JPH10158656A - コークス乾式消火設備 - Google Patents
コークス乾式消火設備Info
- Publication number
- JPH10158656A JPH10158656A JP8323885A JP32388596A JPH10158656A JP H10158656 A JPH10158656 A JP H10158656A JP 8323885 A JP8323885 A JP 8323885A JP 32388596 A JP32388596 A JP 32388596A JP H10158656 A JPH10158656 A JP H10158656A
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- JP
- Japan
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- gas
- pipe
- cooling
- blower
- chamber
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
- Y02P20/129—Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設コークス乾式消火設備の能力増強によっ
ても大幅な改造をすることなく、かつ安い費用で既設コ
ークス乾式消火設備を設計上の耐熱温度以下に維持させ
ることができるコークス乾式消火設備の提供。 【解決手段】 冷却室１ａの上部に予備室１ｂを有する
コークス乾式冷却装置１と廃熱ボイラー８とが高温ガス
排出管３で接続され、廃熱ボイラー８と冷却室１ａとが
循環ガスブロワー５を介して冷却ガス供給管２で接続さ
れ、冷却ガス供給管２には放散ガス管６が分岐され、冷
却ガス供給管２と高温ガス排出管３との間にバイパス管
４を設け、バイパス管４の冷却ガス供給管２からの冷却
ガス抜き出し部４ａを循環ガスブロワー５の入側に設け
たコークス乾式消火設備。
ても大幅な改造をすることなく、かつ安い費用で既設コ
ークス乾式消火設備を設計上の耐熱温度以下に維持させ
ることができるコークス乾式消火設備の提供。 【解決手段】 冷却室１ａの上部に予備室１ｂを有する
コークス乾式冷却装置１と廃熱ボイラー８とが高温ガス
排出管３で接続され、廃熱ボイラー８と冷却室１ａとが
循環ガスブロワー５を介して冷却ガス供給管２で接続さ
れ、冷却ガス供給管２には放散ガス管６が分岐され、冷
却ガス供給管２と高温ガス排出管３との間にバイパス管
４を設け、バイパス管４の冷却ガス供給管２からの冷却
ガス抜き出し部４ａを循環ガスブロワー５の入側に設け
たコークス乾式消火設備。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉から排
出された赤熱コークスを冷却ガスと熱交換させて消火冷
却し、赤熱コークスの顕熱を蒸気として回収する、冷却
室の上部に予備室を有するコークス乾式消火設備に関す
る。
出された赤熱コークスを冷却ガスと熱交換させて消火冷
却し、赤熱コークスの顕熱を蒸気として回収する、冷却
室の上部に予備室を有するコークス乾式消火設備に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のコークス乾式消火設備の系
統図で、コークス乾式冷却装置１の冷却室１ａの下部へ
冷却ガス供給管２から冷却ガスが導入され、冷却室１を
上昇する冷却ガスは冷却室１ａに装入されている赤熱コ
ークスと熱交換され、発生した高温ガスは高温ガス排出
管３から排出される。冷却ガス供給管２と高温ガス排出
管３とをバイパス管４で接続し、バイバス管４のガス抜
き出し部４ａは、冷却ガス供給管２の循環ガスブロワー
５の出側に設けられている。
統図で、コークス乾式冷却装置１の冷却室１ａの下部へ
冷却ガス供給管２から冷却ガスが導入され、冷却室１を
上昇する冷却ガスは冷却室１ａに装入されている赤熱コ
ークスと熱交換され、発生した高温ガスは高温ガス排出
管３から排出される。冷却ガス供給管２と高温ガス排出
管３とをバイパス管４で接続し、バイバス管４のガス抜
き出し部４ａは、冷却ガス供給管２の循環ガスブロワー
５の出側に設けられている。
【０００３】バイパス管４の途中にはダンパー等のガス
流量調節手段４ｂが設けられ、冷却室内のコークス充填
