JP2695444B2 - ボイラ装置 - Google Patents

ボイラ装置

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JP2695444B2
JP2695444B2 JP19600988A JP19600988A JP2695444B2 JP 2695444 B2 JP2695444 B2 JP 2695444B2 JP 19600988 A JP19600988 A JP 19600988A JP 19600988 A JP19600988 A JP 19600988A JP 2695444 B2 JP2695444 B2 JP 2695444B2
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明智 甲斐
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バブコツク日立株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラ装置に係り、特にボイラ上部に設置
されるペントハウス内を冷却するのに好適な空気冷却系
統を設けたボイラ装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、ボイラ装置の上部には、例えば、第3図に示す
ごとく、管寄せ、連絡管および伝熱管などを一括して保
温・外装することを目的として、ペントハウス2が設置
されている。このペントハウス2の内部は、その内部に
設けられている管寄せ、連絡管および伝熱管の内部流体
によって、ボイラ1の運転時には、おおよそ350〜450℃
の高温の雰囲気となる。それで、ペントハウス2には、
ベントドア15およびアクセスドア14が取り付けられてい
て、ボイラ1の停止時には、上記二つのドアを開放し自
然対流によって換気し、ペントハウス2の内部の雰囲気
温度を低下させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したごとく、従来技術においては、ボイラの上部
に設けられたペントハウス内部の冷却には、外気による
自然対流を利用しているので、その内部が冷却されるま
でには相当の時間がかかり、ペントハウスの内部に入
り、定期検査あるいは補修作業を行うためには、ボイラ
停止後数日を必要としていた。
最近、ボイラの定期検査時に設けるボイラ火炉内の足
場の組立・解体日数の短縮および作業時の安全性を考慮
して、火炉内に設ける足場を、ボイラの上部より吊り下
げて組み立てる方式が採用されており、この場合に、ペ
ントハウス内部での作業が必要となり、ボイラの停止か
らペントハウス内部が冷却され作業が行えるまでの日数
が、定期検査あるいは補修工程短縮のキーポイントにな
っていた。
高圧通風方式のボイラでは、第3図に示すごとく、ペ
ントハウス内の圧力を火炉内の圧力より高く維持する目
的でシールエアダクト17によって、ボイラ運転時にペン
トハウス2内へ空気を供給して冷却する例もあるが、こ
れはシールエアをペントハウス2内に送り、ベントドア
15より排出させる方法であり、高温のペントハウス内の
空気を大気へ開放することになるので、この方式はボイ
ラ停止後に限られ、しかもベントドアより高温の空気が
排出されるので危険であると共に煤じんが飛散し、屋内
式のボイラ装置では実施できないという問題があった。
また、屋外式のボイラ装置であっても、環境対策上好ま
しくなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、ボ
イラ定期検査時、あるいは補修時において、ボイラ上部
に設けられている高温のペントハウス内を速やかに冷却
し、短時間のうちに、その内部での作業を可能とするペ
ントハウス冷却系統を設けたボイラ装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、ボイラの上部に、少なくとも管
寄せ、連絡管および伝熱管を一括して保温・外装するペ
ントハウスを有するボイラ装置において、上記ペントハ
ウス内に冷却用空気を供給するペントハウス冷却ダクト
を設置し、かつ上記ペントハウス内部の高温の空気を排
出させるペントハウス排気ダクトを、上記ボイラ出口部
近傍の煙道部に接続することにより、達成される。
本発明のボイラ装置において、ペントハウス内に冷却
用空気を供給するペントハウス冷却ダクトは、ボイラの
バーナ部へ燃焼用空気を供給する押込送風機の出口部近
傍に接続することができる。
また、本発明はボイラの上部に、少なくとも管寄せ、
連絡管および伝熱管を一括して保温・外装するペントハ
ウスを有するボイラ装置において、上記ペントハウスに
は、その内部に外気を流入させるベントドアを設け、か
つ上記ペントハウス内部の高温の空気を排出させるペン
トハウス排気ダクトを誘引式送風機(図示せず)の上流
側となる上記ボイラ出口部近傍の煙道部に接続すること
によっても、本発明の目的を達成することができる。そ
して、上記ペントハウス内部の高温の空気を排出させる
ペントハウス排気ダクトは、排ガス再循環系統を有する
ボイラにおいては、排ガス再循環ファンの上流側に接続
すればよい。
〔作用〕
すなわち、本発明のボイラ装置においては、ボイラの
上部に設けられているペントハウス内に、例えば押込送
風機出口部の高圧の冷却用空気を供給すると共に、ペン
トハウス内の高温の空気を、ボイラ出口部の煙道内部に
排出することで、ペントハウス内の温度を急速に低下で
きるので、ボイラの定期検査、あるいは補修作業を停止
後、短時間のうちに行うことができ、かつ高温のペント
ハウス内の空気や煤じんなどを、ボイラの設置室内ある
