであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 薄鋼板等の連続熱処理に使用し、かつバーナ下
    部と予熱空気管とレキユペレータとを連結してな
    るラジアントチユーブ炉において、 上記ラジアントチユーブへの空気供給系を燃焼
    用空気供給系と炉冷却用空気供給系の2系統に分
    岐し、該2系統の供給系に各々空気遮断弁とヘツ
    ダとを設け、 上記2系統の供給系のうち、燃焼用空気供給系
    のヘツダをレキユペレータに接続し、炉冷却用空
    気供給系のヘツダを予熱空気管に設けた送入口に
    接続した ことを特徴とするラジアントチユーブ炉の急冷装
    置。
JP1984175598U 1984-11-21 1984-11-21 Expired JPH0136908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984175598U JPH0136908Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984175598U JPH0136908Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190849U JPS6190849U (ja) 1986-06-12
JPH0136908Y2 true JPH0136908Y2 (ja) 1989-11-08

Family

ID=30733198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984175598U Expired JPH0136908Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0136908Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193852U (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 新日本製鐵株式会社 焼鈍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6190849U (ja) 1986-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1154371A (en) Plug-in recuperator and method
CN203295556U (zh) 一种余热回收热处理炉系统
JPH0136908Y2 (ja)
CN213334498U (zh) 催化剂焙烧炉补氧气体预加热装置
JPS6140730B2 (ja)
JPH09210305A (ja) ラジアントチューブ加熱炉の熱回収方法及び装置
CN212747327U (zh) 冶金烧制窑
JPS6039137B2 (ja) 鋼帯の予熱装置
CN218620962U (zh) 一种铸管退火炉间接风冷却系统
CN209944996U (zh) 高效预热与快速降温双作用功能的新型燃料热处理炉
JPH0236647B2 (ja) Renzokukanetsuroniokeruhaigasuryohoho
JPH08319520A (ja) 連続焼鈍炉
JP2695444B2 (ja) ボイラ装置
JPS5855523A (ja) 雰囲気熱処理炉における装入・抽出ベスチブルのパ−ジ方法
JPH0222634Y2 (ja)
JPS6321564Y2 (ja)
JPH057235Y2 (ja)
JPS62276312A (ja) ラジアントチユ−ブ用燃焼空気予熱装置
JP2000160234A (ja) スキッドパイプの冷却用空気の回収方法
JPH10273735A (ja) 蓄熱再生式燃焼装置を用いたベル型焼鈍炉の操業方法
JPH0213454Y2 (ja)
JPS6235020Y2 (ja)
JPS6321563Y2 (ja)
JPS6333955Y2 (ja)
JPS6296620A (ja) 金属ストリツプの連続熱処理用の予熱方法およびその装置