JPS6321563Y2 - - Google Patents

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JPS6321563Y2
JPS6321563Y2 JP8333784U JP8333784U JPS6321563Y2 JP S6321563 Y2 JPS6321563 Y2 JP S6321563Y2 JP 8333784 U JP8333784 U JP 8333784U JP 8333784 U JP8333784 U JP 8333784U JP S6321563 Y2 JPS6321563 Y2 JP S6321563Y2
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JP
Japan
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metal wire
zone
heating
combustion
heating furnace
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JP8333784U
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JPS60193960U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は金属線に連続して加熱処理を行う金属
線連続加熱炉の改良に関するものである。
従来の技術 従来、金属線の加熱炉は第2図に示すように、
金属線2が加熱炉13を通過し、所定の温度に加
熱処理されてスイフト17に巻き取られる工程に
おいて、加熱炉13に配置された各燃焼バーナー
14の燃焼による排ガスは、金属線進行方向に対
向して流れながら炉入口方向に進み、加熱炉13
の入口11付近の上部天井に設けられた熱回収装
置15で燃焼用空気を予熱した後排出されると共
に、炉の入口11からも噴出し、排気フード16
より排出されていた。
上記加熱炉では、熱回収装置15を通過する燃
焼ガスの温度が高いため、吸引作用が強くなり、
必要以上に燃焼ガスが排出されるという欠点があ
る。
また、第3図に示すように熱回収装置を設置せ
ず、炉内に燃焼バーナーを配置しない予熱帯を設
けた加熱炉18も実施されているが、金属線2
が、予熱帯において炉床に近接して通過している
ために、燃焼排ガスとの熱交換性が悪く、燃焼ガ
スは金属線を十分予熱しないまゝに、入口11か
ら排出してしまうという欠点がある。
そこで、予熱帯の長さを長くして熱交換率を高
めることも考えられるが、炉が長くなつて床面積
が大きくなり、設備費も高くつくという欠点があ
る。
ところで、燃焼排ガスの排出熱は通常入熱の35
%〜50%程度あり、排ガス顕熱の回収は省エネル
ギー効果も高く、原価低減に大きく寄与でき、排
ガス温度をいかに低下させて排出するかが加熱炉
設計上の重要なポイントとなつている。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を除去するためになされた
ものであり、金属線を連続して加熱する加熱炉に
おいて、入口側に予熱帯を形成し、上記予熱帯と
燃焼バーナーを配置した加熱帯との間に上下移動
可能なダンパーを配置したことを特徴とした金属
線連続加熱炉を提供するものであり、さらに上記
加熱炉の効率を良くするため、必要に応じて予熱
帯の断面積を加熱帯の断面積より小さくすること
も可能である。
実施例 次に、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、加熱炉1は燃焼バーナー
を備えていない予熱帯3と、これに連続して配置
され、炉壁に複数の燃焼バーナー4を備えた加熱
帯5とから構成され、予熱帯3と加熱帯5との間
には耐熱性のダンパー9が上下移動可能に配置さ
れている。
上記予熱帯3は、天井6が加熱帯5の天井7よ
り低く、しかも炉床8が加熱帯の炉床10より低
くして炉床8と金属線2との間の空間を広くする
よう構成する。
作 用 本考案の加熱炉によれば、燃焼バーナー4で燃
焼した排ガスは、天井を低くした予熱帯3に噴出
されるが、予熱帯3と加熱帯5との間に耐熱性を
有するダイパー9が配置されているため、炉圧が
一定に維持され燃焼効率が良好となる。
また、ダンパーの開度を調整することにより燃
焼効率を一定に保つことができると共に、予熱帯
への輻射熱をさえぎることができる。
しかし、ダンパー9を閉めすぎると加熱炉内の
燃焼状態が悪くなる。燃焼バーナー4で燃焼した
排ガスは、予熱帯3に噴出され、金属線2を予熱
しながら入口11の方向に流れていく。
加熱帯5より噴出した高温の排ガスは予熱帯3
の天井6が低く、予熱帯の断面積を加熱帯の断面
積より小さくしているため、金属線2とよく接触
し、伝熱効果が高められる。また、予熱帯3の炉
床8が金属線2より低く構成されることにより、
直線性を保つている金属線2はガイドローラー1
2と加熱帯5の炉床との間で宙づり状態となり、
高温の排ガスは金属線2と一層良好に接触し、金
属線2に多くの熱が伝達される。
また、加熱炉5の金属線2の出口を封ずること
により、燃焼バーナー4の燃焼ガスは金属線2の
進行方向と対向して流れ、予熱帯3に流れ込むよ
うになるので、より一層伝熱効果が高められる。
考案の効果 本考案によるときは、入口側に予熱帯を設け、
この予熱帯と加熱帯との間に上下移動可能なダン
パーを設けているため良効なる燃焼効率を一定に
保つことができると共に、予熱帯の輻射熱をさえ
ぎることができ、また加熱帯から予熱帯に流れ込
む燃焼排ガスと金属線との熱交換性が極めて良好
となる。
しかも予熱帯の断面積を加熱帯の断面積より小
さくして、予熱帯において排ガスにより金属線の
予熱を行うため、排ガス温度が例えば900℃から
450℃程度まで下げられ、排ガス顕熱損失率を20
%程度削減できるなどその実用的効果は大きいも
のがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の金属線連続加熱炉の一実施例
を示す説明図、第2図および第3図は夫々従来の
加熱炉を示す説明図である。 1,13,18……加熱炉、2……金属線、
3,19……予熱帯、4,14……燃焼バーナ
ー、5……加熱帯、6,7……天井、8,10…
…炉床、9……ダンパー、11……入口、12…
…ガイドローラー、15……熱回収装置、16…
…排気フード、17……スイフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属線を連続して加熱する加熱炉において、入
    口側に燃焼バーナーを配置しない予熱帯を設け、
    この予熱帯と燃焼バーナーを配置した加熱帯との
    間に上下移動可能なダンパーを配置してなる金属
    線連続加熱炉。
JP8333784U 1984-06-04 1984-06-04 金属線連続加熱炉 Granted JPS60193960U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333784U JPS60193960U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 金属線連続加熱炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333784U JPS60193960U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 金属線連続加熱炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60193960U JPS60193960U (ja) 1985-12-24
JPS6321563Y2 true JPS6321563Y2 (ja) 1988-06-14

Family

ID=30631874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8333784U Granted JPS60193960U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 金属線連続加熱炉

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JP (1) JPS60193960U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60193960U (ja) 1985-12-24

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