層の高さの変動によって高温ガス排出管３へ排出される
高温ガスの温度が変動するので、冷却ガス供給管２から
冷却ガスを高温ガス排出管３に導入して、高温ガスの温
度を一定に保とうとするものである。また、冷却ガス供
給管２には冷却室上部の圧力を調節するための放散ガス
管６が設けられている。高温ガス排出管３から排出され
た高温ガスは、除塵器７を経てボイラー８に送られて熱
回収される（実公昭５７−３５５４３号参照公報）。
流量調節手段４ｂが設けられ、冷却室内のコークス充填
層の高さの変動によって高温ガス排出管３へ排出される
高温ガスの温度が変動するので、冷却ガス供給管２から
冷却ガスを高温ガス排出管３に導入して、高温ガスの温
度を一定に保とうとするものである。また、冷却ガス供
給管２には冷却室上部の圧力を調節するための放散ガス
管６が設けられている。高温ガス排出管３から排出され
た高温ガスは、除塵器７を経てボイラー８に送られて熱
回収される（実公昭５７−３５５４３号参照公報）。
【０００４】前記のコークス乾式消火設備において、バ
イパス管４の抜き出し部４ａの圧力は、正圧（＋Ｐ１）
であり、かつバイパス管出側の接続部の圧力は、負圧
（−Ｐ２）であるから、正圧（＋Ｐ１）と負圧（−Ｐ
２）との圧力差ΔＰａ＝Ｐ１＋Ｐ２分だけを利用して低
温ガスをバイパスさせている。そのため、バイパス管４
で流し得る最大ガス量は、圧力差（ΔＰａ）及び配管及
び配管途中の機器類の抵抗で支配されることになり、そ
のため、圧力差（ΔＰａ）を利用してバイパスさせる以
上のバイパスガス量を流すことはできない。
イパス管４の抜き出し部４ａの圧力は、正圧（＋Ｐ１）
であり、かつバイパス管出側の接続部の圧力は、負圧
（−Ｐ２）であるから、正圧（＋Ｐ１）と負圧（−Ｐ
２）との圧力差ΔＰａ＝Ｐ１＋Ｐ２分だけを利用して低
温ガスをバイパスさせている。そのため、バイパス管４
で流し得る最大ガス量は、圧力差（ΔＰａ）及び配管及
び配管途中の機器類の抵抗で支配されることになり、そ
のため、圧力差（ΔＰａ）を利用してバイパスさせる以
上のバイパスガス量を流すことはできない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、稼働
中の既設コークス乾式消火設備を初期設計能力以上に向
上させる目的で能力増強改造工事を行うことが活発化し
てきている。例えば、循環ガス中の未燃ガス成分（Ｃ
Ｏ、Ｈ2）を完全に燃焼させるために冷却室出側に空気
を多量に吹き込んだり、冷却室上方に位置する予備室内
に空気を吹き込んで予備室内の粉コークスを燃焼させて
廃熱ボイラーでの発生蒸気量の増量を図る。
中の既設コークス乾式消火設備を初期設計能力以上に向
上させる目的で能力増強改造工事を行うことが活発化し
てきている。例えば、循環ガス中の未燃ガス成分（Ｃ
Ｏ、Ｈ2）を完全に燃焼させるために冷却室出側に空気
を多量に吹き込んだり、冷却室上方に位置する予備室内
に空気を吹き込んで予備室内の粉コークスを燃焼させて
廃熱ボイラーでの発生蒸気量の増量を図る。
【０００６】しかし、能力増強改造のため、冷却室出側
に空気を多量に吹き込んだり、予備室内に空気を吹き込
んだ場合、冷却室出口部分の高温ガスがますます加熱さ
れることになり、そのことによって、冷却室出口部から
廃熱ボイラーへ接続される高温ガス排出管及び廃熱ボイ
ラー入口部等は、耐熱の設計値を越える高温となる危険
がある。
に空気を多量に吹き込んだり、予備室内に空気を吹き込
んだ場合、冷却室出口部分の高温ガスがますます加熱さ
れることになり、そのことによって、冷却室出口部から
廃熱ボイラーへ接続される高温ガス排出管及び廃熱ボイ
ラー入口部等は、耐熱の設計値を越える高温となる危険
がある。
【０００７】ところが、図３に示すバイパス管４は、冷
却ガス供給管２の循環ガスブロワー５の出側（正圧）と
高温ガス排出管３とを接続するだけであったため、さら
にコークス乾式消火設備を初期設計能力以上に増強する
目的で、冷却効果を上げるため、バイパスガス量を増加
しようとすると、バイパス管４で流し得る最大ガス量は
前述の圧力差（ΔＰａ）に支配されるため、バイパスガ
ス量を増加させることができず、既設の循環ガスブロワ
ー５を含めてバイバス管４を全て改造してやりかえる必
要が生じてくる。
却ガス供給管２の循環ガスブロワー５の出側（正圧）と
高温ガス排出管３とを接続するだけであったため、さら
