JPH057235Y2 - - Google Patents
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- JPH057235Y2 JPH057235Y2 JP10471889U JP10471889U JPH057235Y2 JP H057235 Y2 JPH057235 Y2 JP H057235Y2 JP 10471889 U JP10471889 U JP 10471889U JP 10471889 U JP10471889 U JP 10471889U JP H057235 Y2 JPH057235 Y2 JP H057235Y2
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- JP
- Japan
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- temperature
- furnace
- circulation
- air supply
- burners
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 41
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- -1 ferrous metals Chemical class 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は鉄鋼及び非鉄金属の被加熱処理材を加
熱処理をするために用いられる加熱処理炉で、更
に詳しくは、低温から高温迄の熱処理を自由自在
にできる加熱処理炉に関するものである。
熱処理をするために用いられる加熱処理炉で、更
に詳しくは、低温から高温迄の熱処理を自由自在
にできる加熱処理炉に関するものである。
従来、鉄、非鉄金属の被処理材を燃焼式加熱炉
で熱処理するには、高温の場合は、主として輻射
伝熱と対流伝熱により加熱処理を行つており、
700℃以上の高温になるほど輻射伝熱の割合を多
くしている。それは輻射伝熱量が温度（絶対温
度）の４乗に比例して大きくなりより伝熱量が向
上するからである。
で熱処理するには、高温の場合は、主として輻射
伝熱と対流伝熱により加熱処理を行つており、
700℃以上の高温になるほど輻射伝熱の割合を多
くしている。それは輻射伝熱量が温度（絶対温
度）の４乗に比例して大きくなりより伝熱量が向
上するからである。
一方、低温の場合は、主に対流による伝熱方式
であり、炉内の加熱空気を循環フアンや炉内攪拌
フアンで強制対流伝熱で所定温度に加熱処理する
ものである。
であり、炉内の加熱空気を循環フアンや炉内攪拌
フアンで強制対流伝熱で所定温度に加熱処理する
ものである。
このように、従来は被処理材の処理温度によつ
て低温用炉（550℃以下）と高温用炉（550℃以
上）とに大別し、それぞれの専用の炉を設置し使
用していた。
て低温用炉（550℃以下）と高温用炉（550℃以
上）とに大別し、それぞれの専用の炉を設置し使
用していた。
しかしながら、このように被処理材の処理温度
によつて使い分けるには、近年富みに開発されて
きた新素材の高品位、小ロツド、多品種の処理に
は対応できないばかりか、設備費や運転維持費に
多大な費用がかかり大変不経済になるという問題
点があつた。
によつて使い分けるには、近年富みに開発されて
きた新素材の高品位、小ロツド、多品種の処理に
は対応できないばかりか、設備費や運転維持費に
多大な費用がかかり大変不経済になるという問題
点があつた。
本考案はこのような問題点を解消したもので、
同一炉で被処理材を200℃〜950℃の広範囲の処理
温度で処理でき、直火式高温から循環式低温処理
まで出来、高品位、小ロツド、多品種処理に適し
た加熱処理炉を提供するものである。
同一炉で被処理材を200℃〜950℃の広範囲の処理
温度で処理でき、直火式高温から循環式低温処理
まで出来、高品位、小ロツド、多品種処理に適し
た加熱処理炉を提供するものである。
上記目的を達成するため、本考案の加熱処理炉
は、実施例に対応する図面に示すように、複数の
制御帯からなる直火式連続加熱処理炉において、
炉本体の上下両側壁に高温加熱用バーナーを長さ
方向に配し、炉本体の天井部と炉床部に吸気口、
送気口を設けて炉内と連通する循環路を形成し、
該循環路の吸気側に低温処理用バーナーを、送気
側に循環フアンを設置すると共に循環路を遮断す
るダンパーを設けたものである。
は、実施例に対応する図面に示すように、複数の
制御帯からなる直火式連続加熱処理炉において、
炉本体の上下両側壁に高温加熱用バーナーを長さ
方向に配し、炉本体の天井部と炉床部に吸気口、
送気口を設けて炉内と連通する循環路を形成し、
該循環路の吸気側に低温処理用バーナーを、送気
側に循環フアンを設置すると共に循環路を遮断す
るダンパーを設けたものである。
高温処理の場合（650℃以上950℃迄）
天井部１ｃと炉床部１ｄに設置した循環フアン
６，６を停止させると共に、吸気口４，４と送気
口５，５をダンパー６，６，６，６で閉止し、炉
内と連通する循環路１１，１１を遮断し、炉本体
