JPH0213454Y2 - - Google Patents

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JPH0213454Y2
JPH0213454Y2 JP19609084U JP19609084U JPH0213454Y2 JP H0213454 Y2 JPH0213454 Y2 JP H0213454Y2 JP 19609084 U JP19609084 U JP 19609084U JP 19609084 U JP19609084 U JP 19609084U JP H0213454 Y2 JPH0213454 Y2 JP H0213454Y2
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furnace
zone
air
cold air
combustion
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JP19609084U
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガラス物品の熱処理炉に関し、詳しく
は板ガラスことに合わせ用素板ガラスを曲げ加工
する熱効率を改善した熱処理炉に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の炉に関しては、加熱帯、均熱帯、
徐冷帯よりなる熱処理炉において徐冷帯の一部で
外気を導入する一方、該徐冷帯の他の個所で加熱
された空気を排出し、その加熱空気を加熱帯、均
熱帯に位置するラジアントチユーブの燃焼用空気
として利用するもの(実公昭59−35541号)が知
られている。
〔考案が解決すべき問題点〕
前述した従来例は徐冷帯で外気を強制導入し、
一方でその加熱空気を強制排出して燃焼用空気と
して利用するものであるが、隣接した均熱帯に外
気を拡散したり、均熱帯の熱気を前記徐冷帯の排
出口に誘引し排出したりして均熱帯の温度分布を
乱す恐れがあつた。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は前記欠点を排除しかつ効果的な熱回収
を行うための熱処理炉を提供することを目的と
し、すなわち、加熱帯、急冷帯、徐冷帯を連設し
たガス燃焼方式のガラス物品の熱処理炉におい
て、前記急冷帯の炉内空間に外気を挿通する冷気
導管を配設し、該冷気導管を炉外に導き熱交換媒
体として加熱帯の燃焼排ガスを導入した熱交換器
と接続し、該熱交換器より熱せられた外気を挿通
する燃焼用空気導管を加熱帯に付設したガスバー
ナーに導いてなることを特徴とするガラス物品の
熱処理炉を提供するものである。
熱処理炉すなわち曲げ加工炉はガラス物品、こ
とに合わせ素板ガラス等の板ガラスを曲げ型に載
置しつつ炉内を移送し、加熱帯で600℃〜700℃の
温度で板ガラスを軟化し曲げ型に沿つて湾曲さ
せ、次いで急冷帯で所定温度範囲すなわち50℃〜
200℃急冷して板ガラスに表面圧縮応力を与える
ようにし、さらに徐冷帯でゆるやかに冷却するこ
とにより板ガラスをいわゆる半強化状態とし、そ
の取り扱かいに際して破損し難い曲げ板ガラスを
製造するものである。
本考案においては前記急冷帯において、その炉
内空間に冷気導管を配設して外気を該導管内に導
入することにより熱交換により所定温度に冷却
し、一方冷気導管内の暖たまつた空気は炉外に導
びかれ熱交換器に誘導するようにする。
熱交換器においては一方で加熱帯より排出され
た高温の燃焼排ガスを導入し、その燃焼排ガスと
前記冷気導管からの空気がさらに熱交換すること
により、冷気導管からの空気はより加熱され、そ
の加熱された空気は加熱帯に設けたガスバーナー
に燃焼用空気として供すべく燃焼用空気導管に導
びかれる。
このようにして熱処理炉の急冷帯は効果的に所
定温度に冷却され、一方冷気は熱処理炉内の雰囲
気に加え燃焼排ガスとも熱交換して高熱空気とな
りガス燃焼用に使用されるものであり、熱エネル
ギーを極めて有効に活用することができ、場合に
よつては冷気導管を急冷帯に加え徐冷帯にも配設
してもよく、また炉内への冷気の直接導入を極力
抑制して炉内温度分布の乱れを微少にすることが
できるものである。
勿論冷気導管により間接導入される冷気の量は
必要燃焼空気量に応じ制御させるものである。
以下図面にもとづき本考案の一実施例を詳述す
る。
第1図は板ガラス曲げ加工炉の概略平面図であ
り板ガラスは矢印で示した炉の一端Aより炉に搬
入し、炉の加熱帯B、急冷帯Cおよび徐冷帯Dを
経て炉の他端より搬出される。
図中1は外気を強制誘引し分岐した冷気導管
2,2に導びくための基管である。冷気導管2,
2は急冷帯C内に配設し、図示しないがフイン等
を付設して急冷帯C内雰囲気との熱交換効率を高
めるようにする。冷気導管2,2の他端は炉外に
おいて誘導管3に集合、接続し、該誘導管3はさ
らに熱交換器4に接続している。熱交換器4は他
方で加熱帯Bの天井に設けた燃焼ガスの排出口
5,5と連通する排ガス管6と接続することによ
り前記誘導管3からの空気と、排ガス管6からの
高温の燃焼排ガスが熱交換し、該燃焼排ガスは排
気管7より大気中に放出される。一方加熱された
空気は熱交換器4に接続した燃焼用空気導管8に
導びかれ、さらに分岐管9,9を経て別に燃料ガ
スを導入したガスバーナー10,10に供給され
る。
なお前記誘導管3には適宜個所にダンパー(図
示せず)を設け空気量を調整するようにする。
さらに本実施例においては徐冷帯Dの後部側壁
に冷気フアン11を設けて徐冷帯D内に冷気を送
入して板ガラスを徐冷し、一方急冷帯C寄りの天
井にはその排気口12を設けることにより冷気が
加熱帯Bに及ばないようにする。
このようにすることにより板ガラスは第2図の
温度分布ガラスに示すように加熱帯Bで約700℃
付近に熱せられて湾曲し、次いで急冷帯Cにおい
て表面圧縮応力が形成されるべく前記冷気の間接
冷却により600℃以下に冷却される。一方冷気は
該急冷帯Cで常温より200℃附近まで熱せられ、
さらに熱交換器4で燃焼排ガスとの熱交換により
300℃近辺の温度となり、燃焼用空気としてガス
バーナー10,10に供せられる。
前記板ガラスは徐冷帯においては冷気フアン1
1からの冷風により徐々に300℃以下まで冷却さ
れ炉外に搬出される。
〔考案の効果〕
本考案は冷気が熱処理炉の急冷帯において有効
に作用して板ガラスを冷却し、さらに暖たまつた
空気は熱交換器において燃焼排ガスと熱交換して
高温空気となり燃焼用空気として利用されるもの
であつて、熱エネルギーがきわめて有効に回収さ
れるものである。また冷気の影響を微少に留めて
いるので、加熱帯は安定した温度分布を呈すると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部横断概略平面図、第2図
は本考案の熱処理炉の温度分布を示したグラフ。 B……加熱帯、C……急冷帯、D……徐冷帯、
2……冷気導管、3……誘導管、4……熱交換
器、6……排ガス管、8……燃焼用空気導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱帯、急冷帯、徐冷帯を連設したガス燃焼方
    式のガラス物品の熱処理炉において、前記急冷帯
    の炉内空間に外気を挿通する冷気導管を配設し、
    該冷気導管を炉外に導き熱交換媒体として加熱帯
    の燃焼排ガスを導入した熱交換器と接続し、該熱
    交換器より熱せられた外気を挿通する燃焼用空気
    導管を加熱帯に付設したガスバーナーに導いてな
    ることを特徴とするガラス物品の熱処理炉。
JP19609084U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH0213454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19609084U JPH0213454Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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JP19609084U JPH0213454Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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JPS61111935U JPS61111935U (ja) 1986-07-15
JPH0213454Y2 true JPH0213454Y2 (ja) 1990-04-13

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