にコークス乾式消火設備を初期設計能力以上に増強する
目的で、冷却効果を上げるため、バイパスガス量を増加
しようとすると、バイパス管４で流し得る最大ガス量は
前述の圧力差（ΔＰａ）に支配されるため、バイパスガ
ス量を増加させることができず、既設の循環ガスブロワ
ー５を含めてバイバス管４を全て改造してやりかえる必
要が生じてくる。
【０００８】すなわち、既設のバイバス管４を改造して
バイパスガス量を増加させると、図３に示すように、バ
イパス量（Ｑ１）が増量となるだけでなく、冷却室１ａ
内の圧力を調整するために放散ガス管６から放散させる
放散ガス量（Ｑ２）も能力増強によって増加させる必要
があるが、バイパス管４及び放散ガス管６の抜き出し位
置を循環ガスブロワー５の出側（正圧）で行っているの
で、循環ガスブロワー５を通過するトータルガス量は、
Ｑ１＋Ｑ２＋Ｑ３（Ｑ３：冷却ガス量）となり、既設の
循環ガスブロワー５の能力では不足することになる。そ
のため、既設ガスブロワー５を利用して、冷却室出側に
空気を多量に吹き込んだり、あるいは予備室内に空気を
吹き込んで、能力増強を行なうことはできないので、循
環ガスブロワーを新規に更新する必要がある。
バイパスガス量を増加させると、図３に示すように、バ
イパス量（Ｑ１）が増量となるだけでなく、冷却室１ａ
内の圧力を調整するために放散ガス管６から放散させる
放散ガス量（Ｑ２）も能力増強によって増加させる必要
があるが、バイパス管４及び放散ガス管６の抜き出し位
置を循環ガスブロワー５の出側（正圧）で行っているの
で、循環ガスブロワー５を通過するトータルガス量は、
Ｑ１＋Ｑ２＋Ｑ３（Ｑ３：冷却ガス量）となり、既設の
循環ガスブロワー５の能力では不足することになる。そ
のため、既設ガスブロワー５を利用して、冷却室出側に
空気を多量に吹き込んだり、あるいは予備室内に空気を
吹き込んで、能力増強を行なうことはできないので、循
環ガスブロワーを新規に更新する必要がある。
【０００９】しかしながら、循環ガスブロワーは高価で
あり、その更新は費用が多大なものとなる。
あり、その更新は費用が多大なものとなる。
【００１０】そこで、本発明は、既設コークス乾式消火
設備の能力増強によっても大幅な改造をすることなく、
かつ安い費用で既設コークス乾式消火設備を設計上の耐
熱温度以下に維持させることができるコークス乾式消火
設備を提供するものである。
設備の能力増強によっても大幅な改造をすることなく、
かつ安い費用で既設コークス乾式消火設備を設計上の耐
熱温度以下に維持させることができるコークス乾式消火
設備を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明のコークス乾式消
火設備は、冷却室の上部に予備室を有するコークス乾式
冷却装置と廃熱ボイラーとが高温ガス排出管で接続さ
れ、廃熱ボイラーと冷却室とが循環ガスブロワーを介し
て冷却ガス供給管で接続され、冷却ガス供給管には放散
ガス管が分岐され、冷却ガスが冷却ガス供給管、コーク
ス乾式冷却装置、高温ガス排出管、廃熱ボイラー、及び
循環ガスブロワーを循環するコークス乾式消火設備にお
いて、冷却ガス供給管と高温ガス排出管との間にバイパ
ス管を設け、バイパス管の冷却ガス供給管からの冷却ガ
ス抜き出し位置を循環ガスブロワーの入側に設ける。
火設備は、冷却室の上部に予備室を有するコークス乾式
冷却装置と廃熱ボイラーとが高温ガス排出管で接続さ
れ、廃熱ボイラーと冷却室とが循環ガスブロワーを介し
て冷却ガス供給管で接続され、冷却ガス供給管には放散
ガス管が分岐され、冷却ガスが冷却ガス供給管、コーク
ス乾式冷却装置、高温ガス排出管、廃熱ボイラー、及び
循環ガスブロワーを循環するコークス乾式消火設備にお
いて、冷却ガス供給管と高温ガス排出管との間にバイパ
ス管を設け、バイパス管の冷却ガス供給管からの冷却ガ
ス抜き出し位置を循環ガスブロワーの入側に設ける。
【００１２】前記放散ガス管の冷却ガス供給管からの冷
却ガス抜き出し位置は循環ガスブロワーの入側に設ける
ことができる。
却ガス抜き出し位置は循環ガスブロワーの入側に設ける
ことができる。
【００１３】また、バイパス管ライン及び放散ガス管の
途中に、ファン、流量調整手段を設け、循環ガスブロワ
ーの入口部には冷却ガスの流量調整手段を設ける。
途中に、ファン、流量調整手段を設け、循環ガスブロワ