１の上下両側壁１ａ，１ｂに設けた高温加熱用バ
ーナー３の燃焼ガスで直接加熱処理を行う。
６，６を停止させると共に、吸気口４，４と送気
口５，５をダンパー６，６，６，６で閉止し、炉
内と連通する循環路１１，１１を遮断し、炉本体
１の上下両側壁１ａ，１ｂに設けた高温加熱用バ
ーナー３の燃焼ガスで直接加熱処理を行う。
中高温処理の場合（450℃以上650℃迄）
天井部１ｃと炉床部１ｄに設けた吸気口４，４
と送気口５，５の各ダンパー６，６，６，６を開
き、循環路１１，１１を炉内と連通状態とすると
共に、低温処理バーナー８，８と高温加熱バーナ
ー３を燃焼させ循環フアン６，６を運転して炉内
循環を行い、処理温度近く迄加熱し、目的温度近
くに達した時点で高温加熱用バーナー３の一部又
は全部を消火させて循環加熱を行う。
と送気口５，５の各ダンパー６，６，６，６を開
き、循環路１１，１１を炉内と連通状態とすると
共に、低温処理バーナー８，８と高温加熱バーナ
ー３を燃焼させ循環フアン６，６を運転して炉内
循環を行い、処理温度近く迄加熱し、目的温度近
くに達した時点で高温加熱用バーナー３の一部又
は全部を消火させて循環加熱を行う。
その際、熱容量の小さい被処理材では、高温加
熱用バーナー３を全部消火することもでき、また
熱容量の大きな被処理材では一部の高温加熱用バ
ーナー３の燃焼も共に行えて広範囲な制御ができ
る。
熱用バーナー３を全部消火することもでき、また
熱容量の大きな被処理材では一部の高温加熱用バ
ーナー３の燃焼も共に行えて広範囲な制御ができ
る。
低温処理の場合（400℃以下）
炉内の高温加熱用バーナー３を消火閉止すると
共に、吸気口４，４と送気口５，５の各ダンパー
６，６，６，６を開け、循環路１１を炉内と連通
し、低温処理バーナー８，８のみ燃焼させて循環
フアン９，９の循環加熱で処理する。
共に、吸気口４，４と送気口５，５の各ダンパー
６，６，６，６を開け、循環路１１を炉内と連通
し、低温処理バーナー８，８のみ燃焼させて循環
フアン９，９の循環加熱で処理する。
以下、本考案の一実施例を図面をもとづいて説
明すると、１はローラハース式連続加熱処理本体
で、長さ方向に左右対称となるよう第１ゾーン、
第２ゾーン……ｎゾーンと複数個設置してあり、
炉内の中央部に被処理材を移送するハースローラ
２を横設してある。３はハースローラ２の上下の
両側壁面１ａ，１ｂに設けた高温加熱用バーナー
で、各ゾーン毎に適宜数炉長の長さ方向に配設し
てあると共に炉本体１の前後の天井部１ｃと炉床
部１ｄに吸気口４，４と送気口５，５が開口して
ある。この吸気口４，４と送気口５，５にはそれ
ぞれ耐熱ダンパー６，６，６，６が付設されてい
るが、吸気口４，４側のダンパー６，６は蝶番式
独立可動方式の二枚羽根になつていて、燃焼ガス
量を調整可能にしてある。７は吸気口４に連結す
る吸気ダクトで、この吸気ダクト７内の吸気口４
に近い位置に低温処理バーナー８を設けてあり、
他端部に循環フアン９を介して送気ダクト１０を
送気口５に連結して循環路１１が形成されてい
る。
明すると、１はローラハース式連続加熱処理本体
で、長さ方向に左右対称となるよう第１ゾーン、
第２ゾーン……ｎゾーンと複数個設置してあり、
炉内の中央部に被処理材を移送するハースローラ
２を横設してある。３はハースローラ２の上下の
両側壁面１ａ，１ｂに設けた高温加熱用バーナー
で、各ゾーン毎に適宜数炉長の長さ方向に配設し
てあると共に炉本体１の前後の天井部１ｃと炉床
部１ｄに吸気口４，４と送気口５，５が開口して
ある。この吸気口４，４と送気口５，５にはそれ
ぞれ耐熱ダンパー６，６，６，６が付設されてい
るが、吸気口４，４側のダンパー６，６は蝶番式
独立可動方式の二枚羽根になつていて、燃焼ガス
量を調整可能にしてある。７は吸気口４に連結す
る吸気ダクトで、この吸気ダクト７内の吸気口４
に近い位置に低温処理バーナー８を設けてあり、
他端部に循環フアン９を介して送気ダクト１０を
送気口５に連結して循環路１１が形成されてい
る。
このように構成した本考案の加熱処理炉の使用
態様を説明すれば、循環フアン９，９を停止さ
せ、吸気口４，４と送気口５，５のダンパー６，
６，６，６を閉止し、炉内の高温加熱用バーナー
３で直接加熱すれば高温処理ができ、また、吸気
口４，４と送気口５，５の各ダンパー６，６，
６，６を開き、低温処理バーナー８と高温加熱用
バーナー３とで熱処理温度近くまで燃焼させ、循
環フアン９，９を運転して炉内と連通した循環路
１１に燃焼ガスを循環させて中高温処理ができ、
さらに、炉内の高温加熱用バーナー３を消火閉止
して低温処理バーナー８のみの循環加熱で低温処
理ができるものである。
態様を説明すれば、循環フアン９，９を停止さ
せ、吸気口４，４と送気口５，５のダンパー６，
６，６，６を閉止し、炉内の高温加熱用バーナー
３で直接加熱すれば高温処理ができ、また、吸気
口４，４と送気口５，５の各ダンパー６，６，
６，６を開き、低温処理バーナー８と高温加熱用
バーナー３とで熱処理温度近くまで燃焼させ、循
環フアン９，９を運転して炉内と連通した循環路
１１に燃焼ガスを循環させて中高温処理ができ、
さらに、炉内の高温加熱用バーナー３を消火閉止