いは外気に排出することがないので、環境を悪化させる
ことなく安全に作業を行うことができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を挙げ、図面に基づいてさら
に詳細に説明する。
第1図に示すごとく、ボイラ1の上部には、管寄せ、
連絡管および伝熱管などを一括して保温・外装する目的
でペントハウス2が設置されている。ボイラ1には、燃
焼用空気として押込送風機3から高圧の空気が空気予熱
器4で加熱されて、バーナ13へ送り込まれている。一
方、燃焼ガスはボイラ出口煙道8より空気予熱器4に導
かれ、集じん機5を通過して煙突6から外気に排出され
る。そして、ボイラ運転停止時において、バーナ13消火
後、ペントハウス2へは、ペントハウス冷却ダクト9と
ペントハウス排気ダクト11に設けた風量調整ダンパ10,1
2を開とすることで、押込送風機3出口の高圧の冷却用
空気が流れ込み、ペントハウス2の内部を冷却すると共
に、ペントハウス2の上部に設けられているペントハウ
ス排気ダクト11へ高温の空気を排出し、ボイラ出口煙道
8へ導くことにより、ペントハウス2内の煤じんが外部
に排出されることなく、強制的に、しかも安全にペント
ハウス2の内部が冷却されることになる。これによっ
て、ペントハウス2内での作業開始時時期を早める事が
できる。
また、ペントハウス排気ダクト11を設けたので、ボイ
ラ運転中あるいはボイラ停止動作中に徐々にペントハウ
ス2の内部の温度を下げることも可能であり、これによ
り、定期検査あるいは補修作業開始までの時間を、さら
に短縮することができる。
上記の第1図に示す実施例においては、ペントハウス
2への冷却用空気供給源として、ボイラ1へ燃焼用空気
を供給する押込送風機3を利用したが、これに代えて他
の送風機、あるいはこれに類似する冷却用空気供給源を
使用しても本発明の目的が達成されることは言うまでも
ない。
また、第2図に示すごとく、排ガス再循環系統を有す
るボイラ1において、ペントハウス排気ダクト11を、排
ガス再循環ファン16の上流側に接続し、風量調整ダンパ
12およびベントドア15を開とすることで、ベントドア15
から強制的に外気をペントハウス2内に流入させること
ができ、ペントハウス2を強制的に、かつ迅速に冷却す
ることができる。この場合は、ペントハウス2への冷却
用空気を供給するペントハウス冷却ダクト(第1図)が
省略でき経済的である。また、平衡通風式ボイラにおい
ては、ペントハウス排気ダクト11を誘引送風機の上流側
に接続することによって本発明の目的を達成することが
できる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく、本発明によれば、ボイラ
の上部に設置されたペントハウスを強制的に、しかも迅
速に冷却することができるので、ボイラ運転停止からペ
ントハウス内部での作業開始までの時間を著しく短縮す
ることができ、ボイラの定期検査または補修作業などを
極めて短期間のうちに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例において例示した
ペントハウスの冷却系統を有するボイラ装置の構成を示
す模式図、第3図は従来のペントハウスを有するボイラ
装置の構成を示す模式図である。 1……ボイラ 2……ペントハウス 3……押込送風機 4……空気予熱器 5……集じん機 6……煙突 7……押込送風機出口風道 8……ボイラ出口煙道 9……ペントハウス冷却ダクト 10……風量調整ダンパ 11……ペントハウス排気ダクト 12……風量調整ダンパ 13……バーナ 14……アクセスドア 15……ベントドア 16……排ガス再循環ファン 17……シールエアダクト 18……風量調整ダンパ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラの上部に、少なくとも管寄せ、連絡
    管および伝熱管を一括して保温・外装するペントハウス
    を有するボイラ装置において、上記ペントハウス内に冷
    却用空気を供給するペントハウス冷却ダクトを設置し、
    かつ上記ペントハウス内部の高温の空気を排出させるペ
    ントハウス排気ダクトを、上記ボイラ出口部近傍の煙道
    部に接続したことを特徴とするボイラ装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のボイラ装置に
    おいて、ペントハウス内に冷却用空気を供給するペント
    ハウス冷却ダクトは、ボイラのバーナ部へ燃焼用空気を
    供給する押込送風機の出口部近傍に接続したことを特徴
    とするボイラ装置。
  3. 【請求項3】ボイラの上部に、少なくとも管寄せ、連絡
    管および伝熱管を一括して保温・外装するペントハウス
    を有するボイラ装置において、上記ペントハウスには、
    その内部に外気を流入させるベントドアを設け、かつ上
    記ペントハウス内の高温の空気を排出させるペントハウ
    ス排気ダクトを、誘引式送風機の上流側となる上記ボイ
    ラ出口部近傍の煙道部に接続したことを特徴とするボイ
    ラ装置。
  4. 【請求項4】ボイラの上部に、少なくとも管寄せ、連絡
    管および伝熱管を一括して保温・外装するペントハウス
    を有するボイラ装置において、ペントハウス内の高温の
    空気を排出させるペントハウス排気ダクトを、排ガス再
    循環系統を有するボイラの排ガス再循環ファンの上流側
    に接続したことを特徴とするボイラ装置。
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