ーの入口部には冷却ガスの流量調整手段を設ける。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は本発明のコークス乾式消火
設備の実施例の系統図で、コークス冷却装置１は、冷却
室１ａとその上部の予備室１ｂとからなり、冷却室１ａ
の下方には冷却ガスを冷却室１ａへ導入する冷却ガス供
給管２が接続されている。予備室１ｂの外周には、冷却
ガスが赤熱コークスと熱交換され発生した高温ガスを排
出する環状ダクト９が設けられ、環状ダクト９には高温
ガスを排出する高温ガス排出管３が接続されている。高
温ガス排出管３は除塵器７に接続され、除塵器７は廃熱
ボイラー８へ接続され、高温ガスは徐塵されて廃熱ボイ
ラー８で熱回収される。廃熱ボイラー８で熱交換され除
塵器７で除塵された冷却ガスを冷却ガス供給管２へ循環
させる循環ガスブロワー５が冷却ガス供給管２に設けら
れ、循環ガスブロワー５の入側にはガス流量調節手段５
ａとして入口ダンパーが設けられている。
設備の実施例の系統図で、コークス冷却装置１は、冷却
室１ａとその上部の予備室１ｂとからなり、冷却室１ａ
の下方には冷却ガスを冷却室１ａへ導入する冷却ガス供
給管２が接続されている。予備室１ｂの外周には、冷却
ガスが赤熱コークスと熱交換され発生した高温ガスを排
出する環状ダクト９が設けられ、環状ダクト９には高温
ガスを排出する高温ガス排出管３が接続されている。高
温ガス排出管３は除塵器７に接続され、除塵器７は廃熱
ボイラー８へ接続され、高温ガスは徐塵されて廃熱ボイ
ラー８で熱回収される。廃熱ボイラー８で熱交換され除
塵器７で除塵された冷却ガスを冷却ガス供給管２へ循環
させる循環ガスブロワー５が冷却ガス供給管２に設けら
れ、循環ガスブロワー５の入側にはガス流量調節手段５
ａとして入口ダンパーが設けられている。
【００１５】冷却ガス供給管２と高温ガス排出管３とは
バイパス管４で連通され、バイバス管４のガス抜き出し
部４ａは、循環ガスブロワー５の入側（負圧）に設け
る。バイパス管４の途中にはダンパー（ガス流量調節手
段）４ｂ、フアン４ｃ、及び必要に応じて流量計４ｄを
設ける。
バイパス管４で連通され、バイバス管４のガス抜き出し
部４ａは、循環ガスブロワー５の入側（負圧）に設け
る。バイパス管４の途中にはダンパー（ガス流量調節手
段）４ｂ、フアン４ｃ、及び必要に応じて流量計４ｄを
設ける。
【００１６】冷却ガス供給管２からは放散ガス管６が分
岐しており、予備室の圧力を調整するガス流量調整手段
６ａとして調整弁が設けられている。
岐しており、予備室の圧力を調整するガス流量調整手段
６ａとして調整弁が設けられている。
【００１７】図１により冷却ガスの循環について説明す
る。
る。
【００１８】循環ガスブロワー５により冷却ガス供給管
２から冷却室１ａの下部へ導入された冷却ガスは、冷却
室１ａ内を上昇して赤熱コークスと熱交換されて高温ガ
スとなり、環状ダクト９を通って高温ガス排出管３から
排出され、除塵器７を経て廃熱ボイラー８へ送られ、廃
熱ボイラー８で熱回収され、除塵器１０で除塵され、循
環ガスブロワー５により冷却ガス供給管２へ循環し、冷
却室１ａへ導入される。
２から冷却室１ａの下部へ導入された冷却ガスは、冷却
室１ａ内を上昇して赤熱コークスと熱交換されて高温ガ
スとなり、環状ダクト９を通って高温ガス排出管３から
排出され、除塵器７を経て廃熱ボイラー８へ送られ、廃
熱ボイラー８で熱回収され、除塵器１０で除塵され、循
環ガスブロワー５により冷却ガス供給管２へ循環し、冷
却室１ａへ導入される。
【００１９】冷却ガスを循環させる際、能力増強のため
に冷却室１ａの出側に空気を多量に吹き込んだり、ある
いは予備室１ｂ内に空気を吹き込んでも、バイパス管４
が循環ガスブロワー５の入口（負圧）に接続され、また
バイパス管４のファン４ｃでバイパスガス量（Ｑ１）を
増加でき、バイパスガス（Ｑ１）は循環ガスブロワー５
を通らず、循環ガスブロワー５を通過するガス量は放散
ガス量（Ｑ２）＋冷却ガス（Ｑ３）であるため、既設の
循環ガスブロワーをそのまま利用することができる。ま
た、放散ガス量をガス流量調節手段６ａで調節し、循環
ガスブロワー５入口部のダンパー（ガス流量調節手段）
５ａの開度を制御して冷却ガス量Ｑ３が常に一定となる
ようにすることができる。
に冷却室１ａの出側に空気を多量に吹き込んだり、ある
いは予備室１ｂ内に空気を吹き込んでも、バイパス管４