して低温処理バーナー８のみの循環加熱で低温処
理ができるものである。
なお、還元雰囲気で処理する場合においては、
高温加熱用バーナー３を無酸化バーナーとし、低
温処理用バーナー８を間接的加熱用ラジアントチ
ユーブ式バーナー又は電気加熱式ヒーターを採用
することもある。
高温加熱用バーナー３を無酸化バーナーとし、低
温処理用バーナー８を間接的加熱用ラジアントチ
ユーブ式バーナー又は電気加熱式ヒーターを採用
することもある。
以上のように、本考案の加熱処理炉は、複数の
制御帯からなる直火式連続加熱処理炉において、
炉本体１の上下両側壁面１ａ，１ｂに高温加熱用
バーナー３を長さ方向に配し、炉本体１の天井部
１ｃと炉床部１ｄに吸気口４，４、送気口５，５
を設けて炉内と連通する循環路１１，１１を形成
し、該循環路１１，１１の吸気側に低温処理用バ
ーナー８，８を、送気側に循環フアン９，９を設
置すると共に循環路１１，１１を遮断するダンパ
ー６，６，６，６を設けたものであるから、炉内
で自由な温度パターンが設定でき、多種多様な
鉄、非鉄金属材料を高品位処理ができると共に、
急速加熱が不向きな材料にあつても低温対流加
熱、中高温加熱、高温加熱、冷却処理と言うパタ
ーン制御がゾーン毎に任意設定可能となり、温度
による微妙な影響を持つ新素材の加熱処理に適
し、従来にない自由自在な加熱処理が可能とな
り、品質の向上及び高温ガスを前ゾーンに順次送
りができる省エネルギー化も計れ経済的である。
制御帯からなる直火式連続加熱処理炉において、
炉本体１の上下両側壁面１ａ，１ｂに高温加熱用
バーナー３を長さ方向に配し、炉本体１の天井部
１ｃと炉床部１ｄに吸気口４，４、送気口５，５
を設けて炉内と連通する循環路１１，１１を形成
し、該循環路１１，１１の吸気側に低温処理用バ
ーナー８，８を、送気側に循環フアン９，９を設
置すると共に循環路１１，１１を遮断するダンパ
ー６，６，６，６を設けたものであるから、炉内
で自由な温度パターンが設定でき、多種多様な
鉄、非鉄金属材料を高品位処理ができると共に、
急速加熱が不向きな材料にあつても低温対流加
熱、中高温加熱、高温加熱、冷却処理と言うパタ
ーン制御がゾーン毎に任意設定可能となり、温度
による微妙な影響を持つ新素材の加熱処理に適
し、従来にない自由自在な加熱処理が可能とな
り、品質の向上及び高温ガスを前ゾーンに順次送
りができる省エネルギー化も計れ経済的である。
図面は本考案の加熱処理炉の実施例を示すもの
で、第１図は一部切欠した縦断側面図、第２図は
第１図Ａ−Ａ矢視断面図である。 １……炉本体、１ａ，１ｂ……両側壁、１ｃ…
…天井部、１ｄ……炉床部、３……高温加熱用バ
ーナー、４……吸気口、５……送気口、６……ダ
ンパー、８……低温処理用バーナー、９……循環
フアン、１１……循環路。
で、第１図は一部切欠した縦断側面図、第２図は
第１図Ａ−Ａ矢視断面図である。 １……炉本体、１ａ，１ｂ……両側壁、１ｃ…
…天井部、１ｄ……炉床部、３……高温加熱用バ
ーナー、４……吸気口、５……送気口、６……ダ
ンパー、８……低温処理用バーナー、９……循環
フアン、１１……循環路。
Claims (1)
- 複数の制御帯からなる直火式連続加熱処理炉に
おいて、炉本体１の上下両側壁１ａ，１ｂに高温
加熱用バーナー３を長さ方向に配し、炉本体１の
天井部１ｃと炉床部１ｄに吸気口４，４、送気口
５，５を設けて炉内と連通する循環路１１，１１
を形成し、該循環路１１，１１の吸気側に低温処
理用バーナー８，８を、送気側に循環フアン９，
９を設置すると共に循環路１１，１１を遮断する
ダンパー６，６，６，６を設けたことを特徴とす
る加熱処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10471889U JPH057235Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10471889U JPH057235Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0345948U JPH0345948U (ja) | 1991-04-26 |
| JPH057235Y2 true JPH057235Y2 (ja) | 1993-02-24 |
Family
ID=31653500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10471889U Expired - Lifetime JPH057235Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057235Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP10471889U patent/JPH057235Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0345948U (ja) | 1991-04-26 |
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