が循環ガスブロワー５の入口（負圧）に接続され、また
バイパス管４のファン４ｃでバイパスガス量（Ｑ１）を
増加でき、バイパスガス（Ｑ１）は循環ガスブロワー５
を通らず、循環ガスブロワー５を通過するガス量は放散
ガス量（Ｑ２）＋冷却ガス（Ｑ３）であるため、既設の
循環ガスブロワーをそのまま利用することができる。ま
た、放散ガス量をガス流量調節手段６ａで調節し、循環
ガスブロワー５入口部のダンパー（ガス流量調節手段）
５ａの開度を制御して冷却ガス量Ｑ３が常に一定となる
ようにすることができる。
【００２０】図２は本発明のコークス乾式消火設備の他
の実施例の系統図で、図１に示す実施例と異なるところ
は、循環ガスブロワー５の入口（負圧）とバイバス管４
のガス抜き出し部４ａとの間で放散ガス管６を冷却ガス
供給管２から分岐し、放散ガス管６の途中には放散ガス
ファン６ｂ、予備室１ｂの圧力を調節するためにガス流
量調節手段６ａとして調節弁が設置されていることで、
他は同じ構成である。この実施例の場合、バイパス管４
が循環ガスブロワー５の入口（負圧）に接続され、また
バイパスファン４ｃでバイパスガス量（Ｑ１）を増加で
き、また、放散ガス量Ｑ２が変化しても、循環ガスブロ
アー５を通過する冷却ガス量はガス流量調節手段５ａで
あるダンパーの開度を制御して冷却ガス量Ｑ３が常に一
定となるようにすることができる。
の実施例の系統図で、図１に示す実施例と異なるところ
は、循環ガスブロワー５の入口（負圧）とバイバス管４
のガス抜き出し部４ａとの間で放散ガス管６を冷却ガス
供給管２から分岐し、放散ガス管６の途中には放散ガス
ファン６ｂ、予備室１ｂの圧力を調節するためにガス流
量調節手段６ａとして調節弁が設置されていることで、
他は同じ構成である。この実施例の場合、バイパス管４
が循環ガスブロワー５の入口（負圧）に接続され、また
バイパスファン４ｃでバイパスガス量（Ｑ１）を増加で
き、また、放散ガス量Ｑ２が変化しても、循環ガスブロ
アー５を通過する冷却ガス量はガス流量調節手段５ａで
あるダンパーの開度を制御して冷却ガス量Ｑ３が常に一
定となるようにすることができる。
【００２１】
１） バイパス管による冷却ガスの抜き出し位置を循環
ガスブロワーの入側に設けるので、既設の循環ガスブロ
ワーを利用でき、特に、既設コークス乾式消火設備の能
力を増強させたい場合に非常に有効であり、既設の高価
な循環ガスブロワーを利用できるというメリットがあ
る。
ガスブロワーの入側に設けるので、既設の循環ガスブロ
ワーを利用でき、特に、既設コークス乾式消火設備の能
力を増強させたい場合に非常に有効であり、既設の高価
な循環ガスブロワーを利用できるというメリットがあ
る。
【００２２】２） バイバス管のバイパスガス量を調節
することにより、高温ガスとの混合量を調節することが
できるので、廃熱ボイラーガス入口部のガス温度を任意
に調整することができる。
することにより、高温ガスとの混合量を調節することが
できるので、廃熱ボイラーガス入口部のガス温度を任意
に調整することができる。
【図１】 本発明のコークス乾式消火設備の実施例の系
統図である。
統図である。
【図２】 本発明のコークス乾式消火設備の他の実施例
の系統図である。
の系統図である。
【図３】 従来のコークス乾式消火設備の系統図であ
る。
る。
１ コークス乾式冷却装置 １ａ 冷却室 １ｂ 予備室 ２ 冷却ガス供給管 ３ 高温ガス排出管 ４ バイパス管 ４ａ ガス抜き出し部 ４ｂ ガス流量調節手段 ４ｃ ファン ４ｄ 流量計 ５ 循環ガスブロワー ５ａ ガス流量調節手段 ６ 放散ガス管 ６ａ ガス流量調節手段 ６ｂ ファン ７ 除塵器 ８ 廃熱ボイラー ９ 環状ダクト １０ 除塵器
Claims (4)
- 【請求項１】 冷却室の上部に予備室を有するコークス
乾式冷却装置と廃熱ボイラーとが高温ガス排出管で接続
され、廃熱ボイラーと冷却室とが循環ガスブロワーを介
して冷却ガス供給管で接続され、冷却ガス供給管には放
散ガス管が分岐され、冷却ガスが冷却ガス供給管、コー
クス乾式冷却装置、高温ガス排出管、廃熱ボイラー、及
び循環ガスブロワーを循環するコークス乾式消火設備に
おいて、 冷却ガス供給管と高温ガス排出管との間にバイパス管を
設け、バイパス管の冷却ガス供給管からの冷却ガス抜き
出し位置を循環ガスブロワーの入側に設けたコークス乾
式消火設備。 - 【請求項２】 前記放散ガス管の冷却ガス供給管からの
冷却ガス抜き出し位置を循環ガスブロワーの入側に設け
た請求項１記載のコークス乾式消火設備。 - 【請求項３】 バイパス管ライン及び放散ガス管の途中
に、ファン、ガス流量調節手段を備えている請求項１又
は２記載のコークス乾式消火設備。 - 【請求項４】 循環ガスブロワーの入口部にガス流量調
節手段を設けた請求項１、２又は３記載のコークス乾式
消火設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8323885A JPH10158656A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | コークス乾式消火設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8323885A JPH10158656A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | コークス乾式消火設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158656A true JPH10158656A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18159697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8323885A Pending JPH10158656A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | コークス乾式消火設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158656A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009072996A1 (fr) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | Yevheniy Alekseevich Danilin | Installation et procédé de refroidissement à sec du coke |
| WO2009072999A1 (fr) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | Yevheniy Alekseevich Danilin | Installation et procédé de refroidissement à sec du coke |
| JP2009173938A (ja) * | 2009-03-05 | 2009-08-06 | Nippon Steel Corp | コークス乾式消火方法 |
| CN101955777A (zh) * | 2010-09-16 | 2011-01-26 | 南京钢铁股份有限公司 | 热管换热器爆管后维持干熄焦气体循环系统稳定的方法及其装置 |
| CN104277854A (zh) * | 2013-07-11 | 2015-01-14 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 一种干熄焦循环气体阻力监控方法 |
| KR101510507B1 (ko) * | 2012-12-27 | 2015-04-08 | 주식회사 포스코 | 건식소화설비의 균일냉각장치 |
| JP2017036359A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 株式会社Ihi | コークス乾式消火設備 |
| CN106766958A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-31 | 鞍钢集团工程技术有限公司 | 用于工业炉余热回收的旁路热循环系统及使用方法 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8323885A patent/JPH10158656A/ja active Pending
Cited By (8)
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